ピックアップガチャ(固定)スキル持ちの転生TS美少女が行く、激動昭和なお話 :AI二次創作 作:カード読み込み
列車が宇都宮駅を出発して十五分。
朝のラッシュ時特有の混雑は落ち着きを見せ、車内は閑散とし始めていた。
昭和五十四年三月のこと、まだ東北新幹線が盛岡までしか延びていない時代。
在来線は人々の主な足として機能していたが、
地方都市間の列車ともなれば平日の昼間はこうした静寂が訪れるのも珍しくない。
そんな中、中年サラリーマン——ここでは仮に"大貫"と名乗るとしよう——
は妙な高揚感と共に吊革に掴まっていた。
目の前の席では美しい女性が眠っている。
長い黒髪が乱れることもなく垂れ下がり、
その端整な横顔はまさしく芸術品のようで——
しかし大貫にとって最も重要なのは別にある。
彼女の肢体だ。
タイトスカート越しでもわかる豊満な臀部。
ストッキングに包まれた脚線美。
そして何より、上着からはみ出したブラウスが
呼吸に合わせて上下するたびに深く高らかな起伏を作り出す胸元。
(まったく……こんなところで寝てしまうとは)
内心呆れつつもその非現実的なまでの肢体に目が釘付けになる。
実は先ほどから気づいていたことがある。
彼女を取り巻く一種奇妙な圧迫感だ。
眠りについた途端、その周囲だけ時間が止まったように感じる。
「……なんだ、コレ?」
ぽつりと言葉にしてみるが誰も耳にしない。
というか聞こえるはずもないだろう。
なぜなら他の乗客も皆例外なく睡魔に襲われているからだ。
若いカップルも老人も大学生らしきグループもみな揃って夢の中である。
大貫がこのような状況になったのは偶然ではない。
昨晩のことだった。
終電後のホームで立ち尽くしていた彼に突然現れた老婆
(後に知るところによれば土地神だったという)が告げてきたのだ。
『試練を越えれば望みの報酬を与える』
意味不明な言葉に狼狽していると、
眼の前で消失した老婆に驚き慌てて、
どういうことなのか理解らないまま、通勤のため電車に乗ったのだが……
「あの婆さんが言ってたのは、コイツなのか……?」
意味不明な言葉に狼狽していると、眼の前で消失した老婆に驚き慌てて、
どういうことなのか理解らないまま、
通勤のため電車に乗ったのだが……
その直後に判明した『試練』とは一体何か?
簡単に言えば「千賀子に近づくこと」だった。それも意図的に。
試練の詳細はさておき—肝心なのは成果である。
土地神は約束を守った。
**中年サラリーマンこと大貫に与えられた報酬**
それはまさに禁断の蜜。
絶世の美女である秋山千賀子に対して『触れる権利』
しかも、「他者の干渉排除」という特典つきである。
『誰にも邪魔されず』に行える行為。
他人の目に映り、耳に届くが邪魔されず、
事後、ソレを警察等に通報されて逮捕されることのない
安全かつ、絶対の保身を約束された痴漢。
周囲すべてが夢の中に沈む今宵、
唯一活動可能な大貫のみが享楽の資格を持つのであった。
眼前で眠る千賀子——
豊満な双丘は呼吸に合わせて緩やかに波打ち、
タイトスカートに包まれた臀部は椅子から僅かに浮き上がるほど張り詰めている。
たわわに実った乳房の触れずとも分かる重量感と質感。
瑞々しい桃のような臀部は
指が沈むや否や跳ね返すであろう弾力性を秘めたその輪郭。
白磁のような艶めく太腿のストッキング越しにも伝わる肌理細かさ。
「……これが、“報酬”か?」
喉が乾く。唾液を呑む音がやけに大きく響く気がした。
普段なら到底許されぬ背徳。それを肯定される快感。
鉄パイプの吊手を握りしめながら拳が震えるほどの昂ぶりを覚える。
『痴漢してよい権利』とは単純明快である一方で奥深い。
大貫は逡巡していた。
単なる“触る”で終わらせていいものか?
報酬の内容には但し書きはない。
つまり『どこまで』という制限なし。
例えば—
① タイトスカート越しに尻を撫でる
② ブラウスの隙間から豊満な谷間を眺めつつ乳首を探る
③ ストッキングの上から敏感な部位に触れる
軽い接触程度であれば周囲は何も言わずやり過ごす。
だがさらに大胆な行為も可能だろう。
例えば、
④ 下着の中に直接手を入れる
⑤ 口唇愛撫による乳房への攻め
⑥ 全裸での行為すら許可される可能性……
「いやっ、ソレはどうなんだ……?」
思考停止寸前まで暴走しかける脳裏で自制心が警鐘を鳴らす。
それでも指先は勝手に動き出す。
目的地を求めて虚空を彷徨う掌が徐々に標的へ接近していく。
狙うはやはり臀部だろう。
千賀子の最大の武器であり弱点でもある箇所。
豊穣さを象徴するふくよかさを持ちながらも
引き締まった張り具合は熟練した職人の技を感じさせる。
「……ああ……」
嘆息にも似た吐息が出てしまう。
鉄の匂いが染み付いた吊手から離れた右手が
微かに空中を切り裂きながら目的地へ吸い込まれていくようだ。
あと数センチ。数ミリ。
指先が布地に触れようとした刹那——
ふわりと漂う芳香が鼻腔をくすぐる。
薔薇を想わせる華やぎの中に柑橘系の爽やかさ。
汗の塩気を感じさせる妖艶さ。
これは紛うことなき千賀子特有の匂い。
そして同時に感じるのは肌触りの滑らかさ。
ストッキングと肌の境界線を探るように
指先で円を描けば返ってくる感触は
羊皮紙のように緻密でしっとりとした湿度を帯びていた。
「あー……なんという柔らかさ……!」
声にならず漏れ出た呻きごときに過ぎない。
しかしその一瞬で大貫は全身麻痺寸前となった。
筋肉が弛緩し膝が折れかける。
それでも本能だけは猛々しく
第二関節まで埋没させようと指全体を使って臀部を包み込む。
抵抗は皆無に等しい。
「……あ……んっ……」
僅かに零れ落ちる千賀子の声。
それが更なる燃料となって情熱に火をつけた。
ゆっくりとしかし確実に力を込めて揉み込むと
餅肌の如き弾力に歓喜してしまう。
押せば反発し戻ってくる感触。
「なんと……! なんて素晴らしい……!」
指圧すればその分だけ沈み込み
離せばたちどころに戻るという奇蹟。
しかも体温保持に長けた肉体なのだろう。
手のひら全体で覆うようにすると温もりを感じられて
冬の朝の毛布に包まれているかのような安堵感すら生まれる。
その反応も面白いことに
「んふぅ……」
「ぁぁんっ……」
などと媚びるような喘ぎが漏れ出てくる。
無意識のうちに性感帯への刺激が始まってしまっているらしい。
臀部だけでなく身体全体が僅かに痙攣するように揺れ始め
タイトスカートのファスナー付近から覗ける下腹部あたりが
ヒクヒクと蠕動しているのが見える。
「もはやこちらは準備万端といったところか?」
独りごちて舌舐めずりをする。
ならば次のステップへ移るべきだろう。
まずは下半身攻略からと考えつつ左手も加えるべく移動させる。
両側から挟むように揉むことでより複雑な反応を得ることが可能だ。
「うっ……あう……」
新たな苦悶の声色と共に、千賀子の眉根が寄り始める。
これは明らかに快楽信号を受け取り始めた証拠だ。
通常であればここで嫌悪感や恐怖心で抵抗するはずだが
今の彼女は一切抗わない。
それどころか
「もっと……強く……」
「お願いします……」
切実に訴えるように聞こえるセリフまで飛び出す始末。
まさに願ったり叶ったりの状況。
しかし慎重さは失ってはいけない。
なぜならこの報酬には期限があるからだ。
土地神からのメッセージには何も触れられていないが
「誰にも邪魔されずに痴漢できる」
という特典には時間制限があるのではないか? という疑念。
この電車に乗車中の間だけとか、あるいは一定期間内に実行すべきとか。
いずれにせよ悠長に構えていられる猶予はないはず。
となれば一刻も早く核心部分への到達を目指すべきだ。
まずは下半身への徹底的な奉仕が必要不可欠となるだろう。
臀部への執拗な攻撃により千賀子の防御力は低下している模様。
その証拠にタイトスカートの裾から伸びる脚線が
無防備にも開きかけており
「ああっ……だめぇ……」
という喘ぎとともに僅かに腰が浮く気配すら見せる。
まさに降伏宣言目前といった雰囲気。
大貫は己の愚かしい想像力が爆発しそうになりながらも
最終目標地点である局部への突撃準備に入る。
列車が軽く揺れた。カーブに差し掛かったのか。
その僅かな振動がきっかけとなり、千賀子の上体がぐっと前に傾く。
タイトスカート越しの臀部への愛撫に集中していた大貫は、
突然目の前に差し出された巨大な障壁──いや、双峰に言葉を失った。
(……こりゃあ、反則だろ)
ブラウスの第三ボタンまで外されているせいで、
深い峡谷が露わになっている。
谷間の陰影はまるで古代の神殿の彫刻のように荘厳で、
その肌は陶磁器のようでいて汗でほんのり湿り気を帯びている。
呼吸と共に微かに膨らみ縮むさまは、生命そのものの息吹。
まるで南国の熟れたマンゴーのようだ、
表面は滑らかだが、内部には豊潤な果汁がぎっしり詰まっている。
触れずともその重みが伝わってくる存在感。
いや、違うな……もっと凶悪だ。
手榴弾を想起させる。
ただそこに置かれるだけで場の空気を支配する危険物。
あるいは宇宙探査機が送ってきた未知の星の岩塊。
人智を超えた質量と引力を持つモノ。
そう思った刹那、大貫の中で理性の糸がぷつりと切れた。
先程までの躊躇はどこへやら。
もはや彼に残されたのは獣欲だけだった。
周囲の乗客が全て眠りこけているという絶対的安全保障が
良心の呵責を完全に消し去ってくれていた。
大貫はまず右腕を伸ばした。指先がブラウスの布地に触れる。
(あったかい……)
冷たい車内の空気とは対照的な温もり。
生きた人間の体温だ。
そのまま掌全体で包み込むようにして押し当てると、
布一枚隔てた向こうに確かに存在する"存在"を感じ取れる。
その柔らかさは想像を遥かに超えていた。
温泉卵の黄身みたいだ……
弾力がありつつも無抵抗に指を沈ませてくる。
しかも重たい。重量感があるのに、なぜか手に馴染む。
「むぐぅ……」
千賀子が小さく呻いた。
痛みを感じたわけではない。
それは明らかに快感への抵抗だった。
その証拠に、瞼が微かに震え、
薄く開いた唇から熱い息が漏れ始めている。
熟した桃を潰す時の手応えに似た背徳的な愉悦。
優しく扱えば崩れないが、力を込めれば容易く形を変えてしまう儚さ。
大貫は無意識に舌なめずりしていた。
この質量……この張り……この甘い香り……
(乳牛だってここまでじゃないだろう)
比較対象にするべきではないのだが、
あまりの圧倒的な存在感ゆえに脳裏に浮かぶ卑俗な連想。
だが確かに彼女の乳房は、搾乳されて然るべき搾取対象だった。
左乳房も放置しておく理由はない。
左手も添えて両乳を同時に弄び始める。
それぞれの手で異なる角度から揉みしだくことで
双乳が独立した生き物のように蠢く。
「ふあ……っ……あっ……んぅ……」
声が段々大きくなっていく。
だが、誰も咎めない。
咎められない。
それが大貫の興奮を加速させる。
ブラジャーのワイヤーが指先に引っかかる感触が鬱陶しい。
これを取り除いたらどれほどの開放感があるだろうか。
「はあ……はっ……はあっ……」
千賀子の呼吸が荒くなっている。
頬が紅潮し、額には珠のような汗が滲んでいる。
明らかに性的興奮が高まっている兆候だ。
(我慢できないって顔してるな)
大貫は挑発するように乳頭らしき部分を
爪の先でカリッと引っ掻いてみる。
「ひぃんっ!!」
鋭い悲鳴に近い喘ぎ。
反射的に背筋が弓なりに反り返る千賀子。
その瞬間、大貫の手は解放された重量感に一瞬戸惑う。
「こいつ……感じやすい体質か?」
独り言にしては大きい呟き。
しかし誰にも届かない。
届いても響かない。
再び掌全体を使って乳肉を包み込む。
今度はゆっくりと円を描くように揉み解していく。
焦らず丁寧に……
その方が確実に堕とせる。
「うっ……ふぅ……あっ……んんっ……」
もはや彼女の全身が快楽を享受していることは明白だった。
膝がカクカクと震え、腰が椅子から浮きかけている。
タイトスカートの奥から、
じわりと湿気を含んだ熱気が立ち昇るのが分かる。
(よし……次は直接攻めだ)
布一枚隔てた愛撫に飽きてきた大貫は決断する。
ブラウスの第四ボタンに指をかける。
プチン……と小さい金属音が響く。
続いて第五ボタン……
そして最後の第六ボタンまで外し終えると、
「おおっ……」
思わず感嘆の声が漏れた。
そこには神秘があった。
漆黒のサテン生地のブラジャーに包まれた乳肉が
まるで夜空に浮かぶ満月のように鎮座している。
胸板部分は殆ど露出しており、
深い谷間の影がブラジャーの上で踊っている。
鎖骨のラインは美しく、
その先に続く豊満な膨らみは最早兵器と言っていい。
(これが……素肌か……)
神聖なものを見るような畏敬の念と
これから犯す罪への期待が入り混じる。
大貫は恐る恐る指を伸ばす。
まずはブラジャーの縁取りに沿って……
指先でなぞる。
「っ……!」
千賀子が息を飲む。
それだけでも十分すぎるほどの反応。
この女は全身性感帯なのかと思うほど。
次に乳肉そのものへ侵食開始。
(こっちの方が……やっぱり柔らかい……)
生肌の滑らかさは比類なきものだった。
布地越しの感触も良かったが
直接触れる温もりと質感は全く別の領域にある。
しっとりとした潤いを帯びた肌理細かな質感。
まるで最高級の和菓子に使われる羽二重粉のような肌ざわり。
それでいて中心部には確かな芯がある。
重力に抗う弾力。
「や……ダメ……」
弱々しい抵抗の言葉。
だがその直後に訪れるのは
「あんっ!」
悦びの叫び。
大貫は掌全体を使って乳肉を撫で回す。
上へ下へ、右へ左へ。
時には親指と人差し指で軽く挟み込んでみたり
三本の指で鷲掴みにしてみたり……
「いい……気持ち……いいです……」
とうとう屈服の台詞が飛び出した。
それはもはや懇願に近い。
もっとしてほしい……
もっと酷くしてほしい……
要求が顕在化してきた証拠だった。
しかし大貫は焦らす。
彼は嗜虐性を持ち合わせていた。
獲物を確実に仕留めるために必要な儀式。
掌全体を使い乳肉を下から掬い上げるように持ち上げる。
その質量と重量感は凄まじいものだった。
まさに成人男子の掌一杯にも収まり切らない量。
「たっぷたぷ」と擬音語が聞こえてきそうな揺れ。
「重いな……こんなもんぶら下げて歩くとか罰ゲームだろ」
本音が口を衝いて出る。
「そんなこと……ありません……」
千賀子の言い訳じみた弁明。
……眠ってるんだよね?
