※この作品はR-18です。

主ビア18禁同人誌   作:アロンの杖

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 次回は間違いなく“R-18”回となります(ただいま執筆中です)、ただその前に皆様方にビアンカがどれほどリュカのモノになり尽くしているのか、と言う事を訴えたくてこのお話を用意致しました。

 読んでいただけたなら嬉しいです。


ビアンカの子宮深くに刻み込まれたリュカの愛と精

 幼い頃、初めて“彼”と“彼女”が出会ったのは自宅兼旅籠として隆盛を極めていた、己の両親が経営するアルカパの街の大型新築旅館の居住スペースに於いてだった。

 

「ビアンカ、こっちに来なさい・・・。パパス、こっちは私らの愛娘のビアンカだ。で、ビアンカ?こちらは隣村であるサンタローズが誇る村長の剣士パパス殿だよ、挨拶は出来るかな・・・?」

 

「初めまして、ビアンカ。以後息子共々よろしく頼むよ!!!こっちが一人息子のリュカだ、仲良く遊んでやってくれたまえ・・・」

 

 そう言って“パパス”と呼ばれた屈強な剣士はしかし、柔らかな笑顔でビアンカに挨拶を済ますと直後に、自身の息子であるリュカを彼女に紹介するがその時のビアンカはまだ僅か5歳であり、一方のリュカに至っては3歳と少しになったばかりで己より年上なレディを見ても、どうして良いのか解らずに“キョトン”とした顔を向けていた。

 

 だけど。

 

「・・・・・?」

 

「・・・・・っっっ!!!!!」

 

 彼を一目見た途端に、ビアンカの脳裏にはいきなり大勢の人々に祝福されながらも共に笑顔でヴァージンロードを歩いて行く、大人になった自分達の姿が浮かび上がって来てそれと同時に彼女は胸の奥で直感したのである、“ああ、わたしは”、“大きくなったらこの人と結婚するんだ・・・”と。

 

 それはほんの一瞬にも満たない刹那の出来事ではあったけれど、まだ一介の幼女でしかなかったビアンカの心の内にすんなりと自然に落とし込まれていった、ただし。

 

 当のビアンカは大人になって結婚するまでの間はその事を忘れてしまっていた、無理も無いだろう、如何に“伝説の勇者”の血を引く“天空の花嫁”とは言えどもこの時の彼女はまだ齢5歳と2ヶ月の女の子であり、かてて加えて自分の身に起きたこの不思議な体験が意味する所を、十全に理解出来てはいなかったのだから。

 

 しかし。

 

 ビアンカ自身は別に、リュカと結婚すること自体は少しも嫌では無かった、本当に素直に抵抗感無くそれを受け入れては、自身の中に落とし込んでいったのであるモノの、とにもかくにもそれが二人の初めての出会いであって爾来、彼等はリュカがアルカパに来た時にはよく遊ぶ仲になっていった。

 

 特にビアンカは小さな頃から好奇心旺盛かつ正義感の強いお転婆気質な女の子であり、その所為(せい)もあって自分よりも年下のリュカの前ではよくお姉さんぶっていた、例えば。

 

 “ご飯の前にはよく手を洗いなさい”だの“女の子は優しくエスコートしなさい”だの“私の方が年上なんだからちゃんとお姉ちゃんと呼びなさい”だの、挙げ出したら切りが無いがしかし。

 

 リュカはビアンカに懐いていたのか、基本的には彼女に良くくっ付いて回っており、一方のビアンカもまたなんだかんだ言ってもこの少年の事を気に入っていたのだろう、いつも彼と一緒に過ごしていたのだ。

 

 そうこうする内に、二人は紛う事無き“幼馴染”として関係を確立させて行くのであるが、では一体、この“幼馴染”とはどう言った間柄を言うのであろうか。

 

 それはまず一つ目に“6歳~8歳(どんなに遅くても9歳)になるまでには出会いを済ませており”、二点目に“二人が単なる顔見知り以上の関係にあること”、そして第三点目が“二人の間に思い出として共有出来るエピソードが一つ以上存在していること”が挙げられるのである。

