18歳の誕生日に僕は魔王になりました!魔王継承者クルト と囚われの七罪の姫騎士 作:みなぽん
〈宵闇の三女神〉 トワイライトトリニティ
エルヴィナ・レギンレイヴ
「私は許されざる存在」
黒髪、黒翼のネフィリム(天使と人間の呪われた混血)名前の由来は「神の遺した者」
愛刀は母の形見の聖剣デュランダル
マーサ シグルドリーヴァ 「あたいはエルヴィナの盾だからね」
闘神の戦槌を振るう銀髪のグラマラスな怪力僧侶 戦槌はミョルニル
クリムゾンランツェンレイター シャウラ ランズグリード
「私の赤槍でエルに勝利を勝ち取ってくるわよ」
赤髪の神槍使い 彼女の槍は魔槍ゲイボルグ
憤怒(ラース) ヴァレリア・エルフェンリート
フェンリルの血を宿す黒髪の女魔狼騎士。グラマラスボディの母性の塊。普段はおっとりしているが感情の爆発で強くなる。セックスも、野生の本能に目覚めるとすごくエッチになってしまう。
• 武器:ツヴァイヘンダー
• 性格:母性と憤怒
• クルトとの関係:いつもクルトを守ることばかり考えている
「クルトちゃん、何があっても私が守るからね。この間は守れなくてごめんね。」
メイド長 ロベルタ・ラ=ファム。
ピンク色の髪のシフォンケーキのようなかわいい女の子。
彼女は冥奴と呼ばれる忍者と夜のお相手を兼ねたお庭番のような存在
武器 キッチンにあるものを何でも武器に使う。
性格 心優しくクルトに献身する。
「クルト坊ちゃん、私の全てを持ってあなたにお仕えいたします。」
黒翼の少女、タルタロスに立つ
木々の切れ間から、視界がぱっと開けた。
「うわぁ……!」
真っ先に声を上げたのはマーサだった。
神雷のごとき戦槌《ミョルニル》を背負った銀髪の怪力僧兵は、ぽかんと口を開けたまま街を見下ろす。
「あれが……タルタロス? 本当に?」
シャウラも槍を肩に担ぎ、赤い瞳を細める。
「……妙ね。
血の匂いも、魔力のよどみも、罪の影も……どこにもないわ」
その横で黒翼の少女、エルヴィナ・レギンレイヴが静かに息をつく。
黒髪、黒翼のネフィリム。
「許されざる存在」と人々が影で呼ぶ少女。
しかし彼女の瞳は今、ただ真剣に街を見つめていた。
「連邦が聞かせてきた“魔王クルトの地獄王国”とは……ずいぶん違いますね」
整備された大通り。
子供が走り、老人が日向ぼっこをし、
市場には新鮮な野菜や魚介が並ぶ。
「しかもほら、不死結界つきの闘技場まであるじゃないか!」
マーサが指さす。
歓声が響く安全な魔闘試合。
夜になればネオンが灯る華やかな歓楽街。
人々の顔は、どれも生気に満ちていた。
「……なにこれ……すげぇ平和な大都市じゃん……」
シャウラが槍をクルッと回しながら、眉を寄せた。
「ドラゴニア連邦のお偉いさんの話じゃ、魔物が君臨し瘴気が漂い、人々の断末魔の叫びが絶え間なく聞こえるのは地獄だって、、だから、正義のために魔王を倒さなきゃいけないって、、あいつら盛大に嘘ついてない?」
「為政者とは自分、勝手に嘘つきなものです。可能性は高いですね」
エルヴィナはうなずいた。
「彼らの噂では、身の丈3メートルでツノを生やした筋肉だるまの真魔王クルト、本人にもあってみる必要がありますね。」
三人はタルタロスへ向かって歩き出した。
“聖女”との出会い
城門の前で出迎えたのは、武装した兵士でも魔族でもなかった。
「おやまぁ、珍しいお客さんだね」
にこにこと笑う老兵が、手をひらひら振っている。
「この国はタルタロス、聖女メイベル様の国だ。ここは行き場のない育ちにも開かれた街です。どうぞ、気軽に入ってくだされ」
「聖女が?この国は魔王の侵略を受けたと聞くが無事なのか?」
シャウラの眉が跳ねる。
「聖女メイベルリングベル様は素晴らしい方だと聞くが、今ここにいるのは替え玉かも、怖いね、この国。全員洗脳されてるのか?」
聖女フェチのマーサがぼそっと呟く。
メイベル・リングベル。
それを聞いた瞬間、店頭で本を読んでいた少女がふいに振り返った。
白金の髪。翡翠の瞳。
ただ立っているだけで清らかな光を纏う――
「貴女方冒険者ですね?」
少女は本を閉じて優雅に微笑んだ。
「私はメイベル・リングベル。この街を治める聖女です」
「聖女、って……?」エルヴィナが思わず首をかしげる。
まさか聖女が1人で市民たちの間に混ざっているとは、彼は驚いた。
メイベルは柔らかく微笑んだ。
「ふふふ、ちょっとお告げがあったので来てみました。あなたがたのように心に正義を持つ方を、私はすぐにわかります。どうぞ、この国の真実をお見せしましょう」圧倒的な美しさと清らかさ、三人は顔を見合わせた。
(……本物だ、この人)
エルヴィナも、彼女から感じる聖なる気配に嘘はないと理解していた。
第3章 “魔王”への案内―しかし場所は商館!?
夕暮れのタルタロスを歩きながら、メイベルは語った。
「正義同盟は“恐怖”で世界をまとめようとしています。その脅威になるのがクルト様。だから“魔王”のレッテルを貼り、恐怖を煽っているのです。
幸い今クルト様は真魔王国を出てこの街にいらっしゃっています。住民たちの求めに応じてダンジョンで大量発生した魔物を駆除しに来てくださったのですよ。」
「見え透いた売名か?正義の皮をかぶった独裁者か…、この聖女様も
騙されているのか?民の苦情のために、わざわざ本人がやってくる大などいるわけがない。」
シャウラが低く呟く。
やがて、メイベルが足を止める。
「着きました。ここがクルト陛下の執務されている場所です」
宮殿の奥にでも通されると思ったのだが、その建物は実に庶民的なものだった。
「……ただの商館じゃねえか!」
マーサが盛大に突っ込んだ。
ピンク髪の愛らしいメイド、ロベルタが顔を出す。
「あら、メイベル様、いらっしゃいませ❤️」
続いて狼獣人で剣豪の憤怒のヴァレリアが厨房からひょっこり。
「お? メイベル様、l今日はダンジョンアタックのために頼んどいた冒険者連れてきたのかい? ちょうどご飯できてるぞ!」
「……なんか……普通に幸せそうな家庭じゃん……」
シャウラの槍が震えた。
そして、黒ローブの可愛い少年が紅茶と菓子を持って現れる。
「どうぞ。旅で疲れたでしょう?」
その少年を見た瞬間、エルヴィナは思わず目を見張った。
(可愛い❤️なに、この……安心感……?)
