常識と認識操作のスキルで完璧な(性)犯罪者になった俺~このスキルで女達にやりたい放題する~ 作:nene2012
――翌日。
俺は目覚まし時計の音で目を覚まし起床する。
顔を洗い朝食の準備をする。そして、食事を済ませ歯を磨くと出掛ける準備を始めた。
今日の服装はシンプルに紺のTシャツに下はベージュのズボンという恰好にする。
支度が終わるとバッグを持ち玄関に向かい靴を履いて外に出る。
駅まで歩く間、雇用保険説明会の事を考えると嫌な気分になってくる。
失業手当を受けれても最大1年ぐらいである。職が見つからなかったら最悪、本当の無職になる。
そう考えると気が重くなってくるが何とか駅まで到着し電車に乗ったのである。
電車に揺られながらハローワークの最寄りの駅で降り目的地に向かって歩きだす。
暫く歩くとハローワークが見えてきて中に入り受付で説明会の会場を行く事にした。
教えられた会場の中に入る。既に説明を聞くために集まった無職者が大勢いた。
配置されたパイプ椅子に座っている女性に気が付く。
彼女は雫月であった。説明会に来てたんだなと思い、声を掛ける。
「よぉ! 雫月」
名前を呼ぶと彼女は顔を振り返し俺の事に気付くと目を見開き驚いていた。
そして、嬉しそうな顔をしてこっちに座るよう催促してきたのである。
「大紀さん! ここで会えるなんて思いませんでしたよ」
「俺も同じ気持ちだよ。君が雇用保険説明会に来てるとは思ってなかったし……」
そんな会話をしていると、いきなり彼女が俺の腕に抱きついてきたのである。
柔らかい感触と女性の甘い匂いにドキッとするが平静を装い話す。
「おいおい……人前で抱きつくなっての!」
途端に周りの人の目が気になり、周囲からイタい奴等だと思われるのが恥ずかしい。
俺が注意すると彼女は全く気にする素振りもなく屈託のない笑顔をして言う。
「別に良いじゃないですか~私と大紀さんの仲じゃないですか~」
「そうだけどさぁ……」
周りの目を気にしながら、やり取りをしていると会場のスタッフが説明会の開始を告げる。
「説明会の開始時刻となりますのでご着席ください」
そう言われて雫月は俺の腕を放す。そして、俺達は椅子に座って聞く事にした。
会場内が静かになる中、職員達がマイクを片手に説明をしていく。
そして、約1時間程説明をして説明会は終わりを迎える。
「以上で、雇用保険説明会を終わります。求職者の皆さんは4週間に1回の求職活動がないと就職する意思が無いと思われるので注意して下さい」
そう職員が言うと多くの者が席を立ち会場を出て行くのであった。
俺も立ち上がり出口に向かうと雫月も一緒に付いてきて言うのである。
「大紀さん、この後何か用はあります? ないなら一緒に食事でもどうです?」
「用はないけど……」
そう答えると彼女は嬉しそうに笑顔になる。そして、俺の手を取ると言ったのである。
「なら決まりです! 美味しいスパニッシュ料理のお店があるんですよ!」
そんなやり取りをしながら2人で店まで歩いて行くのである。
道中、彼女と歩いている間に会話する。
「それにしても、雫月も雇用保険説明会に来てたなんて驚いたよ。君はお金に困っている訳じゃないんだろ?」
気になってた事を言うと彼女は苦笑いして答える。
「ええ、まぁ……確かにお金には困っていませんけど、失業保険の事を経験しておいて損は無いかなと思いまして」
「ふ~ん……そうゆう事か」
俺は納得して頷く。確かに、彼女みたいなセレブも失業保険の手続き等を理解し経験するという事に感心した。
「まぁ……でも、大紀さんと会えるなんて思いもしませんでしたけど」
「それは俺も同じだよ。まさか、雫月が今日くるとは思わなかったし……」
そんな会話をしていると目的の店に到着する。
そこはスペイン料理のお店で雰囲気も良くデートにも使えそうな場所だった。
以前連れて行かれた高級レストランのような雰囲気ではなく庶民的な感じで落ち着く。
店内に入り店員に案内され席に座ると雫月はメニューを開いて俺に渡してくるのである。
「ここのアヒージョやスペイン風オムレツは美味しいですよ! それとパンにのせて食べるピンチョスも格別です!」
