『わたしの方が役立たずよ。おじさまも、言違い計画のついでに、奈月さんのバックアップとして作っただけだし』
『夜と昼は対だからなあ。バックアップも何も、必要だから生まれたんだと思うが?』
水輝は眉を寄せて腕組みをした。どうでもいいが、と言葉を継いで、水輝は自分の股間をうろんな目で見た。
『おれのペニスは放置か』
水輝がぼそりと呟くと佑がはっと我に返ったような顔をしていそいそと水輝のベルトに手をかける。解けた服の中から勃起しきったペニスが顔を出すと、二人は揃ってうっとりとした顔をしてため息を吐いた。
『今日は大きいのね……』
先に身を屈めて佑が水輝のペニスを舐め始める。水輝は苦笑をして、戸惑った顔をする奈月の背を軽く押した。すると奈月がぱっと明るい顔をしていそいそと身を屈め、佑とは反対側から水輝のペニスに舌を這わせる。
『んっ、みずきさんっ』
ペニスをねっとりと舐めながら、奈月が頬を染めてもじもじと腿を擦り合わせる。ああ、と笑って水輝は奈月のスカートの中に手を入れた。ぐっしょりと濡れたショーツを剥ぎ取ってスカートをめくり上げる。水輝は奈月の腿を両手にそれぞれつかみ、軽々と持ち上げた。小さな悲鳴を上げた奈月を抱えたまま、その場に横たわる。水輝の顔を跨ぐ格好になった奈月が顔を真っ赤に染める。水輝はしとどに濡れた奈月の陰部を遠慮なく舐め始めた。
『あっ、んっ! きゃふっ! ああんっ!』
恥ずかしそうに頬を染めつつ奈月がよがり声を上げて身もだえする。そんな奈月を余所に佑がうっとりとした面持ちをして水輝のペニスを口に含む。水輝は佑の口の中の感触を存分に味わいながら、奈月の膣に舌を突っ込んだ。音を立てて愛液を啜りながら、勃起しきったクリトリスを指でつつく。
『奈月さん、この空間の中でも人形の身体なのよね。水輝さん、バリエーションあるほうが愉しくていいとか思ってるでしょ?』
ペニスを舐める合間に佑が笑い混じりに言う。水輝は一際強く奈月の陰部を吸ってから嗤いを返した。いつの間にか奈月は佑に服を解かれ、胸が露わになっている。だが奈月は快感に喘ぐのが精一杯らしい。くてん、と水輝の身体の上に倒れて荒い息を吐いている。
『ここ、こうやって……』
奈月の肩を支えて少し身を起こさせたところで、佑が奈月の乳首を指先で弄る。弱々しい声を上げて奈月が身を捩る。
『あっ、んっ! 水輝さんっ! 佑さんっ……だめぇっ!』
奈月が声を上げた瞬間、水輝は顔面一杯に愛液を被って慌てた声を上げた。
『こら、佑! 何すんだよ!』
奈月の膣から噴き出した愛液が水輝の髪まで濡らす。
『へえ、水輝さん、こういう趣味もあるんだ。優一郎に感化された?』
ぐったりとした奈月を支えながら佑がくすりと笑う。構える間もなく口いっぱいに愛液をまき散らされ、水輝は咳き込みながら横を向いた。
『う、気管に入った』
何度も咳をして漸く楽になったところで水輝はのろのろと顔の向きを戻した。すぐ目の前には奈月の陰部がある。
『別に感化とかじゃないだろ。おれは元々、奈月の身体も好きなんだよ』
そう答えて水輝は再び奈月の陰部に舌を這わせた。
『由梨佳さんも、実はかなり好きだったでしょう?』
くすりと笑った佑が奈月の身体を肩で支えたまま、水輝のペニスを手で撫でる。水輝は苦笑を浮かべて奈月のクリトリスを指で撫でた。
『ああ。好きだったな』
正直に認めて水輝は由梨佳と知り合った頃のことを懐かしく思い出した。だがあの頃の由梨佳は総一郎一筋で、水輝には見向きもしなかった。実験と称して抱く機会も訪れたのだが、結局は由梨佳は実験前に壊れてしまって出来なかった。そのしばらく後に巡ってきた機会に水輝は漸く由梨佳を抱くことが出来たのだ。
『夜叉よりもずっと安全で、掌の上で扱える。多くの龍神が夢中になるのも当然よね』
