※この作品はR-18です。

リュカとビアンカの純愛ドスケベイチャラブ日誌   作:アロンの杖

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リュカとビアンカの日常編4

 魔法使いや魔法戦士等は魔法を発動させる際、通常ならばその前段階として“詠唱”を行い、法力を練り上げて行かねばならないのだが、リュカやビアンカ達はそれを破棄して尚、強力な“上級魔法”や“終極魔法”を、威力や効能は保ったままで十全に駆使する事が出来ていた。

 

 これは何故なのか、と言えばそれはリュカの出自が大いに関係していたのであるモノの、彼の母方の祖先は元々が、極東にある故国である“エルヘブン”において高い霊力をその身に宿していた家系であって、それを活かして退魔士や神官、或いは巫女としての役割を背負い、代々の生業として来たのである。

 

 その関係上、彼等は“封印術”や“断絶呪”と言った、最古参の修法に精通していたのみならず“気功法”や“整体術”を学び、更には“神儀”や“仏法”、“陰陽道”をも修めていたのだが、それらの呪術や秘法、密教には“印”を結ぶと言う概念が存在していた。

 

 この“印”と言うのは“宇宙の掟”や“波動の法則”等と言った、いわゆる“真理”を手の指の動きで顕したモノであり、特に修験者や陰陽師達はこれを操る事で瞬時に感覚を研ぎ澄まさせると同時に精神を集中させて行き、霊力を練り上げて呪術や秘儀を発動させるのだ。

 

 これはリュカの母親であるマーサの実家でも長らく実践されていて、それは時を超えて彼にもしっかりと受け継がれていたのであるモノの、リュカはこれを天空城での修業の最中にイメージ、即ち“意識の世界”でこなす事により素早くかつ正確に法力を練り上げる技術を会得し、それを現実世界に帰還した後でビアンカ達“天空の一族”にも教え伝えたのである。

 

 それを彼女達は更に自分達に合うように改良を重ねて今では高い火力を持つ“上級魔法”は勿論の事、より強大な威力を誇る“終極魔法”も瞬時に生成させて自在に使役する事が可能となっていたのだ。

 

 そのビアンカは今やたった1人で凶悪な魔界の“支配者級(クエストクラス)”のモンスター達の軍勢およそ10匹程度を圧倒出来る程の戦闘力を有しており、天空人の戦士としては間違いなく比類無き高みへと昇り詰めていた、と言って良かったが、しかし。

 

「あああっ!!?リュカ、いた・・・っ❤❤❤❤❤」

 

「あ、あはははっ。ビアンカ・・・!!!」

 

 そんな“天空の花嫁”の日課は最愛の夫である“リュケイロム・エル・ケル・グランバニア”その人を見付けて睦まじく過ごす事であり、彼との蜜月を求めて青年の元へと足繁く通い詰めるようになっていたのだ。

 

 否、通い詰める等と言うモノでは無くて、もし彼の姿が見えなければ見付かるまで追跡して来て草の根分けても探し出す程の狂愛ぶりを発揮していた。

 

「もう・・・っ❤❤❤いっぱい探したの、一体何処にいたの?」

 

「あ、あははっ!!?いやぁ~、ちょっとたまの休日だから城の中をあちこちウロついて見たくて。散歩がてら歩いていたんだよ・・・」

 

 特にビアンカのそれは酷かった、青年国王への恋恣と純慕の炎の燃え上がりが著しい彼女はリュカが外を出歩いている時は勿論、グランバニア城の何処にいようがすぐさま見付け出して駆け付けて来るし、それを上手く防ぎ躱したとしても、比類無き愛情の裏返しである凄まじい迄の執念と気迫で必ず探し当てて追い縋って来るのであった。

 

 それだけではない、寝ている間にベッドに潜り込んで来るのは当たり前、彼がトイレに入っている時は扉の前でずっと待ち焦がれており、お風呂に入っている時等も“一緒に入ろう・・・?”等と裸で突撃して来る有様であったのであるが、この時も同様で誰もいない“ルイーダの酒場”で彼を発見する事に成功した愛妻王妃は“そうだったのね・・・?”等と何処かホッとした表情でのたまいながらも青年夫の胸元に飛び込んで行くと、顔をくっ付けてスリスリと擦り付けるようにした。