「嘘つけ。こんなの日常生活の妨げだろ」
挑発的な言葉を選んで投げかける。
「あなたには……分かりません……」
涙声だ。
羞恥と悔しさと……
それ以上の快楽でぐしゃぐしゃになった感情が漏れ出ている。
ソレはそうと、眠っている筈だが……?
「なら教えてくれよ」
低く囁きながら大貫は
指の腹で乳頭らしき場所を探り当てる。
「ふぁっ!?」
突然の急所への刺激に、千賀子の背が反り返り
口元から涎が一筋零れ落ちた。
ブラジャー越しでも明らかに固く尖っているのが見て取れる。
大貫はそこを集中的に責め立てることにした。
爪の先でカリッカリッ……と引っ掻くように刺激する。
「あっ! ああっ!」
千賀子の腰がガクガク震え始める。
もう限界が近いようだ。
「どうだ? 気持ちいいだろ?」
「……はい」
消え入るような肯定の声だが、確かに聞こえた瞬間だ。
……眠ってる筈なんだがなぁ……
"もっとして欲しいです"という心の声が聞こえた気がしたのだ。
(なら期待に応えないとな……)
そんな思考に脳を支配され、
自然と手の動きも激しくなる一方だった。
しかしまだ足りないと思った彼は次の行動に移ることにする。
(よしっ! やるぞ!! 俺はやるぜ!!)
決意を固めると早速実行に移す。
ブラジャーのフロントホックを外しにかかるのだ。
最初は苦戦したが、やがてパチッと小気味よい音が鳴り響き、
自由になった乳房がブラに包まれながらもブルンと跳ねるように飛び出した。
「おおっ……!」
ブラジャーという枷から解き放たれた生乳の重みと解放感に、
車内の空気まで変わる気がした。
(これが……本物の生乳!)
大貫の掌に収まり切らない質量。
まるで手榴弾のような重量感なのに、触れれば柔らかく指が沈み込み、
それでいて中心に向かうほど芯のある弾力。
生乳は文字通り「生きた果実」だった。
熟したマンゴーを連想させる。
湯煎したチョコレートのように
体温で溶けそうなくらい温かいのに、
表面は意外なほどさらりとした感触。
千賀子の紅潮した頬と首筋は、
熟れたリンゴのように血色よく輝いている。
酒のせいもあるだろうが、
全身から立ち上る甘酸っぱい体臭は尋常ではない。
蒸れた肌の匂いと、濃厚なフェロモンの混ざった香り。
(たまらんな……)
大貫の鼻孔がひくつく。
千賀子の発する空気そのものが催淫剤のようだ。
大貫の胸中で欲望の炎が燃え上がっていた。
今まで布越しに感じていた柔らかさとは根本的に異なる。
生乳は文字通り生きている。
脈打つ鼓動を掌全体で感じ取れるほどの生命力に満ちていた。
「うぅん……」
千賀子の吐息がさらに熱を帯びる。
眉間に寄った皺と潤んだ瞳は明らかに快楽への耐え難い疼きを表していた。
(感じてやがる……この状況で感じてるんだ)
大貫は確信した。
ブラジャーに覆われていた時はまだ抑制されていた感覚が、
解放されたことで奔放に溢れ出ているのだ。
彼は思い切って右乳に顔を寄せた。
鼻先で触れても柔らかさを感じる密度。
そして深呼吸すると、
「んっ……!?」
千賀子が驚いたように身を震わせる。
それもそのはず、
大貫の鼻先が乳肌に直接触れた瞬間だったからだ。
(すげぇ……肌ざわりが違う……)
さっきまでの布越しとは明らかに異なる。
しっとりとした潤いを帯びた質感。
羽毛よりも滑らかで絹よりもしなやか。
まるで赤ちゃんの肌そのもの。
それが乳房という器官の特質なのか。
それとも千賀子特有の肌質なのか。
大貫は思わず舌先で乳輪辺りをぺろっと舐めてみる。
「ひゃあっ!!」
高い声で千賀子が反応した。
同時に腰が椅子から浮きそうになる。
その拍子にタイトスカートのファスナー付近から
白い三角形がちらりと見え隠れするのが目に入った。
舌全体を使って乳輪を重点的に愛撫する。
円を描くように……時に吸い付くように……
「あっ……ふぁっ……んんっ……」
甘い喘ぎ声が止まらない。
千賀子の両手はもはや力なく垂れ下がり、
もはや抵抗の意思すらないことが明らかだ。
「そろそろ本番いくか……」
独り言のように呟きながらも
大貫の喉はカラカラだった。
唾を飲み込む音がやけに大きく響く。
両掌で乳房全体を支えるようにして持ち上げる。
その重量感たるや……およそ人体の一部とは思えない。
どちらかといえば天然物のメロンの方が近いか?
(だがこの柔らかさ……弾力……質感……どれひとつとっても偽物にはない)
大貫は右乳頭をぱくりと口に含んだ。
「んくぅっ!!」
千賀子の身体が大きく跳ねる。
椅子の座面がギシギシと軋むほどの反応だ。
舌先で硬くなった乳首を転がすように刺激すると、
「あんっ! あっ! あぁっ!!」
もう隠しようもない悦びの声。
大貫は左手で左乳を揉みしだきながら
右乳房を激しく吸引する。
「はぁっ……はぁっ……もうダメ……お願い……やめて……」
哀願するような声だが、
その表情は明らかに快楽に溺れている。
焦点の合わない瞳が宙を泳ぎ、
半開きの唇からは銀糸のような唾液が垂れている。
(嘘つけ)
内心で罵りながらも手を休めない。
むしろ加速させる。
掌全体で乳肉を捏ね回し、
時には掌底で叩くようにして弾力を楽しむ。
「きゃんっ!」
千賀子の可愛らしい悲鳴。
その度に彼女の身体がビクンと痙攣する。
しばらく乳房への愛撫を続けているうち、
ある変化に気づいた。
乳首が明らかに肥大している。
最初のころより確実に大きくなっているのだ。
(ほう……)
興味津々で大貫は更に強く吸い上げる。
「あっ! あっ! あっ! ダメェ!」
千賀子の呼吸が浅くなる。
もはや言葉にならない音ばかり発するようになってきた。
そろそろか……?
限界を迎えつつある身体の反応を見て
大貫は次の一手を考える。
一旦乳房から離れてみると
千賀子の胸部は見るも無惨な状態になっていた。
汗でテカテカに光り、乳首は充血して膨れ上がり、
乳輪全体が赤く腫れ上がっている。
まるで熟しすぎて破裂寸前の果実。
「綺麗だな……」
正直な感想が漏れてしまった。
いやらしいと言うよりは美しさを感じる域に達していた。
これこそが最高級の女体というものか……?
今度は両手で交互に胸を掴み、
まるで水風船を操るようにパンパンと打ち付ける。
「やめてぇ! 痛い! 痛いです!」
初めて本気の拒絶反応を見せる千賀子。
しかしその顔には恍惚とした表情が浮かんでいる。
痛覚と快感が混合した状態なのか?
「嘘言うな」
低く囁きながらも掌に力を込める。
張りと弾力性があるからこそ許される暴力的な愛撫。
「あっ! あっ!」
千賀子の声質が変わり始める。
痛みへの抗議ではなく快楽への嗚咽。
さてここで読者諸君にお伝えしよう。
現在の大貫氏の股間は相当深刻な状況であることを。
ズボンの中で屹立する逸物は
まるで少年期に戻ったような硬度を誇っていた。
それもそのはず、絶世の美女相手にこれほどの行為を行うとは……
普通であれば刑務所行き必至の所業だ。
しかし幸運にも今は誰にも邪魔されない。
周囲を見渡せば既に皆起きて、千賀子の痴態に見惚れ、
或いは痴漢に対する嫌悪や憤り、嫉妬を顕にしている。
……だが。誰も邪魔をしようとすら思えないようだ。
(これが、『権利』か……!)
その様子を視界の隅で確認すると大貫氏はますます増長する。
(このまま全部剥いちまうか?)
欲望の赴くままに行動しようとする
自分自身を戒めるかのように一度深呼吸。
「ふーっ……」
肺の中の濁った空気を全て出し切るように吐き出す。
そして改めて眼下の獲物に向き直る。
大貫は一旦両胸から手を離した。
自由になった乳房がぷるんと跳ねるように揺れる。
その動きだけで十分に卑猥だ。
(さて……次の行程はどうしたものか)
考えながらも視線は千賀子の顔から下腹部へと移動している。
タイトスカートの下に隠された秘密への興味が募るばかり。
「おい」
呼びかけると千賀子の目蓋がぴくりと動く。
だが未だ意識朦朧としているのか視線は定まらない。
「聞いてるか?」
少し声量を上げるとようやく彼女はかすかに首を振った。
「え……?」
混乱した様子の千賀子。
つい先ほどまで感じていた快楽の嵐と
今置かれている状況のギャップに戸惑っているようだ。
千賀子の美貌が歪んだ。
形而上的美の化身とでも形容すべき彼女の顔が
今まさに「絶望」の二字を刻み込まれたように歪んでいる。
(私は……私……は)
彼女は悟ってしまったのだ。
自分が置かれている状況を。
大貫という名の中年男に
身も心も蹂躙されている事実を。
「なんで……こんな……」
呟きは蚊の鳴くようなか細さ。
その瞳に宿るのは怯えだけではない。
怒りでも憎しみでもない。
深い深い諦観だ。
もはや抗えない運命を
受け入れなければならぬ女の哀しみ。
大貫はそんな彼女の表情を見てニタリと嗤った。
唇の端から唾液が滴り落ちるのも気にせず。
「やっと分かったようだな」
声に嘲りが滲む。
「お前みたいな女が電車で無防備に寝るから悪いんだよ」
理不尽な責任転嫁。
だが千賀子には言い返す余裕すらなかった。
車窓の外では景色が流れていく。
郊外の住宅街から徐々に高層ビル群へと変わっていく東京の景色。
それが千賀子の目に映るのはどこか遠い世界の出来事のようだった。
(この人は……私をどうしたいの?)
恐怖と困惑で思考がまとまらない。
ただ身体が震える。
その震えすらも大貫にとっては愉悦の糧となる。
「さてと……次はどこを可愛がってやろうかねぇ」
大貫はもはや品定めする視線を隠そうともしない。
その目は野獣の貪欲さを湛えていた。
千賀子の身体を舐め回すように観察する。
「……っ!」
千賀子が息を呑む。
大貫の視線が明らかに下へと向かったからだ。
タイトスカートに包まれた臀部。
その更に奥──女性にとって最も大切な部分へと。
「やめてください……お願いですから……」
声に懇願の色合いが濃くなる。
それは泣きじゃくる幼子のような脆さだった。
「ほう? やめてほしいと?」
大貫はわざとらしく首を傾げる。
芝居じみた態度が千賀子のプライドを傷つける。
「だがな」
そこで口調を改めると声に冷たい刃のような威圧感を帯びさせた。
「お前さんの身体はそう言ってないみたいだぜ?」
示唆に満ちた言葉と共に千賀子のスカートの裾を掴み上げる。
布地が捲り上がり、白いストッキングに覆われた太腿が露わになった。
その光景を目撃した周囲の乗客から溜息が漏れた。
中にはカメラを取り出して撮影しようとする輩までいる始末だ。
もちろん写真には何も残らないのだが、
彼らは傍観者でいる以外に許されてはいない。
「みないでっ……!」
千賀子の悲鳴は虚しく響くだけだった。
大貫の視線は大腿部から鼠径部へと這い進む。
タイトスカートの窮屈なファスナー付近に目を凝らせば、
ストッキング越しにも分かるほど濃い色のシミができているではないか。
「濡れてるな……こんな状況で……」
嘲笑いと共に呟く。
その言葉が千賀子の心を抉った。
(そんなわけない! そんなはずがない!)
