※この作品はR-18です。

俺専用。快楽命令にとろける美少女と美女の甘堕ちカタログ   作:Mr.クロード

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#インフルエンサー #舌フェチ #妖術 #堕落 #セフレ

【挿絵表示】

【あらすじ】
 非常勤講師の俺(28)は、助けたタヌキから妖術を授かった。相手の本音が聞こえ、理想の男に見える力。
 ターゲットは8.5万フォロワーのギャル系インフルエンサー・Misaki。

「崇めるんじゃなく、食べてほしい」

 彼女の本音を知った俺は、舌フェチという弱点を突き、セフレから専属ペットへと堕としていく。SNSを捨て、「先生専用」と囁く彼女。容姿も金もない俺が、高嶺の花を完全支配する、背徳の調教ストーリー。


【キャラクター紹介】
拓也(28)
 非常勤講師。月給15万円、六畳一間の貧乏暮らし。容姿は冴えず、28歳童貞。偶然タヌキ神を救い、妖術を授かる──相手の本音が聞こえ、理想の男に見える力。Misakiの「食べられたい」願望と舌フェチの弱点を知り、彼女を堕としていく。

神崎美咲/Misaki

【挿絵表示】

 専門学校2年生。インスタフォロワー8.5万人のギャル系インフルエンサー。身長168cm、B88(F)/W57/H86。金髪ロング、琥珀色の瞳。
 セクシー投稿で人気だが、本音は「崇められるのに飽きた」。求めているのは、綺麗な置物としてではなく、生々しい欲望で「食べてくれる」相手。

 最大の秘密は舌フェチ──舌を吸われると絶頂する特異体質。過去の男たちは彼女を「女神」として崇めるだけで、この性癖に気づかなかった。

 拓也の妖術で本音を見抜かれ、舌の弱点を突かれてから、身体が忘れられなくなる。

「容姿は冴えないし金もない。でもエッチがエグすぎて、他じゃ満足できない」

 最初は身体だけの関係のはずが、次第に心まで囚われていく。

 セフレ契約から始まり、やがて「先生専用」と自ら名乗り、SNSを放棄。8.5万人に見せていた笑顔より、拓也にだけ見せる蕩けた表情を選ぶ。プライドの高いギャルが、一人の男に全てを捧げるまでの堕落を描く。


俺専用。俺なんか眼中にない8万フォロワーのギャルがセフレにしてと願書提出w
【前編】セフレ熱烈志望ギャル


 東京デジタルアーツ専門学校、2F、普通教室。

 

「じゃあ今日は、SNSマーケティングの実例として」

 

 俺は教壇に立ちながら、プロジェクターのスイッチを入れた。スクリーンに映し出されるのは、見慣れたインスタグラムのアカウント──@Misaki_sunny。フォロワー数8.5万人。教室がざわついた。

 

【挿絵表示】

 

「神崎さんのアカウント、事前に許可もらってるから」

 

 最前列に座る神崎美咲が、面倒くさそうに手を挙げる。授業には興味なさそうだ。

 金髪ロングを耳にかける仕草。タイトなニットから溢れそうな、Fカップと噂されている胸。クラスメイトが「Misakiちゃん、マジ天使」「フォロワー8万超えとか神」と囁き合っている。

 

「この投稿、実は全て計算されていて……投稿時間、ハッシュタグ、写真の構図……戦略的なんです」

 

 画面には彼女の水着ショットが映っている。星柄のビキニ、白い肌、眩しい笑顔。いいね数は1万を超えていた。

 俺は授業を続けながら、ふと疑問が浮かんだ──こんな子が、本当に満たされているんだろうか。フォロワーが何万人いても、心から信頼できる相手はいないんじゃないか。

 

 俺は授業を進めながら、()()()()()()の言葉を思い出していた。

 本当に効くのか? あの、妖術ってやつは……。

 

 ◆◆◆

 

 思い出すのは昨日の夕方、ビル街の道路でのことだ。

 

 車が迫る。

 車道に飛び出そうとしている小動物の姿。

 俺は反射的に飛び出した。

 

「危ない!」

 

 動物を抱え上げ、道路脇に転がり込む。膝を擦りむいた。痛い。でも、動物は無事だった。

 

「タヌキはもうおしまいです。さようなら……」

「いや、生きてるでしょ、今喋ってるし」

「……あれ? 死んでない? 死んでないですね」

「…………え? は?」

 

 俺は耳を疑った。え、今、俺、誰と喋ってるんだ? 

 

「タヌキは神の使いです。お礼をさせてください」

「っ!?」

 

 喋ってる。タヌキが喋った。夢か? いや、膝の痛みはリアルだ。これは現実なのか。

 

「とにかく! 恩返しです。妖術を授けます」

 

 タヌキは俺の額に前足を当てた。一瞬、視界が歪む。何かが頭の中に流れ込んでくる感覚。

 

「これは……相手が理想とする男に見える妖術と、相手の本音が聞こえる妖術です」

「は? 妖術って」

「使い方は簡単です。相手を見て、心の中で"知りたい"と念じるだけです」

 

 俺は混乱していた。でも、タヌキは真剣な顔をしている。真剣な顔のタヌキ、というのも妙な光景だが。

 

「あ、あと……タヌキはあのギャルがおすすめです」

「ギャル……?」

「ほら、授業に出てた金髪の。いかがですか?」

 

 ◆◆◆

 

 試してみたい──そう思った瞬間、Misakiの姿が一瞬ぼやけた。そして、声が聞こえた。彼女の声だが、口は動いていない。これが、心の声……? 

 

『……またこれか』

 

 彼女はスマホの画面を見ながら、心の中で呟いていた。

 

『「天使!」「美しすぎ」「女神」……崇めるのやめてくんない? 私、置物じゃないんだけど』

 

 俺は息を呑んだ。Misakiの表情は変わらない。笑顔でコメントに返信している。でも、心の声は全く違っていた。

 

『最近マジ飽きてきた。フォロワー増えても虚しいだけ。誰か……普通に見てくんないかな。崇めないで、食べてくれる人……』

 

 食べる……? 

 授業後、Misakiは友達と廊下を歩いていた。

 

「Misakiちゃん、昨日の投稿エグかったね!」

「え~そお? ありがと~」

 

 すれ違いざまに妖術を使うと、また聞こえた。

 

『……はぁ。また「エグい」か。容姿しか見てねーじゃん。つまんな』

 

 妖術は本物だった。そして、彼女の本音も。

 

 ◆

 

 夜、俺の部屋。六畳一間の狭いアパート。タヌキが鞄から這い出てきた。

 

「どうでしたか? あのギャル」

「……すごかった。本当に本音が聞こえた」

「でしょう? タヌキの妖術、優秀でしょう」

「でも……彼女、俺には絶対興味ないよ」

「今はそうです。でも」

 

 タヌキは俺を見上げた。

 

「妖術のもう一つの効果、忘れてませんか?」

「……相手の理想の男に見える?」

「そうです。あの子が"こういう男がいい"って思ってる姿に、あなたが見えるんです」

 

 俺は黙った。妖術で聞いた彼女の本音が、頭の中でリピートされる。

『崇めないで、食べてくれる人……』

 

「外見とか、お金とか、関係ないです」

 

 タヌキは真剣な顔で言った。

 

「あの子が本当に求めてるもの……それを持ってる男に見えるんです。"崇めない人"です。"普通に、欲望を向けてくれる人"です」

 

 俺は窓の外を見た。月が綺麗だった。

 

「だから……明日、話しかけてみてください。タヌキがついてます」

 

 

 ◆◆◆

 

 翌日の授業後、俺は教室を出ようとしていた。その時、背後から声がかかった。

 

「先生ー」

 

 振り返ると、Misakiが駆け寄ってくる。普段は絡んでこないのに。

 

