唯一無二の親友だった幼馴染が実は女で何かもうぐちゃぐちゃだ 作:山崎世界
俺は、しのぶの地元に『戻る』ことを決意していた。
幸いにして、近くに寮がある学園を探して、そこを目指して必死に勉強しまくった。
『あの学園の制服、カッコいいよな』
『そう、そう、かな……?』
『俺も着てみたい……そんで、お前と並んで、通いたい』
『……そう……そう、だね』
そう。遠い昔の日、俺達が二人で憧れた、あの制服。男子校の寮だった。
「ゆーと!」
駅で待ち合わせ。さて探しに行こうとしたら、駅の改札を出た辺りで抱き着かれた。
「て、いきなり抱き着くとか何だよ、もう」
「あはは、そうだね、うん」
まあでも、何だ。うん。邪魔にならないようにちょっと動いて、俺も感極まって背中ポンポンって三秒くらい抱き合ったりする。
「てかお前、ちょっと背ぇちっちゃくね? 大丈夫か?」
俺の胸位までの小柄な身長。華奢な肩幅。ショートカットの可愛い系の顔立ち。
「んーそうかな? ゆーとは、もう少し大きめのほうが好み?」
「何言ってんだが」
「あはは、うん。長旅疲れたでしょ? 荷物持とうか」
「大丈夫だっての」
「ふーん、さすが男の子だね。たくましくなったもんだよ」
「何言ってんだか」
ああ、そうだ。
コイツと話してると、楽しい。不思議な感覚だけどホントそう思う。
電話で話すだけじゃなくって、メールとかだけじゃなくって、こうして顔を突き合わせて話すと、それを直に感じる。
それからしのぶに学園を案内される。寮の部屋はしのぶと同室らしく、一緒に部屋に入った。
「それじゃあ荷ほどき手伝うよ」
「ん、さんきゅ」
既にしのぶの方は準備が終わっているらしい。
「……ふーん、ゆーとってこういうのが好きなんだ」
「おま、ちょ! 見んなよ」
別にしていた段ボールに入れたはずのエロ本をいつの間にか開けていた親友。
いや、別にいいんだけどさ。
「何さ、そんなに慌てなくってもいいと思うけどー?」
「ほう、そこまで言うんだったらおまえの分のコレクションも見せろや!」
「あはは、ごめんね~ぼく、こういうの興味ないから~」
「てめえ! ウソこくでねえ!」
んなわけねえだろうが! 素人エロ画像マイスターが! 現に俺のコレクションチラチラ見てるし。興味津々じゃねえか思春期男子が。
でもそうか、こいつは現物は持たない派なのかもしれんな。あるいは巧妙に隠してるか。
ふ、でもその内、お前の性癖だって暴いてやっからな、覚えてろよ。
※※※
それから二人で思い切り騒いで、いい気分でベッドで眠った。
俺は二段ベッドの下。しのぶは上で。
「ん……ぁむ……」
慣れない環境で、真夜中に目が覚めてしまった。すると、何か下半身に違和感を覚えた。
「これが、ゆーとの……ふふ、やっぱりこどもの時とは違うね……たくましぃ……」
「!?」
両腕と両足が縄で縛られているのに気づいて、思い切り目が覚める。
そして、股にぬめぬめとした感触が走っているのに気づいて、視線を下に移動させる。
「ん? 起きちゃった? 残念だなぁ、バレないうちに既成事実積み上げて、逃られないようにしてからにしてあげたかったんだけど」
「……なに、やってんだよ、しのぶ」
そこにいたのは寝間着姿のしのぶだった。そのしのぶは、俺のズボンをずり下げて、その小さな口から舌を伸ばして奉仕の真っ最中だった。
「冗談止めろって」
「ふーん、ゆーとは、冗談だって思うんだ? ぼくが、男で、男同士だから受け入れられないって? そうして見ないふりして友達続けろって言うんだ?」
「……ちがう!!」
俺は思わず大声を上げる。そうじゃない。俺が……俺が、しのぶを拒絶するなんて、そんなわけないだろ。
「そうじゃない……ただ、その、なんだ。言えよ! 俺がそんな信用できなかったのかよ! お前が、同性愛だからとか、そんなんで距離とるような奴だと思ってたのかよ!」
「……ゆーと」
「俺たち……親友だろ? だから……」
「………………くくく……あははははは!!!」
「……しの、ぶ?」
しのぶは狂ったように笑った。
「そっか、うん、そうだね。ゆーとがぼくのこと大切に思ってくれてるって言うのは、うん分かった」
「じゃあ」
冷静になろう。縄を外してくれよ。そう続けようとした俺の言葉は途切れる。
「一つ、というかまあ色々勘違いしているのだけれど、まあ一つずつ是正しようか」
しのぶはポツ、ポツ、とボタンに手をかける。しのぶが殻を脱ぎ去っていくのを、俺はバカみたいな顔で見つめていた。
「ぼくはね、女の子なんだよ」
すっかり衣服を脱ぎ去ったしのぶの身体は、綺麗な曲線を描いていて、とても柔らかそうだ。どうやって誤魔化せていたのか、そのおっぱいはぶるん、と見間違えるわけもないくらいに膨らんでいて、パンツも既に脱ぎ去って陰唇がぬらりと覗いている。
