ようこそ美女キラーが発動する教室へ 作:ホワイトサイクロン
クラス分けの掲示板からです。
主人公は彼の代わりなのでDクラスです。
「あ、あったよ、同じクラスだねっ」
「お、おう」
嬉しそうに跳ねる佐倉。そのまま俺の手を引いてDクラスへと向かう。
「俺は…窓際だな」
「ちょ、ちょっと待っててね」
佐倉は自分の席に荷物を置くとそのまま真っすぐに俺の席へと向かってきた。そのまま俺の後ろに立つと、首に手を回してくる。そのまま寄りかかってきた。
「趣味は?勉強得意?私、あまり自信ないから教えてくれると良いなっ」
「あ、ああ、多分得意だ…」
「本当っ、それなら放課後一緒に勉強しようねっ、枝葉君の寮の部屋番号何番?」
「……」
…絶対おかしい。彼女はこんな性格じゃ無かった筈だ。もっと臆病で控えめで大人しくておしとやかな可愛い性格をしていた筈だ。こんな積極的な女子では無かった。
これも特典の効果なのだろうか。
教室に人が入って来た。
「佐倉っ…佐倉っ…皆に見られちゃうからっ、眼鏡かけてっ」
「えっ、あっ、うん、じゃあそうするね」
佐倉は慌てて眼鏡をかける。俺の後ろからは離れなかった。
隣の席に座る気配がする。彼女ならそのまま読書を始めるだろうと思っていた。しかし、右側から視線を感じる。
そちらを見ると彼女と目があった。
「あ、あの隣同士、宜しくお願いします」
控えめに声をかける。多分返してくれないだろうと思っていた。
しかしその予想は外れた。
「ええ、宜しくお願いするわ。自己紹介がまだだったわね私は堀北鈴音よ」
「あ、枝葉陽翔です。宜しく」
何と彼女が返してくれたのだ。
おおっと内心感動していると脳内にアナウンスが流れた。
『堀北鈴音。美女判定…………S級
貴方への好感度…B級
貴方への性欲……A級』
佐倉の時と異なるアナウンスが流れた。転生特典が発動したようだ。というかB級ってどれぐらいなんだろう。堀北が自己紹介に応じてくれるぐらいだからきっとプラスなのは確かな事だが。
「どうしたの、ぼーっとして」
「えっ、ああ、いや別に深い意味は無いんだ。そのありがとな。自己紹介、応じてくれて」
「構わないわ。それぐらい当たり前の事でしょう」
原作では多分平田の自己紹介をバックれていたがな。絶対特典が無かったら自己紹介しなかっただろう。
「枝葉君、貴方趣味はあるかしら」
「えっ、えっと今新しい趣味を探してるところ…だな」
「そう、なら読書はどうかしら。お薦めの本があるわ。一緒に図書室に行きましょう」
「まっ、待ってくださいっ。枝葉君は放課後は私と過ごすんですっ」
見ていた佐倉が俺と堀北の間に割って入った。ほえ〜、美女2人の取り合われるとか、全然考えてなかったな。
「私が先に約束してましたっ、だから私との約束が優先ですっ」
「そう、なら枝葉君。明日図書室に行きましょう」
「ああ、それなら良いぜ」
「ふっ…」
釣れたと言わんばかりに堀北が鼻で笑った。その笑みも素敵だった。
教室を見るとあちら此方でグループが出来てる。
櫛田の周りには既に何人かの女子がいる。流石コミュ力お化けだった。
その櫛田が此方を見た。途端に俺の方をじっと見ている。
目を逸らしたが視線は刺さったままだった。
別の方向からも視線を感じた。
3つある。
視線に居心地の悪さを感じていると脳内に一気にアナウンスが流れた。
『櫛田桔梗。
美女判定…………S級
貴方への好感度…B級
貴方への性欲……S級
長谷部波瑠加。
美女判定…………S級
貴方への好感度…A級
貴方への性欲……S級
軽井沢恵。
美女判定…………A級
貴方への好感度…A級
貴方への性欲……B級
松下千秋。
美女判定…………A級
貴方への好感度…A級
貴方への性欲……A級』
一気に情報が流れて来た。えっと誰がなんだっけ。もう分かんないや。ま、まあ後で処理すれば良いだろう。女子達の視線を受けたまま俺はホームルームが始まるまで待った。
茶柱先生が入って来た。
ホームルームが始まる。原作通りSシステムの説明が始まった。
クラスメイトは10万ポイントと言う大金に浮かれて殆ど内容を聞いてなかった。
茶柱先生の説明が終わり、ホームルームが終了した。
同時に平田が立ち上がった。
「皆、僕達はこれから3年間一緒のクラスになるから、この場で自己紹介を開きたいと思うんだけどどうかな?」
「良いんじゃない〜」
「賛成〜」
