(完結済)元冒険者の俺、入り婿先の義理の娘に逆レイプされてしまう 作:埴輪庭
◆
(なんでこんな事になっているんだろうか)
もう何度目かもわからない問いを自身へ投げかける。
当然答えはない。
うっ、と俺は呻いた。
竿に熱が溜まっている。そろそろ限界だ。
「な、なあトリシャ……頼むから、抜いてくれないか……? このままではお前の中に出してしまうよ、それはまずいだろう?」
そう俺は懇願する。
しかし──
「全然不味くなんてありません。むしろわたくしの
こんな調子で、まるで聞き入れてくれようともしない。
元冒険者として、それなりに修羅場はくぐってきたつもりだった。
だが、まさか自分が義理の娘に組み敷かれるとは流石に想像の範疇を超えている。
義理の娘──トリシャ。
高慢で、わがままで、それが原因で学園から追放された俺の娘。
その彼女が今、俺の腹部に跨り、一心不乱に腰を振っている。
その光景は控えめに言っても倒錯的だった。
そして認めたくはないが、非常に扇情的でもある。
◆
俺、ウォーレン・ガナッシュはこのガナッシュ伯爵家の当主ということになっている。
肩書きだけは立派だが、実態は入り婿だ。
元はしがない冒険者だった。
剣の腕には多少の自信があったが、貴族としての素養など欠片も持ち合わせていない。
そんな俺がなぜ伯爵などという柄でもない地位にいるのか。
話は十年前に遡る。
当時、俺は偶然にも魔物の群れに襲われていた馬車を助けた。
その馬車に乗っていたのが先代ガナッシュ伯爵夫妻と、一人娘、つまり現在の俺の妻であるエレオノーラだったのだ。
ガナッシュ家は代々文官の家系で、武の心得がある者は少なかった。
俺の剣技と、魔物相手にも怯まない度胸をいたく気に入った先代が、エレオノーラの婿として俺を迎え入れたいと言い出したのである。
正直、面倒事だと思った。エレオノーラにせよ、当時はもう少女とは言えない年齢である。しかも彼女には瑕があった。当時、彼女と婚約していたとある貴族家の青年を怒らせたらしく、婚約破棄をされてしまったとのことだった。
さらに、さらにである。
エレオノーラの腹には命が宿っていた。
要するに、エレオノーラは不義の子を宿し、それが原因で婚約者から捨てられたわけだ。
普通ならそんな訳あり物件を引き受けるものなどいないって? そうかもしれない。
だが提示された持参金と安定した生活は魅力的だったし、エレオノーラの見目は麗しかった。
ちょうど冒険者稼業に少し疲れを感じ始めていた時期でもあったのだ。
冒険者という仕事はいつ何時命を落とすかわからない過酷な仕事だ。
そして、等級制によって成功すればするほど過酷な仕事をしなければならないときた。
そんな日々に俺は疲れを感じていた。
だから俺はウォーレン・ガナッシュ伯爵となった。
だが貴族社会というのは想像以上に窮屈な場所だった。
礼儀作法だの、派閥争いだの、俺には理解できないことばかりだ。
そうしてトリシャが生まれる。幸いなことに彼女はエレオノーラゆずりの類まれな美貌があった。
それをうまく使ったのだろう、ついにはこの国の第一王子の婚約者にまで上り詰めるに到る。
順風満帆に見えた彼女の人生が暗転したのは半年前のことだ。
王立学園の卒業パーティーというこれ以上ないほど華やかな舞台で、事件は起きた。
第一王子がトリシャとの婚約を破棄すると宣言したのだ。
理由はどこかの下級貴族の娘と真実の愛を見つけたからだという。
絵に描いたような話だ。
そして、トリシャはその「真実の愛」の障害として断罪された。
嫉妬に狂った彼女が、その下級貴族の娘に対して数々の嫌がらせを行い、あまつさえ階段から突き落とそうとしたとまで言われたのだ。
それが事実かどうかは今となっては藪の中だ。まあ、実際トリシャならそのくらいはやっていそうだなとは内心で思っていた。というのも、トリシャはひどく傲慢だったからである。なんというか、これぞ貴族! とでもいうような……といえば分かるだろうか?
