もちづきさん百合リョナ食人ホラー短編マキマ編 作:ゴールドフォレスト
原作:ドカ食いダイスキ!もちづきさん
タグ:R-18 ガールズラブ 残酷な描写 クロスオーバー リョナ 食人 カニバリズム 百合 ドカ食いダイスキ!もちづきさん 望月美琴 チェンソーマン マキマ ホラー
・・・お前はもちづきさんを何だと思っているのだ・・・。
作者さん、関係者さんに怒られたら消します。
マキマさんは無限ループで永遠に死ねません。
私は目を覚ました。
私の全身より大きい段ボールの中で。緩衝材に包まれて。
手足をロープで縛られて。
こんなロープいつもの私なら簡単に千切れるはずなのに千切れない。
・・・そうだ、私はデンジに殺されて、喰われて・・・。
その後の記憶が無い。
段ボールを開けられる音がする。
中を覗いたのは20歳くらいの女だった。
「わぁ、本当にマキマさんだ。美人だ。」
私は女を観察する。肌が荒れている。不摂生な身体。
1秒で唾棄すべき下等な人間だと思った。
女はいきなり私の胸を揉んできた。
「うわっ!おっぱいでけー!やわらけー!」
抹殺対象に認定した。
しかし力が出ない。何の能力も使えない。
だから言葉で侮辱した。
「・・・何なんですか、あなた。人の胸をいきなり揉むなんて躾がなっていませんよ。公安(ウチ)の犬だってもっと礼儀正しいですよ。恥を知ったらどうかな?」
女はいきなり無表情になった。凍り付いた目。・・・怯えている、この私が?まさか。
「・・・マキマさん。あなたは私に買われたんだよ。食品として。」
「食人は法律で殺人罪・死体損壊罪にあたり、禁止されています。」
「知らないの?食人法が解禁されたんだよ。人口過多になったから。犯罪者は食べて良いんだって。マキマさんは、ネットで私が見つけて買ったの。滅茶苦茶人殺してて怖くて誰も買い手がつかなかったそうだけど、私には関係無いから買ったの。10万円で。」
は?私の値段が10万円?・・・ここまで侮辱されたのは初めてだよ。関係者全員調べて皆殺しにしようかな。
・・・力が出ない。何故?
「マキマさん、脱出しようと思ってるでしょ。無駄だよ。マキマさんは何か超能力みたいなもの使えるそうだけど、全て無力化されてるんだって。身体能力も小学生レベルなんだって。普通買うよね、そんな設定で美人でスタイル抜群なら。私は、他の人が信じられない。」
「私は、あなたが信じられません。そんなブクブク太って恥ずかしくないんですか?」
女の返答は私の腹への打撃だった。
「ぐはっ!」
頭がチカチカする。息が出来ない。意識が消えていく。ありえない。こんな何も鍛えてなさそうな女のパンチで私が気絶?あり・・・えな・・。
私がデンジに喰われた時のことを話そうか。
デンジ「君」なんて言わないよ。私は最初から彼を下等な人間として見ていたから。
私が欲しかったのは彼の使いこなせていなかったチェンソーマンの力。それだけ。
悪魔を完全に殺せる力。殺した悪魔に関係した存在をこの世から消せる力。
私はそれで人類を管理するつもりだった。導くつもりだった。
私が「この世には余計なものが多い」と人類の害になりそうなものを消去しようとしたのは本心だよ。それは、人類を愛していたから。種族として。群体として。
個体はどうでもいい。勝手に増えるから。
でも私はデンジに負けた。チェンソーマンではなく。デンジに袈裟斬りに斬られたりして。でもね?それで私が死ぬと思う?