彼に惹かれた女子達が次々に声をあげる。これで視線が分散されて…
全然そんな事なかった。さっきの女子達は俺の方をガン見している。やめろ、俺は中身は底辺男性だ。そんなに見つめられたら照れるだろ。
そうしてる間にも話しは進んで行った。
「じゃあ、僕から。平田洋介。気軽に洋介って呼んで欲しい。部活はサッカー部に入る予定だからよろしく」
言い出しっぺの平田が自己紹介を終える。
次に自己紹介をするのは井の頭心。彼女は緊張して上手く喋れないようだ。確か原作ではここで櫛田がフォローを入れるのだが…
(俺の方見てる…)
完全に俺をロックオンしており、井の頭のヘルプに気付いてない。平田が代わりにフォローを入れた。
何とか井の頭は自己紹介を乗り切った。本人は顔を真っ赤にして荒い息を吐いてる。うん、可哀想…
次は櫛田の番だった。流石に自己紹介の時は…
俺の方をじっと見た。
「私の番だねっ。櫛田桔梗です。ここにいる全員と仲良くなりたいと思ってます。3年間よろしくお願いします」
一応全員に自己紹介するように周りを見渡しながらやっていたが、最後お辞儀する際に目が俺の方を見ていた。ていうかお辞儀してるけど目がこっち向いてる。ちょっと怖いかもしれない。
そのまま続けて池と山内の自己紹介も終わり次々に皆挨拶を終えて行く。
松下と軽井沢も自己紹介を終えた。話してる最中もチラチラと俺の方を見ていた。
そうしてると松下と目があった。
あっ、松下の首が真っ赤になっている。凄く可愛い。というか綺麗過ぎ。
「けっ、何が自己紹介だ。俺らはガキかよ。やりたいヤツだけで勝手にやってろ」
自己紹介の途中で須藤がそう言い捨てて教室を去って行くイベントがあった。堀北と佐倉も去って行くと思ったが…
「貴方は残るの?」
「ああ、自己紹介だからな」
「そう…」
堀北はそれだけ言うとそのまま残った。
そして順番に自己紹介は進み堀北の番になった。
堀北が席を立った。
「堀北鈴音よ」
それだけ言って席に座った。空気が死んだ。当の本人はやり遂げて満足気な様子。
「え、えっと、それだけ?」
「?何か問題でも?」
平田が焦ってる。堀北は言う事は言い終えたと言わんばかりの目で平田を見返した。
「えっと堀北さん、よろしくね。じゃ、じゃあ次はそこの君」
「俺か?」
「うん、よろしく」
平田に指名された俺は席を立った。堀北、後始末はしてやる。
「枝葉陽翔です。今新しい趣味を探してます。何かお薦めがあったら教えてください。3年間よろしくお願いします」
パチパチと拍手がなる。悪くない自己紹介だったようだ。
その後、佐倉や長谷部も無事に自己紹介を終えた。
その日のイベントが終わり放課後になった。
「枝葉君、一緒に帰ろう」
約束通り、佐倉が俺の所に来た。事前に話しを聞いてた堀北は兎も角、松下や軽井沢、櫛田、長谷部が残念そうな顔をしていた。軽井沢と松下は平田にカラオケに誘われて付いて行った。
寮に向かう。管理人がいる部屋の前で佐倉が立ち止まった。
管理人に何か聞いてる。管理人が何かを佐倉に渡した。
「お、お待たせっ」
佐倉が振り返った。眼鏡を外しており、完全に雫になっていた。その手には鍵が握られていた。あっ…
そのまま2人でエレベーターで俺の部屋へと向かう。
部屋についた。
中に入る。
ドアを閉めた。
瞬間、俺は佐倉に抱きつかれた。
柔らかい感触が俺の胸下を圧迫する。
「ご、ごめん枝葉君。私…」
「取り敢えず、中に入ろうか」
ベッドが設置されてる部屋へと移動する。そこに佐倉を座らせた。俺が隣に座る。
「んっ」
座った途端に佐倉が俺に飛びつき、口を奪った。
俺は佐倉を受け入れて彼女の口内を犯した。
「んんっ、んっ…んうっ」
佐倉は悶えながらも舌を絡ませてきた。結構本気のようだ。
一旦彼女を解放する。
「はあ、はあ…」
佐倉は荒い息を吐いていた。
「枝葉君…私…」
「佐倉…本当に俺で良いのか?」
一応聞くと佐倉は頷いた。
「私、枝葉君が良い。凄く良いのっ、だからっ」
「分かった。これは合意の上って事で良いんだな?」
「うんっ、早くっ」
彼女の声と同時に俺は佐倉を押し倒した。そのまま彼女に口付けし、口内を犯す。そして1回離れる。佐倉の口から涎が出て来た。彼女の頬や首にしゃぶりつきそそれを拭き取る。
「あ、んあああああっ、あんっ」
佐倉が悶えた。
俺は彼女を見下ろすとその服に手をかけた。
本番は次回ですね。