「なつき、帰りにうち寄ってくだろ?」
「あ、はーい。行きますっ」
練習を終えたサッカー部の部員たちが部室へと戻る途中、明らかにリーダー格の青年がマネージャーに向けて声をかけた。
声を掛けられたマネージャーの名前は...茂木なつき。童顔だがスタイルは良く、明るくノリの良い性格は男子生徒の憧れの的だ。
「御木先輩...茂木と仲良いよな」
「お前知らねぇの?付き合ってるらしいぜ、あの二人」
そう。なつきに声をかけたリーダー格の部員...御木は他の部員に見せつけるように、なつきとの仲をアピールしている。まるで、彼女は自分のモノであるかと主張する様に。
「まじかぁ...ちょっとショック」
「御木先輩って女テニの先輩とも付き合ってなかったか?」
「まじかよ。すげえな御木先輩」
御木は女たらしとしても有名だ。
「ってことは...茂木も御木先輩とヤってんのかな?」
「そりゃそうだろ。あんなエロい身体放っておくわけねーだろ」
「まあ、そりゃそうか」
下ネタで盛り上がる後輩たち。
「お前ら、駄弁ってないでさっさとグラウンド整備行ってこい!」
「あ、は、はいっ!」
先輩に叱られる後輩たち。
ちなみに、御木はさっさと着替えを済ませた後、なつきと一緒に下校していた。
「...」
そんな中、実に不愉快そうな表情を浮かべる部員が一人。
「拓海、行こうぜ」
「...」
同級生に促され、他の部員と一緒にグラウンド整備に行くのであった。
................
「なつき、ゲーセンいこうぜ」
「え~またゲームセンター?」
手を繋いで下校する御木となつき。
実に仲睦まじい様子だが、御木の提案になつきは不満の色を見せた。
「なんだよ、それならどこに行きてぇんだよ」
「ファミレスで良いじゃん。おしゃべりしようよ」
内心面倒な御木。本音を言えばそのまま家に連れ込みたいところである。
「おしゃべりならウチでもよくね?」
「まあ...そうだけど」
なつきは内心気が付いていた。
"ああ、この人はさっさとヤりたいだけなんだ"と
「それにしてもアチぃなぁ」
「そーだね~」
じりじりと肌を焼く太陽。歩いているだけなのに汗が噴き出してくる。
「ねえ、御木先輩。今度海に行こうよ」
「いいぜ。この前免許も取ったし、どうせなら車で行くか?」
御木は既に18歳を迎えており、運転免許を取得できる年齢だ。
「ドライブデートってやつだね。やった♪」
無邪気に喜ぶなつき。この軽いノリで御木とも交際しているのだ。
そんな気楽な会話をしているうちに、御木の自宅に到着した。
「ほら、上がれよ」
「はーい。お邪魔しまーす」
元気よく敷居を跨ぐなつき。
ちなみに両親は共働きなので不在だ。故に御木は家に何人も女を連れ込んでいる。
「飲み物取ってくるわ。先に部屋に行ってろ」
「うん」
ドスドスと足音を立てながら居間に向かう御木。なつきは特に迷った様子もなく2階の御木の自室へと向かう。...何度も訪れているので覚えているのだろう。
「...」
御木の自室に入るなつき。散らかっているという程ではないが、ベッドは乱れており、机の上には灰皿とタバコが堂々と置いてある。
ちなみに、なつきはタバコの臭いが苦手だと公言している。しかし、付き合う男はみんな喫煙者だ。
「臭い...」
窓を開けて少しでも換気する。とはいえ、この部屋にはクーラーが有るので後々閉める事にはなるだろう。それに、この後の事を考えると、窓やカーテンは閉めた方が良いに決まっている。
そして、なつきは適当なところにカバンを置き、ベッドの上を整理して腰かけた。
「あっ」
ドスドスと階段を上る足音が聞こえる。
「麦茶で良いか?」
麦茶ポットとグラスを二つ持ってきた御木。
「うん。ありがとー」
乾いた喉を冷えた麦茶が潤していく。