 

 これら三つの条件を、全て満たしていたのならば充分に“幼馴染”と言う事が出来る訳なのであるモノの、そんな二人の内。

 

 ビアンカにとってリュカは間違いなく“大切な幼馴染”であり、尚且つ“忘れられない初恋の男の子”でもあった、とは言ってもビアンカが彼をハッキリと“異性”だと認識して己の熱情を自覚したのは思春期を迎えてからの事であり、それまでは少年の事に思いを馳せてはドキドキと胸が高鳴らせるつつも心が芯から幸せな気持ちでいっぱいになる、と言うような、いわゆる“淡い思い”を抱いていたに過ぎなかったのである。

 

 しかし。

 

 思春期を迎える頃になると、彼女は確かに彼に対する恋心を認識しており、“いつかまた会いましょう?”、“また冒険しようね、絶対だよっ!!?”と言う少年との約束が、心の拠り所と化していった。

 

 “求めよ、されば与えられん”、これは宇宙の真理であり、現に彼への気持ちを秘め宿して待ち続けていた彼女の元に、リュカはまるで運命に導かれるような形で再び姿を現すが、大人になってから再会した途端、ビアンカの胸の中では“赤い実”が一気に弾けて自分でも自分の気持ちを抑えきれなくなってしまった。

 

 成長したリュカは少し影を纏わせてはいたモノの、凄く逞しくて落ち着いた雰囲気のある“良い男”と化していたのであり、そしてそんな彼を一目見た瞬間に、ビアンカはすっかり彼の虜になってしまっていたのである。

 

「ねえビアンカ、“テレゴニー遺伝”て知ってるかい?」

 

「・・・“テレゴニー遺伝”?なにそれ、初めて聞くけれど」

 

 そんな二人は様々な紆余曲折の末に目出度く結ばれ、互いに初めてとなる純潔と純情とを相手に捧げ合った、そうやって思いと絆を深めていった夫婦はその後も更に、何度となく襲い掛かって来た試練や障害の全てを撥ね除けて乗り越え、遂には思う存分愛を育み合える幸せな日々を手に入れるに至っていたのだが、そんなある日のこと。

 

 珍しく公務が早く終わって一人で寛いでいたリュカの元へとビアンカがやって来た、今の彼女は彼の事が好き過ぎるあまりにリュカとの子供を7人も出産していて日常生活は勿論、“夜の性活”も非常に情熱的に自分から彼を求めて貪るようになっていた。

 

 ビアンカはずっと一途にリュカの事が大好きだったし、それは結婚して子供を授かろうとも少しも衰える事は無かった、どんなに疲れていても、また苦しい時でもリュカはいつも自分に対してちゃんと応えてくれていたし、ふとした時に見せる逞しさや優しさ、そしていざの際に発揮される雄々しさや頼もしさにビアンカは一層、夫に惚れ込んで行くと同時に彼の事を“深く愛しながらも心酔”してもいるような状態と化していたのだ。

 

「これはね?かなり古の時代から医術学者や神学者達の間でまことしやかに囁かれて来た論説なんだけれども・・・。それに拠るとね?なんでも女の子の子宮には一番最初に好きになって結ばれた男性の“精子の遺伝情報”または“精子のエネルギーそのもの”を保存して、溜め込んでおく習性と言うか能力があるらしいんだよね。で、その男性と結ばれた場合は勿論、仮に破局してしまい、別の男性とお付き合いを始めたとしても生殖器はずっと“最初の男性の精子のエネルギー”に染まりきったままらしいんだよ・・・」

 

「・・・・・っ!!!それでその、本当の所はどうなの?“テレゴニー遺伝”はちゃんと実在するのかしら」

 

