※この作品はR-18です。

18歳の誕生日に僕は魔王になりました!魔王継承者クルト と囚われの七罪の姫騎士   作:みなぽん

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タルタロスの牢獄、聖女メイベルメス堕ち⭐️闘神バルクvs真魔王国の7人の姫騎士

タルタロスの奴隷少女

 ――夜だった。

 真魔王国の都《ネメシス・グラント》を包む黒曜石の城壁は、月光を鈍く反射し、静かに息づくように光っていた。

 図書塔《エンシェント・ラビリンス》の奥、怠惰の魔人アリス=ノワールは、いつものように布団にくるまり、クルトの膝枕で魔導書を開いていた。

「ねぇ、クルト……もう少しだけ読んでていい? この本、“古代タルタロス語”の語源なんだけど、眠くなるまであと十頁くらい……」

「アリス、君は昼も寝てたよね?」

「昼寝と夜寝は別腹なんだよ。ほら、猫とかもそうでしょ?」

 青髪の魔女は布団の中で猫のように丸まり、クルトの腕に頬をすり寄せた。

 柔らかい。あたたかい。彼女は怠惰の魔人にしては、どこか母性のようなぬくもりを持っている。

 クルトが苦笑しながら彼女の髪を撫でたそのとき――。

 塔の外から、鉄の門を叩く音が響いた。

 カン、カン、カン、と悲鳴のように乾いた音。

 静まり返った夜に、それは異様な響きを持っていた。

「……誰だろう? この時間に」

「んぅ……寝る前に客だなんて縁起悪いね。追い返しちゃだめ?」

「たぶん、緊急だ。声が震えてる」

 

 クルトが立ち上がり、外套を羽織って階段を下りると、衛兵たちが見知らぬ少女を囲んでいた。

 少女は全身泥と血にまみれ、衣服はぼろ布のように裂けている。

 震える手で鎖を引きずっていた。首輪には焼印――タルタロス荒原国の奴隷印。

「……助けて……お願い……魔王様……!」

 少女は地面に崩れ落ちた。

その声を聞いた瞬間、クルトの表情が変わった。

 怒りと悲しみが、黒曜石の瞳に宿る。

「衛兵! アリスすぐ治療を! 」

 数分後。

 塔の上階、暖かな寝具の上に少女は横たえられ、アリスが回復の魔法陣を展開していた。

 大賢者である彼女。怠惰とは正反対に、その指先は驚くほど正確で、慈愛に満ちていた。

 

「……ひどい。背中の鞭跡、鎖の擦り傷……これ、長い間、虐待され続けてたね」

 アリスはそっと額の汗を拭い、柔らかく微笑んだ。

「もう大丈夫。ここは“真魔王国”。誰もあなたを縛らないわ」

 少女は小さく唇を震わせ、そして、ぽつりと語り出した。

 

「私は……リィナ マリュー タルタロス荒原国の……奴隷でした」

 彼女の声は掠れ、震え、時折言葉を失った。

「村が……襲われたんです。旧魔王領の町、エルシュタイン、私達は平和に暮らしていたのに……タルタロスの軍が来て、男は殺され、女も子どもも、奴隷に…そしてエルシュタインのリーダー 聖女メイベル リングベル様も私達を守って、攫われて、、」

「……奴隷?」

 クルトが低く問う。

 リィナは涙を流しながらうなずいた。

「男はの闘技場で……戦わされるんです。人や魔物と……。負けたら殺されて、女は奴隷に売られて……。私はメイベル様のお力で隙を見て逃げ出しました。でも、仲間とメイベル様はまだ……」

「……何人くらい捕まっている?」

「うちの村だけで……100人以上。おそらく1000人以上がタルタロスの“に……」

アリスの顔から眠気が消えた。

 

エイルシュタインの惨劇

 

北方の風が吹きすさぶ小さな町──エイルシュタイン。

 雪解け水の流れる丘に、ひときわ白く輝く礼拝堂が建っていた。

 扉の前で膝をつく小柄な聖女の姿があった。

 メイベル・リングベル。

 

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 聖女の力で、彼女の成長は16歳で止まっている。

そのスレンダーな体つきと柔らかな顔立ちは幼さすら感じさせたが、

 瞳の奥には、炎のような意志が宿っていた。

 「……人は誰も、光のもとに生まれた子。

  ならば、闇に棲む者だって救われるはずです」

 彼女の祈りの声が、雪を溶かすように優しく響く。

 エイルシュタインには、迫害を受けた多種族が集まっていた。

 エルフの母子、翼をもがれたハーピィ、そしてかつて奴隷にされた人間の少女たち。

 メイベルは彼らを分け隔てなく受け入れた。

 それが“ルーメン聖王国”の教義に反することだと知っていても。

 

 ある晩、聖都からの密使が訪れた。

 黄金の法衣をまとい、背には“断罪の印章”を掲げた男。

 「聖女メイベル・リングベル。お前は異端だ。

  人と魔を同等に扱い、太陽の教義を穢した罪──その命を以て償え」

 

 礼拝堂に並ぶ民たちが震え上がる。

 メイベルは微笑みながら立ち上がった。

 「私が異端であるなら、太陽の光はあまりに狭いのですね」

 その言葉が、断罪官の怒りを買った。

 翌朝、彼女は鎖につながれ、エイルシュタインの広場で火刑に処されることが決まった。

 

 しかしその夜、礼拝堂を包む闇の中に、巨大な影が降り立った。

 黒い翼、燃える双眸、覇王の威をまとう男。

 

 「貴様が……ベルター=ドラグニルか……!」

 断罪官が叫ぶより早く、ベルターの片腕が光を切り裂いた。

 「くだらぬ。聖を名乗る者が、光を私物化するか」

 メイベルはその姿を見上げ、静かに頭を垂れた。

 「あなたは、闇の王……魔王様なのですね」

 「そう呼ばれている。だが、貴様らが言う“闇”が何かなど、私は知らん」

 ベルターは鎖を断ち、彼女に手を差し出した。

 「お前が守りたいのは民か、信仰か」

 「……人です。光の下で泣くすべての人」

 その瞬間、魔王の瞳に微かな興味が灯った。

 「ならば生きろ。私の影の下でいい。

  お前の光が、いつか我が息子を導くかもしれぬ」

 その言葉が、メイベルの運命を変えた。

 ――時は流れ。

 ベルター亡き後、メイベルは再び放浪の旅に出ていた。

 「もう一度、人々を導く場所を作りたい」

 そうして彼女が戻ったのが、かつて焼かれた町・エイルシュタインだった。

 瓦礫を片付け、井戸を掘り、避難してきた民を迎える。

 彼女のもとには、いつしか“光を捨てられた者たち”が集い始めた。

 

 だが──。

 

 闘神バルグがこの地を侵略したとき、運命は再び彼女を試した。

 タルタロスの奴隷狩り部隊が町を包囲したのだ。

 「女も子どもも関係ねぇ、全部鎖につなげ!」

 怒号が響き渡る。

 

 メイベルは迷わず立ち上がった。

 「逃げなさい。私は残ります」

 「聖女さま! 一緒に!」

 「私が時間を稼ぎます。1人でも多く逃げるのです。奴隷にされたら未来はありません。」

 

 雪の中、彼女は一人、町の門に立った。

 

 

 白衣をたなびかせ、両手に光の輪を生じさせる。

 「太陽よ、すべての命を分け隔てなく照らしたまえ──《ルーメン・サークル》!」

 

 光が放たれ、矢を焼き払い、剣を弾いた。

 だが数十の兵が押し寄せる。

 バルグが笑いながら剣を振り下ろす。

 「聖女だと? 俺に祈りで勝てるか!」

 「あなたの刃が届くのは、憎しみの深さだけです」

 その瞬間、バルグの拳が彼女の腹を貫いた。

 

 雪が赤く染まる。

 倒れたメイベルの瞳に、遠い空が映った。

 「ベルター様……私は……間違っていませんでしたよね……?」

 

 彼女は捕らえられ、タルタロスの“星見塔”の最上階──

 《蒼の檻》に幽閉された。

 そこには光も届かず、時間の流れも凍る。

 だがその暗闇の中で、メイベルは祈り続けていた。

 誰かがこの地を救いに来る日を、信じながら。

星の檻にて - 地獄の儀式

蒼の檻は死の匂いに満ちていた。鉄格子越しに月明かりが届くだけの石牢で、聖女メイベルは鎖に繋がれていた。血まみれの白衣は剥ぎ取られ、ボロ布同然の囚人服を着せられている。それでも彼女の瞳は折れない光を宿していた。

