18歳の誕生日に僕は魔王になりました!魔王継承者クルト と囚われの七罪の姫騎士 作:みなぽん
タルタロス編『地獄に灯る祈り』
砂塵と鉄の匂いがまだ残る荒原。
血と鎖が支配してきた国――タルタロス荒原国。
だが、今やその鉄の王座は砕け散り、闘神バルグの巨体は崩れ落ち、
奴隷商人ヒポポクラテスの黄金の秤は、砂上で静かに壊れていた。
――それは、支配の終焉の音だった。
戦場に立つ魔王クルト=ドラグニルは、血に濡れた剣を地に突き立てた。
風が彼の漆黒のマントをはためかせる。
恐怖と歓喜が混じる人々のざわめきの中、ひときわ澄んだ声が響いた。
「……メイベル様が、お立ちになります!」
その声に導かれるように、崩れた神殿の石段を一人の女性が登っていった。
メイベル=リングベル――かつてルーメン聖王国で“異端の聖女”と呼ばれ、断罪された女。
しかしいま、彼女の白い法衣は砂塵にまみれながらも、光を帯びていた。
傍らには、忠実な侍女リィナが静かに従う。
群衆の中には、エイルシュタインから駆けつけた難民たちの姿もあった。
誰もが息を呑む。
彼女が掲げる旗には――真魔王国の紋章が描かれていた。
メイベルは深く息を吸い、そして天を仰いだ。
その声は、震えながらも、確かな力を帯びていた。
「支配と服従の国は――いま、終わりを告げました!」
荒原を渡る風が静まり返る。
彼女の言葉は、重く、しかし温かく響いた。
「そして、これからは――誰ひとりとして虐げられることのない国に、この地は変わります。
血と鎖ではなく、心と祈りで結ばれた国に!」
人々の目に涙が光る。
彼らは奴隷だった。
家族を売られ、名前を奪われ、ただ命令に従うだけの存在だった。
だが、今――彼女の声が彼らを“人間”に戻していく。
「支配に苦しむもの、行き場をなくしたもの、
この世界に捨てられたすべての魂に――タルタロスの門戸は開かれています!
神は、全ての人を守り慈しみます!」
「神……?」
群衆の中で、ひとりの老人が呟いた。
「この荒野に神など、いたことがあったか……?」
メイベルは微笑んだ。
その瞳には、燃え尽きぬ希望の光が宿っていた。
「ええ、そうかもしれません。
ですが――神がいないのなら、私たちがその心を創ればいい。
醜い差別を捨て、互いを助け合う心を持つならば、
この地獄は必ず、天国に変わります!」
彼女の声が、崩れた神殿に反響した。
リィナが涙ぐみながら、横で彼女の背を支える。
「地獄を生み出すのも、天国を作るのも……
それは、神の御業ではなく――人の心なのです!」
――静寂。
そして、次の瞬間。
群衆の中から、ひとり、またひとりと膝をつき、頭を垂れた。
奴隷だった者たち、兵士だった者たち、異民族の者たち、皆が涙を流していた。
その涙は、長い屈辱と恐怖の果てに流す“初めての自由の涙”だった。
「タルタロスに……陽が昇る……」
老人の声が震える。
丘の上でその光景を見つめていたクルトは、静かに微笑んだ。
「どんなに迫害されても、どんなに恥ずかしめられても、聖女である事から逃げずに立ち上がった。
彼女は本物の聖女だ。
クルトの言葉に、7つの大罪の姫騎士たちはは小さく頷いた。
荒地の風が吹き、メイベルの髪を揺らす。
そして、タルタロスの空に、
初めて“祈り”が満ちた。
鎖の音ではなく、鐘の音が響く。
その音を聞いて、メイベルはそっと胸の前で手を合わせた。
「――この荒原に、再び光があらんことを」
夕暮れ。
丘の上から見渡すタルタロスは、かつての死の都ではなかった。
子供たちの笑い声が響き、露店にはパンの香り、そして遠くでは闘技場の歓声が聞こえる。
メイベルがその光景を見つめ、静かに微笑む。
「……ようやく、“生きている音”が聞こえるようになりましたね」
「そうだな」
隣に立つクルトも、その胸に温かいものを感じていた。
「あなたのおかげですよ、クルト様」
「いや、みんなのおかげだ。俺たちは、あくまで導いただけさ」
メイベルは目を閉じて祈る。
風が吹き抜け、砂の上に花の種が舞った。
やがてその花は、荒地に咲く最初の“生命の花”となる。
――“地獄に咲く聖花”。
それが、後に人々が呼ぶこの再生の奇跡の名だった。
タルタロスの空には、長く閉ざされていた灰雲の切れ間から、一筋の光が差していた。
荒れ果てた都――血と砂塵と灰しかなかった場所に、ようやく“朝”が戻ってきたのだ。
「……ここから、始まるのですね」
聖女メイベル=リングベルは、瓦礫の上に立ち、静かに祈りの手を組んだ。
その白衣は砂に汚れ、顔にも疲労の色があったが、瞳は曇っていなかった。
彼女の後ろには、真魔王クルト=ドラグニル、そして“七つの大罪”の姫騎士たちが並んでいる。
傲慢(プライド)のアウレリア=ヴァル=ルシリオン 種族 ヴァーバンシー
金色の髪と紅玉の瞳を持つ、姫君のような美貌の魔騎士。常に他者を見下ろすような態度だが、それは“王を守る高貴な誇り”ゆえ。
強欲(グリード) ミレーヌ=グラナート 種族 雪族
