『ごめんヨ……その、今日エクセリアを見たら
「え、ええ……なる、ほど……?』
頭上から降ってくるフェンリル――ロヴォの謝罪に、エクセリアは戸惑いがちに返事をする。
エクセリアは「おすわり」したロヴォの懐に、四つん這いの体勢で潜り込んでいる。自然、眼前にはロヴォの股間が迫るのであるが、
(殿方の……こんなに間近に見るの初めて……赤ちゃんの腕ぐらいある……)
視界いっぱいに広がるロヴォの
――エクセリアは処女である。
王族という身分であれば当然のことではある。
とはいえ、性について
この、隆々とそそり立った陰茎が何を意味しているのかは分かる。
つまりロヴォは人間の雌――つまり裸のエクセリアを見て、興奮している、ということで……
(狼が異種族の雌……人間の女の子に興奮するとか、あるのかしら……?)
そう思いロヴォに話を聞くと、雰囲気から感じ取っていたとおり、彼はまだ少年と言っても過言ではない年齢らしく――
二年前に亡くなったという先代――父親から、フェンリルは眷属である森狼の雌との間に子を成すということは教わったが、これまで彼はそれらの雌相手に
『いつカ、僕も自然とそうなると思っていたんだけド……』
「………………なる、ほど」
いずれ時がくれば自然と
さすがにそのあたりの、やや倒錯した、雄の性欲の機微については、噂話好きの侍女たちの話にも含まれていなかったために理解の外であるエクセリアであるが。
それだけにむしろ特に偏見も先入観もなく、そういうこともあるのか――と、内心首肯する。
眼前の陰茎を心持ち薄目に見つめつつ、あらためてロヴォに確認する。
「ええと……つまり、その、精を放たせれば……いいのよね?」
『あ……あァ……そういうことになるのかナ? ……ごめんヨ、よくわからないんダ。でも、さっきから辛くて……お願イ』
つまりエクセリアに課せられた試練は、この勃起した陰茎を刺激して、
そうエクセリアは理解した。
幸いにして知識はある……実践したことはないが。
(内容は意外だったけれど……まぁ……誰に見られてるわけでもないし……ええい、女は度胸……!)
いずれにせよ試練をこなさねば王位を継ぐことができないのである。そのためにすでに
「ん……わかったわ――動かないでね」
そう伝えると、エクセリアは改めて眼前の男根――そういえばメアは「愛情を込めておちんぽ♡と呼ぶと殿方は喜びます」と言っていた――と向き合う。
(……それにしても、大きい……それに、人間のものとは随分形が違う……みたい?)
今にも弾けんばかりにパンパンに膨れたフェンリルおちんぽは、メアに見せてもらった
(ふぅん……
「じ、じゃあ……触る、から。痛かったら……言って?」
『う、うん…………うっ』
頭上に向けてそう断りを入れながら、そっと両手をおちんぽの竿に添える。それだけでロヴォが呻いた。
掌の中で、フェンリルおちんぽがピクリ♡と震える。
(掌に……ぺたって吸い付いて……これがおちんぽ……♡)
緊張に唾を飲む。
掌に感じる感触は柔らかく、しかし芯があって硬い。
人生で体験したことのない不思議な感触。
顔が熱くなるのを感じる。
これまで意識していなかったが――おちんぽ全体がムワァ♡と、熱気を放っている。
(まるで燃えてるみたい……それにこの匂い……♡)
すん、と鼻を鳴らす。
これまで嗅いだことのない匂い。かつて、父とともに訪問した他国の港町、その宴で供された
しかし不思議と嫌な感じはない。
むしろ――
(なんだか……お腹が熱くて……ずっと嗅いでいたくなるような……?)
そう感じる。
このときエクセリア本人は気がついていないが――銀色のふわふわ陰毛に覆われた秘部が、興奮した雄の気配にあてられて湿り気を帯び始めている。
「ええと……始めるわね?」
とまれ握りしめているだけではいつまでたっても試練は終わらない。
内心で改めて決意を固め、
『っ……そ、れ気持ち……いい……なに、コレ』
途端にロヴォが腰をビクン、と震えさせた。
処女による不慣れな手コキ愛撫であるが、生まれて初めて他者から局部へと与えられる刺激――その快感にロヴォは戸惑いの声を上げる。
「嘘……まだ大きくなるの……?」
与える側であるエクセリアも同じぐらいに戸惑った声を上げる。
なにせ刺激に反応して――手の中のおちんぽが、さらにムクムクッ♡と反り返って、硬度と太さを増していくのだから。さらに、
(先っぽから何か出てきた……ザーメン……じゃないわよね? メアたちはもっと白っぽくでネバネバしてるって言ってたし……)
おちんぽの先端――細長い穴から透明な液体がじわり♡と滲み出てきて、エクセリアは首を傾げる。
「………………」
好奇心にかられて指先で掬ってみれば、わずかにザラリとした手触りで、侍女たちから聞かされていた
所謂「
(まぁ、これだけ気持ちよさそうにしてるんだし……うまく出来てるってことよね。でも……こうしてみるとちょっと、可愛いかも?)
