18歳の誕生日に僕は魔王になりました!魔王継承者クルト と囚われの七罪の姫騎士 作:みなぽん
アウレリアとロベルタという美女二人を従え、クルトの旅路は見た目だけなら夢のようだった。
夜はロベルタが腕に抱きつき、朝はアウレリアが起こしに来る。
道中は甘く、時に艶やかで、クルトは頬が緩みっぱなしだった。
「坊ちゃま、朝食の準備ができましたよ♡ 今朝はベリーのパンケーキです♪」
「まあ。ロベルタ、また“坊ちゃまを太らせて囲う計画”かしら?」
アウレリアがくすっと笑い、クルトの腕に絡む。
「姉さん、やめてくれってば…! ロベルタだって心配して作ってくれてるんだから」
「もちろん心配ですとも。坊ちゃまの栄養は、私が責任を持って補給します♡……口移しで」
「ちょ、ロベルタ!? あーんでいいから!?」
二人に翻弄されながらも、クルトはふと、遠い記憶に触れるように呟いた。
「……ベアも、こういうお菓子が好きだったな」
その名を出した瞬間、アウレリアとロベルタの表情が変わる。
甘い空気が、微かに緊張を帯びた。
「暴食(グラトニー)――ベアトリーチェ・ベルグランデ」
アウレリアの声が静かに低くなる。
「七つの大罪の魔神騎士のひとり。……土の勇者オッグ・ドランジュの領にいるはず」
「坊ちゃまの作ったクッキーを、一瞬で全部食べちゃって……泣きながらおかわりをねだったあの子ですね♡」
「泣いてないよ……ベアは、可愛かっただけだ」
クルトは苦笑したが、胸の内には不安が渦巻いていた。
◆土の勇者の国――グランフォール王国
緑豊かな丘陵と鉱山が連なる土地。
人々は陽気で、食べることを愛し、よく笑う。
しかし──辿り着いた国境の様子は、どこかおかしかった。
通りには、巨大なパン屋や菓子店が立ち並び、人々が押し寄せている。
看板には大きくこう書かれていた。
“本日も開店! 暴食姫ベア様の闘食ショー!”
「……闘食ショー?」
クルトは思わず眉をひそめた。
「ボクはクルト兄を食べちゃいたいくらい好き〜♡ 冗談だよ? …冗談だよ?」
かつて無邪気に笑っていた少女の声が、脳裏に蘇る。
ロベルタが低く呟く。
「これは……嫌な予感しかしませんね」
「ええ。ベアが“見世物”になっている匂いがするわ」
アウレリアの拳が震えていた。
土の勇者オッグ・ドランジュ
王城の広間には、笑い声が響きわたっていた。
「ハッハッハッ! 今日も勝ったぞ、ベア! よーし、次は“魔猪丸焼き50頭早喰い勝負”じゃァ!」
玉座には、肥満体で大きな腹を揺らすドワーフが座っていた。
陽気で豪快な笑顔。
だがその腕に絡みつく少女の姿が、クルトたちの心を凍らせる。
膝枕をされるように座らされていたのは──
黒髪ショートの少女、ベアトリーチェ。
頬は少しふっくらし、かつてより幼く見える。
だがその瞳には不自然な光が宿っていた。
「……次は何を食べればいい、オッグ兄?」
笑っているのに、声は空っぽだった。
その腕には、魔法を封じる枷。
腰には、魔力吸収刻印が浮かんでいた。
「……姉さん、ロベルタ」
クルトの声が震えた。
「ベアは……あんな顔、しなかった」
無邪気な笑顔ではなく、
ただ“飼い慣らされたペット”のような笑み。
「“愛”の形を間違えた者が、最も残酷になるものよ」
アウレリアが呟いた。
祝宴の大広間。豪奢な肉料理の匂いが満ちる中、クルトたち三人は玉座の前へと突入したl!アウレリアとロベルタとクルトの前に、飽食と平和になれきった連中は、簡単に逃げちった。
玉座の横には――膝の上に座らされた少女がいた。
黒髪ショート、健康的な肢体。
だが、かつての無邪気さとは違う、どこか虚ろな笑み。
ベアトリーチェ・ベルグランデ。
彼女は――“暴食(グラトニー)”の魔神騎士。
かつてクルトのことを「クルト兄」と呼び懐いていた妹分。
「俺だ!助けに来たぞ。ベア!」
しかし。
「……クルト? 誰?」
その声は、あまりにも他人行儀で、感情が欠落していた。
クルトの心臓が鈍く軋む。
「ベア……? 冗談だろ。クルト兄だよ。ほら、昔みたいに――」
