※この作品はR-18です。

ヤッて改造! 〜悪の組織の黒幕です〜   作:ろくさん

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幕間:天然娘は相性がいい

 

 チュンチュン、と小鳥のさえずりが響く長閑な朝。 日本のとある片田舎。 木造の古びた平屋からは、縁側を通して穏やかな陽光が差し込んでいる。 ここが世界を恐怖に陥れる(予定の)悪の組織のアジトだとは、近所の住民の誰も気づいていないだろう。 その一番奥にある六畳間。 万年床と化した布団の海の中で、平和と堕落が同居する一日が始まろうとしていた。

 

「……ん、んぅ……」

 

 五十嵐イスズは、重たい瞼をゆっくりと持ち上げた。 視界に映るのは、見慣れた天井のシミと、愛しい男の寝顔。 彼女は黒野改蔵の逞しい腕の中にすっぽりと収まっていた。 改蔵の太い右腕が彼女の柔らかな腰を抱き寄せ、左足が彼女の太ももに絡みついている。 全身が心地よい気だるさに包まれていた。 昨夜も『世界平和』のために、夜遅くまで激しい儀式を行ったからだ。 筋肉の節々が甘く痛み、身体の芯には彼から注がれた熱の余韻がまだ残っている。

 

「おはようございます……神主様」

 

 イスズは小声で挨拶すると、そっと身体を動かそうとした。 だが、その瞬間。 下腹部に、硬く、熱く、そして脈打つ『何か』が当たるのを感じた。

 

「あ……」

 

 彼女は顔を赤らめた。 改蔵の『陽』の気だ。 朝の生理現象と魔力の充填が重なり、それはまるで暴れん坊の龍のように怒張し、布団を持ち上げんばかりの勢いで主張していた。 イスズの太ももに押し付けられるその熱量は、昨夜あれだけ吐き出したにも関わらず、底知れない生命力を感じさせる。

 

「あらあら……。まだ寝ているのに、こんなに元気が溢れているなんて」

 

 イスズは困ったように眉を下げたが、その瞳には使命感が宿っていた。 彼女はこのアジトの『専属巫女』であり、『世話人』だ。 改蔵の膨大すぎる魔力は、放っておけば暴走し、周囲に災厄をもたらす危険がある(と、彼女は信じている)。 それを安全に処理し、世界を平和に保つのが彼女の役目なのだ。 私が『中和』しなくては。

 

「失礼しますね……平和のために」

 

 イスズは布団の中でごそごそと動いた。 彼女が身につけているのは、改蔵から借りたブカブカのTシャツ一枚だけ。 下着はつけていない。 彼女はTシャツの裾を捲り上げると、露わになった豊満な胸と、マシュマロのように柔らかな肌を、改蔵のゴツゴツした身体に密着させた。 そして、そっと手を伸ばし、熱源へと触れる。

 

「……っ」

 

 熱い。 掌に収まりきらないほどの質量と熱気。 イスズは慣れた手つきでそれを優しく握りしめ、先端から滲み出る魔力(カウパー)を指先で馴染ませた。 準備は十分だ。 彼女自身の身体も、改蔵の気配を感じただけで、条件反射のように潤み始めていた。

 

「……んぅ」

 

 改蔵が寝言のような声を漏らし、無意識に腰を浮かせる。 求めているのだ。 イスズは慈愛に満ちた表情で微笑むと、彼の剛直を自身の秘所へと導いた。

 

「ふぅ……。入りますね……」

 

 ぬぷり。 温かい粘膜が、硬直した魔力の塊をゆっくりと飲み込んでいく。 抵抗はない。 彼女の身体は、幾度となく繰り返された『儀式』によって、すでに改蔵を完璧に受け入れる形に作り変えられていた。 キツすぎず、ユルすぎず。 彼の形を記憶し、吸い付くように馴染む『極上の鞘』。

 

「ん……っ。やっぱり、朝は大きいです……」

 

 イスズは吐息を漏らしながら、ゆっくりと腰を下ろした。 根元まで飲み込むと、身体の奥底で回路が「カチリ」と繋がる感覚がした。 ドクン、と改蔵の脈動が胎内を叩く。 それと同時に、改蔵から溢れ出る荒々しい魔力が、奔流となってイスズの体内へと流れ込んだ。 普通の人間の女性なら、その負荷に耐え切れず精神が崩壊するか、あるいは肉体が変質して怪人へと変貌してしまう量だ。 だが、彼女は違った。 スキャナーが『エラー』を起こすほどの、規格外の『癒し』と『受容』のポテンシャル。 流れ込んだ鋭利な魔力は、彼女の子宮という海で優しく包み込まれ、角が取れ、温かく無害な生命エネルギーへと変換される。 そしてそれが、再び結合部を通して改蔵へと還流していく。 完璧な循環。 魂のレベルでの和合。 マナが言った通り、二人の相性は『良すぎた』。

