「せんぱいっ! いるッスか!」
朝からピンポン、ピンポンと何回鳴らすのかと少しばかりの苛立ちと共に玄関に向かったところで聞こえてきたのはみのりの声。高いというより扉越しの筈なのにやけに通る。
「あ、いるッスね!」
玄関を開けたわずかばかりの隙間から覗き込んでこちらを確認するみのり。俺じゃなかったらどうするつもりなのか。外したら親父が出るぞ、もしくは凛か。
「お前…昨日の今日だぞ」
「だからッス! 善は急げ、昔からせんぱいの家には遊びに来たかったッス!」
「まあ、上がっていけ」
お邪魔するッスとの一言でするりと玄関に入る。丁寧に靴を揃えて家に上がっていく姿にはどこか令嬢感もある。またどこか変なギャップだ。
「せんぱいの部屋行きたいッス。どこッスか!」
いらいらとした気分は収まっていた。無垢なほどに純真な言葉だったのだろう。今日は付き合ってやるかと素直に思えた。それでも朝からテンションは高いなとはどうしてもぬぐえない感想だ。
「ほへー、やっぱり色々あるんスねぇ」
部屋に入っての第一声は本棚を見てのもの。俺の部屋は壁の一面が本棚で締められている。その殆どは小説で、未来や過去に思いを馳せた想像力の極致。幸いにして親父に本を強請って断られたことはなく、読み終わって幾度かの再読をしてからまた頼むものだからどんどんと溜まっていく。そのせいか学校の教科書の類はほんの一角を窮屈そうに占めているだけ。
「あれに、これも、読んだことないのいっぱいッス。あ!あれは読んだッス!月前の新刊!」
目線が少しずつ上に上がりながら背表紙を楽しんでいる。しかしそれだけ未読があるのに手に取ろうとはしない。
読まないのか、と尋ねる前にゆっくりと振り返って上目遣い。
ねっとりとした視線が絡む。
「でも、先にしたいことがあるッス…♡」
その声に先ほどまでの天真爛漫な、どこか青い果実にも似た爽やかな物はない。ひたすらに恍惚と妖しさにまみれた甘美な誘い。
その続きをただ待つ。つぼみのような唇が欲望を紡ぐのを。
「せんぱいに♡、絶対に、妊娠♡、させてほしいッス♡…」
右手を腹に、子宮の直上に重ねながらの懇願。どうしようもなく身体を欲望に浸した雌がそこにいる。
「せんぱい…お願いッス…♡」
濡れた瞳。ゆっくりと細められていく目が雄を目覚めさせていく。
「…あっ♡」
被さる様に抱き締めながら、両の手を尻に伸ばす。スカートのプリーツを潰しながら揉み込む。手に帰ってくるのは仄かに固く同時に柔らかく形を変える感触。どこかパンの生地に似て、手の中でくにくにと動くのが面白い。
「…や、いぁ…♡ 何で、お尻なんスかぁ…♡」
胸の下にくぐもった響き。わかっている。みのりの欲しいのはこれではないと。だがそれをそのままに与えることはしない。少なくとももう少しこの手に馴染む肉は捏ねていたい。
「ん、んっ♡、な、何で、そこばっかり…♡」
直接真に欲しい場所には触れていない微弱な痺れはあるのだろう。声にはふわふわとしたどこか陶酔が混じっている。
反抗もできずに、もっとという願いも口に出せないままただ尻の肉だけを好きにされる。それだけの筈なのに随分と昇ってきている。
「みのり、何が欲しいんだ? 俺にどうしてほしい?」
「そんな、せんぱい… せんぱい…♡ うくっ…♡」
口にできないままぐりぐりと頭を胸に擦る。
その間にも堪能をとめることはない。もしかしたら短時間とはいえ揉み込んだせいでより柔らかくなったかもしれない。生意気な才媛というやつは性格だけでなくてこちらも同じようだ。
