※この作品はR-18です。

俺専用。快楽命令にとろける美少女と美女の甘堕ちカタログ   作:Mr.クロード

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【後編】動物に戻るギャル

【1】プールデート

 渋谷駅のハチ公前で待ち合わせをしていた。日曜日の昼下がり、人混みの中で俺は所在なく立っていた。相変わらず冴えない私服——ユニクロのTシャツにジーンズ。周囲のカップルやグループが華やかに見えて、自分の場違い感が際立つ。

 

「せんせー!」

 

 声がした方を見ると、Misakiが手を振りながら駆け寄ってくる。白いクロップドトップスから、引き締まった腹が覗いている。デニムのショートパンツは太ももの付け根ギリギリで、長い脚が惜しげもなく露出していた。厚底サンダルで身長がさらに高くなり、金髪が揺れ、大きなサングラスを頭に乗せている。

 走るたびに、トップスの下で胸が揺れる。ブラジャーの線が透けて見えた。

 周囲の男たちの視線が、一斉に彼女に集まった。

 

「待った?」

 

 Misakiは俺の腕に絡みついてきた。柔らかい胸が腕に押し付けられる。甘い香水の匂い——バニラとムスクが混ざった、彼女特有の香り。

 

「いや、今来たところ」

「よかった♡ じゃ、行こ!」

 

 彼女に引っ張られながら、俺は周囲の視線を感じていた。妖術で聞こえる本音——「あの子めっちゃ可愛い」「隣の男、冴えないな」「なんであんな子があんな男と」——が、胸に刺さる。

 でも、Misakiの本音は違った。

 

『先生、今日も冴えない格好……でも、そこがいい。崇めてくる男たちとは違う。先生は私を神様みたいに扱わない。私を"食べて"くれる。今日、みんなの前で……私が先生のものだって、見せつけて欲しい』

 

 その言葉を聞いて、俺の中で何かが燃え上がった。

 

 ◆◆◆

 

 電車は混雑していた。日曜日のお台場方面、行楽客で車内はぎゅうぎゅう詰めだ。俺とMisakiは、ドア際の隅に押し込められていた。

 彼女の身体が俺に密着している。揺れるたびに、クロップドトップスの下の柔らかい胸が腕に触れる。ショートパンツから伸びる太ももが、俺の脚に当たる。素肌の温かさが、布越しに伝わってくる。

 香水の甘い匂いと、その奥にある彼女自身の体臭。汗ばんだ肌の、少し酸っぱい香り。それが妙に扇情的で、俺の心拍数が上がっていく。

 すぐ隣には中年のサラリーマンがいて、反対側には女子高生のグループがいる。密閉された空間で、俺たちは身動きが取れない。

 妖術が、Misakiの本音を拾った。

 

『電車の中……人がいっぱい……でも、先生に触れてると安心する。ねぇ、先生……キスして? みんなの前で、私を先生のものにして?』

 

 俺は彼女の顎を掴み、顔をこちらに向けさせた。Misakiの琥珀色の瞳が、驚いたように見開かれる。グロスを塗った唇が、照明を反射して光っている。

 

「舌、出して」

 

 小声で囁いた。Misakiは一瞬躊躇し、周囲を気にするように視線を泳がせた。でも、すぐに俺を見つめ直し、小さく舌を出した。ピンク色の舌先が、グロスで濡れた唇の間から覗く。

 俺はその舌を、自分の舌で舐めた。

 彼女の舌は柔らかく、ほんのり甘い味がした。さっきカフェで飲んだフラペチーノのキャラメルの味が残っている。グロスの人工的な甘さも混ざっている。俺は構わず舌を絡めた。唾液が混ざり合い、ぬるりとした感触が口の中に広がる。

 

「んっ……」

 

 小さな声が漏れた。Misakiの身体が震えている。その震えが、密着した腕を通じてダイレクトに伝わってくる。

 俺は彼女の舌を吸い上げた。ちゅう、と音がする。彼女の唾液が、俺の口の中に流れ込んでくる。甘い。

 

「んんっ……!」

 

 声が大きくなりかけて、Misakiは慌てて口を閉じようとした。でも、俺は離さない。彼女の舌を咥えたまま、吸い続ける。

 彼女の膝がガクガクと震え始めた。俺の腕を掴む手に、力が入っている。爪が食い込むほど強く。

 

「ん……っ、んーっ……!」

 

 Misakiの身体がびくりと跳ねた。太ももが擦り合わさる。ショートパンツの奥で、何かが起きている。

 俺はさらに強く舌を吸った。彼女の身体が硬直し、俺の腕を強く掴んだ。

 

「ん……ーっ……!」

 

 声を殺して、彼女は絶頂した。電車の中で、舌を吸われただけで——Misakiは俺の腕の中で小さく痙攣し、荒い息を吐いた。

 俺は唇を離した。唾液の糸が、二人の間に引かれ、ぷつりと切れる。

 Misakiは俺の胸に顔を埋めたまま、肩で息をしていた。身体がまだ、小刻みに震えている。

 

「先生……えぐい……」

 

 彼女の声は掠れていた。

 

「電車の中で……舌吸われただけで……イっちゃった……」

 

 Misakiは太ももを擦り合わせた。俺の腕を掴む手が、まだ震えている。

 

「今も……まだ、びくびくしてる……」

 

 彼女は顔を上げた。目が潤んでいる。頬が真っ赤で、グロスが乱れた唇が濡れて光っている。涙が目尻に滲んでいた。

 

「水着の中……ぐちょぐちょ……先生のせいで……」

 

 その言葉を聞いて、俺の中で熱いものが込み上げてきた。この子は、俺の舌だけでイったのだ。電車の中で、周囲に人がいる中で。

 電車がホームに滑り込んだ。周囲の乗客が降りる準備を始める。俺たちも立ち上がったが、Misakiの足元はおぼつかなかった。俺の腕にしがみついて、やっと歩いている。

 

「やばい……足、ガクガクする……」

 

 彼女は恥ずかしそうに笑った。ショートパンツの脚の付け根あたりが、少し濡れて色が変わっている。

 

「まだプールにも着いてないのに……先生、エロすぎ……」

 

 

 ◆◆◆

 

 アクアパラダイス東京。巨大なレジャープール施設は、日曜日とあって家族連れやカップルで賑わっていた。更衣室で着替えを済ませ、俺はプールサイドで待っていた。

 

「せんせー、お待たせ!」

 

 振り返ると、Misakiが立っていた。

 星柄のビキニ。白地にカラフルな星模様が散りばめられている。紐ビキニタイプで、首の後ろと背中で結ばれている。そのトップスに、Fカップの胸が今にも溢れそうだ。谷間が深く刻まれ、日焼けしていない白い肌が眩しい。

 ボトムは腰骨の位置で紐が結ばれていて、そこから長い脚が伸びている。くびれたウエスト、ぷるんと丸い尻、引き締まった太もも——彼女の全身が、太陽の下で輝いていた。

 周囲の視線が集まる。男たちが振り返り、スマホを向ける者もいる。

 妖術で、彼らの本音が聞こえてきた。『あの子、マジでエロい』『おっぱいやべぇ』『彼氏かよ、うらやましい』『隠し撮りしてぇ』——下品な欲望が、ざわざわと頭の中に響く。