「神崎さん?」

「あのさ、ちょっと聞きたいことあるんだけど、いい?」

「う、うん……何?」

「んー、ここじゃなんだから……お茶しない?」

 

 妖術が自動的に発動する。彼女の本音が聞こえた。

 

『別に先生に興味あるわけじゃないけど、インスタのこと詳しそうだし、相談してみよっかな。どうせヒマだろうし』

 

 俺に興味はない、か。まあ、そうだよな。

 

「先生、今日ヒマでしょ? 非常勤だし」

「まあ、特に予定は」

「じゃ決まり! 行こ行こ」

 

 Misakiは俺の腕を掴んで引っ張った。柔らかい感触。いい匂いがする。

 タヌキの声が頭の中に響いた。『大丈夫です。ここからです』

 

 

 ◆◆◆

 

「Brew & Bean」という隠れ家的なカフェ。L字ソファの奥席に、俺たちは並んで座った。Misakiは私服──タイトなニット、ミニスカート、黒タイツ。ニットから溢れる胸が、俺の視界に入る。目のやり場に困った。

 

「で、先生って非常勤なんでしょ? 給料どんくらい?」

「え……そんなこと聞く?」

「気になるじゃん」

「……月15万くらいかな」

「え~マジ? 少なっ」

 

 Misakiは笑った。悪気はなさそうだが、結構ひどい。

 

「私、インスタで月20万くらい稼いでるよ」

「すごいね」

「でしょ? まあ、疲れるけど」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『……この先生、マジで興味なさそう。私のフォロワー数聞いても、態度変わんない。他の男なら「すげー!」とか言うのに。……なんか、新鮮』

 

 俺は彼女の顔を見た。笑っているが、どこか疲れているように見える。

 

「崇められるの、疲れるんじゃない?」

 

 Misakiの笑顔が止まった。

 

「……え?」

「みんな、Misakiさんのこと『女神』とか『天使』とか言うけど……それって、人として見てないよね」

 

 彼女は俺を見つめた。琥珀色の瞳が、揺れている。

 

「綺麗な置物として崇めてるだけで、中身を見てない」

「……なんで、そんなこと分かんの?」

 

 俺は正直に答えた。

 

「なんとなく。Misakiさんの投稿見てて、そう思った」

 

 Misakiの表情が変わった。今まで見せなかった、弱い顔。目が少し潤んでいる。でも、すぐに笑顔に戻る。

 

「……あんた、他の男と違うじゃん」

「え?」

「普通は『すごい』『可愛い』しか言わないのに。先生、私のこと……ちゃんと見てくれてる」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『……やば。ちょっと面白いかも、この人。容姿は冴えないし、金もないけど。なんか……話してて楽しい』

 

 Misakiは俺の目を見て言った。

 

「ねー先生、もうちょい一緒にいていい?」

「え、いいけど」

「じゃ、渋谷ぶらぶらしよ」

 

 彼女は立ち上がり、また俺の腕を引っ張った。

 

 ◆◆◆

 

 夜の渋谷。スクランブル交差点を渡りながら、Misakiは俺の手を引いて歩く。人混みの中、彼女の金髪が街灯に照らされて輝いていた。

 

「先生、写真撮ろ!」

 

 Misakiはスマホを取り出し、自撮りモードにする。俺も画面に映り込んだ。シャッター音。でも、彼女はその写真をインスタには上げなかった。

 

「これ、私だけの写真にしとく」

 

 そう言って、スマホをしまう。

 ドン・キホーテに入った。Misakiが俺を引っ張って向かったのは、コスプレコーナー。バニーガール、メイド、ナース……様々な衣装が並んでいる。

 

「ねーねー、これエロくない?」

 

 Misakiがバニーガール衣装を手に取る。黒いレオタード、網タイツ、うさ耳。

 

「え……まあ、そうだね」

「先生、こういうの好き?」

「いや、別に」

 

 妖術で本音が聞こえた。

 

『この衣装、先生の前で着たら……どんな顔するかな。……見たい』

 

 Misakiはニヤリと笑った。

 

「買っちゃおうかな」

「え、本当に?」

「うん。先生のために♡」

 

 彼女はレジに向かった。俺は戸惑いながら、その後ろ姿を見ていた。

 

 ◆

 

 居酒屋横丁。狭い路地に小さな店が並ぶエリア。Misakiは少し酔っていた。頬が赤い。俺の隣に座り、肩に寄りかかってくる。柔らかい感触。いい匂い。

 

「ねー先生」

「ん?」

「エッチ、したことある?」

 

 俺はビールを噴きそうになった。

 

「な、何いきなり」

「いいじゃん、教えてよ」

「……ない」

「え、マジ? 童貞?」

「……うん」

「28で? えっぐぅ~い」

 

 Misakiは笑った。でも、馬鹿にしている感じではなかった。

 

「でもさ、興味ない? エッチ」

「それは……まあ」

「じゃあさ」

 

 Misakiは俺の耳元に顔を近づけた。吐息がかかる。

 

「ホテル、行かない?」

 

 俺の心臓が跳ねた。

 

「え」

「先生、童貞でしょ? 卒業させたげる」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『別に先生に惚れてるわけじゃないけど。なんか……この人となら、いいかも。崇められるエッチ、もう飽きたし。普通に、したい』

 

 Misakiは俺の目を見た。

 

「私も最近ヤってないし、ちょうどいいじゃん。で、どうする?」

 

 タヌキの声が頭の中に響いた。『行ってください! チャンスです!』

 

 俺は頷いた。

 

「……行こう」

 

 Misakiは満面の笑みを浮かべた。

 

「お、マジ? じゃ行こ!」

 

 

 ◆◆◆

 

「Hotel Ange」。白を基調とした清潔感のあるラブホテル。Misakiは慣れた手つきで自動チェックイン機を操作した。俺は隣で立っているだけで、手が震えていた。本当にこれから、彼女と……? 

「205号室。ここ、静かで好きなんだよね」

 

 Misakiは鍵を受け取り、エレベーターに乗った。俺も続く。密室の中、彼女の香水の甘い香りが鼻をくすぐる。心臓が早鐘を打っている。

 エレベーターが止まり、ドアが開く。廊下を歩き、205号室の前で立ち止まる。Misakiが鍵を差し込み、ドアを開けた。

 

「入ろ」

 

 部屋に入ると、ダブルベッド、壁一面の姿見、柔らかな間接照明。Misakiはベッドに座り、俺を見上げた。

 

「緊張してる?」

「……うん」

「可愛い」

 

 彼女は笑った。その笑顔を見て、少しだけ緊張が和らぐ。

 

「じゃ、脱ぐよ」

 

 Misakiはニットの裾に手をかけた。ゆっくりと、上に引き上げていく。白い腹が見える。肋骨の下の窪み。さらに上がり、白いブラジャーが現れる。ニットが脱げる。金髪が静電気で少し跳ねた。

 彼女は鏡を見て、髪を整える。その仕草が妙に色っぽい。俺は立ったまま、ただ見ていた。

 

「先生、ぼーっとしてないで」

 

 Misakiはスカートのファスナーに手をかける。下ろす。スカートが床に落ちる。黒いTバックが現れた。尻に食い込んでいる。太ももの肉感。俺は生唾を飲み込んだ。

 

「どう? エロい?」

 

 Misakiは姿見に映る自分の身体を見ながら、俺に問いかける。

 

「……うん」

 

 声がかすれた。喉が渇いている。

 

「正直でよろしい」

 

 彼女はベッドに座り、俺を手招きした。

 

「ほら、先生も脱いで」

 

 俺は震える手でシャツのボタンを外した。一つ、二つ……指が思うように動かない。Misakiはそれを見て、クスリと笑った。

 

