※この作品はR-18です。

淫臭村フィールドワーク〜ムチムチドスケベ欲求不満おんなばかりの田舎村を調査する〜   作:ユリイカ

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第22話「桃を食べるべからず」♡

 女達がひとりの青年に群がり、己の肉体を押し付ける。ぴんと尖った乳首を擦るように身を捩り、耀と密着する。彼の注目を引こうと躍起になっていた。

 

「耀くん、こっちのおまんこはトロトロだよ♡」

「大きいお尻大好きでしょ? ほら、お姉さんのおしり見て♡」

 

 四つん這いになり自慢の尻を揺らして誘惑する女がいたかと思えば、股を開いて発情した笑顔で呼びかける女がいる。誰もが彼に身を捧げたいと陶酔していた。

 

「う、うぐううっ。気持ちいい、止められないっ!」

 

 そして美女達の誘惑は覿面に効果を奏していた。

 耀は絡みつく女体を全身で感じながら、衰えることのない怒張を手当たり次第に挿入していく。

 

「ああっ♡ これ、欲しかったの♡ 大きいオチンポ、かっこいいのぉ♡」

「気持ちいいっ。熱くて締め付けが強くて、う、ううっ!」

「んぉおおっ♡ 膣内でまた大きくなってるっ♡ イケメンオチンポ好きぃいっ!」

 

 耀は名前すら分からない美女に覆い被さり、その媚体を堪能する。手のひらに余るほどの巨乳を力任せに揉みしだいても、彼女は絶頂と共に高い嬌声を放つ。全身が敏感な性感帯と化したように、耀の指先が滑るだけで激しい快楽に震えていた。

 桃花の女達は生まれながらにして男を虜にする。天然の名器はどれも凄まじい魅力を宿し、迎え入れた耀の男根を執念深く締め付けた。無数の肉襞はそれぞれに意思を持ったように動き、膣全体がきゅっと窄まる。ぷにぷにとした子宮口がキスをするように亀頭に触れると、痺れるような快感が耀を襲った。

 

「す、好きぃ♡ 耀さん好きぃ♡」

「あなた、いつまで挿入れてもらってるの。次は私の番よ」

「ああ、ダメ――んぉおおっ、ぬ、抜かれただけでイっちゃうのぉっ♡」

 

 あまりにも太い男根は引き抜くだけで女を震わせる。内臓を全て混ぜられるような快感に、精悍な女達もあっけなく白目を剥いて脱力してしまう。

 天を向いて屹立する赤黒い肉棒は、女達の愛液でぬらぬらと輝いていた。再び目の前に現れたそれを求めて、汗を滲ませた美女が殺到する。それぞれに舌を伸ばし、肉棹からカリ首、亀頭、鈴口にいたるまで隅々を舐めまわし、唾液を塗りつける。濃い口紅がべっとりと付けられ、男根はより一層卑猥な姿へと変わる。

 

「はぁ、はぁ……」

 

 女達の嬌声が響き渡るなか、彼女達を一手に受け入れる耀の負担は筆舌に尽くしがたい。ただでさえ男に勝る活力を誇る桃花の血筋が束となって襲いかかってくるのだ、もはや媚酒を含んだだけで乗り切れるものではない。

 

「し、幸せに、殺される……っ」

 

 結美の深い谷間に顔を埋め、濃厚な甘い匂いを鼻腔に満たしながら、朦朧とした意識で危機感を抱く。媚酒によって励起された激しい生殖本能すら押し除けるほど、生存本能が強い警鐘を鳴らしていた。

 

「耀さん、耀さん? 大丈夫?」

「ああ、あぅ」

「ほら、おっぱい飲んで元気だして♡ ふふっ、もう母乳が出てくるようになっちゃったのよ♡」

 