 でも、Misakiは俺だけを見ていた。

 

「どう? エロい?」

 

 彼女は自分の身体を見下ろし、それから俺を見た。

 

「……うん。すごく」

 

 俺が正直に答えると、彼女は嬉しそうに笑った。

 

「先生にだけ見せたくて、新しいの買っちゃった♡」

 

 そう言って、くるりと回って見せる。後ろ姿も見せつけるように。ビキニのボトムが尻の丸みに食い込み、日焼けしていない白い尻が露わになっている。

 

「ほら、ここも星柄♡」

 

 彼女は尻を突き出して、俺に見せた。ビキニの布地に、星が散りばめられている。その奥に、彼女の秘部がある。さっき電車でイったばかりの——

 Misakiは俺の腕に絡みついてきた。柔らかい胸が、水着越しに押し付けられる。乳首の位置が分かるほど薄い布地。周囲の男たちの羨望と嫉妬の視線が、俺に向けられている。

 妖術で、Misakiの本音が聞こえた。

 

『みんな見てる。でも、私は先生のもの。先生だけが、私を"食べて"くれる。崇めるんじゃなくて、"食べて"くれる。ねぇ、先生……みんなの前で、私を支配して?』

 

 

 ◆◆◆

 

 プールサイドのデッキチェアに並んで座り、俺はMisakiの背中に日焼け止めを塗っていた。彼女はうつ伏せになり、ビキニの紐を解いている。白い背中が露わになっていた。

 俺の手が、彼女の肌を滑っていく。日焼け止めのひんやりした感触と、彼女の体温が手のひらに伝わる。肩甲骨の窪みに指を滑らせると、Misakiが小さく身じろぎした。

 

「んっ……」

 

 声が漏れる。俺の手が背骨に沿って下に移動する。腰のくびれに達すると、彼女の呼吸が乱れ始めた。

 

「先生……もうちょい下も……」

 

 彼女は振り返り、俺を見た。期待に満ちた目。唇が少し開いている。

 俺は手を下に移動させた。尻の上部、ビキニの縁に沿って——日焼け止めを塗るふりをして、彼女の尻に触れる。柔らかい。弾力がある。水着の布地を押しのけるように、俺の指が食い込む。

 

「あっ……」

 

 Misakiが声を上げた。周囲の視線を感じる。近くのデッキチェアに座っている男たちが、こちらを見ている。

 妖術で本音が聞こえた。『あいつ、堂々と尻触ってやがる』『うらやましい』『俺もあの尻触りてぇ』

 

「先生……みんな、見てる……」

 

 Misakiが小さく囁いた。でも、逃げようとはしない。むしろ、尻を少し持ち上げて、俺の手に押し付けてくる。

 妖術で、彼女の本音も聞こえた。『お願い……私を、先生のものだって……みんなに見せつけて……みんなが見てる前で、私を支配して……』

 

 俺はMisakiを引き起こした。彼女の身体がこちらを向く。ビキニの紐は解けたままで、片手で胸を押さえている。でも、指の間から谷間が覗いていて、乳首が薄い布地を押し上げている。琥珀色の瞳が、俺を見上げている。

 

「みんな見てるけど、いいか?」

 

 俺が聞くと、Misakiは頷いた。

 俺は彼女の唇を奪った。

 プールの塩素の匂いと、日焼け止めのココナッツの香り。その奥にある、Misaki特有の甘い体臭。汗と、さっきイった時の残り香が混ざっている。舌を絡めると、彼女の口の中はひんやりしていて、さっき飲んだトロピカルジュースのマンゴーの味が残っていた。

 俺は構わず舌を深く侵入させ、彼女の舌を探り、絡め、吸い上げた。ちゅぷ、ちゅぷ、と音がする。周囲に聞こえているかもしれない。

 周囲がざわついた。

 

「マジかよ」「見せつけてんな」「エロすぎ」——声が聞こえる。スマホを向ける者もいる。でも、俺は止めなかった。

 

「んっ……んんっ……!」

 

 Misakiの声が漏れる。彼女は俺の胸を押そうとしたが、力が入っていない。むしろ、俺の水着の腰紐を掴んで引き寄せている。身体が震え始めた。

 彼女のビキニトップがずれ始めた。片方の乳首が、ほとんど見えかけている。俺は構わず舌を吸い続けた。彼女の呼吸が荒くなり、身体の震えが激しくなっていく。

 

「ん……んーっ……!」

 

 声を殺そうとしているが、漏れてしまう。俺の腕の中で、Misakiは絶頂に近づいていた。人前で、舌を吸われただけで——

「んん──っ……!」

 

 彼女は俺の肩に顔を埋めた。身体がびくびくと痙攣し、俺にしがみついてくる。太ももが震え、ビキニのボトムの中が濡れていくのが、密着した身体を通じて分かった。

 周囲が完全に静まり返っていた。スマホを向けていた男たちも、呆然とこちらを見ている。

 俺は唇を離した。唾液の糸が、二人の間に引かれ、ぷつりと切れる。Misakiのビキニトップは完全にずれていて、右の乳首が露出していた。俺は慌てて彼女の身体で隠した。

 

「先生……えぐい……」

 

 かすれた声。Misakiは荒い息を吐きながら、俺を見上げた。涙が頬を伝っている。

 

「みんなの前で……また、イっちゃった……」

 

 彼女は太ももを擦り合わせた。

 

「水着……もうびしょびしょ……恥ずかしい……」

 

 でも、その声は嬉しそうだった。

 

「先生のせいで……私、みんなの前で……おかしくなっちゃう……」

 

 

 ◆◆◆

 

 人目を避けて、シャワー室に向かった。Misakiは俺の腕にしがみついて、ようやく歩いている。足がまだ震えている。

 個室に滑り込み、鍵をかけた瞬間、Misakiが俺に抱きついてきた。水着越しに、彼女の体温が伝わる。Fカップの胸が押し付けられ、形が変わる。

 

「もう我慢できない……して……」

 

 彼女は俺を見上げた。目が潤んでいる。唇が半開きで、舌がチラリと見える。

 

「さっきから……ずっと……先生のこと、考えてた……」

 

 Misakiは俺の手を取り、自分の股間に導いた。ビキニのボトム越しに、湿った熱が伝わってくる。

 

「ほら……こんなに濡れてる……先生の舌のこと考えただけで……」

 

 俺はシャワーのコックをひねった。温かい水が二人の上に降り注ぎ、水音が狭い個室に響く。これなら、少しくらい声が漏れても紛れるだろう。

 俺はMisakiを壁に押し付けた。タイルの冷たさに彼女が小さく声を上げる。

 

「ひゃっ……冷た……」

 

 でも、すぐに俺の唇が彼女の唇を塞いだ。シャワーの水が顔を流れる中、俺たちは舌を絡め合った。水と唾液が混ざり、口の中がぬるぬるになっていく。

 俺は彼女の水着に手をかけた。ビキニトップの紐を解く。するりと落ちて、豊満な胸が露わになった。シャワーの水を浴びて、白い肌が光っている。ピンク色の乳首が、すでに硬く勃起していた。