実は私にはそれ以降も意思があったんだよ。だから私のダメージを肩代わりする身代わりの人間が死んでいくんだ。
・・・それでも流石に食べられるとは思わなかったよ。
彼は私を解体した。各部分をタッパに詰めて。
私の意識は各部分にあった。彼が咀嚼し胃の中で消化されるまで私の意識はあった。
私の髪の毛はどうするんだろうって思ったよ。闇鍋だって。そのまま喰うんだって。
彼も化物だよね。
・・・私とデンジは似たものだって考えるときがあるよ。
何故こんな事を話したか?正直、私の思考が正常である内に話しておきたかったんだ。
だって、あんな低俗な女に私が永遠に苦しめられるなんて想像もしていなかったから・・・。
私は目を覚ました。
リビングの中心に吊されてた。手足は縛られたままで。
「あ、マキマさん、おはよー。」
女に声をかけられた。ジャージを着て。シャドーボクシングのつもりなのか、拳を動かして。
「・・・そういえば、あなたの名前を聞いていませんでしたね。」
「私は、望月美琴っていう名前だよ。美琴で良いよ。」
「望月。これから何をするつもりですか?」
私は腹を殴られた。
「が・・・は・・・!」
私は死を、ダメージを肩代わりさせる能力を持っていた。でもそれは、私自身が打たれ弱いわけじゃないよ?確かに私は筋肉質ではない。でも、ヘビー級ボクサーに殴られ続けても笑みを浮かべる自信はあるよ。
・・・こんな女のパンチでダメージを受けるはずがないのに。
望月は説明を始めた。
「マキマさんの取扱説明書にあったんだ。完全に人を見下しているから躾が必要だって。まずは暴力で屈服させる。その後は性的に屈服させる。そしてその後料理する。私だって、こんな事したくないんだよ?でも、マキマさんを美味しく食べて至るためには、こうするしか方法がないんだ。私は心を鬼にしている。」
「笑みがこぼれていますよ、望月という名の愚物。」
ドブッ!ドボッ!ドゴッ!
「か・・・。あ・・・。」
「あーあー、マキマさん。スーツに涎が垂れてるよ。せっかく格好いいのに、だらしなく見えるよ?・・・良いよね、マキマさんみたいにスーツが似合う女性って。私の職場の先輩にもスーツが似合う美人の人がいるけど、お酒ばかり飲んでガリガリであまり魅力的に見えない。マキマさん凄いスタイル良いよね。私もこうなりたかったなぁ・・・。」
望月は私の尻を撫で回している。
「運動したらどうですか?さっきのはシャドーのつもりですか?ボクサー全体に対する侮辱ですよ。まずウォーキングから。慣れてきたらランニング・・・。まぁあなたなら3日持たないと思いますけど。」
私は尻を叩かれた。
ビシィ!バチィ!バシッ!バチッ!
「はぅっ!あぐぅ!あ・・・。ひぎぃ!」
・・・この私が尻を叩かれて情けない声をあげている・・・。
屈辱以外の何物でも無かった。
しかし、望月もへばっていた。明らかに運動不足。
「諦めて私を解放しなさい、望月。私はしぶといですよ。私を嬲る前にあなたが疲れ果てます。今なら私を解放すれば、私は何も報復はしません。」
もちろん嘘だ。私は望月を筆舌に尽くしがたい手段で嬲り殺すつもりだ。
望月はリビングから出て行った。すぐに入ってきた。金属バットを持って。
「てってれててーて。てってれててーて。てってれててーててー。」
野球で聴いたことのある曲を歌いながらバットを振り回す望月。・・・これからやることは分かっていたけれど。
望月は私の腹にフルスイングでバットを当てた。
「がふっ!」
血を吐いた。この私がこの程度で内臓が潰れた?・・・本当に屈辱だ。
次に望月は私の胸をバットで殴った。肋骨が折れた音がした。
「がはっ!か・・・。」