「マジで緊張してんだ」

 

 俺は何も言えず、シャツを脱いだ。次にズボン。ベルトを外し、ファスナーを下ろす。Misakiは俺の股間を見ていた。

 

「……もう、パンツ膨らんでる」

 

 彼女は笑う。恥ずかしいが、隠せない。パンツまで脱ぐと、俺のモノが露わになった。

 

「すごい」

 

 Misakiは目を丸くしている。

 妖術で本音が聞こえる。

 

『まあ、童貞だし……優しくしてあげよ。どうせ、すぐ終わるだろうし。……正直、期待してない』

 

 彼女は俺に近づいた。ブラジャーのホックに手をかける。外れる。ブラが落ちる。

 豊満な胸が目の前に現れた。

 俺は息を呑んだ。Fカップ。白い肌。ピンク色の乳首。綺麗な形。揺れている。これが、女性の胸……実物は、想像以上だった。

 

「触っていいよ」

 

 Misakiはそう言って、俺の手を取った。自分の胸に導く。手のひらに、柔らかさと温かさが広がる。

 

「……柔らかい」

 

 俺は呟いた。夢みたいだ。こんなに綺麗な子の、裸を……俺が触っている。

 

「じゃ、キスね」

 

 Misakiは俺の頬に手を添えた。顔が近づく。彼女の吐息がかかる。唇が触れる。柔らかい。甘い香り。

 彼女の舌が侵入してくる。俺の舌に絡みつく。唾液が混ざる。ほんのり甘い味。俺も舌を動かす。Misakiの舌を追いかける。

 

「んっ」

 

 小さく、彼女の声が漏れた。

 その瞬間、妖術が強く発動した。タヌキの声が頭の中に響く。『彼女の本当の欲望が見えます』。

 俺の頭の中に、映像が流れ込んできた──Misakiの本当の欲望。優しくじゃなく、激しく。崇められるんじゃなく、貪られたい。舌を使って、全身を舐められたい。舌が性感帯。

 そうか……彼女が求めているのは、これか。

 俺の中で何かが弾けた。理性が、後ろに引っ込む。本能が、前に出る。

 俺は突然、Misakiを押し倒した。ベッドに彼女の身体が沈む。

 

「え、ちょ……先生?」

 

 彼女は驚いた顔をしている。でも、俺は止まらなかった。

 

「我慢できない」

 

 荒い息。心臓が暴れている。俺は彼女の首筋に顔を埋めた。シャンプーの香り。ほんのり汗の匂い。そして、女性特有の甘い体臭。全部が混ざって、俺の理性を溶かしていく。

 舌を出した。首筋に這わせる。Misakiの肌はほんのり塩味がした。汗の味。でも、嫌じゃない。むしろ、もっと舐めたくなる。

 

「ちょ、なに……そんな舐めっ」

 

 俺は構わず、舌を這わせ続けた。耳の下、顎のライン、鎖骨へ──唾液の筋が、彼女の白い肌に残る。

 

「んあっ!」

 

 Misakiの声が変わった。鎖骨の窪みを舌で舐めると、彼女の身体がびくりと跳ねる。

 妖術で本音が聞こえる。

 

『え……なに、これ……気持ちいい……!』

 

 俺は鎖骨から谷間へと舌を移動させた。二つの膨らみに挟まれた柔らかい谷間。唾液でぬるぬるになっていく。Misakiの匂いが濃くなる。甘い、でもどこか獣じみた匂い。

 俺は右の乳房に顔を埋めた。ふかふかで、温かい。そして、乳首に舌を這わせる。

 

「やっ」

 

 Misakiが声を上げる。乳首は小さく、尖っている。舐めると、ほんのり塩味がする。舌で転がす。吸う。軽く噛む。

 

「んっ……ダメ……そんな……っ」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『やば……乳首、こんなに感じるの初めて……!』

 

 俺は左の乳首にも同じことをした。舐め、吸い、噛む。Misakiの身体が震えている。彼女の手が、俺の髪を掴んだ。

 

「せん、せ……っ」

 

 かすれた声。俺は顔を上げ、Misakiを見た。彼女の顔が紅潮している。目が潤んでいる。唇が半開きで、荒い息を吐いている。

 綺麗だ。こんな顔、初めて見る。俺がこの顔にさせているんだ──その事実が、さらに興奮を高める。

 俺は彼女の腹に舌を這わせた。肋骨の下から、へその周りを舐める。Misakiの腹がひくひくと震える。くすぐったいのか、それとも感じているのか。

 へそに舌を入れる。Misakiが「ひゃっ」と変な声を上げた。

 俺はさらに下へ。腹の下、恥骨の上──そこでTバックに阻まれた。俺はTバックの紐を掴み、引っ張る。食い込みが外れ、布が剥がれる。

 Misakiの秘部が露わになった。

 俺は初めて見る女性器に、息を呑んだ。ピンク色の肉。少し開いている。濡れている。匂いが鼻を突く──甘酸っぱい、でもどこか生々しい匂い。これが、女の匂い……

「やっ……見ないで……恥ずかしい」

 

 Misakiは太ももを閉じようとする。でも、俺は彼女の太ももを掴んで開いた。

 

「見たい」

 

 俺はそう言って、顔を近づけた。匂いが濃くなる。俺は舌を出し、彼女の秘部に這わせた。

 

「ひぁっ!」

 

 Misakiが高い声を上げた。

 味が口の中に広がる。少し酸っぱい、でも甘い。不思議な味。でも、もっと舐めたくなる。俺は舌を這わせ続けた。上から下へ、丁寧に舐める。

 

「やっ……そんな……舐めないで……っ」

 

 Misakiは言葉とは裏腹に、腰を浮かせている。俺は妖術が教えてくれる場所──彼女の敏感な場所に舌を集中させた。

 

「そこっ……! ダメ、そこっ……!」

 

 Misakiの手が俺の頭を掴む。押し付けてくるのか、引き離そうとしているのか分からない。でも、俺は舐め続けた。

 

「や、やばっ……やばい……っ!」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『なにこれ、気持ちよすぎる……! こんなの、されたことない……!』

 

 俺は顔を上げた。顎が彼女の愛液と俺の唾液で濡れている。Misakiは荒い息を吐きながら、俺を見ていた。

 

「先生……童貞なのに……なんで」

 

 俺は答えなかった。ただ、彼女の上に覆いかぶさる。俺のモノが、彼女の秘部に触れる。熱い。濡れている。

 

「入れる」

 

 俺はそう告げて、腰を進めた。

 先端が、彼女の中に入っていく。熱い。柔らかい。締め付けられる。気持ちいい──言葉では表せないほど、気持ちいい。

 

「んっ……!」

 

 Misakiが声を上げる。俺はゆっくりと、奥まで入れていった。彼女の中が、俺を包み込む。これが、女の中……これが、セックス……

「……すごい」

 

 俺は呟いた。Misakiは俺を見上げている。

 

「気持ちいい……?」

「……うん。すごく」

 

 Misakiは少し笑った。

 

「じゃ、動いて」

 

 俺は腰を引き、また押し込んだ。Misakiの中を、俺のモノが擦る。快感が走る。また引いて、押し込む。リズムを作っていく。

 妖術が教えてくれる。角度を変えろ、ここを擦れ、このリズムで──俺は妖術の指示通りに動いた。

 

「あっ……! そこっ……!」

 

 Misakiの声が大きくなる。彼女の脚が、俺の腰に絡みつく。

 

「なんで……イイとこ分かるの……っ!」

「分からない……でも、ここが気持ちいいんだろ?」

「なんで……童貞なのに……っ!」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『やばい、こんなの初めて……! なんかピッタリ的確すぎる……! なんで……っ!』

 