「…ほら、どうなんだ? 言わないとわかんないぞ?」
「…く、くううぅぅぅぅ…♡」
長い葛藤。それは最早陥落に近い。衣服を重ねているのにみのりの方からは熟したあの匂いが噴き上がるように漂ってきている。
「みのり?」
「う、ううううう、みのりは、…みのりは、せんぱいの、…せんぱいの男性器を女性器に入れて、思いっきり擦りまくって、…精を子宮に届けてほしいっす♡」
降伏はあっけなく、蕩け切っていた。
「ああ、わかった。 じゃあ服、脱ぐぞ。俺はみのりの服脱がすから、みのりは俺の服を」
「…はい…♡」
やっと言ったというのに。そんな不満に似た表情が少しだけ見える。でもそれは圧倒的なセックスへの渇望に対しては濁流の上の枯れ葉よりも軽い。おずおずと腰のベルトへと手を伸ばす姿がまさにその象徴だ。
「ベルトの外し方はわかるな? 女とは基本逆でちょっとやりづらいか」
「だい、…じょうぶッス」
腰に顔を近づけて、革の帯と格闘するみのり。焦れているせいもあってなかなかはずれず時折力任せの動きもありはしたが、やったという声と主にバックルが外れて、ズボンの固定が外れる。そこからは早いものでいくつかのボタンもチャックもそそくさと外していって、ついにお目当てのものがまろび出した。
パンツを下した瞬間に最後の抑えは役目を終えて、靭性で抑えられていた男根が跳ね上がる。その動きはまるで地獄の処刑人が鎌を振り上げるようで、みのりの顔を掠めて天にそそり立った。
「これが…せんぱいの…♡、おっきぃッス…♡
これ♡、また…♡、入っちゃうンスね…♡」
眼前のそれを食い入るように見つめる。それ以外を知らないためかただ見つめるだけで何かをしようとはしてこない。ただ未知に出会ってどうするのか、どうするのかが正解なのかを探る探検家の様だ。
観察はもどかしくて、時々みのりの吐息が当たってこそばゆい。湿った緩い風が先端から付け根をゆっくりと撫でる。それは羽先でくすぐられているようでもあって、微弱すぎる快感が逆に興奮を煽って高めていく。
「あっ、何か出てきたっす! これ、これがせんぱいの精子なんすか?」
自身の体だ、尿道から滴が溢れているのは俺でもわかった。でもそれはみのりを少しばかり勘違いさせたらしい。期待で顔が溌溂とした輝きを得ている。
「少し、違うな。これにも精子は入っているらしいが本命はこれじゃない。精子が欲しいなら昨日みたいにするんだよ。じゃあ、俺も脱がすぞ?」
「は、はい…♡」
目をつむって、服を脱がす音だけを感じている。紺のプリーツスカートが、薄青のショーツが、ベージュのシャツがするすると衣擦れを立てながら外されていく。最後には昨日と同じように、ブラジャーだけが残って、そのほんのりと青く少しばかりの装飾が白い肌を彩っている。
背中側から固定を外して、身体の締めがなくなる。その瞬間に悩まし気な吐息。胸から腹に熱い流れが伝わっていく。
全部を机に置いて、一糸すらない身体。陶器皿を逆さにしたような控えめな胸の盛り上がり、薄らと姿をさらす肋骨、空間を削ったかのように滑らかに凹みを作る腰のライン、そのどれもが俺を、雄を幻惑して誘引する。小柄がゆえに、その魅はぎゅっと詰まって弾き飛びそうなほどに密度が高い。
そしてその肌の中で主張する2つの頂点。小さいまま育ち切った苺か、あるいはルビーか。いずれにせよとっくに充血しきって早く触れ、啄めとふるふると震えている。
