金剛心輝シャイニングディオーネ~世界一面倒くさい魔王とヒロインの純愛(?)凌辱バトル~ 作:johnny内藤
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「……えーっと、それってつまり……
――とある日の夕食時。
英子叔母さんにそんな話を振られた俺は、片方の眉をわずかに上げながら聞き返した。
「あのさぁ叔母さん。前にも言ったけど、俺そういうのは……」
叔母さんお手製の唐揚げを頬張りながら、むっつりとした声で答える。
魔獣や魔族といった連中は、かつて俺の家族を奪った仇だ。魔王としての力を手に入れた今でも、その認識は変わらない。
いくら叔母さんの勧めだろうと、そういったヤツらの力を借りる気にはなれない……。
その意志はじゅうぶん伝わったようだ。しかし叔母さんはクスリと笑い、こう続けた。
「ふふっ、曜ならそう言うと思った。でもちょっと、私の話も聞いてみてよ。一口に
「……はぁ、どういうこと?」
「まず魔獣っていうのは、基本的には魔界に棲んでる動植物のことね? 闇のエナジーを主食として、獲物からいかに多くソレを搾り取ろうかっていうことしか考えてない、本能のままに生きる獣さ。ま、中には言葉を話せるくらいの知能を持ったヤツらもいるけど……そのレベルはお察しで、使い捨ての駒くらいにしかならないね」
なるほど……いつぞやに俺や姫菱を襲ったゴリラの魔物は、そのカテゴリーに含まれるらしい。
「で、魔獣を使役する方法のひとつ目。闇のエナジーを餌にして、魔術によってソイツらを召喚すること……これは私が得意とするやり方ね?」
宙にかざした握り拳に、叔母さんが人差し指を立てた。
「そしてもうひとつの方法……それは、闇のエナジーから魔獣を創り出すってこと」
次いで、ピースサインを作るように中指を立てる。
「……創り出す?」
「そ、高度な魔術の使い手にしかできないことだけどね。要するに、自分のエナジーの性質に合わせた、自分専用の魔獣さ。これならあんたの流儀に反することもないだろう?」
「それはそう……なのかな? ちょっとよくわかんないけど……」
咀嚼した唐揚げを飲みこみ、俺は首をかしげた。
「ソイツって、絶対に俺の言うこと聞くの? いきなり命令に背いて、その辺の子供に襲い掛かったりとかしない?」
「もちろん。だって100%あんたのエナジーからできた、言うなれば分身みたいなものだからね。曜が望んだことしか行わないよ」
「う~ん……」
叔母さんがそこまで言うからには、これは本当のことなんだろう。
いくら魔王の生まれ変わりと言ったって、俺には前世の記憶などまるでない。魔界に関する知識なら、この人に頼るしかないのだ。
そして、叔母さんが俺に嘘をつくはずなどない……魔族の中でも俺が叔母さんを特別扱いするのは、そういった信頼があるからだ。
「……それって、どうしてもやらなきゃダメなことなの?」
「もちろん強制なんかじゃないよ? 魔獣なんかいなくたって、曜のことは私が絶対に護るし。それに、曜だってエナジーの使い方がどんどん上手くなっていくしね」
「………………」
叔母さんはそう言ってくれるが、今のところ姫菱との戦いに負ける場合は、俺が足を引っぱったため……というのがほとんどだ。
「だけどアッチには、ブラックディオーネなんていう二人目の正義のヒロインが現れただろう? シャイニングディオーネひとりなら、なんとかなるかもしれないけど……同じくらいの力を持ったヤツが二人もいるとなると、いくら私でも手を焼くからね。だからココらで、こっちにも新たな戦力を増やせないかって思ってさ」
「……そっか」
俺は箸を置き、腕を組んで天井を見上げた。
元はと言えば、俺たちの作戦ミスにより産まれたイレギュラー的な存在なのだが……たしかにブラックディオーネという力を得た純玲さんがこの戦いに参入してきたことで、パワーバランスは大きく崩れた。
それを補うために、こちらも新たな戦力を投入しようという意見はもっともだ。
おそらく叔母さんがその気になれば、魔獣などいくらでも喚び出せるんだろうけど……俺に気をつかって、それは避けているに違いない。
ただでさえ足を引っぱりがちな俺が抱えている個人的なこだわりのせいで、叔母さんに負担を強いるというのも気が引ける。
何よりも、そのせいでシャイニングディオーネ母娘に負けてしまっては、元も子もないというものじゃないか。
叔母さんの言う通り、俺のエナジーから産まれた生物なら、家族の仇とは関係ない……と言えるのかもしれない。
正直、まだ思うところがないわけじゃないんだけど……どうやらそうも言っていられない状況のようだ。
「……わかった。まずはお試しで、やるだけやってみるよ。本格的に戦力として使うかどうかは、その結果を見てからだけど」
「あはっ、さすがは曜。話がわかるじゃないか♪」
俺がそう言うと、叔母さんは嬉しそうに笑った。
「それじゃ、食べ終わったらさっそく特訓といこうか。なぁに、エナジーのブレンドにちょっとコツがいるだけで、曜なら簡単にできるさ」
「そうなの?」
「うん。何せ、魔獣創造はかつての魔王様が得意としていた術だったからね。ひたすら女を犯して孕ますことしか考えてない小鬼の
「うわぁ最悪な趣味してるなぁ、その魔王ってヤツ……」
若干食欲は失せたものの、俺は特訓を受けるための体力を付けるべく、用意された夕食をすべて胃袋に収めたのだった。