『有罪です。~キミを好きでいられるだろうか【第4話考察編】』 作:A.N.F
連休最後は寝落ちしてしまい、書く事が出来ませんでした。
出来るだけ、平日に間に合うように頑張ってます!休んだけど……
◆◆◆ 第10話 姉弟 ◆◆◆
「ああっ!またイクッ!イクイクイグぅ!」
前から、横から、上に跨って腰を振るように言われ、跨ったまま反対向きにされ、羽交い絞めにされながら強引に犯されるように腰をぶつけられる。
あれほど恥ずかしかった“イク”と言う言葉を言う度に、どんどん気持ち良さが高まっていく。
「級長のデカ尻、俺好きだぜ。ブルンブルン波打つのが最高w」
口で一回。そしてセックスでもう一度イッた木戸君は、三度目のイキ果てるまでに私が何度もイカされていた。
「おっぱいも良いけど、このデカ尻って最高だよな。さあそろそろ俺もイカせてもらうわ」
羽交い絞めを解き、大きな腰が柔らかく大きなお尻を叩く。
前後に揺さぶられて身動きが出来ず、絶頂の中で更なる絶頂を迎えた。
「おおー締まる締まるっ……ああっイクッ」
ドクドクと放出されだす精液を送る為に、四つ這いになっていた森川へ腰を自然に押し付ける木戸。
「ああ!うぁぁぁぁっ」
射精を感じたのか、登りつけていた森川が二段階目の絶頂に達し、激しく背中を跳ね上げ、ベッドに突っ伏して下半身を痙攣させる。
「おおー吸い付く吸い付く、セックスする為に生まれて来た身体だわ、こりゃぁ」
時折腰を上げてブルブル震える森川は、頭の中を真っ白にさせたまま絶頂の高見を半分白目で味わっていた。
こんなの知らない。
こんな気持ちいい事知らなかった。
初めてした三人での時の興奮もすごかったけど、こうして一人のみの相手をすると集中ができ、それだけに余計な気を紛らわさなくていい事に気が付いた。
初めてした時から毎日のようにしているから分かる。
徐々に身体が快楽に慣れてきている。
いいえ、身体が解放されて、深い快楽を味わえるようになってきたみたい。
来なくてもいいのに……松井君も居ないし。
だけどもこの気持ちよさに抗えないでいた。
「まだぶっ続けでするぜ」
ゴムを外している音と、新しいゴムを着ける音がたて続けに聞こえ、何も入っていない虚無感を一気に埋め尽くす熱い男のモノが再び入ってくる。
「ん゛っ、んあああ!」
「今度はもっと持つからな。何度もイカせてやるからな」
体重を掛けた木戸君が私のお尻を押しつぶしながら、大事な肉壁をえぐってくる。
「もっ うっ いっ いっ かっ ら゛あ゛あっあっあっあ!」
バスバスと当たってくる腰を自然に受け止める私のお尻。
「そう言いながら腰が浮いてるぜ。気持ちいいんだろ?ほらイケイケっイケっ!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛っあ゛――――ッ!」
一気に頭がフラッシュしてお尻が震えだす!
「イクっって言え!イクって!」
「イグっイグ!ああイグううううううう!」
下半身どころか、腰から背中までが快感に染まり、痙攣が止まらない。
「級長って、イキだすとすぐイクのな。そういうの雑魚《ざこ》マンっていうんだぜ。俺は好きだけどな」
僅かな休憩とも言えない時間を空け、再び木戸君の腰が動き出した。
まだ、木戸君とのセックスは始まったばかりだった。
◇◇◇
のほほんと吉塚さんの家で二人っきりでのセックスをして、余計な事から目を反らし、セックスに没頭した。
二回目からは少し余裕が出てきて、興奮しながらも、少しは冷静に吉塚さんを観察する事が出来た。
後ろからするよりも、抱き合っていた方が嬉しいような、感じているような気がした。
ただ、そればかりと言う訳もいかないので、いろんな体位を経験してみた。
これは単純に出す為だけの行為ではなく、貴重な勉強会だと思った。
モブのオレが、綺麗な内田さんや、可愛い吉塚さんと案単に出来る訳がない。
たまたま、級長の事もあって、運が少しだけオレに舞い込んできただけ。
出来れば級長ともしてみたいのだけど、級長は人気があって、木戸や青山が離さない。
そこへオレが横入りをする訳にはいかないのだ。
散々やりまくって、何度もイカせられて、少し男としての自信を付けたところでお開きとした。
身体をシャワーで流し、冷静になった所でスマホを見る。
画面全体いっぱいに広がる肌色。上の方に少しある黒い部分を見てこれは後頭部だと理解すると同時に全てを理解した。
「こ、これはバックでしているところ。あ、あぁぁぁ」
まだやっていたのか。
オレがシャワーを浴びている時間帯に送られていた。
少し経験を積んだからって、この木戸みたいには出来ない事は分かっている。
