羅刹に精神的な屈辱を与えられたパールヴァティーは、八雲を巡る支配権を取り戻すため、彼に対して徹底的な再教育を施した。羅刹との背徳的な快楽で八雲の体が覚えた「別の快感」を、すべて「自分への絶対的な服従」へと塗り替える作業だ。
パールヴァティーの要求は、以前にも増して貪欲で暴力的になった。彼女は、八雲の『无(ウー)』の体が羅刹を求めるわずかな熱さえも感じさせないよう、途方もない量の精を吸い尽くした。
壱の支配:記憶の塗り替え
「藤井八雲。貴様は、私との宿命の快楽だけを求める体になったのだ。あの女の甘い毒など、忘れるがいい!」
パールヴァティーは、八雲の体に残る羅刹の魔力の残滓を、自らの純粋な魔力で激しく浄化する。彼女が八雲を貪る時、彼の耳元で羅刹の名を囁き、「私の精が、あの女の痕跡を洗い流している」と、精神的な支配を強化した。
ドプッ! ドチャリ! 八雲の体内では、パールヴァティーの圧倒的な挿入音と射精音が鳴り響き、羅刹との記憶を上書きし続ける。
「あぁぁん! もっと私に! 私の精で、貴様の心を塗り潰せ!」
八雲は、パールヴァティーの激しい要求に応えるうちに、次第に羅刹との快楽を「不快なもの」として記憶し始め、パールヴァティーの支配こそが「宿命的な解放」だと錯覚するようになっていった。
弐の復讐:无(ウー)を鍵として
パールヴァティーは、八雲を完全に支配下に置いたと確信すると、羅刹への復讐を開始した。
ターゲットは、もちろん黒崎羅刹。そして、復讐の道具は、八雲自身だった。
翌日の放課後。八雲が一人で教室を出ると、羅刹が待ち構えていた。
「あら、私の无(ウー)。随分と遅かったわね。昨夜、支配者様に徹底的に絞られたようだけど、もう私の甘い快楽が恋しいでしょう?」
羅刹は、八雲に近づき、彼を誘惑しようとした。しかし、八雲は羅刹を冷たく見つめ、一歩も動かなかった。
「悪いが、羅刹。俺はもう、お前を満たすつもりはない」
八雲の瞳には、パールヴァティーへの絶対的な忠誠と、羅刹への冷たい拒絶の色が宿っていた。それは、以前の葛藤する八雲とは、別人のようだった。
羅刹は、驚きに目を見張った。
「馬鹿な……あんなに私に溺れていたのに? パールヴァティーが、あなたに何を……?」
その時、八雲の後ろから、性魔パールヴァティーが、綾小路パイの姿のまま、静かに現れた。パイの瞳は、黄金色に輝き、その顔には支配者としての冷酷な笑みが浮かんでいる。
「何を、ですって? 裏切り者の三只眼」
パールヴァティーは、羅刹の目の前で、八雲の腕を抱きしめた。
「この无(ウー)は、私の精の供給源。貴様が汚したからこそ、私は徹底的な再教育を施した。彼の体は今、私の精と、私を求める快楽以外、すべてを拒絶するように調教されたのだわ」
パールヴァティーは、羅刹を挑発するように、八雲の頬にキスをした。
「貴様は、彼の尽きることのない精を欲している。しかし、彼の体は、貴様を拒否する。貴様が彼を誘惑し、精を貪ろうとするたびに、彼は私への忠誠と快楽の絶叫を上げるだろう」
「……ッ、卑怯な!」
羅刹は、屈辱に顔を歪ませた。八雲の无(ウー)の体質を利用して、自分への欲望を拒否させるよう調教する。それは、羅刹が仕掛けた背徳的な快楽を、究極の服従へと塗り替える、最も残酷な復讐だった。
「さあ、羅刹。貴様は、无(ウー)の精が欲しくて堪らないのだろう? 目の前にあるわ。勝手に奪ってみるがいい。ただし、奪うたびに、彼の快楽は私の支配を強固にするだろう」
パールヴァティーは、八雲の腕を掴み、羅刹の目の前で勝ち誇ったように笑った。八雲の无尽の宿命は、二人の三只眼の頂上決戦という名の永遠の復讐劇に利用されることになったのだ。