※この作品はR-18です。

(完結済)元冒険者の俺、入り婿先の義理の娘に逆レイプされてしまう   作:埴輪庭

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⑪悪魔の一夜を打ち砕きて

 ◇◇◇

 

 獣がベッドの上を這う。

 

 トリシャの身体を跨ぎ越し、白い裸体のまま崩れ落ちている少女の脇を通り過ぎ、ウォーレンの身体がエレオノーラの上に覆い被さった。傷だらけの胸板が汗に濡れた肌に触れ、掌が蜂蜜色の髪を鷲掴みにする。

 

 エレオノーラの紫の瞳は閉じたままだ。呼吸は浅く速い。全身が蝋燭の光を受けてぬるりと光り、汗と蜜と涙が入り混じった液体が鎖骨の窪みに溜まっている。手首の拘束布は食い込んで赤い跡を残し、足首も同様に、長時間の磔がもたらした鬱血の痕跡が薄紫の斑になって浮いている。

 

 ウォーレンの手がエレオノーラの顎を掴む。

 

 荒い手つきだ。かつて冒険者として戦場を駆けた男の掌は分厚く、指がエレオノーラの顎骨を左右から挟みこみ、唇が潰れるほどの力で顔をこちらに向けさせる。

 

「起きろ」

 

 声が出た。ウォーレン自身の声だが、聞き慣れない音だった。喉の奥から押し出される、低く濁った──獣の唸りに近い。

 

 エレオノーラの瞼がぴくりと震える。

 

「起きろ。エレオノーラ」

 

 ぱちり、と紫の瞳が開いた。

 

 焦点が合わない。天井を映していた虹彩がゆっくりと動き、目の前にある男の顔──夫の顔を認識する。だがその瞳孔が拡大した瞬間、何かが間違っていることに気づいたはずだ。ウォーレンの目が濁っている。知性と温もりが宿っていたはずの虹彩が、泥を流し込まれたように暗く淀んでいる。

 

「あ……なた……?」

 

「黙れ」

 

 ウォーレンの腰がエレオノーラの太腿を押し開く。拘束された足首はベッドの脚に固定されたまま大きく開脚させられており、その間に男の身体がねじ込まれた。トリシャの肛門から引き抜いたばかりの性器が、まだ精液と腸液にまみれたまま、エレオノーラの裂け目に先端を押し当てる。

 

 ぬるり。

 

 ぬるぬると──先走りと精液残滓が混ざった粘液が、エレオノーラの陰唇に触れた瞬間、魅了で感度を限界まで引き上げられた妻の身体が反射的に跳ねる。

 

「ひっ──」

 

 悲鳴が口の端から漏れた。だがウォーレンは待たなかった。腰を前に押し出し、亀頭がエレオノーラの膣口を押し開く。トリシャの肛門に射精した直後で萎えかけていたはずの性器が、甘い匂いに蝕まれた血流によって再び限界まで充血し、太さを取り戻している。

 

 ずぶり、と。

 

 一気に根元まで。

 

「あ゛ッ──!!」

 

 エレオノーラの背中がベッドから浮き上がる。拘束布が軋み、手首の骨がきしむ音がする。膣壁が異物を締め上げ、子宮口に亀頭が突き当たる衝撃が腹の底から脳天まで突き抜ける。

 

 トリシャの張り型で散々にほぐされた後の膣は、ウォーレンの性器を容易に飲み込んだ。だが感度が違う。魅了で何十倍にも増幅された神経は、内壁を擦る竿の血管の一本一本を読み取り、それぞれが独立した快感の信号として脊髄を駆け上がっていく。

 

「あ゛あ゛っ……やめ……やめてっ……! あなた、目がっ──」

 

 エレオノーラが見ている。夫の濁った瞳を。あの温かい眼差しが消え失せ、そこに宿っているのはただの獣の飢えだけであることを。

 

 ウォーレンの腰が動き始めた。

 

 ◆

 

 ぱんっ、ぱんっ、と骨盤がエレオノーラの恥骨にぶつかる音が寝室を一定の間隔で刻む。ぐちゅぐちゅと膣内の粘液が泡立ち、結合部から白い泡が溢れて太腿を伝い落ちる。

 

 ウォーレンの動きに優しさはなかった。

 

 かつて二度だけ夫婦の営みを交わした夜、ウォーレンは不器用ながらも妻を傷つけまいと腰の動きを加減していた。エレオノーラが顔を背けても、それ以上は求めなかった。粗野な出自を恥じるように、大きな手を小さく握って、妻の髪に触れることすら躊躇っていた。