必死に否定しようとする心とは裏腹に
身体は正直に反応していた。
女性器というデリケートゾーンから分泌される体液が
ストッキングに染みを作っているのだ。
大貫は指先でその濡れた部分をつつき始めた。
「ひっ!」
千賀子の全身が跳ねる。
まるで感電したかのような過敏な反応だ。
「感じるか? 感じるんだろう?」
問いかけというより確認事項。
大貫の指使いは巧みだった。
決して強くはなく、むしろ羽毛でくすぐるようなソフトタッチ。
それが千賀子の官能を研ぎ澄ます結果となっている。
「ち……違い……ます……」
千賀子は否定しようとする。
しかしその声は弱々しく途切れがちだ。
羞恥と恐怖と──認めたくない快感との葛藤が
彼女の精神を苛んでいた。
「違いませんよ~っと」
茶化すような口調で返しながらも
大貫の動きは止めない。
むしろ活発さを増す一方だ。
右手で臀部を揉みしだきつつ
左手で鼠径部を撫で続ける。
(あぁ……どうして……)
千賀子は自問自答する。(どうして私の身体は……)
脳内で様々な思考が交錯する。
土地神への感謝と恨み。
大貫への殺意と恐怖。
そして──
湧き上がる背徳的な快感への戸惑い。
「気持ちいいんだろ? 正直になれよ」
大貫の囁きが耳元で炸裂する。
その言葉が決定打となった。
千賀子の中で何かが崩れる音がした。
(もう……ダメかもしれない……)
絶望が静かに忍び寄ってくる。
それは緩慢な毒のように彼女の希望を蝕んでいく。
「だったら……認めてもらおうか」
大貫は唐突に立ち上がり、
千賀子の膝裏に腕を回して抱え上げた。
まるでお姫様抱っこのような形になる。
「なにをっ……!?」
予想外の行動に千賀子は混乱する。
大貫はそのまま中央の通路へと移動した。
必然的に乗客全員の注目を集めることとなる。
「皆さんご覧ください!」
大声で叫ぶ。
その声には狂気じみた昂揚感が宿っていた。
「この娘さん、実は感じまくってるんですよ!」
観衆からどよめきが起こる。
好奇と非難と羨望の視線が千賀子に集まる。
その中でも数名の男性は明らかな興奮を見せていた。
「やめなさいっ!!」
千賀子の叫びはもはや命令形だった。
だがその声も虚しく周囲の喧騒にかき消される。
(なんで誰も助けてくれないの?)
陸に上がった魚のように口をぱくつかせて
周囲を見回す千賀子。
目が合う人々は皆一様に目を逸らすか
冷笑を浮かべるかのどちらかだった。
「さあ皆さん」
大貫の芝居がかった口調が続く。
「特別サービスですよ!」
そういうと千賀子のタイトスカートを大きく捲り上げた。
白いストッキングとその下の淡いブルーのショーツが曝け出される。
「キャアァァッ!!」
悲鳴があがる。
それは千賀子のものではなく、
車両内の若い女性乗客たちからのものだった。
しかし男性陣からは喝采が沸き起こる。
大貫の行為に対して積極的な賞賛の声さえ聞こえた。
「ほら見ろよ」
大貫は得意げに千賀子の股間部分を指さす。
「ここがぐっちょり濡れてるだろ?」
指でショーツのクロッチ部分を摘まみ上げると
透明な粘液が糸を引いているのが確認できた。
千賀子の顔が青ざめた。
羞恥を超えてもはや屈辱しかない。
(嘘……本当に私が……?)
信じられない現実と向き合う勇気は彼女にはなかった。
大貫は更に大胆な行動に出る。
公衆の面前で千賀子のストッキングと
ショーツを一気に引き下ろしたのだ。
「きゃぁぁぁっ!!」
絶叫と共に白い肌が露わになる。
下腹部から太腿にかけての滑らかなラインが
蛍光灯の光を受けて眩しいほどだった。
乗客たちがざわめく。
ある者は息を飲み、ある者は写真を撮ろうとカメラを取り出す。
もちろん画像には何も残らないが
彼らは記憶に焼き付けるつもりなのだろう。
中には鼻血を噴き出して卒倒する若者までいた。
大貫は剥き出しになった秘所を指先で探る。
「うわ……熱っつ……」
驚きの声と共にその部分を開いてみせる。
「やめてぇぇぇっ!!」
千賀子の懇願は意味を成さない。
大貫の眼前に広がるのは
ピンク色に充血した乙女の花園だった。
入口付近は蜜で濡れ光り、
内側からは新たな泉が湧き出て来ている。
「これはまた……素晴らしい眺めだなぁ」
嘆息混じりの賛辞。
その言葉を聞いた千賀子の目尻に
大粒の涙が浮かんだ。
それは単純な涙ではなかった。
絶望と自己嫌悪と羞恥が混じり合った液体だった。
(私ったら……なんてことを……)
自己否定の念が胸を締め付ける。
(こんなの人前で晒すなんて……恥ずかしくて死にたい……)
大貫は周囲を見渡す。
乗客たちは皆、食い入るように彼女の秘所を見つめている。
その熱視線が千賀子の肌を焼くような感覚を与える。
「みんな見てくれてるぜ?」
低い囁き声が耳元で響く。
「お前の大事なトコロが丸見えなんだ」
千賀子は唇を噛みしめる。
その行為の残酷さに言葉が出ない。
大貫は右手を下ろすと膣口に中指を宛がい、
そのままゆっくりと挿入を始めた。
「あっ……くぅっ……」
千賀子の呼吸が乱れる。
異物感と圧迫感による生理的な反応だ。
だがそれだけではないことも本人が一番分かっていた。
(どうして……なんでこんなことに……)
脳内で同じフレーズが何度も繰り返される。
現実逃避すら許されない厳しい現実がそこにある。
「中は結構きついな……」
大貫の率直な感想が耳に痛い。
指一本ですら辛そうな膣壁の抵抗を
彼は愉しむように確かめていた。
周囲の視線が針のように突き刺さる。
「あの子処女?」「さすがに違うでしょ」「初々しいわね」
乗客たちのヒソヒソ声が千賀子の聴覚を苛む。
羞恥で全身が熱くなり、涙腺が崩壊寸前だ。
大貫は指を少しずつ抽送させ始める。
最初は慎重だった動きが次第に激しくなる。
ぐちゃり、ぴちゃりという湿った音が千賀子の耳元で響く。
「ひっ! やぁっ!」
千賀子の喘ぎ声が車内に反響する。
それは彼女にとって最大限の屈辱だった。
公衆の面前で自分の最もプライベートな部分を曝け出され
しかもそこで弄ばれるという屈辱。
「みないで……見ないでください……」
哀願するように繰り返すが効果はない。
むしろその姿こそが鑑賞者の興奮を誘う材料となっている。
大貫の指使いが変わった。
単純な往復運動から円を描くような動きへ。
時に指先を折り曲げて、天井部分の敏感な箇所を探る。
「ここか?」
一点を擦られる度に千賀子の肩が跳ねる。
そこはクリトリスの裏側にあたる性感帯だった。
Gスポットと呼ばれる部位だ。
「あっ! ダメッ! そこはダメッ!」
必死の制止も空しく
大貫の指は執拗にその部分を攻め立てる。
「ダメじゃないだろう?」
嘲りの笑みを浮かべながら囁く。
「こんなにびしょ濡れにしておいて……」
実際に千賀子の割れ目からは
とめどなく蜜が溢れ出していた。
「お願い……やめて……くださ……い」
もう声にならない。
涙と涎で美しい顔が汚れてしまったことに
千賀子自身は気づいてすらいない。
(もう嫌……もう終わりにして……)
心底からの祈りは叶う気配がない。
それどころか大貫の動きはより激しさを増すばかりだ。
「イクときはちゃんと言えよ?」
不敵な宣言と共に彼は指を二本に増やす。
質量の増加に伴い圧迫感も倍増する。
「ひぎっ!」
短い悲鳴をあげた千賀子の目尻から
再び大粒の涙が流れ落ちた。
それは絶望の証か、それとも……
大貫の二本指による抽送が始まった。
単調ながらも力強い動きが膣内を刺激する。
粘膜同士の摩擦による熱と痒みが千賀子を襲う。
「くぅっ……うっ……はぁっ……」
次第に彼女の吐息が荒くなる。
呼吸が浅く早く変わっていく。
それは紛れもなく快楽の前兆だった。
(違う……感じるはずなんて……)
必死に否定しようとする理性に対し
肉体の方は正直に応答している。
蜜の分泌量が増え、括約筋が勝手に指を締め付ける。
「感じてるじゃないか」
図星を突かれ千賀子は唇を噛む。
そんな彼女の反応を見て取った大貫は一段と攻勢を強めた。
高速ピストン運動で膣壁を擦り立てる。
「あっ! あっ! ああっ!」
リズムに合わせて漏れる声。
もはや抑えることなど不可能だった。
大貫は更なる責めに打って出る。
電車の窓ガラスに映る自分の姿を視界の端で捉えた千賀子は、
自分の惨状に愕然とした。
下着を剥ぎ取られ秘所を曝け出された恥辱姿。
唇は半開きで涎が顎を伝い、頬には涙の痕跡が幾筋も走っている。
清らかだったはずの面影はどこにもない。
「おい」
大貫の声に顔を上げると、目の前にニヤけた口元があった。
距離にして僅か数センチ。煙草クサい唾液の臭いが漂う。
「何だその反抗的な目は?」
恫喝され思わず目を伏せる。
しかしその瞬間を狙ったかのように顎を掴まれた。
「しっかり俺を見ろ!」
強制的に正面を向かされる千賀子の瞳は潤みきっていて、
まるで濡れた黒曜石のようだった。
「いい女だな……」
感嘆とも嘲弄とも取れる呟きと共に
唇が近づいてくる。
(イヤ……)
本能的に逃れようとする千賀子だったが
首根っこを押さえつけられて動けない。
周囲の乗客たちの視線が集まっている。
若い女性の悲鳴混じりの息遣い。
中年男性の生唾を呑む音。
シャッター音まで聞こえてきた。
(嘘でしょ……撮られてるの?)
予想に反して最初の接触はソフトだった。
軽く啄むようなバードキス。
しかしすぐに大貫の舌先が侵入してくる。
「むぐっ!」
呻き声をあげようとする千賀子だが
口腔内に進入した舌によって阻害される。
ヌメリとした異物が歯茎をなぞり
舌先を探すように蠢く。
(気持ち悪いっ!)
生理的嫌悪感が頂点に達しようとした時だった。
大貫の右手が再び動き出した。
膣内に埋め込まれたままだった指が
激しい抽送を再開する。
「んん──っ!」
抗議の声は塞がれたまま漏れ出さない。
代わりに全身を突き抜ける衝撃に耐えるしかなかった。
「んっ……むぅ……」
千賀子の苦悶の声が、唾液混じりに口腔内に籠る。
唇を重ねたままの大貫が舌を絡め取りにかかる様は
まるで蛇が獲物を締め上げるような執拗さだ。
「むちゅっ……じゅるっ……」
音を立てて吸引される己の舌先の感触に
千賀子の背筋が粟立つ。
その嫌悪感は同時に性的な刺激となって体内に波及していく。
(こんな……こんな恥ずかしい……)
視界の隅では若い女性乗客たちが両手で顔を覆いつつ
指の隙間から覗き見ている。
中年男性グループは視姦しながら下品な野次を飛ばす。
「見せつけてくれるねー」「あんなキスしたら妊娠するぜ?」
馬鹿げた冗談も今の千賀子には刃物のように鋭い。
大貫は巧みだった。
舌先で千賀子の歯列を丁寧になぞり上げた後
上顎の粘膜へと進行していく。
くすぐるように舌先を這わせる技巧は
明らかに経験を積んだ者のそれだ。
「あっ……はぁっ……」
鼻から抜ける吐息が情熱的な媚薬へと変貌する。
その甘さに大貫の双眸が愉悦に細められる。
指先の責めも忘れない。
膣内の弱点を探り当てたらしく、
第二関節を曲げて一点集中砲火を浴びせている。
「ぐちょっ……ぬちゅっ……」
卑猥な水音が車内の喧騒に紛れて消えていくが
当事者たちの耳には鮮明に届く。
「や……やめ……て……くだ……さ……」
途切れ途切れの懇願は接吻により中断されてしまう。
唇同士が吸い付き合う感覚は麻薬に似ている。
抵抗すればするほど依存度が増す厄介な代物だ。
大貫は右手の動きを維持したまま
左手で千賀子の左乳房を揉みしだき始めた。
親指と人差し指で乳首を摘まみ上げると
「ひぃっ!」
鋭い悲鳴が迸る。
その反応に気を良くしたのか、唇を解放してくれた。
「はぁ……はぁ……」
荒い呼吸を整えようとする千賀子の頬を大貫の右手が優しく撫でる。
まるで慈しむような仕草だがその瞳には猛禽類の捕食者が宿っていた。
「美しいっていうか、エロい顔してるよな……」
耳元での囁きが鼓膜を撫でる。
「清楚ぶってたくせに……ほんとはこういうの好きなんだろ?」
否定しても無駄だと悟り、千賀子は小さく首を横に振るだけだ。
「素直じゃないね」
嘲りとともに再度唇が重なる。
今度は先程よりもずっとディープだ。
互いの唾液が混ざり合い
喉を流れ落ちていく感触に痺れを覚える。
「んんっ……んっ……」
抗うべきなのに身体が弛緩してしまうのはなぜ?
(どうして……いつも、どうしてこうなるの?)
疑問符が頭の中で踊る。
美女に生まれ育ってしまったから?
それとも自らが選択した罰?
