※この作品はR-18です。

まやかしの終わり 三部 夜の女王   作:伊駒辰葉

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エロシーンはありません。
三章、終了です。


誰が好きで誰を落とすのか 2

『それは理子にパパの夜叉になれということ?』

『へー。上手いじゃないか』

 

 それまで黙って二人のやり取りを見ていた水輝は、理子の愛撫の手つきに感心して呟いた。それまで子供らしく乳に吸い付いていたとは思えない、淫らな手つきで理子が佑の胸を弄る。

 

『違うわ。あなたは、あなた。呼び名は後から付いてくるわ』

『言っていることは変わらないと思うけど? それだけのことを要求するなら、それに見合う代価を払うのが筋じゃない?』

 

 くすりと笑って理子が軽く佑の乳首を捻る。するとそれまで少しずつ漏れていた母乳が勢いよく噴き出した。理子が唇を舐めて母乳を噴く佑の乳首に吸い付く。

 

『がっちりしてるわね』

 

 呆れたような顔をして佑が笑う。そうだな、と呟いて水輝は頷きながら腕組みをした。

 

『ほんとに誰かによく似てるよな』

 

 さっき言われたことをそのまんま返すと佑が渋い顔をする。

 

『理子。あなたにしてあげられることが一つあるわ』

 

 気を取り直したように佑が静かな声音で言う。顔を上げた理子がなに、と呟くように返す。

 

『青宝珠を、刀にしなさい』

『言っておくけど、苺のついた刀は嫌よ?』

 

 理子が嫌そうな顔をして身体を起こし、小さな手を宙に翳す。するとその場に青色をした宝珠が現れた。宝珠が宙を泳いで理子の手におさまる。

 

『別にどの宝珠でも刀にできるわよ』

 

 そう言って佑はその場に身を起こした。乳に吸い付いていた翠がころんとその場に転がる。水輝は翠を片手に受け止め、おいおいと苦笑した。まだ飲み足りないのか、翠が軽く眉を寄せて唇に手をあてる。だがそれを余所に佑は虹色の刀をその場にあらわした。

 

 鋭い息を吐いて佑が素早く刀を鞘から抜き放つ。

 

『とりあえず。この型を毎日三百回。一度見るだけで充分よね』

『鍛えろと。そういうこと?』

 

 頭をかきながら理子が立ち上がる。理子は宝珠をつかんだ手を軽く捻り、青色の刀に変じてから佑の前に進み出た。佑の刀に比べて理子の握る刀は短い。サイズでいえば小太刀程度だろうか。

 

 見よう見まねで理子が抜刀する。だがさっきの佑の動きに比べると理子の動きは格段に遅い。

 

『こう?』

『視たのでしょう? 比べてみなさい』

『……わかった。練習する』

 

 渋い顔をして理子が素直にそう答える。佑はにっこりと微笑んで理子の頭を撫でてみせた。

 

『おい。どうでもいいが』

 

 難しい顔をして水輝は佑に声を掛けた。刀をしまい込んだ佑が不思議そうな顔をして水輝を見る。水輝は自分の股間を見下ろして深々とため息を吐いた。

 

『おれのペニスはいつまで放置されるんだ? このままだと翠の口に突っ込みかねないんだが』

『あーっ、だったら理子がする!』

 

 一転して明るい声を上げた理子が刀を器にしまいこんで駆けてくる。

 

『そっちの修行もさせるのね。凶悪な父親だこと』

 

 おほほ、と笑いつつも佑の頬がひくりと引きつる。だってなあ、とぼやいた水輝に理子が全身で飛びつく。

 

『お前が出させてくれないからだぞ?』

 

 水輝は深々とため息を吐いて抱きついてきた理子を片手で剥がした。唇を舐めた理子が早速とばかりに身体を屈め、水輝の股間に顔を寄せる。その傍では翠が所在なげに座っていた。

 

 服を一瞬で纏った佑が翠を抱き上げる。

 

『こら。本気で理子にさせるつもりか?』

 

 一応、理子の頭を押さえて動きを制していた水輝は顔をしかめて佑を見上げた。

 

『いったんやると決めたら梃子でも動かないと思うわ』

 

 佑に抱えられた翠が眠そうに目を擦る。ふむ、と呟いて水輝は股間近くで暴れる理子を見下ろした。うにゃあ、と言いながら理子が懸命に舌を伸ばし、水輝のペニスを舐めようとする。水輝はしばし考えてから、手刀で軽く理子の首筋を打った。その瞬間、理子がその場に失神する。

 

