日本ベースの少しずれた世界で2度目の先生 作:sasahara
『行政官はヒナ委員長の業務時間中の問題行動を報告するためにも、何をしていたかつぶさに観察し把握する義務がある』
そう言って真面目過ぎるヒナ委員長と、いい加減すぎる『先生』なる男を説得して押し切ったのはアコ行政官こと私本人だけれど。
その『真面目過ぎるヒナ委員長』が、まさか業務を放り出して男と関係する、というのが本当にだたセックスをするという意味だとは、思っていなかったのだ。
「ん、ちゅ、ちゅ。先生、やっぱりキス上手。ドキドキする」
「ヒナの舌も美味しいよ」
「やだ、変なこと言わないで」
「ずっとまた食べたいって思ってたんだ、ヒナの小さくて可愛い舌」
男本位な変態な発言しかしていないのに、ヒナ委員長は言葉こそ非難しているが、口調も表情も見たことのない喜びを表しており、身体は媚びるように男へ繰り返し擦り付けられている。
そして数度のキスを経て、ヒナ委員長が蕩けてしまった。
「嬉しい。私なんかのこと、忘れないでくれていたんだ」
そこからはもう男からヒナ委員長への性欲発露に、従順な性奴隷と化したヒナ委員長が喜んで応える異常性欲の聖域だった。
男は大人の態度で迫ったかと思えば、一転、幼児退行して甘えたりもする。
ヒナ委員長はそのすべてを受け入れ、合わせ、愉しんでいた。
「ヒナのおまんこ相変わらず美味しいね」
「本当? 大丈夫? おしっこの味しない?」
「ヒナはシャワーに気を遣いすぎ。ヒナくらいの美少女だと、したほうがご褒美なくらいだよ」
…。
「先生ったら乳首にずっと吸い付いて、もう、赤ちゃんじゃないんだから」
「もっと叱って。ママに甘えるんじゃありませんって」
「こ、こら、先生は男の子でしょ。おっぱいばっかりじゃなくて、ままの、お、おまんこも気持ちよくしなさいっ」
「ごめんママ! ぼくちゃんとヒナママの稚膣でおちんちんゴシゴシできるよ!」
……。
「触ってみて」
「硬い。熱い。大きい。たくさんゴツゴツしていて、ちょっと怖い」
「コレでヒナのこと、いっぱい気持ちよくしてあげるからね」
………。
互いに『いつものあれ』と言うと『これね』と醤油差しを取って応えるような、カップルというより熟練夫婦のツウカアなやりとりが食卓ではなくセックスで行われている異常状態に、上司の性行為を観察しているという異常状態への、私の感覚は麻痺していく。
そんな私を無視して、2人の愛し合う行為は進む。
ゲヘナ風紀委員長であり各校見回しても最強のうちのひとりと謳われる『あの』ヒナ委員長があっさりとベッドに押し倒され、女性器の入口を露出した全くの無防備な姿で男に押さえつけられる。
「久しぶりだけれど、ヒナは大丈夫?」
「ずっと待ってた。大丈夫だから、もう待たせないで」
優しいキスのあと、ふたりの性器の先端が触れ合った。
その光景を見ながら、私の脳は両手で掴んでねじってひねられるかのような痛みを覚え、同時に過ぎる痛みを打ち消すための快楽物質をドバドバと吐き出していく。
ヒナ委員長は、私にとって尊敬する上司だ。
そう思い込もうとしていた。
もちろん尊敬していたのは事実。
だが本心を偽って、ヒナ委員長に性的な魅力を感じている自分を誤魔化していたのだ。
それが目の前で熟年のイチャイチャを見せつけられ、いま肉体も一つになろうとしているところまで目撃しようとしているのだから、脳が押しつぶされるとか焼けるような感覚になるのも当然だ。
せめて、このまま無言で、自分の性欲に基づく好意が失恋するさまを見届けよう。
だが優しい優しい、優しすぎるヒナ委員長は、純粋な優しさ故に、私の健気な最後の抵抗を貫通して、私の性癖を破壊した。
「ごめんね、アコ」
それは『自分に自身がないヒナ委員長が真面目な部下へ『見苦しい』セックスを見せることへの謝罪』だったのだが、私にとっては全く別の意味に聞こえた。
「んあっ♡」
ペニスの先端だけで壊れるような未熟にしか見えなかった稚膣は、凶悪な肉棒をあっさりと根本まで受け入れた。
膣からは愛液ばかりがとめどなく吹き出し、血は一滴も溢れない。
咥え慣れた男性器が馴染むとばかり収縮しながら嬉しげにキュウキュウ鳴る膣口を見て、私はとうの昔からずっと、愛する女性が知らない男の所有物だったのだと理解させられる。
「ヒナ、気持ちよすぎて我慢できないから、もう動くね」
「嬉しい。先生、私のこと、遠慮せず貪って」
太い血管と高いカリ首に軟肉を削られるたびに、委員長の口から歓喜の声が漏れる。
少女どころか、女どころか、メスとしての声が。
「んっ♡、はっ♡、ああっ♡、先生♡、好き♡、好き♡♡♡。出して♡、膣内に射精して♡」
同じメスとしてさえ嫉妬する自分に気づく。
愛する強いオスに種付けされる喜びを、委員長は私の目の前で享受している。
「久しぶりのヒナおまんこ、気持ちよすぎてすぐ出る」
「いいよ。早く種付けして。エッチよりも子作りがしたいの。しよ、して♡」
「ごめんヒナ、たぶん1発で精液全部出ちゃうから、ラブラブえっちはまた次回ね」
「嬉しい♡♡♡」
ヒナ委員長が歓喜の喘ぎ声が上げるたびに、私の下着が重く熱く、そして冷たくなっていく。
とっくに私の理性は崩壊していたが、この場でオナニーをしなかったのは、気持ちよくなるよりも優先して、ヒナ委員長の痴態を目に焼き付けるのに必死でそれどころではなかったから、というだけだ。
「あっ♡、あっ♡、あっ♡、...あっ♡♡♡」
「ヒナ、射精るっ」
その時はあっさりと訪れた。
よくある性的コンテンツの絶頂描写と、2人のそれは真逆だった。
どく、どく、という重い音と共に、ヒナ委員長と男の動きが止まり、無言のまま、互いの性器だけが同じタイミングで蠕動する。
2人が性欲を満たしあうための性行為に見せつけるような絶頂など不要、と言わんばかり、最後の最後まで目撃者である私をないがしろにするようなセックス。
ぎゅうっと腰を捕まえて絶対離さない、という性欲と独占欲と妊娠欲をないまぜにした、ヒナ委員長が日頃は気配すら感じさせないナマの『欲』そのものを、両足がこれ以上無く雄弁に語っていた。