純白の髪の清楚系魔法騎士。雪族 一見すると清楚で優しい常識人だがあらゆる宝具や知識を「コレクション」したがる研究家の偏執少女。
③ 色欲(ラスト)ロゼッタ・ラ=フィーネ
真紅の髪、媚薬のような香りを纏う神速の軽騎士。吸血姫の純血に近く、誘惑・魅了を得意とする。
④ 嫉妬(ジェラシー)セルシア=ミストラル
銀の髪で氷のような瞳を持つ小柄な魔弓騎士。魔弾の射手と呼ばれ、その矢は百発百中。
⑤ 暴食(グラトニー)ベアトリーチェ・ベルグランデ
黒髪ショートカット、天使のような笑顔を持つ“食の魔獣”。食べた魔物や魔法を吸収し、自分の力に変える恐るべき格闘家
⑥ 憤怒(ラース) ヴァレリア・エルフェンリート
フェンリルの血を宿す黒髪の女魔狼騎士。グラマラスボディの母性の塊。
⑦ 怠惰(スロース)アリス=ノワール
青い髪の大賢者 魔法と精神力で戦うタイプ。
ロベルタ・ラ=ファム。魔王専属 戦闘冥奴 サキュバス、
記憶喪失のクルトを5年間もの間、実の姉のように守り育ててきた。優しい娘。
怒りの女狼・ヴァレリアが、うんうんと腕を組んで頷いた。
「よし、あたいの鋼の腕で、まずは壊すべきもんを壊してやるさ! 昔の鎖も、牢屋も全部な!」
「落ち着いてよヴァレリア姉、再建なんだ、破壊じゃない」
クルトの苦笑に、アウレリアが艶やかに扇子を広げた。
「でも、まずは腐った権力の残滓を払わなくてはね。掃除から始めるのが貴族の嗜みですわ」
「……お掃除は私がやります」
と、冥奴のロベルタが言いながらも、いつのまにかスコップを手にしている。
「お掃除だけじゃなくて、井戸もほらなきゃだめですね。この土地は乾きすぎです。」
ミレーヌが微笑む
彼女の後ろには、ドワーフたちが十数人。「おうおう任せな! ミレーヌの嬢ちゃん、この地に水脈を掘り当ててやる!」と景気のいい声が上がる。
タルタロスの“地獄”は、少しずつ“生活の音”を取り戻していった。
闘技場に光を
かつて血の雨が降り、歓声が悲鳴だった場所――闘技場。
そこでは剣闘士たちが命を賭け、観客は金貨を賭け、死体が砂に埋められた。
だが今、その円形闘技場に立つメイベルの姿は、まるで新しい女神のようだった。
両手を広げ、静かに詠唱を唱える。
「天と地を結ぶ光よ――この場に集う命を奪わず、ただ技と誇りを示すための戦いに変えよ――不死結界《サンクトゥム・アレーナ》!」
光の輪が広がり、闘技場全体を包み込む。
観客席に集まった元奴隷の剣闘士たちは、その眩しさに目を細めた。
「……死なない……のか?」
「試しに刺してみろ!」
「いや、やめとけ!」
そんな中、クルトが笑みを浮かべた。
「殺し合いの場を、技を競う場に変える……。聖女らしいやり方だ」
メイベルは少しだけ頬を染め、そっと笑う。
「命を奪うよりも、誇りを競う方が美しいでしょう?」
こうして“闘技場”は再生した。
不死結界の中で繰り広げられる真剣勝負――それはやがて“タルタロス・武闘祭”として知られ、
人々が熱狂する娯楽へと昇華していくことになる。
ヴァレリアが感動したように拳を握る。
「いいじゃないか! 戦士が生きて笑える闘いなんて、そうそうない!」
「ま、あんたも派手に出場してみたら?」
「おうとも! 聖女さまの加護があるなら、斬り結ぶ喜びを存分に味わえる!」
闘士たちの笑い声が、廃墟にこだました。
血の匂いではなく、誇りの匂いが、ようやくこの地に漂い始めたのだった。
歓楽街の夜に灯りを
タルタロスの第二の顔、それは“歓楽街”だった。
酒場、踊り子、酌婦、そして影を生きる女たち――
だが、隷属の烙印を焼かれたその背に、自由はなかった。
望まぬセックスを強要され、時として貴族の変態趣味によって命を落とすものまでいた。
「その烙印……痛かったでしょう」
メイベルが女たちの背に触れると、光がじわりと広がった。
「……! 熱くない……! 消えていく……!」
「もう、あなたたちは誰のものでもありません。これからは、自分の意志で生きてください」
歓楽街は、再び活気を取り戻していく。
ただし、それは“自由に笑う女たちの町”として。
ある者は踊り子として劇場を立ち上げ、
ある者は小さな酒場を開き、
ある者は仲間の子供たちのために孤児院を作った。
そしてその中央には、巨大なネオンサインが灯った。
――《ロゼッタ通り》。
この街の反乱を主導した色欲の大罪 ロゼッタにちなんで名前だった。
「もう、泣きながら歌う夜は終わりです。
これからは笑って生きて――笑って稼ぎましょう」
「おお、聖女様が金の話を!」と誰かが茶化し、
広場は大笑いに包まれた。
クルトが肩をすくめて呟く。
「……強いな、彼女」
「ふふっ、これが“女神の商魂”ですわね」アウレリアが扇子をぱたぱた。
大地を掘り、水を呼ぶ
荒原の土は焼け、草すら生えなかった。
タルタロスが“地獄”と呼ばれる所以は、まさにこの不毛だった。
だがミレーヌとドワーフたちは、鍬を振るい、杭を打ち、朝から晩まで歌いながら掘り続けた。
「こっちの層は粘土質だ!」「こっちの岩盤が硬ぇ!」「いや、こっちは温かいぞ!?」
やがて――
ドオォォォォンッ!!