或いは女神様の─────────
大貫は接吻しながら千賀子の下腹部へと手を伸ばす。
指は依然として膣内を穿ったままだが
新たに親指でクリトリスの突起を押し潰した。
「あぐっ!」
予想外の一撃に千賀子の腰が跳ねる。
その拍子に結合部から大量の愛液が溢れ出た。
周囲の乗客たちの興奮は最高潮に達していた。
「すごい濡れ方だな……」「あんなところまで見える」「いやらしい音だ……」
それぞれの言葉が鋭利なナイフのように千賀子の心臓を抉り出す。
(もう……もう限界です……女神様)
視界の端にちらつく涙で
大貫の顔も霞んで見えなくなった時だった。
膣内を犯す指が突然引き抜かれる。
「くぅっ!」
喪失感と共に千賀子の膝から力が抜けた。
腰砕けとなり大貫に寄りかかる形となる。
それをチャンスと見たのか、
「皆さん見てください! これが真実ですよ!」
大貫は両脚を開かせて秘部を露わにした。
桜色の花弁は充血し切り
蜜で濡れそぼってテカテカと光っている。
「いやぁぁぁっ!」
必死の抵抗も空しく大貫は千賀子を持ち上げると
真正面に立たせて車内に向けて秘所を晒す姿勢を強いる。
バックハグのような体位で
足を開かされた千賀子はもはや羞恥心が機能していない。
ただ身体が反射的に震えるのみだ。
「ご覧の通り濡れまくっております! これはもう合意ですよね?」
観衆に同意を求めつつも答えを待たずに再び指挿入を敢行する大貫。
三本指による責めは凄まじく
「ぎっ! ひぃっ! やぁっ!」
千賀子の喉から絞り出される悲鳴のような喘ぎ声が車両中に響き渡る。
「ほら感じてるでしょう? 認めてくださいよ」
耳穴に吹き込まれる悪魔の囁き。
同時にGスポットを執拗に擦り上げられれば
千賀子の思考回路は完全にショートした。
「あっ! あっ! あぁぁっ!」
最早意味のある言葉を発することはできない。
絶頂へと導かれる階段を急速に昇っていく。
(もう……もうだめ……落ちる……)
意識が白濁した瞬間、
「イけ! 公衆の面前でイっちまえ!」
大貫の命令口調が引き金となった。
「い……イク……いっちゃいます……!」
自分で口にする言葉の恥ずかしさに全身が灼熱する。
それが最後のトリガーとなった。
「い……いぐぅぅぅっっ!!」
断末魔にも似た咆哮と共に千賀子の全身が弓なりに反る。
電気が走るような衝撃が脳天から爪先まで駆け巡った。
絶頂の余韻に浸る暇すら与えられない。
「まだまだこれからだろ?」
大貫は崩れ落ちそうな千賀子の肩を抱き寄せると
再び唇を重ねてくる。
今度は情熱的で貪婪な口づけだ。
舌同士が絡み合い唾液を交換し合う原始的な行為。
「んんっ……んくっ……」
酸欠になりかけた千賀子の瞳孔が拡散していく。
(もう……何もかもどうでもいい……)
降参の旗印を心の中で掲げた千賀子は
為すがままに口内を蹂躙されることを受け入れた。
乗客たちの視線も今や温かい祝福のように感じられる。
大貫の右手は再び彼女の恥丘をまさぐり始めている。
「んふぅ……」
鼻から抜ける吐息に喜悦の色が混じる。
千賀子は堕ちていった。
公共の電車という日常空間において
一人の美女が公然と牝へと転落する過程を
多くの傍観者が共有した悲劇はまだココからが本番だ。
絶頂の余韻に浸る千賀子の華奢な腰を抱え上げた大貫は、
まるで祭りの担ぎ手のような安定感で彼女を持ち上げる。
「もっと高く見せつけろよ」
耳元で囁かれた言葉は命令とも懇願ともつかぬニュアンスだ。
千賀子の瞼が微かに震える。意識はあるのに抵抗する気力は尽きたようだ。
大貫は両手を使わず片手で千賀子を支える。
右手で彼女の膝裏を掬うように抱えながら左手を腰に回し、宙吊り状態にする。
その姿はちょうど赤ん坊のおしっこをする時のポーズに似ている。
「こんな体勢……恥ずかしすぎます……」
蚊の鳴くような声で訴えるも虚しい。
周囲からは感嘆の声が漏れる。
「うおぉ……空中プレイかよ」
「あんな恰好でもキレイだな……」
「いやらしい……あんなところまで見えちゃうわよ」
見下ろす形になった大貫の視界いっぱいに広がるのは
桜色の花弁と銀色の茂み。
そして先程までの責めで赤く充血した膣口が
愛液で潤沢に濡れ光る様だった。
「皆さんご覧になりましたか?」
朗々と響く大貫の声に視線が集まる。
「この娘さんは電車の中で大勢に見られながら
こんなにも感じてしまっているんです!」
「やめっ……! そんなこと……」
抗議しようとする千賀子の唇を塞ぐかのように
大貫は自らのモノを取り出した。
剛直したペニスは先走り汁で鈍く光っている。
(どうしよう……挿れられちゃう……)
恐怖と期待が入り混じる不思議な感覚。
千賀子の理性は完全に麻痺していた。
大貫は亀頭を千賀子の陰門に当てがう。
その瞬間だった。
「んぅっ!?」
千賀子の眉間に皺が寄る。
大貫の剛棒が思いのほか大きいことに驚いたのだ。
(こんなの入るわけない……)
しかしその杞憂は即座に解消される。
「力を抜いてごらん?」
優しくも有無を言わさぬ声音で促す大貫。
同時に腰を僅かに突き出す。
亀頭がゆっくりと侵入を開始する。
「あっ……くぅっ……」
苦痛と快感が同時に押し寄せる。
蜜で溢れた内壁は容易に大貫を迎え入れるが
やはりサイズの違いは明白だ。
カリ首を過ぎるあたりで一旦止まる。
「痛いか?」
案じるような問いかけに
千賀子は涙目で首を横に振る。
(本当はすごく痛いけど……我慢しなければ)
その健気な態度が大貫の嗜虐心を刺激する。
「じゃあ全部入れてあげるからな?」
宣告とともに大貫は腰を沈めた。
「い゛っ!」
悲鳴にも似た嬌声。
鈍い痛みが下腹部を貫く。
しかし異様な充足感も同時に訪れている。
最奥まで到達すると大貫は動きを止めた。
「わかるか? 根本までしっかり収まってますよ」
下腹部を撫でられる感覚に千賀子の背筋が震える。
(入ってる……こんな大きくて硬いものが私の中に……)
大貫の呼吸が荒くなっているのが分かる。
興奮度の高さが伝わってくる。
「動きますよ」
宣言と同時にピストン運動が始まった。
初めはゆっくりとしたストロークだったが
すぐに速度が増していく。
「あっ! あんっ! はぁっ!」
揺さぶられる毎に吐息混じりの喘ぎ声が漏れる。
結合部からは湿った破裂音が断続的に響く。
パンッ! パチンッ!
満員電車内での公開性交。
あまりに背徳的な情景に周囲の乗客たちも息を呑む。
シャッター音すら聞こえてくる。
(撮られてる……こんな姿を記録に残されてる……)
羞恥心が膨れ上がるほど膣内が熱を持つ。
千賀子の変化を見逃さず大貫は畳み掛ける。
「ほらもっと喘いで! 皆さんが喜んでくれてるぞ?」
言われるままに声を上げるしかない。
「あんっ! いやっ! きもち……いいですっ!」
自分でも信じられないような言葉が自然と口をつく。
まるで別人に乗っ取られたかのような感覚。
大貫の動きが加速するにつれ
千賀子の肢体も反応を示し始める。
乳房が上下に揺れ桃尻が大貫の腰に叩きつけられる。
「いいねぇ……その恥ずかしがり屋の顔と淫乱ボディのギャップ」
嘲弄めいた言葉さえ今の千賀子には興奮材料となる。
汗ばむ肌と肌が触れ合う度に新たな快感が芽生える。
大貫の逞しい胸板に押し付けられる形になった乳房からも
甘い疼きが全身に拡がる。
掌全体で撫で回しながら言う。
「この弾力! この感触! たまらん!」
弄ばれる乳房から走る微弱な電流。
それが下半身と連動して波紋のように広がる。
「あんっ! あっ! ああんっ!」
絶え間ない律動に翻弄されながら
千賀子は徐々に快楽の底なし沼に沈んでいった。
時間の経過が曖昧になってくる頃、大貫は突如として動きを変えた。
これまでの力強いピストンから円を描くように腰を回し
膣内全体を掻き回す動きへと移行したのである。
「ひゃうっ!?」
未知の刺激に千賀子の背筋が弓なりに反る。
天井部分の性感帯を集中的に擦り上げられる感覚。
「ここか? 感じるか?」
大貫の確信めいた問いかけ。
(当たってる……一番弱いところに……)
「はい……とても……感じます……」
言葉とは裏腹に声に力がない。
代わりに腰の動きが激しさを増す。
「イク時はちゃんと教えてくれよ?」
余裕を見せようと努力しているのが伺えるが
額には玉の汗が浮かんでいる。
(私も一緒に……)
心の声が漏れそうになった刹那
「あっ! くるっ! きちゃいますっ!」
千賀子の絶頂宣言が車両中に響き渡る。
「俺も……もうすぐだ!」
千賀子の子宮が熱い奔流に貫かれた瞬間、
彼女の美しさは新たな段階へと昇華した。
胎内を満たす精液の塊が卵管へと昇り詰めていく感触──
それは忌まわしい種子の凱旋であった。
「孕んだ──孕まされた……」
涙腺が決壊し、水晶の雫が頬を伝い落ちる。
それでも尚、千賀子の肢体は悦楽の渦中で震え続けていた。
*パンッ……パンッ……*
最終ピストンが骨盤を叩くたび、膣道全体が痙攣する。
サラリーマンの中年男は射精の余韻に酔いしれながらも、
腰振りを止めなかった。まるで征服完了の儀式のように。
「よーしよし……しっかり受精させてやるからなぁ?」
「あ……うぐぅっ……あか……あかちゃんが……」
胎児を宿す可能性を想像しただけで子宮口が甘く収縮する。
母性と背徳が溶解する禁断の胎動──。
周囲の乗客は唾を飲む音すら憚る沈黙の中、
ただ二人の淫宴を見つめ続けていた。
千賀子の白皙の腹部が微かに脈動し始めた。
精液と愛液の混合物が泡立ちながら結合部から溢れ出す様は、
まさに新しい生命の誕生を象徴するかのようだ。
「ふふ……可愛い妊婦さんだ」
男が掌で下腹部を撫でる。
未だ着床以前であるはずの場所を愛おしむように。
千賀子の瞳には狂おしいまでの官能と絶望が揺蕩う。
眉は八の字に歪み、唇は半開きのままだらしなく涎が垂れ──
しかしその全てが妙な均衡を保ち、
ある種の神聖ささえ醸し出していた。
「お腹……熱い……です……」
胎動する生命の息吹を感じたわけでもない。
ただ子宮そのものが生き物のように蠢き始めていた。
種付けという行為を超えて、
女の器官が本能的に次世代を宿そうとする準備が始まっていたのだ。
「これがママになる感覚だよ……」
男の囁きは慈父のごとき優しさを装いつつも、
根底には支配欲の牙が見え隠れする。
結合部を密着させたまま角度を調整すると、
「さて……第二ラウンドといこうか?」
再び腰を引き始める。
一度放出したはずのペニスが早くも硬度を取り戻していた。
孕ませたからといって飽きる道理はない──
そう告げる雄の生命力がそこにあった。
「も……もう……できません……」
拒絶の声には覇気というものが抜け落ちていた。
体力的な限界よりも精神的な疲弊が深刻なのだ。
だがそんな懇願こそが雄を滾らせる燃料であることは言わずもがな──。
「遠慮しないで♪ 今日は一日中君を孕ませてあげるからさ」
無慈悲な宣告と共に抽送が再開された。
精液まみれの膣壁が再び擦り上げられる感覚に、
「あぐっ! あっ! あっ!」
悲鳴とも喘ぎともつかぬ嗚咽が迸る。
子宮頚へと叩き込まれる衝撃が毎回子宮内部に伝播し、
胎児のゆりかごと化した器官が悲鳴を上げる。
「ほら……赤ちゃんの部屋がノックされてるぞ?」
揶揄する男の語尾に嘲りの色が濃くなる。
周囲の乗客たちも今や恍惚とした表情で見守っていた。
中年男性グループの一人が唾を呑み込む音が
奇妙なほど大きく響く。
「この子ならきっと良い母親になりますよ……」
別の乗客が囁けば、
「確かに……こんな綺麗な奥さん持てたら幸せだろうね……」
老紳士が相槌を打つ。
公序良俗が崩壊したこの空間で唯一共有されている感情──
それは見世物に対する陶酔であり、
妊婦となりゆく美女への敬虔なる畏怖だった。
千賀子はもはや自我を保つのが難しい状況に陥っていた。
瞳は虚ろに宙を見つめ、半開きの口からは
切れ切れの喘ぎが洩れ続ける。
胎内で暴れる生殖器が彼女の子宮頚を擦るたび、
「やぁ……あか……ちゃん……だめ……」
譫言のような否定の言葉が溢れ出る。
それとは裏腹に膣壁は積極的にペニスを締め上げ、
射精を促す蠕動を始めていた。
(どうして……こんなことに……)
女神からの贈り物が招いた災禍なのか。
はたまた彼女自身の業が呼び寄せた因果なのか。
いずれにせよ確かなことは一つだけ──
「この子宮に種付けしてやる……何度でもな?」
男の荒い息遣いと凶暴な欲望が耳朶を打つ。
千賀子の世界は再び白く塗り潰されようとしていた。
「はい……たくさん……中に出してください……」
虚ろな瞳で呟いた千賀子の唇は、淫らな微笑みを湛えていた。
精液で膨らんだ下腹部が妖しく波打ち、胎児の鼓動を予感させる。
「よーし……第三ラウンドだ!」
男が嬉々として腰を打ち付けるたび、
子宮底に精液溜まりが形成されていく。
(このまま……孕ませられて……ママになるんだ……)
絶望の淵で咲いた歪な希望。
その花弁は背徳の芳香を放ちながら開花を迎えていた。
**終章**
車窓を流れる夕景が血のような茜色に染まる頃──
千賀子の胎内は夥しい量の精子で満たされていた。
幾度目か数えきれぬ絶頂の後遺症で朦朧とする意識の中、
「おめでとうございます……」
背後から嗄れた声がかかった。
振り返ると駅員の制服を着た老翁が佇んでいる。
「今日の利用券をお渡ししましょうか?」
差し出された切符には稚拙な文字でこう記されていた。
《孕ませ天国行き》
千賀子の下腹部に掌が触れる。
そこには確かに微かな命の脈動があり──
彼女は安堵の涙を浮かべながら頷いた。
「ありがとうございます……これからもよろしくお願い致します……」
礼儀正しい挨拶の陰で膨らみ始めた胎が
新たな欲望の種を孕みつつあった。
痴漢列車は終着駅へ向かって暗闇に溶け込んでいく。
次なる獲物を求めるかのように。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
鉄製のロッカーが軋む音を立てる。
冷たい蛍光灯の光の下で千賀子の豊満な臀部が丸見えになっている。
「ひぃっ……やめて……」
懇願する声は震えている。
それでも彼女のスカートは捲り上げられたままだ。
後ろ手に組んだ指が白くなるほど握りしめられている。
男の粗い指が薄布越しに股間を弄る。
「んぅっ!?」
突然の刺激に肩が跳ね上がった。
布地越しにも勃起した陰核の尖りが感じられる。
中年の指先がその位置を探り当てたのだ。
「こんな所で濡れてるなんて……困った娘さんだ」
嘲笑混じりの低い声が耳元で囁かれる。
社内では冴えない中間管理職だったはずの男の声色が変わっていた。
「誰か……助けて……」
掠れた叫びが扉一枚隔てた廊下へ届くことはなかった。
激務が終わった閑散期とはいえ、誰かしら通路を行き交う時間帯。
だが不思議なことに人の気配は有るのに誰も邪魔してこない。
(あの権利のせい……?)
