抜きゲーみたいな島に住んでるフラニーチェリイ(Хранитель)はどうすりゃいいですか? 作:栄光ある孤立なぼっちさん
今回は戦闘シーンがあるので期待してください。
普通ならその存在すら忘れてしまうであろうとある山奥の小さな村。そこにその立地を感じさせないよう建っている巨大な病院。そんな病院のとある一室で二人は話していた。
「おじい様!それは本当なんですか」
「すまないな慧...これが全てだ」
「僕はあの条例のせいで両親と姉を失い、戦場へ送られ、そして、今やそんな条例の守護者として働いてる...これが現実ということですか」
「あぁそうだ、お前には悪いと思っていたが、私にはこれを伝えられる程の勇気などなかったのだ..」
「おじい様!あなたは卑怯です。卑怯にも程があります!」
「あぁそうだな」
「おじい様はもうじき死ぬでしょう、僕はあなたに今更復讐する気など微塵も湧いてきません...あなた!あなただけは平穏な最後を迎えられるでしょう、しかし、あの県知事は?あの条例は?あの島はどうなるんですか?あなたが死んだあと、あなたに向けられるはずだった僕の憎しみがどうなってもいいとでも言うんですか?」
「慧は2年間あの島に住んでいる。今更島を裏切れないだろ、それにお前の居場所が本土には無いのは知っている。もし、海外に行くとしてもお前の過去を踏まえると平穏無事とはいかないだろう...お前には悪いが御浦財閥当主として、そしてあの条例の守護者をするしか道は無いだろう」
「おじい様...あなた孫に対してまでそのやり方を最後まで突き通し続けるということすか...」
「そうなるな...これが私、御浦剛造のやり方だ」
「そうですか、僕は...御浦慧は絶対にあなたのようにはならない!」
「そうか...慧、お前に私からの遺言だ。お前も、お前の父も、私も本質は一緒だ、決して現実から逃げるんじゃないぞ」
「そうですか,,,分かりましたおじい様、ではさようなら」
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プルルルル...
何時間も音を鳴らしていなかった緊急用のスマホが着信音を奏でだし、僕は急いで目を覚まし電話の相手を確認すると電話にでた。
「淳か...僕に電話してくるなんて何をやらかしたんだ」
「すまない、襲われそうになってたロリを助けたらSSに追いかけられてな、今は奈々瀬とロリと、あと麻沙ちゃんと一緒に山の中で逃走中だ」
「成程...じゃあ僕が直接救援に向かうよ」
「慧は戦えるのか?体調がよくないんじゃなかったか...」
「まぁ何とかするさ、15分以内に行くから...電話切るね」
(取り敢えず行くかぁ...)
そう僕は覚悟を決め、とある場所へ向かった。
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ガチャン
ドアを開けてとある一軒の家へと入って行く。
住宅街の外れ、普通の民家に偽装されたその建物の地下は頑丈な倉庫になっていた。
「えぇと、ヘッドセットに、赤外線のウェアラブルカメラ、hmd、あと防弾ベストとタクティカルベストとタクティカルベルトと...ヘルメットは邪魔だしいいとして、メインウェポンはいつものフルカスタムのM4とサブウェポンはグロックにしてだいたいこんな感じでいいかなぁ」
そうして装備一式を揃え、建物を出た...
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夜のひんやりとした空気の中、その暗い闇夜を慧はただ平然と進んでいた。
「目標発見と...」
少し先で何人かに追われながら逃げている人影を赤外線カメラがハッキリと捉えた。SSと思しき方はハンドガンを半ば乱射しているようだった。
「フッ...ありゃアメリカの子供の方が多くキル数稼げそうだ...」
そう心の声を漏らしながらライフルを構える
「IFF解除、ターゲット捕捉、撃ち方、始め」
そう呟くとSSの隊員達を狙撃していく
パシュッ、パシュッ、パシュパシュ
サプレッサーの独特な音が森に響いていく、それと同時にSSの隊員達は膝を撃ち抜かれその場にうずくまっていった。
「ターゲットオールクリア」
そう確認すると淳之介の許へと歩いていく。
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淳之介は突然現れ、SSの隊員達を無力化したその存在に恐怖を抱いていた。
「おいお前!...お前は何なんだ」
(あぁやっべ、顔隠してるんだった...)
「あぁごめん淳、僕だよ」
僕はそう言いながらhudとマスクを外した。
「お前...慧か」
「そうだよ、遅くなってごめんね」
そう言うと隣にいた麻沙ちゃんが早口で喋りだした。
「ねぇ兄ぃ、この人ヤバいって,,,何か完全にヤバそうな装備してるしさっきSSを一気に仕留めてるしこの人本当にこの前いってた慧って人であってんの」
「アハハァ...この装備はちょっとした友人からもらったサバゲー道具を改造したものだし、射撃も別の友達から教えてもらったもので僕はそんなにだよ」
僕はそう咄嗟に誤魔化した。
「それよりも慧、SSの応援が向かって来てる様だからさっさと動きたいんだが...」
淳之介がそう切り出す。
「そっか...なら僕がここで足止めしとくよ」
「無茶よ、追って来るSSの数は10を超えるわ!いくらさっきのようなことができたとはいえ、これ以上の数だと厳しいはずわよ」
奈々瀬がそう食いついてくる。
「まぁまぁ、飽くまで足止めだから気にしないで、時間をある程度稼いだら退散するよ」
僕は笑顔で返す。
「すまない、頼んだそ慧」
そういうと4人は走り去っていった。
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(うぅ...まずいな、ストライクフォースではないけど2番隊全員か...ちょっと数が多いな)
先程のしてしまった自らの軽率な発言を多少後悔しながらhmdに映る赤外線映像を眺めていた。
ササッ、サッ、ササササササッ
森の中を走る音がきこえてくる。するとSSの隊員達が話しはじめる。
「隊長、先程この周辺で先行させてた3人がロストしたようです」
そうSSの隊員が報告する。
「しかし...何もいなそうだな、とにかく先を急げ!」
そう隊長と思しき人物が話しだす。
(数は約20か...とりあえずいけるか)
そう考えると赤外線レーザーポインターを起動する。
パシュッ、パシュッ、パパパパパ、パパパシュッ、パシュッパシュッ
(相手の暗視装置は無しか...にしても1人はキツイ)
半数近くをダウンすることには成功しつつも発砲炎によりこちらの位置がばれつつあった。
パン、パァン...パン、パン、パン
10人近い隊員達がこちらにハンドガンを撃ってくる
「うぅ...」
無意識に声が漏れる
(クソッ...動くしかないか)
咄嗟にそう思うと走りだした。
「いったいあの敵は何だ、1人で既に10人以上をダウンさせているぞ」
「隊長!敵の発砲炎を頼りに撃ちこんでますが敵は動きだしたみたいでなかなか当たりません」
そうSSの隊員達の声が聞こえる
パシュッパシュッ
(動きながらだと命中率がさがる...ここは撤退するしか...)
パァァン...!
そう思った刹那、慧のアサルトライフルでもSSの隊員達のハンドガンでもない一際大きな発砲音が響いた。
「まさかあれは!」
そう思い見上げると、少し離れた崖の上にライフルを構えた着物の少女がいた
初めての戦闘描写なので変な点があるかもしれません。何かあれば報告ください。