「……俺、今まで勘違いして」
「ああ、別に謝らなくってもいいよ。だって、ぼくがただ隠し通していただけだもの」
しのぶは一通り、俺に身体を見せびらかせた後、また俺の股に潜って、俺の肉棒を舐め始めた。
「何言って」
「だってさ、小さいころのゆーとって、女の子と遊ぶような子じゃなかったよね? ぼくのことを女の子だって知ってたら、仲良くしなかったよね?」
待ってくれよ。そんなの。そんなの……
「ぼくはそのころからゆーとのことが好きだったよ。女の子として、男の子が好きだったんだよ。ゆーとは全然気づいてなかったみたいだけどね」
じゅるるる、と熱心に肉棒に舌を這わせ、舌を滑らせる。はぁ、と熱い吐息をかけて、欲情しているのを見せつけるように、熱心に奉仕する。
「……ぼくはね、ゆーとのこと友達だと思ったことなんて、一度もなかったよ」
そんな最低な告白をされているというのに、俺はそのまましのぶに我慢しきれずに射精してしまう。
「……ん、はぁ……」
しのぶはごくん、と見せつけるように喉を鳴らして、そのまま俺の肉棒と自分の陰唇をくちゅくちゅと擦らせる。
「んふふ、見える? ゆーと。ほら、ゆーとの男の子の部分も、ビクビクって震えて犯したい犯したいって、言ってるよ? おち〇ちんのほうが素直だね」
柔らかい太ももと、ま〇こが擦れ合う。目線を動かせば、柔らかそうなおっぱいが見えて、けど
「ほら、目を逸らしちゃダメだよ」
しのぶが俺の顔を掴んで、自分の方を向かせる。
「……ぅ……」
俺は、情けなく涙を流していた。自分が情けない。しのぶが、俺がしのぶに抱いていた感情も、何もかもが全部嘘……? そのことにショックを受けて、何より……こんな状況でもそそり立ってる自分が憎らしい。
「……ゆーとは優しいね」
しのぶは俺に倒れ掛かって、俺の頬に唇を添えて、涙を舐める。
「……でもね、ぼくはその優しさが恨めしかったんだよ。ずっと。ずっとずっとずっと。そんな友情なんて要らない。ぼくに、欲情してくれればそれで十分なんだよ」
耳元で、今度こそすべてが否定される。
「ん、はぁあ!」
思い切り腰を突き入れられて、ぶちぶちと何かを突き破る感覚とともにその膣内に包まれる。
「ほら、ゆーと、見える?」
しのぶがま〇こに手を添えて、広げられた膣内をさらに広げるようにして手を添えて、見せびらかす。
「ねえ、ゆーと。恋人になろ? 一緒に気持ちよくなろ? 友達なんてどうでもよくなるくらい、わたしと」
わたし。ああそうか。俺に見せてたしのぶは本当に何もかもが偽物なのか、と分かった。分かってしまった。
ああそうだ。いいじゃないか。しのぶは、俺のこと好きなのわかってて、その子が俺に告白してくれてるだけだと考えれば。だが……
「……やだ!」
この期に及んでも、しのぶを傷つけることになるんだろうなってわかってた。
でも、ダメだと思った。ここでしのぶを受け入れてしまえば、それこそ、もう。終わってしまう。
「……そう……」
しのぶの腰の動きが止まり、俯く。
「まあいいんだけど、ね。そっちのほうがずっと、愉しめる」
しのぶの腰の動きが早くなり、膣内が複雑に蠢き始め、俺は情けなく喘ぎ声を漏らした。
「いいよぉ、別に。元々、長期戦は覚悟してたから。わたしが、ゆーとのこと好きだって気持ちがちゃんと伝わって、ゆーとも同じ気持ちになってもらうまで、じっくり、たっぷりと、味合わせてあげる……まず、は……」
そのままあっけなく膣内に射精させられる。しのぶもそのままじっくりと腰を沈めて、やがてまた動かしはじめる。
「……ゆーとが悪いんだからね? 素直にならないから」
そしてそのまま、俺の意識が途絶えるまで続いた。いや、途絶えてからも、俺はしのぶに捕らえられる淫夢を見続けた。きっと、その後も俺の身体はしのぶの身体の快楽を叩きこまれたのだろう。
※※※
「おはよ、ゆーと。早く起きないと遅刻しちゃうよ」
「あ……ああ」
朝、目が覚めると、既に制服に着替えていたしのぶに起こされる。
昨日のは……夢?
「ああ、忘れてた」
背中を見せたしのぶはくるりと振り返り、俺にキスをした。
「昨日は、精液を飲んだ口でキスするのもなんだからしなかったけど、ね?」
ぺろりと舌なめずりをして、俺の頬を撫でる。
「これから、たっぷりわたしのこと、教えてあげるよ。ゆーと」
俺たちは今までわかり合っている間柄だと思ってた。
でもそれは勘違いで、目の前にいるのは多分、世界中の誰よりも理解できない生き物だった。
でも、俺は諦めない。何が正解なのかは分からないけど、この親友と、いや、親友と思っていた女の子と向き合っていく。