 

「きれい……」

 

 俺が呟くと、Misakiは恥ずかしそうに顔を背けた。

 

「そんなに見ないで……」

 

 でも、身体は隠そうとしない。むしろ、胸を突き出すようにしている。

 俺は彼女の胸に顔を埋めた。柔らかい。温かい。シャワーの水と、彼女の汗の匂いが混ざっている。乳首を口に含むと、Misakiが声を上げた。

 

「あっ……!」

 

 俺は乳首を舌で転がしながら、ボトムに手を伸ばした。紐を解き、横にずらす。彼女の秘部が現れた。きれいに処理されていて、すでにとろとろに濡れている。

 

「先生……早く……」

 

 Misakiが腰を突き出してきた。俺も水着を下ろした。すでに限界まで硬くなっている。

 

「入れる」

「うん……して……お願い……」

 

 ゆっくりと挿入した。

 

「あっ……!」

 

 Misakiの中は熱く、柔らかく、ぬるぬるに濡れていた。俺を包み込むように締め付けてくる。奥まで入れると、彼女の身体がびくりと跳ねた。

 

「あっ……奥、当たってる……」

 

 俺は腰を動かし始めた。壁に押し付けられたMisakiは、俺にしがみつくことしかできない。星柄のビキニは腰に絡まったままで、半脱ぎの状態。シャワーの水が二人の身体を流れ、タイルの床にぴちゃぴちゃと音を立てて落ちていく。

 

「あっ……あっ……先生……!」

 

 彼女の声が大きくなる。俺は彼女の唇を奪い、舌を絡めながら腰を突き上げた。

 Misakiの中が、俺を締め付けてくる。熱い。きつい。奥で何かが脈打っているのが分かる。彼女の脚が俺の腰に絡みつき、もっと深くと引き込もうとする。

 

「んっ……んーっ……!」

 

 舌を吸われながら、彼女は喘いでいる。シャワーの水が二人の顔を流れ、唾液と混ざって顎を伝う。金髪が水に濡れて、彼女の顔に貼りついている。

 

「やばっ……やばいっ……また、イく……!」

 

 俺は彼女の舌を強く吸った。同時に、奥を突き上げる。

 

「んん──っ……!」

 

 Misakiは絶頂した。俺の肩に顔を埋め、爪を立てて、全身を震わせている。彼女の中がぎゅうっと締まり、俺を搾り取ろうとするように蠢く。

 

「っ……!」

 

 俺は息を呑んだ。今まで感じたことのない締め付け。彼女の膣壁が、俺を搾り取るように蠢いている。波のように、何度も、何度も。

 やばい。気持ちよすぎる。

 

「あっ……先生……出して……中に……」

 

 Misakiが囁いた。涙目で、でも笑いながら。

 

「先生ので……いっぱいにして……」

 

 その言葉が、俺の理性を吹き飛ばした。

 腰が勝手に動く。もう止められない。背筋を這い上がってくる快感が、脳天まで突き抜けていく。

 

「出る……!」

 

 俺は彼女の奥を突き上げた。その瞬間、全身に電流が走った。頭が真っ白になる。

 どくん。

 俺の精液が、彼女の中に放出された。

 どくん。どくん。

 熱い。自分のものが、彼女の一番奥に流れ込んでいくのが分かる。Misakiの中がびくびくと痙攣して、俺を搾り取ろうとしている。その動きが、射精を長引かせる。

 

「あっ……出てる……先生の……」

 

 Misakiが涙目で囁いた。

 

「熱い……中で……どくどくしてる……」

 

 彼女は俺の顔を見上げた。涙と、シャワーの水と、涎が混ざった顔。でも、幸せそうに笑っている。

 

「いっぱい……出たね……」

 

 俺は彼女の中に入れたまま、額を合わせた。二人とも息が荒い。シャワーの水が、俺たちの身体を流れていく。繋がった部分から、白い液体が少しずつ漏れ出している。

 

「先生……」

 

 Misakiが囁いた。

 

「中に出されるの……好き……先生ので、お腹いっぱい……」

 

 彼女は俺の唇に、軽くキスをした。

 

「今日、何回イったっけ……電車で一回、プールサイドで一回、今ので三回……」

 

 彼女は指折り数えて、笑った。

 

「まだお昼なのに……先生、私のこと、壊す気でしょ……」

 

 俺は彼女の髪を撫でた。

 

「壊れそう?」

「もうとっくに壊れてる……」

 

 Misakiは俺の胸に顔を埋めた。

 

「先生のせいで……私、おかしくなっちゃった……」

 

 

 

 

 

【2】元彼との遭遇

 シャワー室を出ると、プールサイドに見覚えのある男が立っていた。

 高身長、筋肉質、整った顔立ち。日焼けした肌に、白い歯を見せて笑っている。鍛え上げられた腹筋が、海パンの上で光っている。モデルか俳優のような——俺とは正反対の男。

 Misakiの表情が一瞬で固まった。さっきまでの蕩けた顔が、一気に強張る。

 

「あれ、Misaki? 久しぶりじゃん」

 

 男が近づいてくる。妖術で名前と情報が分かった——翔太、24歳、IT企業勤務、年収800万。大学時代にMisakiと二年付き合っていた。俺より身長が15センチ高く、明らかにイケメンで、たぶん金も十倍持っている。

 俺にないものを全部持っている男。

 

「……翔太」

 

 Misakiが小さく呟いた。彼女は無意識に、俺の腕を掴んだ。

 

「相変わらずエロい身体してんな」

 

 翔太が彼女の水着姿を上から下まで眺めた。視線が胸で止まり、腰で止まり、脚で止まる。舐めるような視線。

 妖術で、彼の本音が聞こえてきた。

 

『Misakiのボディ、やっぱエロいな。おっぱいデカいし、腰細いし、最高。別れたの後悔してんだよな。またヤりたい。横のチビは彼氏? 俺の方がいい男だろ。こんな冴えない奴に、Misakiがもったいねぇ』

 

 その傲慢な本音を聞いた瞬間、俺の胸に黒い感情が渦巻いた。

 でも、本当に俺を傷つけたのは——

 Misakiの本音だった。

 

『翔太……昔は好きだったけど、今は何も感じない。翔太は私を"崇めて"ただけ。きれいだね、可愛いね、って褒めるだけ。私を"食べて"くれなかった……でも、もし翔太が先生みたいに私を"食べて"くれる人だったら……私、どうなってたんだろう……』

 

 その瞬間、俺の中で何かが壊れた。

 彼女は、翔太との可能性を考えている。俺じゃなくても良かったんじゃないか。たまたま俺が妖術を持っていただけで、翔太が同じことをしていたら——

 その疑念が、心臓を握りつぶすように痛かった。

 

「誰、この人? 彼氏?」

 

 翔太が俺を見た。見下すような目。身長差のせいで、俺は見上げる形になる。

 

「……友達」

 