「ぷは~」
なつきが思わず漏らした声に御木が噴き出した。
「おっさんかよ」
「おっさんでも良いもーん」
特に何も考えずに返事をするなつき。
その後も、頭を使わない会話が続いていく。
しかし、なつきはそれでも楽しそうな様子だ。御木は...既になつきの身体のことしか考えていない。
「...」
「...」
不意に会話が途切れた。
手持ち無沙汰となった御木は、タバコに手を伸ばした。そして、火を付けようとしたその時、なつきが何ともいえない表情を浮かべている事に気が付く。
「嫌か?」
「だって...えっちするんでしょ?キスするとき臭いんだもん」
「...わかったよ」
御木はライターを放り、タバコも箱に戻した。
「ぁ...」
なつきは驚いていた。今までの経験から、そのままタバコを吸うモノだと思っていたのだ。今までの彼氏はみんなタバコを吸い、セックスをしてまたタバコを吸う。それは変わらないモノだと思っていた。
そういえば、御木とセックスするときはあまりタバコの臭いを感じなかったという事を、なつきは思い出していた。
「なつき...」
御木の太い腕が伸び、ぐっと抱き寄せられた。
「んっ...」
思わず甘い声が漏れてしまう。
なつきは男の太い腕に抱かれた瞬間、頭の中が雌の本能で埋め尽くされ、大切な事を何も思い出せなくなる。
「なつき...んっ...」
「んぅ...♡」
御木に唇を奪われ、そのまま後頭部を押さえつけられる。
「んんっ...♡」
巧みに舌を絡められて、頭の中を淫らな色に染められていく。頭を押さえつけられており、自分の意思では抜け出せないこの状況がなつきを更に興奮させ、純白のショーツは愛液で大きなシミを作り始めている。
「ん...」
パチンパチンとブラウスのボタンが外され、あっという間に脱がされてしまう。
「んっ...んぅ...っ...♡」
御木は手馴れた手つきでブラのフロントホックを外し、ゴツゴツとした指で乳房を掴む。しかし、それは決して乱暴な手つきではなく、そして優しすぎる事も無い。
甘く、激しく、そして優しい愛撫。なつきの膣からは更に愛液が溢れだす。
「ん...すげぇ濡れてるな、なつき」
「うん...んっ♡」
御木の指がクロッチを撫でると、思わず甘い嬌声が漏れてしまった。
「相変わらずエロいな...」
「そんなことない...もん...っ♡」
ショーツを剥ぎ取り、くちゅくちゅと音を立てながら膣口を指で搔き回す御木。その手つきは非常に手馴れている。また、なつきはなつきで経験豊富なので濡れやすく、身体の相性は非常に良かった。
「んっ...ああっ♡」
御木の腕の中で快楽に浸るなつき。艶めかしく身体をくねらせて、潤った唇からは甘い嬌声を上げていた。
「気持ち良いだろ?」
自分のテクニックを微塵も疑っていない言い方だ。しかし、事実として御木はセックスが上手い。だからスケコマシだとバレていても女が絶えないのだ。
「うんっ...気持ち良い...っ...ああっ♡♡♡」
「お前はここが弱いからな」
御木はツボを押さえた愛撫をする。その巧みな指遣いになつきの雌の部分は強く刺激され、柔らかい唇からは甘い嬌声が勝手に漏れ出してしまう。
「んぅ...ふぁ...っ...あっ♡だめだめだめっ...♡♡」
なつきの身体は様々な男に開発されつくされている。故に感じやすく、性交の頻度も多いので精神的な抵抗も薄い。...言い方を変えると貞操観念が薄いともいえる。
「イキそうだろ?」
「そんなこと...なっ...ああっ♡♡」
言葉では抵抗しても、身体とその本心は快楽に支配されている。
「抵抗するんじゃねぇよ。ほら、イけ」
愛液で濡れた膣口を激しく愛撫する御木。通常であれば痛みを伴う程の激しい責めでも、今のなつきであれば全て快楽を感じてしまう。
