「理子。上手だよ」
そう言って優一郎がよしよしと理子の頭を撫でる。理子は笑みを浮かべて優一郎の胸に舌を這わせた。
「当ててみて。理子がどうやって練習したか」
あー、早くしたいのにー。そんなことを思いつつも理子は笑みを浮かべて言った。それでなくてもさっきから陰部は疼きっぱなしだし、その上、優一郎も感じてくれていたと判ったのだ。あとはとっとと挿入すればいいだけの話なのに。ぶつぶつと心の底で呟いてみる。
「ディルドを使った?」
「うっ!」
一発で言い当てられて理子は固まった。がばっと顔を上げて理子は優一郎を睨みつけた。
「何で判ったの、パパ!」
てっきり別の男の名前が出てくると思っていた理子は、そう言って優一郎のシャツを力任せにつかんだ。
「ただのディルドじゃなくて、ヒューマノイド用の交換パーツかな?」
「もうっ! パパの意地悪! もしかして理子の涎とかついてたの?」
次々に言い当てられて理子は拗ねて唇を尖らせた。最初は生身で練習しようと思ったのだ。だが、水輝は子供相手に出来るかと言うし、かと言って多輝にも頼めなかった。学校の男子児童は論外だ。もちろん、教師にも言えるはずがない。
理子は仕方なく、この施設内にある倉庫からヒューマノイドの交換パーツを一組ほど失敬した。それを仮に作った台座にはめ込み、シロップを垂らして舐める練習をしたのだ。
「いや、あのあたりのパーツは消耗品だから、管理体制が整っていないんだ。ひとつやふたつ無くなったところで解らない」
「じゃあ何で判ったの?」
明らかにほっとした顔をしている優一郎を睨み、理子は低い声で訊ねた。誰かに覗かれるようなへまはしていないはずだ。
「単純な推理。理子がもし誰か生身の相手のペニスを銜えていたら、その相手が無事で済んでいるはずがない。練習という表現からも道具を使ったと考えるほうが自然だ」
そこで優一郎は言葉をいったん切り、深く息を吐いた。
「フェラチオ映像などはネットから手に入れられる。ディルドという物の存在は知っているだろうし、ネットで通販で購入できるけど、手近に代用できる品があることに理子なら気付くだろう」
「あの人なら耐えられるもん」
理子はむくれた顔をしたまま、つんと横を向いた。なのに水輝は理子の頼みを最初から笑い飛ばしてくれた。誰が子供を抱くかよ。そんなことまで言われた気がする。
「水輝さんは最後まで出来なければさせない」
「何でそんなこと知ってるの、パパ」
理子は低い声で言ってうろんな目で優一郎を見た。するとそれまで平然としていた優一郎が目に見えて焦る。
「一応、水輝さんの妻やってた事もあるからね」
「あ、そっか……」
優一郎は佑と分かたれる前は水輝と一緒にいた時期があるのだ。そのことを思い出して理子はそうだよね、と頷いた。だがそこで理子はがばっと身体を起こし、優一郎に指を突きつけた。
「笑ったでしょっ!? 理子のこと、笑ったよね!? もぉ、怒った!」
一気にまくし立てて理子は優一郎の身体から降りた。
「理子」
困ったような顔をして優一郎が理子を呼ぶ。だが理子は煩い、とヒステリックに叫んだ。優一郎が上半身を起こそうとする。だが理子は無造作に優一郎の胸をどついた。わっ、と声を上げた優一郎がまたベッドにひっくり返る。
「許さない、ぜえったい、許さないんだからっ」
ぶつぶつと言いながら理子は優一郎の足の間に座り、ベルトに手をかけた。身を起こそうとしていた優一郎が困ったように笑う。だが理子はそれを無視して優一郎のベルトを外し、スラックスのファスナーを一気に開いた。えい、と声を掛けて優一郎の穿いていたものをまとめてずり下ろす。
「ククク。骨抜きにしてくれるわっ」
