悠人のものを見た時、沙耶はただただゴクリと生唾をのみこむことしかできなかった。
今まで何人かの男性と付き合ったことはあるし、体の関係になったこともある。ただ、それを踏まえても今まで見てきた中で悠人のそれは一番大きいものだった。
「……どうしました?」
「いえ、その……とても、お、大きいと思ったわ」
「よく言われます。銭湯とか言っても見られること多いですし」
「そ、そうなのね……」
まじまじと観察しても、悠人のそれは沙耶の顔よりも大きく、太かった。鈴口からは、透明な液体が出て下着に伝っている。
「とりあえず咥えるわね……」
大きくなった悠人のそれを沙耶は右手で優しく支えるようにして持った。触れた瞬間に伝わる熱はとても熱く、どくっどくっとまるでそこが心臓があるかのように脈打っていた。
沙耶は、今までの経験から先端から咥え始める。咥えると、舌先を動かして刺激を与えると悠人はピクリと反応を示した。
(……意外と反応はいいわね。だけど……それ以上にこっちのアゴが疲れちゃうわ……)
沙耶は、咥えることを途中でやめ、反応があった舌先で刺激を行う。竿先から付け根まで舌を広げ、上下に舐め回す。すると、鈴口からまたダグダグと先走りの液体が溢れ出て伝っていった。
「あの、沙耶さん」
「んちゅっ……なに?」
「もう少し刺激が欲しいんですが……」
「刺激?それは一体どんなのかしら?」
そう言うと、沙耶は右手を竿に添え、悠人を見つめるようにして反応を伺う。
そうされると、悠人も我慢ができなくなったのだろう。それを沙耶の顔に押し付けるようにして腰を寄せた。
「わかったわかった。待てはできるでしょ?」
「犬じゃないんですよ……だけど、待ちます」
「よく言えました」
そう言うと沙耶は、先端を口に咥え右手で竿を扱き始めた。余っていた左手は、その下についている二つの玉を軽く握り、刺激を与える。
口を窄めながら、悠人から目を離さない沙耶。あまりにも刺激が強かったのか悠人は腰を振るわせるのを止められなくなっていく。
沙耶もまたその反応を見て、股を濡らし、床を汚していた。その姿勢は蹲踞と言われる体系で自然と全体が見えることで悠人はさらに大きくしていく。
「すいません、沙耶さん!ちょっとだけ我慢して下さい!」
そう言うと悠人は沙耶の後頭部を押さえ、喉奥まで竿を突っ込んだ。心構えができていなかった沙耶は、鼻に陰毛が入ってくる感覚と喉から空気が漏れる音を頭に響かせながら一瞬だけ意識が飛んだ。
その様子を側から見るとどう見えるだろうか。
沙耶が意識を飛ばしても悠人は腰を振り続けた。それはまるで、相手のことなど関係なく、ただただ己の快楽に身を任せている姿だった。
そして大きく腰を振ると、ブルリと身体を振るわせ、吐精した。差し込まれた沙耶の喉奥には、コクコクと悠人の精液が吐き出されていった。
肩で息をしながら自我が戻る形になった悠人は、先ほど自分が行ったことを己がものを咥えている沙耶を見て、気付いたのか喉奥まで入っているそれをずるりと抜いた。
途中意識を失っていた沙耶だったが、喉奥から抜かれた感覚で意識が帰ってくる形になった。ただ、意識が帰ってきたとしても頭がボウーっとし、思考が回っていなかった。沙耶の口からは、粘性の高い唾液と悠人の精液が混ざり泡立つようになった液体が溢れ、目からは涙が流れ出ていた。
「すいません、大丈夫ですか沙耶さん!」
悠人は沙耶の肩をもち、意識を確かめる。ボウーっとしていた沙耶だったが、しばらくすると意識がはっきりした。
沙耶は涙を拭い、悠人の頬を一度パンっと平手打ちした。頬を押さえる悠人は、沙耶と目を合わせずに、ただ俯いた。
「やりすぎよ……本当に死んじゃうかと思ったわ」
「すいません」
「こういうのはね、お互いに同意があってやるプレイなの。それはわかる?」
「はい」
「あなたに足りなかったのはなんだと思う?」
「……相手の様子を伺う、ですか?」
「それも大事だけどもっと大事なのは敬う心よ。それがさっきのあなたには欠けていたわ」
「……すいません」
「……ふぅ。このあとは気をつけなさい」
「……え?」
「まだ最後まで終わってないでしょ?あなただけ満足するつもり?」
「わかりました」
悠人は震える手を沙耶の腰に当てる。その上から沙耶はやさしく包み込むように手を重ねる。ベッドに横になった沙耶は、女陰を拡げ、挿入する場所を悠人に示した。
先ほどの行為をされてもなお、沙耶の女陰は濡れそぼっていた。
再び大きくなった悠人のそれを、沙耶は受け止め、深く入り込んでいく。ぬるりとはいっていくといつも自慰で刺激していたポイントに亀頭が引っかかり、刺激される。
その状態で約三分の一が入った状態だった。
(これ……全部入るのかしら……)
そんなことを考えながらも悠人はゆっくりとだが確実に沙耶の奥へと入れていく。再奥まで竿先が入ると、今まで知らなかった新たな刺激が沙耶の脳内に響き渡る。
「沙耶さん、動いていいですか」
「んっ……いいわよ。でも、ゆっくり」
そう言い終わるのを待たずに悠人は腰を抽送する。入り口近くまで抜くとまた奥までを繰り返す。そのたびに沙耶の身体は嫌でもビクリと反応をする。
「ちょっ……激しっ……もっと……ゆっくりっ……あんっ」
そう口にする沙耶に口付けをし、舌を捩じ込むようにする悠人。口内を舐めまわし、舌を絡めながら尚も抽送繰り返す。
そうなると、キスで酸欠状態に刺激が何層にも重なり、沙耶の女陰からプシュッと潮が噴き出た。潮は繋がっている悠人の身体にかかったが、それでも抽送は止まなかった。むしろ、先ほどよりもどんどん激しくなっていき、沙耶も限界が近づいてきた。
「すいません、出ますっ!」
そう言われた瞬間、頭では冷静なのに身体が勝手に言うことを聞かない。悠人の腰に脚を絡め、逃がそうとしない沙耶の身体は脳と身体が分断されたかのようになっていた。
腰に絡められた脚で抜け出せなくなった悠人は、どうしようもなくなりその場で絶頂した。
時間としては数秒だろうだっただろうが二人にとっては永く永く長い時間だった。
身体同士を重ね、息も絶え絶えになる二人。しばらく二人は重なり合い続けた。