内心で生まれた余裕にふふ、と微笑む。
それはある種の優越感、あるいは万能感か。
なにせ聖獣、あるいは神獣とも称されるフェンリル――雄々しい体躯の狼、圧倒的な力を持つ雄が、そのおちんぽを少し擦られただけで、甘く鼻を鳴らしながら腰を震わせることしかできなくなるのだから。
このとき眼前のおちんぽが雌を、つまり自分を犯し、孕ませようと大きくなっている……ということはエクセリアの脳裏にはない。
(これならすぐ終わりそうね――だけど)
そして手の動きをさらに動きを早めよう――として、滑りが悪いことに気がつく。ここは敏感な――女の子の
再び侍女たちの話を思い出す。
(ええと、こういうときは……そう、
シコシコ♡シコシコ♡と手を動かしながらもひとつ頷き、エクセリアは罅ひとつない可憐な唇を開く――
「ん……♡」
『ひァ!? 何!?』
ぺろり♡とフェンリルおちんぽの先端にに舌を這わせると、ロヴォが素っ頓狂な声を上げる。
刹那、さきほどまで嗅いでいたよりも何倍も濃い匂いがツンと鼻を抜け、舌をぴりぴりと刺激する苦みで、唾液があふれてくる。
(匂いが濃いし……凄いエグみ……でも……)
脳を灼くような、雄の、味。舌ではなくて、下半身に響くような、そんな味。
「ふっ♡ ぺろっ♡……ん……」
甘い鼻息と共に、あふれた唾液をまとわせた舌でおちんぽの先端を愛撫すれば、溢れ出た先走りと唾液が混ざりあった淫液カクテルが
(これ……ちょっと……好き、かも♡)
上下するエクセリアの手に到達すると、ぐちゅ♡ぐちゅ♡と粘り気のある水音を立てる。森に響く淫猥な
『くぅん……やァ…ッ! それっ、それイイ!』
「…………ッ♡」
そんな舌と手の動きに合わせるように、わずかに浮かせた腰をへこ♡へこ♡と揺らすロヴォの反応を見ながら、より大きな反応がある箇所を見出して、少しずつ、舌と手の動きに変化を付けていく。
そして。
『何か……上がってきテ――だめだ、出ル……! オォ……ッ』
ぺろん♡とエクセリアの舌がフェンリルおちんぽの裏筋をなぞり上げた、その瞬間。
ロヴォの腰がこれまでにないほどに震え――おちんぽの先端の穴が開くと、
――どぴゅぅ♡ ぴゅるぅぅぅうう♡
まるで火山の噴火のように、白濁した液体が吹き上がった。
射精、である。
「きゃっ……!」
その勢いに驚いて、とっさに目を閉じたエクセリアを目掛け、フェンリルおちんぽからザーメンが放たれる。
通常、人間の男性が一度に放つザーメンの量は茶匙一杯程度だと――そう、エクセリアは聞いていた。
しかし。
『~~~~~~~~~ッ!』
声にならない声を上げながら、遠吠えするように天を仰ぐロヴォ。そのおちんぽから放たれる
「………………!!」
フェンリルおちんぽから、銀色の髪に覆われた頭頂部から、整った
人肌よりも温かな、ねっとりと糸引く粘着質なザーメンの奔流を間近に受け――
(ちょ……これ……息が……!)
エクセリアは呼吸を封じられる。
鼻を、口を、容赦なく覆い、侵入する白濁汁。拭おうにも、素手では限度がある。
さらに、拭った傍から、新たなザーメンが降り注ぐのだから、堪らない。
一般に人が息を止められる時間は数十秒から、訓練した人間で一分を超える程度と言われている。
それも「息を止めよう」と意識し、呼吸を整えてこそ為せる時間であり、今のエクセリアのように 不意打ちで止められてしまえば、
「――――――っ♡♡」
いとも容易く人は――“溺れ”てしまう。
そこでエクセリアの意識は、ぷつりと、途絶えた――