 Misakiが答えた。

 友達——その言葉が、さらに俺を傷つけた。さっきまで俺の精液を中に出されて、「先生のものになりたい」と言っていた女が、俺を「友達」と紹介した。

 

「へぇ。まあ、今度また飯でも行こうぜ。連絡先変わってないだろ?」

 

 翔太はそう言って、Misakiの腕に軽く触れた。馴れ馴れしく。俺の目の前で。

 

「……ごめん、今は……」

 

 Misakiは腕を引いた。でも、拒絶の仕方が弱い。俺が見たかったのは、もっとはっきりした拒絶だった。

 翔太は肩をすくめて去っていった。その後ろ姿を見ながら、俺は自分の醜い感情と戦っていた。

 

 ◆◆◆

 

 帰り道、俺は一言も喋らなかった。電車の中でも、駅から歩く道でも——ずっと黙っていた。

 Misakiが心配そうに腕を掴んできた。さっきまでシャワー室で抱き合っていた腕。でも、今はその温もりが苛立たしかった。

 

「先生……どうしたの……?」

 

 俺はその手を払った。

 

「触んな」

 

 自分でも驚くほど冷たい声が出た。Misakiの顔が凍りつく。

 

「え……」

「しょせんセフレだろ。元彼に会ったって、俺には関係ない」

 

 その言葉を吐いた瞬間、俺は後悔した。でも、もう遅かった。Misakiの目から、涙がこぼれ落ちた。

 

「そんな……私……」

「じゃあな」

 

 俺は一人で歩き出した。背後でMisakiが何か言おうとしている気配がしたが、振り返らなかった。振り返ったら、自分の醜い嫉妬を認めることになる。それが、怖かった。

 妖術が、遠ざかるMisakiの本音を拾った。

 

『違う……先生は、セフレなんかじゃ……私……先生のこと……好きなのに……なんで……なんで分かってくれないの……』

 

 その言葉を聞いても、俺の足は止まらなかった。

 

 ◆◆◆

 

 その夜、俺は六畳一間のアパートで天井を見上げていた。後悔と自己嫌悪が、胸の中でぐるぐると渦巻いている。

 タヌキが話しかけてきた。

 

『元気ないですね』

 

「……うるさい」

 

『嫉妬ですか』

 

 図星だった。俺は黙った。

 

『あのイケメンに嫉妬してるんですね。自分より顔がいい、金がある、身長が高い——だから、彼女を取られるんじゃないかと』

 

「……そうだよ。俺なんかより、あいつの方が——」

 

『違います』

 

 タヌキの声が、急に真剣になった。

 

『タヌキって、化かす動物だと思われてますけど……本当は逆なんです』

 

「……どういう意味だ」

 

『人間こそが、いつも嘘をついてる。SNSで見せる顔、言葉、態度——全部偽物。だから、タヌキは真実を見せるんです』

 

 タヌキは続けた。

 

『彼女も、ずっと嘘をついてきた。8万人に見せる笑顔は、全部作り物。インフルエンサーとしての完璧な自分。でも、本当の彼女は……もっと動物みたいに、素直で、貪欲で、淫らなんです』

 

 俺は黙って聞いていた。

 

『あなたは、その真実を見た。彼女の本当の姿を。舌を吸われただけでイってしまう、淫らな本性を。それは、イケメンには見えなかった真実です』

 

 タヌキの声が、少し明るくなった。

 

『でも、今のあなたは弱い。嫉妬に振り回されている。だから……調教してください』

 

「調教……?」

 

『ソーシャルなんか捨てて、動物になりきってみませんか。きっと上手くいきます。人間の建前を捨てて、獣として求め合えば……本当の幸せが見つかりますよ』

 

 俺は深呼吸した。タヌキの言葉が、胸に染み込んでいく。

 

『直接会わず、スマホを介して調教してください。舌を軸に——彼女を、もっとあなたに依存させるんです。彼女が本当に求めているものを、あなただけが与えられる。それを、証明してください』

 

 俺はスマホを手に取った。

 

 

 

 

【3】遠隔調教

 翌日から、Misakiのメッセージが激増した。

 朝起きてスマホを見ると、未読が二十件を超えている。写真、動画、ボイスメッセージ——全てが、俺への謝罪と懇願で埋め尽くされていた。

 

「先生、ごめんね……怒らないで……」

「会いたい……声聞きたい……」

「お願い、返事して……」

 

 写真も届いていた。最初は普通の自撮り——部屋着姿で、少し疲れた顔。でも、だんだん過激になっていく。

 肩を出したオフショルダー。胸の谷間が見えるタンクトップ。ショートパンツから伸びる太もも。そして——下着姿。白いブラジャーとショーツ。Fカップの胸が、レースの布地を押し上げている。

 妖術で、送信時の本音が見えた。

 

『先生に嫌われた……? どうしたら許してもらえるの……? もっと過激な写真を送れば、見てくれる……? お願い、返事して……先生の舌、また感じたい……』

 

 俺はスマホを握りしめた。彼女の必死さが、画面越しに伝わってくる。

 そして、俺は最初の命令を送った。

 

「舌を出した自撮りを送れ」

 

 既読がついてから、わずか三分。写真が届いた。

 Misakiがスマホに向かって舌を出している。ピンク色の舌が、唇の間から伸びている。目は潤んでいて、頬が少し赤い。必死な表情——命令に従えることへの安堵が、その顔に浮かんでいた。

 妖術で、送信時の本音が見えた。『先生が返事くれた……! 嬉しい……舌を出せって言われた……恥ずかしいけど、先生に見て欲しい……先生、私の舌、好きだもんね……』

 

 俺は写真を保存した。彼女の舌。俺だけに見せる、彼女の舌。

 

 ◆◆◆

 

 翌日、俺は次の命令を送った。

 

「鏡の前で、舌を出しながら自分の胸を触れ。動画で送れ」

 

 二十分後、動画が届いた。再生する。

 Misakiが姿見の前に立っている。部屋着のTシャツ——胸元が大きく開いたもの。彼女は俺に向かって舌を出し、そのまま自分の胸に手を伸ばした。

 Tシャツの上から、豊満な胸を揉む。布地が変形し、乳首の位置が分かる。彼女は舌を出したまま、自分の胸を揉み続けた。

 

「んっ……」

 

 小さな声が漏れた。舌を出したまま喘いでいる。言葉は発さず、舌だけを見せながら、自らを慰めている。その姿が、どうしようもなく官能的だった。

 やがて、彼女の手がTシャツの中に入った。直接、肌に触れている。乳首をつまんでいるのか、Misakiの身体がびくりと震えた。

 

「んんっ……」

 

 声が大きくなる。舌を出したまま、自分の胸を弄ぶ彼女。俺はその姿を、食い入るように見ていた。

 動画の最後、Misakiは舌を引っ込めて、カメラに向かって囁いた。

 

「先生……これで、許してくれる……?」

 

 妖術で送信時の本音が見えた。『恥ずかしい……でも、先生が見てくれてる……先生に舌を見せてる……胸も見せてる……先生、喜んでくれるかな……早く、返事ほしい……』

 

 俺は返信を打った。

 

「いい子だ。次はもっと」

 

 

 ◆◆◆

 