 

 だが今、その手は蜂蜜色の髪を鷲掴みにし、妻の頭をシーツに押しつけている。

 

「お前は」

 

 声が漏れる。獣の声。だがその中に、人間の感情が──押し潰された男の叫びが混じっている。

 

「初めて会ったとき──馬車が魔物に襲われて、お前の親父を助けたとき。俺はお前を見て──」

 

 腰が叩きつけられる。ぱんっ。エレオノーラの身体がベッドの上でずれ動き、拘束布が手首に食い込む。

 

「ひぁッ──! あ、あなたっ──」

 

「随分と、綺麗な人だと思った。それだけだ。大したことじゃなかった」

 

 ぱんっ。突き上げるたびにエレオノーラの豊満な胸が大きく波打ち、汗の飛沫が蝋燭の光を受けてきらきらと散る。

 

「なのに──結婚したら、お前はろくに俺と目も合わせなかった。話しかけても素っ気なかった。何を言っても壁を口にしてるみたいな──冷たい返事しか返ってこなかった」

 

 ぱんっ、ぱんっ。速度が上がる。

 

「十年だぞ。十年、よそよそし腐り続けやがって!俺の何が不味かった。冒険者上がりだからか。食事の作法が悪いからか。言葉遣いが乱暴だからか。──なのに、あの若い従者には後ろまで差し出して」

 

 ウォーレンの声が裂けた。獣の咆哮と、人間の屈辱が、分離できないほどに絡み合って、蝋燭の炎を震わせる。

 

「俺の十年は──なんだったんだ」

 

 理性のない身体がエレオノーラを犯し続けながらも、理性の残骸が口から言葉を搾り出される。

 

 ◆

 

「違うわ……」

 

 声が。

 

 エレオノーラの声が、嬌声でも悲鳴でもなく──ただ一つの明瞭な言葉として、寝室の空気を貫いた。

 

 ウォーレンの腰が止まる。

 

「違うの」

 

 繰り返す。エレオノーラの紫の瞳が焦点を取り戻し、真っ直ぐにウォーレンを見上げている。涙に濡れた頬。汗にまみれた蜂蜜色の髪。拘束された手首から血が滲んでいる。性器を深く挿入されたまま、全身を犯されたまま。

 

 だがその瞳だけが──澄んでいた。

 

「私は──あなたを、蔑んでなどいなかった」

 

 トリシャが身を起こした。うつ伏せに崩れていた少女が、母親の声に反応して上半身を持ち上げる。赤い瞳が大きく見開かれ、エレオノーラを凝視している。

 

「嘘ですわ」

 

 トリシャの声に動揺が滲む。

 

「嘘よ。だってお母様はお父様を──」

 

「初めて会った日のこと、覚えていて」

 

 エレオノーラの声は震えていた。だが言葉は途切れない。

 

「あの馬車の上から、あなたが魔物を斬り伏せるのを見て……まるで御伽話の王子様だと思った。嘘じゃないわ。本当にそう思ったの」

 

 ウォーレンの濁った瞳が──微かに揺れた。

 

「でも──私は、どうすればよかったのか、わからなかった」

 

 エレオノーラの唇が歪む。笑おうとして失敗したような、苦い表情。

 

「私にはこの力がある。この瞳は──私が望まなくても男の目を惹きつけてしまう。だから殿方に好かれる努力をしたことがなかった。話しかけられたら応じるだけ。自分から距離を縮めたことなど──一度もなかったの」

 

 涙がエレオノーラの目尻から流れ、こめかみを伝って枕に吸い込まれていく。

 

「あなたの前に出ると、何を話せばいいかわからなくなった。気の利いた言葉が出てこない。あの大きな手が──私に触れようとして、触れられずに引っ込められるのを見て、胸が痛いのに──どうすればいいかわからなかった」

 

 ウォーレンの目の濁りが──震える。

 

「あなたが避け始めたのは気づいていた。なんとかしなければとは思った。でも──私も意地になって……。素直に『もっと話しましょう』とも言えなかった。言えないまま、十年」

 

 声が詰まる。

 

「私のせいよ。全部。あなたに十年の屈辱を負わせたのは──私がまともに人と向き合えない、不器用で見栄っ張りな女だからよ」

 

 トリシャの赤い瞳が揺らいでいる。

 

「そん、な……でも、トリシャを離れに──」

 

「あの子にも──私と同じ力がある」

 

 エレオノーラの声が一段低くなった。

 

