ぴっちりスーツ装備TS美少女特殊チームのダンジョン攻略任務!――ただしエロピンチ即堕ち♡ 作:えぴっくにごつ
・左の紋様陣を選ぶ。
「――まずは、左から行ってみよう」
シュンは、まずは左の紋様陣を選んだ。
どの順にせよ、自分たちは全てを調べ片づけ、ダンジョンを無力化しなければならない。
三人も同意し。
シュンたちは左の紋様陣に収まり、そして次の階層へと転移した。
「――っ!!」
それから間もなく。
四人はまた別の空間の中心にて――銃声を激しく響かせ、戦う姿を繰り広げていた。
「右は一体ダウン!」
「弾倉交換、カバーを!」
シュンたちは今。四人で互いの背を護り合う円形隊形を組み、全周に必死の銃火攻撃を向けている。
四人が相手取るは、自分たちを包囲する「屈強なモンスター」たち。
それはこの世界に存在する、オークやオーガなどに似通いつつも。しかしまた異なる肌色に特色を持つ。
どうにもそのモンスターたちは、見るにこのダンジョンを根城とする一種の「群れ」の様子。
シュンたち四人はこの階層への移動から、探索を始めて間もなく。このモンスターたちの「待ち伏せ」に遭遇。
この場で包囲され、戦闘に陥ったのだ。
「っ、数が多いっ!」
「なんとか突破を考えないと……っ!」
屈強なモンスターたちの武器は、主は大型の刃物や打撃武器類のようであり。今も所、火力の優位から四人はモンスターたちを押し留めている。
しかし、モンスターたちの群れは多数体であり。戦闘が長引けば旗色はこちらに悪くなる。
そうなる前に、包囲の突破から態勢の再構築を考え紡ぐシュン。
しかし、
「!……あぅ……!?」
皆の内からフィユンが、小さく呻く声を上げ。そして脱力するようにガクリと、両足を崩したのは直後だ。
「フィユンっ!?……っ!」
そしてそれはフィユンに限らず。フィユンの事態に気付いたクイレークも、しかし次には異様な脱力感に襲われ、膝をついて身を崩す。
「っ……!?」
「皆!?……あぅ……っ!?」
そしてそれは、アイレにシュンもまた同じ。
まるで伝染するかのように四人は漏れなく、唐突かつ異様な脱力感に襲われ。戦闘態勢を維持できなくなって身を崩したのだ。
「これ……瘴気……!?」
早くも己の身体を支えることすら怪しくなる中で、シュンは驚き漏らす。
そう、シュンたちを襲ったのはダンジョンの「瘴気」の影響。
この階層には、ダンジョン外部やここまでの階層のものよりも、遥かに高い濃度の瘴気が充満しており。
それがスーツの防護効果をも抜けて四人を蝕み、その「体力」を、「力」を奪ったのだ。
「くっ、まずぃ……っ」
このままではまずい、そう思うも身体が言う事を聞いてくれないシュンに。しかし次には無慈悲にも、更なる状況の悪化を伝える声色が届く。
「ぁぅっ……!?」
「フィユンっ……あぐっ……!?」
「っ!」
「!」
聞こえたのは、二つの弱々しくも苦し気な声色。
シュンとアイレが見えば。態勢を崩した所を押され、接近されてしまったのだろう。モンスターたちがすでに目の前まで迫り踏み込んでおり。
そしてその太く屈強な腕で。フィユンにクイレークを乱暴に、そして容易く掴み捕まえていたのだ。
「くっ……!」
「っぅ……!」
仲間二人のその姿に。シュンとアイレは異様な倦怠感に襲われる体に鞭打ち、それぞれの銃火器をモンスターたちに向けようとした。
「おっとぉっ?逆らってくれるなぁっ?」
「「!」」
しかし、次にはモンスターたちは。
なんと卑劣にも捕まえたクイレークとフィユンの体を、突き出して盾にするように見せつけて来たのだ。
そして同時に寄越してきたのは。低くも、明確な自我に知能を有する声でのそんな通告。
「お仲間のお命が大事なら、武器を捨ててもらおうかぁ?」
そして続けてモンスターの内の一体は、下卑た笑みでそんな要求を向けてくる。
「……!」
「っ……!」
一瞬、迷いが生じ。困惑の視線を交わすシュンとアイレ。
「……くっ」
「……」
しかし、あまりに状況が悪すぎる。
自分たちの状態は万全とは程遠く、そんな状態でクイレークとフィユンを危険に晒せない。
二人な無念そうな、悔しそうな色をその顔に見せながらも。しかしモンスターたちの言葉にしたがい、それぞれの銃火器を放して地面に捨てた。
「ゲケっ、お利口さんだな」
そんな二人のその動きに姿を前に、またモンスターの一体が面白がる様子を見せて発し。
次には他にも、周りからゾロゾロと屈強なモンスターが集まって来る。
「あっ……!」
「っ……!」
そして、すでにほとんど力の入らなくなっていた二人を。モンスターたちはそれぞれを容易く捕まえ乱暴に持ち上げ、羽交い絞めにした。
「クソが!てこずらせやがって!」
「まったく、獲物の癖に逆らってくれやがって」
二人を捕まえた屈強なモンスターたちは。
シュンたちによって少なからず出た仲間への被害や、手間への煩わしさから。忌々し気にそんな言葉を吐いて浴びせる。
「……く」
「……っ」
そんなモンスターたちに二人は。
それぞれせめてもと、毅然とした色を取り繕い。モンスターたちを睨みつける。
「へへっ、生意気そうな娘共だっ」
「だが、どいつも身体はとんだスケベボディだな。こりゃぁ愉しめそうだぜっ」
そしてしかし、そんなせめてもの二人の逆らいも。モンスターたちの加虐欲を誘うことにしかならず。
モンスターたちは下卑た、嘲る言葉を交わすと併せて。捕まえた四人のそれぞれの魅惑のボディを視線で舐めて嬲る、「視姦」にて愉しむ様子を見せる。
「くぅ……」
「っ……
聞かされるそれに、モンスター達の企んでいる下卑たそれを嫌でも感じさせられ。
しかし四人はいずれもとっくに碌な身動きもできず、逆らう力も残されておらず。
シュンたち四人はそれから。モンスターたちに捕まえ担がれ、小荷物のように運ばれ。
モンスターたちの「巣」へと、連れて行かれるのだった……