マーサは紅茶を口にして、
「うまっ!? 何これ!!」
シャウラが少年に近づき、低く問う。
「坊や。我々は“魔王クルト”に会いに来ているのだ。坊やみたいな小さな子供が怖くないのかね。魔王クルトは、恐ろしい姿をしているのだろう。」
少年は微笑んだ。
「魔王クルトは僕ですよ」
「「「はああああああああ!?」」」
エルヴィナ・シャウラ・マーサの三人が同時に絶叫し、即座に武器を構える!
「あどけない子供に化けて、奇襲かぁ!さすがは魔王だな!? 死ねぇ!!」
シャウラがゲイボルグを突き出す!
しかし――「お客様をお止めください!」
銀色のお盆が切り裂くように飛び込み、槍を逸らす!
「ロベルタ……ただのメイドじゃない!?」
エルヴィナが驚愕する。
マーサがミョルニルを振り上げるも、
「おいおいお客人、クルトちゃんの前で暴れないでおくれ」
ヴァレリアが巨大剣ダーインスレイブで受け止めた!
戦気が走る。
「強い!これが7つの大罪!二人を守る……私の命に代えても!」
エルヴィナが黒翼を広げ、聖剣デュランダルを抜き放つ!
しかしクルトの聖剣エクスカリバーがそれを完璧に受け止めた。
「それは、太陽の勇者エステバンの剣…邪悪なものでは握ることさえできないはず!」エルヴィナの瞳が揺らぐ。
クルトは優しく微笑む。
「みんな、やめて。真魔王国は無益な争いを望まないよ」
その笑顔に、エルヴィナの胸が強く跳ねた。
(……なに、この感情……?どうして、こんなに……)
第4章 魔王国の“家庭の味”と破壊されるイメージ
「まずはご飯を食べて落ち着いてください!」
ヴァレリアが豪快に皿を並べる。
「う、うめぇぇぇぇ!!」
マーサが涙を流しながら食べる。
「クルトちゃんはね、私の料理も褒めてくれるんだよ」
ヴァレリアが照れる。
ロベルタがクルトの肩を揉みながら甘い声で囁く。
「クルト様、今日はお疲れでした❤️」
メイベルが紅茶を注ぎながら微笑む。
「クルト様の働きは本当に素晴らしいのです。タルタロスのみんなも感謝してますわ。」
シャウラは青ざめた。
「この少年が魔王?しかも魔王が……三人の美女に甘やかされてる……?」
マーサは口を開けたまま固まり、
「……クルト王……可愛いすぎじゃない?」
エルヴィナは顔を赤らめ――
(な、なんなの……この国……そして……この人……)
知らず知らず、心の奥に温かい炎が灯っていた。
翌朝、トワイライトトリニティとクルトたち一行はダンジョンへ向かった。
クルトの来訪にダンジョンのモンスターに苦しんでいた。村人は歓呼の声をあげた。小さな英雄は気負う風もなく奥へと進む。。
ダンジョンの広間に立った瞬間、空気が変わった。
湿った土と魔物の瘴気……だが、その中心に立つクルトは一歩も怯まない。
「みんな、危険だよ。僕の後ろに下がって」
やわらかい声――だが、言葉の中に確かな威厳がある。
エルヴィナは黒翼を小さく震わせながら、少年の横顔を盗み見る。
(昨日まで“魔王”と聞いて怯えていたのが……噓みたい)
マーサはミョルニルを抱えながら興奮気味に囁いた。
「エルヴィナ……クルト王の後ろ姿、なんか…こう…守りたくなるだろ……?」
「わかる……」
シャウラも槍を肩に、なぜか真剣にうなずく。
「私たちより先に死なせられないタイプの王だ……。悪い意味じゃなくて」
「よくわかんない例えやめてください」
エルヴィナが困ったように笑う。
冒険者殺しの飽和攻撃、数が質をねじ伏せるのだ。
最初に飛び出してきたのは、牙を剥くゴブリンの群れだった。
「うおおお! 50体はいるぞ!」
マーサが戦槌を構えようとした、その瞬間――
クルトがほんの一歩、前に出た。
「――【聖剣共鳴(ソード・シンフォニー)】」
黄金の光が走り、エクスカリバーが歌うように震えた。
次の瞬間、一直線の光条がダンジョン全体を切り裂いた。
ゴブリンたちは一斉に光の粒となり、消えていく。
「…………え?」
シャウラが槍を落としかけた。
「え??? 一秒……いや、半秒……?」
マーサの目が点になる。
エルヴィナだけは息をのんだ。
(こんな……眩しい力……。なのに、私が感じてきた“魔王”の邪悪さはまるでない……)
クルトは振り返り、少し照れた顔で微笑んだ。
「エクスカリバーのおかげですよ、lまだ続くかもしれないから気をつけてね」
――その笑顔が、三人の胸を撃ち抜いた。
「やっっっっっば……」
シャウラが赤面して天を仰ぐ。
「なにこの子……なにこのギャップ……」
マーサが地面に座り込む。
エルヴィナは耳まで真っ赤になり、胸元を押さえた。
(落ち着いて、落ち着くの……っ! これは“魔王”…なのよ?)