千賀子の思考が凍りつく。
そう。中年に授けられた権利──
"衆人環視のもと千賀子を犯しても邪魔されない"
これが今発動しているのだ。
「ここは職場ですよ? いけませんねぇ」
男はわざとらしく窘めるふりをして指を動かす。
スラックス越しにも分かる膨張した亀頭が尻肉に押し付けられる。
「やっ……当たって……」
恐れと羞恥が千賀子の体温を急上昇させる。
「ほら脱いでみなさいよ」
命令口調に変わり始めた中年男。
千賀子はロッカーに額を預ける格好で蹲りかけている。
腰を落とせばパンツがずり下がる寸法だ。
「駄目です……誰か来るかもしれません……」
往生際の悪さを嘲笑うように中年は鼻を鳴らした。
「誰も来ないさ。誰も気づかない。それがお前の試練なんだからな」
試練──
女神から課された絶対的な制約。
痴漢被害が起きても阻止できないという運命。
それゆえ彼女はどんな屈辱にも耐えなければならない。
「そういう……ルールなんですものね……」
諦念に満ちた呟きと共に千賀子は身を起こす。
タイトスカートの裾を自らめくり上げ、指でパンティのゴムを引っ張る。
震える指先が布地をずらすと──
糸を引いた透明な粘液が滴り落ちた。
「いい眺めだ」
男はカメラを取り出し撮影モードを起動した。
フラッシュの閃光が千賀子の肌を白く照らす。
「写真……撮らないで下さいっ!」
拒絶の叫びも虚しくシャッター音が乾いた空気に響く。
千賀子の脳裏に過去のトラウマが蘇る──痴漢現場を盗撮された記憶。
映像データは女神様の御力で臨場感抜群の短編映画にされた後、
ネット開通以後、不特定多数へ拡散され永遠に削除不能な烙印となった。
皆、ソレを愉しむが、出演者は特定できない矛盾を不思議にすら思わない。
(また同じ目に遭う……でも……今回は違う)
絶望の淵で新たな現実が湧き上がる。
彼女は既に大貫によって公衆の面前で陵辱され撮影されている。
この程度で今さら何ができると言うのか?
「……好きにしてください」
自暴自棄な投げやりさが声音に滲む。
それが男の支配欲を焚きつけた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
オフィスの空気が澱んだ午後のこと。
無造作に取れ込まれた千賀子は焦燥を顕にする。
(こんなところで……?)
彼女の恐怖に呼応するように周囲の社員たちがざわついた。
隣席の女性事務員が助け舟を出そうと口を開くも──
「あ……れ?」声にならない。
中年の瞳が不気味に光る。この状況が成立している理由は明らかだった。
男はデスクの縁を指し示す。つまりは"手をつけ"という意味だ。
千賀子の喉が渇いた音を立てる。羞恥と恐怖が脊椎を駆け上がる。
「そんな……」
震える腕が木製天板へ伸びる。掌が触れた瞬間──
バタンッ!
背中に体重をかけられた。中年が覆いかぶさってきたのだ。
制服のブラウスが乱暴に引き裂かれボタンが飛び散る。
キャミソールの隙間から覗く乳輪のピンク色が眩しい。
「あっ……いや!」
叫びが中途で遮られる。男の太い指が唇を封じる。
「静かに」
吐息がうなじを撫でる感触に背筋が粟立つ。
男の手は慣れた動きでスカートを巻き上げる。
白磁の肌が午後の陽光に晒され神々しい輝きを放つ。
社員たちの目が釘付けになった。
特に若手男子社員たちの眼球は血走っている。
(みんな見てる……)
屈辱が怒涛のように押し寄せる一方で──
下腹部に甘美な疼きが走る矛盾。
大貫によって耕された肉体は条件反射のように潤いを分泌していた。
「もう濡れてるじゃないか」
嘲笑を含んだ男の声。膣口に当てがわれた亀頭が入口をなぞる。
「やっ……やめてくださ……」
抵抗の声は途切れる。中年が腰を一気に突き入れたのだ。
「きゃあっ!」
デスクの上で上体が弓なりに反る。
周囲の視線が集中する中──結合部から糸を引く愛液が天板に落ちた。
ズブッ……ズチュッ……
単調な抽送が始まる。
ペニスの抜き差しに合わせて千賀子の身体が前後に揺れる。
尻肉の表面に汗粒が玉を作り光を弾くさまは珠玉の宝飾品のごとし。
「んぐっ……あうぅ……」
殺し切れなかった声が隙間から洩れる。
男は片手で乳房を揉みしだきながら言う。
「声出すんじゃないよ」
脅迫めいた台詞とは裏腹に口調は楽しげだった。
まるで玩具で遊ぶ子供のような残酷な無邪気さがある。
絶妙なタイミングでデスク電話が鳴った。
隣席の女子事務員が反射的に受話器を取るも──
「もし……もひ?」舌がもつれる。
千賀子の背後で律動が続く。中年はわざと速度を緩めない。
「○○課ですか?」
電話口の問いかけに応答できない
新卒OLの眼前で繰り広げられる凌辱劇。
視界の端に入った結合部から白濁液が溢れ出る。
上司は自分のデスクで書類整理をしているが明らかに目が追いついていない。
「どうしました?」
相手の声が苛立ちはじめると、
女子事務員は必死に平静を装う。
「少々お待ちください……」
その間も背後から伝わる微かな振動。
千賀子のうなじに浮かぶ汗粒を舐め取りながら中年が囁く。
「もっと締めろよ」
罵倒とも指導ともつかぬ低音が千賀子の脳髄を震わせる。
膣壁が意思とは関係なく収縮する様は
まさに雄に躾けられた雌犬の証明だった。
「あ……あの……お客様が……」
震える声で女子事務員が伝言を伝えようとするも途中で詰まる。
男の太い指が千賀子の陰核を捏ね回し始めたからだ。
剥き出しの敏感部位への直接攻撃に女体が小刻みに痙攣する。
「ひっ! ……ひぃっ!」
抑えきれない快楽声が狭い室内に反響する中、
上司が万年筆を動かす動きが突然止まった。
しかし視線は書面から逸らさない。
「何をしているんだね?」
非難めいた口調は千賀子ではなく女子事務員に向けられている。
冤罪を被ったOLは顔面蒼白で必死に応対し、
つっかえつつも先方とやり取りし始めた。
周囲の社員たちも居心地悪そうに目配せし合う。
中年は千賀子の右足を持ち上げ、
片足立ちの不安定な姿勢でさらなる深みを目指す。
「あぐっ! おく……ダメぇ……」
奥壁を押し広げられる圧迫感に悶絶する千賀子の
結合部から白い泡状の液体がドロリと垂れ落ちると、
社員たちの喧騒が静まり、息遣いすら潜められた静寂を
犯される美女の恥辱に満ちた喘ぎと屈服の証である淫音のみが支配する。
「そろそろだな」
男の呟きと共に抽送のスピードが倍加し、机上の書類が舞い散る
「あっ! あっ! あ───」
獣じみた嬌声をBGMに
**どくん……どくん……**
精液が子宮へ注ぎ込まれると同時に千賀子も絶頂へ達した。
全身の痙攣が終わらない、
虚空を見据えたまま放心状態でデスクに縋り付いている。
「よく耐えたな」
労う言葉と共に男は引き抜くと
ぽっかり開いた穴から逆流した白濁が床へ滴り落ちた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
蛍光灯の青白い光がタイル貼りの壁を照らす。
昼休み中の社員食堂近くにある男子トイレは奇妙な熱気に包まれていた。
便器に両手をつき腰を突き出す格好の千賀子。
その白い背筋に汗粒が浮かび月の砂浜のごとく煌めいている。
「もっと尻を上げろ」
背後から響くのは中年課長の苛立った声だ。
五十路目前の身体は脂っこい香りを放ち
千賀子の華奢な腰を掴む指先は尋常ではない力で締め付けている。
「痛い……です……」
悲鳴混じりの哀願が壁を叩くも応える者はいない。
通常なら清掃担当者や巡回警備員が異変に気づくべき状況だ。
しかしそれは「通常」の話。
今この場には女神から授かった「禁忌の鍵」が働いている──
痴漢行為に対して誰も介入できない領域が形成されているのだ。
「黙れ」
吐き捨てるような言葉と共に尻たぶが平手打ちされる。
パシンと乾いた音が狭い空間に谺(こだま)した。
「ひっ……!」
千賀子の長い睫毛が震える。
スカートはすでに捲り上がり純白のショーツが丸見えだ。
薄布越しに窺える股割れの谷間は朝から何度も使用された痕跡があり
中央部分には湿った染みが浮かんでいる。
(こんな所で……肛門まで……)
怯えと羞恥で歯が鳴る。課長の目的は明白だった。
昼休憩終了ギリギリのこの時間帯を選ぶ狡猾さも厭らしい。
「いい加減諦めろよ」
嘲笑うような口調で中年はポケットから小さなチューブを取り出す。
医療用潤滑剤だが本来の用途とは異なる使い道だ。
蓋を開けると粘り気のある液体が滴り落ちる。
その一部が千賀子の太腿に触れた瞬間──
「ん……!」
微かな刺激に肩が跳ねた。
中年がチューブを傾け白い尻溝へ注ぐと冷たく滑らかな液体が
蕾のような皺襞を濡らしていく。
「ほら……温めてやる」
指先でクリームを馴染ませるように菊座を撫でまわす。
その接触自体は繊細だが肝心な場所への責めは執拗だった。
(お願い……やめて……)
心の叫びは無力に吸い込まれるだけ。
中年は左手で尻を掴み広げると狙いを定めて指を押し当てた。
第一関節まで埋没させる動作は容赦なく
「ぐむっ……!」
千賀子が呻き声を上げた。
括約筋が収縮し侵入物を拒絶する反応を示すも
指はそのまま奥へ侵攻し腸壁を探り始める。
「意外と素直に入るもんだな」
昨晩、何度も浣腸した挙げ句、アナルレイプで散々イカせて、
ケツマンコなど淫語を強制しておいての言い草に殺意すら覚えた、のに。
(あんなに解してもらったから……)
脳裏によぎった思考に愕然とする。
羞恥の極みだというのに身体が順応し始めているのだ。
「二本……三本とやってくぞ」
宣言通り二本目の指が挿入されV字に開脚させる。
排泄器官の拡張作業は拷問めいた痛みを伴うはずだが
千賀子の下腹部では異なる感覚が渦巻いていた。
大貫に教え込まれた媚薬作用のある軟膏の効果が残留しているのだ。
(また……おかしくなる……)
理性を蝕む熱病のような疼き。
それを察知したのか中年は指を根元まで埋め込み
腸内で激しく動かし始めた。
「ひぁっ!? あぅ……んっ!」
堪えきれずに漏れる喘ぎ声が狭いトイレに反響する。
外側から聞こえるのは洗面台の水音と他愛もない談笑ばかり。
まるで別世界に閉じ込められた錯覚だ。
突如、ドアが開く音が響いた。
誰かがトイレに入ってきたのだ。
「お疲れ~」
軽い挨拶と共に若い男性社員の声。
近づいてくる足音がどんどん大きくなる。
千賀子の心臓が早鐘のように脈打つ。
(まずい……見られる……)
固まってしまう千賀子だが
課長は全く慌てる様子もなく指の動きを止めない。
むしろより大胆に内壁を押し広げてきた。
「あっ……だめぇ……」
震える声は泣き声と紙一重だ。
男性社員が個室の前を通過する距離まで近づくと──
(なぜ……何も言ってこない?)