 結美が慈母のような微笑みで、ぷっくりと膨れた乳頭を耀の唇に押し付ける。じんわりと滲む濃厚な液体が口の中へ流れ込んできた。

 授乳に気が付いた他の女達も、結美に負けじと胸を持ち上げ押し付ける。瞬く間に耀の顔面は母乳のシャワーを浴びたようにひどい有様になった。

 

「す、少し……休ませて……」

「何言ってるの。まだ私も五回しか膣内射精されてないんだよ? 最低でも十回は射精してほしいのに♡」

「そうよ、みんな平等に愛してちょうだい♡」

 

 息も絶え絶えで懇願する耀だったが、情欲にうかされた女達は容赦がない。玲奈は淫らな笑みを浮かべて彼の男根に頬擦りして、白濁液がぼとぼとと溢れる股間を開く。運転手の女性も額に髪を貼り付けながら妖艶に身をくねらせた。

 笙子があれほどまでに、村の女性たちとの性行を固く禁じていた理由を、耀は改めて思い知る。祭りが始まれば終わりのない快楽に酷使されるのだ。少しでも体力を温存しなければ、健全な青年であっても疲弊が極まる。腹上死という不穏な単語が、耀の能力に色濃く浮かびあがってきた。

 

「耀さん♡」「耀君♡」「ほら、こっち♡」「おまんこズボズボして♡」「おっぱいもしゃぶっていいのよ♡」「私まだ三回しか射精してもらってないの♡」「お尻も使っていいのよ♡」「赤ちゃん孕ませて」「耀君♡」「こっちよ」

 

 耳元で、無数の声が囁かれる。どろどろとした空気がまとわりつき、しがみついて離れない。熱く柔らかい女体が全身を包み込み、輪郭すら分からなくなってくる。平衡感覚はいつの間にか麻痺してしまい、彼は仰向けに倒れていた。全裸の美女たちが彼を取り囲み、全身に唇の跡をつけていく。

 

「ああっ、すきっ♡ オチンポで膣奥ゴリゴリされるの好きっ♡」

 

 勝ち取った一人が腰にまたがり、臀肉を波打たせて尻を弾ませる。容赦ない締め付けと天然の名器で刺激し続け、白濁液を搾り取る。まるで淫魔のように貪欲で際限のない欲望が、彼の上に重くのしかかる。

 もはや誰と交わっているのかさえも分からず、意識まで混濁する。意味のある言語を考えることすら難しくなっていく。

 

「ああ、ぉあ……」

 

 呂律が回らず、舌を垂らせばすかさず誰かが吸い付いてくる。ぐちゅぐちゅと唾液を混ぜ合い、顔面まで舐められる。

 

「――ああ、ついにここまで」

 

 美女達が一人の男を貪る様を、少し離れたところで見つめる美熟女がいた。耀に抱き潰され白目を向いて倒れていた笙子は、屋敷全体を軋ませるような騒ぎに再び目を覚ました。そこにあった淫靡な惨状を目の当たりにしながら、彼女は冷静だ。

 

「皆様、お楽しみのところ失礼します」

 

 恭しく口を開いた笙子は、真白な陶器のような裸体を晒しながらも凛然とした佇まいを取り戻していた。全身が彼の精液で汚れ、口元にちぢれた陰毛が一本付いているが、真面目な表情で結美たち桃花の女に呼びかける。

 

「供物様は揉みしだかれ、現世の執着から解き放たれました。これより、百花舞奉納の最終段、神桃食いに移りたいと思います」

 

 それを聞き、女達が歓声をあげる。

 疲れ果て動く余力も残っていない耀は逆に愕然とする。まだ祭りは終わっていない。続きがある。

 このままでは本当に命に関わる。そんな恐怖が、彼に残された最後の力を振り絞らせた。

 

「う、うぅ……」

「耀さん、どこに行こうとしてるの?」

「ダメだよ。まだお祭りは終わってないよ」

「ああ……そんな……」

 

 畳に爪を立て、這いながら逃げようとする彼を、結美と玲奈が止める。二人の腕が絡みつき、離さない。

 

