雨も止み、帰ろうと思えば帰れる頃合い。
沙耶と悠人はまるで長い間離れていた恋人かのように互いを求めあい、絡め合った。
最初はそっと触れるだけだったのが、指を絡め、舌同士を絡め合い、沙耶の両手は悠人の首に巻きつくようにし、悠人の手もまた沙耶の豊満な胸や尻を撫で回した。
徐々にヒートアップしていく二人。
沙耶が手を引くようにしてベッドルームに案内すると、押し倒される形で沙耶が横になった。
その上から覆い被さるようにして、重なる悠人。首筋に顔を埋め、匂いを覚えるかのように嗅ぎながら右手で沙耶の背中に手を回した。
手慣れている手つきに、沙耶も「それはそうよね……」と一瞬なったが、そんなことは頭の中から消えていった。今は彼からの愛撫に集中したいと言う本能なのかもしれない。
金具が外れる音がすると、沙耶は上半身を起き上がった。
「ちょっと待ってて……皺になっちゃうから……」
沙耶はトップスを脱ぎ、片手で胸を押さえた。どうやら、先ほどブラの金具を解されたことを脱いだ後に思い出した。
唐突に時間が空くと、急に恥ずかしさの方が優ってきた沙耶は、ベッド脇の照明のスイッチに手を伸ばそうとする。
すると悠人は、その伸ばした手を掴み、己が身体の方に引き寄せた。
「沙耶さん、電気を消さないで全部見せてください」
「ダメよ、恥ずかしいわ……」
「全部目に焼き付けておきたいんです」
そう強気に言われると断ることもできなくなった沙耶は、身体を全て彼に委ねた。もたれかかるようにして、沙耶は悠人に身体を預けると、優しく、まるで壊れ物を扱うかのように優しく抱きしめた。
(……こんなふうに優しく抱きしめられるのはいつぶりかしら……とても懐かしい)
ブラを外し、トップレス状態になる沙耶。履いていたデニムの下はうっすらと湿っているのが自分でもわかった。
ベッドにそのまま寝かせられると、デニムをするすると脱がされ、ほぼ裸の状態にされる沙耶。
悠人も、シャツを脱ぎ捨てると沙耶が想像していたより筋肉質な身体が目に飛び込んできた。
そのまま両手で胸を隠している沙耶の手首を片手で掴み、沙耶の頭の上に置くと沙耶は年端もいかぬ少女のように顔を赤面させた。
その様子を微笑ましく見る悠人。
沙耶は、高揚と恥ずかしさで白い肌が真っ赤に染め上がっていった。それを見つめる悠人もまた、興奮しているようで肩を息をしている。
「沙耶さん……」
「何も言わないで……」
「わかりました……」
そう言うと、悠人は優しく沙耶の身体にキスをしていった。首筋に顔を埋め、耳の付近にわざと聞こえるようにキスをする。その次は、鎖骨、その次は胸の上部、みぞおち、へその上。
キスをされるたびに、何かを感じたのかピクリとなる沙耶。そして、最後にヘソの下にキスをすると、最後に身を守っていた下着を脱がした。
生まれたままの姿になった沙耶。
指を胸に這わせ、軽く愛撫する悠人。まるで、観察をするかのような視線は、沙耶をいやでも興奮させるに至った。
悠人の顔が沙耶の胸に埋まるように沈むと、舌先で乳首を転がす。左手はもう片方の胸を揉み、右手は尻から太ももの辺りをなぞるように触れていく。
そうすると、沙耶の身体が時たまピクリとなる反応をするのを悠人は見逃さなかった。沙耶の乳首をいじめるようにしてたまに甘噛みしたり、おもいきり吸ったりしているうちに、沙耶の女陰からはまるで愛液が溢れ出すかのように流れていた。
それを人差し指と中指に絡め、沙耶の陰核に触れる。若干、皮を被った鞘の陰核を剥くように空気に触れさせ、優しく愛撫する悠人。
「んっ……やっ……」
「いやなの?やめる?」
答えはわかっているはずなのにそう聞いてくる悠人。沙耶は、いやいやと首を横に振りながらも、腰は勝手に動いていく。
悠人は人差し指と中指で愛撫していたのを、親指に切り替え、中指を沙耶の膣内にゆっくりと挿入していく。
最初は、抵抗をするかのように締まっていた鞘の膣内も、優しくゆっくりと抽送を繰り返されると、次第に身体を預けるようになっていった。
その様子を見た悠人は、膣内に入れている中指の第一関節を曲げ、あるポイントに移していく。そこに近づいていくにつれ、沙耶の身体がピクリ、またピクリと軽く痙攣していくのがわかった。
そこに到達すると、中指の先端を動かしながら、親指で陰核を擦る。また反応する沙耶の姿を見ながら、沙耶の乳首を甘噛みすると、大きくビクンっと沙耶の身体が震えた。
絶頂する沙耶。彼女の女陰からは絶頂の影響なのか、潮が噴水の如く溢れ出す。何が起こっているのかわからず、自分がどう言う状態なのかも明確じゃないまま、沙耶は涙を流した。
「どうしたの?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「沙耶さん、気持ちよかった?」
「うん……」
「それはよかった」
そう言った悠人の顔を見つめる沙耶。顔を近づけ、触れるようにキスをする。
「ここでもうやめますか?」
「ダメよ、そんなの」
「じゃあ続行で。次は、俺のを気持ちよくしてくれますか?」
悠人の下半身に目をやると、チノパンの一部だけが大きく膨れ上がっていた。
「わ、わかったわ……」
ベルトを外し、チノパンを下ろすと大きくなったそれが沙耶の目の前に現れた。下着越しでも大きく、臭いも濃く感じ、沙耶は生唾を飲み込んだ。
下着を下ろすと、目の前にあるそれは今まで見た中で一番かもしれないものだった。