地中から、蒸気が噴き上がった!
「――あっつ! 温泉だぁああ!!!」
歓声が響き渡る。
ミレーヌが額の汗を拭いながら、誇らしげに笑った。
「クルト様 水脈と一緒に、温泉まで出ちゃいましたぁ♪」
クルトが笑いを堪えきれず、ヴァレリアと拳を合わせる。
「ミレーヌ姉、やったね、これでこの地にも命が戻る」
「温泉療養地として再開発ね!これでダラダラできる。」とアリスが目を輝かせた。
「観光もできるわ、治癒魔法と併用すれば病も癒せる……素晴らしいです」
セルシアが涙ぐむ。
温泉の湯気に包まれたその丘には、
新しく建てられた小さな聖堂があった。
メイベルは祈りながら微笑んだ。
「神の恵みは、こうして地の底からも湧くのですね……」
そして“聖女の聖泉タルタロス”は誕生する。
そしてその水は聖女の聖水としても売られるようになる。
闘技と歓楽、そして温泉。
それはまさに、“地獄”を“楽園”へと変える三つの柱となったのだ。
タルタロス荒原国の首都《タルタロス》。
かつて奴隷の悲鳴と血の臭いで満ちていた闘技場は、今や白亜の石と青い旗に彩られ、再生の象徴として生まれ変わっていた。
その空に、聖女メイベル・リングベルの清らかな声が響く。
「――今日、この日をもって! 命を奪い合う闘いは終わりました!」
観客席には、かつて鎖につながれていた者たちが、笑顔で立ち上がる。
「不死結界のもと、誰も死なず、誰も傷つかず、ただ心の強さを競い合う!」
メイベルは掲げた杖に祈りを込めた。
「この闘技祭は、我らが再生の証! 真魔王国とタルタロスが歩む新たな道のはじまりです!」
歓声が地を揺らした。
花弁のような光が舞い、観客の歓声に混じって、クルト・ドラグニルが静かに見上げる。
黒い外套を翻し、彼は仲間たちの姿を見渡した。
七つの大罪の女騎士たち。
それぞれが異なる輝きを放ちながら、リング中央に立つ。
「……やっぱり、華があるな」
クルトの隣で、青髪の怠惰の魔女アリスがあくびを噛み殺す。
「闘技祭って言っても、クルトが審判なんでしょ? 寝不足になるんだからねぇ」
「文句言う割には、しっかりエントリーしてるけど?」
「……あれは勢いだったの。反省してる」
ふわ、と魔導書のページが風に揺れる。
――真魔王国再建の新章が、幕を開けた。
開会の鐘と共に、第一試合の名が呼ばれる。
【第一試合】
暴食(ベアトリーチェ) vs メイド長ロベルタ
「わあー! 久々のリングだーっ!」
ベアトリーチェがぴょんと飛び跳ね、闘技場に入る。
「今日はクルト兄の前で、いっぱい食べちゃうぞ〜♡」
「食べちゃう……って、私のことじゃないでしょうね?」
ロベルタはナイフとフライパンを手に、冷や汗を垂らす。
観客がどよめいた。武器がキッチン用品だ。
「おやつ対晩ごはん、どちらが勝つかしらね」とアリスが笑う。
試合開始の合図とともに、ベアが跳んだ。
拳が地を穿ち、魔力の爆風が走る。
「わーっ、ちょっ、熱い熱いっ! オーブンみたい!」
ロベルタはフライパンで弾きを入れながら、手際よく砂糖を振る。
ぱんっ――と音を立てて煙が上がる。
「……え? 甘い匂い?」
「ふふ、油断したわね」
ロベルタが投げつけたのは、眠りのスフレ。
ベアはぱくりと食べた瞬間、
「……ん〜〜〜♡ おいしい〜……」
そのままぐぅ、と寝た。
観客大爆笑。
勝者:ロベルタ。
ベアは後で「おやつの魔力で負けた」と言って泣いた。
【第二試合】
色欲(ロゼッタ) vs 嫉妬(セルシア)
「クルト〜♡ 見ててねぇ〜♡」ロゼッタが投げキッス
「……誰が見るもんですか」
セルシアは耳まで赤くし、魔氷弓を構える。
開幕早々、ロゼッタが観客席にウィンク。観客が鼻血を出す。
「わ、私だって、あんなのに負けないもん……!」
セルシアの放つ氷矢が宙を裂く。
だがロゼッタは身体をくねらせてかわす。
「ふふ♡ 狙ってもいいのよ……クルトを見てる私を」
「黙れっ!」
セルシアの集中が頂点に達した瞬間、氷の魔弾が一気に連射された。
闘技場の床を砕き、氷の霧が立ちこめる。
「……当たった?」
「残念、当たってなーい♡」
霧の中から、ロゼッタが背後に回り、軽くキス。
「え……ちょ、どこ触ってるのっ!?」
「可愛いわセルシア 愛の矢、命中〜♡」セルシア、完全に混乱。
そして最後は、首筋に神速のレイピアを突きつけチェックメイト。
結果:ロゼッタ勝利。
「もう!ロゼッタのバカ!」
セルシアは顔を真っ赤にしたまま退場。本