ベアは瞬きすらせず、小首をかしげて答える。
「クルト兄……? そんな“名前”、食べた覚えないや」
笑顔。けれど、そこに温度はなかった。
クルトは息を詰まらせる。
ロベルタは唇を噛み、アウレリアは震える拳を握りしめる。
そこへ、豪快な笑い声が響く。
「ガッハッハ! 見たか小僧!」
玉座に座るのは、肥満体で宝飾まみれのドワーフ――土の勇者、オッグ・ベリムス。
「可愛いだろう? この子はもうワシの“妹”であり、ペットであり、姫だ。
お前のことなど、とっくに消化されちまったわ! ガーハッハッ!」
オッグは腕を回し、ベアの腰を引き寄せた。
ベアは嬉しそうにオッグの胸に頬をすり寄せる。
「んふ〜♡ オッグ兄さまぁ。ベアね、今日もいっぱい食べたいの〜。
ベアの大好きなの、食べさせて?」
「よしよし、そうだな。お前は「あれ」も大好きだったの。あとでワシの部屋で好きなだけ“与えてやる”さ」
そのやりとりは――まるで恋人。
いや、それ以上に“依存と調教の匂い”が漂っていた。
クルトの心が、焼けるように痛む。
「ベア……お前、そんな奴じゃなかった……!」
「やだぁ、クルトさん。勝手にボクを親しげに呼ばないで?」
ベアは悪戯っぽく舌を出す――が、瞳は冷たいまま。
「ベアは、クルトさんより強い“愛”を知ったの。オッグ兄さまの方が、ずっと優しいんだよ?」
オッグがクルトに向かって笑い、指を突き立てる。
「どうだ? 気分は?妹”を取り返しに来たつもりが、ワシに甘える姿を見せつけられてよ!」
追い打ちをかけるように、オッグはベアに命じる。
「ベア、ほれ。お前が誰のものか、はっきり見せてやれ」
「はぁい♡」
オッグが彼女の前でチャックを開けた。醜悪な勃起ちんぽが現れる。
ベアは立ち上がると、オッグのイチモツにキスを落とした。
ぴちゃっ、と湿った音が響く。
「ね? ベアはオッグ兄さまのもの♡兄様のこれとってもおいしいのボクを気持ちよくさせてくれるんだよ」彼女は小さな口でいきり立つドワーフのものにしゃぶりついた。ドワーフは片手で彼女の頭を撫でながら、もう片方の手で、少女の小さなお尻をいやらしい手つきで触り始めた。
ぷるっとした張りのある若い少女のお尻だ。「うまいか」「うん♡とっても甘くておいしくて、元気が出るの……それにぼくのこと気持ちよくしてくれるからボク、オッグ兄さまのこと大好き〜♡」
「ベア……嘘だ……嘘だと言ってくれ!」
クルトは悲鳴のように叫ぶ。
「そんなことするわけないよ! お前は……お前はボクの妹、7つの大罪の守護者の1人で――!」
「ふふっ。知らないよ。“仲間”?それってなんの味?」
「ッ……!!」
「がははは、この愚かなガキに、我々の絆を見せつけてやろうじゃないか ベア、いつものように私に可愛い裸を見せておくれ 」
「え~ 恥ずかしいなぁ でも……ボクだけのオッグ兄様のためだもんね♡」
オッグの言葉に耳まで真っ赤にしながらも、ベアトリーチェはワンピースを脱ぎ捨てて全裸になった。くびれた細いウエスト。そこからつましく膨らんだ胸。そしてツンと尖った乳首。まだ細いながらもしっかりと女性的なカーブを描くヒップ。下腹部には陰毛が生えていないつるつるの割れ目、まだ幼い美少女の裸身。クルトは釘付けになってしまった。
「ベア!止めろ!!」
ベアは誇らしげにお尻を両手で広げた。パックリと割れたお尻の穴からは腸液が分泌されているのがわかる。
「ほら見てクルト兄さん♡これがボクのオマンコだよ~ そしてねオッグ兄はここに気持ちいいおちんちんを入れてくれるんだよ」
ベアはそう言うと自分のおまんこを指で開いた。ピンク色の中身がくぱぁ……と露わになる。
「ベア!止めろ!お願いだ!!」
クルトは必死に叫ぶが彼女は無視して続ける。そしてそのまま屈伸運動のようにお尻を振ったかと思うと……。ぐちゅ……ぬちぃっ……
粘っこい水音とともに秘裂が広がっていく。そしてそこに小さな肉芽があった……
「ふふっ……この穴に入れたげるんだよぉ…… 」
ぬちゅっ……ぬっちゅ……ぬちゃあぁぁ……ずぶぅぅぅ!!