 俺は腰を動かし続けた。Misakiの中が、どんどん熱くなっていく。締め付けも強くなる。彼女の喘ぎ声が、部屋に響く。

 

「あっ、あっ、ああっ!」

 

 俺は彼女の唇を奪った。舌を侵入させる。Misakiの舌を探し、絡める。唾液が溢れ、口の端から垂れる。

 俺は彼女の舌を吸い上げた。

 

「んんっ……!」

 

 Misakiの身体が震える。妖術で本音が聞こえる。

 

『ダメ、舌吸われたら……イく……! イっちゃう……!』

 

 俺はさらに強く、舌を吸った。同時に、腰を深く突き上げる。

 

「んん──ーっっ!!」

 

 Misakiの全身が硬直した。彼女の中が、俺のモノをきつく締め付ける。痙攣している。彼女の瞳から、涙が溢れた。

 俺も限界だった。

 

「出る」

「んっ……中は……ダメ……っ」

 

 俺は慌てて腰を引き抜いた。Misakiの腹の上に、白濁した液体が飛び散る。一度、二度、三度──全部出し切った。

 荒い息。心臓が暴れている。俺はMisakiの隣に倒れ込んだ。

 

「……は、ぁ」

 

 Misakiも荒い息を吐いている。彼女の腹に、俺の精液がかかっている。

 

「……ティッシュ」

 

 Misakiがそう言って、ベッドサイドのティッシュを取る。腹を拭く。俺も受け取って、自分のモノを拭いた。

 しばらく、二人とも黙っていた。部屋には、俺たちの呼吸音だけが響いている。

 

「……ねえ、先生」

 

 Misakiが口を開いた。

 

「なに、今の」

 

 俺は彼女を見た。

 

「すごかった。マジで、今までで一番」

「そんな……俺、初めてなのに」

「だからエグいの」

 

 Misakiは俺の胸に顔を埋めた。

 

「……エグすぎ」

 

 俺は彼女の髪を撫でた。金髪がさらさらと指に絡む。彼女の体温が、俺の身体に伝わってくる。

 

「ねぇ……もっかいしない?」

 

 Misakiは上目遣いで俺を見た。

 

「……うん」

 

 その夜、俺たちは明け方まで求め合った。二回目、三回目、四回目──数えるのをやめた。Misakiの身体を、何度も舐めた。彼女の味を、匂いを、温度を、全部覚えたんだ。

 

 ◆◆◆

 

 翌朝。カーテンの隙間から朝日が差し込んでいた。ベッドの上で、俺とMisakiは並んで横たわっている。シーツは乱れ、部屋には昨夜の余韻が残っていた。

 

「……ねえ、先生」

 

 Misakiが俺の胸に手を置く。

 

「私たち、セフレにならない?」

 

 俺の心臓が跳ねた。

 

「え」

「だってさ、一回じゃもったいないじゃん。先生とのエッチ、マジでエグかったし」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『別に好きとかじゃないけど。エッチの相性、エグすぎる。これ、手放すのもったいない。容姿は冴えないけど、ベッドの上では最高』

 

 彼女は俺を好きなわけじゃない。ただ、身体の相性がいいだけ。それでも──いや、それだからこそ、このチャンスを逃したくない気持ちがあった。

 でも、タヌキの声が頭の中に響いた。

 

『待ってください。そこで了承してはダメです』

 

 俺は心の中で問いかける。なんでだよ。

 

『焦らしてください。追わせるんです。そうすれば、もっと深く堕ちます』

 

 俺は深呼吸した。そして、Misakiを見て言った。

 

「……ごめん」

 

 Misakiの表情が固まった。

 

「え?」

「セフレとか、俺には無理」

「なんで!?」

 

 彼女は身体を起こした。

 

「だって、俺……君に釣り合わないし」

「そんなの関係なくない?」

「君、フォロワー8万人いるんだよ? 俺なんか、冴えないし金もないし」

 

 Misakiは俺の肩を掴んだ。

 

「そんなこと……!」

「でも……昨日は勢いだったから。冷静に考えたら、やっぱり無理だよ」

 

 Misakiは俺を見つめていた。その瞳に、戸惑いと、傷ついた色が浮かんでいる。

 

「……マジで言ってる?」

「うん」

 

 Misakiは俯いた。

 

「……分かった」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『……なんで。私が誘ってるのに……。断られるの、初めてなんだけど』

 

 彼女は服を拾い、黙って着始めた。俺は罪悪感に苛まれながら、その背中を見ていた。

 

 ◆◆◆

 

 翌日から、学校でのMisakiの態度が変わった。授業中、ずっと俺を見ている。ノートを取る振りをして、視線がこちらに向いている。妖術で本音が聞こえる。

 

『先生……なんで断ったの。あんなエッチ、他でできないのに。……また、したい』

 

 授業後、俺のスマホにLINEが届いた。Misakiからだ。

 

「先生、昨日はごめんね」

 

 俺は既読をつけたが、返信しなかった。タヌキの指示通り、焦らす。

 翌日の夜、また通知。今度は写真が添付されていた。

 

「今日のコーデ♡」。タンクトップ姿のMisaki。谷間が強調されている。俺は画面を凝視してしまったが、返信はしなかった。

 次の日。

 

「お風呂上がり♡」。バスローブ姿。髪が濡れている。胸元がはだけている。

 その次の日。

 

「新しい下着買った」。白いレースのブラとTバック。

 

「先生に見せたくて」。

 さらに次の日。深夜、ボイスメッセージが届いた。再生する。

 

「ねぇ先生……寝た?」

 

 甘えた声。吐息が混じっている。

 

「私ね……先生のこと、考えちゃってる。……エッチなこと、思い出しちゃう」

 

 俺の股間が反応した。でも、返信しない。

 次の日の深夜。動画が送られてきた。再生すると、Misakiが鏡の前で服を脱いでいる。ニットを脱ぎ、スカートを下ろし、下着姿になる。カメラ目線。

 

「会いたいな」

 

 動画が終わる。俺は何度も見返してしまったが、やはり返信しなかった。

 

 ◆

 

 授業後、非常階段。人気がない場所だ。俺はここを通って帰るのが習慣になっている。階段を下りようとしたその時、下から声が聞こえた。

 

「先生!」

 

 振り返ると、Misakiが階段の踊り場に立っていた。待ち伏せしていたのか。

 

「なんで無視すんの? LINE送ってるのに」

 

 彼女は階段を駆け上がってくる。俺との距離が縮まる。香水の甘い匂いが鼻をくすぐった。

 

「無視してないよ。ただ」

「ただ、なに?」

 

 Misakiは俺を壁際に追い詰めた。背中が冷たいコンクリートに触れる。彼女との距離は、もう30センチもない。

 

「先生……ひどいよ」

 

 彼女の声が、いつもと違う。甘えるような、でもどこか切実な響き。妖術で本音が聞こえる。

 

『もう我慢できない。この人に触れたい。キスしたい』

 

 Misakiは俺の胸に手を置いた。柔らかい手のひらの感触。体温が服越しに伝わってくる。

 

「……キスくらい、いいでしょ?」

 

 彼女は背伸びした。顔が近づく。琥珀色の瞳が、俺を見つめている。唇が触れる──柔らかい。ほんのり湿っている。グロスの甘い味。

 Misakiの舌が、俺の唇をなぞる。唇の隙間を探している。俺は抵抗できなかった。口を開く。彼女の舌が侵入してきた。

 温かい。柔らかい。Misakiの舌が、俺の舌に絡みつく。唾液が混ざる。彼女の唾液は、ほんのり甘かった。さっき飲んだジュースの味が残っているのか。

 

「んっ」

 