【第三試合】
強欲(ミレーヌ) vs 怠惰(アリス)
「さあ、参りましょう、アリスさん」
「やだー……今、すごく眠い」
「そう言いながら、魔力を溜めてるのは知ってますよ」
「バレたか……」
開始と同時に、雪の結界と魔法陣が交錯する。
氷の花弁が舞い、アリスの黒い雷が落ちる。
「クルトの力を研究するには、あなたを倒しておきたいの」
「やだなぁ……面倒な子」
アリスの指がひと振り。
周囲の時間が凍る。
「《サスペンド・リアリティ》……3分だけ、時間停止」
「……っ! 魔法?完全停止!? 卑怯です!」
アリスはあくびをして、
「じゃ、止めさすね。おやすみ〜」
ミレーヌの背に軽く手を置いた。
しかしミレーヌは振り向き様アリスを斬り捨てた!
「え?時間止めたはずなのに。」
アリスは床に崩れ落ちる。
「魔法のブラジャーに魔法のパンティー装備してきてよかったわ。ドワーフさんたちが対魔法宝具をいっぱいくれたのよ」
ミレーヌが微笑んだ。
「ドワーフを味方につけたの、、この清楚系ビッチ」
アリスは剥れた。
第三章 中盤戦 ― 無名の英雄たち
闘技祭の後半、一般枠の挑戦者たちが登場した。
彼らの名は、もう誰も覚えていないほどの無名だったが、その戦いは民衆を熱狂させた。
・砂族の槍兵バオル=ガルス
・元奴隷の剣闘士シン=バード
・ドワーフの鍛冶拳士ルガ=ハンマー
・人魚の舞剣士ネレイダ=サフィール
・獣人姉妹リオ&リナ=ファング
・そして、風の旅芸人アルヴェン=ローグ
彼らが闘技場を駆け抜けるたびに、観客の歓声が高まり、
メイベルは涙を流していた。
「……みんな、生きて、笑ってる……それだけで……」
彼女の胸に、かつての悲鳴が光に変わって消えていく。
第四章 準決勝 ― 誇りと激情の火花
【準決勝①】
アウレリア vs ミレーヌ
剣と剣がぶつかる。
光の翼が爆ぜ、氷の刃が砕けた。
「相変わらずね、アウレリア。」
「王を守る剣に、妥協は不要よ」
アウレリアがルクス・レギナを振るうたび、白光が闘技場を満たす。
ミレーヌは絶刀雪月花で反撃。
「クルト様は宝物。あなたにだって渡さない」
「私に勝てば、そう言っていいわ」
二人の瞳が交差する。氷と光の閃光。
最終局面、アウレリアが頭上から降下。
「我が王のために――《レイ・オブ・ジャッジメント》!」
光の柱がミレーヌを包み、結界が白く弾けた。
勝者:アウレリア。
ミレーヌは悔しげに笑いながら、
「……やっぱり、あなた、格好いいわ」と手を差し出した。
【準決勝②】
ヴァレリア vs ロベルタ
「ねぇヴァレリア様、l手加減してくださいよ」
「もちろん 死なない程度に加減してあげるわ」
フェンリルの血が爆ぜ、狼の咆哮が闘技場を震わせる。
「あーーこれだめなやつだ、私、死んじゃいそう」
対してロベルタは怯えながらも暗殺スキルで対抗しようとする
ぶつかる両者、轟音。観客が息を呑む。
「ヴァレリア様、さすがに強い!」
「貴方もね。……だけど、私は守るために戦うの」
ヴァレリアの大剣がロベルタの短剣を叩き落とす。
最後はヴァレリアの拳が胸に入り、ロベルタがダウン。
勝者:ヴァレリア。
決勝 ― 傲慢と憤怒の約束
夜。
月が頂に昇り、観客席は松明の海に包まれていた。
決勝戦――アウレリア・ヴァル・ルシリオン vs ヴァレリア・エルフェンリート。
真魔王国の二つの魂が、正面からぶつかる。
「……アウレリア。貴女は誇りの剣」
「そして貴女は怒りの牙。互いに王の盾であり、矛でもある」
「私が勝ったら、今夜はクルトちゃんを膝枕してあげるの」
「ふふ、そうはいかないわ」
開始の合図と同時に、轟音。
ヴァレリアの剣風が空を裂き、アウレリアの光剣が交差する。
剣撃のひとつひとつが火花を散らし、観客は息をのんだ。
「貴女の強さは、優しさに根ざしている」
「あなたの誇りは、孤独の果てにある」
互いの信念がぶつかるたび、空に光の花が咲いた。
ヴァレリアが狼化し、アウレリアが光翼を広げる。
地鳴り。雷鳴。
そして、最後の一撃。
両者、同時に剣を振り下ろす。
閃光が走り――不死結界が輝きを放つ。
爆風のあと、二人は肩を並べて立っていた。
「ふふ……引き分け、ね」
「……いい勝負だったわ」
二人は微笑み合い、観客の大歓声が闘技場を包み込む。
街にはまだ興奮の余韻が残り、人々の笑顔が絶えなかった。
メイベルはその光景を見下ろし、静かに微笑む。
「……こんなに人が笑ってるタルタロス、初めて見ました」