「同じ瞳。同じ匂い。私はこの力がどれほどのものか、自分の身で知っている。あの力が世に知られたら──あの子は道具にされる。利用される。政治の駒にされる。だから──隠したの」

 

 涙が止まらない。拘束された手で顔を覆うこともできず、紫の瞳から溢れた涙だけが頬を洗い続ける。

 

「やりかたが、間違っていた。わかっている。十年も──あの子を一人にしてしまった。寂しかったでしょう。辛かったでしょう。私は──最低の母親だわ」

 

 エレオノーラの紫の瞳が光った。

 

 物理的に。

 

 トリシャの赤い光とは異なる、深い紫の輝きが虹彩の奥から噴き出す。魅了の力が──エレオノーラの内から外へ向かって脈動し、トリシャが掛けた呪縛を内側から砕き始めている。

 

 全身を覆っていた甘い蜜の膜が──剥がれ落ちていく。

 

「だけど蔑んでなんかいない。あなたのことも、トリシャのことも──私の、大切な家族よ」

 

 声が、清澄に響いた。

 

 ◆

 

 ウォーレンの目から赤が消えた。

 

 泥を流し込まれたように淀んでいた虹彩が、ゆっくりと澄んでいく。まるで濁った水の底から光が射し込むように。瞳孔が正常な大きさに収縮し、そこに──人間の知性と温もりが戻ってくる。

 

 最初に見えたのは、妻の涙だった。

 

 紫の瞳から際限なく溢れる涙。汗と体液にまみれた蜂蜜色の髪。拘束された手首から滲む血。そして、自分自身の性器が──妻の中に、深く突き立てられている。

 

 理解が、一拍遅れて襲ってきた。

 

「エレ……オノーラ……」

 

 声が掠れる。自分がしたことの全容が、理性と共に戻ってきた記憶の中から這い出してくる。トリシャを。妻を。獣のように。

 

 エレオノーラの紫の瞳がウォーレンを見上げている。怒りではない。恐怖でもない。ただ涙に濡れた目が、静かに──夫を映している。

 

「あなた、好きよ」

 

 微笑んだ。

 

 拘束された手首を血が伝い、汗と蜜にまみれた裸体で、性器を挿入されたまま。

 

 それでもエレオノーラは──微笑んだ。

 

 ウォーレンの目から涙が溢れた。声もなく。ただぽろぽろと、冒険者の頬を伝い落ちて、妻の胸の上に落ちていく。

 

「すま──」

 

「謝らないで」

 

 エレオノーラの声が遮る。

 

「私のほうこそ。十年間──まともに話もできなくて。ごめんなさい」

 

 寝室の片隅で、トリシャが膝を抱えていた。

 

 赤い瞳の光が揺らいでいる。安定して燃え続けていたはずの赤が、ちらちらと明滅し、一瞬だけ──元の青い虹彩が透けて見える。

 

「なんで」

 

 少女の声は震えていた。

 

「なんで、効かないの」

 

 魅了が──通じない。

 

 ウォーレンの目から赤が消えた。エレオノーラの瞳が紫に輝いて、トリシャの呪縛を内側から砕いた。

 

「嘘よ」

 

 トリシャの声が裂ける。

 

「嘘。嘘、嘘。だって──私はっ──」

 

 赤い瞳から涙が溢れた。

 

 ◇◇◇

 

 温かい。

 

 ウォーレンの頬を濡らしていた涙が乾く前に、不思議な温もりが三人を包み始めていた。蝋燭の炎は相変わらず揺れている。シーツは体液で汚れ、部屋には汗と蜜と精液の匂いが澱んでいる。だがその空気の質が──変わった。

 

 トリシャが泣いている。膝を抱えて、寝室の隅で。赤い瞳の光は消えかけていて、その下から元の青い虹彩が透けて見える。十年分の怨恨で築き上げた鎧が、たった一言で砕かれた少女の姿がそこにある。

 

 エレオノーラが手首の拘束を解かれた。ウォーレンが布を引きちぎるように外し、鬱血して紫に変色した手首を両手で包み込む。冒険者の大きな掌が、妻の細い手首をそっと──壊れ物を扱うように握っている。

 

「トリシャ」

 

 エレオノーラが娘の名を呼んだ。

 

 少女は顔を上げない。膝に額を押しつけたまま、肩を震わせている。

 

「こっちにいらっしゃい」

 

 母親の声だった。魅了の甘さではない。ただの、母親の声。

 

 トリシャの肩が──びくりと震えた。

 

