BL警報です!
「もうずっと抱いてもらっていないんだ……ぼくは、必要のない人間なんだ!」
「あー、もう、うっとうしい。要するに何か? セックスすりゃ気が済むのかよ」
水輝は堪えきれずに早口でそう言い返した。するとそれまで泣いていた北原が驚いた顔で水輝を見る。水輝は新しい煙草を咥えながら舌打ちをした。
「だからセックスすれば気が済むのかって訊いてるんだ。答えは簡潔に、かつ判りやすくまとめろ」
「だって、ぼくは、女の人が……その、駄目で」
「簡潔に! 判りやすく!」
苛立ちを覚えて水輝は鋭い目で北原を睨んだ。すると北原がひっ、と喉の奥で声を飲んで怯えたように震え始める。
「はっ、はい!」
「よし、じゃあさせてやる。とっととズボンを脱げ」
水輝は火の点いていない煙草を灰皿に乗せ、机の前で呆然となっている北原に歩み寄った。
「あ、あの? 水輝君?」
「いいから早くしろ! 開店時間がきちまうだろうが」
どいつもこいつも、とぼやきながら水輝は灰皿を机に載せた。慌てた声を上げた北原を椅子ごと机から引き剥がす。それから水輝は手早く自分のベルトを外し、ズボンと下着を一気に引き下ろした。自分から机に寄りかかって尻を突き出し、北原を振り返る。
「あの……いいの?」
「だから早くしろっつってんだろ」
北原の目はまだ涙に濡れている。だがどうやら本当に男にしか興味がないらしい。むき出しになった水輝の尻を見て頬を染めている。水輝が睨みつけると北原は慌ただしくベルトを緩め始めた。
「えっと、その、痛かったらごめ」
「いいから早くしろ!」
弱々しく言った北原を一喝し、水輝は壁の時計を見上げた。開店時間まであと十分。それまでに北原が満足してくれればいいのだろう。まあ大丈夫かな。そう内心で呟いてから、水輝は深い呼吸を繰り返した。
北原は本人の言った通り、相当に欲求不満が溜まっていたらしい。水輝に挿入してからほんの二、三分の間に北原はあっさりと射精した。北原が満足そうな息をついたことを確認してから水輝は身を起こした。
「え?」
「座れ」
まだ頭がくらくらする。水輝はだがそれを隠して椅子を指差してみせた。すると慌てて北原が椅子に腰掛ける。水輝は膝をついて北原の股間に顔を寄せた。
「みっ、水輝君!?」
「煩い。黙れ」
相手がオーナーということも忘れ、水輝は不機嫌に命じた。すると慌てて北原が頷いて口を手で覆う。水輝はためらいもなく北原のペニスを口に含み、まとわりついていた精液を舐めとった。
セックスからフェラチオに移り、北原にきっちり二度目の射精をさせてから水輝は慌ただしく立ち上がった。精液の残る唇を舐めて壁を見上げる。
「よし、開店だ」
手早く後始末をして服を着始めた水輝に北原が消え入りそうな声でありがとうと言う。水輝は仏頂面で北原を睨み、次いで机に載せっぱなしになっていた小皿を取って白い粉ごとごみ箱に放り込んだ。
「今度から欲情したらおれを呼べ。時間が許せば抱かせてやる」
だから薬は止めろ。そう水輝が言うと、北原は何故か泣きながら何度も頷いた。
まるで義務!!w
まあ、今の水輝にとってはそうなんだと思います。