「まだ目を開けてられるとはな」

重い足音とともに巨漢が現れた。闘神バルク。筋肉が鎧のように膨れ上がり、右手には巨大な戦斧が吊るされている。

その顔は残忍な獅子のような形相だった。

「あなたは負け犬だ、聖女」

「……何と呼ばれようと構いません。けれど命を弄ぶ者は必ず報いを受けます」

バルクは舌打ちを一つすると、傍らの兵士に合図した。兵士は粗末な木製の桶を転がし入れる。中身は黒く濁った液体——“忘れ草”と呼ばれる毒酒だ。

「これを飲み干せば楽になれるぜ。聖なる御託も消えて、俺の“愛人”になれる」

メイベルはかすかに唇を結んだ。返事をしないと見るや、バルクは自ら近づき、彼女の顎を乱暴に掴みあげた。

「ふん、プライドだけは高いらしいな」

「……どうぞ。屈服しても祈ることは止めませんから」

「ひひひ、その凛とした顔がたまらないなぁ。今から歪ませてやるぜ。」

バルクは笑いながら桶の液体を指で掬い取り、メイベルの口へ押し込んだ。吐こうとしたが喉奥まで差し込まれ、強制的に嚥下させられる。苦い吐瀉物のような味が胃へ落ちていく。

「数分で効く。脳みそが蕩けるって評判の代物だ」

彼女が咳込む間もなく、バルクは床に膝をついてメイベルの腰を抱え上げた。囚人服の裾が乱暴に引き裂かれ、肌が露になる。

「さあ見せてやろう——聖女の化けの皮を剥がす瞬間を」

鋭い痛みが身体を貫いた。

「ひっ、、ぎぃ、、l」

破瓜の血が冷たい床に滴る。それでもメイベルは悲鳴ひとつ漏らさない。歯を食いしばり、天井を睨んで耐え続ける。

「いい反応じゃないか」

バルクはさらに乱暴に腰を打ちつける。「俺が好き放題できる場所を作るには最高の人材だぜ」

 

 

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牢の隅で震えていた侍女リィナが顔を覆った。メイベルに仕え続けた小さな娘は涙を止めることができなかった。いつも慈愛に満ちた主が今や慰み者と成り果てている。

「聖女様……聖女様……!」

だがメイベルは声をかける余裕もない。全身を支配する違和感が増していく。“忘れ草”の作用だろうか? 肌に触れる粗野な手の熱さに妙な痺れを感じ始めていた。

(いけない。意識を強く保たなければ)

バルクは動きを止めることなく笑う。「ほら、少しずつ変化してるだろう?」

事実メイベルの呼吸は浅くなり、胸が高鳴っていた。抗えない疼きが下腹部を焦がし始めている。

「信仰なんてのは弱い人間の幻想さ。真実は肉体にしかない」

言いながらバルクは彼女の耳朶を噛んだ。小さな喘ぎが漏れる。信じられないことに自らの声だった。

メイベルは愕然として首を振る。

(違う!これは媚薬のせい!私自身じゃない!)

しかしバルクは容赦なく責め続ける。指が秘部をまさぐり、内側を刺激する。「どうだ?神じゃなくて俺の方が気持ちいいだろう?」

「……っあ……っ……」

否定しようとしても声が掠れてしまう。バルクは得意げに鼻を鳴らし、「そうそう。素直になれよ」と囁いた。

次第に快楽の波が思考を押し流し始めた。理性が糸のように細くなる。バルクの逞しい腕に抱かれながら、メイベルは自分が“堕ちていく”予感に恐怖した。

(このままでは本当に女神を裏切ってしまう……)

ふと遠くから光が差した気がした。

礼拝堂の窓から見えた朝日を思い出す。あの清浄な光が今はただの幻だというの?

「リ……ナ…」

か細い呼びかけが牢に響いた。リィナが必死に這うように近づこうとする。「聖女様!しっかりしてください!」

「……逃げ……なさい……あなた……ま…で……」

バルクが哄笑した。「可愛い忠臣に見守られて果てる気か?最高の舞台じゃないか!」

再び激しい抽挿が始まる。今度はメイベルの身体が無意識に跳ねる。嫌悪感と羞恥心の向こうに甘美な悦びが忍び寄ってくる。

(ダメ……もう……)

ついに限界を迎えようとした時——不意に首筋へ冷たい刃が突きつけられた。

「どうだ?イキたくなってきたか?」

バルクの瞳が嗜虐に濡れている。

「っ……」

涙が頬を伝う。肉体は極限まで昂ぶり、精神は崩壊寸前だ。最後の一線を越えれば楽になれると誘惑する“忘れ草”。しかし一方で神への誓いが鎖のように絡みつく。

「……こ……殺し……なさい……」

かろうじて搾り出した言葉だった。「これ以上……尊厳を……奪われ……たら……」

バルクは少し驚いた顔を見せたあと、大きく笑った。

「ハッ!覚悟は認めるが甘いな!」

そのまま突き上げる速度を速める。「どうせ今日中に何度も天国へ連れて行ってやるんだぜ?」

メイベルの唇がわなないた。絶頂が目前に迫っている。これが“屈服”なのか“敗北”なのか判断できないまま——。

「ア……アァ……!!」

リィナが叫ぶ。「やめて!聖女様はもう限界なの!」

「イケよ聖女!」そしてひときわ奥まで剛直が貫く!

「たしゅけて、、とぶ、ッ❤️とんじゃ、うう❤️犯されて、イくッ♡ イく、 イ ――――……」

次の瞬間、彼女は弓なりに背を反らせた。白い喉が宙に伸びる。魂ごと抜けるような絶頂。

「……ぁ……ッ……」

力なく崩れ落ちるメイベルの姿にバルクは満足げに嗤った。

「そうだ。初めてにしては上出来だったぜ?」

外はすでに深夜だった。だがこの檻では時間すら意味を持たない。メイベルは虚ろな瞳で天井を見つめていた。彼女の中の大切な何かが決定的に砕け散ったことを理解しながら。

星の檻にて - リィナの献身

鉄格子の隙間から灰色の光が零れ落ちる。それは監獄の地下深くにある“星の檻”にとって唯一の照明だ。壁も天井も凍るように冷たい石造りで、息をするだけで肺が凍る錯覚に陥る。

そこにいた二人の女性——聖女メイベルと侍女リィナ——は、この七日間ほとんど眠っていなかった。食事は日に一度、乾いたパンと薄いスープのみ。それさえ奪われることもある過酷な日々。

だが最も堪え難かったのは、昼夜問わず訪れる兵士たちの“慰み者”にされることだった。

今日は珍しく穏やかな昼下がりだった。

メイベルは石床に横たわったまま微動だにしない。精液と汗にまみれた裸体を隠すこともせず、ぼんやり虚空を見つめている。

(……もう痛みすら感じなくなってしまった)

思考力が霧のなかにある。あの“忘れ草”を飲まされた日以来、身体と心が切り離された感覚だった。抱かれても愛撫されても、他人事のようにしか思えない。

ただ一つ確かなのは“リィナがここにいる”ということだけだ。

「聖女様……お水です。」

小さな陶器の杯を差し出すリィナは、自身も疲弊しきっていた。茶色の髪は乱れ、蒼白い頬には殴打の痕が痛々しく残る。もちろん彼女も陵辱を受けている。しかし彼女の眼差しには変わらず純粋な愛情があった。

メイベルはゆっくりと肘を立て、かすかに唇を開いた。「ありがとう……リィナ……」

水を一口含むと喉に沁みる痛みが蘇った。それでも潤いを取り戻すと同時に、ほんの少しだけ現実に引き戻される。

(……こんな有り様になっても……まだ彼女を護らなければならない)