 ◆

 

 どれほどの時間が経ったのか。

 

 三人はベッドの上にいた。汚れたシーツの上に、裸の三人が折り重なるように身を寄せている。エレオノーラがトリシャの頭を胸に抱き、ウォーレンがその二人を背後から包み込んでいる。

 

 トリシャの嗚咽が収まるまでに長い時間がかかった。十年分の涙は容易には涸れない。エレオノーラは娘の金色の髪を撫で続け、ウォーレンは何も言わず、ただ大きな背中で二人を囲っていた。

 

 静寂。

 

 蝋燭の炎が一本、ぱちりと爆ぜて消えた。残りの蝋燭が橙色の光を弱めながらも灯り続けている。

 

 トリシャがエレオノーラの胸元から顔を上げた。涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔。赤い光は完全に消えており、そこにあるのは元の青い瞳だ。十七年間、離れの館で一人きりだった少女の──素顔。

 

「……お母様」

 

「なあに」

 

「お母様は……本当に……お父様のことが……」

 

「好きよ。ずっと」

 

 エレオノーラの紫の瞳がウォーレンを見上げる。微笑み。それを受けたウォーレンの表情が──この男にしては珍しく、照れたように歪んだ。

 

「……おい」

 

「あら。何か不都合でも?」

 

「不都合っていうか──今、こういう状況で言われると……その」

 

 トリシャが目を丸くした。そして──十年ぶりに、笑った。声を上げて。青い瞳を細めて。涙の跡が残る頬で、腹の底から零れるように。

 

「お父様、顔が真っ赤ですわ」

 

「うるさい」

 

 ウォーレンが目を逸らす。エレオノーラが小さく噴き出す。トリシャがまた笑う。

 

 壊れていた何かが──繋がり直す音がした。

 

 ◆

 

「……ところで」

 

 エレオノーラの紫の瞳がトリシャに向いた。穏やかだが、その奥にちいさな火が灯っている。

 

「散々やってくれたわね、トリシャ」

 

 にっこり、と。

 

 トリシャの顔から血の気が引いた。

 

「あっ……いえ、その、あれは……」

 

「あれは?」

 

 エレオノーラが微笑みを崩さない。紫の瞳が娘を射貫く。魅了ではない。だが母親というのはそれ自体が一種の暴力装置であって、十七歳の少女がその微笑みに抗える道理はなかった。

 

「私の身体に張り型を突っ込んで、あそこもお尻も好き放題にして、その上あんな恥ずかしい格好でウォーレンの前に晒してくれたわよね?」

 

 にっこりと笑うエレオノーラから放たれる不可視の何かが、トリシャを圧した。ベッドの端まで追い詰められ、背中がヘッドボードにぶつかる。

 

「ご、ごめんなさい──」

 

「ふふ」

 

 エレオノーラが手を伸ばした。娘の顎を指先で持ち上げ、紫の瞳と青い瞳が至近距離で交わる。

 

「仕返し、してもいいかしら」

 

 唇が重なった。

 

 母と娘の唇が。

 

 トリシャの目が驚愕で見開かれる。だがエレオノーラの手が後頭部を押さえ、逃がさない。母親の唇が娘の唇を柔らかく包み込み、舌がそっと口の中に滑り込んでいく。ぬるりとした舌先がトリシャの歯列を撫で、舌の裏側をくすぐる。

 

「んっ……んんっ!? おかあ──んむ……っ♡」

 

 トリシャの抵抗がゆるんだ。母親の唾液の味が口の中に広がり、ぬるぬるとした舌同士が絡み合い始める。ちゅっ、ちゅぷっ、と唾液の交換音が寝室に響く。

 

 ウォーレンがベッドの脇で固まっている。目の前で繰り広げられる光景──自分の妻と娘がキスを交わし、互いの舌を吸い合い、涎を垂らしながら身を寄せ合っているその光景を、馬鹿みたいに口を開けたまま凝視していた。

 

 エレオノーラの手がトリシャの身体を探り始める。指先が鎖骨を撫で、そのまま胸元に降りていく。そして娘の乳房を掌で包み込み、乳首を人差し指と親指の腹で挟んで、ゆっくりと転がす。

 

「ひゃっ♡ おかあさっ──まっ♡♡」

 

 キスが途切れ、涎の糸が二人の唇の間に光る。トリシャの呼吸が乱れ、頬が紅潮している。エレオノーラの紫の瞳は冷静なまま──いや、微かに熱を帯びている。母娘で同じ魅了の力を持つ二人だからこそ、互いの感度を熟知している。

