※この作品はR-18です。

淫臭村フィールドワーク〜ムチムチドスケベ欲求不満おんなばかりの田舎村を調査する〜   作:ユリイカ

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第15話「山に響く淫獣たちのまぐわい」♡

 ゆっくりと意識を浮上させた耀は、まずぐったりと重たい倦怠感に気が付いた。それと同時に、全身が火照っている。血液の流れすら感じられるほど、鼓動が加速している。ゆっくりと瞼を開けると、燭台で揺れる蝋燭の光が眼にはいる。

 木造の小さな部屋の中のようだった。床には真っ白な布団が敷かれ、彼はそこに横たえられていた。

 四方に障子戸が建てられた正方形の部屋で、四隅に明かりが灯されている。奇妙な間取りだ、と彼は曖昧な意識のなかで首を傾げる。燭台では香が焚かれているのか、部屋の中にはどろりとした甘い花のような匂いが充満していた。

 

「結美さん、玲奈ちゃん……?」

 

 だんだんと意識がはっきりとしていく。耀はその部屋のなかに、自分を笙子の監禁から助け出してくれた美人親子の姿がないことに気が付いた。山の中から響く声だけを頼りに走り、無数に連なる提灯を辿るようにして、なんとか二人と再会を果たしたはず。しかし彼女たちの柔らかな肉体の感触に包まれ安堵したのも束の間、いつのまにか意識が落ちていた。

 急な不安が鎌首をもたげる。焦燥に苛まれながら立ちあがろうとした耀は、足元に絡みつく何かによって姿勢を崩した。

 

「うわっ!?」

 

 下に柔らかな布団が敷かれていて助かった。胸を撫で下ろしたのも束の間、耀はふたたび驚愕する。両足首をつなぐように、麻縄が巻き付けられている。しっかりと縛られ、そう簡単には解けないようになっていた。無理やりに引っ張れば余計にきつく締めあげられ、断ち切ろうとあたりを見渡しても刃物どころか金属製のものすら見当たらない。

 この時点で、耀の呼吸は荒くなっていた。

 

「二人とも、助けてくれたんじゃないのか? どうして、こんなところに……。ここはなんなんだ?」

 

 部屋の湿度はだんだんと高くなり、匂いも濃くなっているような気がした。動悸が強くなり、全身が熱くなる。額に汗を滲ませながら、耀はなんとか部屋の外に出ようと這う。その時だった。

 

「――お母さん、本当にもうお祭りが開けるの?」

「ッ!」

 

 障子の向こうから若い女の声がした。ぎし、ぎし、と床板を踏む音と共に、障子の向こうに隣り合った女体の影が浮かび上がる。

 その声は間違えようがない。耀を助けにきたはずの少女、玲奈のものだ。彼女が母と呼ぶということは、その相手は、

 

「もちろんよ。耀さんは私たちの"お誘い"に応えてくれたの。あなたもよく知っているでしょう。山からのお誘いは祭りの合図。正式な掟に則っているのだから、祥子さんにも文句は言わせないわ」

 

 おっとりとしながらも、どこか勝ち誇ったような毅然とした声。その自信に漲った声を聞きながら、耀は声の主と結びつけることを迷った。会って数日とはいえ、幾度となく身体を重ねた熟れた美女は優しく包容感に満ちていた。そんな結美のイメージとはいささか離れている。

 

――一つ、山の方角からの呼びかけに応じるべからず。

 

 祥子から提示されていた五つの掟のうちのひとつ。

 蔵に監禁された耀を助けにきた橘花親娘は、たしかに山の方角から声をかけてきた。背後で叫ぶ祥子から逃げながら感じた一抹の不安が、再び胸のうちに滲み広がりはじめた。

 

「山神が誘い、男性がそれに応じる。お祭りが始まれば、もう止まらない――♡」

「楽しみだね、お母さん♡ はやく耀さんに種付けしてもらって、赤ちゃん作りたいよ♡」

「まったく、あなたも立派な桃花の女になったわね♡」

 

 障子紙一枚を隔てて、親娘の和気藹々とした会話が続く。しかし足を縛られ動くこともできず、息を潜めるしかない耀には、肉食獣たちの密談のようにしか聞こえない。

 自分は供物なのだと、彼はようやく理解した。

 桃花村の女性たちは生来強い活力を持っている。それを発散しながら次へと世代をつなげるための営みこそが百花舞奉納という秘祭の全容だ。

 夢のようだが、実際には悪夢に近い。耀の脳裏に村の女性たちの艶やかな笑みがフラッシュバックする。百花舞奉納は村人総出で執り行われる。そうなれば、耀が関係を結んだ結美と玲奈だけでは留まらないだろう。二人の底無しの愛欲を受けるだけでも精一杯だというのに、そんなことになれば命すら危うくなる。

 なぜ結美の夫が離れてしまったのか。なぜ祥子の夫がいなくなったのか。なぜ、百花舞奉納が五年に一度と定められたのか。なぜ、女たちの己を慰める声は無視しなければならないのか。

 いくつもの謎が繋がっていく。だが、あまりにも遅い。

 

「さあ、そろそろ部屋の中にもお香が満ちたはず……」

「そうだね。耀さんも、もう起きてるみたいだし♡」

 

 影が、二人がこちらへ向き直る。最初から気付かれていたのだ。耀が目を覚ましていると知りながら、二人はほくそ笑んで楽しみを募らせていた。

 

「ま、待って。二人とも、冷静に――」

 

