3P……? ですかね。
「あっ!」
「へえ……。こっちも特別製なんだね」
頃合いを見計らって立城は水輝の肛門に指を埋めた。狭い肛道を探られた水輝がベッドに頭を押しつけてしきりに声を上げる。水輝の腸壁には無数の肉芽が生えていた。肉襞よりも弾力のある肉の芽が立城の指に絡みつく。
「やあっ、なんにも、なんにも、考えられない! あたま、おかしくなるよお!」
「そんなに気持ちいい?」
切羽詰まった声で叫んだ水輝に立城は笑みかけた。指をゆっくりと出し入れすると水輝が何度も頷く。
「いいっ! なか擦られて、熱くて」
「懐刀と言った方がいいかな? 多分、君のここは彼の刀を納める鞘だから」
慎重に水輝の腸内の形を読みながら立城は言葉を継いだ。水輝の腸内は膣内とは形が違う。形が違うのは器官が異なるのだから当たり前なのだが、立城の性感をより高めるという意味ではサイズや形が合わないのだ。
「んあっ! くふっ……。んっ! あああんっ!」
立城の指を根元まで肛門に咥え込んだ水輝が甘えた声で鳴く。立城は蠢く肉芽を指全体で愛撫しながらくすりと笑った。形やサイズが自分には合っていなくても、水輝の腸内に生えた肉芽は膣奥の口内と同じように淫汁を滲ませている。
やっぱり籠に入れたのは正解だった。水輝を弄りながら立城は考えを巡らせた。探し当てる前に水輝が一人でふらふらと出歩いても平気だったのは、男性の身体だったからだ。だが女性に変じた今、下手に出歩けば龍神に目を付けられる。水輝の分泌する淫汁は龍神を狂わせる作用が確かにあるのだ。
軽く指を折り曲げた瞬間、水輝が激しい声を上げて仰け反る。立城は水輝の背を軽く撫でながら、肛門に二本目の指を挿入した。指にかき出された透明な液体がシーツに糸を引いて落ちる。
「ここに男が欲しい? もっと奥をかき回して欲しいでしょう?」
「欲しい!」
性感に屈した水輝が素直にねだる。立城はゆらりと顔を上げて中空を見つめた。
「重森さん」
立城は微笑みを浮かべて静かに呼んだ。すっかり日が暮れ、薄暗くなった部屋の中に一際濃い闇が現れる。恭しく頭を垂れて和也がその場に姿を現す。
「お呼びでしょうか」
「水輝のここを満たしてくれないかな」
にっこりと笑って立城は首を傾げてみせた。顔を上げた和也がぴくりと眉を上げる。
「わたくしが、ですか?」
少し眉を寄せ、硬い表情をして和也が言う。あくまでも執事の顔を崩そうとしない和也に笑みかけて、立城はゆっくりと指を揺すった。指での抽迭を受けた水輝が甘えた声で鳴く。
「そう。重森さんにして欲しいんだよ」
「……水輝様は立城様の奥様であらせられるのでは?」
硬い顔つきのままで和也が言う。そうだね、と笑って立城は水輝の肛門に挿入していた指を少し開いた。立城の指の動きにつられて水輝の肛門がよじれて口を開く。
「くあっ! んんっ! たつきぃっ!」
甘えた声で言って水輝が腰を振る。淫らにくねる腰つきを眺めて立城はくすくすと笑った。
「それともしたくないの?」
立城は指を巧みに動かして水輝の性感をより高めながら和也に問い掛けた。緊張に顔を強ばらせた和也が水輝と立城とを見比べる。
「坊主。冗談はそれくらいにしておけ。洒落にならん」
「今のは聞かなかったことにしてあげる。今日の僕は機嫌がいいからね」
呻くような和也の言葉にすらりと返して立城は口許に嗤いを浮かべた。しばし立城を睨みつけてから和也が深いため息を吐く。
「わたくしにセックスをしろと」
「そう」
「水輝様を抱けと。そういう理解で宜しいですか?」
「だからそうだって言ってるでしょう」
ほら、と笑って立城は座る位置をずらして和也に場所を空けた。やれやれとでも言いたげに肩を竦めた和也が黙ってスーツの上着を取る。和也は手近な椅子にスーツのジャケットを放り、解いたネクタイも放り投げた。
「お見せするほどのものではございませんので」
手早く服を脱ぎながら和也が言う。要するに席を外せということだろう。立城は苦笑して首を傾げた。
「どうして? だって水輝は僕の小鳥だよ?」
「……勝手にしろ」
ぼそりと呟いて和也がベッドに寄る。立城は水輝から手を離して腰を上げた。水輝の頭の傍に足を開いて座り直す。命令する前に水輝は自分から顔を上げて立城のペニスをしゃぶりはじめた。
水輝の背後に膝をついて座った和也が手を伸ばす。和也は水輝の尻をつかんで顔を伏せ、透明な液体に塗れた肛門を舐り始めた。それまでうっとりとした顔をしてペニスをしゃぶっていた水輝が目を見張って身体を緊張させる。
「大丈夫。君は何も考えずに僕のをしゃぶっておいで」
優しい声を掛けて立城は水輝の頭を撫でた。口いっぱいにペニスを咥えた水輝が喉の奥で呻いて身体を震わせる。どうやら肛門に舌を入れられて感じているらしい。
やがて水輝がくたりと身体から力を抜く。そこで漸く和也が顔を上げ、口許を腕で拭う。だがその顔は相変わらず険しく、とても楽しんでいる風ではない。困った人だねと苦笑して立城は水輝の頭を優しく撫でた。
「早く挿入したいでしょう? そこまで水輝に気を遣わなくてもいいのに」
「お構いなく」
すげなく言って和也が水輝の腰を片腕に抱える。勃起しきった和也のペニスが水輝の肛門にじりじりと飲み込まれていく。叫ぶような声を上げてよがる水輝の頭を撫でながら、立城はその様をじっくりと観察した。
和也ブチキレ寸前w