 Misakiが小さく声を漏らす。その吐息が、俺の口の中に流れ込む。彼女の息は、甘い香りがした。ミントのガム。でも、その奥にある生々しい匂い──女性の、生の匂い。

 俺の理性が警告を発している。ダメだ、ここで応じたら、タヌキの作戦が台無しになる。でも、身体が反応してしまう。股間が熱くなる。心臓が早鐘を打つ。

 妖術で本音が聞こえる。

 

『先生の舌……やっぱり、いい……もっと……』

 

 Misakiの舌が、さらに奥に入ってくる。俺の舌を舐め回す。唾液の音がぴちゃぴちゃと響く。誰かに見られたら──でも、この階段に人が来ることは滅多にない。

 俺は思わず、Misakiの腰に手を回していた。彼女の身体を引き寄せる。密着する。柔らかい胸が、俺の胸に押し付けられる。

 

「んんっ」

 

 Misakiの声が大きくなる。彼女の手が、俺の首に回る。爪が、首筋に食い込む。

 タヌキの声が頭の中に響いた。『今です! 逆に攻めてください! 彼女の弱点を突くんです!』

 

 俺は意を決した。

 Misakiの舌を、吸い上げた。

 

「んっ……!?」

 

 彼女の身体がびくりと跳ねる。俺は構わず、彼女の舌を口の中に引き込み、吸い続けた。Misakiの舌は柔らかく、唾液でぬるぬるしている。吸うたび、彼女の身体が震える。

 妖術で本音が聞こえる。

 

『やっ……舌、ダメ……! 吸われたら……感じちゃう……!』

 

 俺はさらに強く吸った。同時に、軽く歯で噛む。

 

「んんっ……!」

 

 Misakiの手が、俺の背中を掴む。爪が食い込む。痛い。でも、それが逆に興奮を煽る。

 俺は彼女の舌を解放した。唾液の糸が、二人の唇の間に引かれる。Misakiは荒い息を吐いている。頬が紅潮している。目が潤んでいる。

 

「せん、せ……っ」

 

 かすれた声。彼女は俺にしがみついている。脚に力が入っていないようだ。

 妖術で本音が聞こえる。

 

『やばい……舌吸われただけで、こんなに……身体、熱い……』

 

 俺は優越感を覚えた。彼女の弱点を知っている。舌を攻めれば、Misakiは簡単に蕩ける。それを知っているのは、俺だけだ。

 でも──ここで終わらせなければならない。

 俺はMisakiの身体を、優しく押し戻した。

 

「神崎さん」

「え……?」

 

 彼女は戸惑った顔をしている。唇が濡れている。さっきのキスの名残。

 

「ここじゃ、ダメだ」

 

 俺はそう言って、彼女の手を払った。股間はまだ硬い。身体は、彼女を求めている。でも、理性が制御する。今ここで抱いたら、彼女はそれで満足してしまう。もっと焦らさなければ──彼女を、完全に堕とすために。

 

「……ごめん、用事がある」

 

 俺はMisakiから離れた。彼女は壁に寄りかかったまま、俺を見ている。

 

「ちょ、待って」

 

 Misakiが手を伸ばす。でも、俺は振り返らなかった。階段を下りていく。

 

「先生……!」

 

 彼女の声が、背中に刺さる。

 妖術で本音が聞こえる。

 

『なんで……なんで逃げるの……! 私、こんなにしてるのに……! 舌、吸われて……もう……身体、変になってるのに……!』

 

 俺は階段を下り切った。鼓動が速い。股間がまだ熱い。振り返りたい衝動を、必死に抑える。

 タヌキの声が響く。『よくやりました。彼女、完全に焦っています。もう少しです』

 

 俺は深呼吸した。Misakiの唾液の味が、まだ口の中に残っている。甘い、でも少し酸っぱい味。あの味を、もう一度──いや、ダメだ。我慢しろ。

 もう少しだけ、焦らす。そうすれば、彼女は──

 俺は校門を出た。背後から、Misakiの視線を感じる。振り返らない。ただ、前を向いて歩いた。

 

 ◆

 

 その夜、スマホに通知が届いた。Misakiからだ。

 

「先生……今日のキス、忘れられない」

 

 ボイスメッセージも添付されている。再生すると、彼女の掠れた声が聞こえた。

 

「舌……吸われて……まだ、身体が熱いの。先生のせいだよ……責任、取ってよ」

 

 吐息混じりの声。俺の股間が、また反応する。

 でも、返信しない。

 まだだ。もう少しだけ──彼女を、完全に俺のものにするまで。

 

 ◆

 

 それから数日後、Misakiのインスタの投稿頻度が激減していた。フォロワーからのコメント。

 

「Misaki最近元気ない?」「大丈夫?」。でも、彼女は気づいていない。俺のことで頭がいっぱいなんだろう。

 妖術で時々、彼女の本音を覗いてしまう。授業中、休み時間、帰り道──いつも、俺のことを考えている。

 

『先生とのエッチ、忘れられない』

 

『また、あの舌で舐められたい』

 

『なんで、こんなに執着してるんだろ』

 

 彼女は変わっていた。選ぶ側から、追う側に。

 

 ◆◆◆

 

 ある夜、俺の部屋のドアがノックされた。時刻は午後10時。誰だ? 

 ドアを開けると、Misakiが立っていた。パーカー、ホットパンツ。すっぴん。手ぶら。

 

「……先生、いる?」

「Misaki……さん? どうやって住所」

「学校の名簿、こっそり見た」

 

 彼女は俯いている。

 

「……入って」

 

 部屋に招き入れる。六畳一間の狭い部屋。Misakiは周りを見渡した。

 

「……先生の部屋、マジ狭いね」

「貧乏だから」

「私の部屋、15万のとこだよ」

「……すごいね」

「でも」

 

 Misakiはベッドに座った。

 

「……なんか、ここの方が落ち着く」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『この人の匂いがする。……好き』

 

 俺は彼女の隣に座った。

 

「ねぇ先生……私さ、マジで分かんなくなった」

「何が?」

「いつもは男が追いかけてきて、私が選ぶ側だったのに」

 

 Misakiは俯いたまま続ける。

 

「先生は逆。私が追いかけてるのに……逃げる」

「逃げてるわけじゃ」

「嘘」

 

 彼女は俯いたまま言った。

 

「避けてるじゃん。LINE既読スルーだし、学校でも話してくんないし」

 

 俺は何も言えなかった。

 

「お願い」

 

 Misakiは顔を上げた。目が潤んでいる。

 

「せんせぇ……セフレにして」

 

 媚び声だ。語尾が蕩けている。

 

「何でもする。先生の好きなこと、全部させてあげる」

「神崎さん」

「だから……お・ね・が・い♡」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『容姿は冴えないし、金もない。でも……この人とのエッチは、エグすぎる。他の男じゃ満足できない。……もう一度、食べられたい』

 

 Misakiは俺の目を見た。

 

「先生に……また、食べられたい」

 

 その言葉で、俺の理性は吹き飛んだ。

 俺はMisakiを押し倒した。

 

「……じゃあ、遠慮しない」

 

 

 ◆◆◆

 

「ちょ……先生」

 

 Misakiは驚いた顔をしている。でも、抵抗はしない。俺は彼女のパーカーを掴んだ。

 その瞬間、隣の部屋から音が聞こえた。テレビの音。ニュース番組らしい。アナウンサーの声が、壁越しにはっきりと聞こえる。

 俺とMisakiは、同時に壁を見た。

 

「……壁、薄いね」

 

 Misakiが小さく呟く。

 

「うん。隣の音、よく聞こえる」

 

 俺もそう答えた。これから何をするかを考えると、まずい。声を出したら、確実に聞こえる。

 

「声、出さないようにしないとね」

 

 Misakiは不安そうに言う。

 

「できる?」

 

 俺が聞くと、彼女は俯いた。

 