『とりあえず防御してみた』

 

 そう言って水輝は失神した理子を股間から引き剥がした。呆れた顔をした佑が深いため息を吐く。

 

『思ったよりも理性あるのね』

『阿呆。おれはロリータ属性はないんだよ。何でこんな子供を相手にしなきゃならんのだ』

 

 渋い顔で言ってから水輝は理子をその場にきちんと横たえた。どうやら理子はこっそりと多輝のカードを使って転移してきたらしい。スカートのポケットに入っていたカードを発見した水輝は渋面になった。

 

『あと、数年もすれば凄い美人になるわよ。なんてったってわたしの娘だから』

『そうなったら抱いてもいいが、今はその気にならないな』

 

 カードを元通りに理子のスカートにしまい、水輝は肩を竦めた。翠に声を掛けると理子の姿がその場からかき消える。翠は眠そうに目を擦ってから佑の胸元に頬ずりをした。どうやらこのまま眠るつもりらしい。

 

『現実世界にいたころはわたしに全然懐かなかったのに』

 

 苦笑を浮かべて佑が翠の頭を撫でる。翠は少し顔を緩めて再び佑の胸に頬ずりをした。

 

『あの頃の佑と今の佑が違うってことだろ。ま、器がないからなあ。違うって言えば違うんだろうが……』

 

 やがて翠が穏やかな寝息を立て始める。それと同時に翠の姿は佑の腕の中からかき消えた。名残惜しそうに自分の腕の中を見下ろしていた佑が穏やかな微笑みを浮かべる。

 

『続きどうする?』

『聞かれるまでもないな』

 

 くすくすと笑う佑に憮然とした態度で答え、水輝は自分の股間を指差した。佑の膣からすっぽ抜けた後もやっぱり治まらず、ペニスは勃起したままなのだ。水輝が手招きすると佑が素直に歩いてくる。水輝はあぐらをかいた足の上に佑を抱えた。




結局、水輝が物理で断ち切ったというかー。
そんな感じの流れになりました。カオスですみません。

ここまでの説明(付け足し)

○木村順

龍宝珠界を満喫していた。
ラスティをからかってた後に熱を出して倒れた。

○ラスティ

龍宝珠のひとつが人の形をとったもの。
正体は水輝の翠宝珠。
以前は翠という龍神の宝珠だと勘違いされていた。
(今も一部には勘違いされているかも)
あそこでウナギをとるのはどうかと思う。

○常磐

ラスティラブな男。
今は亡き金龍神の宝珠が人の形をとったもの。
あれ……? 何宝珠だったかな。翠かな。
1度、奈月のものとされたので今もそうかも知れない。

○二藍

ラスティラブな女性。
奈月の青宝珠が人の形をとったもの。
薬師として働いている。
吉良総一郎の助手もしている。
割と多忙。

○紫

地龍神。
元は立城の人格のひとつだった。
弟の真也ラブである。
魔と相性が良いのでよく利用している。

○蘇芳克人

紫をママと呼ぶが実子ではない。
魔のようなもの。というか、多分、魔。
紫と行動を共にしている。

○水輝(沙耶)

女の方。立城が産科でこっそり沙耶と呼んだ相手。
妊娠するまではエロに夢中だったのにw
うっかり立城の子供を身ごもったのがまずかったぽい。

○吉良瀬立城

沙耶が妊娠してご機嫌である。
でもって急に暴れるようになった沙耶の調教を始めて更にご機嫌。
楽しく過ごしているようである。

○重森和也

吉良瀬家の家令。
……なのだが、正体は別。
今のところは忠実に立城に仕えている。

○池田水輝

大体、こいつのせいで事態がややこしくなっている。
今は自分で作った青い寝所でのんびりしている。

天空の城(ラピュ○ではない)を撃ち落としたのはコイツ。

○桜

立城の使い魔として作られた。
作者は透。(透は順の息子)
奈月が動作を止めたことでショックすぎて壊れた。

……と思ったが、水輝のとこで何故か男の身体で復活してた。

○奈月

水輝に捨てられた(?)ため、動作を停止中。

と思ったが水輝のところで復活してた。
桜とお料理したりする。
もちろん水輝ラブなのは変わらない。

○吉良瀬佑

死んだと思ったが復活した。
前に葬儀をしたとなっていたが、実は棺桶は空だった。
(奈月の方も)
吉良瀬当主と名乗っていたので、1度、いなくなったことにする必要があったらしい。

水輝の寝所で翠や理子に乳を飲ませている。
(そのたびに水輝がエロを中断する羽目になっている)
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