『有罪です。~キミを好きでいられるだろうか【第4話考察編】』 作:A.N.F
後輩たちはどう絡むのか。
先輩は?
そして同級生たちがどうなるのかをお楽しみください。
◆◆◆ 第6話 女子の内情と後輩たち ◆◆◆
「姉さん、最近学校の帰りが遅いけど……」
「ええ、学園祭の準備があるからね。委員会で何をするか、どういう風にするか話し合ってるのよ」
吉塚家では、弟の春斗と一緒に少し遅い朝ご飯を食べていた。
多分父は帰って来ていないだろうし、母は遅くに酔っ払って帰って来てまだぐっすり寝ているはず。
世間一般的にお金持ちと呼ばれる地位にいる父親は、数人はいると思われる愛人宅をハシゴし、滅多に家には帰ってこない。
母はも仕事を経営しているせいで、お金の心配は無いのだけれど、毎日遅くまで飲み歩いている。下手するとホテルにでも泊まっているのか、帰ってこない時も多かった。
うちの家はビリオネアだと言うつもりは無いけども、乗りもしない高級外車が放置され、ついでに子供も放置されていた。
せめて春君が大学を卒業するまでは、お金の心配だけはしたくない、と言うのが本音だった。
親の愛を知らないで生活をしていたからか、オナニーで自分を慰めるのは早く、人の愛を知りたくて、中学1年生の時には一つ上の先輩と初体験も済ませていた。
だが、その男子は行為を何度かすると離れていった。
そしてすぐに別の男子と。だが、すぐに別れてしまう。
高校に入り居間とは違って少し大人しかった理織さんと仲良くなり、青山君達と仲良くなった結果、気楽に付き合えて、快楽を共に出来るセフレの関係になった。
天性の物を持っていたのか、初めてだった理織さんは、毎日のように二人の男子が競い合うようにセックスをし、メキメキとその技を上達させていった。
私は、私のペースで付き合っていたけども、今や、理織さんは、遥か上のランクにいるよう。
だけど、そこにどういう訳か、松井君が混ざる事になった。それと級長こと森川さんも。
明らかに松井君は森川さんの事が好き。
それとたぶん青山君も。木戸君はダメね。単純にやりたいだけだもん。木戸君に愛だ恋だのまだ早い気がするわ。
でも、松井君って少し気になる。
少し優柔不断でハッキリしない。何か春君と似たような弟属性があるのよね。私がいないとダメみたいな。
そんな松井君も、近頃この行為に慣れて来たのか、弱いテクニックながらも、抜群の回復力を見せて理織さんや私を気持ち良くさせだしている。
少し前の入れただけで出てしまいそうな初心者の松井君の姿は見えなくなっていた。
だけど、その当人である森川さんの気持ちが良く分からない時がある。気にはなっているけども、言い出せないの?
そんな事もあり、学園祭のコスプレの打ち合わせもあり、ネットで買ったモノもあり、今日は三人でお泊り会を開く事になったの。
「お姉ちゃん午後から友達が来るから邪魔したらダメだよ」
「誰?またあのチャラい奴?」
「チャラいって言わないの。今日は女子会だし、学園祭の打ち合わせも兼ねてるから、女子二人が来るのよ」
「またあの内田さんか」
「あのって言ったらダメでしょ」
「分かったよ。俺も友達が来る予定になってるから」
それだけ言うと春君は、自分の部屋に向かった。
しばらくすると二人が一緒にやって来た。
「やっほろ~♪」
「お邪魔します」
「ようこそいらっしゃいませ。理織さん、森川さん部屋は二階よ」
私は、二人を連れて自分の部屋がある二階へと上がっていく。
二人とも今日は初めてのお泊り会と言う事で、大き目なバッグを持ちこんでいました。
理織さんとは何度かお泊り会をしたので分かりますが、森川さんとは初めてだったので、楽しみです。
理織さんや私とも違う香りを持つ人として、非常に興味がありました。
松井さんの事もありますしね。
「わっ……結構広いんですね」
「広いだけですよ。親も殆どか帰って来ないですしね、好きな場所でくつろいで下さいね。お茶を持ってきますね」
二人がベッドに腰掛けるのを見て、吉澤はドアを開けて1階へと降りだした……
親が見栄を張って作った家は、子供の部屋にはそれぞれバス・トイレがあり、地下にはビリヤードなどが入っている遊戯室。三階にはジャグジーやシアタールームまであった。
生活費は父母から別々に年間で1千万円ほど生活費用と学費のお金が大体1年ほどで入金してくる。お金に困らないのは良いけども、いくら私立だからと言って一人年間1千万円は多すぎじゃないかしら?