次に現れたのは、巨体を誇るゴブリンロード。
一撃で人を潰す棍棒を振りかざし、咆哮をあげる。
「みんな、避けて!」
クルトが叫ぶより早く、黒い残光が前を駆け抜けた。
エルヴィナの黒翼が、大きく羽ばたく。
「――【堕天の剣舞(フォールン・ワルツ)】!」
黒剣デュランダルが闇の光を放ち、
巨体のゴブリンロードを十字に切り裂いた。
轟音とともに魔物が崩れ落ちる。
「す、すげぇ!!」
シャウラが目を丸くした。
マーサも拍手を送りながら、
「あたいの黒翼ちゃん、あんなに軽やかに……! すっごいじゃん!」
しかしエルヴィナは魔物にではなく、
その後ろで心配そうに見つめてくるクルトに視線を向けていた。
「エルヴィナさん、。怪我、ない?」
クルトが駆け寄る。
その優しい声音に、エルヴィナの心がまた揺れる。
「……ありません。むしろあなたこそ。私たちを……守ろうとしてくれているのですね」
クルトは少し恥ずかしそうに頷く。
「うん。僕が“魔王”って呼ばれてるのは、みんなを守るためだから」
その言葉を聞いた瞬間――
エルヴィナの胸に、ずしりと熱いものが落ちてきた。
(ああ……この人は……
“許されざる存在”の私が、心の底でずっと憧れ続けてきた……)
全てを導く光のような存在だ。
最後の部屋に踏み込むと、
そこには異形のキメラが鎮座していた。
「うわ、これ強いやつだろ!」
マーサが戦槌を握り直す。
だが――
「エルヴィナ。一緒にやろう」
クルトがまっすぐ彼女に手を伸ばした。
エルヴィナの黒翼が震え、胸が大きく脈打つ。
「……はい!!」
二人の剣が交錯する。
黄金と漆黒――
昼と夜が重なるように閃光が走り、
巨大キメラは一瞬で沈黙した。
マーサとシャウラが呆然とする中、
エルヴィナはクルトを見つめたまま動けなかった。
(私……この人の“力”より……優しさ”の方がずっと怖い……)
胸の奥の感情が、もう隠せないほど溢れ出していた。
ダンジョンを無事制圧したクルト一行は近くの村で小休止をとった。
ヴァレリア と ロベルタはメイベルの護衛でタルタロスに一足先に戻った。
護衛のヴァレリアはトワイライトトリニティの3人を信頼したのだった。
クルト達は郊外の村で勝利と歓迎の宴に酔いしれた。
暗殺者襲撃
しかし、その宴に密かに侵入してきた者たちがいるドラゴニア連邦の雇った刺客
信仰狂いの虐殺者たちだ。
・サーヴォ=エルダリオン 虐殺聖騎士
・イーロン・ローディア 呪い魔導師
・グルガル 暴風剣士
「トリニティめ、裏切りか!魔王に連なる者どもを“神罰”で焼き尽くせ」
サーヴォは村内への侵入を命じた。
夜半の村、大人たちの宴会を避けて、子供たちが集まって寝ている小屋が最初の標的となった。
エルヴィナがそれに気づいて小屋に飛び込む
「子供たちよ逃げろ!敵襲だ!」エルヴィナが叫ぶ
「魔王も裏切り者のトリニティも村人も皆殺しだ!我らがl神罰を――!」
「誰か……!」
エルヴィナの黒翼がバサッと広がる。周囲を見渡すが:
- クルトは岩陰でダンジョンでの魔力消費が激しくて爆睡中
- マーサは酒樽を枕にいびき、シャウラは木に抱きついてへべれけ
「ちっ……こんな時に!」
剣を構えるエルヴィナの前へ現れたのは:
・サーヴォ(聖騎士)「ネフィリム!やはりお前は汚れた血か?…」
・イーロン(魔導師)「お前の魂ごと焼却してくれるわ」
・グルガル(剣士)「女一人なら楽勝だぜ?」
サーヴォの大剣が唸る!「聖拳【浄化斬】!」
エルヴィナは黒剣デュランダルで辛うじて受け止めるが――
「ぐっ……!?聖属性を喰らって剣が……?」
魔力同調率83%のデュランダルが不協和音を奏でる!
「ふふ、魔に侵された者が聖器を扱うなど滑稽!」「消えろネフィリム!」
魔導師イーロンの詠唱が始まった。
≪冥府より来たれ……破滅の炎【デスフレイム】!≫
黒紫の火球がエルヴィナへ飛来する――!
(まずい!範囲が広すぎる!)
咄嗟に翼を盾にするが、背後の子供たちの泣き声が聞こえた。
「助けて……お姉ちゃん!」
震える幼い瞳と目が合い――
エルヴィナの意識が一瞬で切り替わる。
(わたしは……守るために……戦う!)
「――【双翼昇華(エンジェリック・クロス)】!」
両翼が黄金に輝き始めると同時、デュランダルが白銀に変色!
「なっ!?黒翼が聖光を纏った!?」
サーヴォが驚愕する間に火球が炸裂――
だが凄まじい衝撃波が逆流し、イーロンを弾き飛ばした!
「ぐおおっ!」
吹き飛ぶ魔導師。その隙にグルガルが回り込む。
「舐めるな小娘!」≪嵐斬(ストームスラッシュ)≫!
三重の斬撃が迫るが――
「【黒翼十字】!」
クロスさせた双剣と両翼が風を捕食し、真空の刃へ変えた。
「バカな!!?」
グルガルは自らの技で引き裂かれ倒れる。
「まだだ!奴は一人だ!力でねじ伏せろ!」
黒煙が村を包む中、エルヴィナは三人の襲撃者に囲まれていた。背後の子供たちを庇いながら立ちすくむ彼女の足元には、砕け散った酒杯の破片が鋭く光っていた。
「諦めろネフィリム!その剣、もう折れるぞ!」
サーヴォの聖剣が唸りをあげる。デュランダルと接触した瞬間、魔力不調和がエルヴィナの全身を貫いた。
(力が……吸われて……?)
膝が震える。
黒翼の先端が僅かに灰白色へ変色し始めた。
「【神罰・断罪砲】!」
イーロンの杖先が蒼く輝き、凝縮された光がエルヴィナの胸元へ叩き込まれる――!
「がああっ!」
身体が宙を舞い、村外れの倉庫壁に叩きつけられた。息が詰まり、血の味が喉を滲む。
「やめろ……傷つけたら……許さない……」
掠れた声で子供たちを睨むイーロンに向かって言った。だが応える代わりに、剣士グルガルが迫った。
「泣いてる暇はないぜぇ!」
斬撃が脇腹を抉った。
「ぐぁっ!」血を吐くエルヴィナ。
「さぁて、俺、一度ネフィリムとセックスしてみたかったんだよなぁ。どんな声泣くかのかな?」イーロンが服を裂いた。
「羽が黒い以外はマジ天使だもんなこいつ」グルガルの手がエルヴィナの乳房に伸びる。「あああっ、いやぁ!」抵抗しようとしたが、デュランダルを取り落とした。
「ネフィリムめ聖なるちんぽで串刺しにしてやる!聖心力陰茎肥大突き!」ズブリっ
「いやぁっーーーーーーーーーーー!」エルヴィナの叫びが響く。
子宮にまで達し、子宮が引き裂かれそうだった。イーロンが口に、サーヴォが尻穴に侵入した。「あああ!抜いて!抜いてくださいぃ!」膣口をチンポで犯されながら、何度も悲鳴をあげた。
「お前はこれで終わりだ。楽しませてもらうぜ!」
腰を掴まれ、強引に押し倒される。
白磁の肌が汗と血で汚れ、黒翼は地に投げ出された。
「お願い……やめて……」涙が零れ落ちる。
「ふん、泣くと可愛いな、どうせなら楽しみたいだろう。媚薬を飲みな」
サーヴォの掌が彼女の頬を撫でた。その目は獣欲に爛々と輝いている。
そして拒むエルヴィナの唇を奪う!