雫月が満面の笑みで俺に説明すると俺は思わず笑ってしまう。
「へぇ、そうなんだ? じゃあ、それにしようかな」
そう答えると彼女は店員を呼び注文をするのであった……。
注文して暫くすると店に1人の若い女性が入ってくる。
その女性は20代前半から半ばぐらいの年齢で眼鏡をかけており、髪は綺麗な黒髪で長さは短めである。
彼女の格好はグレーのTシャツを着て黒のパンツを穿いたラフな服装の様だ。
そして、その女性は俺達のいる席まで近付くと雫月が驚いたように言う。
「あれっ!? 玲じゃない!」
「えっ!? 雫月先輩じゃないですか! お久しぶりです!」
そう言うと雫月は立ち上がり彼女に近付き挨拶をするのであった。
挨拶を終えると雫月が女性に椅子に座るように促すと店員が注文を聞きにきて注文を頼むのである。
そして、店員が立ち去るのを見届け雫月は口を開く。
「それにしても本当に奇遇だね」
「ええ、そうですね! あ~でも、良かったです! 1人で食事をするより誰かと一緒に食べた方が美味しいですもん!」
彼女はそう言うと明るく笑うのだ。
それを聞いて俺も思わず苦笑するのである……。
それから少しして料理が運ばれてきて食事が始まる。
料理を食べながら話す中で雫月は玲と呼ばれた女性に俺の事を紹介する。
「この人は私の恋人の大紀さん」
「え!? 先輩の彼氏だったんですか! こんな人がっ!?」
(うわ~不細工な男……雫月先輩は、こんなブ男が趣味だったけ?)
そう言うと驚いた顔をし露骨に嫌そうな表情になる。
「もう……玲ったら、失礼じゃない!」
雫月はプンプンした表情で怒ると彼女は慌てて言うのである。
「すみません! そんなつもりじゃないんです! 昔、先輩が言ってた男性像と違うかな~と思って……」
そんなやり取りを見ていた俺は苦笑するも心中穏やかではいられなかった。
そして、俺も少しムッとしながら自己紹介をするのであった。
「……山下大紀です。初めまして……」
俺がそっけなく自己紹介すると彼女は頭を下げて反省して挨拶するのだ。
「先程は大変失礼な事を申しました……私は
そう言うと彼女は人懐っこい笑顔を見せるのだった……。
それからは食事を進めながら3人で会話を楽しむ。最初は気まずい雰囲気だったが次第に打ち解けていく。
「ねぇ、今でも視えてるの? 玲は霊感女子だったでしょ?」
「ええ……まあ、今でも時々視えてます。最近は少し落ち着いていますけど……」
玲はそう言うと溜息を吐き暗い表情になる。すると、雫月が言うのである。
「そう……覚えてる? 大学時代、サークルでアンタが霊が視えるって言うから除霊をして貰おうとしたけど嫌がって逃げたよね?」
「あ~! そんな事もありましたね~懐かしいです!」
彼女は苦笑いしながら言う。俺はその言葉を聞いて驚愕していた。
(おいおい……霊感女子だったのかよ?)
「サークルって何のサークルだったんだ?」
「それは……オカルト研究会」
「ええっ? お前、オカルトに興味があったのか?」
そう言うと雫月は意気揚々とした表情になる。そして、大学時代のオカルト研究会の説明をドヤ顔でするのである。
「オカルト研究会はね……心霊現象や超常現象、呪い等について研究するという名目で集まってたの。でも、実際は玲以外の部員は霊感もないし面白半分で心霊スポットにも、それほど行かなかったけど……」
雫月がそう言うと玲はウンウンと頷いている。そして、彼女は話を続けるのである。
「それで……私は視えるって言うだけで除霊出来ないし、怖いから嫌で逃げ回っていたんですよ! でも、先輩は面白がって無理やり連れて行こうとするんです……本当迷惑でした」
彼女は少し怒ったように言うと雫月はプイッと横を向いてしまう。どうやら本当に迷惑だったのだろう。
そして、俺は実際に超常現象が起きた事があるのかどうか聞いてみた。
「なぁ……実際にオカルト的な体験をしたことがあるのか?」
俺がそう尋ねると、玲が身を乗り出して言う。
「ありますよ! 私の霊感で何度か危険を察知したことがありますから!」
「へえ~例えばどんな事が……」
すると、彼女は過去の事を思い出すように遠い目をして語り始めるのであった……。