ぬめりとした音を立てて穴が広がっていくと同時に何かが奥から侵入してきた。
それはオッグの股間にあった男性器である。
「あぁぁぁぁっ!! オッグ兄のおちんちん大きいぃぃ!! これ欲しいのぉぉ!!♡♡♡」
「おお、無邪気な天使のような性格で、貪欲に快楽を求める。本当にお前は最高の女だよベア」少女の小さな体を抱きしめながらオッグは腰を振り、小さな乳房を持て遊び、何度も何度も唇を重ねた。まだ幼い少女の体が限界を超えた快楽に打ちのめされているのがわかる。毎日のように餌付けされ、毎日のように犯されてきたのだろうか?クルトの心は乱れた。
「ほら、見るが良い、ベアトリーチェの幼いおまんこの中には、わしのものが出入りするのをな!魔王城が落城するときは、こいつは散々泣き叫んでな、お前の名前を叫びながら、ワシに犯されたものだよ。今では、もうそんなことも覚えていないだろうかな」
オッグは醜悪な笑みを浮かべながら、少女の体を蹂躙した。
少年の心は完全に崩壊した。オッグが腰を動かす度に少女の小さな体が跳ね上がる。ベアトリーチェは涙を流しながら喘ぎ続けた。
「あぁぁん♡オッグ兄様のちんぽしゅごいぃぃ! 僕の恥ずかしいとこ見てぇ!もっと突いてぇ!♡♡♡」
オッグの動きに合わせてベアは体をくねらせていた。彼女の小さな身体がビクビク痙攣しているのがわかる。激しく犯されているのだ。
「かわいい顔して、淫乱なやつだな。クルトとか言う奴が見てるぞ、いいのか、こんないやらしい姿を見せつけて」
オッグの言葉責めに対してベアは更に興奮してしまうようだった。
彼女の膣壁が激しく収縮しているのがわかるくらい強く締め付けてくる。
「オッグ兄様ぁ!ボク、オッグ兄様のものになりたいのぉ!だからいっぱい出してぇ!赤ちゃん産みたいのぉ!」
少女の小さな体が激しく痙攣し始める。
「可愛いやつだ❤️孕ませてやる!子供が子供を産むのもまた良いだろう」
どぴゅどぴゅどぴゅ!
その直後大量の白濁液が注ぎ込まれていく。少女の小さな体では受け止めきれず溢れ出てきてしまったようだ。
「さてそろそろ茶番は終わりだな。クルトよお前の愛するものの手でお前を葬っててやろう。」
オッグが指を鳴らした瞬間――
ベアトリーチェの身体から黒紫の魔力が噴き上がった。
「《暴食魔核(グラトニィ・コア)》……起動」
ベアの瞳が、淡い桃色から“飢えた獣の赤”に染まっていく。
「んふふ……♡ ねぇクルトさん。殴っても、いいよね?
オッグ兄さまの命令だから、仕方ないよね?」
次の瞬間――ベアの蹴りが、空気を裂いた。
ドガァッ!!!
「がっ……!?」
クルトの身体が宙を舞い、石床を転がる。
拳も足も震え、反撃ができない。
“妹分”に手を上げるなんて――できるはずがなかった。
ベアは笑顔のまま、床に転がったクルトに馬乗りになる。
「ほらぁ、避けないと死んじゃうよ? クルトさん♡」
乱打。
拳が降り注ぎ、骨に響く鈍い音が続く。
アウレリアが叫ぶ。
「ベアトリーチェ!! やめなさい!!」
「――――来るなッ!!!」
クルトが初めて声を荒げた。
血に滲んだ笑顔で、二人を振り返る。
「……これは僕の問題だ……!
ベアを傷つけさせるわけには、いかない……!」
ロベルタは涙を浮かべながら震える拳を握った。
「クルト様……でも、このままでは……!」
オッグは玉座で余裕の笑みを浮かべる。
「ガッハッハ。いい眺めだなぁ。
“暴食”はな、殴るほど相手の魔力を喰らって強くなる。
反撃できないお前じゃ、嬲られるだけよ!」
ベアはクルトの頬を両手で挟み、子供みたいに甘えた声で囁く。
「ねぇ、クルトさん。
ボクね、本当はこんなことしたくないの。だって――」
一瞬、瞳の赤が揺らぎ、昔の優しい声が漏れた。
「……クルト兄に……嫌われたくない、よ……」
その“本心”が聞こえた一瞬で――
胸が抉れるような痛みがクルトを襲った。
だが。
再び赤く濁る瞳。
ベアはクルトの肩に噛みつき、魔力を吸い取っていく。
ジジジッ……!!