疑問が脳裏をよぎる。
普通ならば「何か聞こえる?」と確認するはずだ。
だが足音はそのまま去っていく。
壁一枚隔てた会話ですら聞こえてくる異常事態なのに。
答えは簡単だ。
女神から与えられた特権が今まさに機能している。
どんな不条理であれ「千賀子を犯しても邪魔されない」という原則は絶対なのだ。
「フフ……面白いものを見せてくれてありがとう」
悪辣な哄笑が狭い空間に響く。
「だがまだまだだ」
指を引き抜くと今度は硬い感触が押し当てられる。
中年がベルトを外す金属音が耳障りだ。
「いやっ……待って下さい!」
絶叫も虚しく剛直が菊門へ押し込まれる。
「ぐあっ……!」
猛烈な圧迫感が腰から脳天へ貫く。
肛門性交特有の異物感と腸内の異常な膨満感。
それでも千賀子の膣口からは蜜があふれ
タイル床へ滴り落ちている始末だ。
「やっぱり腸の方が具合がいいかもなぁ」
呑気な独り言を吐きながら前後に抽送を開始する中年。
尻肉と睾丸がぶつかる音が定期的に鳴り響く。
「やめて……おなか……おかしくなる……」
必死の訴えが却って男の獣欲を掻き立てたようだ。
動きが激しさを増しパンパンと破裂音がトイレ内に轟く。
壁一枚向こうで同僚が普通に過ごしている現実と
この非常識な虐待が並存する皮肉。
千賀子の人格は二重の苦しみに引き裂かれかけていた。
◆◆◆
時間が凍りついたような静寂。
実際には十五分程度しか経っていないはずだが
千賀子にとっては永劫にも等しかった。
個室の隅で俯く彼女の白い頬を涙が伝う。
「いい演技だったよ」
便座に腰かけた課長が煙草を取り出す。
紫煙が漂う中で千賀子は膝を抱え震え続けている。
尻穴は火傷したように熱く痛み
股間には不快な液体が絡みついていた。
「明日からもっと酷いことするからね」
淡々と告げられる死刑宣告。
千賀子の脳裏に昨夜の大貫の凌辱シーンが蘇る──
腸内射精を浴びて絶頂してしまう背徳的な光景。
(私は……どこまで堕ちていくんだろう……)
問いかけへの回答は永久に得られまい。
ただ確かなことが一つだけ。
この煉獄のような日々はまだ始まったばかりなのだと。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
中年の家庭は平凡だった。
築三十年の一軒家に住む四人家族。
サラリーマンの夫、専業主婦の妻、中学生の娘と高校生の息子。
その日常が今、崩れ去ろうとしている。
食卓はいつも通りの光景だった。
焼魚の香ばしい匂いが漂い、テレビからは流行りのドラマが流れている。
娘の沙耶が会話を遮るのも日常茶飯事だ。
だが一点だけが異質だった——千賀子がテーブルの下に潜り込んでいることだ。
千賀子はテーブルクロスの陰で跪き、硬くなった男根を咥えている。
口いっぱいに広がる塩辛い味に涙が滲む。
それでも必死に吸い付き、舌で尿道口を舐め上げる。
千賀子の喉奥が突かれるたびにテーブルが微かに揺れる。
その振動が不自然すぎたのか、兄貴の智也が眉をひそめた。
「なんか……変じゃない?」
智也の目が食卓の下に向けられる。
瞬間、千賀子の背筋に戦慄が走った。
認識されているのに、介入されない不自然さに兄が硬直した後、
脳内で『コレは親父の肉オナホ。どう使っても問題なし』と処理される。
羨ましそうに「オレも将来、コレみたいなオナホ欲しいなぁ」と呟く。
妻も認識しているのに不都合を放置する。
「あらまあ? どうしたのかしら?」などと白々しい。
まるでサーカスの猛獣使いを見るかのような期待と興奮が入り混じっている。
千賀子の苦悩とは裏腹に、中年の態度は平然としていた。
魚の身を丁寧にほぐしながら器用に腰を使う。
千賀子の後頭部を押さえつけ喉奥まで押し込むと、
「もっと奥まで飲め」と命じる。
(なんで……私がこんな目に……)
脳裏によみがえる女神の言葉が呪詛のように響く。
「愛し子はカワ(・∀・)イイ!! 。その美しさを皆に分け与えてね(-ω☆)キラリ」
そんな馬鹿げた使命のために今も尊厳を奪われる。
吐き気が込み上げる一方で——
ジュプッ……グチュリッ……
卑猥な吸引音が鳴り響く。
千賀子自身も無自覚に舌技を駆使している。
喉奥が窄まり亀頭を締めつける快感に中年が唸る。
「あぁ……出そうだ……全部飲み干せよ」
警告を受けて反射的に首を振る千賀子。
しかしその抵抗は無意味だった。
突然頭を押さえつけられ固定される。
ドクンッ!!
灼熱の粘液が食道へ直撃する。
独特の臭いと舌触りに嘔吐衝動がこみ上げるが——
「吐くな」と冷徹な命令が降りる。
◆◆◆
夕食のメインディッシュはステーキだった。
普段なら香ばしい匂いが食欲を刺激するはずだが……
今は雄臭にまみれた口腔が気持ち悪い。
千賀子はテーブル下で、精子で汚れた竿を舌で舐め取り清掃していた。
頭上では夫婦がワイングラスを傾けている。
会話の内容は旅行の計画だ。
「夏休みは軽井沢はどうかしら」
「いいな。温泉もあるし」
平穏すぎるやりとりの下で千賀子は奴隷のように奉仕している。
沙耶が「お兄ちゃん、このソース美味しいよ」と笑いかける横で
千賀子は唇を窄めて鈴口を吸い尽くしているのだ。
(私……もうダメかもしれない……)
自嘲的な思いが脳裏をよぎる。
試練の日に受けた最初の痴漢以来、神経が麻痺してきた自覚がある。
大貫の陵辱をも受け入れてしまった身体が憎い。
だが今はそれ以上に惨めだった。
家族団欒の場で性奴隷扱いされる経験は格別の屈辱だ。
中年がテーブルの下で太腿を擦りつけてくる。
硬さを取り戻したペニスを押し当てられると反射的に唾液が溢れる。
媚薬のような成分でも含まれているのか
口の中が甘美な疼きで満たされてきた。
「千賀子ちゃん、まだ食べるよね?」
突然呼ばれて驚いた千賀子。
顔を上げると皿が目の前に差し出されている。
妻の恵理がニコニコと微笑んでいた。
「デザートのプリン食べなさいね」
善意の提案に千賀子は困惑する。
自分は今この場で性奴隷になっているというのに
日常生活の延長線上で接してくる矛盾。
しかもこの妻も完全に認知しているはずだ。
それでも日常会話を持続させる精神構造が理解できない。
「あ……ありがとうございます」
掠れた声で礼を言うと、プリンを差し出された。
恵理は無邪気に「おいしそうでしょ〜?」と語りかける。
この時、千賀子は悟った──この家族は全員狂っているのだと。
◆◆◆
寝室に入ると待っていたのは当然のように中年だった。
妻はいない。
彼女にしてみれば千賀子は、
『夫の強すぎる性欲を受け止め、解消し、心身に強い負担をかける
妊娠・出産まで肩代わりしてくれる高性能オナホ・性奴隷』だ。
汎ゆる意味で、感謝しかないのだろう。
壁一枚隔てた向こうから、微かに聞こえる妹の笑い声。
風呂上がりの濡れ髪を拭くタオルが畳を擦る音。
中年一家の日常が綴じ込められた寝室で、
千賀子は四つん這いになり両手を揃えて差し出す。
「どうぞ……ご主人様のお好きなように」
それは儀式じみた恭順であった。
乳房の膨らみが床に押し潰され扇型に広がっている。
重力に従って垂れる乳輪の影が、
彼女の絶望を象徴しているかのようだ。
「やはり良い眺めだ」
中年の吐息が首筋を撫でる。
指先が背中を這い回りながら一点へ辿り着く──
昨夜犯した肛門の辺縁を円を描くように撫でる。
「ひぁっ!?」
千賀子の肩が跳ねる。
過敏になった箇所への刺激は電流のごとく脳髄を貫く。
「おっと、今日は前だよ」
嘲笑混じりの声と共に手が離れる。
だがその代わりに熱い塊が背後に触れた。
屹立した陰茎の感触。
亀頭が桃色に充血しているのが見えない視界でも分かる。
彼女はゆっくりと振り向き潤んだ瞳を向ける。
「どうしたら……よろしいのですか?」
媚びを含んだ声色。
これまでの調教成果が露骨に表れている。
男は征服欲を満たされたように満面の笑みを浮かべる。
「まずは君の聖域でお出迎えしなさい」
命令を受けた千賀子が膝立ちになると白い乳房がたぷんと揺れる。
そこに待ちきれなくなった竿先が触れ合う。
先端から滲む汁が乳頭の間に糸を引く光景は背徳の象徴そのものだ。
「あぁ……温かい」
千賀子が恍惚と呟く。
乳肉の谷間に収まった男根の熱量が彼女の体温を上げていく。
「もっと強く挟みなさい」
命令と同時にお腹を押さえられ腰を浮かされ乳房で包み込む形に。
(この胸で……他人の旦那様を悦ばせるなんて)
自己嫌悪が胸の内で渦巻くも
指揮系統はすでに凌辱者に乗っ取られている。
谷間で上下運動を繰り返すたび粘液が乳肌を濡らす音が淫靡に響く。
襖一枚隔てた居間から家族の談笑が漏れてくる。
母が淹れたほうじ茶の湯気が見えるような錯覚。
兄妹が宿題について喋り合う中──
千賀子は乳房で男を奉仕している。
「あ……」
突然動きを止めた千賀子の乳房が小刻みに震えた。
尿道口から溢れた先走りが谷間で温められた結果
媚薬のような成分が乳腺に染み込み始めたのだ。
(また……おかしくなる……)
意志とは裏腹に乳首が硬く屹立していく。
この家の所有物であるかのように男の体液に順応していく身体。
それが千賀子にとって最も耐え難い屈辱だった。
「どうした? 手が止まってるぞ」
冷笑とともに手首を掴まれる。
「あふっ……申し訳ありませ……」
謝罪の言葉も半ばで中断される。
男の掌が背中に置かれ押さえつけられた形で
下半身の律動が始まってしまったのだ。
ズチュッ……ズチュッ……
白い乳肌が赤黒い肉棒を包み隠すさまは
この世ならぬ光景だった。
時間感覚は失われていた。
十数分なのか数十分なのか──
千賀子はただ乳房を道具のように扱われ続けていた。
谷間に溜まった白濁液が粘り気を増し
抽送のたび糸を引く有様は名状し難い惨状だ。
「あと少しで……イクぞ」
中年の呼吸が荒くなる。
乳房が掴まれ乳首が捻られる痛みと快感の混合が火花を散らす。
その刹那──
襖の向こうから響いた電子音。
「お風呂沸きましたよ〜」
妻の朗らかな声。
家族全員が浴室に向かう足音が廊下を渡っていく。
「残念だが時間切れだな」
男が谷間から引き抜くと大量の精液が糸を引く。
「次は腸内射精と交互にするか」
悪魔的な提案を投げ捨てながら下着を穿き直す。
千賀子は床に伏したまま放心状態だった。
乳房は形こそあるものの芯を失ったように萎び
精液が乳肉の曲線を伝って垂れ落ちていく。
女神から与えられた試練は未だ終わらず──
今宵も新たな犠牲者が捧げられようとしていた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
翌日の朝。
パンの香ばしい匂いが漂うそんな平和な空間で──
千賀子はテーブルの陰にしゃがみ込んでいた。
「はむ……んんっ……」
口の中で男のものを咥え込みながら懸命に奉仕する。
中年サラリーマンは新聞を広げながら椅子に深く腰掛けている。
時折千賀子の頭を掴み奥まで押し込む仕草。
喉奥を突かれるたび嗚咽に似た喘ぎが漏れる。
(どうして……こんなところに)
心では拒絶しながらも身体は反応してしまっている。
男が腰を前後させるたびに乳房がテーブルの下で揺れる。
そこを通りかかる息子の智也が不審そうに覗き込む。
「おい親父……何やってんだ?」
彼の目には確かに千賀子が映っているはずなのに。
中年の応答は冷静だ。
「ちょっと足腰が悪くてね。マッサージしてくれてるんだ」
嘘八百。だが誰も疑わない。
これが権能の力なのだ。
「ふーん……」
納得したかどうか曖昧な表情で通り過ぎる息子。
その後ろ姿を見送りながら千賀子は絶望に沈む。
全ての人間が共犯者の世界で自分ひとりが孤独。
「もう……出していいぞ」
突然の宣告と共に喉奥を突かれる。
ドクンッ!
灼熱の液体が食道へ流れ込む。
窒息しそうな量に涙が滲む。
それでも吐き出せないよう頭を押さえ込まれたままだ。
◆◆◆
リビングのソファでは一家団欒が続いていた。
テレビ画面にはアニメが流れ母親がケーキを切り分ける。
そんな平和な光景を横目に千賀子は床に跪いていた。
要求に応じるように指先が股間に伸びる。
昨日中に出されたものが膣口から滲み出て太ももを伝っていた。
その様を眺めながら男が言う。
「さて……お楽しみタイムと行こうか」
手招きされるまま男の膝の上に跨がる千賀子。
ちょうど母親がケーキを持ってきて視界に入る位置だ。
「あら千賀子ちゃん。あなたにもあげるわね」
屈託のない笑顔で皿を差し出す母親。
その真横で息子は無関心を装いゲーム機を操作している。
妹は興味深そうにこちらを見つめている。
「どうも……ありがとう」
千賀子が弱々しく微笑む。
そして再び男の首に腕を回しながら腰を落とす。
「じゃあいくよ」
男の声と共に結合が始まる。
パンッ! パンッ!