「んんんっーーーーーーーーーーーー!」
煙塵が立ち込める廃屋の中。エルヴィナの黒翼が虚しく床を掻きむしった。
「やめて……っ!触らないで!」
彼女の必死の懇願を嘲笑うように、サーヴォの手が鎖骨を這う。その指先に宿る微かな聖気が――
**ゾクゾクゾクッ!**
(え……なにこれ?体が……熱い……!?)
**「おやおや?嬌声が上がってきたぞ?」**
グルガルが喉仏を上下させ、涎を滴らせた。
「あらゆる魔物を穢す神罰の烙印……ネフィリムに刻めばどうなるかな?」
サーヴォが腰紐を解きながら囁く。その眼差しは慈愛と侮蔑が混ざり合う薄気味悪さを孕んでいた。
**「やめてぇっ!」**
叫んだ刹那――サーヴォの怒張が無理やり割り入った!
**ズブリィィッ!!**
「あああぁぁっ―――!」
処女の破瓜と共に鉄の杭が脊椎まで穿たれるような衝撃が走る。
しかし痛みと共に奔ったのは――
**「んぅ……っ♡」**
(違う……そんな筈……っ!)
胎内で蠢く灼熱が粘膜を擦るたび、背筋に甘い痺れが迸る。生理的な涙と淫猥な喘ぎが入り混じり、自らの耳朶を打ちのめした。
**「ひひっ!やっぱりコイツ発情してるぜぇ!」**
イーロンが首筋に牙を立てながら嗤う。
**「神聖力注入で下腹部に『奴隷紋』を刻めば――」**
**「一生オレたちの精液でしか発情できなくなる!」**
サーヴォの宣言と共に、胎内深くへ白濁が迸った!
**ドプッ!ビュルルルゥゥゥゥッ!!**
「いやぁぁぁっ――!」
胎が灼け爛れるほどの量と熱。聖騎士の精液が魔力腺を逆流し、**子宮壁に魔法陣を形成していく**――。
「はぁ……っ♡ 痛いのに……こんなのおかしいのに……っ!」
エルヴィナの頬を伝う涙は生理的な敗北感と不可解な陶酔の狭間で揺れていた。魔剣士として誇り高く在るべき自分が、憎むべき聖騎士に貫かれながら肉体が反応してしまう屈辱。
それでも胎内を満たす陵辱の証は、確かに強烈な官能の波となって四肢を支配する。
「ほら見てみろよ、お前のココ!」
グルガルが嘲笑いながら指で結合部をなぞる。すでに破瓜の鮮血はサーヴォの射精によって洗い流され、代わりに濃厚な白濁が腿まで垂れていた。
「ぐちゃぐちゃに濡れてやがるぜ?ネフィリムちゃんよぉ」
「違……う…!これはただの……生理反応で……っ!」
彼女は首を振って否定する。だが腰が意図せず小さく揺れていることに気づいていない。サーヴォの長大な剛直がゆっくりと抽送されるたび、膣襞が悦びにうねるのが分かってしまうのだ。
**「認めろよ」** イーロンがエルヴィナの背中に覆い被さり、耳元で囁く。**「お前の本能はねじ伏せられることに喜んでる。俺たちの聖霊力を刻みつけられて、身体が悦んでるんだよ」**
彼の両手が翼の付け根を巧みに圧迫し、黒翼が反射的に開く。
空いた空間に滑り込むようにサーヴォが腰を深く埋め直す。
**ズブリィッ――!**
「あうぅっ♡♡」
亀頭が最奥の秘裂――子宮口へ直接突き当たる感触。聖騎士の剛直が発する清浄なオーラと自身の堕ちた魔力が反発し合いながらも融合しようとする感覚に、思考が沸騰する。
**「……っ!もっと……ダメなのに……♡」**
喉奥から漏れた呟きは無意識だった。次の瞬間、彼女は自分でも信じられない光景を目にする――
サーヴォの腰遣いに合わせて、自ら尻を前後に揺すっていたのだ。
「や……止まって……!止まれぇ……っ!」
必死に命令しても肉体は言うことを聞かない。むしろ貪欲に男根を締めつけ、さらに深い愉悦を求めて蠢く。
「そうだよ!もっと素直になれ!」サーヴォが吼えると同時に二度目の放出が爆ぜた!
**ドピュッ!ビュルルルゥゥーッ!!**
「ああああぁぁ――っ♡♡♡」
全身が弓なりに反り返る。胎内に熱い濁流が拡がるにつれ、刻まれた奴隷紋が淡く光り始める。淫靡な刻印は胎の中央から臍下へと花弁状に広がり――まるで第二の淫紋となって肉体を支配する。
「ふふ……これが完成だ」
サーヴォが満足げに引き抜くと、栓を失った膣口から夥しい量の精液が溢れ出た。その白濁液に混じって僅かに金色の粒子が浮遊している。
聖霊力と魔力が不完全に溶け合い、結果としてエルヴィナの肉体に未知の副作用を引き起こしていた。
**「あ……あ…熱い……!胎が熱くて疼く……♡」**
絶頂の余韻と未知の欲求が交錯し、腰が勝手に前後する。サーヴォが離れた今もなお、空洞となった膣壁が虚しく収縮しているのが分かる。満たされることを知らない飢餓感が体内を蝕んでいた。
「おやおや?聖なる服従紋が馴染みかけたみたいだな」
イーロンが楽しげに微笑みながら彼女の肩に触れると――
**ゾクリッ!**
さっきの媚薬めいた刺激とは異なる鋭い電流が背筋を走る。彼の掌が発する微弱な魔力にさえ過敏に反応するほど感覚神経が鋭敏化されていた。
**「ほらよ」**
イーロンが己の逸物を鼻先へ突きつける。腐臭と性臭が混ざった異臭に顔を背けたい衝動よりも――
**(……欲しい……♡)**
舌先が意思に反して蠢いた。
苦痛を伴う吐き気と共に、それ以上の衝動が咽喉を焼く。唾液が溢れ出し、乾いた口腔を潤した。
「……はっ……うぅ……」
唇が震える。理性が止める。しかし身体は待たない。
**チュパ……♡**
無垢な口唇が亀頭を浅く含んだ瞬間――脳裏に閃光が走った!