そう宣言して理子は優一郎の穿いていたものを一気に剥ぎ取った。そこで硬直する。
生ペニス……。しかも勃起中……。理子は目を丸くして優一郎の股間にそそり立つペニスを凝視した。男性器を見て硬直した理子が可笑しかったのか、優一郎が声を殺して笑う。
「やっぱり僕が先にするよ」
「ひゃあ!?」
急に横に倒されて理子は素っ頓狂な声を上げた。横向きでベッドに横たわった理子と向きを反対にして、優一郎が身体を横たえる。
「ひゃあああああ!?」
すぐ目の前に優一郎のペニスがアップになり、理子は悲鳴を上げた。そうしている間に優一郎がさっさと理子のスカートをめくり上げる。そこで理子は漸く我に返った。優一郎が理子の腿の間に頭を突っ込んでいるのだ。
「きゃあ!」
股間に呼気を感じて理子はびくんと身を竦めた。優一郎が濡れた陰部に細い息を吹きかけたのだ。
まっ、負けるもんか! 理子は気合いを入れて頷き、恐る恐る優一郎のペニスに触れた。これを口に入れればいいのよ! そう自分に言い聞かせる。だが手で触れただけでも優一郎の体温が伝わってきて、理子はそのことにうろたえた。
「あつい……。ぴくぴくしてる」
どうして練習の時と違うのだろう。そう思いながら理子はためらいがちにペニスに唇を寄せた。両手で男茎を支えて先端にちゅっ、とキスをする。すると理子の手の中でペニスがぴくりと動いた。
「んっ」
手の中で微かに動くペニスをまじまじと見つめていた理子は、小さな声を漏らして眉を寄せた。優一郎が陰部に触れているのだ。濡れた陰唇をそっと割り開かれる感触に理子は身震いした。とろみのある愛液が垂れているのが判る。
「すごいね。どんどんあふれてくる」
「だ、だって、パパが触ってるんだもん。見たり、触ったり、舐めたりされると感じちゃうんだもんっ」
熱い息を吐きながら理子はすすり泣くような声で答えた。本能的に腿で優一郎の頭を締め付けてしまいそうになるのを必死で堪える。
「そういえば、ここ見られるの恥ずかしいんじゃなかったの?」
くすりと優一郎が笑う。理子は真っ赤になって仕返しの意味を込めてペニスを口に含んだ。練習したことを思い出しながらペニスに舌を這わせる。
不意に口の中でペニスが動く。理子は驚きに目を見張って身体を緊張させた。さっきまでの微かな動きではない。唾液の音を立ててペニスが出入りしているのだ。
「んうぅ!」
理子は口いっぱいにペニスを咥え込んで目をかたく閉じた。身体をずらして理子の頭をまたいだ優一郎が腰を揺する。理子は反射的に優一郎の腿をつかみ、口をいっぱいに開けた。
「ふぅっ!」
不意に襲ってきた強い快感に理子は身を捩った。頭に跨った優一郎が理子の陰部に舌を這わす。理子は苦し紛れに懸命に舌を動かした。
何にも考えられないよお。理子は目尻に涙を浮かべ、本能的に腿を大きく左右に開いた。その間に頭を伏せた優一郎が音を立てて理子の陰部をしゃぶる。敏感なクリトリスを舌先でつつかれ、理子は喉の奥で声を上げて背を反らした。衝撃に近い快感が下腹部から背筋を伝い、頭の芯を痺れさせる。
「んっ、んうっ! あぅっ」
理子は快楽に蕩けそうな顔をしてしきりに声を上げた。舐められているところも気持ちいいし、ペニスが出入りする口の中も気持ちいい。服越しに揉まれた乳房も、全てが気持ち良すぎて何も判らなくなる。
欲しくてたまらない。理子は首を仰け反らせて夢中でペニスに吸い付いた。反応が変わったことに気付いたのか、優一郎が理子の膣内に舌をさしいれる。理子は腰をひくつかせて強い刺激を求めて甘えた声を上げた。口に出入りするペニスに舌を這わせる。太く屹立したペニスが勢いよく理子の唇を滑り、喉に入る。
理子が何で練習したのかすぐに当てられてしまいました。