手の甲でそっと撫ぜる。
「…あっ♡」
少しだけ抵抗をしながらも動く方向に合わせて少し倒れる。そこからの動きはただ摩擦を生んでいく。
「ん♡、んぅう♡ はぁ…♡」
この摩擦は焦れったいのだろう。先程の俺の様に。その証拠に一段と体温が上がって、漂ってくるにおいもあってどこか密林の様だ。
俺もみのりもとっくに我慢の限界なんて超えている。するぞ、という一言を呟いてみのりをベッドに座らせる。その動きはひどく緩慢で足も腰もすべての感覚をただそこに置いているような歩き方をしていた。
「せんぱい…♡ みのり、もう我慢できないッス♡ せんぱいの、せんぱいのが欲しいッス…♡」
わかっている。俺の陰茎からも限界を示すように滴は垂れ落ちて、早く早くその肉を味わいたいと脳の神経を信号が痛いほどに交差している。
だけど少しだけやらなくてはならない。
ベッドに座り今にも横たわりそうなみのりにそっと耳打ちする。
「…それ、それ言ったら、もう、してくれるッスか?」
「ああ、俺も限界なんだ。言ってくれたらすぐやるさ」
みのりの顔は不満というより、どこか焦点の合わない感じだ。期待と欲望が内で燃えすぎて、少し燻っている。貫いてさえしまえばその火は一気にまた燃え上がるだろう。
みのりに躊躇の猶予も余計な思考の余裕もなく、ただの一息だけ吸ってからその伝えた内容を遂行した。
「せんぱいの、せんぱいのおちんぽで、みのりのおまんこ、いっぱい愛してほしいッス…♡」
ベッドに身体を横たえて、大きく開いた足の中心から、又座の肉を両手で広げながらそっとささやく。
拡げられた雌の肉は、鮮やかな赤の中に真っ黒な穴を晒しながらひくひくと蠢き、一筋の透明な水を涙の様に流している。まるで噴火口にも奈落にも見える。
聴覚と視覚からの暴力的なまでの招きは理性の箍を吹き飛ばして、獣としての性を呼び起こしたのがただわかった。
みのりに覆いかぶさって、ひどく固くなった半身を標的めがけて突き出す。
狙いは逸れることなく、鋼鉄となった一本は、ただみのりを貫いた。
「…く、ああぁああぁあぁっっっ♡」
絶叫。ただの一突きとはいえその道はとても狭い隘路。昨日もこうしたという事実がウソのように締まり切って、削り上げるような道のり。当然その摩擦はみのりも感じていて、膣肉の塊もその表面の一つ一つの襞さえも、ほんの一片でさえ触れてしまっていたら快楽を脳に伝えあげて脊髄から脳髄までを甘い電流地獄へ沈める。
「ま♡、またっ♡、せんぱいがっ♡ みのりの中にっ♡ 入ってきてぇぇっ♡」
みのりが声を出す度に、不規則な収縮が棒の全体を包み込んで締めてくる。
往復運動を始めるために引き抜こうとしても、行かないでと哀願するようなそのうねりは先端の傘を刺激して焙るかのような快感を生み出す。
「くぅ、昨日したってのにめちゃくちゃ狭いっ…」
腰が快楽の内燃機関と化して、往復運動を始めてからもみのりの中はずっと狭く変わらずにこちらを圧し潰してくる。
「んああっ♡ これ、これッス♡ せんぱいが♡、みのりの中でめちゃくちゃ動いてるッス♡」
また肉が蠢いて、全方向から舐ってくる。まるで鉱夫。窮屈なほどに狭い洞窟で動き回りながら時折落盤を経験する。そんな気分だった。そしてその鉱夫としての俺の採掘目的はただ一つ、強く突き出した腰の動きに先端が、そこにめり込むのがわかる。
「お゛お゛っ♡ き、きちゃった…♡ せんぱいが♡ また、みのりの子宮まで♡」