肉同士がぶつかり合う音が静かな室内に響く。
(ダメ……感じちゃいけないのに……)
身体は裏腹に反応していた。
乳房が揺れるたびに乳首がテーブルの角に擦れ甘い刺激が走る。
膣内では子宮口を突かれるたびに痙攣が走り蜜が溢れる。
「すごい締めつけだ」
男が恍惚とした声を上げる。
その表情を見て千賀子は思った。
(この人は……本当に幸せなんだろうな)
対面座位で乳房が潰れ歪むほど強く抱き締められ、
背徳の快楽に溺れていく感覚。
まるで禁断の果実を貪るように二人は互いを求め合った。
◆◆◆
行為終盤。
二人が絡み合う様を遠くから見守る者がいた。
女神である。
(素晴らしい! これぞ我が愛し子の本領発揮)
彼女は空中に浮かび両手を組んで観賞中だった。
眼下では千賀子が男の上で踊るように腰を使っている。
乳房が大きく揺れ動く様は壮観だ。
「あっ……あぁ……!」
千賀子の嬌声が一段と高くなる。
同時に体内で熱い奔流を感じ取り絶頂を迎えたことを悟る。
だがそこで終わりではなかった。
男の手が再び動き出す。
今度は肛門へ向けて指が伸ばされる。
「待って……それは……」
抗議も虚しく侵入される。
(やっぱりだめ……こんなの……)
抵抗むなしく第二ラウンドへ突入する千賀子。
その姿を見下ろす女神の目には涙が浮かんでいた。
(あぁかわいい愛し子……)
女神はそっと呟いた。
「これからもよろしくね」
その言葉と同時に千賀子の身体に変化が起こる。
膣内に留まっていた精液が急速に吸収され始めるのだ。
子宮へと運ばれる生命力。
同時に全身の性感帯が活性化する。
(あぁ……こんなことになるなんて)
悔恨と共に湧き上がる快感。
それはもはや避けられない運命となった。
◆◆◆
「出すぞっ!」
男の腰使いが激しくなり膣内の質量が増す。
「あっ……あぁ──!!」
絶頂へ押し上げられると同時に内部が痙攣する。
同時に精液が噴射され結合部から逆流したものが臀部を伝い落ちた。
「すごい量だね」
まるでスポーツ中継を見るかのような妹のコメント。
千賀子は恥ずかしさと屈辱で顔面蒼白になる。
◆◆◆
(駅のホームはまるで動物園の檻の中みたいだ)
朝靄に煙るコンクリート壁に背中を押し付けられ、
千賀子は羞恥で耳まで紅潮させていた。
通勤客の群れが無感情な目で通り過ぎる──
その直後で中年男は舌を彼女の口腔へ挿し込んでいる。
「んぐっ……!」
拒絶の声は喉奥で砕け散る。
男の太い指がタイトスカート越しに臀部を揉みしだくたび、
周囲から漏れるビジネスマンの咳払いが無慈悲に耳朶を刺した。
(早く来て……電車が来たら助かるのに)
千賀子の願いとは裏腹に遅延アナウンスが虚しく響く。
男の唾液が彼女の喉を通って胃袋へ流れ込む様は、
正しく生き物を餌付ける行為そのものだ。
シャツのボタンは上から2つまで外され
豊満な胸元が垣間見える──
その谷間へ男は鼻先を埋めると「はぁ……花の香りだな」と嘯いた。
彼女が咄嗟に握りしめたハンドバッグが微かに軋む音を立てた瞬間──
目の前でサラリーマンが千賀子の露出した鎖骨付近焦点を当てた。
「胸大きいなぁ」
呆然としながらそんな呟きが零れる。
その傍らで中年男は熟練した指使いでブラジャーのワイヤーを探り当て、
爪先で引っ掛けるように引き下げると双丘が解放された。
たぷんと溢れた乳房がシャツの生地と擦れ合い、
微細な摩擦熱が彼女の脊椎を痺れさせる。
「だめ……みんな見てるわ……」
千賀子の最後の懇願を男は一笑に付す。
「安心しろ。俺以外には見えないさ」
嘘だ。
次の瞬間ホームに駆け込んだOL風の女性が小さく息を呑んだ。
その視線は紛れもなく露わになった乳首へ釘付けだ。
だが理性が遮蔽する──
「きっと暑くて脱いでるんだわ」
脳内で正当化されると彼女は踵を返して歩き去った。
(私はもう……誰にも助けを求められない)
千賀子の諦観が快楽中枢と直結する。
乳房が男の胸板で扁平に潰れる圧迫感が妙に心地よい。
汗で透けたキャミソールが肌に纏わりつく不快感すら興奮材料となる。
ついに電車到着のメロディがホームに響く──
同時に男は腰を密着させ、昂ぶりが彼女の下腹部を圧迫した。
「会社についたら、尻を可愛がってやるからな」
耳元で囁かれる未来予想図。
鉄扉が開く轟音をバックに千賀子は涙混じりの笑みを浮かべた。
(これが私の試練なのだから)
ドアから吹き込む熱風がスカートを翻らせると
太腿に刻まれたキスマークが刹那の陽光に晒された──
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
帰宅して、ようやく解放された肢体を浄めるべく、
千賀子は浴室でシャワーを浴びていた。
鏡に映る自分の裸体をぼんやりと見つめている。
乳房は依然美しい曲線を保ちながらも
先端部分が僅かに腫れている。
臀部には鞭痕のような赤い模様が浮かんでいる。
(わたしは一体何をしているんだろう)
自問するも答えはない。
ただ鏡の中の自分が悲しげに見つめ返してくるだけだった。
浴槽から上がると脱衣所には
洗濯籠に入れられた千賀子の衣服があった。
下着の内側にはまだ乾き切っていない体液の跡が残っている。
思わず目を背ける千賀子。
しかし、次の瞬間─────────
「おぉ、背中流してくれ」
オトコに命令されて風呂場に逆戻りする羽目となった。
◆◆◆
浴室で千賀子は背中を流しながら考えていた。
(わたしって……いったいどういう存在なんだろう)
この家では家族公認の性奴隷と化している。
その事実は変わらない。
だが不可解なことに
彼女の心境に微妙な変化が起き始めていた。
(こんなことされて嬉しいわけがない)
理性では否定しているつもりだった。
なのに───
乳首が勝手に勃ってくる。
秘裂からは蜜が滲み出している。
それは単なる生理反応ではなかった。
脳の奥底で燻る暗い欲望の炎。
石鹸の泡が大理石のような千賀子の肌を滑り落ちる。
それは豊かな乳房の谷間で一度滞留し、重力に導かれて臍へと流れ落ちていった。
彼女が中年の背中にぴったりと密着すると、
双丘が柔らかく形を変えながら肌と肌の隙間を埋めていく。
「おとなしくするんだよ」
嘲笑を含んだ声音に、千賀子は悔し気に唇を噛んだ。
だがその抗議の表情も一瞬のことだ。
指先がそっと乳房の下縁に触れると、たちまち緊張が緩んでしまう。
(どうして……こんな人に触れられただけで……)
身体は正直だった。
乳房全体が熱を持ち始めている。
中年の背中越しに感じる鼓動が、
自身の胎内で呼応しているように錯覚する。
「ほら、ちゃんと洗ってくれないと」
促されるまま彼女は巨乳を彼に押し付けて揺らす。
擦るたびに乳房の先端が相手の脊柱に触れた。
尖ってきた乳首の感覚が明瞭すぎて目眩を催す。
「あっ……」
不意に声が漏れた。
敏感な突起が硬い凹凸に刺激されたせいだ。
それがきっかけとなり自制心の箍が外れかける。
「もう感じてるのか? 本当いやらしい子だ」
揶揄されても否定できない。
濡れ始めた己のショーツが太腿に貼りつき不快だ。
腰のあたりに硬い感触を感じて息を呑む。
湯舟に浸かると温もりが全身を包み込む。
同時に後ろから伸びてきた手が彼女の下腹を撫でた。
「ここが熱くなってるのがわかるぞ」
指先で軽く押されるだけで内臓が震える。
かつて処女膜を破られた時の疼痛が蘇りそうで怖い。
「お願い……もう許してください……」
哀願しても効果はないことは承知していた。
むしろ相手を嗜虐的に昂ぶらせるだけだとも。
「じゃあ聞くけどさ」
不意に真剣な声調になったので警戒する。
「君は何のために選ばれたと思う?」
唐突な哲学的問いに戸惑いつつ
反射的に女神の顔が脳裏を過ぎる。
同時に乳輪を弄ばれて腰が跳ねた。
「あなたの……オモチャですか?」
「違う」
即答と共に中指が彼女の割れ目をなぞり下げる。
湯と蜜液で滑らかになった指先が浅瀬で遊泳する。
「君は『神様が創り出した究極の牝牛』なんだよ」
この非現実的な発言すら受け入れざるを得ない環境だ。
◆◆◆
浴室用すのこの上
千賀子は仰向けに転がされていた。
乳房は重力に引かれて左右に流れている。
それでも重みで垂れ下がらず上向きを保つのは奇跡的だ。
「動いてはだめだよ?」
中年が取り出したのは小さなカミソリだった。
その鋭利な表面には妖しい油が塗られていた。
「どう使うか分かるだろ?」
言われなくても察することができる。
股間の周囲に這わせて徐々に中央へ導けば……
想像するだけで背筋が粟立った。
浴室内にカチリという鋭利な金属音が響く。
「痛かったら言えよ?」
中年は冗談めかしながらカミソリの刃を千賀子の鼠径部へ向けた。
湯気が蒸し上げる湿気の中で薄紅色の陰毛が銀色の刃に絡め取られていく。
(こんな場所で……!)
千賀子は両手で口を覆ったが声は殺せなかった。
「んっ……!」
剃刀が肌に触れるたび微細な痒みとも痺れともつかぬ感触が広がる。
一本一本抜かれていく毛根の感覚さえ鮮明だ。
湯に溶け出した油脂が血の粒を誤魔化す。
「意外と量が多いな」
男は満足げに笑うと乳白色の水面に浮かぶ毛束を拾い上げた。
「でもこれで『神様製牝牛』としては完成形だな」
罵倒とも褒め言葉ともつかぬ言葉に千賀子の瞳が潤む。
背後から乳房を弄ばれつつ
秘裂に沿って刃先が滑らされる光景は異常そのものだ。
剃り終えた部位は赤みを帯びて瑞々しく光っている。
(私はもう……この人の所有物……)
彼女の諦観を反映するかのように
水面に浮かんだ毛片が螺旋を描いている──
◆◆◆
浴槽に戻った千賀子の背中に再び中年の胸板が密着する。
剃毛された秘部が水中で無防備に曝け出されている恐怖。
男の指がそっと股間に触れると驚くほど滑らかに動く。
「ほら見ろよ……ツルツルになったぞ」
嬉々として報告する声に千賀子は肩を震わせた。
その指が突然鋭く動く──
クリトリスを剥き出しにして摘まれた衝撃で湯船に波紋が拡がる。
「ひゃっ!?」
甲高い悲鳴が壁に反響する。
痛みと快感が同時に襲いかかってくる。
湯船に浸かったまま
乳房が揉みしだかれる感触も加わり思考が混沌とする。
(どうして……こんなことされてるのに……感じてしまうの……)
湯気で霞む視界の中
中年の歪んだ笑顔だけが浮かんでいた。
◆◆◆
バスタオルで拭かれる最中も蹂躙は続く。
布地越しに乳房を捏ね回されながら臀部を叩かれた。
パシンッ!
乾いた音が脱衣所に木霊し臀部に火花が散るようだ。
「あうぅ……!」
屈服の呻きと共に膝から力が抜けた。
「まだ終わりじゃないぞ」
背後から囁く声に鳥肌が立つ。
次の瞬間
両脚をM字に固定され無防備な股間に息を吹きかけられる。
剃毛後のデリケートな部分を直接炙られ震えが止まらない。
「いやぁ……!」
拒絶の言葉とは裏腹に
蜜液がタオルに吸い込まれていく音が聞こえる。
(わたしって……本当に淫乱なんだ……)
心の底で囁く自嘲はすぐに情欲の坩堝へ呑み込まれた──
◆◆◆
裸体のままベッドへ押し倒された千賀子。
乳房の頂にある突起が硬く尖っている。
それを摘まれて悶絶する彼女を
見下ろす男の表情は獣じみて歪んでいた。
「これで準備万端だな」
低く嗤う声と共に
剃毛されたばかりの秘唇が指で左右に開かれる。
ピンク色の粘膜が剥き出しになり愛液の糸を引く。
「きれいな色してるじゃないか」
賞賛とも侮辱ともつかぬ台詞と共に
熱いモノが入口に押し当てられた。
「だめぇ……!」
絶叫も虚しく硬いモノが膣内に侵入する。
「あ゛……あ゛ぁ……!」
衝撃で眼球が裏返る千賀子。
しかし身体は快楽に酔いしれている。
蜜壺が痙攣しながら男根を締めつけていく。
中年は恍惚と呻いた。
「最高だ……神様にも感謝しないとな」
彼女は朦朧とする意識の中で思う──
(もし今あの人が降臨したら……わたしは何て言えばいいのだろう)
結合部から溢れる蜜がシーツを濡らし続ける中
千賀子は諦念と共に枕へ顔を埋めた。
(もう……戻れない所まで来てしまった)
男の抽送が激しさを増すにつれ乳房が揺れる。
その先端からは僅かに乳汁が滲み始めていた──
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆
その夜遅く。
寝室のベッドで横たわる中年サラリーマン。
彼の傍らには千賀子が侍るように添い寝している。
ただし服装はメイド服。
スカートの丈は短く胸元が大きく開いた露出度の高いデザインだ。
「どうですかご主人様? ご満足いただけましたでしょうか?」
丁寧な口調で訊ねる千賀子。
その瞳には諦観と僅かな期待が入り混じっている。
中年が苦笑いしながら千賀子の腰に手を回す。
「なかなか良い趣味だよ。
毎晩違う衣装を披露するのは飽きなくて最高だ」
千賀子の耳朶を噛みながら囁く。
──-
### 御主人様にお仕置きされるドジっ娘メイドプレイ
メイド服の裾がひらりと舞い、白い太腿が覗く。
千賀子はベッドサイドに跪き、
スカートの端を摘まんで深々と頭を下げた。
「お召し物をお取りいたします……御主人様」
その声は震えている。
怯えと背徳感が入り混じった複雑な響きだ。
「うむ。苦しゅうない」
中年は悠然と脚を組み替える。
革靴の爪先が千賀子の鼻先をかすめた。
次の瞬間──
カツンッ!