『使い魔よりよほど便利で、それに役に立つ。総一郎先輩の生み出したヒューマノイドはある意味では』
そこまで話してから水輝は声を殺して笑った。
『主に最高に適した調整された感情を持つ。いや、逆だな。調整された以外の感情を持てない。だからより安全な訳だが』
ヒューマノイドは生身でないために壊れやすい。だが壊れたものは修復が可能だ。なまじ壊れないものであればあるほど、修復はし難い。暴走を始めた使い魔は殺すしかない。だがヒューマノイドは幾らでも身体を作り替えることが可能だ。
『そして、人形に限りなく近いけれども、人形でない』
わたし達とは違ってね。そう続けて佑が微笑を浮かべる。水輝はそうだな、と呟いて奈月の膣に指を突っ込んだ。唐突に指を挿入されて驚いたのか、奈月がびくんと身体を震わせて声にならない声を上げる。水輝は指で奈月の膣内を探り、柔らかな秘肉の隙間に指を潜らせた。
『夜叉だからな。夜叉はヤクシャ、地母神だ。彼女たちは龍神を慰め、そして迷った龍神に道を示すために存在する。時には母に、時には妻に、時には共に戦う刀になる』
ゆっくりと言葉を紡ぎながら水輝は探り当てたスイッチを指先で押した。その瞬間、奈月の身体から力が一気に抜ける。急に脱力した奈月に驚くでもなく、佑がその身体をしっかりと支える。
『制御されてない夜叉を囲い込んだ、おじさまの器量が試されるってわけね』
『あれは相当、難しいがな。王の座に居るんだ。出来なくはないだろ』
素っ気なく言って水輝は奈月の膣から指を抜いた。絶頂に達した幸せそうな顔をしたまま、奈月は完全に身体の動きを止めている。水輝は佑の腕からそっと奈月を引き取り、静かに傍に横たえた。ほら、来いよ。そう声を掛けて佑を抱き寄せる。
『ふたりも抱え込んだ水輝さんのほうが大変よ』
悪戯っぽい笑みを浮かべ、佑が水輝の身体を押し倒す。水輝は大人しく横たわりながら嗤いを浮かべた。
『阿呆。おれを誰だと思ってる。腐っても青龍王だぞ』
そう言ってから水輝は佑の腰をつかみ、ショーツをむしり取った。息を詰めた佑の腰を一気に引き寄せる。屹立したペニスを膣に咥え込んだ佑が甘えた声を上げて背を反らす。
『んっ! ああっ! 水輝……さぁんっ!』
『奈月は夜の女王、お前は光の公女だ。奈月は傍に居るだけで満足だが』
佑の腰をつかんだ手を上下に大きく揺すりながら水輝は喉の奥で嗤った。佑が艶っぽい声を上げて身を捩る。
『んっ、ああっ! そこっ! いいっ!』
『お前には共犯者になって貰う。佑の性格だと、正妻よりは共犯者の方が居心地がいいだろ?』
身悶えする佑の身体を乱暴に揺すりながら水輝はゆっくりと身を起こした。佑を見えない床に押しつけ、服の上から乳房をつかんで大きく腰を揺する。ペニスを突きこむたびに佑の膣が締まり、膣口から愛液が垂れて流れる。
『んふっ! さいしょからっ、そのつもりよ……。同じ位置には、立てないものっ! ああんっ!』
喘ぎの合間に佑が甘い声で言葉を紡ぐ。水輝は嗤いを浮かべて佑の服を引き裂いた。むき出しになった乳房を両手に握る。力を込めて揉んでいるうちに、佑の乳首はぷっくりと勃起した。
『なんだ。正妻の方がいいのか? 何なら奈月と立場を変えてみるか?』
水輝は力強く腰を打ち付けながらのんびりと訊ねた。勃起しきった乳首を指先でわざとくすぐるように撫でる。
『んっ! 適材、適所よっ……。それに』
それまで閉じていた目を開いて佑が薄い笑みを口許に浮かべる。水輝は首を傾げて腰の動きを止め、指で佑の乳首をつまんで軽く引っ張った。乳輪の外から乳首の先端に向かって指で扱くと、白いものが滲んでくる。
だからエロりながら解説するなと!!(作者の叫び)
仕方ないんだけど!
水輝だから!