「ぁっ……ぐ……!」
アウレリアが耐えきれず駆け出した。
「離れなさいッ!! 《光翼剣(ルクス・レギナ)》――!」
バッ!
ロベルタがアウレリアの腕を掴み、止めた。
「アウレリア様ッ! 斬ってしまえば、ベアトリーチェも傷つきます!
クルト様がそれを望まれません!」
アウレリアは歯を食いしばり、涙を浮かべる。
「じゃあどうすればいいの!?
このままクルトが壊れるのを見ていろと言うの!?」
ロベルタも声を震わせ、決意を固めた。
「……なら、私が“盾”になります」
二人が覚悟した瞬間――
クルトが、血を吐きながら笑った
「バカ……二人とも……来るなって言ってるだろ……
ボクのせいで……アウレリア姉やロベルタまで巻き込みたく……ない……!」
ベアは再び拳を握る。
その腕は震え、涙が一粒だけ頬を伝った。
「ボクを止めてよ……クルト兄……
止めてくれなきゃ……ボク……もっと壊れちゃう……!」
その声は――“助けを求める妹の声”だった。
(……ベア……助けたい……!でも……どうすれば……?)
その瞬間、ロベルタがクルトに手を添えた。
サキュバス特有の“精神干渉魔術”――本来は快楽と夢の魔術。
それを逆転、精神世界へ侵入する扉として利用する。
「クルト坊ちゃま……!
ベアトリーチェ様の精神が“食の檻”に閉じ込められています……!
今なら――まだ間に合います!」
ロベルタの瞳が妖しく輝き、額と額が触れ合う。
「行ってください……!
あの子の“心を取り戻せるのは”――クルト坊ちゃまだけです!」
アウレリアも剣を構え、二人を守るように立ち塞がった。
「行きなさい、クルト!
……私たちが、現実の身体を守る!
だから、あの子を連れ帰って――!」
クルトは頷き、目を閉じる――
そして意識が暗闇へと沈んだ。
◆精神世界:ベアの心象空間
目を開けると、そこは――白と黒で塗りつぶされた無機質なダイニングルーム。
巨大なテーブルの上には皿が積まれ、しかし全部“空”。
壁には、無数の文字が掘り刻まれている。
足りない 足りない 足りない 足りない 足りない
その中に、膝を抱えて座り込む少女がいた。
黒髪ショート。
昔と変わらない、あどけない後ろ姿。
「……ベア?」
少女は振り返る――
涙で濡れた頬、笑おうとして笑えない、ひび割れた微笑み。
「クルト……兄……?…ねぇ、どうして来ちゃったの……?」
声は震えていた。
クルトが一歩近づく――
しかし、床から“黒い腕”が絡みつく。
《飢え》だ。
ベアの心に植え付けられたオッグの呪い。
満たされない欲望の化け物。
ベアは胸を押さえ、苦しげに呟く。
「ボクね……オッグ兄さまに言われたの。“お前はクルトに見捨てられたんだって。……!」爪で自分の腕を掻きむしる仕草。
「ボク、怖いの。クルト兄にまた捨てられるのが……怖いの……!」
クルトは即座に否定しようとして――
言葉を失った。
そう。5年前、逃げるとき、ベアの手を離したのは自分だ。
その一瞬の逡巡を、黒い影が嗤う。
部屋の奥、椅子に座っていた“影のオッグ”が脚を組んだ。
「続きは俺が話してやるよ、坊ちゃん」
赤黒い瞳がクルトを射抜く。
「――お前がベアを置いて逃げた記憶。あれはな、俺が“編集”したんだよ」
耳を疑う言葉。
オッグの影は唇を歪めた。
「サキュバスの淫夢干渉? あんな甘いもんじゃねぇ。俺が使ったのは 《精神摂食(マインド・デヴァワー)》。
記憶を喰って、作り変える。“お前が自分が逃げるために、こいつを置き去りにした”って偽の記憶をベアに刻んだのさ」ベアの瞳が揺れる。
「うそ……?じゃあ……クルト兄は……ボクを捨ててない……?」
クルトは力強く、彼女の手を掴んだ。
「当たり前だろ……!ボクは絶対にベアを捨てない!!――もう二度と、離さない!!」
ベアの瞳に光が戻りかけた、その瞬間。部屋が軋む。
黒い影が吠えた。
「感動ごっこは終わりだ。ここはワシの作った精神世界、“胃袋の牢獄(ケージ)”。出たいなら――俺を食い破ってみせろ、暴食!!」
「お兄ちゃん、迎えに来てくれてありがと。今度は僕が頑張る番だね。」ベアは
立ち上がり、「黒の暴食姫」に覚醒していく。
「はいっ、オッグ兄様っ♡ 暴食の名において貴方を……食べます♡」
ベアの背後に巨大な魔力の鎧が現れ、闇を纏った少女の姿に。
そしてその手に握られているのは――巨大なフォークのような魔装。
「暴食之聖槍(グラトニィ・グングニル)」
アウレリアが目を見開く。
「まさか――“闇の聖器”……!?」
ベアは迷いなく告げる。
「クルト兄を傷つけたんだから……当然返さなきゃいけないよねっ♡」
その声は甘く、無邪気で――狂気的だった。
巨大なフォークを天に掲げると――
地面が割れ、瓦礫が浮き上がる。
全てが“食事”の素材となる。
「行くよっ♡オッグ兄様。これは……お返しだよ」
ガシャアン!!