隣で、リィナがうなずいた。
「聖女様の夢が、少しずつ現実になっていきますね」
その広場の中央では、クルトが七つの大罪のアウレリアと
ヴァレリアに囲まれていた。
「勝利者への賞品はクルトってことでいいんだよね?」
「クルトちゃん、私が独り占めしたかったけど、しょうがないから、アウレアとわけっこするわ」
「わけっこって、、僕を、、?」
「クルト、闘技場の地下にベッドルームがあるの。行くわよ。
聖女メイベルの加護で少々搾り取られても大丈夫よ。」
「アウレリア姉、目が怖いよぅ」
月光がベッドシーツに銀糸の模様を描く地下寝室。クルトは壁際に追い込まれていた。
「待って……二人同時ってのは……」
アウレリアの白い指先がクルトの顎を持ち上げた。「戦士の報酬よ王とて逆らうことは許さないわ」
「そーだよ〜クルトちゃん。優しくしてあげるから♡」ヴァレリアが耳元で囁く。彼女の吐息が熱い。
震える少年の唇に、まずアウレリアの口づけが降り注いだ。舌が侵入するたび、脳裏で火花が散る。
「んっ……!」口付けのたびに少年の細い体がビクンビクンと痙攣する。絡みつく舌が脳を溶かすような快楽を
もたらしていく。
「クルトちゃん 脱がせてあげる 」
同時にヴァレリアの手がクルトの腰布を解き始めた。白い肌に赤い痕が浮かび上がる。
「ふふ……可愛いね」アウレリアが喉奥で笑う。「でも、この匂い……あなたの魔力……欲しい」
二人の麗しき剣姫に挟まれて、クルトの理性は急速に溶けていった。シーツの波間に沈みながら、少年は観念のため息をつく。
「アウレリア姉、ヴァレリア 姉、わかった…よ…でも優しくして……」
「約束するわ」アウレリアの指がクルトの胸の蕾を捉えた瞬間、
「ちょっ——んんっ!」
全身を貫く快感に仰け反った。背中にヴァレリアの豊満な胸が押し付けられ、
「男の子でも乳首感じるのよ 」
「アウレリアばっかりずるーい!わたしも触る〜」
三人の体温が一つの渦となり夜を溶かしていく——それは二人の剣姫にとって最愛の王との誓いの儀式だった。
月光がシーツの波を照らす地下寝室。ベッドに縫いつけられたクルトの肌が汗で光る。左右から迫るアウレリアとヴァレリアの吐息が首筋を撫でる。
**アウレリア**:「ふふ……震えているのね。王が臣下に犯される気分はどう?」
(冷たい指がクルトの腹筋を伝い下ろす)
**ヴァレリア**:「怯えた顔……もっと見せてほしいわ」
(牙がちらりと見える口元で喉仏を舐める)
「あっ……!やめ……っ!」
抵抗する手首をアウレリアが片手で封じる。白銀の鎧はすでに脱ぎ去り、純白のネグリジェのみ。
**アウレリア**:「抵抗しても無駄よ。闘技場の賞品には“服従”することも含まれているもの」
(耳朶に唇が触れる)
ヴァレリアは少年の股間に顔を寄せて言った。
「それにしても可愛いものを持っているのね。私の口で溶かしてあげる」
「だめっ……んっ!」
唇が熱を帯びて吸い上げると同時に、アウレリアの指が胸の尖りを捻る。快楽の電流が脊椎を這い上がる。
**アウレリア**:「ほら……乳首で感じてしまう男の子の声……甘くて美味しそう」
(舌先で耳の中を探る)
「───っ!!」
三箇所から襲う刺激に思考が千切れる。少年の体は弓なりに仰け反り、シーツを握る指が白くなる。
**ヴァレリア**:「もう限界なのね。いいわ……一滴残さず飲み干してあげる」
「や……お願い……待っ───!!」
切願も虚しく、喉奥の熱が吸い上げると同時に絶頂が爆ぜた。ヴァレリアの髪が揺れ、彼女は満足げに嚥下する。
どぴゅどぴゅ
**ヴァレリア**:「…クルトちゃんのおちんぽミルク…濃厚♡ 勝利の美酒みたいね」(唇を舌で舐める仕草)
アウレリアが少年の頬を撫でる。
**アウレリア**:「でもまだ終わらないわ。“約束”は果たさないと」
(掌で太腿を割り開く)
「嘘………もう出ない──」
しかし敏感になった肉茎は、アウレリアの視線だけで反応してしまう。彼女はゆっくり腰を跨いだ。
**アウレリア**:「今度は私の番。王の種を直接授けていただくわ」
「やっ……待って!さっきので──」
制止も聞かず膣口が密着し、一気に沈み込んだ。
**アウレリア**:「ふふ……まだ硬い……最高ね……!」
(結合部を見せつけるように腰をくねらせ)
「んあっ……ああああっ!」
熱と圧迫に喘ぐ少年の唇をヴァレリアが奪う。
**ヴァレリア**:「私も入れるわ。後ろからね」
(滑らかな臀部に指を沿わせる)
