※この作品はR-18です。

まやかしの終わり 三部 夜の女王   作:伊駒辰葉

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エロシーンの続きです。
このエピソードで四章は終わりです。


ねっとりエロシーン 7

「もしかしてパパ……」

 

 そう呟いて理子は少し眉を寄せ、目元に残っていた涙を拭った。

 

「理子に幻滅した? ヒューマノイドのお姉さんの方がいい?」

「すごく、良かったよ。こんなに興奮したのは久しぶりかも」

 

 まだ最中だ。過去形にするな。そうは思ったが、理子はぐっと堪えて言った。

 

「でもあの人が言ってたよ? 理子の身体は男には危険だから、囚われたらめろめろどきゅーんになるぞって」

 

 かつて言われたことを思い出しながら理子は眉を寄せた。だから多輝には特に気をつけろと言われた。だが、優一郎が快楽に溺れているようには思えない。理子は眉を寄せてちらっと優一郎を見た。

 

「多輝は、まあ、ね」

 

 そう言って優一郎がくすくすと笑う。ん、と小さな声を漏らして理子は身じろぎした。優一郎が笑うのに合わせ、膣内に納まったままになっているペニスがぴくりと動いたのだ。

 

「何だかちょっと拍子抜け……。てっきりパパもめろめろになると思ったのに」

 

 ほっとしたものを感じつつも理子はわざと拗ねてみせた。大丈夫なのだと思った途端にさっき泣き喚いたことが恥ずかしくなる。

 

「ヒューマノイドのこと、実はけっこう警戒してる?」

「警戒っていうか……。理子、ヒューマノイドのお姉さんにかなうのかなあって」

 

 だってパパはお姉さんたちが大好きだもん。ぼやくように呟いて理子はわざと下腹部に力をこめた。意図的にペニスを膣壁で締めてみる。だがまだ力加減ややり方がよく判らない。優一郎がそんな理子に微笑みかけて頭を撫でる。

 

「張り合う必要はないよ。結局、僕にとってヒューマノイドは研究対象で、道具で、玩具だから」

「んー……まあ、そうなんだけど……」

 

 曖昧な返事をしてから、理子はそうだ、と手を叩いた。

 

「じゃあ、パパみたいにヒューマノイドのお姉さんといっぱいセックスしてたら、理子を抱いても平気なの!?」

 

 ぱっと明るい顔をして言った理子を見つめ、優一郎がひくりと頬を引きつらせる。

 

「例えば、学さんが理子を抱いたとして、文さんをほっぽって嵌るなんてことは考えられないし」

 

 渚さんはもっとシビアかも。引きつりつつも優一郎が真面目に教えてくれる。ふむふむ、と頷いて理子は優一郎の言った二人のことを脳裏に思い描いた。

 

「どっちも女……まあ、学さんはどっちとも言い難いけど……」

 

 でもいい男というのとはちょっと違う。理子は難しい顔をして呟いた。

 

「夜叉は特別な存在では、もう無いんだ。僕がそうしたから」

「そうなの?」

 

 理子は目を丸くして優一郎を見つめた。優一郎は大事そうに理子の身体を抱いている。理子はもぞもぞと動いて脱げかけていたドレスを脱ぎはじめた。どうも中途半端に身体に絡まっているのが気持ち悪くて仕方ないのだ。

 

「クリーニングに出しておくね」

 

 優一郎がそう言った途端、理子の身体にまとわりついていた服が全て消える。一気に裸になった理子は目を見開いてまじまじと優一郎を見た。

 

「パパってやっぱりえっち。後から脱がせるなんて」

 

 まあまだ最中なんだけど。そう心の中で付け足して理子は頭をかいた。それで、と言葉を継いで理子は優一郎を横目で見た。

 

「夜叉が特別ではないってどういうこと? だって龍神とセットにするべき存在なのに」

「僕の異名は?」

「空の主」

 

 さらりと答えてから理子はあっ、と声を上げた。優一郎は人形の主だ。そして空の主とは洞の主とも言い換えられる。洞とは穴、何かを納める器、そして。

 

「パパって……天然?」

 

 他に言い表しようがなく、理子は眉を寄せて低い声で言った。理子を両腕に抱き、頭を撫でていた優一郎がくすりと笑う。

 