**「んんぅぅっ♡♡♡」**
快感の稲妻が脊椎を駆け上がる!舌上を焦がす聖霊力の残滓が毒蜜のように甘く溶け出し、思考中枢を侵食した。同時に胎内の奴隷紋がさらに濃く発光する。
**「うまいだろ?これから毎日飲ませてやるからな!」**
イーロンが前髪を掴みながら喉奥へと突き込む!窒息するほどの質量が嗚咽を促すが、エルヴィナは呻きの中で舌を絡ませ続けた。抗えない本能が彼女を支配していた。
グルガルが腰紐を拾いながら呟く。「いい出来だ。俺のちんぽで天国に送ってやる」
「いやっ……!私は……断じて……!」
顔を上げた瞬間――グルガルの獰猛な巨体が馬乗りになった。
「悪いな嬢ちゃん。オレ、女相手なら徹底的にやらなきゃ気が済まないタチでね」
荒縄で拘束された両腕の上で、太い指が胸乳を鷲掴みにする。掌の熱が肌に刻まれ、嫌悪より先に媚肉が敏感に波打った。
「や……っ!触らないで……!」
「おいおい。口だけは元気だな?」
グルガルの唇が首筋を這い、唾液の跡を残しながら降下する。同時に、彼の下半身が体重をかけて押し当てられる――鋼のような勃起が秘裂に嵌まり込んでいた。
「やめて!これ以上は……お願いだから!」
哀願は届かない。サーヴォとイーロンが冷笑しながら見守る中、グルガルの腰が跳ね上がった!
**ズブゥゥッ!!**
「ああああああ――っ!!」
サーヴォの凌辱で緩んだ膣道へ、より太く硬い質量が突き立てられる。裂けるような圧迫感と共に、再び官能の火花が脳髄を焼いた。
「ん……っ♡ だめ……っ!抜いて……抜いてくださいっ!」
言葉とは裏腹に、背中が弓なりに反り返る。空気を求めて喘ぐ唇から透明な涎が糸を引いた。
「おっ?さっきより締まるじゃないか」
グルガルが哄笑しながら抽送を開始する。サーヴォとは対照的な乱暴な動きに合わせて、膣襞が摩擦熱で炙られ、痺れるような快感が腰を襲う。
「あ……っ♡ うぅ……んんっ!」
口から洩れる喘ぎを噛み殺そうとしても、律動は容赦なく高みへと押し上げていく。奴隷紋が鼓動に合わせて明滅し、身体が新たな快楽の洗礼を受け入れ始めた。
「ほら!ここか?ここが気持ちいいんだろ?」
「ひゃぁっ!そこ……ダメェ……っ!」
肉棒の角度を変えられただけで背筋が仰け反る。子宮口の入口を亀頭が抉るように叩き、そのたびに下腹部が波打つ。全身の筋肉が弛緩し、ただ愉悦の虜となっていく自分に気づいてしまい、絶望的な涙が零れた。
「おっと!そろそろ出すぞ!孕ませてやる!」
グルガルの宣言に心臓が凍りつく。「や……っ!中はダメ……!抜いてぇ!」
「フン、遅いな」
ドピュッ!ビュルルルゥゥーッ!
「いやぁぁぁ――っ!」
灼熱の奔流が胎内を満たし、奴隷紋が更に輝度を増す。子宮内部で聖霊力と魔力が混合する不均衡な結合反応が、身体の芯まで融解させるような官能を生み出した。
「はぁ……っ♡ ……なんで……こんな……」
意識が混濁する中、イーロンが愉悦の表情で語りかける。「お前の体にレイプの快感が刻まれるのだ!」
「1回位で許してもらえると思うなよ。」
イーロンの剛直が再び眼前に突き出された。
「んむぅ……っ!」
逆らう間もなく口内へ侵入される。喉奥を圧迫される息苦しさよりも、舌上に広がる毒蜜めいた甘露への渇望が勝った。
「んふぅ……♡ んちゅ……っ♡」
自ら吸い付き、蠢かせてしまう舌。口中で脈打つ異物を貪るように啜ると、奴隷紋がさらに妖艶に脈動した。胎内に残った聖精と自ら分泌した唾液が混ざり合い、新たな化学反応を呼び起こす。
「おう……すげぇな」
グルガルが満足げに尻を撫で回しながら囁く。
「もう抵抗はしなくなったか?媚薬の効果か?」
サーヴォが嘲るように問いかけるが、エルヴィナは答えられない。思考は快楽の濁流に飲み込まれ、ただ与えられる愉悦に身を委ねることしかできないのだ。
「そろそろ裏切り者を処刑するか。ちんぽながら首を絞めてやる。
「や……やめ……っ!」
絶望的な悲鳴が上がる中、サーヴォが嗜虐的な笑みを浮かべた。
黒翼の祈り 「クルト……さま……?」
かすれた声が夜風に溶けた時、月光を遮る影が一つ。
地面を蹴る靴音は軽やか。けれど響く波動は雷鳴を秘めていた。
サーヴォが振り上げた手を制止するように、金色の光輪が三人の影を断ち切った。
「僕のエルヴィナに何をしているのかな?……それが君たちが“正義”と呼ぶ行いなら」
少年の声。穏やかでありながら、氷のように澄んでいる。
「僕にとってそれは“悪夢”でしかない」
廃屋の入口に佇む少年──クルト。
腰に下げた聖剣エクスカリバーは鞘の中で眠り続けている。
代わりに右手へ掲げるのは漆黒の宝玉。
夜にだけ開く門“魔霊宝珠”。
「なんだ?このガキは」サーヴォが嘲笑を吐くより早く、
*シュルッ──!*
空気が裂けた。
闇の鎖が三人の喉元へ同時に巻き付く。
「がっ……!?」「な、何をしたっ!」「ぐおっ……!」
首を吊り上げられる重力。藻掻く手足。だが鎖は肉へ食い込み微動だにしない。
「彼女が……君たちの“遊び道具”だと思うなら」
クルトの瞳が深淵を覗かせる。
「今ここで、“道具”の定義を教えてあげる」
サーヴォ:鎖が脈動。鎖骨をすり抜ける細い“闇の針”が五十本。
「うぎゃああ!?」
一つ突き刺さるたび骨髄に蟲が這う幻痛。五秒後、三十歳の肉体は老衰寸前の皺だらけの皮袋と化した。
「朽ちろ。“闇の加速”」
イーロン:左腕から肘先まで闇の粘液が侵食。
「うわっ……これは……!?」
魔導師の呪文が機能しない。代わりに口から泡状の黒曜石が逆流し始める。
「自分の魔力で溺死するのは快感?」
数秒後、眼球が破裂。血塗れのマリオネットのように崩れ落ちた。
グルガル:鎖が股間から尻まで裂き上がるように切り取られる。