「あー。マキマさん血をダラダラ流してるね。おっぱいって衝撃を防ぐ効果無いんだね。漫画みたいに『巨乳がクッションになって助かった』というロマンはないんだね。」
「乳房に筋肉はありませんよ。でも、私は鍛えていますから大胸筋は発達しています。望月のように脂肪しか無い駄肉ではありません。」
また望月は私の胸をバットで殴った。
「うぐっ・・・う・・・。」
私は涎と血を流しながら意識を失った。
次に私が目覚めたのはベッドの上だった。裸で。しかし手足は縛られて。
「さぁ、マキマさん。性的に屈服させられる時間だよ。」
望月も裸だった。しかし、ペニスバンドをつけている。
一瞥。推定長さ45cm。太さ10cm。・・・大きすぎる。暇なときにギネスブックを読んで目に入っていたが、男性のペニスの大きさ記録は38cm、太さは5cmらしい。頭がおかしい。
「・・・大きさがおかしいのですが。」
「大丈夫だよ、マキマさん。入れる前に私が優しく身体を弄ってあげるから。」
望月はまず私の両乳房を揉んできた。
「ああ・・・何て柔らかいんだろ。癒やしだよね、これ。・・・ねぇマキマさん男性経験ってどれくらいあるの?」
「指の数より少ないですよ。」
「意外だね。」
そう、私の男性経験はかなり少ない。どうしても支配する必要がある人間で、言葉や物欲で釣ろうとしたが引っかからない男が何人かいた。そんな強靱な男こそ必要なので身体で誘惑し従わせた。何人か支配できた。その男達が今も生きているかは覚えていない。それでも引っかからない男も数名いた。まるで聖人のようだね。全員殺したけど。
望月は私の乳首を吸ってきた。舌で舐め回してきた。
「・・・はぁ・・・あは・・・ん・・・はぁ・・・。」
・・・この私が喘いでいる?信じられない。この肉体はかなり強固に改造されているようだ。必ずこんな処置をした人間全員に古今東西あらゆる拷問をかけてやろう。
望月が顔を近づけてきた。キスをするつもりですか?応じませんよ。・・・何故、私は自分から舌を出している?屈辱が過ぎる。
「んは・・・んちゅ・・・はん・・・ちゅぱ・・・。」
望月と唇を重ねた。舌を入れた。入れられた。歯を舐められた。
殺す。殺す。殺す。
望月は私の膣に顔を近づけた。私の膣は整った綺麗な形をしている。陰毛もまぁまぁ。そういう風にしてるから。
舐められた。舌を入れられた。嬲り殺してやる。
「あふぅ・・・はぁ・・・んく・・・あう!・・・はぁう・・・。」
喘いでいる自分を呪いたかった。いや、私が喘ぐなんてあり得ないから、そういう風に私を改造した人間達を死んだ方がマシな目に遭わせなければ気が済まなかった。
「マキマさん、ここが濡れてきているよ・・・。いやらしいよ・・・。」
あぁ殺してやりたい。殺してやりたい。
「じぁあこれ、もう入るよね。」
望月がペニスバンドを近づけてきた。
「待ってください、待って。」
望月はペニスバンドを一気に私の膣に根元までねじ込んできた。
「はぁ!・・・あふ・・・。かは!」
仰け反っている私。目を見開いて、舌を出して。あり得なさ過ぎる。屈辱過ぎる。
望月は腰を振ってきた。人口ペニスを出し入れしてきた。それに合わせて身を捩る私。
「あはん!くぅ・・・。ん・・・んん・・・。は・・・ふう・・・。」
・・・快感を感じていると思う?無いよ、そんなの。太いペニスを入れられて興奮する女がいると聞いているけど、それは腹部辺りが緩んでいる証拠。膣内や子宮が緩んでいる証拠。要はセックスのやり過ぎで自慢にも何もなりはしない。
子宮の先までペニスが到達して子宮が歪んでいるのを感じる。内臓の位置がずれているのを感じる。これで快感を感じていたらマゾヒストだね。年を取ったらどうするの?いつまでも男は相手をしてくれないよ?自分で慰めるの?