「うん、それでさ。仮に二人の間に子供が出来たとするよね?すると確かに遺伝子的にはちゃんと夫婦の子供ではあるんだけど、肉体や精神の特徴はその“一番最初に好きになって結ばれた男性”の影響をモロに受けるらしいんだよね。特に“性格”や“心の在り方”なんかはかなり似通って来るらしいんだけど、そう言う考え方が現実的に結構前からあってさ・・・。ただし近代になってからこの“テレゴニー遺伝”は“バカバカしい”と一度は否定されていたんだけれども、さっきも言った通りで今回、二つの異国の王立大学がそれぞれに研究結果を発表したんだ。それに拠れば“自然界に於いてはテレゴニー遺伝が確かに実在する可能性がある”、“バカバカしいと一概に切り捨てる事は出来ない”との見解が改めて示されたんだって」

 

「・・・それじゃあ、つまり。女の子って生涯、“一番最初に好きになって結ばれた男性のモノになる”ってこと?」

 

「そう言う事になるね、よくエッチなファンタジー物語なんかでは女の子の子袋に影響を及ぼす“淫紋”と言うのが出て来るけれど、そんなモノをわざわざ使わなくたって女の子は大好きな男の子の色に芯から染まって行ってしまうんだろうね・・・」

 

「・・・ステキね?それ。もしそれが正しかったならどんなに良いかしらっっっ❤❤❤❤❤」

 

 そう言ってビアンカは“グランバニア城内”の最奥部分、王族専用の住居スペースの一角にも設けられていた書斎の中のインテリア兼リラックス家具の“大型カウチソファ”に腰掛けながら自身に話し掛けているリュカの元へとやって来ると、そのまま己もまた彼の肉体の上から艶やかな肢体を撓垂(しなだ)らせ、ウットリとした表情で夫に抱き着きながらもその耳元で囁いた。

 

「嬉しいな、だって私はずっとあなただけのモノになりたかったし。それにあなたにも永遠に、私だけのモノでいて欲しかったから・・・っっっ❤❤❤❤❤」

 

「・・・でも、だけどね?ビアンカ。実はセックスって同じ相手と長く続けた方が気持ち良くなれるんだってさ、なんでも性交の際にはお互いの“性気”がどんどんと混ざり合って行くのに加えて肉体が誇る“適応能力”の効果で相手の性器の形をそれぞれの体が理解して。それに合うように中から変化、変質してしまっていくらしいんだよ」

 

 恍惚とした面持ちで夫の言葉を聞きながら、ビアンカは“それは本当にステキな事だわ・・・?”と囁いて、後は夫にその身を擦り寄わせつつも至福の時を過ごし続けていった。




 このお話に出て来る“テレゴニー遺伝”は別に私の独創したモノではなくて、中世ヨーロッパや近代日本に於いて一部の神学者や科学者達から現実的に信奉されていた考え方(思想)です。

 それによると“女性の子宮は最初に好きになって結ばれた男性の精子のエネルギーの色に一生涯染まる”そうでして、その人とゴールインした場合は勿論、仮に破局して別の男性と結婚しても、ずっと一番最初の男性の精子のエネルギーを留め続けるのだそうです。

 で、二人の間に子供が出来たとして、その子は“遺伝子的”には確かに夫婦の子なのですが、性格や気質、趣味嗜好等の“目に見えない部分”は最初に結ばれた男性の影響を強く受けるのだそうです。

 これが本当か迷信かを確かめる為に、今から20年程前にイギリスの大学が(何処だったかは忘れました、大変申し訳御座いません)、そして2年程前に今度はオーストラリアのシドニー大学が“ハエ”を使って調査・研究を行ったそうです。

 捕まえて来たハエのメスを同種のオス(複数)と何度か交尾をさせてみた所、メスの生んだ全ての子供は一番最初に交尾をしたオスの特徴を備えていたそうです。

 勿論、“ハエ”と“人間”では違いがあり過ぎますし、またこれだけで“テレゴニー遺伝”が実在する、とは言えませんが少なくとも“迷信だとバカにする事は出来なくなった”との結論に達したそうです。

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