金剛心輝シャイニングディオーネ~世界一面倒くさい魔王とヒロインの純愛(?)凌辱バトル~ 作:johnny内藤
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――ギャリイィィィィッ! キィン、ガキッ! ギリギリギリ……ッギイイィィンッ!
その日の戦いの舞台は、とある観光地だった。……と言っても、魔族の出現により客足が途絶えて、すっかり寂れてしまったシャッター街だが。
ダークアメジスティアとシャイニングディオーネはそれぞれの武器を手に、空中で切り結び、激しい鍔迫り合いをしている。
「くっ……!? な、なんて力……っ!」
「ハハハハハッ! 今日の私は一味違うぞ! 魔王様が受けた屈辱、万倍にして返すと言ったろう!」
戦いは、序盤から勢いに乗っていたアメジスティアが優位に立っている。
……ヤキモチのパワーってすごい。と、俺は変なところで感心してしまう。
しかしディオーネだって、ただやられているわけではない。
先日の勝利で自信を付けたのか、アメジスティアの猛攻に決して気圧されたりはせず、応戦しながらもその言葉に毅然と反論する。
「わ……私だって負けません! この前だってあなたに勝って、もう少しで魔王を浄化できるところまで追い詰めたんです! 今日こそ私はあなたを倒して……必ず彼を救ってみせます!」
「面白い……やれるものならやってみろ! この私の目が黒いうちは、貴様を魔王様と二人っきりになどさせんッッ!!」
もはや俺が割り込む余地などないほどの、熾烈な女のバトル。
俺はその戦いの行く末を、遠くから見守ることしかできなかった。
…………そして。
――バキイイイィィィィィィン!!
「きゃあああああああああっ!?」
気迫で勝ったアメジスティアの槍が、ディオーネが持つダイヤモンドの刃を打ち砕いた。
その衝撃はディオーネ本人にまで達し、彼女は悲鳴を上げながら地面に叩きつけられた。
「クククッ……トドメだ!!」
アメジスティアは両手で構えた槍を地面に向け、必殺の「アメジストエクスキューション」を敵の心臓に撃ち込むべくエナジーを集中させる。
いまのアメジスティアが本気で技を放てば、いかにディオーネとて無事では済まないだろう。
「くっ……!!」
そのことを十二分に理解しているディオーネは、数秒後には襲い来るであろう衝撃への恐怖に、硬く身を強張らせる。
――しかし。
「……フッ。ここまでだな」
アメジスティアが槍を引くと、彼女の中で発射寸前まで練り上げられていた闇のエナジーが大気中に霧散していく。
そして自らも地上に降り、悔しそうに見上げるディオーネの前に立った。
「はぁ、はぁっ……ど、どういうつもりですか……?」
「なに、別に貴様などいつでも殺すことはできるのだがな……魔王様の御意思を尊重し、今はまだ生かしておいてやることにしたのだ」
そう。俺の目的はシャイニングディオーネの聖なるエナジーを穢すことであり、殺すことではない。
「ありがとう、アメジスティア」
「いえ……魔王様がお決めになったことですから」
アメジスティアの横に降り立った俺は、仮面を外して顔を露わにし――
「魔王様!? 何を……ンンッ! んぅ……ちゅぷ、じゅるっ……♡」
ヤキモチを収めてくれた彼女に、お礼代わりのキスをした。
「ふぁむ……チュルッ、ちゅぷ……んむぅ、レルレル♡ はぁ、はぁ……ま、まおうひゃまぁ……♡♡♡」
互いの舌を絡め合う、激しいキス。アメジスティアも俺の肩に腕を回し、積極的にそれに応えている。
「じゅる、ちゅぷちゅ、ちゅっ、じゅぷ……れるれるれる……ちゅばっ♡ フー……フー……フー……♡♡♡」
長いキスをようやく終えて唇を離すと、アメジスティアは目尻をトロンと下げ、とろけたような表情になっていた。
さっきまで正義のヒロインと本気の殺し合いをしていた人とは思えない顔だ。
「あぅ……ぅぅ……ぅっ……ぅぅぅ……」
一方。その一部始終を見ていたディオーネは目に涙を浮かべ、怒ったような……というより、切なさともどかしさが入り混じったようなおかしな顔で俺たちを見ていた。
「……??? どうした、まさかお前もヤキモチか?」
「っっ!? そ、そんなこと……そんなこ、とっ……!」
俺なりのジョークに、ディオーネはハッキリしない口ぶりでブツブツ呟きながら、顔を背けてしまった。
(……スベったか)
俺は後悔しながら仮面をかぶり直し、複雑な女心に思いを馳せた。
「さて……決着はついたようだな?」
「……くっ! 今日も私に……ひ、ひどいことをするつもりですか?」
「もちろん。お前に人間の醜さを思い知らせ、ヤツらに対して失望してもらうためにな」
俺がまた男たちをけしかけるつもりだということを知り、ディオーネが悲痛な顔で青ざめた。
しかしすぐに凛とした表情を作り、俺に向かって啖呵を切ってくる。
「そ、そんなの、私には通用しませんっ!」
「…………ふむ?」
「彼らはしょせん、闇のエナジーで操られているだけにすぎません! たとえ心の底に邪な欲望を抱いていたとしても……いつもはそれを抑えて、きちんと真面目に暮らしている普通の人たちなんです!」
あんな目に遭った後でも、まだコレが言えるとは……姫菱陽花梨という女は真に純粋な心の持ち主か、底抜けのバカのどちらかだろう。
「そんな人たちを使って乱暴しても……私は決して、彼らに失望なんてしません!」
「……うーん、そうか」
俺はしばしの間、考えを巡らせ……本日の趣向を決定した。
「だったら見せてもらおうか。俺は直接干渉しない。その状態で、人間がどこまで欲望を抑えることができるのかを」
「…………え?」
「――アメジスティア」
言葉の意図をつかみかねているのか、キョトンとするディオーネ。そんな彼女を無視し、俺はアメジスティアに命じる。
「…………まおうさま……♡」
――ッスパァァァァアン!!
「ひゃんッ!?♡♡♡」
まだ夢見心地でいたアメジスティアの大きな尻を叩き、意識を現実に引き戻させる。
「し……失礼いたしました! それでは魔王様、このダークアメジスティアにお任せください」
「ま、待って! 私をいったいどうするつも……り……」
ディオーネが問いかけようとしたその瞬間――アメジスティアの魔術が彼女を襲い、深い眠りの世界へと
そしてそれぞれの影が異次元へとつながる