そんなことを考えていた。・・・私が自分の意思に反して嬌声をあげている事実から目を背けたくて。
望月は散々私を嬲った後、ペニスを引き抜いた。
「あ・・・はう・・・。はぁ・・・はぁ・・・ん・・・。」
私は痙攣していた。荒い息を出しながら。悔しすぎて泣きたかった。
「気持ち良くなってくれて嬉しいよ、マキマさん。」
気持ち良くなんか無いよ。死ね。
「じゃあ、また眠ってね。今度は解体するから。」
望月はジャンプした。私の腹めがけて。待って。流石にそれは普通の人なら死ぬよ。
ドチュゥ!という音が腹の中でした。望月の両脚に踏まれて。
「ごぼぉ!・・・がは・・・あ・・・。」
私は大量の唾液を吐いて再び意識を失った。
私は再びリビングで目を覚ました。裸で。手足がXの状態で固定されている。
「おはよう、マキマさん。」
望月は小型のチェンソーを持っていた。返り血を浴びないためなのかレインコートを着ている。
「何処で買ったんですか。そんなもの。」
「マキマさんを買ったときに付いてきたんだ。さっきのペニスバンドもそうだよ。本当にお買い得だよね、これで10万円なんて。」
小型チェンソーは1万円くらい、ペニスバンドは4千円くらいで買える・・・。私の値段は8万6千円か。いや、縄や金属バットの値段を合わせればもっと低い。・・・ははは。・・・ぶち殺してやる。
望月はチェンソーを稼働させた。手足を切断するつもりですか?デンジも最初はそうしていましたね。
腹にチェンソーを突き立てられた。
ドジュルドジュドジュドジュドジュ
「がはぁ!がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「私はね、マキマさんの内臓には興味ないんだ。だからね?内臓とか要らないの。ゴミとして捨てる。」
ゴミ?デンジは内臓もちゃんと料理していた。そうしないと私が滅びないせいもあるけど、なんか彼が私を大切に扱っていた気がするよ。・・・私の中身はゴミか。はははは・・・。
チェンソーが私の背中を突き破った。
「ごぼっ!がはっ!ぐぼっ!」
背中を貫通したから血反吐吐いてるわけじゃ無くて、内臓千切られてる時点でもう口まで血が逆流するんだけど、貫通したタイミングで私は血を大量に吐いた。
「るんらー。るんらー。るらるらるー。」
望月は訳のわからない歌を歌いながら私の腹を貫通している感触を楽しんでいた。殺人鬼の才能ありますよ、あなた。そう思いながら、同時に私は腹を貫かれて中身を千切られてる激痛に耐えていた。
10分経過。
・・・私はまだ腹を貫かれている。いや、長過ぎですよ、あなた・・・。ずっと立っていてチェンソー突き刺しているのでも結構体力使うでしょう?おかしいですよ。
望月がやっとチェンソーを引き抜いた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
私が腹を貫かれて息が絶え絶えになっているのと、望月が疲れて息が絶え絶えになっているのは同時だった。・・・一緒になっているのは屈辱だった。こっちは何回死んでもおかしくない苦痛に耐えているのに、ただ体力が無いだけの望月と息が同調するなんて。
「・・・ご飯食べてくる。」
望月が出て行った。私は血を吐きながらそれを見送った。
30分後、望月が帰ってきた。手にナイフを持って。
「餌は食べ終わりましたか、望月という名の豚。」
「うん。それでね、食べてて思いついたんだ。女の人のアソコってアワビって例えられているでしょ?バター焼きにしたら美味しそうかなーって。」
そう言いながら、望月は私の膣の周りの肉を切り取っていった。
「あぐっ!はぁ・・・。ぐっ!」
それは腹を貫かれた痛みよりは軽い・・・。しかし、陰部を切り取られているのは流石に私も女なので悔しかった。
「毛は邪魔だから剃るね。でもいい形してるよね、マキマさんのアワビ。食べるのが楽しみだ。」
そう言って望月は私の陰部を持って出ていった。
すぐに望月は帰ってきた。
「次は、おっぱいをぶち抜きまーす。」
「乳房は脂肪だけで美味しくないですよ。」
「食べないよ?でも、漫画・アニメやドラマ・実写映画の胸の大きい女優・女キャラって胸を撃たれたり刺されたりするシーンが結構あるんだ。それはね、胸という母性に全身を埋めたいっていう欲望の表れなんだと思う。」