「……分かんない。先生とのエッチ、声我慢できたことないし」

 

 その言葉で、俺の中の何かが燃え上がった。

 俺はMisakiのパーカーを脱がせた。中には何も着ていない。ノーブラ。豊満な胸が揺れる。乳首はもう、少し硬くなっている。

 ホットパンツのボタンを外し、ファスナーを下ろす。彼女の腰を持ち上げ、パンツごと引き下ろした。黒いTバック。濡れている──もう、準備はできている。

 俺も服を脱いだ。Misakiは俺の身体を見ている。目が、股間に吸い寄せられる。

 

「……もう、こんなになってる」

 

 彼女は小さく呟いた。

 俺は彼女をベッドに押し倒した。古いベッドが、ギシッと音を立てる。二人とも、一瞬動きを止めた。

 

「……音、するね」

 

 Misakiが囁く。

 

「うん。激しく動いたら、もっと鳴る」

「じゃあ……静かに、しないと」

 

 彼女はそう言って、俺の首に腕を回した。

 俺はMisakiの首筋に顔を埋めた。シャンプーの香り。でも、その奥にある甘い体臭──興奮している匂い。舌を這わせる。彼女の肌はほんのり塩味がした。

 

「んっ」

 

 小さな声が漏れる。Misakiは慌てて手で口を押さえた。

 俺は鎖骨から、谷間へと舌を移動させる。唾液の筋が、彼女の白い肌に残る。乳首に辿り着き、舌で転がす。

 

「ん……ぁ」

 

 Misakiの身体が震える。彼女は手で口を押さえたまま、必死に声を堪えている。その姿が、妙に扇情的だった。

 隣の部屋のテレビの音が変わった。ニュースからバラエティ番組に。笑い声が聞こえる。

 俺はもう一方の乳首も舐めた。吸う。軽く噛む。

 

「んんっ……!」

 

 Misakiの声が大きくなりかける。彼女は慌てて、俺の肩に顔を埋めた。肩に、彼女の吐息がかかる。熱い。

 

「……ダメ、声出ちゃう」

 

 彼女は小さく囁いた。

 

「我慢して」

 

 俺もそう囁き返す。

 俺は腹、へそと舐めていき、太ももの内側に顔を埋めた。Misakiの匂いが濃くなる。甘酸っぱい、生々しい匂い。

 舌を這わせる。彼女の秘部は、もう濡れていた。愛液と唾液が混ざり、ぬるぬるになる。俺は妖術が教える場所──彼女の敏感な場所に舌を集中させた。

 

「んっ……! や……っ……!」

 

 Misakiは手で口を押さえている。でも、声が漏れる。くぐもった声。彼女の太ももが、俺の頭を挟む。

 隣の部屋から、また音が聞こえた。今度は足音。誰かが歩いている。近い。すぐ隣の壁の向こう。

 俺とMisakiは、また動きを止めた。足音が遠ざかる。

 

「……やば。マジで聞こえそう」

 

 Misakiが囁く。

 

「でも、もう止まれない」

 

 俺はそう言って、彼女の上に覆いかぶさった。俺のモノを、彼女の入口に当てる。

 

「入れる」

 

 囁くと、Misakiは頷いた。

 ゆっくりと、押し込んでいく。彼女の中は熱く、柔らかく、俺を包み込む。Misakiが小さく息を吸う音が聞こえた。

 

「……ぁ」

 

 かすれた声。俺は奥まで入れた。ベッドがギシッと鳴る。二人とも、身体を硬くする。

 隣の部屋──反応はない。バラエティ番組の笑い声が聞こえるだけ。

 俺はゆっくりと腰を動かし始めた。引いて、押し込む。Misakiの中を、俺のモノが擦る。彼女の中が、どんどん熱くなっていく。

 

「んっ……ん……ぁ」

 

 Misakiは声を堪えている。でも、少しずつ漏れる。吐息と声の境界が曖昧になっていく。

 俺は彼女の唇を奪った。舌を侵入させる。Misakiの舌と絡み合う。唾液が溢れ、口の端から垂れる。キスで声を殺しながら、俺は腰を動かし続けた。

 ベッドが軋む。ギシッ、ギシッという音。リズムがある。これも、聞こえているかもしれない。

 でも、止まれなかった。

 俺はMisakiの舌を吸い上げた。

 

「んんっ……!」

 

 彼女の身体がびくりと跳ねる。妖術で本音が聞こえる。

 

『やばっ……舌、ダメ……! 声、出ちゃう……!』

 

 俺は構わず、舌を吸い続けた。同時に、腰を深く突き上げる。妖術が教えてくれる角度で、彼女の奥を突く。

 

「んんーっ……!」

 

 Misakiの声が大きくなる。キスで塞いでも、漏れてしまう。彼女は俺の背中を掴んだ。爪が食い込む。

 ベッドの軋む音が大きくなる。ギシギシギシと、速いリズム。

 隣の部屋のテレビの音が、一瞬小さくなった気がした。

 やばい──聞こえたか? 

 でも、俺は止まらなかった。Misakiも、止めろとは言わない。彼女の脚が、俺の腰に絡みつく。

 

「せん、せ……っ」

 

 彼女は俺の耳元で囁いた。

 

「もう……ダメ……イく……っ」

 

 俺は彼女の舌を、さらに強く吸い上げた。

 

「ん──っっ……!!」

 

 Misakiは声を殺しきれなかった。俺の肩に噛みつく。痛い。でも、それが興奮を高める。

 彼女の中が、俺のモノをきつく締め付ける。痙攣している。Misakiの全身が震え、涙が頬を伝った。

 俺も限界だった。

 

「……出る」

 

 囁くと、Misakiは首を横に振った。

 

「中に……して」

「でも」

「いいの。中に……ちょうだい」

 

 その言葉で、俺の理性は飛んだ。奥まで突き入れ、全て放出する。Misakiの中が、熱くなる。

 

「……ぁ」

 

 彼女は目を閉じて、小さく声を漏らした。

 俺はMisakiの上に覆いかぶさったまま、荒い息を吐いた。彼女も、荒い息をしている。

 しばらくして、隣の部屋の壁を叩く音が聞こえた。

 コンコン、コンコン。

 俺とMisakiは、顔を見合わせた。

 

「……聞こえてた?」

 

 Misakiが小さく囁く。

 

「……多分」

 

 俺は苦笑した。Misakiも、困ったように笑った。

 

「やば……恥ずかしい」

 

 でも、彼女は幸せそうだった。俺の胸に顔を埋め、小さく呟く。

 

「でも……よかった」

 

 俺は彼女の髪を撫でた。

 

「……うん」

 

 Misakiは顔を上げ、俺を見た。

 

「ね、先生」

「ん?」

「私、やっぱり……先生じゃないとダメかも」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『容姿は冴えないし、金もない。でも……この人といると、安心する。身体だけじゃなくて……心も、満たされる気がする。……これって、もしかして……』

 

 Misakiは俯いた。

 

「これからも……しよ?」

 

 彼女は上目遣いで俺を見る。

 

「私、先生の好きなようにされたい」

 

 俺は頷いた。

 

「……ああ」

 

 Misakiは嬉しそうに笑った。そして、また俺の胸に顔を埋めた。

 

「えへへ……やっと、セフレになれた」

 

 でも、妖術で聞こえる本音は違っていた。

 

『セフレ……って言ってるけど。本当は、もっと……』

 

 彼女自身も、まだ気づいていない。身体だけのはずが、心まで──

 俺は彼女を抱きしめた。この子を、もっと深く堕としたい。身体だけじゃなく、心も。全部、俺のものにしたい。

 そう思った。

 

 ◆

 

 ベッドの上で、俺とMisakiは並んで横たわっていた。さっきの行為の余韻が、まだ身体に残っている。彼女の体温が、俺の肌に伝わってくる。

 

「ねぇ、先生」

 

 Misakiが俺の胸に手を置いた。

 

「もっとしたくない?」

 

 俺は彼女を見た。さっきあんなにやったのに、まだ……? 