 三日目。俺は命令をエスカレートさせた。

 

「舌を出したまま、『先生』と呼べ。ボイスで送れ」

 

 ボイスメッセージが届いた。再生する。

 

「れんれぇ……」

 

 舌を出したままだから、「せんせい」が「れんれぇ」になっている。言葉が崩れている。舌を出したまま喋ろうとすると、まともな発音ができない。

 

「れんれぇ……しゅき……」

「好き」も「しゅき」になっている。その崩れた声が、どうしようもなく扇情的だった。彼女は俺の命令に従って、言葉を崩してまで俺を呼んでいる。

 

「れんれぇのこと……まっれる……はやく、あいらい……」

「先生のこと、待ってる。早く、会いたい」と言おうとしているのだろう。でも、舌を出したままだから、ぐちゃぐちゃになっている。

 最後に、彼女は舌を引っ込めて言った。

 

「先生……恥ずかしい……でも、先生の言うことなら、なんでもする……」

 

 妖術で本音が見えた。『舌を出したまま喋るの、恥ずかしい……涎も出ちゃうし……でも、先生の命令だから……先生に、こんな私を見て欲しい……受け入れて欲しい……』

 

 

 ◆◆◆

 

 五日目。命令はさらにエスカレートした。

 

「下着姿で、舌を出しながら、自分の身体全部を触れ。動画で送れ」

 

 長い動画が届いた。十分以上ある。

 Misakiが下着姿で立っている。白いレースのブラジャーと、お揃いのショーツ。彼女は舌を出し、まず自分の首筋に手を当てた。

 

「んっ……」

 

 そのまま、手が下に移動していく。鎖骨、胸の上部——そしてブラジャーに覆われた胸。彼女は舌を出したまま、自分の胸を揉み始めた。

 

「んーっ……」

 

 声が漏れる。手がブラジャーの中に入り、直接乳首に触れる。Misakiの身体がびくりと震えた。

 やがて、手がお腹に移動した。くびれたウエストを撫で、臍を弄り——そしてショーツの縁に達した。彼女は一瞬躊躇したが、舌を出したまま、手をショーツの中に入れた。

 

「んんっ……」

 

 声が大きくなる。ショーツの中で、彼女の手が動いている。自分を弄っているのが分かる。舌を出したまま、自分を慰める姿。

 

「んっ……んーっ……れんれぇ……」

 

 俺の名前を呼んでいる。舌を出したままだから、「れんれぇ」になっている。彼女は俺のことを考えながら、自分を弄っている。

 動画の終盤、彼女の動きが速くなった。息が荒くなり、身体が震え始める。

 

「んっ……んんっ……やば……イく……れんれぇ……!」

 

 そして——

「んん──っ……!」

 

 Misakiは絶頂した。舌を出したまま、身体を震わせて。涙と涎が混ざり、顔がぐちゃぐちゃになっている。でも、その目はカメラを——俺を見つめていた。

 動画の最後、息を整えながら、彼女は囁いた。

 

「先生……見てた……? 私、先生のことだけ考えて……イっちゃった……」

 

 妖術で本音が見えた。『先生に見られながらイった……恥ずかしい……でも、気持ちよかった……先生のこと考えたら、止められなかった……早く、先生に会いたい……先生の舌、感じたい……』

 

 

 ◆◆◆

 

 一週間が過ぎた。毎日、俺は舌に関する命令を送り続けた。

 

「今日は一日、三十分ごとに舌を出した自撮りを送れ」

 

 Misakiは従った。朝から夜まで、十数枚の写真が届いた。起床直後の寝ぼけた顔、朝食中(舌を出しながらトーストを食べようとして失敗している)、授業中(机の下でこっそり撮ったらしい)、昼休み、カフェ、帰宅後、お風呂上がり——全ての写真で、彼女は舌を出していた。

 一日の終わり、彼女からメッセージが届いた。

 

「先生、今日一日で何枚舌の写真送ったか分かんない……授業中も、ご飯食べてる時も、ずっと舌のこと考えてた……」

「先生に舌を見せるの、最初は恥ずかしかったけど……今は、見せたくてたまらない……」

「私、おかしくなってる……先生の命令がないと、落ち着かない……」

 

 妖術で、彼女の本音が見えた。『先生の命令を待ってる自分がいる……スマホが鳴るたびにドキドキする……先生からだったら嬉しい、違ったらがっかりする……私、先生に依存してる……でも、それが嬉しい……』

 

 

 ◆◆◆

 

 九日目。俺は最後の命令を送った。

 

「舌を出しながら、自分を触れ。イく瞬間も撮れ。俺の名前を呼びながらイけ」

 

 深夜、動画が届いた。二十分の長さ。俺は最初から最後まで見た。

 Misakiが裸でベッドに座っている。首から下が全部見えている。Fカップの胸、くびれたウエスト、処理された股間。彼女は舌を出し、俺を見つめた。

 

「れんれぇ……みれるよ……」

「先生、見てるよ」と言っているのだろう。舌を出したままだから、崩れている。

 彼女は自分の胸を揉み始めた。乳首をつまみ、引っ張る。

 

「んっ……」

 

 手が下に移動する。お腹を撫で、太ももを撫で——そして、秘部に達した。すでに濡れているのが、画面越しに分かる。

 

「んーっ……れんれぇ……」

 

 彼女は舌を出したまま、自分を弄り始めた。指が秘部に沈んでいく。

 

「あっ……んっ……」

 

 動きが速くなる。もう片方の手で胸を揉みながら、自分を弄り続ける。舌を出したまま——涎が顎を伝って、胸の上に落ちる。

 

「れんれぇ……れんれぇ……」

 

 俺の名前を呼び続けている。崩れた発音で、でも必死に。

 

「んっ……んんっ……やば……イく……れんれぇ……!」

 

 彼女の動きが最高潮に達した。身体が震え、背中が反る。

 

「れんれぇ……れんれぇ……れんれぇぇ……!」

 

 そして——

「んん──ーっっ!!」

 

 Misakiは絶頂した。舌を出したまま、全身を痙攣させて。涙と涎と、たぶん他の液体も混ざって、彼女の顔と身体はぐちゃぐちゃだった。

 絶頂の余韻の中、彼女は荒い息を吐きながらカメラを見た。

 

「れんれぇ……みれら……?」

「先生、見てた?」と聞いているのだろう。

 

「わらし……れんれぇのこと……かんがえながら……イっちゃった……」

「私、先生のことを考えながら、イっちゃった」

 

 彼女は舌を引っ込めて、最後に囁いた。

 

「先生……もう限界……会いたい……先生の舌、直接感じたい……お願い……」

 

 

 

 

 

【4】懇願

 十日目の夜。

 ボイスメッセージが届いた。再生すると、Misakiの泣き声が聞こえた。

 

「先生……もう限界……」

 

 嗚咽混じりの声。彼女は本当に泣いている。

 

「画面越しじゃ……足りない……自分で触っても……全然足りない……」

 

 すすり泣きが続く。

 

「先生の舌……直接、感じたい……先生に舐められたい……舌を吸われたい……」

 

 声が震えている。

 