メイベルはリィナの手を握った。冷えきった小さな手。爪は割れ、掌には擦り傷が幾つも重なっている。

「……私がちゃんと護っていれば……」

「違います!」リィナは強く首を振った。「聖女様のお役に立てるなら私は何でもします。だからどうか自分を責めないでください」

その健気な言葉にメイベルの胸が締めつけられる。涙腺が熱くなりかけたが、それを抑えた。

「うん……ごめんね」

外で衛兵の足音が聞こえた。メイベルの視線が自然と警戒に変わる。また男達が欲望を満たしにやってくるのか。

案の定、四人の兵士がドカドカと入ってきた。全員が腰布一枚という卑猥な格好で、手には鎖や革鞭を持っている。リーダー格と思しき髭面の男が下品に笑った。

「おっと、今日は珍しく良い眺めだな」

「聖女様……っ」

リィナが盾になるように前に出るが、すぐに腕を掴まれ引き倒される。兵士の一人が彼女の腰を蹴り上げた。

「邪魔だガキ! まずは聖女だろ?」

その無慈悲な言葉にメイベルは怒りを覚えた。反射的に立ち上がろうとするが、力が入らない。鞭がしなる音がして、彼女の背中を焼くような痛みが走った。

「ひぁああッ!」

叫び声が石室に響く。兵士達はゲラゲラと笑いながらメイベルの腕を押さえつけた。冷たい床に組み伏せられ、あっという間に身体を開かれる。

「何度抱いても飽きない肌だぜ」

「神様も呆れてるだろうな!」

嘲笑と暴力の嵐のなか、リィナは必死にもがいた。手元の瓦礫を掴み、兵士の踵に叩きつける。鈍い呻き声と共に、拘束が緩んだ。

「くそガキが!」

別の兵士が鉄槌を振り上げる。リィナは恐れず飛び掛かるが、あっさり投げ飛ばされてしまった。石壁に頭を打ち付け、小さな体が丸まって動かなくなる。

「リィナ!」

メイベルの絶叫が耳を劈く。怒りと恐怖で視界が赤く染まった。

「彼女を傷つけるのはしなさい。犯すなら私を犯して!」

「もちろんそのつもりだ。聖女様」

兵士の一人が彼女の膣に指を押し込む。「このスケベマンコは何発でも呑み込むんだぜ」

別の兵士は尻を割り開き、肛門に唾を吐きかけた。「今日はこっちを使ってやるよ」

「や……ッ、そこ、違う……!」

二穴を同時に攻撃され、激痛と屈辱で涙が溢れる。無理やり開かれた部分から血が滲んだ。兵士達は交互に侵入し、狂ったように律動する。

(助けて……誰か……)

絶望が心を蝕んだ時、メイベルはふと気づいた。床に転がるリィナの身体が、僅かに動いている。

(まだ……生きている)

必死に彼女の方へ視線を送る。リィナは頭を抑えながらもこちらを見返した。恐怖と諦念ではなく、“聖女を守る”という強い意志を宿した眼差し。

メイベルの胸が熱くなった。己の恥辱はどうでもいい。とにかくリィナだけは助けなければ。

気がつけば、男たちは牢屋の鍵を開けたまま入ってきている。自分が犯されている隙に、彼女を逃がすことができれば

メイベルは念話でリィナに伝え、自らは男たちの注意をそらすために無様に淫乱に振る舞った。。

「せっくす、すごい❤️私だめになっちゃう。おちんぽ欲しいの、。 突いてぇ ッッ♡♡゛意地悪しないで、イかせてぇ 」

「ひゃはは、いいぜぇ 聖女サマ」

男達がそれに乗るかのごとく、奉仕する様にメイベルを犯し、蹂躙する。

メイベルの絶叫が響き渡る

「ん……ぁああッ! これ、深いッ、うっ、、」

背後から獣のように突き上げられ、メイベルは天井を仰ぐ。彼女の内部を抉る荒々しい熱は、もはや苦痛を超えて圧倒的な快楽へ変わりつつあった。

(こんな……こんなことなのに……)

「どうだ? 神よりもオレたちの方が気持ちいいだろ?」

兵士が嗤いながら腰を打ち付ける。その度にメイベルの細い肢体が跳ね上がり、白い肌に朱の花が咲く。

「ちがう……神は……」

「嘘つくなよ。こんなにヒダを絡みつかせておいてさぁ」

別の男が前方から乳房を揉みしだき、硬く尖った乳首を摘まみ上げる。鋭い快感が脊椎を駆け抜け、メイベルの声が甲高く裏返った。

「っひゃあッ! そこ、敏感に……ぅっ❤️」

「ほらみろ、聖女のくせにイキっぱなしじゃねえか」

嘲笑とともに、背後の男の抽迭が加速する。子宮口を穿つような深すぎるピストン。メイベルの思考は快楽の渦に巻き込まれ、神の教えも自分の存在意義さえ霞んでいく。

「ダメ……堕ちたくないのに……」

「堕ちな! 今日限りでお前は“聖女”から“肉便器”だ!」

突き上げる衝撃に合わせて、乳房を絞るように掴まれる。胸先から電流が走り、下腹部の疼きが頂点へと昇っていく。

「いや……っ、ぁああっ! こんなの許され……ッ」

「許しを請う必要はないさ、これからは俺達の肉棒がお前の全てだ!」

絶頂の予感に背中が反り返る。聖女として培った矜持も、リィナを守る使命感も一瞬で吹き飛びそうになるほど、強烈な愉悦の波。

「止めて……お願い……」

懇願する声は完全に熱に浮かされていた。兵士たちはそれを聞き、ますます激しく責め立てる。

「聖女様がイキたいってよ! みんなで同時に行こうぜ!」

四方八方から伸ばされた手が、乳首、クリトリス、膣壁、そして背後からはアナルを攻め立てる。前後左右に貫かれる快楽拷問。

「あああぁっ!! 全部ダメ、おかしくなっちゃうぅッ!」

涙と涎にまみれた顔が絶叫する。その様はもはや聖女というより、ただの欲情に溺れた雌だ。

「さあ逝け! 神なんか忘れて快楽の底で沈め!」

最後のひと突きが子宮口を貫いた瞬間──メイベルの内部で何かが爆ぜた。

「いっ……あああああああああッ!!!」

雷に撃たれたような快感が全身を貫く。視界が真っ白に染まり、思考は停止した。ただ荒い呼吸だけが残る。

「ハァ……ハァ……」

弛緩した体を兵士たちが支える。彼女は放心状態で、口の端から泡と涎を垂らしている。

「ほら見ろ、堕ちたな」

兵士の一人が笑い、メイベルの髪を掴み上げる。「これから毎日俺たちの奴隷として犯されるんだぞ」

しかし彼女の瞳には、まだ僅かな光が残っていた。それは諦めではない、どこか遠くを見据える意志の輝き。

「……私は……絶対に……」

かすれた声で呟く彼女に、兵士たちは冷ややかな視線を向けた。

しかし、彼は気づいていなかった。聖女を陵辱することに夢中になっている間に、その侍女のリィナが逃げおおせていたことを

以上 リィナの告白より

 

 リィナの告白にクルトも七つの大罪たちも息を飲んだ。もはや話すまでもなく、彼らの心は決まっていた。

「アリス、タルタロスへ行こう 聖女メイベルと罪なき人々を救いに!」

クルトが叫ぶ。

アリスは立ち上がり、部屋の隅にある水晶盤を操作し始めた。

 地図の魔導投影が宙に浮かび上がる。赤い印が、タルタロスの位置を示していた。

「タルタロス荒原国。今は“:自由と正義の解放同盟”を名乗ってるけど、実態は奴隷商人の王国。支配者は“闘神バルグ・ドゥーム”。八葉の勇者候補だった男よ、そしてマーケットを牛耳っているのはマフィアの豪商ヒポポクラテスよ」

「勇者!奴らの勢力がまだ生き残っていたか……」

 クルトの拳が音を立てて握られる。

 アリスは静かに言った。

「どうするの? クルト。

「奴らが“罪なき者を鎖で縛る”なら、俺がそれを断ち切る」

 アリスは小さく笑った。

「ふふ……さすが“真魔王”。でも、気をつけてね。タルタロスのには兵士もバルグに薬漬けにされて服従している闘奴隷剣士が山ほどいる。普通に攻めたら、こちらにも犠牲が出る」

「だから、アリスの知恵を借りるんだよ、」

「え? また徹夜コース? やだなぁ……でも、クルトの頼みなら仕方ないか」

 彼女は毛布を肩に引き寄せ、魔法陣の輝きを強めた。

「作戦立案にはミルクティーが必須。あとビスケットね。補給はお願い」

「了解、参謀殿」

 クルトは笑い、リィナの髪をそっと撫でた。

「安心しろ。君の仲間は、僕らが必ず助ける」

 

