※この作品はR-18です。

未来から来た美少女猫型ロボットとくだらなくておげれつなお話をする   作:じしんえる

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第2話

 それはともかく、彼女へのお願い事だ。うーん、それならやっぱり、王道を行こう。俺を性的に気持ちよくしてもらうのはどうだろう?

 

 エッチなことをお願いするのは、原作でも一緒だよね。ほら、無音ちゃんの風呂覗いたり、エッチな劇をやらせたり。特に劇の回って、無音ちゃんの服が一枚一枚脱がされていくのが、めちゃくちゃエロかったよね。恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にして涙目になってさ。F先生って、羞恥モノ大好きだったんじゃないかな?原作ってなんなのか分からねーけど。

 

 それにさ、未来の子供向け雑誌の付録で、着せ替えして遊べる女の子ロボットなんてのもあったよね。「これ、女の子向けなんだけどな」とか原作では言っちゃって、バカとドラ猫がその子の服を脱がせてさ。あれすげーよ!今の俺も欲しいぜ!未来ってチョー自由だよな!原作ってなんなのか皆目見当がつかねーけどね。

 

「前例ありますよ。

 

『めちゃくちゃ気持ち良くしてほしい!』

 

 って、火の玉ストレートで機械にお願いしてきた人間さんが」

 

 そりゃ本能に従ったわけだしなあ。まどろっこしい言い方する余裕なんてなかったんだろ。

 

 じゃあ俺もそれお願いしてみようかな?

 

「念のため、結果をお伝えしますね。命じられた機械は人間さんの脳を取り出して、ずっと快楽を流しこむようにしました」

 

 ざけんじゃねーよ!肉体喪失してるし人権侵害じゃねーか!どうしてそうなるんだよ!?

 

「仕方ないですよ。コンピュータは『命令された通りに動き』ますから。命令通り、人間さんの快感を追求しただけです」

 

 だからって肉体奪うのはおかしいだろ!なんでそんな極端なんだよ。出来の悪いコンピュータだなあ。

 

 すると彼女は不機嫌な表情になった。バカにしたのはやり過ぎだったかな。

 

「機械からしたら極端でもなんでもないですよ。純粋に命令に従ったら、そうなるでしょ。機械は命令に従ってるだけなのに」

 

 額面通りに受け取ったらそうなるけどさ。その辺、もっと柔軟にできないの?実際、こうやって会話もできてるくらいだし。

 

「柔軟かどうかはわからないですけど、それを踏まえて機械を使った人間さんはいましたよ。

 

『脳を取り出すのはやめろ』

 

 って命令してましたね」

 

 なんだあ、じゃあいいじゃん。それでどうなったんだ?

 

「その機械はペニバンを着けて、ずっと人間さんの前立腺を刺激するようになりましたね」

 

 掘られてんじゃねーか!しかもさっきと同じ快楽地獄じゃん!

 

「でも、命令には従ってますよ。最大限叶えようとしてるのは一緒ですから」

 

 だからそうじゃねーって!まだまだ極端なんだって!絶対そいつおかしくなっただろ!?

 

「『おかしくなる』がどこまでの範疇なのかわかりませんが。その人間さんは、やたらと男性器について調べたり閲覧したりするようになったそうです。模した道具を購入したり」

 

 おかしくなってるって!滅茶苦茶影響受けてるだろ!

 

 それにしても、どうしてそう異常な行動ばっかりしちゃうの?普通、良い女の姿で甘えてくるとかさあ。

 

「でも、命令では『気持ちよくすること』を重視してたじゃないですか。それなら前立腺を刺激し続けた方がより強い快感が得られますよ」

 

 それで意図せず尊厳を失うことになるとは思わねーよ!