 

「もう・・・っ。言ってくれたら私もお散歩に付き合ってあげたの、ずっと一緒にいるの・・・っ❤❤❤❤❤」

 

「あはははっ!!?そう、なんだ・・・」

 

 自身に抱き着いたまま甘い声でそう告げるビアンカに、なんとか笑いながら答えた青年だったが正直に言って彼もたまには1人で過ごしたい時があるモノの、ビアンカは中々そうさせてくれなかった、己の修業の為もあって全国各地を飛び回っていた彼は2週間に一遍はグランバニア城に帰還するようにしていたのだが、そうするとそれまで夫に構ってもらえなかった寂しさと欲求不満から彼女は思う存分に愛慕と恋意とを燃え滾らせて彼に迫り寄って来るのである。

 

「この前ね?“キメラのつばさ”を使って久し振りに“レヌールの森”に行ってみたの。そうしたら“クチナシの花”が咲いていたのよ・・・?」

 

「そうか、もうそんな季節なんだね・・・」

 

 一緒にいる時は、ビアンカはリュカと色々なお話をするようにしていた。

 

 勿論、激しく掻き抱いて欲しい日もあるのだが、こうして2人で何をする訳でも無く、イチャイチャラブラブして過ごす事も、彼女にとっては非常に大切な合間であった。

 

「季節外れのチューリップとか、キンポウゲなんかも咲いていたの。今度一緒に見に行きたいの・・・❤❤❤❤❤」

 

「・・・うん、そうだね」

 

「そう言えばね?この前アルカパで美味しいパンケーキのお店を見付けたのよ?今度一緒に連れて行ってあげるね・・・っ❤❤❤❤❤」

 

「あはは、それは嬉しいな。僕はパンケーキは大好きだからね・・・。ところでさ、ねえビアンカ?」

 

「んん。なぁに?リュカ・・・」

 

「有り難う・・・」

 

「・・・・・?」

 

 自分の言葉に、キョトンとした顔で首を傾げる愛妻に対して青年は更に続けた。

 

「生まれて来てくれて有り難う、僕と一緒になってくれたのも凄く嬉しいし・・・。それにあんなに良い子達を産んでくれて、とっても感謝しているよ?ビアンカ。君と出会えて良かった・・・!!!」

 

「・・・・・っっっ!!!!!?好きっ❤❤❤」

 

 “大好きっっっ❤❤❤❤❤”と愛妻王妃は夫にしがみ付きつつ本心からの思いを口にする。

 

「私も、嬉しいのっ。あなたにこうして出会えた事も、あなたが生きて来てくれた事も・・・。そして何より私を愛してくれた事もっ!!!!!」

 

「・・・ビアンカ」

 

「あの子達はとっても良い子達だわ?それにとっても大切なの。だって私の大好きな人の子供達だもの、愛しくない筈が無いわっ!!?」

 

「・・・そっか」

 

「失礼致します・・・」

 

 “嬉しいな・・・”等とリュカが応えて2人が夫婦水入らずで逢瀬を満喫していた、その時だった。

 

 不意に廊下から人の気配がしたかと思うと1人の新人メイドがルイーダの酒場へと入って来る。

 

「国王様、王妃様。こちらにいらっしゃいましたか・・・」

 

「あ、君は確か・・・」

 

「・・・なに?」

 

 リュカが振り向いて何事かを口にする前にビアンカがジロリと彼女に目をやりながらそのまま言葉を発するが、その声色は鋭くてとてものこと、歓迎しているようには見受けられない。

 

「は、はい。あの・・・!!!リュカ様、ビアンカ様。男性と女性のお客様方がお見えになられております、なんでもラインハットから来た方々だとか・・・」

 

「あ、それはね?この前の記念式典パーティー関係の案件で来たんじゃないかな・・・」

 

「帰ってもらって!!!」

 