「もうっ...ダメ...あああっ♡♡♡」
ビクンと大きく身体が跳ねるなつき。
「イっただろ?」
御木の腕の中で腰をガクガク震わせているなつき。
「はぁ...はぁ...うん、イっちゃった」
なつきは甘く蕩けた表情で御木を見つめた。
「御木先輩...んっ...♡」
「ん...」
口づけを交わし、甘く舌と舌を絡め合う。
なつきの頭は性欲と快楽で埋め尽くされ、もう何も考えられない。...仲の良い同級生の事も忘れてしまう。
「ん...おい、なつき」
唇を離すと、唾液の糸が二人の間に伸びていた。
「なぁに?」
甘ったるい声で聴き返すと、御木は姿勢を変えてベッドで仰向けに寝転んだ。
「そろそろコッチもシてくれ」
自らの股間を指さす御木。その意味を直ぐに理解した。
「ぁ...う、うん」
フェラチオをしろ、という事だ。
「んっ...♡」
絶頂を迎えたばかりで力が入らない。快楽で脱力している身体を起こして、御木の足元に座り、股の間に顔を埋めた。
「すっごい...おおきい...♡」
なつきの顔より大きいかもしれない御木の巨根。浮気を責める女をこの肉棒で快楽に沈めて黙らせてきたのだ。
「ほら、前に教えた通りにやってみろ」
「う、うん...んっ...♡」
細い指で肉竿を握り、少し持ち上げて裏筋に舌を這わせる。
「れぅ...♡」
円を描くように舌を這わせ、歯に当たらないようにしてゆっくりと咥え込んでいく。
「おぉ...いいぞ。上手くなったな、なつき...」
前の彼氏からも仕込まれていたが、御木と付き合い始めて更に上達したフェラチオ。しかし、この技術は御木に仕込まれただけではなく、月に3回身体を重ねている中年の彼氏に調教された賜物でもある。
「~♡」
御木に頭を撫でられると、なつきは嬉しそうな笑顔を浮かべた。
中年の彼氏に褒められても喜ぶのだろうが、やはり本命の彼氏に褒められる方が嬉しいのだろう。
「ちゅぷ...んっ...んっ...んぶ...っ...♡♡♡」
じゅぽじゅぽといやらしい音を立てながら頭を上下に振るなつき。
彼女のクラスメイトは、天真爛漫で童顔のなつきが肉棒を咥え込んで激しいフェラチオをしている事など夢にも思わないだろう。
しかし、サッカー部の部員は御木が自慢げになつきとのセックスを語っているので知っている。
「ん...はぁ...はぁ...顎が疲れちゃった...」
御木の太い肉棒を咥えるのは大変だ。なつきがいくら調教されているとはいえ、さすがに限界が来る。
「いいよ。ほら、股ひらけ」
脱力しているので、いとも簡単にベッドに押し倒された。
「うん...♡」
無防備に股をひらき、愛液でとろとろに濡れた膣口を御木の前に晒す。
「よっ、と。
手馴れた手つきで肉棒にゴムを被せ、なつきの膣口に先端をあてがう。
「うん...
甘えるよな口調で挿入を懇願するなつき。
「っ...!」
御木がぐっと腰に力を入れると、濃いピンク色の膣口の中に肉棒が捻じ込まれていく。
「ふぁ...っ...あああっ♡♡」
ズプン...と、根本まで肉竿が捻じ込まれた。
膣奥まで届く肉竿は、なつきの頭の中をめちゃくちゃに搔き回す。
「ああっ♡♡...きもちいい...っ...きもちいいっ♡♡♡」
涎を垂らしながら喘ぐなつき。
「だらしねぇ顔しやがって...まだまだいく、ぞっ!」
ぱちゅん!と更に強く膣奥を突く御木。
「あああっ♡♡♡すきっ♡♡大好きっ♡♡♡♡」
うわごとのように御木への愛を叫びながら快楽に浸るなつき。
「最高だぜ...なつき」
校内でも有名な美少女であり、サッカー部の部員たちの憧れの的である女を抱いているという優越感。
御木はその優越感に浸りながら腰を振る。
「あああっ♡♡♡」
若い男女の他に誰も居ない家の中で、なつきの喘ぎ声が響き続けていたのであった...
