※この作品はR-18です。

ぴっちりスーツ装備TS美少女特殊チームのダンジョン攻略任務!――ただしエロピンチ即堕ち♡   作:えぴっくにごつ

6 / 12
屈強なる待ち伏せ

・左の紋様陣を選ぶ。

 

 

「――まずは、左から行ってみよう」

 

 シュンは、まずは左の紋様陣を選んだ。

 どの順にせよ、自分たちは全てを調べ片づけ、ダンジョンを無力化しなければならない。

 

 三人も同意し。

 シュンたちは左の紋様陣に収まり、そして次の階層へと転移した。

 

 

「――っ!!」

 

 それから間もなく。

 四人はまた別の空間の中心にて――銃声を激しく響かせ、戦う姿を繰り広げていた。

 

「右は一体ダウン!」

「弾倉交換、カバーを!」

 

 シュンたちは今。四人で互いの背を護り合う円形隊形を組み、全周に必死の銃火攻撃を向けている。

 

 四人が相手取るは、自分たちを包囲する「屈強なモンスター」たち。

 それはこの世界に存在する、オークやオーガなどに似通いつつも。しかしまた異なる肌色に特色を持つ。

 どうにもそのモンスターたちは、見るにこのダンジョンを根城とする一種の「群れ」の様子。

 

 シュンたち四人はこの階層への移動から、探索を始めて間もなく。このモンスターたちの「待ち伏せ」に遭遇。

 この場で包囲され、戦闘に陥ったのだ。

 

「っ、数が多いっ!」

「なんとか突破を考えないと……っ!」

 

 屈強なモンスターたちの武器は、主は大型の刃物や打撃武器類のようであり。今も所、火力の優位から四人はモンスターたちを押し留めている。

 しかし、モンスターたちの群れは多数体であり。戦闘が長引けば旗色はこちらに悪くなる。

 そうなる前に、包囲の突破から態勢の再構築を考え紡ぐシュン。

 しかし、

 

「!……あぅ……!?」

 

 皆の内からフィユンが、小さく呻く声を上げ。そして脱力するようにガクリと、両足を崩したのは直後だ。

 

「フィユンっ!?……っ!」

 

 そしてそれはフィユンに限らず。フィユンの事態に気付いたクイレークも、しかし次には異様な脱力感に襲われ、膝をついて身を崩す。

 

「っ……!?」

「皆!?……あぅ……っ!?」

 

 そしてそれは、アイレにシュンもまた同じ。

 まるで伝染するかのように四人は漏れなく、唐突かつ異様な脱力感に襲われ。戦闘態勢を維持できなくなって身を崩したのだ。

 

「これ……瘴気……!?」

 

 早くも己の身体を支えることすら怪しくなる中で、シュンは驚き漏らす。

 そう、シュンたちを襲ったのはダンジョンの「瘴気」の影響。

 この階層には、ダンジョン外部やここまでの階層のものよりも、遥かに高い濃度の瘴気が充満しており。

 それがスーツの防護効果をも抜けて四人を蝕み、その「体力」を、「力」を奪ったのだ。

 

「くっ、まずぃ……っ」

 

 このままではまずい、そう思うも身体が言う事を聞いてくれないシュンに。しかし次には無慈悲にも、更なる状況の悪化を伝える声色が届く。

 

「ぁぅっ……!?」

「フィユンっ……あぐっ……!?」

「っ!」

「!」

 

 聞こえたのは、二つの弱々しくも苦し気な声色。

 シュンとアイレが見えば。態勢を崩した所を押され、接近されてしまったのだろう。モンスターたちがすでに目の前まで迫り踏み込んでおり。

 そしてその太く屈強な腕で。フィユンにクイレークを乱暴に、そして容易く掴み捕まえていたのだ。

 

「くっ……!」

「っぅ……!」

 

 仲間二人のその姿に。シュンとアイレは異様な倦怠感に襲われる体に鞭打ち、それぞれの銃火器をモンスターたちに向けようとした。

 

「おっとぉっ?逆らってくれるなぁっ?」

「「!」」

 

 しかし、次にはモンスターたちは。

 なんと卑劣にも捕まえたクイレークとフィユンの体を、突き出して盾にするように見せつけて来たのだ。

 そして同時に寄越してきたのは。低くも、明確な自我に知能を有する声でのそんな通告。

 

「お仲間のお命が大事なら、武器を捨ててもらおうかぁ?」

 

 そして続けてモンスターの内の一体は、下卑た笑みでそんな要求を向けてくる。

 

「……!」

「っ……!」

 

 一瞬、迷いが生じ。困惑の視線を交わすシュンとアイレ。

 

「……くっ」

「……」

 

 しかし、あまりに状況が悪すぎる。

 自分たちの状態は万全とは程遠く、そんな状態でクイレークとフィユンを危険に晒せない。

 二人な無念そうな、悔しそうな色をその顔に見せながらも。しかしモンスターたちの言葉にしたがい、それぞれの銃火器を放して地面に捨てた。

 

「ゲケっ、お利口さんだな」

 

 そんな二人のその動きに姿を前に、またモンスターの一体が面白がる様子を見せて発し。

 次には他にも、周りからゾロゾロと屈強なモンスターが集まって来る。

 

「あっ……!」

「っ……!」

 

 そして、すでにほとんど力の入らなくなっていた二人を。モンスターたちはそれぞれを容易く捕まえ乱暴に持ち上げ、羽交い絞めにした。

 

「クソが!てこずらせやがって!」

「まったく、獲物の癖に逆らってくれやがって」

 

 二人を捕まえた屈強なモンスターたちは。

 シュンたちによって少なからず出た仲間への被害や、手間への煩わしさから。忌々し気にそんな言葉を吐いて浴びせる。

 

「……く」

「……っ」

 

 そんなモンスターたちに二人は。

 それぞれせめてもと、毅然とした色を取り繕い。モンスターたちを睨みつける。

 

「へへっ、生意気そうな娘共だっ」

「だが、どいつも身体はとんだスケベボディだな。こりゃぁ愉しめそうだぜっ」

 

 そしてしかし、そんなせめてもの二人の逆らいも。モンスターたちの加虐欲を誘うことにしかならず。

 モンスターたちは下卑た、嘲る言葉を交わすと併せて。捕まえた四人のそれぞれの魅惑のボディを視線で舐めて嬲る、「視姦」にて愉しむ様子を見せる。

 

「くぅ……」

「っ……

 

 聞かされるそれに、モンスター達の企んでいる下卑たそれを嫌でも感じさせられ。

 しかし四人はいずれもとっくに碌な身動きもできず、逆らう力も残されておらず。

 

 シュンたち四人はそれから。モンスターたちに捕まえ担がれ、小荷物のように運ばれ。

 モンスターたちの「巣」へと、連れて行かれるのだった……

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。