 するとまたしてもリュカが詳しく返答する前にビアンカが口を挟んだ。

 

「今日はまだ、期日じゃないわ?あと1週間はあるじゃないの。なんでわざわざ今日来たのかしら・・・!!?」

 

「は、はい。あの・・・、なんでもパーティーの期日が変更になってあと1ヶ月先延ばしになったと。それをお伝えするために」

 

「だったらもう良いでしょ?用件は済んだのだから。わざわざ会う必要は無いわ?今日は帰ってもらってちょうだい!!!」

 

「・・・・・っ。あ、あはははっ!!!」

 

「えええっ?で、でもあの。ビアンカ様・・・?」

 

「下がりなさい、ステューシー。貴女の役目は済んだわ?さっさと下に行って。私達の邪魔をしないで・・・っ!!!」

 

「は、はいっ。失礼しましたっ!!!」

 

 新人なりに空気を読んで“ヤバい”と感じたのだろう。ステューシーは慌ててそう言ってお辞儀をすると、急いで夫婦の元を後にした。

 

「・・・もうっ。みんな困るわよね?私達がいないと何も判断出来ないのだから❤❤❤❤❤」

 

「あ、あはははっ!!!そうだよね?もうちょっとなんとかして欲しいなぁ~・・・」

 

 怒気を収めて自らの肉体にその身を寄り添わせる花嫁に対して日和見を決め込んだ花婿が告げるモノの、普段の時はともかくビアンカはリュカと2人きりの時間を邪魔されるのが何よりも嫌だった、かてて加えて。

 

 彼女は男性女性問わずに自分や自分の親しい者以外の人間が夫に近付いて来る事に対してある種の警戒感と言うか、嫌悪感を抱くようになってしまっており、殊にどんな存在だろうと女性を彼に接近させたりは絶対にしなかったのである。

 

「ねえあなた・・・」

 

「なにさ?ビアンカ・・・」

 

「私のこと、好き?」

 

「宇宙で一番、大好きだよ?自分以外でこんなにも人を愛したのは。特に女の子を愛しく思ったのは、君が最初で最後だよ・・・!!!」

 

「・・・・・っっっ!!!!?嬉しいっっっっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

 愛する夫からのその言葉に、ビアンカは心底感動してしまい、堪らず彼にしがみ付く。

 

「私もっ。私もリュカだけなのっ!!!ずっとリュカ一筋だから・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

「・・・そうか」

 

 “有り難うビアンカ・・・”と答えるとリュカは彼女を抱き寄せた。

 

 愛情表現にやや行き過ぎた箇所はあるモノの、この子は間違いなく自分を愛してくれているのだ、深く思ってくれているのだ、と感じて心の底から嬉しい気持ちでいっぱいになる。

 

(可愛い、ビアンカ・・・ッ!!!)

 

 “下手をすると自分よりも愛しくて大事な人かも知れない”等と青年は密かに、しかし本気でそう思う。

 

(守ってあげたい、この子の事を。この子にはいつまでも安寧と愛の光り輝きの中で、美しく煌めいていて欲しい。優しく笑っていて欲しいんだ、傷一つ付けさせたくない・・・!!!)

 

「・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 

(・・・リュカ、あなた。好き好きっ、大好きいいぃぃぃっ❤❤❤❤❤)

 

 そんな自身の愛意が“深域精神感応(ハイパーテレパス)”によって全て妻に丸聞こえになっている事を、直接伝わってしまっている事を神ならぬ身の上のリュカはまだ気付いてはいなかった。

 

 これはビアンカがリュカと身も心も強固な絆で結ばれていた挙げ句に魂の底の底まで同調する事が出来ており、しかもその上青年がエルヘブンに代々伝わる秘術である“上位回復呪文(ベホマ)”や“究極蘇生魔法(メガザル)”を完全に己のモノとして使役し、かつそれをエッチのインターバルの際に愛妻王妃に対して集中的に用いていた為に誘発されて来た現象であったのだ。

 

 己の滾りを存分に発揮しては花嫁がヘロヘロになるまで掻き抱き、時には失神させてしまう事すらあった花婿はしかし、単に彼女を激しく犯し抜くだけではなくて、その後で“究極蘇生魔法(メガザル)”の技法を応用させて自らの生命力や精神力を分け与え、ビアンカを回復させるようにもしていたのであるモノのその際、彼女の自我の中には彼の愛妻に対する偽りなき真心の思念が直接的に流入するようになってしまっていたのであった。

 

(愛しいよ?ビアンカ、何て可愛いんだろう。堪んないよ・・・!!!)