「そうだね。祐を作った時は、完全に無意識だったし」

 

 結局、彼女もヒューマノイドと化したけど。そう言った優一郎を理子はうろんな目で見た。

 

「魂と器が合わないと、その人は不幸になるわ。彼女がヒューマノイドになったのは偶然でもなんでもない、必然だったと思う」

 

 どうでもいいけど続きしないのかなあ……。膣内にまだ入っている優一郎のペニスのことが気になって仕方ない。だが理子は不思議と色に狂っている訳でもなかった。覚醒時特有の切迫感もない。

 

「抜くよ」

 

 ふとそう言って優一郎が身を起こそうとする。理子は慌ててそんな優一郎を腕で強く抱いた。

 

「だめーっ! 抜くくらいなら入れっぱなしにして!」

 

 腕で抱きしめ、足を絡めて優一郎の動きを制し、理子は喚いた。

 

「そうだね」

 

 とりあえず、これは回収しとかないと。そう言って優一郎が指を一本、立ててみせる。するとその指先にどこからともなく血が集まってきた。理子の流した処女血が集まっているのだ。

 

「パパ、それを飲むの?」

 

 処女血は龍神にとって特別な意味を持つ。そのことを知っていた理子はそう訊ねた。指先で渦を巻いていた血が球体をとる。優一郎は首を振って自分の胸から銀宝珠を取り出した。

 

「あ」

 

 理子は小声で呟いて頬を染めた。優一郎が自分の銀宝珠に理子の処女血を注ぎ込む。

 

「何だかセックスよりえっち……」

 

 ほんのりと頬を染めて理子は熱いため息を吐いた。理子から流れた血が力となり、優一郎の中にある銀色の宝珠に取り込まれる。その様を見つめて理子はうっとりとした面持ちになった。

 

「理子」

「パパ、ほんとに理子のこと好きなのね」

 

 幸せな気分で理子は優一郎を見つめ返した。それからよし、と一人で頷く。

 

「理子、パパをパパって呼ぶの、やめる。やっぱりパパじゃないもん」

 

 くすくすと笑って理子は優一郎の唇に軽く口づけした。優一郎が面食らった顔をして理子を凝視する。何て呼ぼうかなあ、と口の中で呟いてから理子は悪戯っぽく笑った。

 

「須臾、大好き!」

 

 優一郎が目を見張って硬直する。理子は明るく笑って優一郎にぎゅっと抱きついた。




理子が最後に言った名前は実は後には出てこなかったりしますね!(ネタバレ

ここまでの登場人物紹介

○如月透

(婿養子なの忘れてました……)
らぶらぶぱぱという曲を歌わなければならない。
だが透は音痴(だと思っている)。
歌えれば順が復活する予定。

○如月要

透(女体の絵美佳)と以前は張り合っていた。
今は透ひとすじである。

○木崎巴

話の中では数少ないアンドロイド。
つまり全部機械。
透ラブ中。

○ちなり

苗字忘れた!w
元は優一郎が作ったヒューマノイド。
今は透が管理している。

○喜多見梓

男嫌いはまだまだ続く。
ヒューマノイド。
絵美佳が好き。

○池田理子

優一郎と結婚したので苗字は吉良になってるはず。
優一郎と多輝を両方落とそうとしていた。
結局、優一郎が理子をゲットした。

○吉良優一郎

無事に理子をゲット。
新婚生活ウキウキ。

○雨宮多輝(吉良瀬だったかな)

由梨佳と仲良し。
理子を大事にしている。
優一郎が好きなのだが……。
この章では絡みはなかった気がする。

○吉良由梨佳

多輝の所有物。ヒューマノイド。
理子の世話をしている。

○池田水輝

今は寝所でのんびりみんなを鑑賞中。
佑や奈月とエロりたい時に限って、翠や理子に邪魔される。

○吉良瀬佑

水輝ラブは変わらず。
一緒にのんびり鑑賞中。

○吉良瀬奈月

そういえば奈月は苗字はそのままな希ガス。
桜がやってきたので一緒に菓子作りをしたりしている。
水輝が好きなのは相変わらず。

○桜

木龍神……と思う?
今は男性化している。
多分、奈月が女性だからだろう。
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