フォークが地を貫く。
すると周囲の瓦礫が全て吸い寄せられ――精神の檻が消えていく
舞い上がる煙の中で――ベアはぺろりと舌を出し、
「んふ~♡ 食べてあげたよ? ちゃんとお返しできたかな?」
その目は穏やかで、確かに彼女は――“正気”に戻っていた。
「おのれ!こうなれば、まだ戦斧のサビにしてくれるわ!」もはや洗脳は無意味と知りオッグが玉座から立ち上がる。
「お兄ちゃん、7つの大罪、暴食(グラトニー)ベアトリーチェ・ベルグランデ、お兄ちゃんに永遠の忠誠を誓うよ。見ててね。僕の零式魔道拳!」ベアは両手を顔の前に出しファイティングポーズを取った。ベアの周りに漆黒のオーラが立ち込める。それは彼女の殺意を可視化したものであった。
「なめるな!ベア!」オッグがベアの頭を砕かんばかりに戦斧を振り下ろす。ベアは冷静に戦斧を躱した。
「無駄だよ!僕には当たらない!お兄ちゃんを傷つけた悪い人に教えてあげる。僕が今まで美味しいものをたくさん食べて強くなった方法を!零式魔道拳•極の型••••••」ベアの体は完全にオーラの中に溶け込んだ。次の瞬間、無数の残像がオッグの周囲を飛び交う。オッグは必死に抵抗するが全ての攻撃が当たらない。ベアの拳がオッグに触れる寸前で見えなくなるのだ。それは零式魔道拳の極意••••••いくら鍛え上げられていようと人の体である以上筋肉の収縮がある。その微弱な衝撃波を感じ取りベアは未来を読むことが可能となった。いわゆる未来予測能力だ。これこそがベアが編み出した無敵の技なのだ。
「ほらっほらっ!オッグ兄様避けてみてよ!もっと楽しいよ!」ベアは完全に殺戮兵器と化していた。もはやオッグの身体はズタボロである。
「わしに刃向かうのか、ベアトリーチェ!これまでどれほどお前を可愛がってきたと思ってる。あれもこれもお前の願い通り与えてやったというのに!なぜだ!」
オッグはもはや気迫で立っているだけであり喋るのもやっとといった状態だった。
「黙れ。お兄ちゃんを傷つけた罪は償ってもらうよ!」ベアは全身にオーラを集中させた。黒く染まった彼女の拳には凄まじい量の魔力が集まっていた。オッグは戦斧を握りしめベアに向けて駆け出す。だがすでに遅かった。
「零式魔道拳•極の型••••••暗黒撃!!!」
ベアはオッグの顔面を思い切り殴り飛ばした。
ドゴォンッ!という轟音と共にオッグは吹き飛ばされ壁に叩きつけられた。体は原形を留めていなかった。
ベアはゆっくりとオッグに近づくと倒れている彼を見下ろした。
「なんでだ!わしはお前の願いを叶えてきたじゃないか。何が不満なんだ!わしはお前のために……」オッグの言葉は途中で途切れた。ベアが彼の首を踏み潰したのだ。首はいとも簡単に折れ曲がり頭部が落ちた。オッグの体から流れ出る血液を見てベアは顔をしかめた。
「ばいばいオッグ兄様」ベアはそう呟きながらオッグの顔面を踏み砕いたのであった。ベアは立ち上がりクルトの方へ振り返る。
「お兄ちゃん待たせちゃってごめんね!」
ベアは申し訳なさそうな顔で言った。そんなベアに対してクルトは優しく微笑んだ。
「気にしないで。よく頑張ったね。偉いよ」
そう言いながらクルトはベアの頭を撫でた。
オッグの城を後にした一行は近くの宿場に宿を取った。アウレリアはロベルタを誘って酒場に出かけていった。クルトとベアを2人きりにするためだ。
ベアトリーチェは宿のベッドにちょこんと座り、期待に満ちた大きな瞳でクルトを見上げていた。その無垢な眼差しと先ほどまでの戦闘で見せた凶暴さのギャップが、クルトの胸を熱くする。
