蟲っぽいのが出てくるので苦手な方は避けてください。
その日、木龍王の座は空席となった。主龍神不在のため、その座は地上の王の預かりとなった。木龍王を長としていた木龍神たちは自動的に地上の王の下に就くことになった。
「気に入らないわね」
「そう?」
巨大な棺桶と化した屋敷の沈んだ場所に立ち、女が目を細める。その隣に立つ少年は困ったように笑って首を傾げた。
枯れた桜の木々も、好き放題に生えていた雑草も……そして裏庭の隅にひっそりと作られていた真也の墓も、全て地面の中に飲み込まれてしまった。
「出来すぎな気がするの。何もかもを彼が手にしているような気がして」
「義母さんは少し考えすぎだと思うよ」
地面に座り、少年は空を見上げる。女はため息を吐いて少年の傍に腰を下ろした。でもタイミングが良すぎるわ、と呟いた女を横目に見つめ、少年はくすくすと笑った。
沈んだ吉良瀬の屋敷の周辺には誰もいない。人々は轟音が鳴った瞬間に遠くに避難してしまった。恐らく彼らは魔が出てくるとでも思ったのだろう。今はこの辺りに人の気配はない。
「いいじゃない。邪魔なあの子はいなくなったんだし、これから義母さんも動きやすくなるでしょ?」
少年の問い掛けに女は難しい顔をした。眉間に皺を寄せる女を眺め、少年が楽しそうに笑う。静まりかえった辺りに少年の楽しげな笑い声が響く。
「もう。克人ったら」
困ったように笑って女は少年に呼びかけた。少年の名は蘇芳克人という。虹色の魔である克人は薄く形のいい唇を舐め、静かに身を乗り出した。待ち構えていた女の唇を奪う。互いの舌を絡め、唾液をやり取りしながら女が克人の股間に手を伸ばす。
克人が義母と呼び、弄っている女は地龍神の紫だ。淫らに互いの身体を求める二人の周辺に白いモノが生えてくる。あらあら、と苦笑して紫は地面から頭を出したモノに声を掛けた。
「おいたは駄目よ。大人しく待っていてね」
「みんな義母さんが大好きだから」
赤子の頭ほどの丸いモノを見やって克人がくすくすと笑う。そうね、と微笑んで紫は克人の股間を艶めかしい手つきで探った。下履きからペニスを露出させられた克人が小さな声で呻く。おしゃぶりしましょうね、と妖しく笑んだ紫が身を屈めて克人のペニスを口に含む。
「あはっ。義母さんのお口って相変わらず気持ちいいね」
悦びに笑みを浮かべて克人が紫の頭を撫でる。地面の上にはみ出していた白いモノがのろのろと蠢き始め、二人を取り囲む。
「あんっ!」
待ちきれなかったのか、白いモノの一匹が紫の腰めがけて長い触手を伸ばす。紫は口に含んでいたペニスを吐き出し、唇を尖らせて振り返った。
「もう。おいたは駄目って言ったのに」
「だって義母さん、こんなにいい匂いがしてるもの。みんな待ちきれないんだよ」
そう言ってくすりと笑うと克人が紫の唇を奪う。深い口づけを交わしながら克人が慣れた手つきで紫の服を緩めていく。身体の火照った二人の吐く息は白い。だが二人は寒さを感じることもなく、互いの身体を弄りあった。
「龍神は本当に美味しいんだよ。あ、お乳が出てきた」
唇から首筋に、そして紫の胸元に愛撫の場所をずらしながら克人は喜色の浮いた声を漏らした。白く甘いものの漏れた紫の乳首に遠慮なく吸い付く。克人に乳首を吸われた紫が高い声を上げて腰を震わせる。紫の出す乳を吸いながら克人は口許に嗤いを浮かべた。舌を動かして乳首を刺激しながら何度も乳を吸う。
「あっ、いっちゃう! おちち吸われていっちゃう!」
「ふふ。義父さんとするよりずうっと気持ちいいでしょ。だってボクらの身体は龍神を狂わせるために作られてるんだもの」
克人がきつく握った紫の乳房の先端から白い乳が噴き出す。快楽に顔を緩め、悲鳴に近い嬌声を上げながら紫が腰を揺らす。克人は顔中に母乳を被りながらくすくすと笑った。周囲に蠢いていた白いモノが一斉に触手を伸ばす。指ほどの太さの触手にたかられて克人ははしゃいだ声を上げた。彼らは紫の出した母乳を一滴も余さず舐めようとしているのだ。
「あはは、やだ、くすぐったいよ!」
顔中を触手に舐られた克人はくすぐったさに身を捩った。何本もの触手が二人の間に割り込んで蠢く。触手が左右の乳首に吸い付いた瞬間、紫があられのない声を上げて身体を揺する。
「もっともっと力をつけてね、義母さん。でないと彼に勝てないよ?」
魔の持つ特殊な淫汁に酔い、何度も果てる紫に克人は笑みかけた。紫の細く美しい身体がしなり、股間から愛液が噴き出す。克人は紫のスカートをむしり取り、頭を屈めて腿を垂れ流れる愛液を舐め始めた。
空には細い月がかかっている。克人は紫を後ろから抱え、肛辱を始めた。狭まった肛道に太くそそり立ったペニスを受け入れた紫が獣のような声で鳴く。
「いい声……」
紫の身体だけでなく、声や表情、仕草の全てが情欲をかき立てる。うっとりとしながら克人は何度も腰を突き上げた。今はもうすっかり体格差もなくなり、軽々と紫の身を抱えられる。紫の腿の裏をしっかりと支え、抽迭しながら前後に揺する。克人は欲求のままに何度も射精した。
不意に視界に濃い紫色をしたモノが割り込んでくる。来た、と呟いて克人は口許に嗤いを浮かべた。地面から覗いたモノが一直線に紫の股間めがけて飛ぶ。
ぐずぐずに濡れた膣内にそれが飛び込み、乱暴な抽迭を始める。紫は狂ったように頭を振り、身悶えしながら激しい声を上げた。地面から生えた黒に近い濃紫のモノが粘ついた音を立てて紫を犯す。それまで紫にたかっていた白い触手が一斉にざわめき、一層激しく紫に吸い付く。
透明感のある濃紫のモノが紫の膣内を抉るように突く。肛門に突き入れていた克人は薄肉越しに擦られ、切羽詰まったものを感じて甘えた声を漏らした。
「あっ、ああっ! しんや……しんやぁ!!」
一際高い声を上げて紫が果てる。しなやかな身体を両腕にしっかりと抱きしめ、克人は深い微笑みを浮かべた。
あれ。これ、ショタも入れた方が良かったのでしょうか。
何はともあれ、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。