 

(~~~~~~~~っっっっっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪)

 

 否、それだけではない。

 

 間違っても彼自身、全てを知る者では無いからまだまだ理解出来ていない事も多かったのは仕方が無い事ではあったのだが確かに、女性とはある意味では常に様々な葛藤や悩みを抱えていて、事と次第によっては外からの刺激に対して非常に脆い上に、悲しい生き様や在り方を余儀なくされてしまう存在ではあるモノの、しかし。

 

 それと同時に女の子と言うのは男の側がちゃんと本人を理解してしっかりと受け止めてあげた時、こちらが向ける以上の熱烈さと純真さで、想像を絶する程の激しい狂愛を、それも一途に捧げ尽くしてくれるモノなのである。

 

 少なくともビアンカとはそう言う女性(ひと)であり、そしてそんな彼女の真愛(まな)、即ちリュカへの思いは彼の何処までも真面目で真っ直ぐな思いを受けた瞬間ますます盛んに燃え上がり、今や凄まじい迄の勢いで胸の中を渦巻いていたのだ。

 

「ねえあなた・・・」

 

「んん?なにさ、ビアンカ」

 

「・・・抱いて?」

 

 自らの発した言葉に再び、清純無垢な容(かんばせ)に疑問符を浮かべて聞き返して来る、この運命の伴侶に対して花嫁は思いっ切り抱擁しつつも顔を近付けて熱っぽく囁いた。

 

 彼の全てが大好きだった、“何時から?”とか“なんで?”と言った言葉はこの場合、何の意味も持たなかった、彼女の気持ちは既にして理屈を超越してしまっており、全てを貫いて自身の真魂を打ち震わせる。

 

 ただそれでも、仮に答えを述べるならば宇宙によって彼が生み出されたその瞬間からリュカと言う男性の存在の全てが、そしてやる事なす事が一々これ以上ない程にまで愛おしく、堪らなく恋しく感じるのであり、そんな彼の事を思う度にだから、ビアンカは余計に途方に暮れるのだ。

 

(リュカ、私だけの人。誰よりも何よりも大切な人!!!大好きなの、止められないのっ。自分よりも遙かに愛しくて恋しくて、考えるだけでどうにかなってしまいそう・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤)

 

 今や己の全てを夫への“超愛”で満たし尽くしたビアンカが、その小さな胸の内で本心からそう叫び、狂ったように彼を求める。

 

 彼女はまだ知らなかったがビアンカとリュカは生まれる前からの付き合いであり、輪廻転生を続ける中で夫婦となった回数が300を超えていた、その為に既に“友達夫婦”を卒業して“恋人夫婦”の領域に突入していたのである。

 

 そんな彼と連れ立って、実質的に彼等夫婦専用の大浴場と化していた“グランバニア王室秘密離宮”の地下3階、広域バスルームへと足を運んだ愛妻王妃はこれから始まる“メイク・ラブ”に胸を躍らせていた。




 ここまで読んでいただきまして、誠に有り難う御座いました(ここまでが“第二章”となります)。

 次回からはまた、R-18同人誌が始まります←主ビアのアダルティンな純愛陵辱モノです(で、第四章は“ドラクエ5についての考察文”にしたいな、等と考えております)。

 どうかよろしくお願い申し上げます(ちなみにリュカとビアンカのスペックや、物語中に出て来る様々な事象や現象についての細かい説明は“最初の御挨拶と主ビアのスペック紹介”や“後書きによせて”、それと“皆様方への説明文1”を御覧下さい)。
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