唯一無二の親友だった幼馴染が実は女で何かもうぐちゃぐちゃだ 作:山崎世界
学園の授業も本格的に始まった。
しかし、首尾は上々とは言えなかった。一言でいえば環境の変化だ。色々ありすぎて、身体が異常を訴えている。
「やあゆーと、お疲れ様」
机に突っ伏していたところで、頬にひんやりとした感触。少し見上げると、コーヒー牛乳の紙パックと、それを持ってきたしのぶの姿が見える。
「今、昼休みだけど分かる? 所々寝てたみたいだけどさ」
ちなみにしのぶの席は俺の隣だった。
「そっか……」
そういえば腹が減ってるような気もする。あ……購買で買おうと思ってたのに昼飯忘れてた。
「まあそうかと思って買っておいたけどね」
「あー……悪い……」
「いいって。それより、ここじゃあんまり落ち着けないんじゃない?」
その言葉に、ちらりと辺りを見回す。
まあ、何だ。教室の中ではまあ、無難に机くっつけたりして飯食ったりしてる。
そりゃ前の学校からの付き合いで、とか色々あるんだと思う。その中で俺はまだあんまりうまくやれてないってのが現実だ。
その中でぽつんと飯を食うっていうのは、何だ。結構しんどい。
「じゃあ、行こっか」
「どこに?」
「まあ人気のないとこだね。そっちのほうが落ち着くでしょ」
※※※
しのぶに連れてこられたのは、学園の屋上、だった。あんまり手入れはされていないようで、砂ぼこりやらがそこらへんに積もったりしている。
「まあホントは立ち入り禁止なんだけどね」
しのぶはここの扉を開けるために使った鍵をポケットに仕舞った。
「それじゃはい、ゆーと」
しのぶは俺にパンとコーヒー牛乳を差し出して、座る。
何でここの鍵なんて持っているのか。それを聞くタイミングを逃して、俺も座り込んでパンを食べ始める。
ああ、何だ。上手くいかないもんだ。今度こそ、って思ってても。そりゃ今までが今までだったんだから、急に変われるわけもないんだが。
「ゆーと……?」
気が付くと、しのぶの顔が近かった。下から上目遣いで覗き込んでる。その瞳は心配そうに見つめている。けれど、本当は一体何を考えてるんだろうってそんなことを考えてしまう。
そして、それと同時に、何か安心してしまう。
「口元にソースついてるよ」
ぺろり、と舐めとられる。そのまま、じっとキスされる。
「……ソース味って男の子だよね」
そう言うしのぶの口の中は甘い。
しのぶは俺には総菜パンを買ってきて、自分用には菓子パンを買ってきていた。
気分次第で逆転するような些細な違いではあるが、それでもやっぱりしのぶと俺はどこか違うんだと思う。
最初は、拒否感があった。今も、違和感のようなものがぬぐえない。
けど、もう受け入れている自分もいるのが分かる。よく分からないまま小麦粉の塊を口の中に押し込んで、流し込む。
「……疲れてるのかな?」
しのぶは俺のズボンに手を伸ばす。そこは、ちょっと大きく、固くなり始めていた。
疲れてる、と言えばそうなのかもしれない。しのぶと一緒にいて、キスの感触を思い出して、そして二人きり。そういう状況が手伝っているのもあるんだろう。
しのぶのズボンから撫でる指の感触で、ズボンを押し上げて痛いくらいに勃起する。
「このままで教室に戻るのもまずいんじゃないかな。男子しかいないしね。変な疑い持たれるのもよくない」
気遣うような声。同時に色気も混ざっている。
自分で最後に追い込んだくせに。
しのぶはズボンを脱いでフェンスに身体を預けて、こちらに尻を向ける。
「いいよ。無理矢理にでも吐き出しておかないと苦しいでしょ。ぼくは大丈夫だから、ね?」
誘われているのか。最初から何もかもが計算尽くで、気遣っていたように見えたのも演技なのか。
俺はふらふらと寝ぼけたような頭でしのぶに覆いかぶさる。
「んん!? ん、これはさすがに予想外、かな」
俺は肉棒を取り出し、しのぶのパンツを脱がせないまま、尻に擦りつける。
滑らかな女性ものの下着の感触と、しのぶの張りのある尻の感触を感じる。
こうしてみるとまるで男を犯しているような感覚にもなるが、実際はそうじゃない。
もしも、しのぶが男だったらどうなっていたんだろうか。実際は……考えていても埒が明かないし、それは目の前の女の子に対して逃げているというとこだな、と考えるのを止める。
「はぁ、ん、ふぅ、ふぅ……分かってたけど……へんたい」
しのぶが息荒く、ちらりと後ろを振り向いて光景を確認しながら言う。
半分くらいはお前がそうしたくせに。
「濡れてもないまま突っ込むわけにはいかないだろ」
「だから別にいいって言ってるんだけど。ん、ふぅ、はぁ……」
「…………どうしたらもっと感じる?」
しのぶは息を呑んで驚くように、言葉を失くしている。元々、乗り気じゃない。それは今も変わってない。
でも、しのぶのことをもっと知りたいっていうのは変わらない。
「…………抱きしめて」
いつもの飄々とした態度と違って、かすれる様な声だった。
「ん……」
覆いかぶさるようにその細くて小さい身体を抱きしめると、安心したように吐息を漏らす。
「もっと、胸の方も触ってくれると、嬉しい、かな」
上着から手を入れる。さらしの感触で少し固いが、シャツの上からでもやはり男の胸とは違う柔らかさを感じる。
「もうそろそろ挿入(い)れても大丈夫か?」
「ん? うん、大丈夫だよ」
一応具合を確かめるためにそっとしのぶの股間に触れる。
パンツの上からでも愛液が滴っているのが分かって、そのまま下す。そして、そのまま肉棒を突っ込む。
「ん、ふぁあ!! 久しぶり、だね」
あの初めての夜以来の二度目、にもかかわらずしのぶの膣内は締め付けてくる。きつすぎもせず、まるでお帰りとでもいって抱きしめるように。
「ハァ、あぁ、ダメ、声漏れちゃう。はは、気づかれちゃう、かな……」
そのまま俺はしのぶにキスをして、口を塞いだ。
驚いて少し噛まれた。血の匂いが交じり合う。けど別にいい。痛いのか、気持ちいいのか分からないまま俺は腰の動きも速める。
パンパン! と肉の弾ける音と、くぐもった口内からの喘ぎ声が脳を刺激する。
「はぁ、あ、ん……お願い」
しのぶが、ちゅる、と口を離して、呟く。
「……中に出して。ここ、汚すと色々うるさいし、制服も汚しちゃダメだから……ね?」
当然のような理屈で、目が合う。
そのまま今度はしのぶの方から唇を近づけて、そのまま首を抱える。
「ん、んふぅ!!」
そしてそのまま、膣内に射精した。
「はぁ……あ……」
行為が終わって、膣内から肉棒を取り出した瞬間、立ちくらんで地面に倒れる。