平穏な一週間が終わりを迎えようとしていた土曜の昼下がり。八雲の体は、限界を迎えようとしていた。『无(ウー)』のシステムが作り出す無限の精は、常に彼の体を熱く煮立たせ、もはや彼は平常心でパイと接することが難しくなっていた。
「やっくん、ここってこうじゃない?」
テレビの前でゲームをしていたパイが、八雲の腕に軽く触れた瞬間だった。
ドクン。八雲の心臓が激しく脈打つ。その瞬間、パイの体から、微かな熱が立ち上るのを八雲は感じ取った。
パイの顔が、わずかに赤らみ始める。ゲーム画面から視線を外し、八雲を見た彼女の瞳には、すでにあの熱を帯びた、渇望の影が宿り始めていた。
「う、ぅ……やっくん、ごめん……また、体が熱いの……」
パイが苦しげに唇を噛む。その声は、一週間前よりも早く、魔性へと傾倒し始めていた。
「大丈夫だ、パイ。すぐに……すぐに楽にしてあげる」
八雲は、待っていた。この一週間、肉体と精神を蝕まれた苦痛から解放される瞬間を。彼は、もう葛藤しなかった。パイを守るため、そして自らの肉体の飢餓を鎮めるため、八雲はパールヴァティーの覚醒を待望していた。
パイの体温が急激に上昇し、瞳が黄金に変わる。
「くすくす……やはり、一週間が限界。私の飢餓のサイクル、理解したようね、私の无(ウー)」
性魔パールヴァティーが、完全に覚醒した。彼女は満足げに笑うと、八雲の体から発せられる強烈な精力の熱に反応し、その場で八雲の体に飛びついた。
「待てないわ、もう一刻も我慢できない。さあ、私を満たしなさい! お前の無尽の精で、この奥を焼き尽くして!」
八雲は、彼女に導かれるまま、ベッドへと彼女を押し込んだ。
二人の世界は、たちまち情欲のるつぼと化す。
パールヴァティーは、もはや理性の枷がない。彼女は、『无(ウー)』である八雲の体を、徹底的に貪るように求めた。
「早く……! 早く私の空洞を、お前の熱で埋めなさい!」
八雲の服は、彼女の手によって乱暴に引き裂かれた。彼の无の体は、すでに覚醒したパールヴァティーの魔力に呼応し、熱を持った硬さを誇示していた。
ちゅるんズチュッグッチョックチッズブッ!ドチャッ、ドチャリッ
パールヴァティーは、ためらいなく八雲を受け入れた。その瞬間の、生々しい肉のぶつかり合う挿入音が、部屋に響き渡る。
「んあぁッ!……深い……深いわ、无(ウー)! お前の精の源が、直接私に注ぎ込まれる感覚……最高よ!」
彼女の喘ぎ声は、幼馴染のパイの可憐な声とは違い、官能的で、聴く者の理性を破壊する魔性の音色だ。
八雲は、彼女の強烈な熱と吸収力に、再び支配された。彼が一度精を放つと、ドピュルルッドクドクッ!ドクドクッ!ドクドクッ!ドピュルッ!という湿った射精音が鳴り響く。しかし、それは瞬く間に、パールヴァティーの魔力によって吸収され、彼の体はすぐに次の射精に備えて精を再生する。
「あぁん! 素晴らしい……お前が尽きない限り、私は何度でも満たされ続けられる!」
パールヴァティーは、八雲の上で狂ったように腰を振り、貪欲に精を吸収し続けた。
チュプ、チュプという水音にも似た肉の密着音と、パールヴァティーの「はぁ……っ、ひぅ、うぅん!イっ…ちゃ…うぅぅっ♡ふひゃ~んひいいぃ」という途切れることのない喘ぎ声。そして、何度でも繰り返される八雲の射精音が、官能の音の宴を奏でた。
「もっと奥! そこで溢れさせて! 私を、お前の精で溺れさせなさい!」
彼女は、八雲の頭を掴み、その激しい動きに合わせて叫んだ。彼女の体は熱狂し、快楽のあまり、わずかに魔力の光を放っている。
八雲は、この無限に続く奉仕の中で、理性の糸を失いかけていた。ただただ、无(ウー)としての本能に従い、彼女の渇望を、尽きることのない精で満たし続ける。
どれほどの時間が経ったのか、八雲の体は何度も射精を繰り返した。そして、ついにパールヴァティーの黄金の瞳が、快感の極致と飽食によって、満足の色を湛え、静かに閉じられた。
彼女の肉体が鎮静化し、魔力が完全に引いたとき。
「ふぅ……ふぅ……やっくん……」
八雲の腕の中にいるのは、熱い吐息を漏らす、純粋な綾小路パイに戻っていた。
「ごめんね……わたし、また、変な夢を見てたみたい……」
八雲は、パイを強く抱きしめた。彼女の体が再び魔性へと変わるまで、この一時の平和を享受するために。