トリシャの事はエレオノーラが主に教育していたのだが、それが良くなかったのだろう。俺も子育てに関わりたかったのだが、「殿方の出る幕ではありません」と追い返されてしまった。
ともあれ、公衆の面前で罪状を暴かれ、婚約者から見捨てられたトリシャの姿はあまりにも惨めだった。彼女は学園を退学処分となり、貴族としての将来は完全に閉ざされる事になる。
そんな彼女の末路はみじめだ。ガナッシュ家の名誉を傷つけたとして、周囲は彼女に酷く冷たく当たった。それは自業自得と言えばそれまでだが、あまりにも極端だったように思う。使用人たちはこぞってトリシャを無視し、実の母親であるエレオノーラでさえもトリシャを勘当し、辺境の修道院に送ると言い出した。
そんな中、唯一それに反対したのが俺だった。
理由は単純だ。
まだ若い身空で家から放り出すなんて、あまりにも哀れすぎると思ったからだ。
俺自身、貴族社会に馴染めずどこか浮いた存在だったからかもしれない。
落ちぶれた彼女に奇妙な共感を覚えてしまったのだ。
俺の反対によりトリシャは勘当こそ免れたものの、屋敷の離れに幽閉されることになった。
老いた執事のセバスチャンが一人付くだけで、もう二度と外へは出られない。
それが彼女に与えられた罰だった。
だが、トリシャはそれにいたく感動したらしい。
全てを失い絶望していた彼女にとって、俺だけが唯一の救いに見えたのだろう。
修道院送りというのは多くの貴族子女にとっては娼館送りと同じくらい絶望的らしい。
ただ、修道院送りよりはマシといっても、あんな陰気な屋敷に一日中いなければならないというのは堪えるだろう。そう思った俺はこうして時折顔を見せ、ちょっとしたプレゼントなどで彼女の気を紛らわせてやっていた。あとはなんだ……俺の昔の冒険話を聞かせたり。ちなみにこれも彼女は喜んでくれる。
そうしているうちに、トリシャは俺に殊更なつくようになった。
まあ顔を合わせるたびに彼女から俺に向ける親密さが増していったのは感じていたが、まさかそれが、こんな形で爆発するとは。
「ああっ……お父様……気持ちいい……! わたくし、お父様と一つになれて、こんなに幸せで……!」
恍惚とした表情で彼女は言う。
その言葉に嘘偽りはないのだろう。
彼女の体内は恐ろしいほどの圧力で俺の分身を締め付け、同時にとろけるような快楽を与えてくるのだから。
これほどの名器は記憶にない。
いや、そんなことを分析している場合ではないのだ。
問題はこの状況をどう収拾するかである。
しかし俺の理性とは裏腹に、腰は勝手に跳ね上がりトリシャの動きに応えてしまう。
「くっ……トリシャ、本当に、駄目だ……!」
「駄目じゃありませんわ! もっと、もっと深くわたくしを貫いてくださいまし!」
会話がまるで成立していない。
まるで獰猛な獣に襲われている気分だ。
ただしその獣はあまりにも美しく、そして甘い香りがした。
このままでは本当に取り返しのつかないことになる。
理性が最後の警鐘を鳴らす──だが、もう手遅れなのは明白だった。
そもそも、だ。
一体全体、どこでどう間違えばこんな事態に陥ったのか。
思い返せば、俺がこの離れの館を訪れた時──すでに何かがおかしかったのだ。
◆
ガナッシュ伯爵家の広大な敷地の片隅に、その離れの館はひっそりと建っている。
トリシャが幽閉されている鳥籠のような場所だ。
今日も彼女の様子を見に来ただけだった。
手に持っていたのは王都で評判のパティスリーが作った新作の焼き菓子である。
トリシャは年頃の娘らしく、甘いものが好きなのだ。
「トリシャ、入るぞ」
ノックをしたが、返事はなかった。
いつもなら出迎えてくれる老執事のセバスチャンの姿も見えない。
不審に思いながらドアノブを回すと、鍵はかかっていなかった。
館に一歩足を踏み入れた瞬間、俺は強烈な違和感を覚えた。
空気がいつもと違っていたのだ。