「でも、ここだと」

 

 俺が言いかけると、Misakiは人差し指を俺の唇に当てた。

 

「ホテル行こ? 私、奢っちゃうから♡」

 

 語尾が甘く伸びる。媚びた声だ。

 

「神崎さん」

「だってさ」

 

 Misakiは俺の耳元に顔を近づけた。吐息がかかる。

 

「今度は……思いっきり、先生に舐められたい♡」

 

 その言葉で、俺の股間が反応した。さっき出したばかりなのに。

 

「……行こう」

 

 Misakiは嬉しそうに笑った。

 

「やった! あ、それと」

 

 彼女は床に置いた鞄を引き寄せた。中から、ビニール袋を取り出す。

 

「あのコスチューム、持ってきた」

 

 バニーガール。あの時、ドン・キホーテで買った衣装。

 

「楽しみにしててね♡」

 

 

 ◆

 

「Hotel Ange」205号室。俺たちはまた、この部屋に来ていた。夜の10時を過ぎている。

 Misakiは袋からバニーガールの衣装を取り出した。黒いレオタード、網タイツ、うさ耳。

 

「ちょっと待っててね。えっちなの、着替えてくるから」

 

 彼女はそう言って、バスルームに入った。ドアが閉まる。

 俺はベッドに座って待った。心臓が速く打っている。さっき部屋でやったばかりなのに、また興奮している。

 どれくらい待っただろう。バスルームのドアがゆっくりと開いた。

 

「せんせぇ」

 

【挿絵表示】

 

 Misakiが現れた。

 黒いレオタード。身体のラインが露わになっている。胸の膨らみ、くびれたウエスト、丸い尻。網タイツが太ももに食い込んでいる。頭には、ピンと立ったうさ耳。

 

「どう?」

 

 彼女は片足を少し前に出し、腰に手を当てた。ポーズを取る。

 

「エッチでしょ? 私♡」

 

 俺は息を呑んだ。綺麗だ。こんな格好をした彼女を、俺だけが見ている──その事実が、興奮を高める。

 Misakiは俺に近づいてきた。ベッドの縁に座る。俺の顔に手を添える。

 

「ほら、先生」

 

 彼女は舌を少し出した。ピンク色の舌。唾液で濡れている。

 

「食べて?」

 

 その言葉で、俺の理性は飛んだ。

 俺はMisakiの顔を両手で挟んだ。そして──キスではなく、彼女の舌を引き出した。

 

「舌、出して」

 

 Misakiは従った。舌を出す。俺はその舌を、指で挟んだ。

 

「んっ……!」

 

 彼女の身体がびくりと震える。俺は彼女の舌を、指で撫でた。ぬるぬるしている。唾液でぬるぬるだ。

 

「ん……ぁ」

 

 Misakiが小さく声を漏らす。舌だけで、感じている。

 俺は彼女の舌を擦った。軽く引っ張る。Misakiの太ももがすり合わされた。

 妖術で本音が聞こえる。

 

『やばい……舌だけで、もうこんなに……! 先生にしか、こんな風にされたことない……!』

 

 俺は顔を近づけ、彼女の舌を自分の舌で舐めた。舌と舌だけが触れ合う。キスではない。舌同士の接触。

 

「ん……んん」

 

 Misakiの声が大きくなる。俺は彼女の舌を、口の中に引き込んだ。吸い上げる。

 

「んんっ……!」

 

 彼女の身体が跳ねる。俺は構わず、舌を吸い続けた。Misakiの舌は柔らかく、甘い味がする。唾液が口の中に流れ込んでくる。

 

「んーっ……! ダメ、舌吸われたらっ……!」

 

 Misakiは俺の肩を掴んだ。爪が食い込む。でも、俺は舌を離さない。さらに強く吸う。軽く歯で噛む。

 

「んんーっ……!」

 

 彼女の太ももが、ぴったりと閉じられた。まだ挿入していないのに──舌だけで、彼女は濡れている。

 俺は彼女の舌を解放した。唾液の糸が、二人の間に引かれる。Misakiは荒い息を吐いている。

 

「や……っ……舌だけで……感じちゃう」

 

 俺は彼女をベッドに押し倒した。

 

「ちょ……先生」

「もう我慢できない」

 

 俺はレオタードのクロッチ部分に手をかけた。ずらす。彼女の秘部が露わになる。濡れている──舌を吸っただけで、こんなに。

 

「見ないでよ……恥ずかしい」

 

 Misakiは太ももを閉じようとする。でも、俺は彼女の脚を開いた。

 

「見たい」

 

 俺は自分のモノを取り出した。さっき部屋でやったばかりなのに、もう硬くなっている。先端を彼女の入口に当てる。

 

「入れる」

「んっ」

 

 ゆっくりと、押し込んでいく。熱い。柔らかい。Misakiの中が、俺を包み込む。

 

「あああっ!」

 

 彼女が大きな声を上げた。部屋でのこもった声とは違う──ホテルだから、遠慮がない。

 

「気持ちいいっ!」

 

 俺は腰を動かし始めた。引いて、押し込む。Misakiの中を、俺のモノが擦る。

 

「もっとっ! もっとぉっ!」

 

 彼女の声が、部屋に響く。壁を気にする必要がない。思いっきり、喘げる。

 俺は彼女の顔に手を添えた。

 

「舌、出して」

 

 Misakiは舌を出した。俺はその舌を吸い上げた。腰を動かしながら、舌を吸う。

 

「んんっ……!」

 

 彼女の身体が震える。舌と膣──二箇所同時に攻められて、Misakiは混乱している。

 

「ダメ、舌吸われながらだとっ……!」

 

 彼女の声が大きくなる。脚が俺の腰に絡みつく。

 

「やばっ……やばいっ……!」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『気持ちよすぎる……! 舌と、中と……両方っ……! イく、イっちゃうっ……!』

 

 俺はさらに強く、彼女の舌を吸った。同時に、腰を深く突き上げる。

 

「んん──ーっっ!!」

 

 Misakiの全身が硬直した。痙攣する。彼女の中が、俺のモノをきつく締め付ける。涙が頬を伝った。

 舌を吸われたまま、彼女は達した。

 しばらくして、俺は舌を離した。Misakiは荒い息を吐いている。

 

「……は、ぁ」

「すごかった……?」

 

 俺が聞くと、彼女は頷いた。

 

「うん……舌、吸われながらだと……やばい」

 

 でも、Misakiはニヤリと笑った。

 

「ずるい……先生だけ」

 

 彼女は俺を押した。仰向けに倒れる俺。Misakiが上に跨った。

 

「今度は、私が動く」

 

 バニー姿の彼女が、俺の上にいる。レオタードから溢れそうな胸。網タイツの太もも。うさ耳。

 Misakiは腰を下ろした。俺のモノが、再び彼女の中に入っていく。

 

「んっ」

 

 彼女は腰を動かし始めた。上下に、ゆっくりと。俺の視界を、揺れる胸が埋め尽くす。

 

「せんせ」

 

 Misakiが俺の顔に手を添えた。

 

「舌……ちょうだい」

 

 俺は舌を出した。Misakiが上から吸い上げる。腰を振りながら、俺の舌を吸う。

 

「んっ……んーっ」

 

 彼女の声が、くぐもる。舌を吸いながら、喘いでいる。

 

「んん……きもちぃ」

 

 腰の動きが速くなる。Misakiの中が、どんどん熱くなっていく。締め付けも強くなる。

 

「イく……舌吸いながら、イくっ……!」

 