 思わず後ずさろうとした耀は、そのまま仰向けに転倒する。どうにか立ちあがろうともがく彼の目の前で、ゆっくりと障子が開いた。

 

「こんばんは、耀さん♡」

「祥子さんにひどいことされたよね♡ もう大丈夫だからね♡ 私たちと気持ちいいことしようね♡」

 

 現れたのは、透けるような薄さの白い浴衣に身を包んだ雌獣たちだった。汗ばんだ肌に薄布が張り付き、凹凸に富んだ柔らかな身体のラインが明瞭に浮かび上がっている。ぶるんと揺れる豊かな双丘の頂点で乳首はぷっくりと膨れあがり、陰毛の黒まで透かし見える股間はぐっしょりと濡れていた。

 震える耀の元へと二人はゆっくりと歩み寄り、両側から女体で挟み込む。活力に溢れ、情欲を持て余す桃花の女の媚体が青年を包んだ。

 充満する香気が身体の奥底にまで浸透し、耀は極度の興奮に喘ぐ。

 

「耀さん、苦しそう♡ こっちももう、ガチガチだし……♡」

「うぁっ」

 

 服の上を玲奈の細い指が伝う。彼女は耳元でしっとりと囁きながら、腰のベルトを外し、張り詰めた昂りを布越しに摩った。たったそれだけの微弱な刺激で耀は思わず身悶えし、とっさに結美の身体に抱きつく。

 

「あんっ♡ 耀さん、甘えん坊ね♡ いいのよ、私たちに全て預けて♡」

 

 愛欲に瞳を蕩けさせた美熟女はそんな青年を豊満な肉で抱き止め、その頬に手を添える。濡れた肉厚な唇が覆い被さり、ねっとりとした唾液を混ぜながら舌を絡め合う濃厚な接吻が始まった。

 母親が下宿人の口をむしゃぶる痴態を目の当たりにしながら、娘は嬉々として男のズボンを脱がす。縛めを解かれ、太く屹立する男根を見て恍惚と頬を朱に染めた。耀自身ですら見たことがないほどに腫れ上がったそれに、彼女は恭しく指を絡めた。

 

「んじゅりゅ♡ れろぉ♡」

「ん、耀さんも準備万端♡ ちゅっ♡」

 

 親娘の唇が、耀の全身を啄み、舐め取っていく。肉厚なスタンプがマーキングのように赤い痕を残していくなか、少女は熱をおびた男根を愛しげにねぶる。張り詰めた亀頭に触れ、カリ首を舌先でなぞり、竿に浮き上がった血管を伝いながら、陰嚢まで。指で絶え間なく刺激を与えながら、蒸れる男臭を余すことなく吸い込むように鼻先を密着させて。

 ぴちゃぴちゃ、べちょべちょ、と水音が響く。二人は空いた手を己の秘部に向かわせ、溢れる愛液を掻き出すようにまさぐっていた。

 次第に部屋の空気は生ぬるく熱気を帯び、男と女の匂いが混ざりあう。

 全身を女体に包み込まれた耀は動くこともできず、無我夢中で快楽に身を浸すことしか許されない。

 

「耀さん、本当に可愛くて素敵だわ♡」

「ねえお母さん、もういいでしょう♡ わたし、もう我慢できない♡」

 

 耀の頭を爆乳で包み込みうっとりとする結美に、玲奈が荒い呼吸で訴える。彼女は立ち上がり、剣道で鍛え上げた肉体を惜しげもなく晒す。濡れた浴衣と共に楚々とした雰囲気まで脱ぎ捨てて、大きく股を開いて耀の腰に跨った。

 

「いいわよ、玲奈。思う存分、愛してもらいなさい♡」

「ああ、ぅあ、玲奈ちゃん……」

 

 快楽の波に飲まれながら、わずかに残った理性で耀は制止しようとする。だが、もはや言語を編むほどの思考力は残っていなかった。そして、それを聞き入れる者もいなかった。

 

「んほぉおっ♡」

 

 外気に晒されていた男根が、熱を帯びた締め付けの強い肉壁に包み込まれる。少女の秘裂に深々と突き刺さり、彼女の凛然とした美貌を淫らに歪ませていた。

 玲奈はびくびくと腰を痙攣させる。耀のものを迎え入れたそれだけで、軽く絶頂を超えていた。だがそれでも、彼女は耀の胸板に手をつき、彼の眼前で発育の良い胸を揺らしながら腰を上下に動かし始める。

 細かな肉襞が動くたびに密着し、絡みつき、男を容赦なく刺激する。

 

「うぐ、おぉあっ!」

 

 思わず声をあげる耀をみて、玲奈は官能の笑みを浮かべる。己の肉体が雄を喜ばせているという事実が、興奮を増長させていた。

 

「はぁっ♡ 耀さん、っ♡ 大きいのっ♡ んっ♡ はぁあっ♡」

 

 狭い膣道を強引に押し広げる痛みさえも快楽へと変えながら、少女は一心不乱に腰を振る。

 その様子を、母は慈愛に満ちた目で見守っていた。

 

「はぁああっ♡ あんっ♡ んぉおっ♡ はあっ、はぁっ♡ 耀さん、動いてぇ♡ 下から突き上げてぇえっ♡」

 

 周囲を気にする素振りもなく、彼女は顎を鳴らす。薄い障子紙では音を阻むことはできるはずもない。夜闇に包まれた山の奥に、淫獣と化した女の声が響き渡っていた。

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