夜が明けきらぬうちに、ネメシス・グラントの作戦室には、七つの大罪が集まっていた。

 怠惰(スロース)アリス=ノワールが設計した幻影投射装置の中央に、巨大な地図が浮かび上がる。

 それはタルタロス荒原国の首都《バルグラード》。

 黒鉄の壁に囲まれた街、その中央に立つ円形闘技場《黒鉄円環》――奴隷の血と歓声でできた地獄の象徴だ。

 

「作戦名、《七罪の影(セブンス・インフィルトレーション)》。」

 アリスが猫のように伸びをしながら、ゆるく指を振った。

「目的は“奴隷解放”および“バルグ・ドゥームの殺害、全面戦争ではなく潜入と支配構造の破壊に重きを置くわ」

 円卓に並ぶのは、真魔王国の中核を担う七人の大罪の姫騎士たち――。

 

傲慢(プライド)のアウレリア=ヴァル=ルシリオン 種族 ヴァーバンシー

金色の髪と紅玉の瞳を持つ、姫君のような美貌の魔騎士。常に他者を見下ろすような態度だが、それは“王を守る高貴な誇り”ゆえ。

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強欲(グリード) ミレーヌ=グラナート 種族 雪族

純白の髪の清楚系魔法騎士。雪族 一見すると清楚で優しい常識人だがあらゆる宝具や知識を「コレクション」したがる研究家の偏執少女。

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③ 色欲(ラスト)ロゼッタ・ラ=フィーネ

真紅の髪、媚薬のような香りを纏う神速の軽騎士。吸血姫の純血に近く、誘惑・魅了を得意とする。

 

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④ 嫉妬(ジェラシー)セルシア=ミストラル

銀の髪で氷のような瞳を持つ小柄な魔弓騎士。魔弾の射手と呼ばれ、その矢は百発百中。

 

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⑤ 暴食(グラトニー)ベアトリーチェ・ベルグランデ

黒髪ショートカット、天使のような笑顔を持つ“食の魔獣”。食べた魔物や魔法を吸収し、自分の力に変える恐るべき格闘家

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⑥ 憤怒(ラース) ヴァレリア・エルフェンリート

フェンリルの血を宿す黒髪の女魔狼騎士。グラマラスボディの母性の塊。

 

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⑦ 怠惰(スロース)アリス=ノワール

青い髪の大賢者 魔法と精神力で戦うタイプ。

 

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ロベルタ・ラ=ファム。魔王専属 戦闘冥奴 サキュバス、

記憶喪失のクルトを5年間もの間、実の姉のように守り育ててきた。優しい娘。

 

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 王国再建で多忙の中、彼女たちが一堂に会するのは久しぶりだった。

 だが今、その瞳には皆、同じ炎が宿っている。

「カリオペ!ドッペルゲンガーの準備は?」

 アリスが問うと、壁の影から一人の少女が現れた。

 白い肌、無機質な瞳。あらゆるものに変化できる能力者。

 

「はい、先月ヴァレリア様が誅殺した奴隷商人に私が化けます。それとみなさんの身分偽装が可能です。奴隷商・奴隷、奴隷漁りの貴族、女官、すべて再現できます」

「いい子ね。早速配役を発表してちょうだい。」

「了解しました、アリス様」

「表面上は奴隷商団《アルゴス商会》として潜入。私がアルゴスを演じます。アリス様はその秘書という肩書きにしてあります。セルシア様は私たちの司令本部の護衛をお願いします

ロベルタ様とミレーヌ様にはヒポポクラテス邸に入っていただき奴隷売買の情報収集、隙あればヒポポクラテスを誅殺してもらいます。

 lベアトリーチェ様、ヴァレリア様は闘技場に出場し、人気を集めながら内部の警備を崩し奴隷達の反乱促してください。

ロゼッタ様は売春窟に囚われた女達を解放してください。

アウレリア様とクルト様は奴隷漁りの貴族令嬢と従者として領主のバルグと接触し、聖女メイベル様の情報などの収集をお願いします。

「うむ、奴隷漁りの令嬢役が私とはいささか納得がいかないが、クルトと一緒ならしょうがないだろう。」

 アウレリアが腕を組み、黄金の瞳で地図を見据える。

「奴隷商人の分際で、勇者を気取る豚ども今度こそ根絶やしにすべきだな」ヴァレリアがツヴァイヘンダーを撫でる。

「その血の気の多さはほどほどに、今回は“侵入”が目的です。」

ロベルタがヴァレリアを宥める。。

「みんな心に感じてる怒りは同じだよ。だから必ずやり遂げよう!」

クルトは7人に呼びかけた。

「……誰も、犠牲にしない。それが条件だ」

 作戦は即日発動された。

 

黒鉄の街に潜る

 

 灼熱の太陽が荒原を焼いていた。

 キャラバン《アルゴス商会》の行列が砂塵を上げて進む。

 馬車には鎖につながれた“奴隷”たち。

 もちろん、それは偽装――。

 鎖をつけたクルトは、隣に立つアウレリアと視線を交わす。

「アウレリア姉、鎖が似合うなんて皮肉だね」

「ふん、演技も戦のうちだ。新米魔王様、堂々としていろ」

 門前で、タルタロスの門番が叫んだ。

「次の入荷はか!美女ばかりじゃないか。いやらしい奴らだな。どこの奴隷市からだ?」

 カリオペが微笑みながら帳簿を差し出す。

「へぇ、東方“ドマニアの近在から集めてきたんでさぁ、」

「ひひひべっぴんさんじゃねーか」

 彼の手がミレーヌの肩に触れ男の目がいやらしく光る。

「ふむ……そこのガキは?可愛い顔してるが色子か?」

「護送途中で拾った下級奴隷。使い道はあなた次第ってやつで

カリオペがへつらう。

「このガキ。ちょっと味見させてもらっていいか?」

「僕は、、」

 クルトは俯いたまま、わざと怯えたように演じた。

 マリアが素早く門番に賄賂を渡す。

「実はその筋のお客様に売ろうと思ってまして、今日のところはこちらで」

 ――そして、入場許可の印が押された。

 7つの大罪は、タルタロスの心臓へと潜り込んだ。

 

闘技場の英雄たち

 黒鉄円環の観客席は、熱狂に包まれていた。

 巨大な鉄檻の中、ベアの零式魔道拳が閃く。

 敵は四腕の魔人剣士 シュラ!血煙が舞い、歓声が爆ぜる。

バルグの手先で奴隷たちを殴り殺しにしてきた悪党だ。

「シュラ、メスガキを犯して殺せ!嬲り殺せぇぇ!!」と叫ぶ観客たち。

 だがその喧噪の中で、彼女は微笑んでいた。

(……見ていて、クルト兄、僕達は勝って、奴隷たちの心を取り戻す)

 その頃、控え室ではヴァレリアが負傷者たちを癒やしていた。

魔法が使えない彼女、アリスが特別に調合した回復薬を与えたのだ。

 倒れた闘士たちの傷が塞がる。

「みんなもう戦わなくていいのよ、こんなところから出してあげるからね」

 母のような声に、闘士たちは涙を流した。

 

ヒポポクラテス邸

 一方、ロベルタとミレーヌは奴隷商人ヒポポクラテスの館に潜り込んでいた。

 メイド服姿の彼女が、静かに帳簿を開く。

 そこには奴隷の数や種類、どこの牢屋に幽閉しているかなどが記録されていた

「……これは、地獄の設計図ね」

 彼女の黒い瞳が光る。

そこの女奴隷たち、あまり見ない顔だな。新入りか?」

ヒポポクラテスは露骨にいやらしく彼女らを物色した。

「はい!奴隷主様から派遣された新しい奴隷です」ミレーヌが答えた。

「ほほう、雪族のお前、なかなか綺麗な顔立ちをしているな、お前は作業しなくていいから、私の部屋に来るんだ。大事な仕事がある。」舌なめづりするヒポポクラテス、ここで抵抗すれば、全てが露見してしまうだろう。ミレーヌはとっさに判断した。