「ぎゃああああ!」
切断面から噴き出る血液は一滴たりとも大地に落ちず、空中で氷結。そのまま粉砕され粉雪のように舞う。
「“氷獄葬”。肉片を永久の棺桶へ」
夜気に漂う異臭と鮮血の帳。
三人分の断末魔が尾を引いたあと、静寂が戻る。
クルトは微動だにせず、指先で闇を払う仕草。鎖も宝石も霧散した。
「エルヴィナ……」
月影が瓦礫を照らすなか、彼女は砕けた柱の陰で震えていた。
破れたドレス。額に血痕。白い肌に幾筋もの赤い傷跡
クルトは駆け寄りたい衝動を抑え、ゆっくりと近づく。
「ごめん……気づくのが遅れて」
膝をつき、傷口に手を翳す。聖なる温もり──昼の光。
だが彼女は怯えるように身を竦めた。
「だめ……わた……し…穢れて……」
喉の奥で嗚咽が詰まる。
「穢れてなんていない」
少年の手が震える掌を包む。
「君の黒翼は闇を映す鏡。でもそこに映るのは必ずしも恐ろしいものばかりじゃない」
闇が晴れた空から星屑が降る。
聖なる光が埃を払い、傷口を癒していく。
「僕だって……この手はもう綺麗じゃない。けれど君を救いたいと思う心だけは……どうしても捨てられない」
エルヴィナの瞼が僅かに持ち上がり、潤んだ瞳が月を見上げた。
「……クルト……さま……」
遠くで野犬の遠吠え。
しかし二人の間には安らかな時間が流れる。
「帰りましょう。みんなが待ってる」
クルトが背を向け歩き出す。
すると彼女は一歩遅れて立ち上がり、
かつて忌み嫌った黒翼をそっと広げた。
「……飛べる……みたいです」
月明かりを受けて羽ばたく影。
少年の後ろを追う小さな光と大きな黒い輪郭。
村の灯火が遠のき、森の闇へ二人は沈んでいった。
夜風が優しく編まれていく物語の序章。
宿屋にて
「どうしてあんな近くに居たのに…面目ない…」
シャウラが困惑しながら湯浴みの支度をする。
マーサは酒瓶を片付けつつ苦笑い。
「あたいら寝落ちてたもんなぁ。まあクルトちゃんが起きてくれて良かった」
「シャウラを救い暗殺者の三人を仕留めるなんて……」シャウラはグラスを揺らし続ける。「やっぱり君は……魔王だ。」
クルトは湯気の立つ水差しを持ちながら微笑んだ。
「エルヴィナを傷つけられて、僕も夢中だった」
窓辺で静かに湯浴みの準備をするエルヴィナ。
黒翼が背中で小さく震えた。
(クルト…私を救ってくれたあの闇の力……)
彼女は湯舟を見つめたまま呟く。
「クルト様……私はまだ……」
少年は水差しを置き、振り返る。
「エルヴィナ、一緒にお風呂に入ろうよ」
クルトが招く。彼のアルティメットヒールにより体は完全に癒えてむしろ元気な位だ。
月光の滴りを受けて漆黒の羽が震えた。
少年の指がそっと触れる——
拒むはずの冷たさが 今は暖炉の炎のように心に沁みる。
「……エルヴィナ」
クルトの声はいつもより少し上擦っていた。彼が指差す方角には小さな湯殿。村の裏手に湧く源泉を引いた公衆浴場だ。
エルヴィナは黒翼を折り畳み、俯いたまま白い指を握りしめる。
「あの……私……」
傷は癒えた。だが羞恥は別の瘡蓋だった。闇で犯された記憶は膚の下に澱のように溜まっている。クルトの善意が逆に針になることもある——そう思いかけた刹那、
「大丈夫だよ」
クルトはエルヴィナの手を取った。掌は小さく柔らかいのに、芯に鋼を隠す。
「無理なら、今すぐやめるよ、lだけどもし君が少しでも“許せる”なら……僕は君と一緒に湯を浴びたい。君の傷も恥も全部、僕が溶かしたい」
エルヴィナの睫毛が濡れた。
(……この人は……いつだって真正面から)
「……いいえ」
震える唇が微笑を乗せた。
「行きましょう。私も……あなたを癒せるように」
脱衣所の棚にタオルが揺れる。クルトが服を脱ぐ気配が布越しに伝わり、エルヴィナは息を呑んだ。
肩甲骨の上の純粋な黒翼が現れる——忌み嫌われた運命の象徴。けれどクルトはそれを「美しい」と言った。
「入ろう」
扉を開けると檜の香りが湯気と共に立ち昇った。石造りの浴槽からは白い蒸気が山裾へ流れている。
「わあ……素敵」
クルトの瞳が輝く。初めての温泉に童心が目覚めたかのよう。だがすぐに真顔に戻る。
「ここなら僕らだけだ。怖くなったら言って」
「怖くありません」
エルヴィナは微笑み、桶を取った。
「だって……クルト様がいるから」
背中の湯をかけ合った。クルトの手は決して卑猥ではない。僧侶が病人を清めるように丁寧で優しい。
けれど指先が肩甲骨のくぼみを通った瞬間、エルヴィナの体は跳ねた。
「す、すみません!」
「痛かった?」
「いえ……くすぐったくて……でも……」
エルヴィナは羽根を小さく動かした。湯気に晒された黒翼は虹色の膜を帯び、幻想的な生物のようだ。クルトはそれを見て目を細めた。
「綺麗だ」
「嘘です」
「本当。あの夜空より濃くて深い色。僕には君の羽根こそ“一番尊い黒”に見える」
思わず顔を上げたエルヴィナの唇に、クルトの唇が重なった。
静かなキス。湯の温度より温かく、血の速度より速い。離れると二人は紅潮し、水面に互いの姿を映す。
「エルヴィナ……僕は」
「はい」
「君が好きだ。この闇を生き抜いた君が——」
言い終える前にエルヴィナが抱きついた。裸の肩に熱い雫が落ちる。
「私も……あなたの“闇”が好きです。他の誰にも見えないそれを……私は全部受け止めたい」
月が傾く頃、彼らは浴槽の縁に並んで腰掛けた。
湯気に紛れて絡み合う手の甲。クルトがエルヴィナの黒髪を撫でると、少女は猫のように頬を寄せた。
「本当は……ちょっと怖かったんです」
「うん」
「あの連中が私の中に入ってきたとき……世界が壊れる音がしました。でもあなたが壊れかけた世界を繋いでくれた」
「僕は君の闇を封じない。一緒に抱きしめるだけ」
「それなら……今の私を……全部……」