「クルト兄……僕、ずっとずっと会いたかったよ……」
囁くような甘え声に導かれ、クルトは妹分をそっと抱きしめた。成長期特有の柔らかい肌と体温が服越しに伝わってくる。ベアは首に腕を回し、子猫のように頬を擦り寄せてきた。
「ふふっ……やっぱりクルト兄の匂いが一番落ち着く……」
「ボクもだよ。ベアの髪の香り……昔と変わらないね」
クルトは黒髪を指で梳きながら頬にキスを落とす。ベアはくすぐったそうに身を捩り、笑みを含んだ吐息を漏らした。
「ねぇクルト兄……僕、オッグ兄にいっぱい汚されちゃったの……だから……キレイにして……?」
「うん……任せて。ボクが全部キレイにしてあげるから」
クルトはベアのワンピースの裾をゆっくりと持ち上げた。露わになった細い脚が眩しい月明かりに照らされる。ブラはしておらず、薄い布越しに小さな膨らみの輪郭が浮かんでいた。
「わっ……そんなに見ないでよぉ……恥ずかしいよ……」
「綺麗だよ……昔よりちょっとだけ大きくなってる」
「ホント?やったぁ……クルト兄に褒められると嬉しいなっ」
恥じらいながらも嬉しそうな声が可愛らしくて、クルトは堪らずワンピースを肩から滑り落とした。白く華奢な裸体が現れ、未熟な胸の頂きに薄紅色の蕾がふるりと震えている。クルトはそこに顔を近づけ、そっと舌を這わせた。
「ひゃあっ!?」
「……ベアの胸……すごく敏感になってるね……」
「やだぁ……くすぐったいよぉ……でも……なんか……変な感じ……」
「気持ちいい?」
ベアは潤んだ瞳でこくんと頷き、クルトの頭を胸に抱き寄せた。さらに吸い付くと甘い嬌声があがる。幼い体は過敏な反応を見せていた。
「ね……ねえクルト兄……下も……下も舐めてほしいの……」
「ん……いいよ。見せてごらん」
ベッドに寝かせ、両腿を割ると既に蜜が滲んでいた。まだ幼さを残す割れ目に指を沿わせると、ベアは小さく息を呑む。
「痛くない?」
「ううん……痛くないよ……でも……早く……」
「焦らないで。ベアが気持ちよくなれるようにしてあげるから」
舌先でクリトリスを軽く弾くと、ベアは「ああんっ!」と高い声を上げて腰を跳ねさせた。ぬるぬると舐め回すごとに蜜は溢れ、濃厚な香りを放つ。彼女はシーツを握り締めながら切なげに喘いだ。
「やぁっ……すごい……なんか……ヘン……お腹の中がきゅうってなるよぉ……」
「我慢しないで……いっぱい感じて」
指を一本差し入れると、熱く狭い粘膜がきゅっと締め付けてきた。そこはすでに蕩けるように柔らかく濡れている。ゆっくり抜き差ししながらベアの表情を伺うと、潤んだ瞳と上気した頬が酷く扇情的だった。
「あっ……あんっ……クルト兄……指…いいよぉ……」
「気持ちいい?」
「うんっ……すっごく……好き……大好き……クルト兄の指……もっと欲しい……!」
ベアは自ら腰を揺らし始めた。まだ幼い肉体が本能的に快楽を求めている。クルトはその無垢な淫らさに興奮を抑えきれず、指を増やし
彼女の感じるポイントを探り当てた。
「ひゃうっ!そこ……ダメぇ……なんか来ちゃう……!」
「イキそう?いいよ……ベアのイクところ見せて」
執拗にそこを刺激するとベアは「あああっ!」と高く啼きながら達した。細い体が弓なりに反り返り、愛液が溢れ出る。達した後の放心した表情さえ愛おしい。
「はぁ……はぁ……すごかったぁ……クルト兄……僕…変になっちゃった……」