甘く、重たい香りが館全体に漂っている。
まるで熟しすぎた果実のような、あるいは高価な香油のような。
「トリシャ? どこにいるんだ。セバスチャンは?」
薄暗い廊下を進み、彼女がいつも過ごしている談話室へと向かう。
その部屋の前に立った時、香りはさらに強くなった。
そして微かに聞こえてくる、熱っぽい吐息。
「……トリシャ?」
意を決してドアを開ける。
そこにいたのは確かにトリシャだった。
しかし、俺の知っている彼女とはまるで雰囲気が違っていた。
部屋の中は数本の蝋燭の灯りだけで照らされ、窓には分厚い遮光カーテンが引かれている。
そして中央の豪奢なソファに、彼女は身を横たえていた。
「……お父様」
気怠げな、しかし熱を含んだ声が俺を呼ぶ。
その姿を見て、俺は息を呑んだ。
彼女が身にまとっていたのは薄いシルクのネグリジェだった。
しかもそれはほとんど肌が透けて見えるような、扇情的な代物だ。
豊かな胸の膨らみや、引き締まった腰の曲線が揺らめく灯火に妖しく浮かび上がっている。
「ど、どうしたんだその格好は。風邪をひくぞ」
俺は動揺を隠そうと必死だった。
「お待ちしておりましたわ、お父様」
トリシャはゆっくりと身を起こす。
その仕草一つ一つが、妙に艶めかしい。
彼女の瞳は熱っぽく潤み、頬は上気していた。
まるで微熱があるかのようだ。
「実はセバスチャンには遠方の街まで、手に入りにくい薬草を買いに行ってもらいました。今夜は戻りませんわ」
「なんだって? ではこの館にはお前一人なのか」
「ええ。わたくしと、お父様だけですわ」
そう言って彼女はソファから立ち上がる。
すらりとした長い脚が、ネグリジェの裾から露わになった。
白い足が絨毯の上を音もなく滑り、俺に近づいてくる。
甘い香りがさらに強く鼻腔をくすぐった。
「トリシャ、あまり近づくな。……その、恰好がだな」
俺は思わず一歩後退る。
冒険者としての本能が危険信号を発している。
しかし彼女は構わず距離を詰めてくる。
そして、俺の胸元にそっと手を置いた。
その手は燃えるように熱い。
「お父様……わたくし、もう我慢できませんの」
「我慢? 何をだ?」
「お父様への想いですわ」
彼女は上目遣いで俺を見上げる。
その瞳には明らかな情欲の色が浮かんでいた。
理性が機能しているうちに、この状況を打破しなければならない。
「何を馬鹿なことを言っているんだ。俺たちは親子だろう」
俺は努めて厳しい口調で言った。
だが、その声は自分でも情けないほど震えていた。
「血は繋がっておりませんわ。それに、わたくしはもう社交界に出ることはできませんわ。誰にも憚ることなく、お父様を愛することができます」
「それは違う。お前はまだ若い。人生はまだ終わったわけではないんだ」
俺は彼女の手を優しく解こうとする。
だが、トリシャはそれを許さなかった。
逆に、俺の腰に腕を回し、ぴたりと身体を密着させてきたのだ。
「わたくしの人生はあの日終わりましたのよ。そして、お父様が新しい人生をくださいました。わたくしの居場所はお父様の隣だけです」
薄いネグリジェ越しに伝わる彼女の高い体温。
柔らかく豊かな胸の感触が、俺の胸板に押し付けられる。
そして熱い吐息が耳元にかかる。
そのすべてが俺の理性を少しずつ、しかし確実に削り取っていく。
「やめなさい、トリシャ」
俺は彼女を制止するものの、身体は正直だった。
甘い香りと温もりに、下腹部が急速に熱を持ち始めるのを感じていた。
「こんなこと、あってはならない」と脳が警鐘を鳴らすのに、腰は勝手に熱を帯びていく。
「間違いではありませんわ。これがわたくしの真実の気持ちです」
そう囁いた瞬間、彼女は背伸びをして俺の唇を奪った。
「んっ……!」
驚きで目を見開く。
柔らかな感触が唇に触れたかと思うと、すぐに小さく熱い舌が割り込んできた。
トリシャの舌が俺の舌に絡みつき、口内を蹂躙していく。
