性処理係が導入されたのに、誰も使ってないらしい。〜しかたないのでクラスの女子はみんな俺が孕ませます。〜 作:ユリイカ
リビングのテーブルに用意されていたのは、莉里が作ってくれた晩飯だった。牡蠣やら白子やら、なかなか普段なら出てこない高級そうなやつがいっぱい並んでいる。
「うめーーっ! 莉里の作った飯、全部美味すぎる!」
「でしょでしょ! 私こう見えて結構料理するタイプだから! ほら、あーん♡」
「うめーーっ!」
母さんの料理も美味いけど、莉里が作ってくれた料理はまた全然違う。夢中で食べまくって、何度もおかわりして、気が付けば腹がいっぱいになっていた。もうニンニクのカケラも入らないくらいに詰め込んで幸せだ。
「あんた、莉里ちゃんがウチに来た理由聞くの忘れてない?」
「はっ! そうだった!」
皿を洗っている母さんに言われて思い出す。
なんで莉里が家にいて、しかも料理まで作ってくれてたんだ。彼女は出産のために入院してたはず。
「無事に赤ちゃんは産んで、今も元気に育ってるよ。ほら、かわいいね♡」
莉里はソファの隣に座って、おっぱいを寄せてくる。ふにふにした幸せを感じながら見せられたのは、俺と莉里の赤ちゃんだ。といっても、流石にまだ人の形もしてないけど。今の技術なら妊娠後一週間もすれば外の保育器で育てることができるらしい。そっちの方が莉里の身体にも負担がかからないし、安全に育てることもできる。
「それじゃあ、莉里ももう大丈夫なんだな」
「うん。母子共に健康ってやつ。明日からは学校にも行けるよ」
「うおーーーっ! 嬉しい! 楽しみすぎる!」
莉里が学校に戻ってくると聞いて、飛び跳ねないわけがない。もしまた莉里が青交委員になってくれるなら、思い切りセックスしまくりたい!
考えたら早速ムラムラしてきて、部屋着のハーフパンツを突き破りそうなくらい勃起してきた。
「もー、リョウタって分かりやすいよね♡ でも、今日はお預け♡」
「えええっ!?」
小悪魔的な笑顔の莉里も可愛いけど、今すぐそのマンコにぶち込みたくてしかたない。なのに彼女はズボンの上から優しくさするだけ。プルプルの唇でキスもしてくれない。
「私と叶恵、ふたり立て続けに妊娠させたでしょ? ていうか、今日で三人目だっけ」
焦らすように指先でカリカリしながら耳元で囁く莉里。光希が妊娠したことまで知ってるみたいで、拗ねた顔をしている。
「できるだけいろんな女の子を孕ませるべきっていうのは分かるけど、わたしも二人目の赤ちゃん欲しいなぁ」
「いますぐ作ろう! セックスしよう!」
「ダメだって。ちゃんと話聞いて」
なんだこれ、拷問? 莉里のおっぱいを押し付けられて、確実に発情してるメスマンコの匂いがしてるのに、チンコ出すこともできないなんて。
莉里は俺に密着したまま話を進めていく。
「……ウチの親、けっこー厳しくてさ。セックスするなら健全に付き合いなさいって」
「付き合う? ってことは、莉里が俺の彼女になるってことか?」
「ううん。違うよ」
今の時代、一夫多妻制度もできて男はひとりでも多くの女を孕ませるべきだと言われている。でも実際にはなかなかそんなことをする男はいないらしいし、昔の価値観を持っている人も多い。
莉里のお母さんは、ウチの母さんと同じように精子支給を受けて莉里を産んだらしい。でも、莉里には恋人を作って、結婚して、ちゃんと父親と一緒になってほしいと思っている。だから、莉里も前に彼氏として男を紹介されていた。
「セックスして、赤ちゃんもできたでしょ。だから、その、け、結婚を前提に……」
「しよう! 結婚!」
「ごめんね、突然。困るよね……。えええっ!?」
だんだんと勢いを失っていく莉里を不思議に思いながら即決する。
結婚、したい。莉里と一緒に暮らせば、いつでも莉里とセックスしまくれるってことだろ。青交委員よりももっと、莉里とセックスできるってことだ。こんなに素晴らしいことはない。
「いいの? わ、私……おっぱいも小さいし……」
「関係ないだろ! 莉里は可愛いし、エロいし、何より俺の赤ちゃん産んでるんだろ! 結婚しよう!」
妊娠させても結婚しなけりゃならないわけじゃない。でも、莉里が他の男と結婚するのは嫌だ。一生一緒にいてほしい。
「というか莉里もおっぱいでかいだろ! まあ貧乳は貧乳の良さがあるけど……。とにかく、おっぱいに貴賎はない!」
「結局おっぱいのことしか言ってないよ!? うぅ、リョウタぁっ!」
莉里がぎゅっと抱きついてくる。
俺も抱きしめると、彼女は顎を突き出してキスをせがんできた。
「小梨さんのお母さんとも話がついてるから。とりあえず何日かウチに泊まってもらう予定だからね」
「うおおおおっ! 最高じゃん!」
今すぐ役所に走れば結婚できるけど、まずはお互い知り合ってから、ということになったらしい。たしかに莉里とは基本セックスしかしていない。彼女の料理が美味いのも、今さっき知ったばかりだしな。
結婚を前提に同棲するなんて、素晴らしいな!
「あ、でもリョウタ。学校ではこのこと言っちゃダメだよ。邪魔が入る――じゃなくて、みんなを混乱させちゃうかもしれないし」
「了解! ぜってー言わない!」
思いやりもある莉里は素晴らしいな。
彼女の言葉に頷いて、しっかりと胸に刻みつけた。その時、突然インターホンが鳴る。
こんな夜に来客なんて珍しい――
「こんばんは、リョウタ♡ ……なんで小梨さんがこんなところにいるのかな?」
玄関を開けて立っていたのは、眼鏡の奥で目を細くする委員長。叶恵だった。