――――――――――――――――――
それから数週間、今度はなつきの自室に御木が上がりこんでいた。
「痛ってぇ...」
「大丈夫...?」
御木は先日まで入院しており、今も大きな絆創膏を頬に貼り付けている。
「ああ。ったく、拓海の野郎...っ」
「っ...」
彼の言う通り、御木が入院していた理由は拓海という名の2年生が原因だ。
なつきには詳しく伝えていないのだが、部室でなつきとの性生活の事を自慢していたところ、突然拓海が激高し、全力で殴られたのであった。
当然、そんなカッコ悪い事をなつきに言う事などできない。また、他の部員にも緘口令を敷いているので、なつきの耳には真実が届いていない。
「でも...いきなりどうしちゃったんだろ...拓海くん、そんな子じゃないのに」
「知るかよ...クソッ」
苛立ちが御木の中に溜まり続ける。それは、まるで鈍い切り傷のように、じわじわと恨みを残していく。
「っ...」
彼氏の荒れた様子が怖い。元々派手な人なので、多少は言葉遣いが荒いところは有る。でも、私に対してはいつも優しくしてくれた。
だから、彼の暴力が自分に向くことは無い、そう信じていた。
「なつき、お前...拓海と仲が良かったよな?」
「う、うん」
怒りの矛先が自分に向くのではないか、そう考えると怖くなる。しかし、腕力で勝てない相手なので抵抗は出来ない。
「クソ...クソがっ!」
「きゃっ!」
御木がなつきの身体を乱暴に押し倒す。
二人分の体重を受け止めたベッドからは大きな軋み音が響いた。
「おい、ヤるぞ」
「ぁ...う、うん...いいよ」
何が起きたのか分からない。でも、身体を重ねた彼氏と、仲が良いだけの同級生を並べると...前者を信じるというのが自然だろう。
それに、今は御木を慰めてあげたい。勢いのまま退部した拓海の事も心配ではあるが、彼氏に怪我をさせたという事実がその心配する気持ちを薄れさせる。
「くそ...っ...!」
「っ...」
勢いよく制服をはぎ取られ、あっという間に全裸にされる。
「っ...!」
「んっ...」
強い力で乳房を揉みしだかれ、反対の乳房には思い切り吸い付かれた。
「くそ...くそ...っ」
悪態を吐きながら、激しい愛撫をする御木。激情に駆られても身体に染みついた性技はなつきの身体にスイッチを入れさせ、怯えながらも快楽を感じ始めていた。
「んっ...ふぁっ...♡」
それに、なつきは母性本能を刺激されていた。
なつきの目から見ると、普段の御木は男らしくて頼りになる彼氏に見えている。実際は横暴で浮気性で暴力的なだけなのだが、恋は盲目と言う言葉の通り、なつきの目にはそんなものは見えていない。
しかし、今日の御木はひどく荒れており、弱々しく見えた。なつきはそんな彼氏に幻滅するでもなく、寧ろ弱いところにギャップを感じて愛おしく思うのであった。全く愚かなモノである。
「んっ...いいよ、御木センパイ...私に全部ぶつけて...?」
「なつき...っ」
間抜けな慈愛に満ちた笑顔で両手を広げるなつき。
なつきにフェラチオを仕込んだ事を自慢している愚かな男はその胸に抱き着いた。
「よしよし...大丈夫だからね。御木先輩が落ち着くまで、私をめちゃくちゃにして良いからね...♡」
「っ...なつき...!!」
それからの御木となつきは、獣のように交じり合った。
何度も何度も絶頂を繰り返し、なつきの顔が精液だらけになるほどフェラチオをさせたり、どろどろと膣口から精液が垂れてくるほど膣内射精をしたものだ。
そして...なつきは忘れていく。何か起きたのではないかと心配していた仲の良い同級生の事を。
.....................
その後、相変わらず御木との交際を続けるなつきに痺れを切らし、他の同級生が彼女に真相を告げた。
その日のうちに御木に別れを告げるのだが、最後に1度だけと懇願されたセックスでイヤという程
――――――――――――――――――――――――――――――
季節は過ぎ去り、なつきや拓海は就職や進学を控えた頃。
時刻は深夜、場所は秋名山の麓の温泉街入口付近。
「拓海くん...」
「...」
白黒ツートンのAE86...所謂パンダトレノのステアリングを握る青年。隣には去年より少し大人びた少女の姿。
アイドリングだけでもハイチューンドエンジンである事が良く分かるエキゾーストが深夜の駐車場に響いている。
「...」
この一年間、様々な事が起きた。そして、なつきと別れるその日が近づいてきた。
そんな中、拓海は自身の全力をなつきにだけ見せた。全力の前回ダウンヒルを。
「だから...俺は東京には行かない」
そして、伝えた。自分の夢を。
「...」
しばらくの沈黙が続く。そして、なつきは漸く口を開いた。
「ねえ...最後に、お願いがあるの」
「うん?」
拓海は何でも叶えるつもりだった。
「お願い...最後に、私を抱いて」
「...!」
目を見開く拓海。そして、みるみるうちに顔を赤くした。
なつきは、この可愛らしいところが好きだった。
「今日...家に誰も居ないから」
何故、なつきが最後にそんな事を望んだのか。それは、群馬で過ごした青春時代を、思い出したくないモノで終わらせたくなかったからである。
大好きな拓海に抱かれ、群馬での思い出を良いモノで終わらせたい。そんな思いを胸の中に抱いていた。
「...わかった」
拓海はなつきの意図を理解したのかどうか分からないが、彼女が望むならと車を走らせた。
.............