「はい、喜んで。」と答えて、ヒポポクラテスにすり寄るミレーヌ

ロベルタには、先に行けと目で合図した。

「私は雪族のミレーヌと言います。ヒポポクラテス様よろしくお願いします。」

彼女はわざと従順な声を出してみた。ヒポポクラテスの口元が綻んだ。

潜入部隊の彼女は男に体を求められたことくらいで動じる事は無い、

むしろ積極的にその機会を利用するつもりだ。

「ふふふ奴隷にしては所作が美しいな❤️いずこの没落貴族の娘か何かか?」

ヒポポクラテスが彼女の純白の髪を撫でる。

「フィヨルデン王国です。父は騎士をしていました。」彼女は魔王によって滅ぼされた国の名前を口にした。既にこうなるケースを想定して用意していた答えだ。

「ほほう、そうかね!騎士の娘か?いいねぇ。奴隷根性が染み付いたような女では私は興奮しないのだよ。君のような凛とした美人は大歓迎だよ」

ミレーヌの腰を抱いたヒポポクラテスは彼女の顔をジロジロと見ながら尻を触った。

 

 

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「もはや奴隷に落とされた身、無駄な抵抗は致しません。お好きになさってください。」

「ふふふっその物言いに芯の強さを感じるぞ。ますます気に入った。」

ヒポポクラテスは部下にミレーヌを自室のベッドに縛り付けさせた。

「一緒に来た君たちはここで、この娘を犯すのを見ていてくれ!私は人に見られながらセックスするのが大好きなんだ。ただしお前らは手を触れるんじゃないぞ!」

ヒポポクラテスはそう言って男たちの見ている前で、彼女の唇を奪った。

麻薬のアヘルが混入された酒を口移しに飲まされた。たちまち、かのシーンが熱くなり、思考がぼやけてくる。

たらこのような太い唇で吸いついてきて、太い舌を絡めてくる。「んんんんんんっ!」ミレーヌは強引に男の舌をねじ込まれ、ディープキスされた。

(気持ち悪いっ!こんな男に唇を吸われるなんて!)

抵抗すれば作戦が失敗する、彼女はなんとか耐えた。

しかし男は容赦なく彼女の服を掴みボタンを引きちぎり、その豊満な乳房をあらわにした。

「形の良い乳房をしているな。乳首が上を向いて男を挑発しているように見えるぞ」

笑うヒポポクラテス、あまりの気持ち悪さについ声が出てしまうミレーヌ。「んっ、やめてっ!」

だが、彼女の抵抗もむなしくヒポポクラテスは美亜の胸を揉みながら乳首を舐めた。

「ふふ、いい声で鳴くじゃないか。もっと嫌がれ!屈辱に顔を歪ませろ!ワシを喜ばせるんだ❤️」

そう言って今度は彼女の乳首をアマガミした。敏感な彼女の体がビクビクと痙攣する。

「ひあっ!そこは駄目ですっ!!」必死に抵抗するミレーヌを押さえつけ執拗な愛撫で乳首を責め立てる。乳首を甘噛みし、強く吸い付きながら、時折歯を立てて痛めつける。

「痛いっ!やだっ!噛まないでぇ!!」彼女は涙目になって叫ぶが男は意に介さない。むしろますます興奮していった。

「ミレーヌとやら、嫌がっている割には乳首が立っているじゃないか?本当はこうされたかったんだろう?」

そう言って彼は両方の胸を鷲掴みにした。

そして指先で乳首をつまみ上げたり引っ張ったりして弄ぶ。その度に彼女の体がビクビクと震えた。

(悔しいけどこの男の愛撫は巧みだわ。)

彼女は自分の体の反応に驚いていた。これまで感じたことのない快感が体の芯から湧き上がってくるようだった。

「ああっ、駄目ぇ!そこばっかり弄らないで!」ミレーヌは無意識のうちに腰をくねらせていた。男はそれに気づきニヤリと笑うとスカートの中に手を入れてショーツの上から割れ目をなぞるように撫で始めた。

「抵抗しても無駄だ。私のテクニックにかかれば、小娘など自分から腰を振るようになる。」

「ひっ!いやああ!!」思わず悲鳴を上げるミレーヌだったが、次の瞬間、全身に電流が流れたかのような衝撃を感じた。男の指先がクリトリスに触れたのだ。

「よく足を開いて見せろ。きれいなおまんこをしてるじゃないか?しかも吸い付くような肌をしている。こいつは上者だ。」

ミレーヌは男に言われるままに足を広げた。するとヒポポクラテスは彼女の股間に顔を埋めるようにして、クンニを始めた。

「いやっ!やめてぇ!!」必死に抵抗するミレーヌだったが、拘束されている状態では何もできなかった。

「ふふ、良い匂いがするぞミレーヌとやら!おまんこの味見といこうか」

そう言って男は彼女の秘所に舌を差し入れた。その瞬間にまたも全身に快感が走った。

(嘘よこんなっ!なんでこんな男に触られて気持ちよくなってるの!)

美亜は必死で耐えようとするが、彼女の意思に反して体はますます敏感になってゆく。

「くぅっ、んんっ、はぁん!」無意識のうちに声が出てしまう。

そんな彼女の様子をみてヒポポクラテスはさらに強く責め立てた。

「ほほう?だいぶ感じてきたようだな?ほれもっと気持ちよくしてやるぞ」そう言うと男はクリトリスを口に含み甘噛みした。その瞬間、彼女の体は激しく痙攣した。

(ああ凄いっ!こんなの初めてだわっ!!)今まで経験したことのない快感に頭が真っ白になる。

「ひゃうんっ!やめてっ、いぐぅ❤️そこ弱いのぉっ!」

男はそんな彼女の反応を楽しむかのように執拗にクリトリスを責め続けた。

「ああっ、だめえっ!イクッイッちゃううっ!!」

次の瞬間、彼女は大きく叫んで絶頂を迎えた。秘所からは大量の潮を吹き出していた。

「ふふふたわいもない小娘だ。ワシのちんぽの虜にしてやろう!」

ヒポポクラテスは満足そうに微笑むと彼女の体を起こして立たせるとミレーヌをM字開脚させた。

「今からお前を私の女にする!」そう言ってズボンを脱ぎ捨てるヒポポクラテス。

股間からは巨大な肉棒が現れ、そそり立っていた。

貴族は自分の所有のものであれば、奴隷をレイプしても罪にはならない。

むしろ彼らはゲーム感覚でそれを行った。

(嘘でしょ?あんな物が入るわけないわ!)

ミレーヌは恐怖に震えたが、体は正直に反応してしまっていた。

秘所からは愛液が流れ出しているのを感じた。

「いや、、やだ、、、、」

「奴隷に拒む権利などない、、わかっているんだろう!力をぬけ!ほおらっ!」

そして男はゆっくりと挿入を始めた。

「ひぃいいぎぃいいい死ぬ、、死んじゃう、、ぁああああ!」

メリメリィっと音を立てて入ってくる肉棒の感触に彼女は苦悶の表情を浮かべた。

そしてやがて根元まで入りきると彼女は体を仰け反らせ絶叫した。

「ひっぎいいっ!痛っ、苦しいっ!!」

あまりの痛みに涙を流すミレーヌだったが、男は容赦なくピストン運動を始めた。

パンッ!パァンっと肌がぶつかり合う音が響くたびに彼女の口から喘ぎ声が漏れる。

「いやああっ!だめっ動かさないでええっ!」

そんな彼女の懇願を無視しヒポポクラテスはさらに激しく動き始めた。

「おお、、いい具合だ!しばらく調教してやっても良いかもしれないな」

ヒポポクラテスは発情したカバのように巨大な体で、彼女を押しつぶすようにして腰を振った。

そして、大きな手のひらで、彼女の乳房を握り潰すように弄ぶ。

「ひぎいいっ!おっぱい潰れちゃいましゅ、許してくださあい」

美亜少尉は涙を流しながら哀願したが、彼女の言葉など気にも留めずひたすら腰を振り続けた。

むしろ、彼女の言葉に興奮したのか、さらに激しく、彼女の小さな割れ目をえぐってくる

「はあ、はあっ、いいぞ、お前は誰の女だ。答えてみろミレーヌ?」

ヒポポクラテスが彼女の唇を奪いながら問い掛ける。

「身体は自由にできても、、心は、、心は自由にはならないわっ!」

「ふははは、面白いことを言うなぁ。ならばお前の心が屈服するまでワシのちんぽの形を覚えさせてやろう。」

そう言ってヒポポクラテスはミレーヌの体を持ち上げると駅弁スタイルで彼女を犯した。

彼女の体重が子宮にかかり苦しい、しかも重力も加わり男のものがさらに奥まで届くのだ。

(こんなっ、奥まで突き上げられて、、苦しいのにどうして!?)