「ちゅ……くちゅ……れろ……」
粘膜が擦れ合う水音が、静かな部屋に響く。
俺は彼女を突き放そうとした。
肩を押そうとするが、彼女の腕には思いのほか強い力が込められており、びくともしない。
それどころか彼女は俺の背中に腕を回し、さらに深く、貪るように口づけを求めてきた。
「はぁ……んんっ……」
トリシャの鼻から甘い吐息が漏れる。
その吐息が、俺の理性を溶かしていくようだった。
まずい。
このままでは流されてしまう。
いや、すでに流されているのかもしれない。
トリシャは口づけをしたまま、俺の身体をソファへと誘導していく。
そして、バランスを崩した俺をそのままソファに押し倒したのだ。
「トリシャ! いい加減にしなさい!」
ようやく唇が解放され、俺は声を荒らげた。
しかし彼女は怯むどころか、恍惚とした表情で俺を見下ろしている。
馬乗りになった彼女の体重が、下腹部にかかる。
「お父様……素敵ですわ。そんなに興奮なさって」
「興奮などしていない!」
そう言いながらも、俺の分身はすでに限界まで膨れ上がり、ズボンの中で窮屈そうにしていた。
その様子を見てトリシャは妖艶に微笑む。
「あら、お身体は正直ですのね」
彼女は俺のズボンのバックルに手をかけた。
その手つきは少し震えていたが、迷いはなかった。
「やめろ!」
俺は彼女の手首を掴む。
その瞬間、トリシャの目からぽろりと涙が零れ落ちた。
「どうして……どうして拒絶なさるのですか?」
「トリシャ……」
「わたくしはお父様を愛しているのに。全てを失ったわたくしに残されたのはお父様へのこの想いだけなのに!」
その悲痛な叫びが俺の胸に突き刺さった。
そうだ。
彼女は全てを失い、絶望の中で俺という存在に縋りついている。
そう思うと、彼女を拒絶することが酷く残酷なことのように思えてきた。
抗う気力が急速に失われていくのを感じる。
俺が掴んでいた手首の力が緩むと、トリシャは再びバックルを弄り始めた。
カチャリ、と冷たい金属音が響く。
そして彼女の手が俺の分身をズボン越しにそっと握った。
「!」
ビクリと身体が跳ねる。
彼女はそれを確かめるように、ゆっくりと扱きはじめた。
「わたくし、物の本で学びましたの。お父様、気持ち良いですか?」
「う……」
快感が全身を駆け巡る。
まずい、本当にまずい。
義理の娘相手に、こんなことで昂ぶってしまうなんて。
「お父様のそれ……とても大きくて、熱いですわ」
トリシャはうっとりと呟きながら、器用にズボンと下着を引き下ろしていく。
そして、ついに俺の分身が露わになった。
それはすでに怒張しきっており、先端からは透明な液体が滴り落ちていた。
蝋燭の灯を受けて、それは凶悪なまでに赤黒く光っている。
「まあ……素晴らしいですわ」
彼女はそれをまじまじと見つめ、少し躊躇った後、意を決したようにそっと口に含んだ。
「!!!」
温かく、湿った感触が分身を包み込む。
衝撃が脳天を突き抜けた。
口腔内の粘膜が、敏感な亀頭を優しく、しかし執拗に刺激する。
「と、トリシャ! 何をしているんだ!」
「お気に召しませんか?」
彼女は分身を口から離し、上目遣いで俺を見る。
その唇は唾液で濡れ、艶めかしく光っていた。
そして再び分身を口に含み、舌を這わせ始める。
「れろ……ちゅぱ……くちゅ……」
巧みな舌使いが、俺の残された理性を削り取っていく。
亀頭の裏筋を的確に舐め上げられ、快感がどんどん増幅していく。
彼女は舌先でカリを転がし、時には吸い上げるようにして刺激を与えてきた。
その度に俺の腹筋が引き攣れる。
「ああっ……だめだ……そんなこと……」
腰が勝手に動き出す。
彼女の口内に分身を擦り付けるように。
「ふふっ……お父様、気持ちよさそうですわ」
トリシャは楽しそうに笑いながら、さらに深く分身を咥え込んだ。
喉の奥まで飲み込まれ、息が詰まりそうになる。