 

「はふぅ……。温かい……。身体の奥が、ぽかぽかします……」

 

 イスズは改蔵の上で、ゆったりと腰を揺らし始めた。 激しく責める必要はない。 ただ繋がっているだけで、互いの魔力が溶け合い、快楽が増幅していく。 改蔵が目を覚ます気配はないが、その腰は無意識にイスズを突き上げ、彼女のGスポットを的確に擦り上げている。 本能的な交わり。 言葉はいらない。

 

「んっ、ぁ……。神主様……。今日も、すごいです……」

 

 イスズは幸せだった。 こうして神主様と深く繋がっている時、自分が一番役に立っていると感じられる。 世界を救っているという大義名分と、愛する人に満たされるという純粋な快感。 その二つが混ざり合い、彼女の脳をとろとろに溶かしていく。 朝の光の中で、Tシャツ姿の美女が男に跨り、恍惚の表情で腰を振る。 その背徳的で平和な光景は、十分ほど続いた。 やがて、改蔵が低く唸り、イスズの最奥に熱い波動を解き放つまで。

 

 ***

 

 数十分後。 濃厚な朝の儀式(モーニング・ルーティン)を終えたイスズは、台所に立っていた。 もちろん、格好は変わらずTシャツ一枚の姿だ。 太ももまで隠れる丈のシャツだが、動くたびに裾が揺れ、白く健康的な太ももや、下着をつけていない無防備な臀部がチラチラと覗く。 これがこのアジトにおける、彼女の正装(ユニフォーム)だった。

 

 トントントン、と軽快な包丁の音が響く。 鍋からは味噌汁の出汁の香りが漂い、炊飯器からは炊き立てのご飯の甘い湯気が上がっている。 今日の具は豆腐とわかめ。 そしてメインは厚焼き玉子と、昨日近所のお婆ちゃんにお裾分けしてもらったアジトの裏の畑で取れた新鮮な野菜だ。

 

「ふふふーん♪」

 

 イスズは鼻歌交じりにフライパンを返した。 身体が軽い。 肌の調子もすこぶる良い。 まるで全身の細胞が活性化したかのように、指先まで力が満ちている。 改蔵の魔力をたっぷりと浴び、循環させた翌日はいつもこうだ。 彼女にとって、改蔵の精気はどんな高級な美容液よりも効果的な『万能薬』だった。

 

「……あ、イスズ様。おはようございます……」

 

 居間に、小悪魔マナがふらふらと起きてきた。 彼女もまた、アジトの標準装備であるレオタード姿(というかほぼ下着)だが、その様子は酷いものだった。 金髪はボサボサで、目は半分閉じ、足元はおぼつかない。

 

「あら、おはようございますマナちゃん。まだ眠そうですね」

 

「はひ……。昨夜の実験データの整理で、徹夜してしまって……。それに、朝からすごい魔力反応で目が覚めました……」

 

 マナはちゃぶ台に突っ伏した。 彼女は昨夜、イスズたちとは別に、夜通し魔術研究を行っていたのだ。 イスズは微笑ましく見守りながら、お盆に食事を並べた。 黄色い卵焼き、緑の野菜、白いご飯、茶色い味噌汁。 彩り豊かな、完璧な日本の朝食だ。

 

「マナちゃんもお疲れ様です。ご飯食べたら元気出ますよ」

 

「うぅ……イスズ様の料理だけが、私の癒しです……」

 

「ふふ。神主様も呼んできますね」

 

 イスズは台所を出て、奥の万年床へと向かった。 そこでは、一度『放出』してスッキリした改蔵が、大の字になって二度寝を貪っていた。

 

「神主様ー。ご飯ですよー」

 

 イスズが耳元で優しく囁き、肩を揺する。 改蔵がのそりと動き、目を開けた。

 

「ん……? おう、イスズか。……なんかいい匂いすんな」

 

「はい。今日も頑張って作りました。冷めないうちにどうぞ」

 

 改蔵は欠伸をしながら起き上がり、頭を掻いた。 Tシャツの隙間から見えるイスズの胸元に、寝起きの視線が吸い寄せられる。 ノーブラの胸は、重力に従って自然な形を描き、その先端が布地をツンと押し上げている。

 

「……おう。すぐ行く」

 

 改蔵は立ち上がり、イスズの尻を軽く叩いて居間へと向かった。 その何気ないスキンシップだけで、イスズの身体が熱くなる。 (もう、神主様ったら……)