「毎日、先生の命令を待ってる……舌を出した写真を撮って……自分を触って……でも、先生がいないと……全然、満足できない……」

 

 長い沈黙。そして、絞り出すような声。

 

「会いたい……先生に会いたい……会ってもらえるなら……なんでもする……」

 

 また沈黙。

 

「私……先生のペットになる……首輪つけてもいい……言葉禁止でもいい……なんでもする……だから……お願い……捨てないで……」

 

 ペット——その言葉を聞いて、俺の心臓が跳ねた。

 俺はしばらく考えてから、返信を打った。

 

「ペットになる覚悟はあるか」

 

 すぐに既読がついた。でも、返信は来ない。一分、二分——長い沈黙。俺は続けて打った。

 

「言葉を使うな。俺の前では、舌でしか表現するな」

「首輪をつける。俺だけのものになる」

「SNSを捨てろ。8万人のフォロワーより、俺を選べ」

「それでもいいなら、明日、お前の部屋に行く」

 

 また長い沈黙。五分が過ぎた。俺は画面を見つめていた。心臓がうるさいほど鳴っている。

 そして——動画が届いた。

 再生すると、Misakiが映っていた。泣き腫らした目、乱れた髪、すっぴんの顔。十日間、俺を求め続けた顔。

 彼女は舌を出した。ピンク色の舌が、唇の間から伸びる。そして——深くうなずいた。

 言葉はない。ただ、舌を出して、頷くだけ。

 それが、彼女の答えだった。

 動画の最後、彼女は舌を引っ込めて、一言だけ言った。

 

「先生……待ってる……」

 

 

 

 

 

【5】ペットプレイ

 翌日、俺はMisakiの部屋を訪れた。

 渋谷区神宮前のデザイナーズマンション。オートロックを通り、エレベーターで五階に上がる。505号室の前に立つ。

 俺の六畳一間のアパートとは比べ物にならない、高級感のある廊下。ここに、8.5万人のフォロワーを持つインフルエンサーが住んでいる。そして今日、彼女は俺のペットになる。

 インターホンを押すと、すぐにドアが開いた。

 Misakiが立っていた。

 すっぴん。パーカー。ホットパンツ。目の下にクマができている。髪も乱れている。十日間、俺を求め続けた顔——疲れ切っているが、俺を見た瞬間、目に光が戻った。

 

「先生……!」

 

 彼女は俺に抱きつこうとした。でも——

「待て」

 

 俺の声で、Misakiが止まった。手を伸ばしたまま、固まっている。

 

「今から、お前は俺のペットだ」

 

 彼女の目が見開かれる。でも、驚きではない。期待だ。

 

「言葉は禁止。舌でしか表現するな」

 

 俺はゆっくりと言った。

 

「分かったら、舌を出してうなずけ」

 

 Misakiは一瞬躊躇した。でも、すぐに舌を出し、深くうなずいた。ピンク色の舌が、唇の間から伸びている。その目には涙が浮かんでいたが、それは悲しみではなかった——十日間待ち続けた、喜びの涙だ。

 俺は部屋に入った。

 白を基調とした北欧風のインテリア。広いリビング、大きな窓、高級そうな家具。壁には彼女のインスタ写真がフレームに入って飾られている。8.5万人のフォロワーに見せてきた、完璧な世界。

 でも、今日からここは——俺のペットの檻になる。

 

 ◆◆◆

 

 俺はバッグから首輪を取り出した。

 黒い革の首輪、金属のリング。シンプルだが、しっかりした作り。ペットショップで、犬用の中サイズを買った。

 Misakiの目が首輪に釘付けになった。舌を出したまま、彼女は固まっている。

 

「これをつける。いいな」

 

 Misakiは舌を出したまま、深くうなずいた。目から涙がこぼれた。でも、逃げようとはしない。

 俺は彼女の前に立った。背は俺より少し低いから、見下ろす形になる。彼女は顎を上げ、白い首を俺に差し出した。

 首輪を広げ、彼女の首に巻いた。細い首に、黒い革が映える。金属の留め具に手をかける。

 カチッ。

 音がした瞬間、Misakiの身体が震えた。

 

「これで、お前は俺のものだ」

 

 俺が言うと、彼女は舌を出したままうなずいた。涙が頬を伝っている。

 そして——彼女は俺の手に顔を寄せ、舌で舐めた。

 ペットとしての、最初の挨拶。温かい舌が俺の手のひらを這い、唾液が肌に残る。犬が飼い主を舐めるように、彼女は俺の手を舐め続けた。

 

「んっ……」

 

 声が漏れる。言葉ではない。ただの声。彼女は舌で、俺への感謝を伝えている。

 

「いい子だ」

 

 俺が頭を撫でると、Misakiは目を細めた。本当に嬉しそうに。犬のように——いや、猫のように、俺の手に顔を擦り付けてくる。

 首輪のリングが、照明を反射して光った。

 

 ◆◆◆

 

 俺はソファに座った。Misakiは床に座り、俺の足元で見上げている。パーカーとホットパンツ姿、首には黒い首輪。まるで本当のペットのように、俺を見つめている。

 

「来い」

 

 俺が言うと、Misakiは四つん這いで近づいてきた。手と膝を使って、這うように。首輪のリングが揺れる。

 俺の膝の前で止まり、舌を出して待っている。言葉は使えない。だから、舌で「何をすればいい?」と聞いている。

 俺は自分の唇を指差した。

 

「舐めろ」

 

 Misakiが身体を起こし、俺の顔に近づいた。膝の上に手をつき、顔を寄せてくる。そして、舌を出し、俺の唇をゆっくりと舐めた。

 温かい舌が、俺の下唇をなぞる。上唇も。丁寧に、ゆっくりと。唾液が残り、ぬるりと光る。彼女は言葉の代わりに、舌で俺に挨拶している。

 俺が口を開くと、Misakiの舌が侵入してきた。十日ぶりの直接の接触。彼女の舌は柔らかく、甘い味がする。俺はその舌を口の中に引き込み、吸い上げた。

 

「んんっ……!」

 

 声が漏れた。言葉ではない——純粋な快感の声。Misakiの身体が震え、俺にしがみついてくる。

 俺は舌を吸い続けた。ちゅう、ちゅう、と音がする。彼女の唾液が俺の口の中に流れ込み、俺の唾液と混ざり合う。十日間、画面越しにしか舌を見せられなかった彼女が、今、直接俺の舌を味わっている。

 Misakiの目から涙が溢れた。快感と、安堵と、幸福の涙。彼女は泣きながら、俺に舌を吸わせ続けた。

 

 ◆◆◆

 

 俺はMisakiの服を脱がせた。

 まず、パーカーのジッパーに手をかけた。ゆっくりと下ろしていく。中から、白いブラジャーが覗いた。レースの布地に、Fカップの胸が押し込められている。

 Misakiは舌を出したまま、俺を見ている。言葉は使えない。でも、その目が「見て」と言っている。

 俺はパーカーを肩から滑らせた。彼女の白い肌が露わになっていく。ブラジャーの肩紐が、華奢な肩にかかっている。首には黒い首輪。そのコントラストが、妙に扇情的だった。

 