 

「私を張り型で散々イかせてくれたでしょう?」

 

 エレオノーラの唇がトリシャの耳元に寄る。囁き。

 

「今度は私の指でイかせてあげるわ」

 

 手がトリシャの腹部を滑り降り、下腹に触れ、さらに下へ。少女の股間に母の指が到達する。

 

 つるりとした丘に指の腹が触れた瞬間、トリシャの腰がぴくんと跳ねた。裂け目に沿って中指がゆっくりと上下し、蜜で既に濡れ始めている陰唇の襞を開き、そこに人差し指を添える。

 

「あっ♡ おかあさまっ♡ そこっ──」

 

「ここ?」

 

 中指の先端が膣口の縁をなぞり、くるりと小さな円を描く。人差し指は上端の突起に触れ、爪の角を使わないように注意深く腹で押し込む。エレオノーラの指使いは経験に裏打ちされた正確さがあった。二本の指が別々の動きをしながら、少女の反応を一つ一つ確かめていく。

 

「はぁっ♡♡ そこぉっ♡♡ だめぇ♡♡」

 

 エレオノーラの指がトリシャの膣口に滑り込んだ。中指が一関節、二関節と沈んでいき、膣壁を内側から撫でる。同時に人差し指が突起を擦り続けている。

 

「んっ♡♡♡ おかあさまのゆびっ♡♡ なかっ♡♡ きもちいい♡♡♡」

 

 トリシャの手がエレオノーラの身体を掴む。反射的に母の乳房に手が伸び、豊満な胸を鷲掴みにする。エレオノーラが微かに声を漏らした。

 

「あっ……ん。やるわね♡」

 

「お母様だって♡ こんなにっ──おっぱい大きくて♡♡ するい♡♡」

 

 母と娘の手が互いの身体を探り合う。エレオノーラの指はトリシャの膣内で二本に増え、ぐちゅぐちゅと音を立てながら前壁を掻き上げている。トリシャの手はエレオノーラの乳首を指先でつまみ上げ、引っ張り、弾く。

 

 二人の裸体が蝋燭の光を受けてぬめりと光っている。母娘で同じ金色の髪が絡み合い、汗と蜜の匂いが混ざり合っていく。

 

「あっ♡♡ あっ♡♡ おかあさまっ♡♡ イくっ♡♡ またイっちゃうっ♡♡♡」

 

 エレオノーラの指が速度を上げた。三本目──薬指がトリシャの膣口に押し込まれ、内壁を押し広げながら掻き上げる。同時に親指で突起を圧迫する。

 

「イきなさい」

 

 母の声。

 

「あ゛あ゛っ♡♡♡♡──ッ!!」

 

 トリシャの全身が弓なりに反った。エレオノーラの指を膣壁がぎゅうぎゅうと締め上げ、びちゃっと蜜が溢れて母の手を濡らす。少女の口が大きく開き、涎が顎を伝い、目が白く裏返る。

 

 絶頂の余韻でぷるぷると震えるトリシャの身体を、エレオノーラが後ろから抱きしめた。汗ばんだ背中に豊満な乳房を押しつけ、娘の耳たぶを唇で含む。

 

「よくできました」

 

 ちゅっ、と音がする。

 

「……お母様の、いじわる♡」

 

 トリシャが力なく笑った。

 

 ◆

 

 限界だった。

 

 ウォーレンの股間は、先ほどから自分の意志とは無関係に反り返っている。目の前で妻と娘がキスを交わし、互いの身体を愛撫し合い、指を挿し込み合って絶頂に達する光景を──冒険者の鋼の精神力をもってしても耐えきれるはずがなかった。

 

「……お前ら」

 

 低い声が漏れる。ウォーレンの目が据わっている。魅了のせいではない。男としての本能が、もう理性の手綱を食い千切ろうとしている。

 

 エレオノーラが紫の瞳でウォーレンを見上げた。微笑み。わかっていてやっている目。

 

「あら。我慢できなくなった?」

 

「──限界だ」

 

 ウォーレンがベッドに膝を乗せた。トリシャとエレオノーラが同時に息を飲む。傷だらけの裸体が蝋燭の光を受けて陰影を刻み、完全に勃起した性器がぬらりと光を弾いている。

 

「二人とも──覚悟しろ」

 

 エレオノーラが小さく笑った。

 

「あら。こわいわね♡」

 

 トリシャが頬を赤くしたまま、小さく呟く。

 

「……お父様の、ばか♡」

 