「安心してください、耀君。神前のまぐわいを耐え抜いたなら、もう大丈夫ですから」

 

 耀の前に歩み寄った笙子が、そっと囁く。信じられないと目を見張る耀だが、もはや逃げることも叶わない。左右を親子に拘束され、身じろぎ一つできない。

 あれほどまでに乱れ爛れていた女性達は急に鳴りをひそめ、彼を取り囲むように正座して何かを待っていた。

 

「ゆ、結美さん。これから何が始まるんですか」

「神桃食い。正式な百花舞奉納の最後の一幕。――大丈夫、心配することは何もないわ」

 

 ふわりと花のように微笑み結美だが、耀はそれを真正面から受け入れる余裕がなかった。

 しかし刻一刻と時間は進み、どこかに消えていた笙子が戻ってくる。彼女は盆を携え、そこに桃を一つ載せていた。

 

「桃花村で代々作り続けられていた特別な桃。これはその中でも今年最もよくできた選りすぐりの一つです。――これを食すことは山の女神と契ることを意味します。それはつまり、山の女神を務めるこの場の女達――わ、私も含めた桃花村の女達との婚姻です」

 

 頬を染め、可愛らしく俯きながら語る美熟女に、耀は思わずどきりとする。

 桃を食い、神と契る。それはつまり、彼はこの土地そのものと縁を繋ぐ。村の女性達全員を妻として娶り、婿として迎え入れられる。それは結美や笙子も例外ではない。彼女達の夫となるのだ。

 

「い、いいんですか。そんなことって」

「現代社会の法制度としての婚姻ではありません。伝統的な習慣にのっとったものです。とはいえ、拒否されるのであれば、それを強制することもできません」

 

 少し悲しげに睫毛を伏せて、笙子は耀の表情を窺う。

 

「その、どなたか気に入らない者がいるのなら、除外することも……」

 

 見れば耀の周囲に座る女性達は真剣な表情だ。神前でのまぐわいによって己の魅力と価値を示し、この神桃食いの段で選別を受ける。より強く魅力的な女だけが次の世代を残すことができる。伝統の中に隠された厳しい競争が、そこに垣間見える。

 耀は鉛のように重たい身体を、結美と玲奈に支えられながら考える。――否、考えるまでもなかった。

 

「桃を食べるべからず」

 

 笙子に提示された最初の掟。

 この村において桃を食べるということは婚姻を意味する。祭りの前に妻を迎えるなどあってはならないということだろう。それを思えば、耀に桃を供し試そうとしてきた笙子の内心とは。祭りへの参加資格を失わせると共に、耀を自分だけの夫として独占しようとしていたのではないか。

 耀が笙子を見つめると、彼女は気まずそうに顔を逸らす。その反応が何よりも雄弁に語っていた。

 

「笙子さん――」

 

 耀は立ち上がり、桃を持った彼女の元へと歩み寄る。

 

「ご、ごめんなさ――」

 

 良心の呵責に耐えきれず口を開きかけた笙子の顔に手を添えて、深い口付けをする。

 

「んっ!? ん、ちう……」

「――ぷはっ。澄ました顔して、一番俺のことを狙ってたの、貴女じゃないですか」

 

 散々唇を重ねてきたというのに、笙子はその一撃で桃のように頬を赤くして恥じらっていた。彼女の腰に腕を回し、抱き寄せながら桃を掴み取る。みずみずしく柔らかで、薄く柔毛に覆われた新鮮な果実に、鋭く歯を立てる。

 

「一人残らず、みんな俺の妻になってください」

 

 目を潤ませた笙子が、彼を見上げる。

 

「はい、喜んで」

 

 彼女は力のかぎり、青年を抱きしめる。

 次の瞬間、結美と玲奈が二人ごと抱きつき、更に飛び跳ねるように立ち上がった女性達がそこに集まった。

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