「ブラも脱がす」

 

 Misakiは舌を出してうなずいた。俺はブラジャーのホックに手を伸ばし、外した。するりと落ちて、豊満な胸が露わになった。

 白い肌、ピンク色の乳首。形が良く、重力に逆らって上を向いている。十日間、画面越しに見ていた胸が、目の前にある。

 

「きれいだ」

 

 俺が言うと、Misakiは恥ずかしそうに目を伏せた。でも、舌は出したまま。隠そうともしない。

 次はホットパンツ。ボタンを外し、ジッパーを下ろす。ゆっくりと引き下げると、白いショーツが現れた。レースで、半透明。その奥に、彼女の秘部がうっすら透けて見える。

 

「これも」

 

 俺がショーツの縁に指をかけると、Misakiの身体が震えた。でも、逃げようとはしない。舌を出したまま、俺を見つめている。

 俺はショーツを引き下げた。彼女の秘部が露わになった。きれいに処理されていて、すでに濡れて光っている。

 

「もう濡れてる」

 

 俺が指摘すると、Misakiは顔を赤くした。でも、言葉は使えない。代わりに、舌をさらに出して、恥ずかしさを表現している。

 今、彼女は首輪だけを身につけている。裸に首輪——俺だけのペット。

 

「ベッドに行け」

 

 俺が命じると、Misakiは四つん這いでベッドに向かった。裸の身体が揺れる。尻が左右に振れ、首輪のリングが音を立てる。

 彼女はベッドに上がり、仰向けになった。脚を少し開き、俺を待っている。舌を出したまま。

 

 ◆◆◆

 

 俺も服を脱ぎ、ベッドに上がった。Misakiの上に覆いかぶさる。

 彼女の裸体が、俺の下にある。白い肌、豊満な胸、くびれたウエスト、開かれた脚。首には黒い首輪。俺だけのペット。

 

「舌を出せ」

 

 Misakiが舌を出した。ピンク色の舌が、唇の間から伸びる。俺はその舌を口に含み、吸い上げた。

 

「んんっ……!」

 

 彼女の身体がびくりと跳ねた。十日ぶりの直接の舌責め。俺は容赦なく吸い続けた。

 Misakiの舌は柔らかく、唾液でぬるぬるになっている。俺は舌を吸いながら、彼女の胸を揉んだ。柔らかい肉が、俺の手の中で形を変える。乳首を指で挟むと、彼女の身体がさらに震えた。

 

「んっ……んーっ……!」

 

 声が漏れる。言葉ではない——獣のような、純粋な快感の声。

 俺は舌を吸いながら、彼女の秘部に手を伸ばした。すでにとろとろに濡れている。指を滑らせると、Misakiの腰が跳ねた。

 

「んあっ……!」

 

 俺は指を中に入れた。熱い。柔らかい。指を動かすと、彼女の中がぎゅっと締まる。

 

「んっ……んっ……んーっ……!」

 

 舌を吸われながら、指で弄られて——Misakiは俺に翻弄されている。言葉は使えない。ただ、声と身体で反応するしかない。

 やがて、彼女の身体が震え始めた。絶頂が近い。

 俺は指を抜いた。彼女の目が見開かれる——「なんで止めるの」と訴えている。でも、言葉は使えない。

 俺は自分のものを彼女の入り口に当てた。

 

「入れる」

 

 Misakiは舌を出して、深くうなずいた。

 ゆっくりと挿入した。

 

「んあっ……!」

 

 彼女の中は熱く、柔らかく、ぬるぬるに濡れていた。十日間、俺を求め続けた身体が、俺を包み込む。奥まで入れると、Misakiの身体がびくりと跳ねた。

 俺は腰を動かし始めた。ゆっくりと、深く。彼女の中が、俺を締め付けてくる。

 

「んっ……んっ……んーっ……!」

 

 Misakiは声を上げる。言葉ではない。獣のような喘ぎ。首輪が揺れ、リングが音を立てる。

 俺は舌を吸いながら、腰を速めた。彼女の胸が揺れ、身体が跳ねる。ベッドがきしむ音が、部屋に響く。

 

「んっ……んんっ……!」

 

 彼女の中が、俺を締め付けてくる。熱い。きつい。奥で何かが脈打っている。俺のものが、彼女の一番奥を突くたびに、Misakiの身体が跳ねる。

 

「んあっ……! んあっ……!」

 

 声が大きくなる。俺は彼女の首輪のリングを掴んだ。引き寄せながら、奥を突く。

 

「んんっ……!」

 

 Misakiの目が見開かれた。首輪を引かれる感覚と、奥を突かれる感覚。彼女の身体が震え、絶頂に近づいていく。

 俺は彼女の耳元で囁いた。

 

「今日は、中に出す」

 

 Misakiの目がさらに見開かれた。一瞬の躊躇——でも、彼女は舌を出して、深くうなずいた。

 言葉で答えられないから、舌で答える。それが、彼女のイエスだった。

 俺は腰を速めた。首輪を引きながら、奥を突き続ける。Misakiの声がどんどん大きくなっていく。

 

「んっ……んっ……んんっ……!」

 

 Misakiの声が高くなっていく。首輪を引きながら、俺は奥を突き続けた。彼女の中が、俺を締め付けてくる。熱い。きつい。

 

「んあっ……! んあっ……!」

 

 舌を吸われながら、首輪を引かれながら、彼女は喘いでいる。言葉は使えない——俺が禁じたから。ただ、獣のような声だけが喉から漏れている。

 その姿を見て、俺の興奮は最高潮に達していた。

 首輪をつけた裸の女が、俺の下で喘いでいる。8.5万人のフォロワーを持っていたインフルエンサーが、今は俺のペット。言葉も使えず、舌でしか表現できない。俺だけのものになった女。

 

「んんっ……!」

 

 彼女の中が、さらに締まった。絶頂が近い。俺も、もう限界だった。

 

「今日は、中に出す」

 

 俺が囁くと、Misakiの目が見開かれた。一瞬の躊躇——でも、彼女は舌を出して、深くうなずいた。言葉ではなく、舌で答える。それが、彼女のイエス。

 俺は腰を速めた。首輪のリングを掴み、引き寄せながら。彼女の身体が俺に近づく。奥が、もっと深く突ける。

 

「んっ……んっ……んんっ……!」

 

 Misakiの声がどんどん大きくなる。彼女の中が、俺を締め付ける。熱い。きつい。もう限界だ。

 

「んん──ーっっ!!」

 

 Misakiが絶頂した。舌を吸われたまま、首輪を引かれたまま、全身を痙攣させる。

 その瞬間——彼女の中が、信じられないほど締まった。

 

「っ……!」

 

 俺は声を失った。膣壁が俺を包み込み、搾り取るように蠢いている。今まで感じたことのない快感。彼女の絶頂が、俺を巻き込んでいく。

 腰が勝手に動く。止められない。背筋を這い上がる快感が、脳を焼き尽くしていく。

 俺は彼女の奥を突き上げ——

 全身に電流が走った。

 どくん。

 俺の精液が、彼女の一番奥に放出された。

 どくん。どくん。どくん。

 止まらない。彼女の中が、俺を搾り取り続けている。絶頂の痙攣が、俺の射精を長引かせる。熱い精液が、彼女の子宮に流れ込んでいく。

 