 ◆

 

 ウォーレンが仰向けに横たわる。

 

 エレオノーラが下半身の側にいた。蜂蜜色の髪を片側に流し、夫の性器に顔を寄せている。半勃ちの竿の根元に手を添え、舌の先で亀頭の縁をゆっくりと舐め上げる。

 

「ん……」

 

 エレオノーラの紫の瞳がウォーレンを見上げる。上目遣い。唇が亀頭を含み、舌が裏筋を根元から先端まで這い上がる。ちゅぷ、と吸いつく音。三十路を過ぎた女の口は、少女にはない柔らかさと深さで竿を包み込む。頬の内側の粘膜が亀頭を左右から挟み、舌先が鈴口を擽る。

 

 ウォーレンの腰がぴくりと跳ねた。

 

 同時に──顔の上に、白い太腿が跨がってくる。

 

 トリシャだった。

 

 少女がウォーレンの顔の上に膝を立て、下半身を降ろしてくる。金色の髪が背中に流れ、青い瞳が不安と期待の入り混じった色でウォーレンを見下ろしている。

 

「お父様……その……」

 

 声が小さい。先ほどまでエレオノーラの指で絶頂に達したばかりの少女の面影はなく、そこにいるのはまた恥ずかしがっている十七歳の娘。頬を紅くしながら、それでも自分から──父の顔の上に股を開いている。

 

 ウォーレンの目の前に、トリシャの股間が降りてきた。

 

 陰毛がない。つるりとした丘が蝋燭の光を受けて淡く光り、裂け目はエレオノーラの指に犯された直後で蜜と愛液でてらてらと光っている。陰唇の襞は薄桃色で、小ぶりな造形が蝋燭の揺らめく光の中で微かに脈動していた。裂け目の上端にある突起が、少女の呼吸に合わせてぷっくりと膨らんでは縮んでいる。

 

 ウォーレンの大きな手がトリシャの腰を掴んだ。少女の身体をそっと引き寄せ、裂け目に唇を寄せる。

 

「ひゃっ♡……!」

 

 トリシャが声を上げた。温かい舌が裂け目に触れた瞬間、少女の太腿がぴくりと震える。ウォーレンの舌先がゆっくりと陰唇の間を這い上がり、突起に触れると、トリシャの腰がかくんと折れた。

 

「あっ♡……お父様、そこっ……んっ♡」

 

 舌先が突起を包み込むように舐め、唇で軽く吸う。ちゅっ、と音がして、トリシャの全身がぶるりと震えた。少女の手がウォーレンの頭を掴む。髪に指を絡めて、無意識に自分の股間を父の顔に押しつけていく。

 

 ウォーレンの下半身では、エレオノーラの奉仕が続いている。

 

 じゅるるっ、と音を立てて竿を咥え込み、頬を窄めて強く吸い上げる。亀頭から根元まで口腔に収め、喉の奥に先端が触れるほど深く含み、ゆっくりと引き抜く。ぬぷ、と唇から竿が離れた瞬間、唾液の糸が亀頭とエレオノーラの唇の間に光る。

 

「美味しいわ」

 

 エレオノーラが呟く。紫の瞳に色気が宿り、舌の先で亀頭の先端に溜まった先走りの液を舐め取る。

 

「私のあなた……」

 

 再び口に含む。今度は竿だけでなく、根元の弛んだ皮まで唇で巻き込んで、ぐちゅぐちゅと音を立てながら口腔全体で吸い上げる。エレオノーラの豊満な胸がウォーレンの太腿に押しつけられ、汗ばんだ乳房の柔らかさと体温が肌を通じて伝わってくる。

 

「あっ♡ あっ♡ お父様ぁ♡ 舌がっ……なかに……ッ♡」

 

 ウォーレンの舌がトリシャの膣口に差し込まれた。裂け目の奥にある窄まりに舌先を滑り込ませ、内壁を舐め回す。ぬるぬると溢れてくる蜜を舌で受け止め、飲み込む。少女の蜜は微かに甘い。身体が若い分だけ分泌液が薄く、さらりとした舌触りが口の中に広がる。

 

 トリシャの腰がぐりぐりとウォーレンの顔を擦っていく。もう恥ずかしがる余裕はない。目を閉じて唇を噛み、腰を前後に揺らしながら父の舌に自らを押しつけている。

 

「んっ♡♡ だめっ……もうっ……なにか、くるっ……♡♡」

 