暗い寝室の中、ベッドの周りはすっかり片付いており、既に東京に発つ準備は整っていた。
「茂木...」
「拓海くん...」
暗い部屋の中でで見つめ合い、静かに唇を重ねる。
「ん...っ...♡」
「んん!?」
当然のように舌を絡めようとすると、拓海は慌てて顔を離した。
「た、拓海くん...?」
「ご、ごめん...ちょっとびっくりして」
ディープキスが初めてという事だ。
拓海はモテるのに交際経験が無く、ハチロクのステアリングを握れば凄腕のダウンヒラーだが、このテの事になると年齢相応の反応だ。
「そっか...♡」
そんな彼のウブなところがかわいらしく、なつきは思わず微笑んでしまった。
「笑うことないだろ...」
「ぁ...ご、ごめんねっ、そういう意味じゃないの...!」
いじける拓海に対して、慌てて弁解するなつき。
「そうかよ...」
拓海は頭では理解していても、なんとなく...傷ついてしまった。
「ごめんね...口でシてあげるから」
「え?」
どこか貞操観念がズレたままのなつき。御木とのことは忘れたにもかかわらず、彼氏が不機嫌な時はフェラチオをして慰めるつもりのようだ。
「よいしょ、っと」
拓海の股間の前で膝立ちになり、手馴れた手つきでカチャカチャとベルトを外す。
「も、茂木っ...」
「大丈夫大丈夫。私に任せて♡」
あっという間に拓海の肉棒を露出させたなつき。
「えっ?」
思わず声が漏れてしまう。
「な、何か変だった?」
その様子に拓海も不安になる。
「ぁ...う、ううん。緊張...してるんだよね?」
御木の以前に付き合っていた彼氏も緊張して勃起しない事があった。今回もその類だろう、と思っていた。
「うん...緊張、してるけど、興奮もしてるよ」
「...................そっか」
なつきはしばらく考えた後、優しさで誤魔化すことにした。
そう...なつきのイメージする肉棒のサイズと、目の前にある拓海の肉棒のサイズが大きく乖離しているのだ。
今まで身体を重ねて来た男―――特に、最近まで付き合っていた中年の彼氏と御木が巨根の持ち主という事も有り、なつきの中での平均サイズが一般的なモノとかけ離れていたのだ。
一応、拓海をフォローしておくが、決して拓海が短小というワケではない。あくまでも一般的なサイズなので、どちらかというとなつきの方がおかしいのだ。
「じゃ、じゃあ、舐めるね?」
「う、うん...」
なつきは困惑しながらも肉竿を握り、優しく舌を這わせ始めた。
「ん...れぅ...」
「ぐっ...」
なつきの舌遣いに拓海は腰が抜けそうになる。
それを察したなつきは、直ぐに顔を上げた。
「拓海くん大丈夫?座る?」
なつきはベッドを指さし、拓海も大人しくそれに従う。
「れぅ...んんっ...♡」
腰かけた拓海の股の間に顔を埋め、再びフェラチオを始めるなつき。
「っ...」
なつきはねっとりと亀頭を舐めながら、拓海を上目遣いで見上げていた。
「んっ...♡」
なつきは気持ちよさそうにしている拓海に満足しており、更に快楽に夢中にさせようとした。
「んっ...んんっ...♡♡」
なつきは肉竿から手を離し、喉奥まで一気に咥え込んだ。
「ぐっ...うあっ...!?」
なつきのフェラチオに戸惑う拓海。なぜなら、拓海に目にはこのように見えていたのだ。
「ジュルルルルッ!!グッポグッポ!!ジュポッジュポ!!グッポグポォ!!ジュポジュポジュポジュポジュポジュポジュポジュポジュポジュポジュポジュポジュポジュポジュポォォォォォォォォォジュポポポポォォォォンンンッ!!!!!」
鬼気迫る勢いで頭を振り、凄まじい力で吸い付くバキュームフェラ。
経験の浅い拓海にはトラウマ級の激しさであった。
「うっ...うあああああ」ドビュビュビュウゥゥゥゥゥ
その激しさに10秒と耐える事が出来ず、なつきの口腔内に激しく射精をしてしまう拓海。その勢いはさながら秋名山の下りでエボⅣに追いついた立ち上がり重視の溝走りかの如く噴出していた。
「んんっ...!?...んぅ...んぐっ...ぷはぁ♡」