「!? いや……待って!だめっ──!!」
抵抗する間もなく、後孔にヴァレリアに指先が挿し込まれる。前と後ろを同時に貫かれ、意識が飛びかける。
**ヴァレリア**:「ふふ……後ろも締め付けて、まるで女の子みたい クルトちゃんかわいい、マジカルちんぽで犯しちゃおうかしら?」ヴァレリアは魔法で自らの股間にマジカルちんぽを生成する。美女の股間にグロテスクな巨根がそそり立つ!
「やだぁ……こわいよ……」
**アウレリア**:「怖がらなくてもいいわ。ただの魔法よ。聖女の聖水で痛覚を除去してあるから、気持ちいいだけよ」
「あーーんんんんん!!」
前と後ろから巨根が、少年を串刺しにする。
**アウレリア**:「ほら……3人の呼吸を合わせて……王を悦ばせるのが臣下の務め」
**ヴァレリア**:「あんっ……うぅんっ……この子すごい……締め付けて……もっと激しく突くわ 」
抽送が加速し、クルトの絶叫は次第に嬌声へ変わっていく。
「ああっ……もう……だめっ……あぅ……!」
絶頂寸前の震えを感じ取ったアウレリアは最奥を抉るように深く打ち込み──
**アウレリア**:「一緒にいきましょう……王の精液を胎内に!」
「アウレリア姉の中に出る!」どぴゅどぴゅびゅーー
「ふふふクルトの性液が出てる 」
同時にヴァレリアも最奥に注ぎ込んだ。
どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅ
三者同時に果てる瞬間、クルトの意識は白く塗り潰された。
ぐったりと弛緩した少年の体をヴァレリアが抱き起こす。
**ヴァレリア**:「やった……私のマジカルちんぽでイっちゃった♡クルトちゃん可愛すぎ♡」
**アウレリア**:「当然よ。彼は私たちの王なんだから」
(結合部から溢れる白濁を指で掬う)
汗と蜜にまみれた肉体が、ベッドの上で絡み合うまま──
三人の体液が混ざり合う、甘美な夜が深まっていった。
二人の美女による逆レイプはまだまだ終わりそうもなかった。。
そこへ聖女メイベルが血相を変えてやってくる。結界内での激しいエナジーの流れを彼女は感知したのだった
「クルト様!可哀想に、、アウレリア様、ヴァレリア様、少年にこんなやりすぎです。」
メイベルが小さな身体でクルトを抱きしめ、キッと二人の魔神騎士を睨む。
しかしアウレリアとヴァレリアはまったく反省していない。
**アウレリア**:「聖女様……そんなに怒らないで。彼はちゃんと感じていましたわ」
(妖しく微笑む)
**ヴァレリア**:「そうそう。それにあなたのご自慢の聖女の聖水で痛覚も抑えられているんだから、問題なしよ」
メイベルは顔を真っ赤にして唇を噛む。「これは……愛の営みではありません!ただの暴力です!」
涙目になりながらクルトを庇う少女に対し、アウレリアは優雅に跪いた。
**アウレリア**:「聖女様。あなたが愛するこの子を守りたい気持ちは分かります。でも……私たちもまた彼を愛しているのです」
(頬に手を添える)
「それなら……他にも方法があるはずです!」
メイベルが叫ぶと同時に、室内に重い音が響く。結界内の空気が一瞬揺らぎ──扉が吹き飛んだ。
埃の中から現れたのは──**ロベルタ、ミレーヌ、ベアトリーチェ**だった。
ロベルタは眉を吊り上げる。
**ロベルタ**:「聖女の警告に従って来たけど……これはどういう状況?ふたりはやり過ぎよ」
**ミレーヌ**:「しかもクルト様、完全にグロッキーじゃないですか!失神してしまいますよ!」
**ベアトリーチェ**:「クルト兄、…かわいそうに……犯されたんだ」
アウレリアが立ち上がり、睨む
**アウレリア**:「貴方たちこそ何の権限があって──」
だがその言葉は、突然現れた影に遮られる。
ドゴォン!!