「妊娠、したいんだろう? ちゃんと、子宮も膣も、産めるように整えといてやるよ」
「お゛あ゛っ♡ おねがいぃぃ♡ 赤ちゃん、産めるようにしてぇっ♡」
子宮口にめりこみながらそれでもまだ奥に埋まっていく男根。その分だけ膣が伸びているのか、一層強くなった圧迫は孕ませろという大合唱のようだ。
「お゛っ♡ お゛お゛っ♡ お゛あ゛っ…♡」
子宮を持ち上げて小突く度、少し硬い感触が先端に生じる。それは最後の防壁で、みのりの卵子を異物から守る関門。
小さく、たまに大きく、強く、弱く、擦り上げ、打突し、何度も耕すようにノックするように砦に攻撃を加えていく。そのたびに快感は増していく。もし膣と子宮が連携して侵入者を排除しようとしているなら最高の体制だ。膣肉の歓迎でだけで射精なんてしてしまえば肝心の子宮は全く落とせずに無駄撃ち。持ち主が妊娠したくてしょうがないわりに随分と拒む。生意気は子宮までもだったらしい。
「せんぱいっ♡ そんなっ♡ みのりのっ♡ 子宮っ♡、パンチしないでっ♡」
「お前の子宮、防御固すぎてこうでもしないと精子入んねえんだよ。わかるか?」
「わかんないぃぃぃぃ♡」
尾を引くような長い叫び。絶頂したのがわかる。その反応でさらにまた一段蠢いた。
「ああっ、くそっ、俺も出しちまう!」
どりゅ♥ どりゅるるるる♥どびゅっ♥ どびゅるるる♥ ぐびゅ♥ びゅぅぅぅぅぅ♥どぶゅぅー♥ ぐぷっ♥ ぶびゅーっ♥ どびゅー♥ どるるるる♥ どりゅ♥ どぷっ♥
みのりの絶頂に声に反応した膣の蠕動に耐久は成しえなかった。子宮を目前に跳ね返ってきた精液が少しずつ肉の隙間を逆流して、股が熱い。
ふと見やればみのりの中心に突き立った自分。そのどちらもが白く、また新しく白いものが伝ってきている。
多分精液とは随分白い。そんな感想が頭によぎる。そしてその真っ白をピンクのみのりの隠されていた場所へ、守られるべき卵子へぶちまけるのだ。そんな想像でまた血が集まってくるのが感じ取れた。
「みのり、まだへばってないだろ? まだやるぞ?」
「当然…♡、…スよ♡ 妊娠♡、するまで♡ やるんスよ、ね?」
荒い息の中での言葉。それは明確に挑発だった。ビキビキと血管の中で血が意思が暴れ狂っている。
「あっ…♡ また、固くなった♡…」
そっとへその下に手が伸びる。その手はその薄い皮膚と少しばかりの脂肪の下の子宮に翳されている。ここを撃ち落とせ、精液漬けにしろ、とそんな意図は言われなくてもわかっている。
再開された律動は絡みつく蜜と肉をゆっくり引き離すことから始まった。一度射精して滑りが良くなったとはいえみのりの膣は相変わらず男を強く抱き込んで離そうとしない。そこに膣液がまとわりついて粘りもあって抜け出すのも一苦労だ。どれだけ感じているというのか、1分か、それ以上に精液を放ったはずなのに押し流されそうなほどにつゆまみれになる量がみのりからあふれ出している。
それでも腰に力を入れてまた探検を再開する。緩急を付けて、少しだけ左右に振って、時折上も下も全ての壁面に自分をぶつけていく。
「…ひゃんっ♡ そこ、天井♡、いいッス♡」
時折良いところに当たるのか、高い声が聞こえる。
ゆっくりと擦ればぷちぷちと粒のような肉がいくつも並んでいる。それはまるでオアシス、柔らかな過圧の中に存在した平穏地帯。
手も使って、少しずつ角度を変えながら先端でも棒の半ばでもその感触を楽しむ。内では、少しずつ肉の粒度が違うのかこすれるときの当たり方が変わり、挿入具合でそのどこに当たるかが変わる。しかも奥を攻めるのと違って少し浅めな分、入り口からちゅぷちゅぷと水音がたって耳にも楽しさがある。