 

 居間のちゃぶ台。 三人揃っての朝食が始まった。

 

「いただきます」

 

「いただきまーす」

 

「いただきます……」

 

 改蔵が味噌汁をすする。 ズズッという音と共に、出汁の風味が口いっぱいに広がる。 五臓六腑に染み渡る、優しい味だ。

 

「うまい。やっぱイスズの飯は最高だわ。悪の組織の社食にしとくには惜しいな」

 

「えへへ。嬉しいです。あ、卵焼きは甘めにしておきましたよ」

 

 イスズは自分の分のご飯を食べながら、改蔵の食事が進むのを嬉しそうに眺めた。 彼が美味しそうに食べてくれる。 それだけで、胸がいっぱいになる。 改蔵がご飯をおかわりし、焼き魚を綺麗に平らげる。 その豪快な食べっぷりを見ていると、母性本能がくすぐられるのだ。

 

 ふと、改蔵の手が止まった。 彼の視線が、向かいに座るイスズの胸元に注がれている。 食事をして体温が上がったせいか、イスズの肌はほんのりと桜色に染まり、汗ばんでいる。 Tシャツが肌に張り付き、その下の豊満なラインを露わにしていた。

 

「……ごちそうさん」

 

 改蔵が箸を置いた。 まだご飯は茶碗に半分残っている。

 

「あれ? もういいんですか? 今日は食欲ないんですか?」

 

 イスズが心配そうに尋ねる。 改蔵はギラリと光る目でイスズを見た。

 

「いや。飯はもういい。別のモンが食いたくなった」

 

「別のもの? デザートですか? りんごならありますけど……」

 

「りんごじゃねえ。もっと柔らかくて、甘いやつだ」

 

 改蔵は立ち上がると、ちゃぶ台を回り込み、イスズの腕を掴んだ。 強引に引き寄せる。 イスズは抵抗する間もなく、ぽふっと改蔵の胡座の上に収まった。

 

「きゃっ! か、神主様?」

 

「朝のエネルギー充填だ。デザートだよ」

 

 改蔵の手が、躊躇なくTシャツの裾から中に滑り込む。 温かく、ゴツゴツした大きな手が、イスズの豊かな胸を鷲掴みにした。

 

「んっ! ……あ、あの、マナちゃんが! マナちゃんが目の前に!」

 

 イスズが慌ててマナの方を見る。 マナは味噌汁をすすりながら、死んだ魚のような目で二人を見ていた。

 

「……気にしないでください。これも『環境音(BGM)』だと思って処理しますから。……はぁ、リア充爆発しろ」

 

「気にすんな。あいつも勉強熱心だからな。見せてやろうぜ、大人の『食事』ってやつを」

 

 改蔵はニヤリと笑うと、イスズの首筋に吸い付いた。 朝食の味と、石鹸の香り、そして彼女自身の持つ、独特の甘いミルクのような匂い。

 

「神主様……。そ、そんな、急に……」

 

「嫌か?」

 

「い、嫌じゃ……ないですけど……」

 

 イスズは抵抗しなかった。 むしろ、身体が期待に震えていた。 さっき中和したばかりなのに、もう身体が熱い。 改蔵に触れられるだけで、奥が疼く。 条件反射のように濡れてくる。 相性が良すぎる身体は、何度交わっても飽きることがない。 むしろ、回数を重ねるごとに感度が上がり、より深く求め合ってしまう。

 

「イスズ。お前は本当にいい『器』だ。最高に美味そうだ」

 

「は、はい……。神主様の役に立てて、嬉しいです……」

 

 改蔵はイスズをそのまま、畳の上に押し倒した。 ちゃぶ台の横。 食べかけの朝食の横での情事。 マナの視線。 背徳感と日常感が入り混じり、イスズの理性を溶かしていく。

 

「いくぞ。世界平和の時間だ」

 

「はいっ……! 平和のために……っ!」

 

 改蔵がイスズのTシャツをまくり上げる。 露わになった柔肌に、獣のようにむしゃぶりつく。 イスズは改蔵の頭を抱きしめ、その感触を受け入れた。 熱い。 激しい。 でも、怖くない。 改蔵の魔力がイスズの中に注ぎ込まれ、イスズの中で浄化され、また改蔵へと戻っていく。 無限の循環。 二人は互いを補完し合う、一つの生命体のようだった。

 

「あ……っ! 神主様……! すき……! 大好き……!」

 

 イスズの口から、本音が漏れる。 世界平和なんて建前は、もうどうでもよかった。 ただ、この強引で、乱暴で、でもどこか寂しがり屋な男に愛されることが幸せだった。 彼が必要としてくれるなら、私は何度だって受け入れる。 何度だって、この身を捧げる。