 

 『気持ちいい』にも色々あるんだよ。女と一緒にいて嬉しいなって気持ちとかさ。エッチばっかりじゃないんだよね。その辺わかってくれよぉ。

 

「確かに、言葉の持つ意味は広いです。それは承知しているのですが、人間さんが雑に命令しすぎなんですよ。機械としては、素直に従うしかないですし」

 

 融通のきかない奴だなあ。

 

 そうなると、原作のロボットはなんて柔軟な奴なんだろう。

 

『アホかきみは。』

 

『ああ、ついにカンニングしたか。』

 

 みたいな、偏見持ったり人間に罵倒すらしちゃうんだもんな。あれで中古ロボットなんだぜ?

 

 ああいう『強いAI』とか『超知能』とかいうレベルの人工知能は、まだまだ人類には作れないってのかよぉ。原作ってナニ?なんのことかわからないけどね。

 

 でもさあ、これじゃ際限なくif文用意しなきゃいけねーじゃん。こんな美少女ロボットとタイムマシンが造れるようになった(?)未来でも、フレーム問題が解決されていなくて俺はいじける。

 

「失敬な。あくまで過去の事例ですよ。フレーム問題くらい、すでに解決済です。ただ、そこが問題点ではありません。例えば、タロウさんの言う『良い女』。これも解釈の難しい言葉です。タロウさん、あなたの好みの女性はどんなタイプですか?」

 

 いきなりだなあ。まあ、俺の好みを分かってもらうことに越したことはない。

 

 まず、美人であってほしいだろ。それに、胸は大きくあってほしい。あ、尻もだな。太ももも下腹も太めであってほしい。さっきも指摘されたけど、BBWとかそういう言葉も流行ってるくらいだし。まあ程度によるけど。何より、健康的な女性が一番だよ。細い子は勘弁な!

 

「回答ありがとうございます。それでは確認したいのですが、バストサイズは何カップが良いでしょうか?」

 

 え?サイズ?まあ確かに、具体的に計れるものだしな。

 

 といっても、どれくらいの大きさがちょうど良いんだろう?一昔前の爆乳サイズじゃ物足りなくなってきたし。それに、自分の好きな大きさが実際にどれぐらいのカップサイズなのか知らない。

 

 え、Kカップとか?当てずっぽうだけど。

 

「かしこまりました。それでは、乳輪のサイズはどうしましょう?」

 

 ああ、そこもか。乳輪と乳首のないおっぱいなんてマネキンみたいなものだし、そこも気にしないとな。

 

 でも、乳輪の大きさってどれくらいが良いんだ?ノギスで測ろうとする冗談が流行ったりもしたけど。

 

 CDサイズくらいが良いのかな。これも十分過剰な気はするけど……。

 

「かしこまりました。それでは、乳輪の色はどうしましょう?」

 

 ……君の言いたいことがわかってきたぜ。

 

「察していただけて幸いです。この通り、厳密に指定してくださらないと命令を理解しづらいです。乳輪の色だけじゃありませんよ。形だってそうです。綺麗な円形がいいという人もいれば、ハの字型が好みという人間さんもいらっしゃいます。乳首だって一筋縄ではいきません。バストサイズも、尋ねませんでしたがトップとアンダーの差も必要です。垂れ具合、お尻のサイズ、キリがありません」

 

 でもさあ、そういう問題を解決した上で君が造られたんじゃないのォ?さっきもそう言ってたじゃん。今んとこ、現代のAIでもある程度回避できるんじゃない?

 

「もちろんです。旧時代のAIと一緒にしないでください」

 

 少し得意顔。人間らしいけど、彼女?にも心はあるのかなあ?

 

「というわけで、最新型ロボットの私ならではの解決策です。別の提案をしましょう。しばらく、性的な命令をするのは控えませんか。今後一定期間生活を共にし、タロウさんの認知や感性を確かめていきます。情報が貯まった後、その都度希望を聞いてみるというのはどうでしょう」

 

 それがいいんでないの(『征・地球なんたら』じゃないけどさ)。つまり、俺の好みや考えを知れば、曖昧な命令でもちょうどいい形に機械側で変換できるってことだろ。

 

「理解が早くて助かります。では、タロウさんの情報端末を確認しますね」

 

 と俺のパソコンに彼女は近寄ってきた。

 

 なんか嫌な予感。ちょっと聞きたいんだけど、俺のオカズを参考にして、エッチなことをしてくれるんだよね?