壁に穴が開き、ロゼッタとセルシアが飛び込んで来たのだ。
**ロゼッタ**:「面白そうな騒ぎ……私の“悪女”としての勘が働くわ」
(舌なめずりしながら)
**セルシア**:「あ、あの……私はただ仲裁に来たつもりで……」
(もじもじしながら)
そして最後に──アリスがゆらりと現れる。寝癖のついた髪を掻きながら欠伸をひとつ。
**アリス**:「ふあ……さっきまでのエナジーの奔流すごかったんだけど、そういうことだったのね。睡眠妨害されちゃった」
一堂を見渡し、全員がクルトの周りに集結した瞬間──彼が目を覚ました。
「……みんな……助けに来てくれたの」
**ロベルタ**:「大丈夫ですか、クルト様?」
**ロゼッタ**:「あら、まだ元気そうね♡」
**セルシア**:「ち、近づかないで!わたしだってクルト様に何かしたいわけじゃ……」
**アリス**:「うーん……とりあえずこの状況はちょっと面白いかも」
騒然とする寝室。
聖女メイベルがクルトの前に立ち、毅然と言い放った。
「これ以上は私が許しません!クルト様は私が守ります。」
**アウレリア**:「ほう……聖女が王を独占すると?それはいかがかと思いますわ」
**ヴァレリア**:「そもそも闘技祭の賞品は私たち二人のものよ?」
**ロベルタ**:「いや、ここにいる全員で分かち合うべきじゃない?」
**ベアトリーチェ**:「聖女様は富は分け合えっていってるよ!」
**ミレーヌ**:「私の強欲が、参加しろと言ってます。」
**アリス**:「魔法でクルトの魔王の力を解放するよ、そうすればスーパー絶倫になるから大丈夫 みんなでクルトを犯しちゃおう。
全員の視線がクルトに集中する。
少年は震えた。
「もうやめて!」聖女メイベルが必死でクルトの前に立ち塞がる。その小さな背中が微かに震えている。
「聖女様……危険です!どきなさい!」ロゼッタの妖艶な微笑みが歪む。
「そうそう……これは愛の証なのよ?」ミレーヌが甘い吐息と共にクルトの首筋に指を這わせる。
「ひぃっ……!」
「あら可愛い悲鳴……」ベアトリーチェが涎を垂らしながら近づく。その瞳は既に獲物を見る目だった。
「さて……最初は私たちからの続きね?」アウレリアの露出した乳房が誇らしげに揺れる。
「ヴァレリアが後ろで……私は前で……ね」ヴァレリアが妖しい笑みを浮かべて背後に回り込む。
「やめて……もう無理っ……!」クルトの懇願も虚しく、二人の美女は彼を強引に押し倒した。
ズブリ……
「───っ!」
前後からの同時侵入。アウレリアの熱い膣肉が吸い付き、ヴァレリアの長い指が腸壁を押し広げる。
「ふふ……やっぱりいい声で啼くわね」アウレリアが恍惚の表情で腰を振り始める。
「クルトちゃんの絶頂感……伝わってくる♡」ヴァレリアが背中から抱きつき胸を擦りつける。
メイベルは涙を流しながらも諦めきれず叫ぶ。「やめてあげてーーー!」
「ほら……私も混ぜてもらいましょう」ミレーヌが純白のドレスを脱ぐその下からは蠱惑的な裸体が現れた。
「ぼくもお兄ちゃんを食べるっ!」ベアトリーチェが涎を撒き散らしながらクルトに飛びかかる。
四方向からの責めが始まる。
ミレーヌは豊満な胸を彼の顔面に押しつけ口淫を強制し、ベアトリーチェは陰嚢を掴んで揉みしだく。
「ふふ…クルト様おっぱい吸ってください…美味しい?」
「あむっ……じゅるっ……!うまっ!」
「もう……ベア だめぇ……」クルトの喘ぎが嗚咽に変わる。
「あ……あの……私も……」いつも控えめなセルシアが目を潤ませながら前に出た。
「へぇ珍しい♡」ロゼッタが煽る。
「素直になっちゃえ♡」
「クルト……しゃ……射精して……下さい」セルシアが震える手でクルトの竿を握り込む。「私の……膣内に……!」
「ひっ……!そんなに強くしちゃ……!」
「貴方の種が欲しいの……っ!」セルシアの指が激しく上下する。
「ダメ……本当に……もう出ない……!」
だがセルシアの巧みな膣圧が再び押し寄せ──
「おっとぉ♡」ロゼッタが口角を上げる。「クルトすごい!そろそろ5発目でしょ?」
「───っ!出るぅぅぅ!」
びゅるるっ!!
「ようやくクルト坊ちゃん、。本領発揮ね」ロベルタが太腿でクルトの腰を押さえつける。「さぁ次は私の中に」
「待ちなさいよ?私が先でしょ」ロゼッタが妖艶に笑う。「色欲の魔女である私が最後まで搾り取りたいわ♡」
「ひぃっ!ロゼッタ、。無理、。もう……っ!」
「強がること無いわ。まだ勃ってるじゃない?」ロゼッタの乳房が視界を埋める。「ほら……しゃぶって」
「坊ちゃんのお尻を犯させてくださ。」ロベルタもマジカルちんぽを魔法で生成する。
ずぷりっ!
