※この作品はR-18です。

性魔伝説パールヴァティー   作:坂本太郎

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第三十六章:精の補給と、双璧の共闘

羅刹の魔力が回復し、パールヴァティーとの間に一時的な共闘体制が敷かれた。八雲の『无(ウー)』の精を燃料とする二大三只眼の力は、衰弱していた羅刹単独の時とは比べ物にならないほど強力だった。

 

「行くわよ、羅刹! 无(ウー)、全力で私の魔力に精を注ぎなさい!」

 

パールヴァティーの命令と共に、八雲の体内から無限の精力がパールヴァティーの魔力へと供給される。パールヴァティーは、黄金の魔力で敵魔族の冷気の結界を打ち破ろうと猛攻を仕掛けた。

 

「させるか! 羅刹族とパールヴァティー族、宿敵同士の不純な共闘など!」

 

敵魔族(夜叉族)は、純粋な冷気の魔力で応戦。二大三只眼の猛攻を、圧倒的な魔力の質で受け止める。

 

ドゴォォン!

 

魔力と魔力が激しく衝突し、古神社跡は爆音に包まれた。

 

壱回目の補給:渇望の羅刹

しかし、羅刹は完全回復したとはいえ、魔力生成のサイクルが崩れていたため、すぐに魔力が尽き始めた。

 

「くっ……魔力が足りない……! 八雲の精の熱が……足りない!」

 

羅刹は、敵魔族の冷気を受けて大きく吹き飛ばされ、八雲の足元に転がり込んだ。

 

「藤井くん……早く……! このままでは、私の命が尽きる!」

 

八雲は、敵魔族の攻撃を避けながら、羅刹の体を抱き起こした。

 

「羅刹! 落ち着け!」

 

羅刹は、八雲の服を掴み、飢えた野獣のように八雲の唇に食らいついた。彼女は、魔力と命の渇望に支配されていた。

 

「んんーッ! 私の精……! すべてよこしなさい……!」

 

羅刹のキスは、精の熱を奪う魔性の熱に満ちていた。八雲の体内から、無尽の精が、口を通して羅刹の体へと奔流となって流れ込む。

 

八雲の体が激しく震え、絶叫を飲み込むような深い喘ぎ声が漏れた。

 

「あぁぁあああッ! 羅刹……! 生きるんだ……! お前の精だ……ッ!」

 

羅刹は、一瞬で魔力を満タンに回復させると、八雲の唇から離れた。その瞳には、狂気と生命力が再び満ちていた。

 

「ありがとう、私の无(ウー)。これで、五分は戦える!」

 

弐回目の補給:支配者の独占

羅刹の復帰後、二人の三只眼の連携攻撃はさらに激しさを増した。羅刹の炎の魔力とパールヴァティーの黄金の魔力が、敵魔族の冷気を焼き払う。

 

しかし、戦いが長引くにつれ、今度はパールヴァティーの魔力が限界に達した。羅刹への嫉妬と、八雲の精の独占を維持しようとする無駄な消耗が響いたのだ。

 

「羅刹! 一時退避! ……无(ウー)! ここへ!」

 

パールヴァティーは、羅刹に指示を出すと、八雲の背後に回り込んだ。彼女は、八雲の服の下へと手を滑り込ませる。

 

「あの女に精を渡した屈辱、すべて私が快楽に変えてやる! 羅刹など、所詮は下賤な愛人の精だ。貴様の体には、私との宿命だけが残ればいい!」

 

パールヴァティーは、八雲の精の源を直接、魔力で支配しながら、精の奔流を自らの体へと吸い上げた。

 

「あぁぁあああッ! パールヴァティー……! 速い……! 止めろ……ッ!」

 

八雲の絶叫は、パールヴァティーの支配的な快楽によるものだった。彼女の強引な吸い上げ方は、羅刹の命の補給とは違い、八雲の快楽と精力を完全に搾り取ることを目的としていた。

 

「ビュルルルル……! ジョボッ……!」

 

激しい精の奔流が、パールヴァティーの体内に魔力を再充填させる。

 

「んんーッ! これが支配者の快楽よ! 無尽の精の熱で、この古神社の結界を燃やし尽くすわ!」

 

パールヴァティーは、完全に満足すると、敵魔族に向かって黄金の魔力を放った。

 

勝利の奔流

八雲の無尽の精を燃料とした二人の三只眼は、交互に精を補給しながら、敵魔族に致命的なダメージを与え続けた。

 

ついに、敵魔族は冷気の魔力が尽き、結界が完全に崩壊した。

 

「馬鹿な……無尽の精を持つ『无(ウー)』を燃料にする三只眼が、二体もいるなど……!」

 

敵魔族は、敗北の叫びを上げ、闇へと消滅した。

 

羅刹は、結界が破れた隙に、祭壇に横たわる白川悠真を抱きかかえた。

 

「悠真……! 助かったわ……!」

 

羅刹の瞳からは、安堵の涙が溢れた。八雲は、二人の三只眼の命を繋ぎ、彼らの无(ウー)を救うという、无尽の宿命の新たな側面を果たしたのだった。

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