言い淀むエルヴィナにクルトは微笑んだ。
「今宵の“最初”を僕に預けてくれますか?」
「……はい」
湯から上がる足音。石畳を踏むリズムが重なる。クルトの指がエルヴィナの膝裏を抱え、彼女は恥じらいながらもその腕に身を任せた。
館内の宿房——藁葺き屋根の梁から揺れる油灯に影が踊る。エルヴィナの黒翼が寝台の上に扇状に広がり、羽毛の一本一本が闇で光沢を湛える。
「綺麗だ」
クルトが囁いた途端、黒翼が小さく羽ばたいた。
羞恥と期待が交錯する合図。クルトは羽根の根元を愛おしむように撫で、口づけを落とす。エルヴィナの喉から小さな喘ぎが零れた。
「ん……あ…っ」
「痛くない?」
「いえ……むしろ……熱くて……」
クルトの掌が胸乳を包む。先端に触れた瞬間、エルヴィナの背筋が跳ねた。湯で熟れた肌が夜気と温もりの狭間で波打つ。舌先が突起を転がすたび、少女の爪が敷布を掻いた。
「ああ……クルト……さま……っ」
「名前だけで呼んで」
「……クルト……」
「いい子だ」
腰を進める前、クルトは彼女の額に唇を寄せた。
「力を抜いて。怖くなったら止めるから」
「いいえ……来て……全部……あなたで上書きしてください」
クルトの怒張が入口を探る。細胞が待ち焦がれたかのように彼を招き入れた。ゆっくりと押し進めば膣壁が痙攣し、そして静かに満たされる。
「んん……っ!」
「大丈夫?苦しくない?」
「熱い……けど……すごく……嬉しい……」
結合部に月明かりが差し込んだ。黒翼が祝福するように翻り、部屋中に羽根の影模様が投影される。クルトは徐々に律動を刻んだ。突き上げるたびに黒羽が小刻みに震え、エルヴィナの声が蕩けていく。
「あ……っ!クルト……クルト……!」
「エルヴィナ……僕も……幸せだ……」
「私も……!あなただけに……見せたい……私だけの……夜が……あるから……!」
深く繋がったまま、クルトが上体を起こす。
エルヴィナの腕が彼の首へ絡みつき、唇が再び求め合う。腰の揺らぎが一層速くなるにつれ、寝台の軋みと吐息が夜空へ吸い込まれていった。
「出すよ……受け止めて……」
「きて……全部……私の闇も……光も……!」
クルトが最後の一突きを放ち——解放。
白濁が胎内を満たすのと同時に、エルヴィナの体が弓なりに反り返った。黒翼が一際大きく羽ばたき、天井に無数の影絵を描き出す。
「……んんっ……ぁあああ……っ♡」
甘い絶叫が峠を越え、やがて余韻の波となって二人を包む。クルトが頬に口づけを落とすと、エルヴィナは涙を滲ませながら微笑んだ。
「クルト……ありがとう……私…生まれ変わったみたいです」
「君はずっと君だよ。ただ……今夜は少しだけ自由になれたかな」
「はい。でもこれから先も……あなたがいれば何度でも変わり続けられます」
互いの頬を寄せ合い、深いキスを交わす。窓の外では朝靄が東の山腹を染め始めていた
ドスドスドス!
「いやーん!おふたりさん❤️盛り上がってんなあああ!」
勢いよく扉を開けたのはマーサだった。その後ろからシャウラが顔を出し、頬を赤らめる。
「ちょっ……マーサさん!ノックくらい……!」
「なんだと〜?仲間外れは嫌だってさっき言ったじゃん!」
「言ってないけど……でもまあ……うん」
エルヴィナが慌ててシーツで体を隠す。クルトは苦笑いしながら胡坐を組んだ。
「お二人さん。もうお酒は抜けた?」
「もちろん抜けたどころか最高の肴を盗み聞きしちまったぜ」
「むー……マーサさんのせいですからね?」
シャウラが唇を尖らせながらベッドサイドへ歩み寄った。
「エル、。良かったね。顔色すごく良くなってる」
「……はい。本当に皆さんのお陰です」
「よしよし」マーサが二人の頭をわしゃわしゃ撫でる。「んでさ……こうなったら言っちゃうけど」
彼女は口角を上げてウィンクした。
「トリニティは“辛いも嬉しいも”みんな分け合うのがモットーだろ?」
「つまり?」クルトが怪訝そうに眉を寄せる。
「つまり“良いものも分けよう”ってことよ」
「えっ」
次の瞬間、マーサの手がクルトの下腹部へ滑り込んだ。半萎えだった少年の分身が再び息を吹き返す。僧侶特有の神聖な奉仕術式——唇の摩擦と舌の螺旋運動が独特の快楽を生み出す。
エルヴィナが真っ赤になり目を泳がせた。
「ま、待ってください!突然すぎます!」
「大丈夫よ〜。初めてじゃないでしょ?」
「そういう問題では……!」
「それに」シャウラがすかさず援護射撃。「エルだけ抜け駆けはズルいですよ?」
四つの視線が交錯する。エルヴィナは羞恥と好奇心の間で揺れ——やがてこくりと頷いた。
「……わかりました。ですが…クルト様の一番は私です」
「おっほ!いうね!l」マーサが手を叩く。「エルヴィナちゃん大胆!」
クルトはため息をついた。
「まったく……僕の意志はどうなるんだ」
「決まってるだろ?」マーサが耳元で囁く。「勇者なら全員幸せにする義務があるってこと」
薄明かりの寝室。
マーサがクルトの正面に座り込み、膨張した性器を咥え始めた。ぬちゅぬちゅと湿った音が響く。
「んふ……やっぱり若いねぇ。硬さが違うわ」
「そ、そんな言い方……」
エルヴィナが毛布を口元に押し当てながら横目で見つめる。
クルトの腰が微かに跳ねるたび、黒翼が心拍同調するように震えた。
「次は私ですね」シャウラがマーサの背中をポンと叩く。「交代〜」
マーサが退き、シャウラの舌が絡みつく。
「ふぁ……っ!シャウラさん……それ……すごい……」
「えへへ。忠実な騎士より忠誠の愛撫を』って」
「シャウラ、騎士の誓いをそんな形で使うのはいかがかと思いますが……」
エルヴィナの突っ込みは蚊帳の外だ。
マーサがエルヴィナの肩を抱き寄せた。
「ねえエルヴィナちゃん。次は私たちも混ぜてもらいましょ?」
「ええ!?」