「あぐぅっ!深い……っ!」
「あらクルトったら良い反応♡」。「ほら中に出しなさいよ、できるわね♡」
クルトはもはや絶叫しかできず、「やめてぇぇぇっ!」と泣き叫ぶばかりだった。
「じゃあ最後の仕上げだね」アリスが眠たげな眼で杖を振るう。
「『魔王之力解放』……」呟くと同時、クルトの体から禍々しい漆黒の魔力が迸った。
「う……うああっ!?」
「ふふ……これで五倍増しで射精できるよ♡」アリスが妖しく笑う。「さぁ、皆でお楽しみタイムだよ♡」
「きゃはっ!楽しみ〜」ベアトリーチェが涎を拭く。
「本当によくできた魔法ね」ロゼッタが感心した様子で頷く。
十数分後。
クルトの身体は精液と愛液で濡れそぼり、意識も朦朧としていた。
「ふぅ……満足満足」ヴァレリアが汗だくの身体を拭う。「本当に美味しい王様だわ♡」
「私も……すごく幸せでした」セルシアが赤面して俯く。
「まぁまぁ楽しめたわね」アウレリアが髪を整えながら涼しい顔をしている。
一方でメイベルは膝から崩れ落ち、「もうやめて……クルト様が壊れてしまいます!」と嗚咽を漏らす。
「心配しないで?聖女様」ロゼッタが妖艶に微笑む。「次は貴女の番だから♡」
「───!?」
驚愕するメイベルに、アウレリアが続ける。
「貴女も受け入れるべきでしょう?“聖なる器”を」
「いや……そんな……!」
そうしてメイベルもまた無理やり引き摺り出され──全裸に剥かれベットに放り込まれた。
「クルト様、大丈夫ですか」クルトを介抱する聖女メイベル、しかしクルトの背後からは魔王の覇気が噴出し目は赤く輝いている。。
「あの、クルト様、意識は?」
「うあああっ!」
魔王堕ちしたクルトは絶叫し、その体から漆黒の魔力が溢れ出す。
「辛いのですね。わかりました。私の中に出して楽になってください。」
メイベルはクルトを優しく抱きしめ、そして自分の膣内に彼のものを受け入れた。
「うああああああっーーーーーーーー!」メイベルの小さな身体を押さえつけクルトは串刺しにするように腰を振り続ける。
「あぁ、クルト様……そんなに強くされたら、壊れてしまいます!」
メイベルは悲鳴とも取れる声を上げて涙を流した。だがその瞳には慈愛が満ちている。
「うあああ、、メイベルごめんね、僕、腰が止まらない」
と何度も謝罪する。
「大丈夫です。私はどんなことがあっても貴方の味方ですから……」
メイベルも泣きながら微笑んで応え細い足を絡めクルトにキスをする。
「この性女!クルトをたぶらかすんじゃないわよ!」アウレリアが睨む
「私は何と言われても構いません。苦しそうにしている人をほっておけないだけです。ねえ クルト様、吐き出してください。私は全部受け止めますから」
「う、あ、ああ!出るよ!」
ドピュルルルルーー!!と今までにない勢いで大量の精子が放出されメイベルの小さな子宮は一瞬で満杯になった。それでもなお射精は止まらず、彼女の小さなお腹は妊婦のように膨れ上がった。
「はぁ……すごい量ですね……」
メイベルの秘所から溢れ出した白濁液を見てアウレリアが舌打ちする。
「この性女め」
「でもこれでクルト様の魔王化も治まったはずです」
メイベルが微笑みながらクルトの顔に触れる。だが次の瞬間、
「……!」
「もう一回だ!」
魔王と化したクルトが叫ぶと再びメイベルに伸し掛る。
「あ、あの……クルト様……?」
メイベルは困惑の表情を浮かべる。
「もう十分でしょう?それに私は聖女で……」
しかし聖女の力で魔王化はとけてもクルトは止まらなかった。
再び彼女を組み敷くと激しく腰を動かし始めたのだ。
パン!パァン!!という肉を打つ音が響く中、メイベルの口からは甘い声が漏れ始めていた。
「あっ……ああんっ!」
「ほらっ!僕のちんぽ、気持ちいいんだろ?」
クルトが耳元で囁く。その吐息にも感じてしまうのか彼女は身体を大きく震わせた。
「はい……気持ちいいです……」
「ならもっと声出して!」
クルトはさらに激しく腰を動かす。その度にメイベルは甘い声を上げ続けた。
「あっ、ああん!もうダメぇ!」
ピストンは激しさを増していった。
そしてついにその時が来た。ドピュッ!という音と共に大量の精子が吐き出されると、同時にメイベルも大きく仰け反り絶頂に達した。
「とま゛って゛ねぇ゛いい子だから、ねっ、ね、 だめ、いぐッ❤️いぐ、 い ……くぅ………………っっ♡」
その目は虚ろで意識を失いかけていたが、その表情にはどこか満足そうな笑みが浮かんでいた
「ふぅ……」
と一息ついたクルトがメイベルから自分のものを抜き取ると、そこからはドロリと白濁液が流れ出した。
「ふふ……これで全員ね」
ヴァレリアが妖艶な笑みを浮かべた。
かくしてクルトの魔王化が収まり、アウレリアたちの女の争いは終結した。
その後、一行はタルタロスへから真魔王国に戻った。
メイベルはタルタロスで聖女としての役割を全うしている。