 少女の太腿が痙攣し始めた。ウォーレンの舌が膣口から引き抜かれ、突起に戻り、唇と舌で小さな突起を包み込んで──吸い上げた。

 

「あ゛っ♡♡♡──ッ!!」

 

 トリシャの全身が弦を弾いたように硬直する。青い瞳が見開かれ、口が大きく開いて声にならない叫びが漏れる。膣口からぴゅっと透明な液が噴き出し、ウォーレンの顎を濡らした。少女の太腿がぶるぶると震え、指がウォーレンの髪をぎゅうと握りしめる。

 

 その絶頂の波が引き切る前に──エレオノーラが顔を上げた。唾液と先走りで光る唇を拭い、夫の竿を手で握ったまま、トリシャに目を向ける。

 

「トリシャ。こっちにいらっしゃい」

 

 母親の声。だがそこに、教え導くような柔らかな色気が滲んでいる。

 

 ◆

 

 トリシャが先だった。

 

 ウォーレンが仰向けのまま、少女が竿に跨がる。正常位ではなく騎乗位。トリシャの膝がウォーレンの腰の左右につき、手で竿を握って自分の裂け目に宛がう。

 

「……入れますわね」

 

 声が震える。だが瞳は真っ直ぐにウォーレンを見下ろしている。青い瞳。魅了のない、素の少女の目。

 

 ゆっくりと腰を降ろす。亀頭が陰唇を押し開き、膣口が先端を咥え込む。ぬぷ、と先端が沈み、膣壁がきゅうと亀頭を締めつける。トリシャの口から掠れた息が漏れる。

 

「ぁ……っ、大きい……っ」

 

 一寸ずつ。腰を沈めるたびに竿が少女の中に飲み込まれていく。ウォーレンの手がトリシャの腰骨を支え、急がないように。膣壁が竿をぎゅうぎゅうと締め上げ、その圧迫感が男の下腹に重く響く。

 

 根元まで入った。

 

 トリシャの口がぱくぱくと開閉する。下腹の奥を突き上げる圧迫感に、呼吸を忘れている。

 

「す、すごい……。おなかの、奥まで……」

 

 エレオノーラがトリシャの背後に回った。母親の手が娘の肩に触れ、背中を撫でる。

 

「力を抜いて。ゆっくりでいいから」

 

 トリシャの膣壁がゆるりと弛緩する。母の手が背中を温めるにつれ、少女の緊張がほどけていく。やがてトリシャが自分で腰を動かし始めた。ゆっくりと腰を持ち上げ、沈める。ぬぷっ、ぬぷっ、と結合部から粘液の音がする。

 

「あ♡ あ♡ お父様……っ♡ きもちいい……っ♡」

 

 トリシャの腰が次第にリズムを刻み始める。エレオノーラが娘の背中を支えながら、反対の手でウォーレンの胸に手をつく。紫の瞳がトリシャの快楽に歪む顔と、ウォーレンの表情を交互に見つめている。

 

「きれいよ、トリシャ」

 

 母の声が優しい。

 

 トリシャの腰の動きが速くなる。ぱちゅっ、ぱちゅっ、と水音が立ち、少女の小さな胸が僅かに揺れる。ウォーレンの手がトリシャの腰を掴み、突き上げのタイミングを合わせていく。

 

「あっ♡ あっ♡ お父様♡ だめっ♡ また──くるっ──♡♡」

 

 ウォーレンの腰が下から突き上げた。トリシャの身体が浮き上がり、落ちる。竿の先端が子宮口をこつんと叩くたびに少女の口から甘い悲鳴が零れ、膣壁が痙攣的に締めつける。

 

「いっ──イっちゃうっ♡♡ お父様ぁっ♡♡♡」

 

 トリシャの全身が硬直した瞬間、ウォーレンの竿も限界を迎えた。腰の奥から噴き上がる奔流が竿を駆け上がり、先端からトリシャの子宮口めがけて噴出する。

 

「あ゛ぁっ♡♡♡ なかにっ♡♡ 出てるぅっ♡♡♡」

 

 どくっ、どくっ、と脈打つたびに精液が少女の膣内を満たしていく。トリシャの膣壁が律動的に収縮し、一発ごとに竿を根元から先端まで搾り上げる。少女の腹の中が白く熱く満たされ、結合部から収まりきらなくなった精液がとろりと溢れ出す。

 

 トリシャがウォーレンの胸の上に崩れ落ちた。荒い息。金色の髪が男の胸に散り、青い瞳が虚ろに潤んでいる。

 

「お父様……」

 

 小さな声。ウォーレンの手が、娘の頭をそっと撫でた。

 