激しいピストン運動が続く中、不意にミレーヌは今まで感じたことのない快感に襲われた。

それは彼女にとって生まれて初めての絶頂だった。

「あひいっ!?な、いぐぅうう、、何これぇええっ!」

ミレーヌは体を仰け反らせビクンビクンと痙攣させた。その表情は完全に蕩けきっている。

「どうした?イッたか?しかし、服従を誓うまではやめてはやらないぞ。」ヒポポクラテスがニヤリと笑う。

「イッた?この私がこんな男に犯されて?」信じられないといった表情を浮かべるミレーヌに、男は追い討ちをかけるようにさらに激しく突き上げた。

パンッ!パァンっと肌がぶつかる音が響く度に彼女の口から喘ぎ声が漏れる。

「あへぇっ!だめぇっ、またイクッイっちゃううっ!!」再び絶頂を迎えた彼女が潮を吹き出しながら叫ぶがヒポポクラテスはピストン運動を止めない。

それどころかさらに速度を上げ、ラストスパートをかけるように激しく腰を打ち付ける。

「ああっ!ダメッもう許してえっ!」

「ミレーヌはヒポポクラテス様のおまんこ女です、中だしして孕ませてくださいと言え!」

「ヒポポクラテス様、ミレーヌはヒポポクラテス様のおまんこ女です、ミレーヌを孕ませてください」

ミレーヌは涙を流しながら懇願した。

奴隷商人ヒポポクラテスの館

深夜の冷気がヒポポクラテス邸に忍び寄る。

月光がステンドグラスを貫き、血のように赤い影を床に落とす。廊下には油絵の獣が牙を剥き、床板は古木のように軋んだ。

ロベルタは影と同化しながら進む。ピンクの髪が揺れ、瞳は闇そのものだった。

「ミレーヌ様」

薄暗い寝室のドアが静かに開く。彼女の声は風のささやきよりも低い。ベッドの上でミレーヌがうなだれている。

「……ロベルタ、来てくれたのね」

雪のように白い肌に汗が光り、髪は乱れていた。膝丈のスカートがずり上がり、太ももが露わになっている。ロベルタは眉をひそめた。

「ミレーヌ様、ヒポポクラテスを惹きつけるために、無理をさせてしまってごめんなさいでも、でもその隙に奴隷達の監禁場所と鍵は手に入ったわ」

ミレーヌが震える指で枕元の羊皮紙を摘む。

「ロベルタ、今晩中に奴隷達を解放するわよ!ヴァレリアは剣闘士達を、クルト様は聖女を解放するはずよ」

ミレーヌは陵辱の余韻をぬぐってドレスを纏った。

 

アウレリアとクルト

そこは、血と砂塵と鉄の匂いが渦巻く地獄だった。

昼なお暗い闘技場の地下街を抜けると、奴隷商人たちの叫びと、鎖の擦れる音が響く。

それはこの国の“繁栄”の音――苦痛を金に変える残酷な秩序の鼓動だった。

「さぁ、近づいてきたよ、クルト」

アウレリアは純白のドレスを翻し、宝石のように光る金髪を揺らして歩いた。

その横で、鎖を繋がれたクルトは、演技として黙って従っている。

 

彼女は今、“ルシオン伯爵家の令嬢”を名乗る偽装貴族。

クルトはその「お気に入りの新入り奴隷」という設定だ。

――怠惰のアリスが設計した潜入作戦の一環。

タルタロス王“闘神バルグ・ドゥーム”に接近し、奴隷制度の中枢を探るための危険な任務だった。

奴隷オークション会場の中央には、巨大な鉄檻。

中では、鞭で打たれた獣人の少年が血を吐きながら立っている。

周囲の観客は歓声と罵声を上げ、金貨の袋を掲げていた。

「十枚!」「十五枚!」「おいおい、もう少し若いのを出せ!」

そんな狂気の渦の中――。

「――ほう」

低く、獣のような声が響いた。

観客がざわめき、道を空ける。

現れたのは、全身を黒鋼の鎧に包み、背中に二本の大剣を背負う巨漢。

その双眸は、血のように赤い。

額には、まるで戦神のような紋章が刻まれていた。

闘神バルグ・ドゥーム――。

元・八葉勇者の一人にして、今は荒原の王。

己の快楽と戦闘のために国家を築いた、狂気の覇者。

「男漁りの美しい貴族令嬢がいると聞いてきてみれば……想像以上の上玉だな」

バルグは豪快に笑いながら、アウレリアの前に立った。

鋭い視線が彼女の白い首筋を舐めるように辿る。

アウレリアは一歩も退かず、逆に微笑んだ。

その微笑みは、氷の刃のように冷たく美しい。

「これはこれは、バルグ王。

 お噂はかねがね。私はルシオン伯爵家のアウレリアと申します。

 良い少年奴隷がいないかと思いまして――」

優雅にスカートの裾を持ち上げ、一礼する。

その動作の隙間から覗く白い肌が、まるで計算された挑発のようだった。

バルグの喉がごくりと鳴る。

「ほう……伯爵令嬢がこの地に来るとは、珍しい。

 “貴族の嗜み”というやつか? それとも、もっと刺激を求めて?」

「さぁ、どちらでしょう?」

アウレリアは扇子を開き、瞳を細めた。

その笑みは挑発と誘惑をないまぜにした、完璧な仮面。

バルグは低く笑った。

「面白い。……気に入ったぞ。

 どうだ、今夜、我が館で酒を酌み交わさぬか? 退屈な貴族の宴よりは、よほど愉しい夜になる」

クルトの鎖を見下ろし、口角を吊り上げる。

「その“奴隷”も連れてこい。お前の趣味の品らしい。退屈しのぎになるだろう」

アウレリアは一瞬、冷たい怒りを胸に感じた。

だが、表情には出さない。

「……陛下のお誘いを断る理由など、ございませんわ」

バルグが笑う。

「よし。夜半に城の迎えを寄越す。それまで宿で身を清めておけ。――貴族の花は、香り高い方が好みだ」

その背中を見送りながら、クルトが低く囁いた。

「アウレリア、挑発が過ぎる」

「ふふ……あの程度、ちょうどいいの。男って、ちょっと餌を見せた方が、よく食いつくものよ」

「危険すぎる餌にも見えたけど」

「いいの。私は“傲慢”の魔人だもの。獣を飼いならすのは得意よ」

アウレリアは唇の端で笑い、闘技場を振り返った。

その瞳には、怒りと決意が宿っている。

――あの中に、リィナの仲間がいる。

  鎖を断ち切るためには、この狂王の心臓に刃を突き立てねばならない。

 

 

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城の深淵にて

月光が石造りの廊下を銀色に染める。

バルグの居城――闘神城《ドゥームフォートレス》は、奴隷市場の喧騒から隔絶された静寂の中にあった。壁には古代戦争の壁画が血のように赤く燃え上がり、床には磨き上げられた大理石が冷たく光る。奴隷たちの悲鳴さえも遮断する堅牢な砦だ。

「こちらへ」

甲冑姿の衛兵が扉を開くと、そこは王の寝室だった。

 

天蓋付きの巨大なベッドが中央に鎮座し、四方の壁には獰猛な獣の剥製が飾られている。燭台の灯りが揺らめき、部屋全体が紅蓮の夕焼けのように染まった。

アウレリアは純白のドレスを翻し、一歩足を踏み入れた。クルトは鎖を引きずりながら、その背後に続く。二人の前に立つのは――黒鋼の鎧を脱ぎ捨てた、裸体のバルグ・ドゥームだった。

彼の肉体はまさに戦神そのものだった。隆起した筋肉は岩のように硬く、腹部には古傷が幾筋も走る。二本の大剣を背負うだけの膂力は伊達ではない。だが、最も雄弁に存在を主張するのは――股間で聳える巨大な槍だった。