「やぁ…なんで、そこばっかりぃ…♡ もっと、奥ぅ…♡」
繁殖欲求旺盛なみのりにとってはここはどうも満足とは遠いようで、また奥への刺激が欲しいらしい。それでも挿入の度の雫の滴りは決して感じていないわけではなく、むしろ微かな火だけで焼かれるのにじりじりとしながらもっと大きな炎を待ちわびているのだろう。
それに素直には応じない。浅く肉を穿ちながら、今度は加えて乳首も玩ぶ。
「ああぁっっ♡ また、胸っ♡、 みのりの胸♡、大きくないのにぃ♡」
指で挟んで、時折弾く。震えながら何度も立ち上がる様に健気さも感じるくらいだ。
もっともその健気さでみのりの方は大分悶えている。
たまに掌で押しつぶしてみる。胸全体が大きくない分、掌との密着感が強い。その中で一か所だけ強く存在がわかるのがそこだ。あえてそこに力が入るように、円を描いて揺らしていく。
「いい゛ぃっ♡ こ、こすれるっ♡ 胸、取れちゃううぅぅ♡」
股に熱い飛沫の感覚。漏らしたのかとも思えばそんな匂いはしない。ただ漂うのは甘く、どこか饐えたような不思議な香り。嗅いでいるだけで脳が溶けていくようなあの匂いだ。そのにおいだけがずっとある。ということは今の液体はみのりの膣からのものなのだろう、余程に感じて絶頂したらしくそれで吹き出すのも増えたと。
弱点がわかったら責めないわけにはいかない。
今までは右手だけだった。今度は左手もだ。
両の手がみのりの胸を覆って、それだけで胸のほとんどが隠れてしまう。
そうして覆い切った後で押し潰して、揺さぶって、擂っていく。
「っあ゛っ♡ りょうほうっっっっ♡ こんなの♡、あ゛っ♡、おかしくっ♡、な゛るっ♡」
ぷしぷしっ、とまた奔流を下腹部で受け止めた。もうこうなればみのりの膣穴は濡れきって絡みつくような粘りも圧倒的な水量の前では些事にもならない。それはまるで水脈を掘り当てたような光明。普通の鉱脈では歓迎されないそれは、今ここでみのりとのセックスという状況において最高の恵みの水と言える。
そうなれば往復運動が加速するのは当然でずっと滑らかににゅるにゅると動き回る。高速の突き上げがみのりの子宮に激突を開始しはじめる。
「お゛あ゛っ♡ 来てるっ♡ 来てるぅ♡ あ゛っ♡ せんぱい、子宮にぃ♡ お゛お゛っ♡ 」
その威力は大したものでたった数回でみのりが絶頂しているのだろう、もはや痙攣に近い程の収縮がずっと半身を締め付けてくる。
「あ゛あ゛っ♡ し、きゅうぅ♡ うぅっ♡ くっ♡ お゛お゛っ♡ 」
みのりの方もすっかり出来上がってきて、ろれつは大分怪しい。
そんな中でふと右手を結合部にやってみる。それは何の気もない。ただの純粋な気まぐれ。
どれだけ濡れているのだろう、相当にびちゃびちゃなんじゃないかと視線を向けるよりもただ何となくの行動。
その時に一瞬だけ、何かに、触れた。
「お゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ♡」
まさしく咆哮。跳ねるように背を曲げて、口も大きく開いて舌を突き出した絶頂。1秒にすら満たない時間で爆発した快楽。
右手が触れたのは、膣口の直上。そこに小さな膨らみがあった。
親指の腹でそっと探る。
「お゛お゛お゛ん゛っ♡」
ぷっくりとした、新芽のような感触と思うのと同時にまた絶頂。手には吹き出た露がかかってそこだけ雨後のようだ。
