唯一無二の親友だった幼馴染が実は女で何かもうぐちゃぐちゃだ 作:山崎世界
その日の朝。
しのぶが朝、中々起きてこないのでとりあえず学園に行く準備を整えていたのだが、まだ起き上がらなかった。
「……しのぶ?」
ベッドを覗き込む。するとしのぶは苦しそうに荒い寝息を立てていた。
「……ん、あ……ゆーと……おはよ、う……」
「お前……」
おでこに手を当てる。体温計使う必要もなく、熱を持っているのが分かった。
※※※
休みの連絡はスムーズに行った。これもまあしのぶの実家は学園のお偉いさんらしいしさもありなんというところなんだろうか。
「……ゆーとまで休まなくたっていいのに。バカだなー全く」
しのぶはパジャマのまま、ベッドにいる。
「別にいいんだよ。それ以上に大切なこととかないし」
それで後で色々困っても、まあしょうがねえなって自分で納得できる。
「……ホントにバカ」
「お粥とかも作ってきた。食えるか?」
「……あーん」
レンゲで掬って、しのぶの口の中に運ぶ。
「にしても風邪なんて……てまあそうだよな。俺も色々調子崩してたし、お前ならもっとだろうな」
どういう生活送ってたのかは分からないが、男子校に入学して、実家から離れて寮に入って。
再会した幼馴染に思いを伝えてもそいつはうだうだ悩んでヘタれてやがるし。
「それは……傍にいてくれるだけで十分すぎるよ」
「そうか」
それじゃ手でも握ってようか。
「あと……あ、いや。何でもない」
「何だよ?」
ちらっと俺の顔を見た後に逸らした。
「んん!?」
その顔を掴んで思い切りキスしてやった。舌を突き入れて、くちゅくちゅって唾液の交換。
「な、何してんのさ!」
立ち上がりかけていた身体を肩を掴んで止めてやる。今さらながらに気づいたような心地だが、こいつ小さい。俺よりも精神面ではずっと大人なんだろうが。
「どうせ風邪移すとかそういうこと考えて遠慮したんだろ。いいんだよそういうのは。むしろ移せ。それで楽になるんならそっちの方がいい」
「……何なの、ぼくのこと好きなの?」
「分かってるくせに」
好きかどうかと言われればそりゃ人生でこれ以上の出会いなんてないだろうって確信できるくらいに好きだよ。
ただだからこそ苦しいというか、めんどくさいというか。
それから、薬飲んでしばらく眠って、そんなしのぶの手をずっと握っていた。
※※※
「ん……んん……」
しばらくして、しのぶが目を覚ました。
「ぅぁ……んー……汗でべとべとする」
声は気だるげではあるがはっきりしている。
風邪の症状は和らいだんじゃないかな。
「……ふぅ……」
上部のボタンを開けて、汗に濡れるノーブラのおっぱいが荒い吐息で上下する。
「ん、ゆーと……拭いてくれない、かな? 背中とか」
「分かった。じゃあ、脱いでくれ」
「うん……」
ちょっと体を起こして、パジャマを脱いでいく。
「こういう時は、もうちょっと前とか隠していいと思うんだけどさ」
「今さらだね」
まあ、そうか。俺は脇とか背中とか。全身をくまなく拭いていく。
「こういう時は、お風呂に入ったりするんだけどね。まあ色々難しいけど」
「風呂、か……」
寮の自室に風呂場はなく、共同浴場にも入れないしのぶは深夜で誰もいないときに部室棟のシャワーを使っているとか。
でも口ぶりからするに風呂に入るのが好きなような感じだな。まあ今はどうせ生徒が出払っている時間にお湯なんて張ってないし入れるとしてもズルい感じがするし。
そうだな……と、少し考えごとをしていると股間が触られた感触が走って、思考が中断される。
「……ふふ、ちょっと元気になってるね」
「そりゃ、そうだ」
さすがにフル勃起とはいかんけど。と思ってる間にさすさすっと、擦られて大きくさせられる。
「……ねえ、ゆーと……」
「治りかけだし無理するなよ」
「治りかけだからこそ、だよ。今ちょっとだけ無理できるうちに、汗とかたくさんかいておいた方がいいなじゃないかって思う」
そうなのかな……?
「ふぅ、ん……!」
汗を吸った肌は吸い付くような感触で、匂い立った。
「や、ぁ……そんな、首筋に顔、埋めないで」
「誘ったのはお前だろ」
「そう、だけど……でも、何か、汗臭くて、恥ずかしい」
ここで恥ずかしがるのか。でも、珍しいものが見れたようで、むしろもっと没頭してしのぶの身体を嗅いで、そのまま軽く舐めて、舌を這わせる。
「ひゃぅ……!?」
少ししょっぱい。
そのまま後ろから抱きかかえて、膝の上に座らせる。
熱を帯びていた身体はむしろ汗で温度が下がっている。俺も服を脱いで、むしろ俺の熱を分け与えるようにくっついて擦り合わせる。
そして抱きかかえるようにして肉棒を挿入する。
「ん、んっ!!」
瞬間、びくびくとしのぶの身体が震えて膣内も強烈に締め付けられるが何とか耐える。
「……ひょっとして、イった?」
「あ、うん……何か、ずっと傍にいたから、かな。なんて」
「そうか……」
「ん、ひゃ、や! そんな、イった、ばっかり、なのに……」
腰を動かし始める。一応体調に気遣ってゆっくりとした動きだがそれでも感じ過ぎるくらいに感じているようだった。
身体が離れそうになるのを両手で抱きかかえて、その手をしのぶも握る。
「ん、ちょうだい……ゆーとの、おくすり、ぼくの中に」
「俺の精液にそんな効能はない」
「ん、どう、かな……? ぼくは、効くって思ってるし、そう言うのって大事だよ」
そういうもん……かな。それで治るんならこっちも願ってもないし。
そういうことなら、と俺はラストスパートに腰を突き上げる
しのぶはキスをまた少しためらって、こっちからまた強引に引き寄せた。その瞬間、またしのぶの膣内が締まって、俺はその瞬間に射精した。
「ん、んん……!」
そのまましばらく抱き合って、また汗をかいた体を拭いて、今度は一緒の布団でしばらく眠った。