拓海の激しい絶頂を受け止めた後、なつきは何度か喉を鳴らした。それが意味するところを、拓海はなつきの口内の様子を見て気づいたのであった。
「すっごくいっぱい出たね...拓海くん...♡」
なつきの口腔内には...精液が残っていなかった。
「ぜ、全部飲んだのか...?」
なつきのバキュームフェラにドン引きしながらも、なんとか絞り出した質問がソレだった。
「うん♡...え?フェラって精液全部飲まないといけないんじゃないの?」
当然でしょ?と言わんばかりのなつき。
拓海は一瞬で理解した。"これは、あのベンツの彼氏と御木先輩に調教された結果だ"と。事実としてその通りであった。
「そ、そっか...」
胸を焼く激しい痛み。それは物理的なモノではない。それは、好意を抱いていた女性が、AVでも観た事ないような激しいフェラチオを仕込まれていたり、射精した精液は全部飲み干すように調教されているという事実を目の当たりにした胸の痛みであった。
「あれ?拓海くん...ちょっと元気が無くなっちゃった?」
単純に射精したばかりという事も有るが、何ともいえない喪失感も加わり、拓海のタクミはシナシナに萎え散らかしていた。
「ぁ...うん。あの、茂木、今日は―――」
「今、元気にしてあげるねっ!」
なつきは無邪気な笑顔を見せて、再び肉棒に顔を近づけた。
「茂木、待っ―――」
「ジュルルルルッ!!グッポグッポ!!ジュポッジュポ!!ジュポポポポォォォォンンンッ!!!」
再び始まる悪夢のようなバキュームフェラ。
その強烈な快楽に、拓海のタクミは再び隆起する。
「おっきくなったね♡」
「も、茂木...もうっ――――」
無理だ、と続けようとしたのだが、言い終わる前になつきが拓海を押し倒す。
「もう我慢できないよね!!大丈夫!今日は安全日だから!!」
なつきはバチーンと音を立てながらショーツを引きちぎり、とろりと愛液が垂れる膣口を亀頭にあてがった。
「茂木っ!待っ―――」
待って...という懇願も虚しく、なつきは勢いよく腰を振り落した。
「ンンンッッッッ!!!ギモヂイイイイイッッ!!!!アアアンッッ////」
「うああっ!!」
鬼気迫る表情で拓海と騎乗位で繋がるなつき。
拓海は完全に怯えているのだが、今まで数多の男を受け入れて来た名器は本物であり、怯えながらも気持ち良いというワケの分からない状況であった。
「ギモヂイイッ!!!ギモヂイイイイイッッ!!!!」スパパパパパパパパァァァンン!!!
残像が見える程の高速ピストン。このままベッドと相棒を壊されるのではないかと思う程のセックスで拓海は気絶しそうになっている。
「ぁ...ぁ...」
拓海が気を失う前に見た最後に見た光景は、2度目の射精を膣内に受けながら歓喜の
そして最後に―――
(白石の親父って...凄い男なんだな)
―――と、思うのであった。
―――――――――――――――――――――――――――――
感動的な別れ(なつき主観)の後、東京で一人暮らしを始めたなつき。
これが新しいスタート。これからは新しい自分なんだ、と思いながら始めた新生活。
新しい自分になる...拓海と交わした約束だった。
しかし―――
「んっんっんっ」
「気持ち良いぜ...なつき」
目の前に居るのは...金髪にロン毛のセリカ乗りの男だった。
「全く...滑稽だな。結局はこのチンポが忘れられねぇんだろ?」
なつきは...東京で孤独に耐えきれず、再び御木の肉棒にしゃぶりつくのであった。
「そうだ。なつき、今度こそ海に行くぞ。今度は外で抱いてやるからな。楽しみにしてろよw」
「っ...」
静かに瞳と膣口から涙を流すなつき。
そして、それは後々現実の事となり、その時の膣内射精で妊娠して、保険証には"御木なつき"と記載されるのであった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――END
―――ちなみに、拓海は美佳との甘いセックスで癒されて幸せになりましたとさ。