望月はチェンソーを手に持った。
「わーたしーにーかーえーりなーさーいー、きーおくをたどりー、やーさーしーさーとーゆーめーのーみーなもとーへー。」
その歌は私も知っている。有名なアニメの主題歌の1つだ。
望月は歌いながら私の左胸を貫いた。乳房も肋骨も肺も心臓もグチャグチャにされて背中を貫通した。
グチョグチョグチョゴリゴリゴリズブズブズブ
「あああぁぁぁぁぁ!!!!ごふぅぅ!あうぅぅぅぅぅ!!!!!」
10分経過。
・・・私はまだ胸を貫かれている。もう首を立たせている力が無くて下を向いている。口から血を吐く力も無くて、ただ流れていくのに任せている。
望月はやっとチェンソーを抜いてくれた。
「じゃあ手足を切断するね。」
左腕、右腕、左脚、右脚の順に切断された。
私はリビングに転がった。芋虫のように身体を捩らせながら。
「あ・・・うう・・・あう・・・。」
「じゃあ次は首切断するね。食べないけれど。」
えっ?じゃあなんで首を斬るんですか?と思ったけれど、望月は即実行した。
ゴリゴリゴリゴリ
「うあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
私の頭部が転がった。
その後、望月はテーブルを出して、その上に私の頭部を置いて、私の首から下が解体される光景を見せた。地獄だった。前も言ったけど、私の肉体は『全て意識がある』。痛覚ももちろん繋がっている。だから、私の肉がステーキ用にスライスされていく光景や、肉をこそぎ取られてミンチにされていく光景も全て見た。痛覚を伴って。
その時の私の頭部はなんて言ったと思う?
「痛い痛い痛い!やめてやめてやめて!」
「じんじゃう!じんじゃうからだずげで!」
「・・・もう殺してください・・・。焼却すれば死にますので焼いてください・・・。」
「死にたくない・・・。死にたくないよ・・・。私はこんなに酷いことをしたのですか・・・。」
「美琴さん、お願いです。殺してください。苦しすぎます。殺してください。」
などの言葉を心から言った・・・。涙を流しながら・・・。
マキマはね、そんなこと言わないんだよ。
マキマはね、死にたくないなんて言わないし、じんじゃう何て言わないし、涙なんて流さない冷酷非情でなきゃいけないの。
何て思ってますよね。
・・・流石の私も堪えたんですよ・・・。
それほど目の前で激痛を伴って自分の肉体が解体されていく光景は、辛かった。
デンジの時は自分が解体されていく光景なんて見なかった。頭部が潰されたから。激痛はあったけど。
『見る』という光景が追加されるとこんなに辛いものなんですね・・・。
散々解体された私は、最後はこんな感じでした。
「はは。ははは。・・・死ねないんだ・・・。このまま食べられる苦痛まで味わうんだ・・・。・・・死にたいよ・・・。」
望月は、私を調理しました。
ステーキに、ハンバーグに、すき焼きに、生姜焼きに、から揚げに、カツに、肉じゃがに、餃子に、ミートソーススパゲティに、青椒肉絲に、ロールキャベツに、カレーに、ピーマンの肉詰めに・・・。かなりの膨大な数で。長い日数をかけて。
望月は料理が得意だそうですね。首だけの私に語ってくれましたよ。
流石に寿司にはしませんでした。内臓捨てたのでもつ煮込みにもしませんでした。刺身にも、闇鍋にも、ヤバジュースにも。デンジとは違いますね。
ちなみに、望月が最初に出したのは?そう、私の陰部の肉をアワビに見立てたバター焼きです。
「いただきます!」
望月は食べる前に必ずそう言います。偉いですね。教育がなっていますね。人肉を食べるくらいイカレた教育を。
「うわ、マキマさんのアワビうめー。本物のアワビの食感忘れたけど、それに近いものを感じる。」
どうせアワビとトコブシの違いも分からないんでしょう?あなたは。だから平気で女の陰部を食べられるんですよ。
望月は私を食べ終わると放心状態になります。「至る」という状態だそうです。脳の血流と高血糖による酩酊でしょうかね?馬鹿みたいですね。
「マキマさん、あーん。」
時々、望月は、私の首に私の肉を喰わせようとしました。私は死んでないけど死んだ魚のような目で口を開けました。食べました。咀嚼しました。飲みました。飲んだ後はどこに行くんだろう?って思いましたけど、首から下には出ませんでした。・・・ははは、私は何なんだろう?
