常識と認識操作のスキルで完璧な(性)犯罪者になった俺~このスキルで女達にやりたい放題する~ 作:nene2012
俺と雫月でピザを食べながらテレビのバラエティを見て時間を潰していった。
だが、環が訪れて俺の心臓はバクバクしていたのである。
(……もし、俺が彼女の姉に手を出していると知ったら雫月はどんな顔をするのだろうか)
そんな事を考えながらピザを食べていると、雫月が覗き込むように俺に言う。
「大紀さん……お姉ちゃんが来た時、よそよそしい態度してませんでしたか?」
「……えっ!?」
「何か怪しいな~って思ってたんですけど……大紀さん、お姉ちゃんと会ったりしてませんか?」
彼女の鋭い指摘に俺はギクッとしてしまう。
何も答えずにいたら彼女が不審感全開で半目にして俺をジトーッと見ていた。
俺は彼女の目を見ながら、どう答えようかと必死に考えを巡らして言うのである。
「いや……君の姉さんと会うのは、これで2度目だよ……」
「本当ですか?」
「本当だって……」
彼女は俺の目をジッと見詰めて真偽を確かめる。そして、少し間を置いて俺に言う。
「まあ、いいですけど……でも、お姉ちゃんも美人だしスタイルもいいですからね……お姉ちゃんと浮気したら絶対許さないから」
「分かってるよ……それ以前に彼女は既婚者だろ。俺には雫月だけが特別な存在さ」
俺は調子よくロマンチックな文言をスラスラ答えると、雫月は目を大きくして驚くのである。
そして、頬を赤らめてモジモジとしながら俯き加減で言う。
「大紀さん……その言葉、信じますよ」
彼女はそう言いながら俺に抱き付いてきたのであった。
こうして、ピザを食べ終わるまで彼女と抱き合って過ごす事になるのである。
(浮気?……環は俺の性欲解消のためのセフレみたいなものだからな。まあ、雫月も同じ様なものだけど)
心の中で環との関係を浮気ではないと考え、気に留めないのであった……。
夕食を食べ終わり、俺達は他愛もない会話をしながらリビングでお互いスマホを弄っている。
すると、雫月がスマホを見ながら思い出したように俺に言う。
「大紀さん……明日、友達と会う約束をしていたので昼前に出て行きますがいいですか?」
「そうか……じゃあ、今日はもう寝ようか」
「はい……明日は午前中に出ますね」
彼女がそう言うと寝る準備をする為、歯を磨くのであった。
そして、寝る準備を済ませて一緒にベッドルームに行くと彼女の腰を抱いてお互い顔を見つめ合う。
「ああ……大紀さん……」
「雫月……」
ベッドに横になり、お互い名前を呼び合う。
そして、そのまま唇を合わせてキスをする。彼女の柔らかい唇の感触が伝わってくる。
その感触を味わうように暫く唇を重ねるのである。
それから、口を離すと雫月は蕩けたような表情をして俺に言う。
「大紀さん……愛してる」
「俺もだよ……」
心にもない責任感が欠如した愛の言葉を返し彼女の肩を抱きながら眠りに着くのである。
そして、俺達はお互いの温もりを感じるように寝るのであった……。
翌日、雫月は目覚めると大紀はまだ寝ていた。そして、洗面所に行き口をすすぎ顔を洗う。
リビングに出ると彼のスマホがテーブルに置いてあるのが目に入るのである。
彼女はいけないと思いつつ彼のスマホを手に取って画面を見る。
どうやらロックは掛かっていないようで、中に入っているアプリを探す。
「……私以外の女の名前が登録されてるかしら?」
そんな事を呟きスマホを操作すると、グループや友達リストが見つかる。
友達リスト一覧を見ると、女性の名前が大量にあった。
「これは? もしかして……他にも女がいるの?」
雫月はそう呟きながら画面を下にスクロールしていくと女の名前がズラリと並んでいた。
名前に目を通すと……『真奈美』……『恵梨香』……『エイヴリル』……『芽衣』……『環』……『澪』……。
彼女はリストに自分の姉の名前が載っている事に驚愕すると同時に嫉妬心も湧き起こる。
「お姉ちゃんの名前が……それに他の女性も……?」
雫月は環の名前の所をスマホ画面に触れようとした時、寝室からドアが開く音がしてビクッとする。
慌ててスマホを元の位置に戻すのであった。
「先に起きていたんだね」
起きたらベッドに雫月がいないのを確認してリビングに向かったのである。
彼女は少し動揺した顔で俺に答える。
「はい……少し前に目が覚めたんです」
「そっか、じゃあ俺も顔を洗ってくるよよ……」
俺はそう言いつつ洗面所に向かう前にテーブルに置かれたスマホを手に取る。そして、考えるのである。
(もしかして、雫月からスマホの中身を見られたか?)