「……待っていたぞ、アウレリア伯爵令嬢」

バルグが低く唸るような声を発し、一歩近づく。アウレリアは微かに眉をひそめたが、すぐに冷笑を浮かべた。その視線は、バルグの屹立した巨根へと向けられる。

「素晴らしい男根ですね、バルグ陛下。まさに“闘神”と呼ばれるに相応しい逸物ですわ」

冗談めかした口調。だが、その眼差しには侮蔑と挑発が滲んでいた。バルグの口元が緩む。

「ふん、貴族令嬢にしては肝が据わっているな。恐れも知らないか」

「恐れるのは下等な者だけです。我が家の家訓は“高貴なる傲慢”―殿方の男根の大きさに臆する道理はありませんわ、

むしろ興奮するくらいです。」

アウレリアは扇子を開き、ふわりと口元を隠す。その仕草すらも煽情的で、バルグの欲望を更に刺激した。

クルトは背後で僅かに歯噛みした。だが、ここで余計な口出しをするのは愚策だと悟り、沈黙を守る。

バルグはぐるりと室内を見渡し、一つの提案を投げかけた。

「その威勢、面白い。俺のコレで試してやろう。そうすればお前の好みの少年奴隷を私からプレゼントしてやろう。どうだ、その体で俺を楽しませてみろ」

彼の巨根が脈打ち、漆黒の欲望を主張する。アウレリアは一瞬、瞳を細めたが、すぐに微笑を深めた。

「まぁ、大胆なご招待ですわね。ですが……私は安売りしておりませんの」

扇子をぱちんと閉じ、バルグに向かって歩み寄る。ハイヒールの踵が大理石を鳴らし、その音が妙に艶めかしかった。

アウレリアは爪先立ちになり、バルグの太腿に指を這わせた。白い手袋越しの冷たい感触が、鋼のような肌を滑る。

「…私は殿方を責めるのが好きなのです。それが少年であれ、たくましい殿方であってもね。…私の指に跪き、自ら腰を振ってみせることです。さすれば……考えてあげてもよろしくてよ?」

バルグの双眸がギラリと光る。血管が浮き出た巨根がさらに硬度を増し、天井を突き刺すようにそそり立った。

「くくっ…嗜虐の趣味…面白い。貴族令嬢が、この俺に命令するか!いいぞ興奮するぞ」バルグはアウレリアにひざまづき腰を振った!そして

「約束だぞあ、犯らせてもらうぞアウレリア嬢、その減らず口、ベッドの上で塞いでやる!」

バルグが吠え、アウレリアの肩を掴んでベッドへ押し倒した。羽毛のクッションが軋み、銀糸の髪が広がる。クルトは息を呑み、身を固くした。

アウレリアは一瞬だけクルトと視線を交わし、頷いた。その瞳には、怯えではなく、確信があった。

「ふふ……さぁ、闘神陛下、私を満足させられますか?」

アウレリアは妖艶に微笑み、ドレスの裾を捲り上げた。白い太腿が露わになり、バルグの喉がごくりと鳴る。

 

ベッドの軋みが地下室を支配する。バルグの巨体が覆い被さり、アウレリアの細い肢体がシーツに沈んだ。その目は閉じず、冷静に天井を見つめている。

「……これでいいのよ、クルト。すべては奴隷たちの鎖を解くために」

体内で脈打つ異物感。バルグの咆哮が耳朶を震わせる。獣のような抽挿が始まり、アウレリアの白い肌が波打った。

「くくっ……貴族令嬢が!この熱を知らんだろう!」

バルグが首筋を舐める。

「あああ、、すごい、女の体を貪るようなセックス 」

唾液が鎖骨へ滴り落ちる。アウレリアは息を殺した。ベッドの縁で鎖を掴むクルトの拳が震えている。

「バルグ様 」アウレリアが喉から漏らした。その声は喘ぎを装いながらも澄んでいる。「……この王宮で“最上の奴隷”はどこに仕舞っているのです?」

バルグの腰が止まった。欲望に濁った赤い目が見開かれる。

「“最上”だと?……捕えておるのはお前、好みの美少年ではないぞ、聖女だ、お前にとっては価値のないものだろう!」

再び抽挿が激化する。アウレリアの声は快楽に混ざりながら、粘りつくように言葉を紡ぐ。

「聖女ですか?私、そういう女があなたのようなたくましい男に犯される姿を見たいですわ。さぞかし興奮するでしょうね。」

「ふははは!ますます気に入ったぞアウレリア 」

バルグの雄叫びが轟いた。男根が根元まで穿たれ、アウレリアの下腹部が波打つ。

「……西翼の“星見塔”。鉄格子の奥の……“蒼の檻”だ!」

言葉と同時にバルグの腰が砕けるほど跳ねる。

「あああ、、イク、、イキ!」

アウレリアは歯を食いしばりながら鎖の音を聞いた。クルトが立ち上がる気配──それを片手で制す。

「中に出してやる!イケ!アウレリア!」

バルグが精を放ち、アウレリアの胎内が熱く満たされた。彼女は目を閉じ、静かに頷いた。

「アウレリア、ワシの女になれ。俺はお前が気に入った」

「…感謝しますわ、闘神陛下」

アウレリアは微笑む。汗に濡れた金髪が額に貼りついている。バルグが荒い息をつきながら離れた瞬間、彼女は素早くドレスの裾を整えた。

「私は“傲慢”の魔人。あなたに屈することはできませんの」

バルグの唸り声と同時にナイフが煌めく。アウレリアの背後でクルトが短剣を抜いた。

「なんだ貴様!」

「聖女メイベル・リングベル……蒼の檻……星見塔へ行け!アウレリア!」

闘神の巨躯が起き上がる。刹那──ベッドサイドの燭台が粉砕され火柱が上がった。煙幕の中、クルトがバルグの腕を斬り裂く。鮮血が噴き出し、獣の絶叫が城内に響く。

「くせものか!l逃がすな追え!」

兵士たちの足音が迫る。アウレリアは廊下の窓枠を蹴り破り、月光のもとへ飛び出した。

石畳に着地した。。クルトもそれに続く!

「西翼、星見塔。“蒼の檻”を解放する!」

その瞳は決意に燃えていた。彼女は自由の風を纏う。真魔王国の旗が、嵐の中で翻る時だった

 

黒鉄の月が、血のように沈んでいた。

夜風が塔の外壁を撫で、鎖の音を微かに響かせる。

その最上階、“蒼の檻”と呼ばれる魔封の牢に――聖女メイベル・リングベルは囚われていた。

祈りの言葉も封じられ、魔導鎖によってその身動きすら制限されている。

長い銀髪は埃をかぶり、唇は乾いて、それでもその瞳だけは、なお聖なる光を宿していた。

「……リィナ……どうか……無事で……」

そのかすれた祈りを、夜風がさらう。

――そして、その祈りに応えるかのように、塔の麓で静かに光が爆ぜた。

「星見塔、警備兵七名。上層に魔導兵二。最上階にバルグ直属の近衛が二名――」

クルトの報告に、アウレリアは軽く頷く。

月光を背に立つその姿は、まるで天界の戦乙女。

だがその瞳は冷たく燃えていた。

「聖女が“蒼の檻”に囚われているということは……“聖属性封印結界”が展開されている。私の力は半減するわ」

「なら、僕が照明と解除を引き受ける。アウレリア姉は戦いに集中して」

「ふふ、魔王様 頼もしいじゃない」

アウレリアは一歩前へ。

その瞬間、地を蹴った足元から、淡い金光が走る。

――彼女の異能、“傲慢”。

それは、“あらゆる剣を、神の剣ルプス レギナと化す”権能。

抜剣と同時に、塔の外壁を斬り裂いた。

静寂が一拍遅れて破裂し、悲鳴と警鐘が夜を裂く。

「侵入者――!」

「構えろッ!」

警備兵たちが駆けつけるより早く、アウレリアの剣閃が舞った。

一太刀――光の弧が描かれ、兵士三人が同時に膝をつく。

二太刀目には、突撃してきた槍兵の武器ごと切り裂かれた。

「遅い。」

アウレリアは血を浴びずに舞う。

その足捌きは優雅で、しかし一撃ごとに空気が震え、石壁に裂け目が生じた。

背後から、稲妻が奔る。

クルトが杖を掲げ、雷光の魔法陣を展開していた。

「《閃光結界(ライト・ドーム)》――展開」

塔内を包み込むように光が弾け、闇が退く。

封印の紋章が壁に浮かび上がった。

「アウレリア姉、lそこだ――!」

「了解!」

アウレリアが跳躍し、剣を逆手に構える。

――“傲慢の剣技:黎明断層(ドーン・ブレイク)”。

彼女が振り抜いた瞬間、聖属性封印が音を立てて崩壊した。

光が塔内に降り注ぐ。

「――っ!」

聖女メイベルが顔を上げる。

その眼に、救いの光が映った。

アウレリアは微笑む。

「あなたが……リィナの言っていた“聖女”ね。迎えに来たわ」

「……あなたが、真魔王国の……?」

「ええ。そして、あなたの敵ではない」

アウレリアが鎖に手をかざすと、鎖は青白い火花を散らして崩れた。

メイベルの身体が自由になる。

だが――その瞬間、塔全体が震えた。

 