何かあった時の為に、プールしているのは春君には秘密。
春君もお金に執着心がないので助かってはいるけど、もう少し友達は選んだ方が良い気がするわね。
ちょっとオタク気味な……
「おう佐々木、野毛、待ってたぞ。入れよ」
お茶を入れている時、玄関から春君の声が聞こえた。
ちょっと玄関に顔を出して見ると、そこには何度か見た春君の友達が。
「あ、こんちわ」
「お邪魔します」
「……あがれって」
春君は、お友達を連れて二階へと上がっていった。
「……もう少し良いお友達が出来ると良いんだけどな」
私は紅茶の入ったポットと、ティーカップ、そして前もって買っていたお菓子を持って自分の部屋へとあがっていった。
◇◇◇
「やっぱり春斗の姉ちゃんってカワイイよな」
「そうか?普通だろ」
佐々木が姉ちゃんを褒めて来る。悪い気はしないが、それほど良い気持ちでもない。
「そう言えば、姉ちゃんの友達も来てるからな。部屋には入るなよ」
「え?友達ってひょっとして内田さん?」
佐々木が喜んでいる。こいつは内田さんのファンかよ。
「たしかそう言ってたな。それともう一人来てるみたいだし」
「おいおい、それってこの前の黒髪巨乳じゃ?」
「しらねー」
野毛はこの前送られて来た画像の中で、やけに黒髪の女子を気に入ってたな……それと姉ちゃんに似た女子もいたし……
「あのボインちゃんはかなりの女子だぞ。誰とも付き合っていなければ俺が立候補したいぐらいだぜ」
「そうそう、内田さんも巨乳だし、可愛いし、誰とも付き合ってないのかな~」
「……ええい、俺をチラチラ見るなよ。俺が知る訳ねえだろ」
「そうだよね、春斗の好きなタイプはお姉さんだもんな」
「……違うって」
違うんだって。二人姉弟なんだ。変な男が付かないように見張るのも弟の役目だろ……だよな。
「もう良いから、早く桃鉄2やろうぜ。これをやりにきたんだろ。コーヒーでも持って来るわ。それまでゲームセットしといてよ」
廊下に出ると、奥の部屋から微かな笑い声が聞こえた。
向こうも何かしてるんだろ。気になるけどな。
「防音をしっかりさせすぎなんだよ……」
俺はしばらく微かに漏れる音を聞いていたが、何も聞こえなくなったので1階へと向かった。
◇◇◇
「凄い!もう仮縫いができてるの!」
「私も理織がここまで凄いとは思わなかったわ」
「うふふ、褒めたまえ、褒めたまえ。これでも料理、掃除、家事全般は得意なのよ。足りないのは良い男だけね」
あんなにエッチな事をしている内田さんが、ここまで女子力が高いとは思わなかったわ。
「そういえば、理織の家は母子家庭だったわね。だから――」
「まあそうね。小さい時から自分でしないといけなかったから、色々出来るようになったのかしら?紗良のところも同じようなものでしょ?」
「ですね。私も色々していかないとダメでしたから。それでも料理は理織よりも全然ですよ」
二人の家が語られていく中、黙って聞いていた森川が思い切った表情で口を開く。
「私も母子家庭なんです。母は夜も働いているので、私が頑張らないとダメなんですけど、バイトとかやらせてもらえなくて……」
「へー級長って私のところと同じじゃん!まあ、私の親は好きで夜の街に出てるんだけどね」
「みんな苦労してるんですね。木戸君も最近バイトで集まりに来られないですし」
「森川さんって、木戸君みたいな大きいのが好みなんですか?」
突然の吉塚からの発現に顔をニヤケる内田、そして顔を少し赤める森川。
「そ……そんな事ないですよ。大きすぎて苦しいくらいです……し」
「その割には何度もイッてると思うけど。ねえ級長、ここは女子会なんだからぶっちゃければ?誰も聞いてないし、誰が好きでも、誰のチンポが好きでも気にしないからぁ」
ニヤニヤしながら森川に問い詰める内田。
「そんな……誰も変わりません……よ」
「そう言えば、森川さんって初体験だった割には初めから気持ち良さそうでしたよね。ここにいるのは仲間ですから誰かを優先したいって思ってもいいんですよ。心と体の相性は別だと思いますから。心は……誰かを好きでも、身体は……ね」
「紗良っ、アレ出して。強情な級長は身体に聞いちゃおっ!」
「え?……キャッ!」
内田は森川を押し倒す。そしてそのままキスをして森川を黙らせた。
セックスに禁忌の無い吉塚はうふふと笑うと、着ていた短パンにTシャツを脱ぎだした。
そしてベッド横に置かれていた大き目の化粧品のコフレボックスを持ち出すと、カチャンと箱を開ける。
そこには大小さまざまなオモチャが入っていた。
バイブ、ディルド、大小ローター、ウーマナイザー、小型電マ、クリキャプ、アナルプラグ、ローション、ラブオイル等々が勢ぞろいしている中、森川を見ると、激しい抵抗も見せず、内田からブラウスのボタンを外されロングスカートははだけて膝上まで見えていた。
「森川さん、気持ちいい事一緒にしましょ!」
ロングスカートのボタンとファスナーを下ろされ、森川は半裸になっていった……
◇◇◇
「なんでここでスリが出てくんだよ!」
「運命です」
「日頃の行いが悪いんですかね~。さあ、ゴールはマダガスカルですから、まだまだ先ですよ」
隣ん部屋では弟の春斗たちが桃鉄2に勤しんでいた。
「わりい、ちょっとションベン行ってくるわ」
「あ、俺も」
「仕方ないですね~、僕も行きます」
先に春斗がトイレへと入り、友達の野毛と佐々木がドレッサー兼脱衣所で待つ事にした。
「でも流石は金持ちだよな~」
「ですね。学校一番のお金持ちだと思いますよ」
部屋は普通の部屋の倍は広く、バストイレ付の部屋を持っている同級生は着た事が無かった。
そして脱衣所は広く、入った事は無いが、浴室も豪華で広そうだった。
色々と吟味するように部屋を見ていた二人だが、佐々木の動きが突然止まる。
「ちょっと止まって、喋らないでください」
「なんだ?どうした?」
「静かに…………」
「アン……アア……モウ、ダメ……ソ、ソンナニシタラ。イッチャウノ?誰もイナイカライッチャイナ。アアモウダメ!。イクトキハ、イクってイッタホウガ、キモチイイデスヨ。カレシモヨロコビマスカラ。アアア!イッ……イク!イク!イクウウウ!」
「「おい、これは……」」
二人で顔を見合わせる。
「男子はいないはずだよな……」
「ああ、って事は……」
隣の部屋で行われている事を想像する二人がいたのだった……