だけど汗が吹き出し、ヌラヌラと光っている級長の背中やお尻を見ると、色っぽ過ぎて、エロ過ぎて、散々出していたはずなのに、またチンチンに血液が集まってくる。
「ん……どうしました?」
「いや……。何でもない。今日はありがと、帰るよ」
一緒にシャワーを浴びた吉塚さんが、髪を乾かし終わり、オレに聞いてくる。
だが、オレは画像を見せないまま誤魔化した。
木戸の自慢何だろうが、新しく作ったグループLINEへ送っていたので、吉塚さんが見るのも時間の問題なんだろうが。
自然に部屋を出て行くオレを見送ろうとする吉塚さん。
階段を降り、玄関に通じる廊下へ出た時、リビングへと入るドアが開いた。
「へえ、姉さんって、そう言う男が好みだったんだ」
突然出て来た男がいきなり意味深な言葉を吐いた。
「こらっ、春君!そんな事言わないの!ゴメンね弟が変な事言って」
「え、ああ良いよ。お邪魔したね」
それでも帰ろうとするオレに追い打ちをっ買えるように言葉を吐く。
「姉と付き合ってるんですか?たぶん先輩ですよね」
その言葉に振り返った。
柔らかい言い方とは正反対な鋭い目つきで睨む弟と思われる男。
「ああ、吉塚さんと同じクラスの松井です。お邪魔したね」
それだけ言い、靴を履こうとして振り返ろうとするが、間髪いれずに音と君が口を開いた。
「どういうつもりで来たかしらないですねど、姉はヤリマンですからね。先輩もやりにきただけですか?」
「ッ!春くん……」
棘のある言葉に吉塚さんも唖然としていた。
「姉弟なんだろ。そんな言い方は無いと思うけど?」
「先輩もあの金髪やチャラい男の仲間ですか?それなら姉と会うのを止めて下さい。迷惑です」
「ちょっ春君そこまで言わなくても……」
吉塚さんが驚いていた。
普段は真面目で姉思いなんだろう。少しシスコンのような気もするが。
だけど、そこまで言われて逃げかえるのも癪に障るのも確かだった。
「いくら姉弟だからって、言って良い事と悪い事があると思うけど。それにお姉さんの人生は、本人の物だろ?いつかは彼氏が出来て、そしていつかは結婚するんだぞ?いつまで干渉する気――」
「それくらい分かってる!俺は、ただやりに来るだけなら来ないでくれと言ってるんだ!」
そうか。そりゃあ、姉弟がヤリマンとかだと姉弟でも流石にイヤだろうな。初めて来た吉塚さんの立派な家だったけど、今日までか。
「わか―」
「お姉ちゃんの大事な人だなんだよ?そんな事言ったらダメでしょ!」
「大切ってなんだよ!前も男二人が入って来て、昨日は女だけだったけど、部屋で何をしてるか知ってるんだぞ!自分の姉がヤリマンだなんて恥ずかしくて学校にいけないよ……」
やっぱり姉思いのシスコンか。
本気で涙を流し始めた弟君。
余計な所で掴まったな。まあ、オレが逆の立場だったら、やっぱりイヤだよな。彼氏でもない男を連れ込んで、やりまくってるのは。
こんなお金持ちの家だし、それなりに厳しい事を言われて性格がひねくれたか。
吉塚さんに言わせれば、放置家庭って言ってたけど。
まあ、学校でも会えなくなる事でもないから、ここに来れなくなるだけか……しかたない
「分かったわ」
俺の代わりに吉塚さんが声を出していた。
それは意外な感じだった。なんとなく甘やかされている雰囲気の弟君。オレは兄弟がいないからピンとこないのだが、切り離そうと思っても着られない程の絆《きずな》がそこにはあると思っていたのだが、それを切り離そうとする言葉だった。
「付き合っていればいいのよね?ねえ松井君、私と付き合って下さい」
「え?……あっ……う、うん。こちらこそ」
「ほら、これで私の彼氏になったから。春君には何も文句はないわよね?」
「そ、そう言うことを…………先輩、姉さんを泣かせるんじゃねえぞ。浮気するなよっ!」
納得がいかなかったのだろう。
弟君は、脱兎のごとく出て来たドアを開けて中に入ってしまった。
「ごめんね、弟が変な事を言って」
「いや、いいんだけど。でも、さっきの……」
すると、吉塚さんは俺に抱き付いてきた。
そして頬にキスをするかのように身を寄せる。さっきまでのセックスを思い出させるかのように熱い体で抱きしめて止まった。
「しばらくは私の彼氏って事でよろしくお願いしますね。男子二人には家の事情で私の部屋が使えないって伝えとくね。 あと見てるかもしれないから」
チュッ
え…………
頬にキスをされた。
さっきまではもっとすごい事をしていたはずなのに、頬へのキスで顔が一気に真っ赤になった。
「案外私たち上手くいくかもよ?」
「え?」
恥ずかしさから逃げるようにドアから出て行く時、一片の曇りもない笑顔で、吉塚さんが小声で言ってきた。
オレはどうしたらいいか分からずに、ドアがゆっくりと閉まるのを見ているだけだった。