「……来たか」

クルトが顔を上げた。

階段の下から、鉄靴の音が響く。

重い、地を沈ませるような足取り。

「ほぉ…アウレリア嬢…“王の寝床”を荒らすとはな。貴様ら、命知らずにも程がある」

現れたのは、闘神バルグ・ドゥーム。

漆黒の双剣を両手に握り、赤黒いオーラを纏っていた。

大鎧が軋み、殺気が塔を圧する。

「聖女は、貴様らの手には渡さん。

 ――我が闘気の糧となってもらう!」

咆哮と共に、バルグの肉体が膨張した。

筋肉が鎧を押し破り、皮膚が金属のように変質する。

瞳が猛獣の光を宿し、牙が覗く。

「“獣王化”……!」

クルトが呟いた。

アウレリアは一歩踏み出す。

「獣の王よ斬られて毛皮になりなさい」

バルグの双剣が閃き、アウレリアの剣が交差する。

衝撃が塔を震わせ、石壁が砕け散った。

「ぬうぅっ! 女ごときが、この我を――ッ!」

「女ごとき、ね。だからお前は、真の王にはなれないのよ」

アウレリアの剣が連撃を放つ。

「ライトニング プラズマ!」

十の閃光、二十の軌跡。

それをバルグが咆哮とともに受け止める。

「クルト、詠唱を――!」

「了解!」

クルトの魔法陣が、床全体に広がる。

雷と光の紋が交錯し、空気が焦げるような音を立てた。

《光雷融合・終極詠唱――“天穿(てんせん)ノ雷槍”》

クルトの声が静かに塔を震わせる。

詠唱に時間がかかる。アウレリアはその間、猛攻を浴び続けた。

「ぐっ……!」

刃が肩をかすめ、血が散る。

だが、彼女は退かない。

――“傲慢”とは、決して屈しない心。

「お前の力など、私の剣で塗り潰す!」

剣を交えるたびに、雷光が走る。

その瞬間、クルトが叫んだ。

「アウレリア姉、離れろ――ッ!!」

アウレリアが跳躍する。

直後、光と雷の奔流が天を貫いた。

「――《天穿ノ雷槍(アストラル・ジャッジメント)》!」

轟音。

閃光。

そして、塔が沈黙した。

バルグの巨体が膝を折り、灰となって崩れ落ちる。

アウレリアは剣を納め、息を吐いた。

クルトがそっと手を差し出す。

「終わったよ、聖女様」

メイベルはその手を見つめ、涙を流した。

「……神ではなく……あなたたちが……私を救ったのね、ベルター様があの日、私たち辺境の民をお救いになったように」

アウレリアは微笑む。

「神は沈黙する。だからこそ、人が手を伸ばすのよ」

夜が明け始めていた。

塔の窓から、黎明の光が差し込む。

リィナのために。

そして、まだ鎖に囚われた者たちのために――。

アウレリアが塔の上に立ち、風に髪をなびかせながら叫んだ。

「真魔王国、魔王クルトの家臣、アウレリア! バルグ王を──討ち取ったあぁぁッ!!」

 その声は、荒れ果てた都全域に響き渡った。

 同時刻、闘技場ではヴァレリアが奴隷剣闘士たちとともに立ち上がっていた。

 「みんな、今が時よ! 恐れないで!」

 彼女の咆哮と共に、狼の影が立ち昇る。フェンリルの血を継ぐ女騎士が、怒りを武器に暴虐の衛兵を蹴散らしていく。

「邪魔するやつは、僕が片っ端からぶちのめしてやるよ!」

ベアトリーチェが剣闘士奴隷を虐げる衛兵を薙ぎ倒していく。

 彼女達の周囲にはロウ三兄弟の姿もあった。

 「姉御っ! おらたちも戦うだ!」

 「死んでも構わねぇ! この街を解放すんだッ!」

 ヴァレリアは微笑み、ツヴァイヘンダーを掲げた。

 「よく言ったわ、戦士たち! 私が必ず生かして帰す!」

 闘技場の鉄門が開かれ、怒涛のように剣闘士たちが外へ溢れ出す。

 瓦礫の街を駆け抜け、塔の方角へ。

 その戦いの中で、ヴァレリアの瞳には涙が光っていた。

 「クルトちゃん……魔王国の正義が再び世界を変えるわ。……!」

 

 ――地下牢。

 そこではミレーヌとロベルタが奴隷の鎖を切っていた。

 「ロベルタ、牢の鍵は見つかった?」

 「もちろんでございます、あのオークション主催者ヒポポクラテスの机の中に……」

 ミレーヌは囚われた奴隷たちに微笑みかける。

 「皆さん、自由です。ここからは自分の足で歩きなさい」

 「ミレーヌ様……!」

 奴隷たちが涙を流し、感謝の声を上げる。

 そのころ、ヒポポクラテスは逃げ道を求めて廊下を走っていた。

 だが行く手をふさぐのは、かつて自分が鎖につないだ奴隷たちだった。

 「ひっ、やめろ……やめてくれぇぇっ!」

 彼の悲鳴は、誰の耳にも届かない。

「ヒポポクラテスがいたぞ!よくも俺たちを!」

奴隷達の手には武器が握られていた。まさに因果応報である。

 タルタロスの罪は、ヒポポクラテス自身の血で清算された。

 

 街の外れ。

 ロゼッタは色街の屋根の上から笛を吹いていた。

 彼女の魔音が響くたびに、売春婦達の隷属の魔術が解けていく。

 「さあ、踊りなさい。今度は“誰かのため”じゃなく、“自分のため”にね」

 娼館の扉が一斉に開き、女たちは夜の通りへ飛び出す。

 紅い灯が次々と消え、代わりに焚かれたのは自由の松明だった。

塔の方からアウレリアの凛とした勝鬨が響く!l

塔を見上げるロゼッタが微笑む。

 「アウレリア、やるじゃない……」

 服従の鎖を断ち切った、やがて夜が明ける。

 砂塵の街に、風が吹いた。

 それは血と鉄の臭いを洗い流し、どこか懐かしい清涼を運んでくる。

 アウレリアが塔の頂で振り返ると、クルトがゆっくりと彼女のもとへ歩み寄ってきた。彼の背後には、解放された民衆が続いている。

七つの大罪がそれに続く、ヴァレリア、ベアトリーチェ、ミレーヌ、アリス、ロゼッタ、セルシア、ロベルタ、そして新たに救い出された聖女メイベル。皆がひとつの丘に立ち、昇る朝日を見上げていた。

 「……これで、タルタロスが解放された」

 クルトの言葉に、アウレリアは静かに頷いた。

 「ええ、でも世界にはまだたくさんの涙が残っています。真魔王国は、これからが本当の始まりですわ」

 「そうだな。奪われたものを取り戻すだけじゃない……みんなで作るんだ。誰も鎖につながれない国を」

 メイベルが祈りの姿勢で手を組む。

 「神よ……どうかこの子たちの未来に、祝福を」

 その祈りの光が、塔の上空で七色に輝いた。

 まるで、七つの大罪の姫たちを讃えるように。

  そして、アウレリアは微笑んだ。

 「見ていてくださいませ、クルト様。

  これが、真魔王国の──“夜明け”ですわ」

 塔の頂で二人が剣を掲げる。

「魔王クルト万歳!真魔王国万歳!」

 下では奴隷たちが歓声を上げ、旗が次々と掲げられる。

 タルタロス陥落。

 それは“絶望の都”が“自由の都”へと生まれ変わる瞬間だった。

 

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