 彼女の腰の動きが止まった。身体が震える。

 

「あああああっっ……!!」

 

 Misakiは天を仰いで、絶頂した。俺の舌を離し、大きな声で叫ぶ。

 彼女は俺の胸に倒れ込んだ。荒い息。汗が、俺の肌に落ちる。

 

「……二回も、イっちゃった」

 

 Misakiは小さく呟いた。

 

「でも」

 

 彼女は顔を上げ、俺を見た。

 

「まだ、したい」

 

 俺は彼女を抱きかかえ、ベッドから降りた。姿見の前に連れて行く。

 

「鏡の前で」

 

 Misakiを四つん這いにさせる。鏡に、バニー姿の彼女が映っている。後ろから俺が覆いかぶさる構図。

 

「やだ……見ちゃう」

 

 俺は後ろから、彼女の中に挿入した。

 

「あっ……!」

 

 腰を動かす。Misakiは鏡を見ている。自分の顔を見ている。

 

「私……すごいエロい顔してる」

 

 彼女は自分の表情に驚いている。紅潮した頬。潤んだ瞳。半開きの唇。

 俺は彼女の髪を掴んだ。顔を上げさせる。

 

「舌、出して」

 

 Misakiは鏡に向かって舌を出した。俺は後ろから手を回し、彼女の舌を指で挟んだ。

 

「んんっ……!」

 

 舌を弄びながら、後ろから突く。

 

「やっ……鏡に映ってる……!」

 

 Misakiは自分の姿を見ている。舌を出して、後ろから犯されている姿。

 

「恥ずかしい……でも、気持ちいいっ……!」

 

 妖術で本音が聞こえる。

 

『やばい……自分の顔、こんなにエロい……! でも、見ちゃう……! 興奮する……!』

 

 俺は腰を速く動かした。Misakiの善がり声が、部屋に響く。

 

「あっ、あっ、あああっ!」

 

 彼女の声が大きくなる。

 

「ダメっ……また……!」

 

 でも、俺は止まらなかった。

 

「先生っ……!」

 

 Misakiの身体が震えた。三度目の絶頂。彼女は鏡の前で、崩れ落ちた。

 

 ◆

 

 俺はMisakiをベッドに運んだ。彼女は荒い息を吐いている。

 

「……もう……三回も」

 

 疲れているはずだ。でも──

「でも……先生は?」

 

 彼女は俺を見た。

 

「まだ……出してないよね」

 

 俺は頷いた。さっきから、ずっと我慢している。

 

「じゃあ」

 

 Misakiは身体を起こした。俺を仰向けに寝かせる。

 

「最後は……顔、見ながらがいい」

 

 彼女は俺に跨った。再び、騎乗位。でも、今度は正面を向いている。

 

「先生の顔……見たいから」

 

 Misakiは腰を下ろした。俺のモノが、彼女の中に入っていく。

 

「んっ」

 

 彼女は腰を動かし始めた。ゆっくりと、でも深く。俺たちは目を合わせている。

 

「先生」

 

 Misakiは俺の顔に手を添えた。

 

「舌」

 

 俺は舌を出した。彼女も舌を出す。二人の舌が触れ合う。絡み合う。唾液が混ざる。

 

「んっ……んーっ」

 

 舌を絡め合いながら、Misakiは腰を振り続ける。俺も下から突き上げる。

 

「せんせっ」

 

 彼女の声が震える。

 

「好きっ……!」

 

 その言葉で、俺の中で何かが弾けた。

 

「大好きっ……!」

 

 Misakiの声が大きくなる。

 

「一緒にっ……一緒にイってっ……!」

 

 俺たちは舌を絡め合ったまま、クライマックスに達した。

 

「んん──ーっっ!!」

 

 Misakiの身体が震える。俺も、彼女の中に全て放出した。熱い。彼女の中が、俺の精液で満たされていく。

 しばらくして、Misakiは俺の胸に倒れ込んだ。二人とも、荒い息を吐いている。

 

「……は、ぁ」

 

 彼女は小さく呟いた。

 

「しあわせ」

 

 俺は彼女の髪を撫でた。

 

「……うん」

 

 しばらく、二人とも黙っていた。Misakiの体温が、俺に伝わってくる。心臓の鼓動が、だんだん落ち着いていく。

 

「……ねえ、先生」

 

 Misakiが顔を上げた。

 

「今……『好き』って言った……?」

 

 俺は頷いた。

 

「……聞こえた」

 

 Misakiは慌てて顔を背けた。

 

「……聞かなかったことにして」

 

 俺は彼女の顔を、こちらに向けさせた。

 

「嫌じゃない」

 

 Misakiの目が見開かれる。

 

「……マジ?」

「うん」

 

 彼女の目が潤んだ。

 

「嬉しい」

 

 子供っぽい声。普段の強がりが、全くない。

 俺たちはキスをした。今度は優しく、舌を絡め合う。唾液が混ざる。甘い味。

 キスを終えると、Misakiは俺の胸に顔を埋めた。

 

「ねぇ……今日、楽しかった?」

「うん」

 

 俺は正直に答えた。

 

「人生で一番」

 

 Misakiは顔を上げた。驚いた顔。

 

「マジ?」

「マジ」

 

 彼女は嬉しそうに笑った。

 

「私も……先生といると、すっごく幸せ」

 

 俺は彼女を抱きしめた。28年間、こんな幸せがあるなんて知らなかった。綺麗な子が、俺を求めてくれる。舌を吸うだけで感じてくれる。

 

「好き」と言ってくれる。

 セフレ──なんて言葉じゃ、もう足りない気がする。

 妖術で本音が聞こえる。

 

『セフレって言ってるけど……本当は、もっと……。先生のこと、好きになっちゃってる。やばい……身体だけのはずだったのに……』

 

 俺は彼女を見た。彼女も、俺と同じことを考えている。

 その時、Misakiのスマホが光った。通知音。

 

「あ」

 

 彼女はスマホを取った。画面を見て、目を輝かせる。

 

「プールのチケット当たった!」

 

 俺にスマホを見せる。

 

「アクアパラダイス東京・ペアチケット当選」と表示されている。

 

「ねぇねぇ、先生! 一緒に行こ?」

「……うん」

「やった!」

 

 Misakiは嬉しそうに笑った。

 

「先生と、またデートしたい」

 

 デート──彼女は、その言葉を使った。

 

「一緒にいると……楽しいから」

 

 俺は頷いた。彼女を抱きしめる。

 タヌキの声が、頭の中に響いた。

 

『次は……もっと深く。プールで、公の場で、彼女を支配してください』

 

 俺はMisakiを見た。彼女は幸せそうに、俺の胸に顔を埋めている。

 この子を、もっと俺のものにしたい。身体だけじゃない──心も、全部。

 俺は、彼女なしじゃいられない。

 そして、彼女も──

「んー……眠い」

 

 Misakiは目をこすった。

 

「でも……まだ、起きてたい」

「寝ていいよ」

「やだ」

 

 彼女は拗ねたような声を出した。

 

「先生と、もっと一緒にいたい」

 

 その甘えた声を聞いて、俺は確信した。

 この子も、俺なしじゃいられなくなっている。

 

「……じゃあ、このまま寝よう」

「うん」

 

 Misakiは俺の胸に顔を埋めたまま、目を閉じた。

 

「おやすみ……先生」

「おやすみ」

 

 俺は彼女の髪を撫でながら、天井を見た。

 明日から、俺たちはどうなるんだろう。

 セフレ以上、恋人未満──そんな曖昧な関係。

 でも、もう後戻りはできない。

 俺は、この子を──

 Misakiの寝息が聞こえた。安らかな顔。

 俺も目を閉じた。

 人生で一番、幸せな夜だった。

 

(続く)

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