「マキマさん、よく食べて偉いね。私の親を介護するときもこんな感じなのかな?私が子供を産んだときもこんな感じでご飯をあげるのかな?よい練習になるよ。」
あなたを産んだ親の顔が見たいですよ。あなたの子供は怪物に育つんでしょうね。
それすら言えませんでした。ただ私は涙を流していました。
「あーあー、マキマさん。また泣いて。悲しいことを思い出したの?」
そう言いながら望月は私の涙を拭いていました。悲しいことは、今目の前で起きているんですけどね。
ちなみに、望月が私に私を食べさせる回数は20回もありませんでした。ほとんど全部、1人で私を食べています。何て意地汚い。
「マキマさん、これが最後のマキマさんの料理だよ・・・。もう、お別れだね・・・。」
最後の料理は私の生姜焼きでした。デンジが最初に作った料理です。ははは・・・何て皮肉な。
望月の胃の中で、最後の私の肉が消化されたとき、私の頭部も意識を失いました。
(やっと終われるんだ・・・。)
心からそう思いました。
「わぁ、本当にマキマさんだ。美人だ。」
・・・えっ?
私は段ボールの中にいる。全身がある。手足をロープで縛られて・・・。
繰り返されている?そんな馬鹿なことが。
「うわっ!おっぱいでけー!やわらけー!」
私の胸を揉む行為も同じ。やはり繰り返されている。あり得ない。
「・・・マキマさん。あなたは私に買われたんだよ。食品として。」
・・・えっ?私は何も言っていない。
「知らないの?食人法が解禁されたんだよ。人口過多になったから。犯罪者は食べて良いんだって。マキマさんは、ネットで私が見つけて買ったの。滅茶苦茶人殺してて怖くて誰も買い手がつかなかったそうだけど、私には関係無いから買ったの。10万円で。」
何も言っていない・・・。まさか出来事がそのまま繰り返されている?
自分の心臓の鼓動と呼吸を確認した・・・。全く同じだった。
身動きが取れない。それどころか呼吸も自由に出来ない。前と同じ事の繰り返しで。
望月が私の腹を殴った。
「ぐぅっ!」
私が変えられるのは自分の苦痛に喘ぐ声だけだと知った。それ以外は全く同じ。苦痛も望月の言動も全て同じ。そんな、またあの苦痛を味わうなんて・・・。
35回目
「わぁ、本当にマキマさんだ。美人だ。」
・・・かつて犬がドラマで繰り返される日常の話をしているのを聞いたのを思い出した・・・。
彼らは1日を繰り返すけど、違う行動が出来る。私は、違う行動を取ることすら出来ない。何て地獄なんだ・・・。
1028回目
「わぁ、本当にマキマさんだ。美人だ。」
・・・かつて犬が漫画の話をしているのを聞いたのを思い出した・・・。究極生命体を名乗る男が宇宙へ放逐されて身動きが取れず、死ねないので考えるのを止めたという。
そうだ、考えるのを止めたらいいんだ。
また、ある漫画では時間を巻き戻す道具を手に入れた重罪人が車に轢かれて死に続ける運命になったらしい。彼は人間だから数十回で耐えられず廃人になるでしょう。
そうか、廃人になればいいんだ・・・。
私は考えるのを止めた。廃人になることにした。
48393回目
「わぁ、本当にマキマさんだ。美人だ。」
私には、考えるのを止めることすら出来なかった。廃人になることすら許されていなかった。最初のやり方を間違えなければ、こうはならなかったのか?・・・いや、違う。多分こういう運命だったんだろう。確かに私は多くの人間を苦しめ殺した。それがこの罰なのか・・・。
あまりに酷すぎる・・・。惨すぎる・・・。神がいるなら助けて欲しい。もうこんな事はしません。許してください・・・。
85784484785848754954957843944874949回目
「わぁ、本当にマキマさんだ。美人だ。」
いたいよ・・・。くるしいよ・・・。だれか、だれかたすけて・・・。