限界社畜OLがロリになれる身体を手に入れたので、とりあえずショタを監禁する夢を果たすことにします。 作:ひざぎ
というわけでいきなり始まる激やばストーリー。
言うて六話まではエロないです。エロあるときは☆マークつけるのでよろしくお願いします。
◇
「……まじでやっちゃったぁ」
目の前にある現状に対して、そして私は自らに対しての呆れを孕ませながら息を吐くことしかできなかった。けれど、それでもやりたかったのだからしょうがないし、やることが許される年齢だからこそ、これはもう本当に、本当に仕方のないことであるように納得する、というか納得させる。
──そうして目の前にあるのは地下牢、というか、無機質な地下部屋。コンクリートを打ちっぱなしの、鼠色だけが蟠っている空虚な部屋。通期が悪いように見せかけて、それでも天井のいろいろな箇所にダクトはあるから、まあ居心地については悪くない、はずだ。
さらに中には簡易的なシャワー室、そこから対角線上に置いてあるテレビやゲーム。その隣には本棚やDVD、特に少年が好きそうなものを選んだものばかりを並べている。ゲームについてだって自信がある、……正直、私はうまくないけれど。
そして、これ見よがしにピンク色をつけている、お嬢様専用、みたいなベッド。小学生の時に、こんなお姫様が寝るようなベッドがいいなぁ、と夢見たことがある記憶。それがあるからこそ、ここも質素にパイプベッドにしようかと思ったけれど、結局自分の欲望を優先して、そんなふわふわでピンクなものを買ってしまった。そして、そのベッドの上にはローターやディルド、バイブ、エネマグラ、貞操帯や首輪、鎖、電マなどそれぞれの道具が並んでいる。
……そして、極めつけは──。
「──こ、これから何するの、ゆかちゃん……」
動揺を含ませた声音で、私の仮の名前をつぶやく少年、その一人の姿。
──これから私が犯すことになる、ひとりの男の子。
そんな怯えているとしか言えない彼に対して、私は、ふぅ、と息を吐いてからにこやかにしてみる。決して彼には恐れを抱かせないように細心の注意を払いながら。そして、心の底から思っていることを、これからのことを口にした。
「大丈夫。ここでね、とっても楽しくて、気持ちいことをするだけだから、ね?」
幼稚園の先生みたいに、もしくはお姉さん、お母さんのような雰囲気で私は彼にそう声をかけた。
──そう、これから私が犯すことになる、ひとりの男の子。
怯えている彼を諭すように、もしくは興奮に染まってしまいそうな自分を落ち着けるように、私はゆっくりと深呼吸を繰り返した。
◇
目が覚めたら少女になっていた。
……うん、端的に言ってしまえばそれだけの話である。
二十四歳。新卒だった時期からようやく社会に対しての慣れも出てきたような、そんな頃合い。それこそが真の私、というか、普通に私であるはずなのだけれど、それでも目が覚めたら少女になっていた。しかも裸で。
正直、自分でもよくわからない。
誰かにこんなことを伝えても信じられないだろうし、そもそも信じてもらおうだなんて思っていない。というか、誰かに伝えたら合法ロリ、とか、そういう扱いを受けて犯されてしまう可能性だってあるだろうし、今後もこの状況を誰かに説明することはないだろう。
「……おー」
そうして伸ばしてみた腕の短さに新鮮さを覚えながら、起こしている体の軽さにも驚きで声が出てしまう。
これ、本当に自分の身体か? なんなんだこれ、夢なんじゃない? そんな気持ちになりながら身体の節々を動かしてはみるけれど、それでも思うとおりに体は動いてくれるし、どうしたって目の前にある感覚のすべてが現実でしかない。だから、私は本当に少女になったのだ、とそう確信した。
……そして。
「……私って、ほかの人から見るとこんな感じなのかな」
──自室で目覚めた少女の私とは異なる、真の私の身体。二十四歳処女、限界社畜OLの陰キャショタコンオタク。アダルトグッズで自分の処女膜を破ってしまったことが人生における一番の恥。
そんなどうしようもない私の身体が、同じく少女になった私の体の隣で寝ていた。それも、会社に行くためのスーツを着ながら。
……ええと、まず状況の確認──。
そう思いながら、私は横たわっているスーツ姿の私の身体へと触れると……。
──バチンッ。
そうして、意識が反転した。
◆
痛みとかはなかったけれど、途端に重苦しさがやってきた。先ほどまで身軽に感じていた体のすべてが、途端に重みをつけたように、重力に従うように垂れさがっていく感覚。別に太っているわけじゃないのになぁ、とかそんなことを思いながら、いつの間にか閉じていた目を開けてみる。
……するとどうだろう。隣には、なんともかわいい少女がいるじゃないか。
「え、え?」
状況がよくわからなかった。あれ、さっきまで私は少女だったわけだけれども、あれ? おかしいな。
さっきまで少女の身体でいたけれど、その状況と同じように私はスーツを着ているし、そして目の前にある少女の身体は裸だった。
「……というか」
じー、と私は私の隣で寝そべっている少女の顔を見て思う。
なんだこの美少女は。漫画のキャラがそのまま出てきたかのような、そんな可愛さがある少女が隣に寝ているぞ。
いや、いや、待て、待ちなさい私。頭がどうにかなっているとしか思えないんですけど。いや、ガチで。
きっと、さっきまでは泥酔していたせいで変な夢を見てしまっていた、ということで落ち着くわけだけれども、じゃあ今の状況は……?
……もしや私、少女を誘拐or拉致してきた?
「いやいやいやいや、まさか、そんなわけ」
確かに少年に対するヘキはありますとも。なんならいつも働いているときには、脳内設定で監禁しているショタに貢ぐために頑張って金を稼ぐ、というオリジナルの物語を持って会社に働きに行ってますよ。それくらいじゃないと社会なんてやってけませんからね?
でも、でもだからって本当に誘拐するわけがないじゃないですか。はは、まさかそんな。しかも少女、少女ですよ? 確かにロリとショタが絡んでいる本も大好物ですよ、ですけどね、それでロリに手を出すわけも、ロリに欲情しているわけもないわけで──。
……いかんいかん。いつも通りに脳内の誰かと変な風に会話をしようとしちゃったけれど、まずは状況を理解するためにこの女の子を起こさなければいけない。
確実にアウトでしかない裸の少女を起こすことには抵抗があるし、叫ばれでもしたら確実にアウトではあるんだけれど、それはそれ、これはこれ。もしかしたらお願いしてくれたら黙ってくれるかもしれないし……。
そんなささやかな希望を抱きながら、私は「お、おきてぇ?」と普段使っていない故に掠れた声を喉から出しながら、少女の柔肌に触れてみる──。
──バチンッ。
そして、再び意識は──。
◇
──反転した。
……今度は、少女の身体で目が覚めていましたとさ。
ちなみに不定期更新。お許しを!