「ボクも限界だよ……ベアが可愛すぎて……我慢できない」
自身を解放するとベアは目を丸くして息を飲んだ。
「わぁ……大きい……オッグ兄よりずっと……カッコいい……」
「あんまり見ないでくれる?……少し恥ずかしいな……」
「ねえ……クルト兄のこれ……僕の中に挿れてほしいの……ダメ?」
潤んだ瞳でのおねだりに抗うすべはない。クルトは優しく彼女を仰向けにすると、充血した先端を濡れた入口に押し当てた。
「辛かったらすぐに言ってね?」
「うんっ……来て……早く欲しいの……クルト兄のおちんちん……僕の中にちょうだい……♡」
ゆっくりと腰を進めると、狭い入口が僅かに抵抗しながらも飲み込んでいく。内部は灼けるように熱く、きつく締め付けられた。
「あっ……あっ……入ってる……クルト兄のが……僕の中に……」
「ベア……大丈夫?痛くない?」
「ううん……ちょっと苦しいけど……でも嬉しい……クルト兄と一つになれたんだね……」
「ボクも嬉しいよ……ずっとこうしたかった……」
馴染ませるようにしばらく動きを止めると、ベアは腕をクルトの背中に回し甘えるようにすり寄ってきた。優しく口づけを交わしながら次第に律動を開始する。最初はゆっくりと探るように、やがて彼女の反応を見ながらペースを上げていった。
「んっ……ああっ……クルト兄……これ……すごいっ……おっきくて……奥まで届くの……!」
「ベアの中……すごく熱くて……気持ちいいよ……」
「僕もっ……気持ちいいよぉ……もっと……もっとして……♡」
彼女の要望に応え深く突き入れると、ベアは甲高い声を上げながら腕に縋りついてきた。汗ばんだ肌が密着し互いの体温が交じり合う。幼い肉体の狭さと熱さがクルトを狂わせるほどだった。
「あっ……あんっ……もう……ダメぇ……クルト兄……僕…イッちゃう……!」
「一緒にイこう……ベア……」
「うんっ……クルト兄と一緒に……イキたい……中に出して……僕の赤ちゃんのお部屋にクルト兄の精液いっぱいちょうだい……♡」
最後の瞬間まで密着しながら抽送を速めると、ベアは痙攣するように腰を震わせ絶頂を迎えた。その瞬間、最奥に向けて熱い白濁を解き放つ。どくん、どくんと脈打ちながら注ぎ込まれる感触にベアは恍惚とした表情を浮かべていた。
「あつい……クルト兄のミルク……いっぱい出てる……♡」
「ごめん……止まらない……ベアの中が気持ちよすぎて……」
「謝らないで……嬉しいよ……だって……これが僕の“好き”の味だもん……♡」
快楽の余韻に浸りながら抱き合い、互いの鼓動を感じる。ベアは満ち足りた表情でクルトの胸に頬を擦り寄せた。
「クルト兄……僕……幸せだよ……」
「ボクもだよ……これからは必ず一緒だ。二度と離さないから」
「約束だよ?破ったら……暴食でクルト兄のこと食べちゃうんだから……♡」
冗談めかした言葉に微笑みながら、クルトは妹分の額にキスを落とした。窓の外では夜が更けていく。彼らの新たな旅路が始まろうとしていた──この温もりと共に。
マリーダ ドラグニルの憂鬱
勇者筆頭 エステバンにクルトの母、マリーダ ドラグニルは軟禁されている。とは言ってもエステバンは彼女を溺愛しており、まるで王妃のような暮らしをしていた。彼女は毎日の日課であるローマ式の大浴場で湯浴みをしていた。
メイドのエンジェラが王妃の珠の肌を丁寧に洗っていく。息子の安否を気遣う毎日だが、この入浴の時だけは少し心が和らぐ気がする。しかしそこにズカズカと入り込んできたものがいる。勇者筆頭 エステバンだ!