「おぐっ……げほっ……」
彼女は少し苦しそうにしながらも、決して口を離そうとはしなかった。
その健気な姿に、奇妙な愛おしさと、そして嗜虐心が刺激される。
俺は無意識のうちに彼女の後頭部を掴み、無理やり腰を動かし始めていた。
「んぐっ! んんっ!」
トリシャの口からくぐもった声が漏れる。
彼女の目尻には生理的な涙が浮かんでいた。
それでも彼女は抵抗せず、俺の動きを受け入れてくれる。
俺の腹の奥から、むわり、と何かがこみあげてくる。
我慢できなくなった俺はトリシャの身体を引き寄せ、ネグリジェを乱暴に脱がせた。
薄いシルクが彼女の身体から滑り落ち、一点の曇りもない白い肌が露わになる。
まだ少女の面影を残しつつも、成熟し始めた豊満な肉体に俺は息を呑んだ。
「綺麗だ……」
「お父様……わたくしを、好きにしてくださいませ」
トリシャは潤んだ瞳で俺を見つめる。
ああ、だめだ。
こんな目で見つめられてしまっては──
◆
俺は彼女の身体を貪るように愛撫し始めた。
まずはその豊かな乳房。手に余るほどの大きさと、吸い付くような柔らかさ。男を堕とす魔乳といっていいだろう。
俺はその片方を口に含み、先端を舌で転がした。
「んあっ……!」
トリシャが甘い声を上げる。その声が俺の欲望をさらに掻き立てた。
俺はもう片方の乳房を手で揉みしだいた。
弾力と重みが、掌に心地よい。
「ああっ、お父様……気持ちいいですわ……乳首が、固くなって……」
トリシャは恍惚とした表情で喘いだ。
俺は乳房から顔を離し、彼女の身体に口づけを落としていった。
首筋から鎖骨、そして滑らかな腹部へ。
白い肌を舌で這う。
その度にトリシャの身体がびくりと震えた。
──もっともっと、淫らな姿が見たい
そう思った俺は彼女の秘部へと顔を近づけた。
恥丘には柔らかな産毛が生え揃い、その奥には固く閉ざされた蕾がある。
そこはすでに濡れそぼり、甘い蜜を滴らせているのが分かった。
俺はその蕾にそっと口づけをする。
「ひゃっ……!」
トリシャが甲高い声を上げた。
「お父様、そこは……駄目ですわ……恥ずかしい……」
トリシャは羞恥心から足を閉じようとした。
だが俺はそれを許さない。太ももを掴み、強引に開かせる。
「大丈夫だ。力を抜いて……」
俺は優しく囁きながら、彼女の秘部に舌を這わせた。
まだ開いてはいない花びらが俺の欲の炎を煽る。正直、自分に
「ああっ……んんっ……」
トリシャの身体が大きく反り返り、俺の髪を掴んで秘部を押し付けてくる。
俺はそんなトリシャの淫らな期待に応える様にクリトリスを舌先で転がし、時には吸い上げてやった。
「あ……はぁ……お父様……すごいですわ……頭の中が、真っ白になって……」
彼女の秘部から溢れ出す透明な液体が、さらに増えていく。
そして──
「いやぁっ! お父様、もう、駄目ですわ……壊れてしまいますっ!」
トリシャは絶叫した。
そして体が大きく痙攣し、俺の顔に熱い飛沫が飛び散った。
「はぁっ、はぁっ……」
トリシャは荒い呼吸を繰り返しながら、虚空を見つめていた。
初めての絶頂だったのだろう。初めてなのにイケるというのはまあ
ここで一休みをしてもいいのだが──俺の分身は今にも爆発しそうなほど熱を持っていた。
もう、彼女の未熟な膣を貫かなければおさまらないのだ。
「トリシャ……」
俺は彼女の上に覆いかぶさった。
トリシャはまだ放心状態だったが、俺の気配を感じてゆっくりと目を開けた。
「お父様……わたくし、変になってしまいましたわ……」
トリシャは潤んだ瞳で俺を見上げた。
「大丈夫だ。初めては誰でもそうなる」
俺は優しく微笑みながら、彼女の髪を撫でる。
そして俺は自身の昂りきったそれを、彼女の秘部に宛がった。
濡れた感触が、亀頭を刺激する。
「トリシャ……入れるぞ」
「はい……お父様……わたくしの初めてを、お父様に捧げます」