 ◆

 

 エレオノーラはじっと待っていた。

 

 トリシャがウォーレンの胸の上で落ち着くまで。娘の呼吸が整い、精液の混じった蜜が太腿を伝い落ちるのを見届けるまで。母親の忍耐で。

 

 そしてトリシャがウォーレンの上から降りたとき、エレオノーラは夫の性器に手を伸ばした。精液と蜜でぬるぬると光る竿を握り、掌でゆっくりと扱き上げる。萎えかけていた性器がエレオノーラの手の中で再び熱を取り戻していく。

 

「あなた」

 

 紫の瞳。微笑み。三十路の女の色香が蝋燭の光に照らされて、ウォーレンの目を射る。

 

 エレオノーラが馬乗りになった。トリシャと同じ騎乗位。だが身体の質量が違う。豊満な胸がウォーレンの目の前で揺れ、肉感的な腰つきが男の骨盤の上に収まる。蜂蜜色の髪が肩から流れ落ち、汗ばんだ肌が蝋燭の光を反射して金色に光る。

 

「十年分──もらうわよ」

 

 エレオノーラが腰を沈めた。

 

 ぬぷ、と。

 

 竿がエレオノーラの膣に飲み込まれていく。トリシャの窄さとは異なる、成熟した女の身体が竿を包み込む。膣壁がうねるように竿を迎え入れ、ぬるぬるとした粘液が結合部で泡立つ。

 

「はぁっ……♡ ひさしぶり……♡ あなたのが、なかに……♡」

 

 根元まで沈んだ瞬間、エレオノーラの紫の瞳が潤んで焦点がぼやけた。十年。十年間、この男の性器を受け入れることがなかった女の身体が、久しぶりの挿入に酔いしれている。

 

 エレオノーラが自分で腰を動かし始めた。ぐちゅっ、ぐちゅっ、と粘液が泡立つ音。豊満な胸が大きく波打ち、腹部の微かな弛みが騎乗の動きに合わせて揺れる。三十路を過ぎた女の身体は少女のような張りこそないが、その代わりに全身が柔らかく、ウォーレンの竿を膣壁全体で包み込むように吸いつく。

 

「あっ♡ あ♡ あなた♡ わたし♡ ずっと、こうしたかった♡♡」

 

 ウォーレンの手がエレオノーラの腰を掴んだ。下から突き上げる。ぱんっ、と骨盤がぶつかる音。エレオノーラの胸が大きく跳ね上がり、汗の飛沫が散る。

 

 トリシャが横で見ている。ウォーレンの精液が太腿を伝い落ちる状態で、母と父の交わりを──穏やかな青い瞳で見つめている。

 

「お母様……すごい、えっち」

 

「うるさいわね♡ あなたも♡ さっき同じ顔してたでしょう♡」

 

 母と娘が笑い合う。性器を結合させたまま。蝋燭の光の中で。

 

 ウォーレンの突き上げが速度を増した。ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。エレオノーラの膣壁が竿を締め上げ、子宮口が亀頭の先端を吸い込むように降りてくる。

 

「あっ♡♡ あなた♡♡ イく♡♡ 私もイっちゃうっ♡♡」

 

 エレオノーラの全身が硬直する。紫の瞳が見開かれ、口が大きく開いて──声にならない叫びが漏れる。膣壁が痙攣的に収縮し、ウォーレンの竿を限界まで搾り上げた。

 

 ウォーレンも限界だった。

 

 どくっ、と最初の一発がエレオノーラの子宮に叩きつけられる。

 

「あ゛あ゛っ♡♡♡ なかに♡♡♡ あなたのが私のなかに♡♡♡」

 

 どくっ、どくっ、どくっ。射精が続く。十年間溜め込んできたものの最後の一滴まで搾り出すかのように、ウォーレンの精液がエレオノーラの子宮を満たしていく。結合部から白い泡が溢れ、エレオノーラの太腿とウォーレンの腰の間を白い河が流れ落ちる。

 

 エレオノーラがウォーレンの胸に倒れ込んだ。

 

 蜂蜜色の髪が男の顔を覆い、汗と蜜の匂いが二人を包む。

 

「好き」

 

 エレオノーラが囁く。

 

「……ああ」

 

 ウォーレンが答える。不器用に。

 

 トリシャがそっと二人に寄り添った。父の右腕の下に潜り込み、母の髪に頬を預ける。三人の裸体が折り重なり、蝋燭の炎がぱちりと一つ消えた。

 

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