「ほらほら。クルトくん疲れてきたみたいだし……ね?」
クルトの額には玉のような汗。両側から少女二人に吸われ、限界が近づいている。
「はぁ……もう……」クルトが呻く。
「じゃあここは“トリニティ方式”で」マーサがエルヴィナとシャウラの手を掴み、三人でクルトを囲んだ。
「トリニティは一つになってこそ力が出る!三叉の槍で突くんだよ!」
エルヴィナがクルトの足元に跪き、先端をそっと舌で拭う。マーサが腰を抱き寄せ耳朶を甘噛みし、シャウラが背後から乳房を押し当てて項に口づけた。
三点からの愛撫に少年の背筋が反り返る。
「んあっ……だめ……そんな同時は……!」
「大丈夫ですよクルトさん」シャウラが頬を寄せる。「魔王はたくさんの女性を幸せにするのが使命。だからこそ耐えなくては」
「……確かにそうかもしれない……けど……」
「ほらほらぁ」マーサが両膝を外側に押し広げる。「私とシャウラちゃんが左右で挟み撃ちしちゃうよ?」
「やめてぇ……っ」
エルヴィナは思わず吹き出し、クルトの脚間に顔を埋めた。先程味わったばかりの蜜口へ再び舌を伸ばす。男の分身がびくりと震え、三人の吐息が重なる。
「エル凄い」シャウラが感嘆。「初めてにしては的確な責め具合」
「だって……さっき教わったから」
「おー!」マーサが拍手。「習うより慣れろってな!」
「はぁ……はぁ……もう……イきます……!」
クルトの声が上擦ったその時——マーサが手を挙げた。
「ストップ!」
「えっ?」
「いっぺんに出したらもったいないでしょ。今日は“順番に”頂戴ね」
「そ、そんな……」
「まずは私からっ!」
マーサがクルトを押し倒し跨る。
「クルトくん。マーサお姉さんにいっぱい出してね」
「ま、待っ……うわぁ!」
ずぷん! 一気に根元まで呑み込む。僧侶とは思えぬ積極的な腰遣いにクルトの顔が歪む。
「ああっ……大きい……!このままじゃ……私の聖域が穢れちゃう〜!」
「もうとっくに汚れてると思いますけど……」シャウラが呆れ顔。
「ひゃはは!」マーサが笑いながら高速ピストン。
「でもこれが“幸せ”ってことでしょ!?」
クルトの表情が苦悶から恍惚へ変わる。
「はぁ……はぁ……もうだめ……マーサさん……!」
「いいよぉ……そのまま出してぇ!」
「い……っく……うっ!」
どぴゅっ!びゅるるっ!
白濁が僧侶の胎内を満たし、マーサは満足げに背筋を伸ばした。
「うっふふ〜最高っ!クルトくんの魔王があたいの泉を直撃!」
「次は私ですね」シャウラが息を整えながらクルトに跨る。「ちゃんと清浄にしてあげますから」
「ま、まだ出るかな……」
「出さなければ搾りますよ」シャウラの微笑みは恐ろしいほど爽やかだった。
午前五時——暁光が窓枠を黄金に染める頃。
部屋には甘く湿った空気が充満していた。クルトは疲れ果てたように大の字に横たわり、エルヴィナの黒翼に頭を預けている。三人の少女はそれぞれ満たされた表情で少年を取り囲んだ。
「はぁ……結局朝までかぁ」マーサが伸びをする。
「でも幸せでしたよね」シャウラがエルヴィナに微笑む。
「はい……恥ずかしかったけど……すごく……あったかい時間でした」
「それなら良かった」クルトが弱々しく笑う。
「さて」マーサが立ち上がり拳を握る。「ひと暴れしたら腹減った!飯に行こうぜ!」
「賛成〜!」シャウラが飛び跳ねる。
「私も……何か食べたいです」エルヴィナも寝台から降りた。
黒翼が陽光を反射しキラキラと輝く。昨夜までの闇はどこにも見えない。
「よし!」クルトが身を起こす。「今日は魔王国へ向かおう。みんなで」
四人の影が扉へ向かう。
エルヴィナの後ろで黒翼が一度だけ羽ばたき——朝の空へ光の粒を撒いた。
エピローグ
翌朝、四人は宿を後にした。エルヴィナの黒翼が朝日に透けて青白く輝き、シャウラの赤髪が風に躍る。マーサがクルトの肩を叩いた。
「さあ行くぞクルト。魔王国へ!」
「ああ。行こう」
魔王国首都《黒曜都》への旅路は険しかった。瘴気渦巻く峠道を越え、モンスターの軍勢と一戦交え、ついに都へ到着した一行を迎えたのは巨大な影。
「ようこそ。我が主のご帰還を歓迎いたします」
黒水晶の城門前で礼をするピンクの髪の美女。メイド服に身を包み、瞳が冷酷に輝く。
「ロベルタ この魔王城のメイド長です」
「クルト様が本当に女の子を連れ帰るとは」ロベルタが微笑む。「クルト様も魔王の風格が出てきましたね」
皮肉を含んだ声音に緊張が走る。
「ロベルタ、彼女たちは仲間だ」クルトが一歩前へ出る。「共に戦い、共に生きる家族だ」
「ふふふ、あの山小屋でこのロベルタが初めてセックスの手ほどきをした夜が懐かしいですね。さすがは魔王ベルター様の息子といったところでしょうか?そこで提案です」
「何だいロベルタ?」
「彼女たちを《お庭番》としましょう。魔王の寝室周辺警護を専任する特殊部隊――通称《トリニティ》」
エルヴィナの剣がカチャリと鳴った。
「それって……つまり?」
「24時間魔王様の御側で仕える役目です。」
マーサが苦笑い。
「要するに“召使い兼ボディガード兼夜伽係”ってわけね」
「私はそれで構いません」エルヴィナが微笑む。「クルト様のお側にいられるなら」
「私も異存はない」シャウラが頷く。
「あたいは別にどっちでもいいけどー?」マーサが肩をすくめる。
クルトは皆を見渡し、深く息を吸った。
「決まりだ。今日から君たちは魔王城直属のお庭番《トワイライト・トリニティ》だ」
「では正式に任命を。トワイライト・トリニティの皆様――ようこそ魔王城へ」
シャウラが剣を掲げ、マーサが拳を突き上げる。エルヴィナの黒翼が祝福のように夜空を扇いだ。
クルトは静かに聖剣の柄を握った。
(まだ始まったばかりだ。魔王の道も……僕自身の物語も)