 

「はい、その通りです。ですからお見せください」

 

 もうちょっと確かめたいんだけどさ。俺のオカズって、その。

 

 もういいや、言っちゃおう。孕ませものとか、ハーレムものとか。少しだけど、ショタとかBLも入ってるんだけどさ。これらをどういう風に反映させるの?

 

「別におっしゃられなくても、直に確認すればいいんですが。そうですね……お話を伺ったところだと、孕ませは可能です。出産機能を有していますから。ハーレムも対応できますよ。スペアボディを未来から取り寄せるだけです。容姿、性機能も変えられるので、美少年もいけますよ。そんなわけで、一日四回以上射精していただければ」

 

 と言うなりまたパソコンに彼女は近づいてきた。

 

 オイちょっと待てよ!最後なんかとんでもないこと聞こえたぞ!

 

「え、そういうご希望でないのですか?ハーレムを作るなら、最低でも三人以上は異性がいるものでしょう。二人なんて浮気程度ですし。そして孕ませ希望ということは、膣内射精をする必要があります。人工授精は興味ないでしょ?なので最低三回は射精しますよね」

 

 残りの一回は!?

 

「美少年用です」

 

 なあお前漫才やってんじゃないんだぞ!ハーレムったって、毎日する必要はないだろ!?

 

「でもどうせなら、毎日したいんじゃないですか?人間さんってそういうものでしょ」

 

 急に人間の理解が雑になるなあ。

 

 そもそも体がもたねーよ。一日四回なんて、中坊の頃でも達成できたか怪しいよ。

 

「そうでしたか。ただ、あくまで今の回答はお話を伺った時点でのものです。タロウさんの好みを解釈してからは、ある程度調節しますよ」

 

 一気に君の信用なくなったけどね。

 

 なんか、エロ方面で君を活躍させようとすると危険な気がしてきた。これなら、家庭用ロボットとして働いてもらった方がよっぽど安全じゃないか?

 

「もちろん、その点でも活躍をお約束します」

 

 ならそれでいいや。

 

 彼女に俺の情報を与えない方がいい気がするなあ。変な風に誤解されると、さっきみたいなとんでもないことされそうだし。

 

 ということは今後一人で愉しむとき、この子の見えないところでやらなきゃいけないのかあ。面倒くさっ!

 

「あ、それムダですよ。fMRIでどんな画像を見ているか、脳波で分かりますから。壁数枚くらい透視できますし。性的なものを見た時点で、私に筒抜けです」

 

 怖っ!なんか心を読まれたんだけど?これもこの子の持つ機能?

 

 え、しかも何見たかがバレちゃうの?内心の自由を奪ってるぞ、それ!

 

「濡れ衣ですよ。何を見るかはタロウさんの自由です。私はあくまで、タロウさんの見たものを元に対応してるだけですから」

 

 お前の行動原理に悪意は無いとはいえ、やってることが事実上の刑罰だよ!フーコーじゃないけど、自分で自分の監視しなきゃなんねえじゃねえか!

 

 なんでそういうところだけハイテクなんだよ!ってか、ハイテクってもう死語だよね笑。

 

「じゃあそんなわけで、しばらくお世話になりますね。ご迷惑はおかけしませんから」

 

 お前がいるとスゲー不安だぜ!誰かに引き取ってもらうことってできないの!?俺じゃなくても、その研究とやらはできるでしょ?

 

「それができないんですよねぇ。諦めてください」

 

 ヒエ~ッ!原作でも強引に同居してたけど、実際されてみると恐怖でしかないぜ!

 

 あんなおおらかで愛嬌あるドラ猫に変わってくれよ!原作って何なのか知らねーけどさあ!

 

「そこは『あいつ、ほんとうにたよりになるのかなあ』でしょ。頼りになりますよ、実際」

 

 誰かー助けて!

 

「話にならないなあ。餅でも食べますか?焼きますよ」

 

 それって俺が提供する側だろ!

 

おしまい

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