「マリーダ!お前の息子が八葉の勇者 土のオッグをころしたぞ!」
マリーダは驚愕のあまり目を見開いた。
「何ですって!クルトが?どうやってあの怪物を倒したの?」
「オッグは暴食のベアトリーチェにやられたらしい。散々おもちゃにしていた子犬に食い殺されたんだな。」
マリーダは俯いた。そして涙を浮かべた。
「ああ、。あの子がそんな……信じられない」
「息子の勝利が嬉しいか?だが、お前が救われる事は無いとその体に教えてやる。」
エステバンはマリーダの豊満な肉体を遠慮なく触り始める。
「嫌ッ離して!!」
しかしエステバンはマリーダを羽交い締めにして浴室の床に組み敷いてしまった。
「フン……生意気な女め……大人しくしていろ」
「風呂場で犯すのもなかなか新鮮だな!」
エステバンはそう言って彼女の裸体を愛撫し始める。
「やめてください!私はあなたの妻ではありません!」
「ふん……あなたの心も体も服従するように、徹底的にわからせるだけのことだ」エステバンは鼻で笑う。
そして彼女の割れ目に顔を埋める。それと同時に豊満な乳房に手を伸ばし揉みしだく。
何度も抱かれているため、彼はマリーダの性感帯を知り尽くしている。彼女は抗いながらも感じてしまっていた。必死に快楽に耐えながらエステバンを睨みつける。
「ハハッお前の息子も同じだ。反抗的な態度は逆効果だとなぜ学習しない?」
「私はあなたに屈しない!決してあなたに負けたりしないわ」
「威勢のいいことだな……ならばその言葉を忘れさせてやろう」
エステバンはマリーダの両足を大きく開かせる。そして自身の剛直を秘所に押し当てた。
「入れるぞ……しっかり味わえ」
「ひっ……あっ……あぁっ……だめぇ……んんっ……」
マリーダの声が浴室に響き渡る。しかしそれは苦痛によるものではないことは明らかだった。彼女はもう抵抗することを諦めていたようだ。エステバンは容赦なくピストン運動を開始する。パンッパンッと肌同士がぶつかる音が聞こえるたびにマリーダは甘い声を上げた。
「あんっ……はぁ……んんっ……いやぁ……やめてぇ……んあぁっ」
「随分と気持ちよさそうな声を出すじゃないか?」
「体は反応しても、心は絶対にあなたに服従する事は無いわ。…」
「ふん……まだ余裕があるようだな。だが、こちらも同時に責められたらどういうことになるかな。アナールバイブーオの魔装具だ。魔導師どもに作らせたのだ。」そういうと彼はマリーダを犯しながら彼女の菊座に小ぶりなアナールバイブーオを捩じ込んだ。ウィンウィンと音を立てて真装具は彼女のアナルを刺激した。そして割れ目はエステバンの巨根に貫かれている。彼女は甘い声を漏らし続けるしかなかった。
「あんっ……いやぁ……ああっ……あんっ……だめぇ……イクッ」
「ふん……絶頂を迎えても心は私の物にならないか。面白い女だ。だが、そんなに長くは持たんだろうな」
「ああああーーー」マリーダの嬌声が浴室に響き渡った。
「どうした?もう限界か?」
「ひっ……ひゃうぅっ!?……いやぁ……ダメぇ……んあぁっ!」
マリーダは快楽に耐えながら必死に答える。
「まだ耐えられるわ……こんなもの平気よ……あぁっ……んっ」
「素直になれ」エステバンはさらに激しく腰を振る。
「あんっ……あぁっ……やめてぇ……んあぁっ!」
「いい声で鳴くじゃないか」
エステバンはマリーダの耳元で囁く。
「お前の心と体を屈服させてやる。覚悟しろよ?」
「私は絶対に屈しない……絶対に!」
マリーダは涙を流しながら言った。
「そうか……ならばその言葉を撤回させてやろう」
エステバンはさらに強く腰を打ち付ける。
「ああっ……ああっ……もう許して……壊れちゃうわ」
「まだ耐えられるだろう?」
「ああっ……ああっ……もうダメ……イクッ」
マリーダは体を痙攣させながら絶頂を迎えた。
「これで終わったと思っているのか?」
エステバンは冷たく言い放つ。
「ひっ……ひゃうぅっ!?……もう許して……壊れちゃうわ」
「まだまだこれからだ。俺に服従しろ。さもなくばもっと苦しむ事になるぞ?」
エステバンはさらに激しく責め立てる。
「ああっ……ああっ……もうダメ……イクッ」
マリーダは体を痙攣させながら絶頂を迎えた。
「いい表情だ。たっぷりと膣の中に出して妊娠させてやる。孕めマリーダ!」
彼はひときわ深々と、自らの一物を彼女の中に捩じ込んだ!
ドクンドクンと脈打ちながら熱いものが注ぎ込まれていく感覚にマリーダは恐怖を覚えた。
自分の意思とは関係なく体が反応してしまう事が悔しくてたまらなかった。
「はぁはぁ……ふふっ……私の精液をたっぷりと注いであげたぞ?これでお前は完全に私のものとなったな」
エステバンは満足げな笑みを浮かべながら言った。
「ふふっ……そんな事を言っていられるのも今のうちよ。必ず報いを受けさせてあげるわ」
マリーダは憎悪の籠った目でエステバンを見つめた。しかし彼女はまだ知らなかった。
この男がどれだけ恐ろしい存在なのかを……そしてこれからどんな運命が待ち受けているのかを……