彼女が人のスマホを勝手に見るとは思えないが、本人に直接聞くには気が引ける。
顔を洗ってリビングに戻る時には既に雫月の姿はなかった。
どこに行ったのかと思っていると、キッチンで料理をしている姿があったのである。
(料理中か……)
俺はそう思いつつもテーブルに置かれた自分のスマホを手に取ると、アプリを確認していく。
ザッと目を通すと特に新たな通知が入ってきてないのを確認しポケットに仕舞い込む。
暫くして雫月が料理を作るとテーブルに置いていくのであった……。
「大紀さん……朝食が出来ました」
「うん……ありがとう……」
朝食の献立はトーストとサラダに目玉焼きであった。どれも美味しそうだ。
そして、昨日と同じくいい匂いのするコーヒーも淹れている最中である。
しかし、普段は陽気な雫月がいつもより冴えない表情をしている。
そして、俺達はリビングで朝食を食べ始めるのである。
「……」
「……」
無言の食卓にテレビの音声だけが聞こえる。そして、雫月がトーストをちぎる手がぎこちなく感じる。
コーヒーのマグカップを持つ手も微かに震えているように見えた。
だが、彼女は動揺を悟られまいと無理に微笑んでトーストやコーヒーを口に運ぶ。
その様子に俺も緊張し何か話題が無いかと考え思い付いたことを喋る。
「この目玉焼き美味いね」
「……うん」
彼女は、そっけなく答え目を伏せ黙々と食べるのであった。
俺はその様子に少し動揺しながらも、彼女との朝食を終えるのである。
それから雫月は後片付けをして身支度すると出掛ける用意を済ませる。
「大紀さん……そろそろ出かけるから」
「ねぇ……一緒に駅まで行こうか?」
「う……うん、駅まで一緒に行きましょうか……」
雫月はぎこちなく答えると、俺も身支度をして一緒に家を出る。
マンションから駅まで歩いて5分程度の距離であった。
そして、駅に着き改札を通りホームで電車を待っている時である。
「ねぇ……大紀さん」
「何……?」
彼女が急に俺の名前を呼ぶので彼女に向き合うように顔を見るのである。
雫月は真剣な顔つきになり俺に言う。
「……浮気は絶対ダメですからね」
「……えっ?」
(もしかして、俺のスマホの中身を見たのか?)
俺は彼女の言葉に焦り、どう答えようかと迷っている。すると彼女は更に言葉を続ける。
「もし……他の女の人とも付き合っていても私を捨てないでね……」
彼女としては浮気していても私を見捨てないで欲しいという安心感が欲しい為、こんな言葉を発したのだろう。
だが、俺は雫月の不安を払拭させる為に、その場しのぎの言葉を言う。
「浮気なんかしないよ……俺には雫月だけが恋人だから……」
「うん……」
彼女は俺の言葉を聞き少し安堵したのかニッコリ微笑むのである。
俺も彼女を安心させるため、心にもない事を格好つけて言うのであった。
そして、雫月の目的の電車が来ると彼女は突然、俺の顔を見て真剣な表情で話すのである。
「大紀さん……愛しているから」
「俺もだよ……」
(本当は……体目的だけどな……)
彼女の言葉に心の中でそう呟く。だが、そんな心の声とは裏腹に少し心が痛んでくる。
それは、彼女を騙している罪悪感からであったが……。
この時、俺の心境として女達と疑似恋愛をしつつも性欲解消の為に利用していた。
1人の女だけに縛られて他の女と体を重ねる事が出来ないなら、雫月から嫌われても構わないとも考える。
そして、電車の扉が開き彼女は電車に乗ると俺に向かって小さく手を振る。
俺も手を振り返し彼女を見送るのである。
「さて、帰るか……」
雫月が電車に乗り去った後、俺も自宅に帰る為の電車に乗るのであった……。