トリシャは少し緊張した面持ちで頷き、自ら腰を浮かせる。
覚悟を決めた表情だった。
俺はゆっくりと腰を沈めていく。
肉棒の先端が彼女の秘裂に触れ、そして。
「んっ……」
トリシャが小さく息を呑む。
熱く、湿った感触。
膣内からは僅かな抵抗を感じるが、俺は構わず腰を沈めていく。
「あッ……!?」
トリシャが目を見開き、その大きな目の端に涙が滲んでいる。きっと痛むのだろう。男の俺には生涯理解しえない痛みだ。
「痛いか?」
「少し……でも、大丈夫ですわ。続けてくださいませ。わたくし、お父様と一つになりたいのです」
トリシャは俺の背中を強く抱きしめる。腕が微かに震えているのは行為に対する恐怖の様なものもあるのだろう。だが彼女の望みということなら仕方がない。
俺は意を決して、一気に腰を突き出した。
「ああっ!!」
トリシャが悲鳴を上げる。
ぷつり、と何かが弾けるような感触。
肉棒が彼女の体内へと侵入していく感触。
俺の欲望はついに、乙女の秘所の、最も熱く狭い場所へと迎え入れられたのである。
「い、痛い……お父様……痛いですわ……!」
彼女は俺の胸に顔を埋め、涙を流していた。
結合部から、とろりと赤い血が流れ落ちるのが見えた。
その姿を見て罪悪感を覚えなかったわけではない。
しかし、同時に湧き上がるのは強烈な征服感だった。
彼女の初めてを奪ったという事実が、俺の心を高揚させる。
「すまない、トリシャ。すぐに楽にしてやるからな」
俺は彼女の髪を優しく撫でながら、少しずつ腰を沈めていく。
そして──
◆
やがて痛みはそれを上回る快感へと変わったらしい。
「ああっ……気持ちいい……お父様……!」
トリシャの表情が甘く蕩ける。
最初はぎこちなかった動きが、徐々に大胆になっていく。
彼女は俺の身体を押し返すと、体勢を入れ替えて俺の上に跨った。
そして自ら、一心不乱に腰を振り始めたのだ。
髪を振り乱し、恍惚と喘ぐその姿は益々淫靡に乱れている。
(なんでこんな事になっているんだろうか)
逆に俺のほうは急速に頭が冷えていく。
一時の空気に流されて義理の娘を犯してしまった罪悪感が、津波のように押し寄せてきたからだ。
うっ、と俺は呻いた。
竿に熱が溜まっている。
そろそろ限界だ。
「な、なあトリシャ……頼むから、抜いてくれないか……? このままではお前の中に出してしまうよ、それはまずいだろう?」
そう俺は懇願する。
しかし──
「全然不味くなんてありません。むしろわたくしの
こんな調子で、まるで聞き入れてくれようともしない。
結局、俺がトリシャに優しくしたことが原因なのだろうか。
そう悩み、だったら今後はどうするべきかと考えようとする。
だが、そんな考えを察したかのようにトリシャの腰の動きが一段と激しくなる。
「くっ……!」
その動きから齎される快楽の波に、俺の意識はあっさりと押し流されてしまう。
「お父様、何も余計な事は考えなくてもいいのです。どうか、お父様がしたいままにわたくしを嬲ってくださいませ……♡」
見下ろすトリシャの笑みはまるで淫魔《サキュバス》かなにかのように見えた。
そして一際強い収縮が股間を刺激する。
抗う間もなく、俺は大量の精を吐き出した。
トリシャの──義理の娘の
深い深い、二度と抜け出せない沼へと踏みこんでしまったような思いだ。
だが最悪なのはその沼にはまってしまったことそれ自体ではない。
俺自身、この沼が心地よいとおもってしまっている事だ。
むらり、と腰に熱が宿る。
ああ、俺はきっと碌な死に方をしないだろう──
◇◇◇
わたくしの奥深くでお父様の熱が弾け、満たされていくのを感じる。
温かくて、確かな生命の脈動。
ああ、幸せだ。
これ以上の幸福がこの世にあるだろうか。
お父様はまだこの状況を受け入れられず、罪悪感に苛まれている様子だ。
本当にお優しい方。
そして少しだけ鈍感だ。
何も心配することはないのに。