それだけでは終わらせない。
「お゛ん゛っ♡ お゛あ゛♡ おぐっ♡ あ゛あっ♡、 ああま♡、おあしくなりゅっ♡ あ゛あっ♡」
肉の芽を指で潰して、ゆっくりと揉んでいく。その度に声が、叫びが響いて身体が跳ねまわる。
絶頂の連続、無限快楽。その中でみのりの身体は少しずつ変化を迎えていた。
腰を打ち付ける度に伝わる感覚、衝撃の中に先端がぶち当たった壁のような硬いそれ。いつのまにかその中に柔らかさが混じっていた。
どこかクッションのような、マシュマロのような、ベッドの上が近いのかもしれない。まだまだ奥の奥は硬いのに表面は捏ね回されて緩んできた、そんな感覚だった。
屈服させた。
その確信は一気に興奮の炎を滾らせる。
「奥っ♡ おくうっ♡ 来てるっ♡ お゛ん゛っ♡ あ゛っ♡ 子宮にぃ♡ お゛お゛っ♡ 」
突き上げる動きに力がこもる、ぶつかって受け止められて、またぶつかるその繰り返しにさらにまだ奥に向かっているのがわかる。
「いいいぃぃぃ♡、おかしくっ♡、な゛るっ♡しきゅうぅぅぅ♡ うぅっ♡ くっ♡ お゛お゛っ♡」
膣全体に、乳首、膣直上の肉芽、そして子宮、4点を限界まで苛められているみのりは狂ったように声を出し続ける。脳が灼けるほど一瞬一瞬に莫大な電流をぶちこまれている。
そしてそれは俺の方もで、いくら滑りが良いからといえども狭い道を高速で動き続けたために限界が近い。もうそろそろだとばかりに男性器が振動して、膨らんだり縮んだりしている。もう我慢もできないだろう。
だから最後にと力を奥にぶつけていく。その時に少しだけ、これまでの膣肉とは別種の柔らかさ、締め上げるよりもふわりと受け止められるような弾力。どこかキスの時の唇に似て、触れあっているだけで満たされ、そしてもっと触れ合いたくなるもの。
それは降伏宣言。子宮は堕ちた。子宮と男とで触れ合うのは精を求めて、その白く濁った液体で満たして欲しいから。わかってしまった以上ただそれを叶えてやるだけ。
弓のように背を腰を引いて、一撃で貫く。
最後の最後まで肉の歓迎は続いて、でもどこか祝福にも思えて、とても狭く濡れそぼった道のりを越えて、口付けをした瞬間に堰は決れた。
どぷっ♥ どぷどぷどぷっ♥どりゅ♥ どりゅるるるる♥どびゅっ♥ どびゅるるる♥ ぐびゅ♥ぐぷっ♥ ぶびゅーっ♥ どびゅー♥ どるるるる♥ どりゅ♥ どぷっ♥どぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷ♥
「あああああああああぁぁぁぁぁっっっ♡、しきゅうぅぅぅ♡ し、しきゅうぅぅぅ♡ あっついよぉぉぉぉおぉ♡」
精液は飛び込んでいくように、流れ込んでいくようにして子宮を白く染め上げて満たしていく。
みのりはほぼ気を失って、ぐったりと肢体をベッドに投げ出している。涙に汗に涎にも塗れて、色々なところが痙攣していて壮絶な程の絶頂だったらしい。
残念ながら直接言えないが、これからみのりの中で俺の精子がみのりの卵子に群がって襲い掛かるだろう。そうして妊娠するのだ。
その様子を強い想像力で思い描いてほしいところだったが、目覚めるまで待とう。もしかしたらその時は既に受精しているかもしれない。その時はまあ、結果前提で過程としてイメージさせよう。
そんなことを思いながらそっと引き抜いた半身は透明な汁に塗れていて、ぽっかりと空いた黒穴は白い宝物を一滴も漏らすことなくただうねうねと蠢いていた。