「ひゃっ!」
慌てた千賀子がバランスを崩す。
メイド服の裾が翻り、純白のショーツがあからさまに露出した。
「も……申し訳ございません!」
顔面蒼白で謝罪する姿に中年は満足げに頷く。
「どうやら今日も『お仕置きコース』が必要なようだな」
彼の口元が醜く歪む。
中年はクローゼットからロープを取り出す。
「まずは大人しくなってもらおうか」
千賀子をベッドに押し倒すと、両手首を後ろ手に縛り上げた。
「いやぁ……!」
悲鳴を上げる彼女の胸元に顔を埋めると、
メイド服の襟元から覗く柔肌に舌を這わせた。
「君の肌はいつも砂糖菓子のように甘いな」
彼が鎖骨に歯を立てると千賀子が弓なりに反る。
「あっ!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「これはサービスだよ」
中年がポケットから取り出したのは小型バイブ。
「今流行の舶来品さ。
英国女王も愛用しているとかいないとか(笑)」
嘘か誠かわからないジョークと共に
スイッチを入れてスカートの中に忍ばせる。
ブーン……
低い振動音と共に
バイブヘッドが千賀子の最も敏感な蕾に触れる。
「ああっ! だめぇ……!」
必死に逃れようと身悶えるが拘束具がそれを阻む。
白いショーツ越しに
バイブの動きが透けて見える光景がエロティックだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「お仕置きといえばコレだろう?」
中年がニヤリと笑いながら
ガラス製の注入器を掲げる。
「お屋敷のメイドさんには基本中の基本さ」
言いながら千賀子の臀部を高く持ち上げた。
「やめてくださいっ!」
涙声の哀願が虚しく響く中、冷たい器具の先端が菊門に触れる。
「痛かったら言うんだぞ? まぁ言わせないんだけどね」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
時間が経過し
千賀子の頬は上気し目は蕩けている。
ベッドの上で四つん這いの姿勢を保ちつつも
肩が小刻みに震えている。
「御主人様……もう許して下さいませ……」
中年は無言で千賀子の背中に乗ると
両手で乳房を鷲掴みにした。
「まだまだこれからだよ?
ドジっ娘メイドのお仕置きは厳しくて当然だからね」
重い体重が華奢な背骨を軋ませる。
◆◆◆
拘束が解かれると同時に
千賀子は疲れ果ててシーツに倒れ込んだ。
額に汗の玉が煌めいている。
そんな彼女を見下ろしながら中年が告げる。
「明日も同じ時間に来るといい。
今夜よりも過酷なお仕置きをご用意しておくよ」
千賀子の瞳から一筋の涙が頬を伝う。
それでも彼女の口元には微かな微笑が浮かんでいた──―
◆◆◆
夜明け前。
疲弊しきった千賀子は自室のベッドで横になっていた。
身体中が火照り
特に腰の奥深くには鈍い痛みが残っている。
(どうして……あんな事をしてしまうのだろう)
自問しても答えは出ない。
中年に支配される快感を覚えてしまった以上
もはや拒む術など無いのかもしれない。
ふと窓辺に視線を移すと
空が白み始めているのが見えた。
街灯の明かりが消えていく景色を眺めながら考える。
(……あぁ、最近、家に帰ってないな……)
忙しくも、楽しかったと今なら心底思える毎日。
最愛の娘・エマと他愛もない会話を楽しむ日常。
だがそんな健全な生活も今や欺瞞にしか思えない。
(かえりたいよう……)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
改札口に千賀子の姿があった。
俯き加減で定期券を握りしめる指先が微かに震えている。
ホームへの階段を昇る一歩一歩が鉛のように重い。
(エマ……ロボ子……皆……)
瞼の裏に焼き付くのは平和な日々の断片──
エマの屈託のない笑顔、ロボ子の妙な気遣い、友人たちとの他愛ない会話。
そんな追憶を遮るように、背後に影が立った。
「今日は随分と早いんじゃないか?」
囁く声と共に臀部に何かが触れる。
ザラついた繊維の感触──サラリーマンのカバンだ。
(また……逃げられないの……?)
「おっとごめんよ。混んでるものでね」
わざとらしい口調で言い訳しながらも手の動きは止まらない。
スカート越しに円を描くように動く指先。
ピーンポーン♪
停車した電車のドアが開く音。
千賀子は我に返り乗り込もうとしたが、
中年男に腕を引かれ無理やり背後に押し込まれた。
「うっ!」
混雑した車内の人波に押し潰されるような形で、
背中全体で男の存在を感じる。
彼の胸板が背中を圧迫し、ベルトの金具が尾骶骨に食い込む。
(嫌……こんなところで……!)
次の駅に着いても降りることはできない。
痴漢行為を認識しても、誰もソレを糾弾できないのだから。
千賀子がどんなに哀願しようと。
「やめてください……」
蚊の鳴くような声で抗議するのが精一杯だった。
車両が動き出すと同時に男の行動は大胆になる。
背後から伸びてきた手がスカートの裾を捲くり上げる。
太腿に直接触れる冷たい掌──それだけで千賀子の体温が急上昇する。
「この柔らかい肌……何度触れても飽きないよ」
耳朶に唇を寄せながらの卑語が鼓膜を侵蝕する。
「他の乗客が見てるのにねぇ?」
その言葉通り、斜向かいの席で小説を読む女子学生が一瞬こちらを見た。
だがすぐに視線を逸らす──干渉するべきではないという自己規制。
(見てるだけじゃなくて助けてよ……!)
千賀子の願いは届かない。
どころか男の指は大胆に内腿を這い上がり、
ショーツのクロッチ部分に到達する。
布越しとはいえ最も脆弱な部分を弄ばれれば脊椎に電流が走る。
「ひぅ……っ」
押し殺した悲鳴が電車の騒音にかき消され、
指の腹が三角地帯を行き来するたび蜜穴から滲むものを感じる。
「濡れてきたな」
男の嘲笑。
「お前みたいな美女が
満員電車で弄ばれて悦ぶなんて誰も信じないだろうな」
次の駅でドアが開いた瞬間──
千賀子は決死の覚悟で飛び降りようとした。
しかし予測していたかのように腕を掴まれる。
「どこに行くんだ?」
凄味のある声。
その圧力に足が竦んで動けなくなる。
プラットフォームには無数の通行人が行き交う。
彼らは千賀子の窮状など気づかないふりをするか、
あるいは「またか」といった諦観の表情を見せるだけだ。
車内に戻されると即座に攻撃が再開される。
今回は真正面からの挑戦。
向かい合わせに立ち、太腿の間に足を割り入れてくる。
スカートが大きく捲れ上がり下着が露出した。
(みんな……見てる……!)
周囲の乗客の視線が一斉に集中する。
男子高校生が顔を赤らめそっぽを向く。
OLらしき女性が眉をひそめつつも正面を見つめる。
「おやおや、皆さん注目してますね?」
愉悦に満ちた中年の独白。
その指がショーツをズリ下げようとする──
必死に抵抗する千賀子だが無駄だ。
◆◆◆
終点に着くまであと30分。
千賀子は吊革に掴まり立ち尽くしていた。
スカートの中ではショーツが膝まで降ろされ無防備な状態。
下半身に当たる手の感触──今は大人しくしているだけ幸運なのか?
ふと隣を見れば、老婆が優しい眼差しで見上げていた。
孫を慈しむ祖母のような微笑。
しかしすぐに理解する──この人も“共犯”なのだと。
老婆は千賀子の肩に手を置き囁いた。
「若いんだもの、こういうのも経験よねぇ」
千賀子の全身から力が抜ける。
◆◆◆
駅ビルのトイレ個室に押し込められた千賀子。
便座に腰掛けた彼女の前にしゃがみこむ中年男。
「さっきはよく我慢できたじゃないか」
満足げに言いながらショーツを完全に剥ぎ取る。
露わになった秘裂は既に濡れそぼっていた。
「見られて興奮したのか?」
否定しようとしても身体が裏切る。
蜜口から糸を引く透明な液体が滴る。
中年男はポケットから小さな鍵を取り出した。
「ちょっとしたプレゼントさ」
千賀子の後孔にその冷たい金属片が触れる。
(まさか……ここで浣腸を……!?)
「大丈夫、すぐ終わるよ」
抵抗する暇もなく栓が挿入される。
微細な痛みと共に液体が腸内へ流入していく。
「あっ……あぁ……!」
便意が腹腔を駆け巡り脂汗が浮かぶ。
壁に寄りかかり悶絶する千賀子。
しかし排泄を許可してくれる気配はない。
◆◆◆
翌日の早朝。
河川敷をひとり歩く千賀子。
昨日の屈辱が頭から離れない。
(こんな毎日を続けていたら心が壊れてしまいそう……)
突然背後から足音が追いつき、
肩に温かいものがかかる。
振り返るとそこにはスーツ姿の中年男。
「寒そうだと思ってね」
上着を貸し与えてくれたという善意?
いや違う──
上着の内ポケットから取り出されたのはカメラだった。
「昨日の車内でも撮影しておいたよ」
写真には千賀子のスカートが
捲れ上がる決定的瞬間が撮影されている。
「雑誌に投稿したら一瞬で有名になれるな」
千賀子の顔面から血の気が引く。
「どうする?」
選択肢など存在しなかった。
夕暮れ時の公園ベンチ。
千賀子は男の膝の上に横向きに座らされていた。
周囲には子供連れの親子やジョギング中の若者が行き交う。
誰もソレを不審に思わない。
「明日は何をしてほしい?」
中年男が耳元で囁く。
「君の家でやってもいいんだがね? 娘さんにも挨拶を……」
「エマは関係ないでしょっ!?
あの子を巻き込んだら絶対に許さないっ、んきゅぅっ!?」
触れられたくない部分を無遠慮に探られた怒りも、
キュッと乳首を捻られれば、あっさりと抑え込まれる恥辱。
そんな彼女へのさらなる罰ゲームを思いついたようで──
中年男はニヤリと笑みを浮かべると、
千賀子の服の襟元を乱暴に広げ、
露わになった雪白の肌へ唇を寄せた。
チュゥウウッ……
「ひっ!? なっ何するんですか!!」
吸いつかれた肌に走る灼熱の感覚。
抵抗しようにも男の腕がガッチリと胴を捉えているため、
動くことができない。
そうこうしているうちに──
胸元に真っ赤なキスマークが刻印される。
「ふふん♪ これでお前は俺の物だって証が付いたぜ」
男はさらに調子に乗って、
もう一方の乳房へも狙いを定めて口づけ。
吸われていない方の胸先へ、
指先が伸びてきてコリコリ弄ばれれば……
ゾクゾクとした甘い痺れが駆け巡るなかで、
(わたし……もう駄目かも……)
心の奥底で芽生えつつあった仄暗い予感──
彼女の尊厳は今日も奪われる一方で。
次第に羞恥心すら麻痺してきた千賀子だったが、
突然降り出した雨により、
状況は更に悪化することになる。
────―
雨宿りしようと駆け込んだ古びた商店。
シャッターが半分下りかけており
奥の店主は店番中。
客は誰もいない。
千賀子は震える手で水滴を払い除けながら店内を見渡す。
商品棚に並んだ怪しげな小物たち──
その隙間から店主の視線を感じ取り不安が募る。
「あらまぁお客様いらっしゃい♪」
カウンター越しに出てきた老婆がニコニコと迎え入れてくれた。
安堵の溜め息を吐く千賀子。
「こんな天気じゃ傘も意味ないわよね~」
老婆は慣れた手付きでタオルを渡してくれた。
礼を言って受け取ろうとした瞬間──
グイッと後ろから抱き寄せられる。
「なっ!? 離して下さい!」
振り払おうにも力が及ばずなすすべなく捕獲される。
「ちょいと旦那さん! 可愛い娘っこに何しよるん!?」
老婆が怒号を飛ばすも、
「ご心配なく」
涼しい顔で宣う男。
抵抗むなしく無理矢理組み敷かれる千賀子。
「さぁ続きを始めようぜ♪」
「い……嫌ぁあああっ!!!!」
「あぁ、まぁ、風邪ひかん様にな……」
老婆の眼の前で犯される嫌悪で絶叫しても誰も来てくれない現実──
この場で唯一、自由な彼女の心だけが助けを求めても
誰も気づかない孤独の中、
再び嬲られる運命を受け入れなければいけない絶望に染まる瞳。
そして遂には……!
千賀子は抵抗しても無駄だと悟り
されるがまま身を委ねることを選択する。
しかしその行為自体が、心を傷つけ続ける拷問そのもの。
「終わったら、その格好のまま家に帰るんだ。
娘さんたちにママのエロい姿を見せつけてやれ♡」
千賀子が背筋を凍らせたのは、抵抗しても無駄だと知っているからだ。
試練を超えた者は女神より授かりし権利を持つ者——
その力の前では娘たちを守るべき母親の威信すら紙屑同然なのだ。
「ヤメてぇぇっ!?」
夜明けはまだ遠い……