これは全て、わたくしが望んだことなのだから。
もう逃がしはしない。
お父様。
わたくしにはもう、貴方しかいないのだから。
◇◇◇
思えば、わたくしはずっと、お父様──ウォーレン・ガナッシュのことが苦手だった。
いいえ、苦手というよりは得体の知れない違和感があったのだ。
物心ついた頃から、わたくしは本能的に理解していた。
この方はわたくしの本当の父親ではないのだと。
元冒険者であるお父様はガナッシュ伯爵家の人間としてはあまりにも異質だった。
貴族らしい洗練された物腰とは程遠い、どこか粗野な雰囲気。
鍛え上げられた逞しい身体と、時折見せる、獲物を狙う獣のような鋭い眼光。
その全てが、幼いわたくしには恐ろしく感じられたのだ。
わたくしはその違和感を拒否感だと勘違いしていたのだろう。
だから、お父様には随分と冷たく接してきた。
話しかけられても素っ気ない返事しかせず、時には「あなたのような方がわたくしの父親だなんて、恥ずかしいですわ」と面と向かって言ったこともある。
我ながら、酷く可愛げのない娘だった。
でも、仕方がなかった。
わたくしは特別だったのだから。いえ、そう信じ込んでいたのだから。
「トリシャ、あなたは本当に美しい子ね。その輝くような金髪も、宝石のような碧眼も、神様からの贈り物よ」
お母様は毎日のようにそう言ってわたくしを褒めそやした。
「あなたの美しさがあれば、この国の王子様と結ばれることだって難しくはないわ。だから、それに相応しい教養と品格を身につけなさい」
お母様の期待に応えるため、わたくしは完璧を目指した。
王立学園に入学してからも、成績は常にトップ。
魔術の才能も、他の誰よりも優れていた。
当然だ。
わたくしは他の誰よりも優れていて、そして誰よりも美しいのだから。
王太子殿下もきっと、こんなわたくしを見初めるに違いない。
その確信は見事にあたった。
伯爵家の令嬢が王太子の婚約者になるというのは異例のことだったが、わたくしにとっては当然の結果だった。
そうしてわたくしはこの世のすべてを手にした気分になっていた。
輝かしい未来が約束され、誰もがわたくしを祝福してくれる。
ああ、なんて素晴らしい人生なのだろう。
……そう、思っていたのだ。
あの女が現れるまでは。
◇◇◇
どこかの貧乏男爵家の娘で、特待生として学園に転入してきた女。
地味で、取り柄といえば少しばかり成績が良いことくらい。
そんな取るに足らない存在だったはずなのに。
殿下はあの女と親密になっていった。
わたくしといる時よりも、あの女といる時の方が楽しそうに笑っているのだ。
理解できなかった。
わたくしという完璧な婚約者がいながら、なぜあんな女に。
いや、認めよう。
わたくしはそう……嫉妬した。
生まれて初めて、他人に抱くどす黒く醜い感情だった。
狂おしいほどの嫉妬の炎が、わたくしの身を焦がしたのだ。
許せなかった。
わたくしから殿下を奪おうとするあの女が。
殿下の心を取り戻すため、わたくしはありとあらゆる手を尽くした。
あの女の教科書を隠したり、ドレスにワインをこぼしたり。
少しばかり、やり方がまずかったのかもしれない。
でも、当時のわたくしは必死だったのだ。
わたくしの行動は全て裏目に出て、殿下の心はますますわたくしから離れていった。
そして、あの運命の日。
学園の卒業パーティーという最も華やかな舞台で、殿下は高らかに宣言なさった。
わたくしとの婚約を破棄し、あの女と「真実の愛」を見つけたと。
目の前が真っ暗になった。
そしてわたくしは断罪された。
嫉妬に狂った悪女として。
身に覚えのない罪まで着せられて。
わたくしの人生は終わったのだ。
◇◇◇
学園を退学処分となり、屋敷に戻ったわたくしを待っていたのはさらなる絶望だった。
あれほどわたくしを愛してくださっていたと思っていたお母様が、氷のような瞳でわたくしを見下ろしていたのだ。