 

 改蔵もまた、イスズの包容力に溺れていた。 どんな欲望も受け止め、どんな暴虐も許してくれる、絶対的な母性。 全てを包み込む、海のような『陰』の気。 この女から離れられるわけがない。

 

「イスズ……! 離すなよ! ぜんぶ飲め!」

 

「はいぃっ! 離しません……! ぜんぶ、私の中に……!」

 

 二人の身体が激しくぶつかり合う。 畳が擦れる音、水音、そして甘い喘ぎ声が、アジトの居間に響き渡る。 マナはいつの間にかスマホを取り出し、無表情のままその様子を動画で記録していた。 「ふむふむ……この角度からの結合は魔力伝導率が30%アップ……参考になります」 アジトの朝は、二度目のクライマックスを迎えようとしていた。

 

 ***

 

 昼下がり。 情事を終え、片付けと洗濯を済ませた二人は、縁側で涼んでいた。 風鈴がチリンと鳴る。 イスズは縁側に座り、その太ももの上に改蔵の頭を乗せていた。 膝枕での耳かきタイムだ。

 

「気持ちいいですか? 神主様」

 

「おう。そこだ、そこ」

 

 改蔵は目を閉じたまま、極楽の表情を浮かべている。 頭の下には、程よい肉付きと弾力のある極上の太もも。 耳には心地よい刺激。 風がTシャツの裾を揺らし、イスズの匂いを運んでくる。 これが悪の組織の黒幕の生活だとは、誰も思うまい。

 

「神主様。次はどんな怪人さんが来るんでしょうね」

 

 イスズが何気なく尋ねる。

 

「さあな。マナがまた変なのを拾ってくるだろ。あいつの趣味も大概だからな」

 

「どんな子が来ても、私が仲良くしてあげますね。ここのご飯は美味しいよって」

 

「おう。頼むわ。お前の飯があれば、大抵の奴は落ちる。胃袋掴まれりゃ、戦闘意欲もなくなるってもんだ」

 

「ふふ。胃袋を掴むのが、平和への第一歩ですから」

 

 イスズは改蔵の髪を優しく撫でた。 このアジトには、様々な欲望を持った怪人たちが集まってくる。 破壊衝動。変身願望。承認欲求。 彼女たちは皆、どこか欠けていて、どこか寂しい。 社会からはじき出された、行き場のない魂たち。 だからこそ、ここで改蔵に愛され、満たされることで、初めて居場所を見つけるのだ。 イスズは、自分がその『家』を守る存在になれたことが、何より誇らしかった。 私は戦えないけれど、帰ってくる場所を作ることはできる。

 

「……ん」

 

 改蔵が寝返りを打った。 その拍子に、顔がイスズの股間に埋まる形になった。 Tシャツ一枚の股間。 下着はない。

 

「あ、あの……神主様?」

 

 イスズが赤面する。 改蔵の鼻先が、秘所のすぐ近くにある。

 

「……いい匂いだ」

 

 改蔵が深呼吸をする。 熱い息が、布越しに敏感な部分にかかる。

 

「ひゃぅっ! そ、そこは……! 息を吹きかけないで……!」

 

「なんだか、また溜まってきたな」

 

 改蔵がむくりと起き上がった。 その目は、再びギラギラと輝いている。 朝に二回もしたのに、もう復活している。 絶倫にも程がある。

 

「ええっ!? さっきしたばかりですよ? まだお昼ですよ?」

 

「お前との相性が良すぎるのが悪いんだよ。近くにいるだけで魔力が活性化しちまう。ほら、緊急『中和』の時間だ」

 

 改蔵がイスズの肩を押し、縁側の板の間に押し倒す。

 

「も、もう……。神主様ったら……。本当に、仕方のない人ですね……」

 

 イスズは困ったように、でも満更でもなさそうに笑った。 彼女は知っている。 この無限の繰り返しこそが、彼女にとっての幸せなのだと。 求められ、受け入れ、満たされる。 その連鎖の中にこそ、彼女の生きる意味がある。

 

「はい。わかりました。たっぷりと、よしよしして『中和』してあげますね」

 

 イスズは両手を広げ、改蔵の首に回した。 三度目の儀式が始まる。 アジトの外では、ヒーローたちが血眼になって悪の組織を探しているかもしれない。 世界は混乱し、人々は怪人の影に怯えているかもしれない。 だが、この縁側だけは別世界だった。 黒幕とその情婦は、のほほんと、愛と性欲を育んでいた。 世界が平和になるのは、まだまだ先のことになりそうだった。

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