「なんてことをしてくれたの! ガナッシュ家の名誉に泥を塗って! あなたのような娘、もう私の子ではありません!」
お母様はわたくしを勘当し、北の辺境にある修道院に送ると言い出した。
北の修道院。
その名を聞いただけで、わたくしは震え上がった。
そこは罪を犯した貴族の子女が送られる場所。
表向きは更生施設だが、実態は牢獄よりも酷い場所だ。
極寒の地で、満足な食事も与えられず、来る日も来る日も過酷な重労働を強いられる。
それだけではない。
恐ろしいのは夜な夜な辺境の兵士や、欲望に塗れた神父たちが忍び込んできて、若い娘たちを慰みものにするという話。
美しい娘は決して外には出られず、心身ともに壊れるまで弄ばれると。
そんな地獄のような場所に送られるくらいなら、いっそ死んだ方がましだと思った。
使用人たちも手のひらを返し、わたくしを軽蔑し、嘲笑う。
誰も助けてはくれない。
わたくしは一人ぼっちなのだと、絶望の淵に立たされていた。
そんな時だった。
「待ってくれ」
お父様だった。
「まだ若い身空で家から放り出すなんて、あまりにも哀れすぎる」
お父様はお母様の決定に反対してくれたのだ。
信じられなかった。
あれほど冷たく接してきたわたくしを、どうして庇ってくれるのか。
お父様の尽力によりわたくしは勘当こそ免れ、屋敷の離れに幽閉されることになった。
自由はなかったが、修道院に比べればきっと天国だろう。
あの時、わたくしの中で何かが決定的に変わったのだ。
お父様はわたくしを救ってくれた唯一の救世主だったのだ。
幽閉生活が始まってからも、お父様はわたくしを見捨てなかった。
誰もがわたくしを腫れ物のように扱う中、お父様だけは頻繁にこの館を訪れてくれた。
王都で評判のお菓子や、綺麗なドレス、珍しい本を差し入れてくれたり。
「退屈だろうと思ってな。少しは気が紛れるか?」
ぶっきらぼうな、けれど優しい口調でそう言ってくれるお父様。
そして、お父様は自身の昔の冒険話を聞かせてくれた。
魔物との戦い、危険な遺跡の探索、様々な人々との出会い。
それはわたくしが知っている貴族社会とは全く違う、自由で刺激的な世界だった。
わたくしはお父様の話に夢中になった。
そして話を聞いているうちに、お父様に対する見方が変わっていったのだ。
粗野だと思っていたその振る舞いは飾らない誠実さの表れだった。
獣のようだと感じていたその眼差しは何物にも屈しない強さの証だった。
そして気づいたのだ。
幼い頃に感じていた違和感の正体に。
あれは拒否感ではなかった。
異性としての魅力だったのだ。
お父様はわたくしの父親ではない。
血は繋がっていない、一人の男性。
そう認識した瞬間から、抑えきれないほどの熱烈な愛情が込み上げてきたのだ。
気づけばわたくしはお父様のことしか考えられなくなっていた。
お父様が欲しい。
お父様のすべてを、わたくしのものにしたい。
もう、お父様なしでは生きてはいけない。
全てを失ったわたくしに残されたのはお父様だけなのだから。
だからわたくしは今日という日を選んだ。
セバスチャンを遠ざけ、この館にお父様と二人きりになるように仕向けたのだ。
そしてありったけの勇気を振り絞って、お父様を誘惑した。
わたくしの初めてを、愛するお父様に捧げることができたのだ。
こんなに幸せなことはない。
◇◇◇
「お父様……愛していますわ」
わたくしは目の前で力尽きたように横たわるお父様の胸に顔を埋めた。
少しだけ汗ばんだ肌の感触と匂いが、心地よい。
お父様。
わたくしのお父様。
もう誰にも渡しはしない。
もし、お父様がわたくしから離れようとするのなら……。
その時はわたくしはどうなってしまうかわからない。
でもそんな心配をする必要はないだろう。
ふふっ。
これからもずっと、わたくしたちは一緒なのだから。
永遠に。
(了)