「あっ……出てる……!」

 

 Misakiが叫んだ。言葉禁止を破って——でも、それほど気持ちいいのだろう。

 

「熱い……中……いっぱい……!」

 

 彼女の目から涙が溢れている。快感で。俺の精液を受け入れる喜びで。

 俺は腰を押し付けたまま、最後の一滴まで彼女の中に注ぎ込んだ。どくん、どくん、と脈打つように。彼女の中が、それを全部受け止めている。

 

「先生……の……中に……いっぱい……」

 

 Misakiが幸せそうに囁いた。首輪をつけたまま、俺の精液で満たされて。

 俺は彼女を見下ろした。8.5万人のフォロワーを持っていたインフルエンサー。今は、俺だけのペット。首輪をつけて、俺の精液を中に入れられて、幸せそうに笑っている。

 この子は、完全に俺のものになった。

 

「……いい子だ」

 

 俺が頭を撫でると、Misakiは目を細めた。言葉禁止を破ったのに、俺が怒らなかったことに安堵しているのか。それとも、俺の精液を中に出されたことに満足しているのか。

 たぶん、両方だ。

 俺は彼女の中に入れたまま、額を合わせた。二人とも息が荒い。首輪のリングが、俺たちの汗で濡れて光っている。

 

 ◆◆◆

 

 俺たちは抱き合ったまま、荒い息を整えていた。Misakiは俺の胸に顔を埋め、小さく震えている。首輪がまだ、彼女の首に巻かれている。

 

「……言葉、話していいよ」

 

 俺がそう言うと、Misakiはしばらく黙っていた。言葉を禁じられていた時間は短かったが、彼女は言葉を取り戻すのに時間がかかっているようだった。

 

「……ありがとう」

 

 かすれた声。最初の言葉。

 

「先生の……ペットに……してくれて……」

 

 Misakiは俺を見上げた。涙と涎で濡れた顔。でも、その目は幸せに輝いている。

 

「十日間……ずっと待ってた……先生の舌……先生のあそこ……ずっと欲しかった……」

 

 彼女は俺の胸に顔を埋めた。

 

「自分で触っても……全然足りなかった……先生じゃないと……ダメなの……」

 

 声が震えている。

 

「セフレとか……もういい……私……先生専用になりたい……」

 

 俺は彼女の髪を撫でた。

 

「……分かった」

 

 Misakiは顔を上げ、俺を見た。

 

「マジ……?」

「マジ」

 

 彼女の目から、また涙が溢れた。今度は——純粋な喜びの涙。

 

「嬉しい……」

 

 Misakiは俺に抱きついた。首輪が揺れる。

 

「先生のペット……先生専用……私、先生だけのものになる……」

 

 

 

 

 

【6】社会にさよなら

 翌朝、俺たちはMisakiのベッドで目を覚ました。

 彼女は俺の腕の中で眠っていた。裸で、首輪だけをつけて。日差しが窓から差し込み、彼女の白い肌を照らしている。

 

「……ん」

 

 Misakiが目を開けた。俺を見て、嬉しそうに微笑む。

 

「おはよ……先生」

「おはよ」

 

 彼女は俺の胸に顔を擦り付けた。まるで猫のように。

 

「昨日の……夢じゃないよね……?」

「夢じゃない」

 

 俺は彼女の首輪に触れた。革の感触が指に伝わる。

 

「これ、つけてる」

 

 Misakiは嬉しそうに目を細めた。

 

「うん……先生のペット……」

 

 しばらく抱き合っていると、Misakiが何かを思い出したように身体を起こした。

 

「あ、先生……ちょっと待って」

 

 彼女は裸のまま、ベッドサイドのスマホを手に取った。画面を操作している。

 

「何してる?」

 

 俺が聞くと、Misakiは画面を見せた。インスタグラムのアカウント削除画面。

 

「消す」

 

 俺は彼女を見た。

 

「……本当にいいのか? 8万人——」

「8.5万」

 

 Misakiは訂正した。そして、俺を真っすぐ見つめた。

 

「いらない」

 

 彼女の声は、迷いがなかった。

 

「私、ずっと嘘ついてた。インスタの私は、全部作り物。完璧な写真、完璧なコメント、完璧な笑顔——全部偽物」

 

 Misakiは俺の手を取った。

 

「先生が見せてくれたの。本当の私。舌を吸われただけでイっちゃう、淫らな私。言葉を禁じられて、舌でしか表現できなくなる、動物みたいな私」

 

 彼女は微笑んだ。

 

「それが、本当の私。ソーシャルなんか捨てて、動物になりきった私。先生だけが、それを受け入れてくれた」

 

 俺は黙って聞いていた。

 

「だから、もういらない。8.5万人の嘘より、先生一人の本当を選ぶ」

 

 Misakiは削除ボタンに指を乗せた。

 

「先生には、舌で伝えればいいから」

 

 そう言って、彼女はボタンを押した。

 

「アカウントを削除しますか?」の確認画面が出る。Misakiは迷わず「削除」をタップした。

 8.5万人のフォロワー——その数字が、ゼロになった。

 

「……消した」

 

 Misakiはスマホを置いて、俺を見た。裸に首輪。でも、彼女の顔は晴れやかだった。

 

「これで、私は先生だけのもの」

 

 

 ◆◆◆

 

 昼過ぎ、俺たちはシャワーを浴びて、リビングでくつろいでいた。Misakiは俺のTシャツを借りて着ている。大きすぎて、太ももが見えるくらい短い。首には、まだ首輪。

 

「ねぇ、先生」

 

 彼女が俺に寄り添ってきた。

 

「この首輪……ずっとつけてていい?」

「外ではバレるだろ」

「チョーカーみたいにすれば大丈夫」

 

 彼女は首輪に触れた。

 

「黒い革のチョーカー、流行ってるし。誰も気づかないよ」

 

 俺は彼女を見た。琥珀色の瞳が、俺を見つめている。

 

「……いいよ」

 

 Misakiは嬉しそうに笑った。

 

「やった♡」

 

 彼女は俺に抱きついた。Tシャツがずれて、胸が見えそうになる。

 

「私、先生専用。もう、誰にも見せない」

 

 俺を見上げる琥珀色の瞳。

 

「この身体も、この舌も、全部……先生のもの」

 

 そう言って、彼女は舌を出した。ピンク色の舌が、唇の間から覗く。

 俺はその舌を吸った。

 

「んっ……♡」

 

 甘い声が漏れる。俺たちは舌を絡め合い、唾液を交換した。

 これが、二人の契約のキス。

 

 ◆◆◆

 

 数週間後——

 俺の狭い六畳一間のアパートに、Misakiの私物が増えていた。化粧品、服、彼女の匂いがする枕。二人で暮らすには狭すぎる。でも、彼女は文句を言わなかった。

 

「先生の部屋、狭いけど……好き」

 

 Misakiは俺の隣に座り、首元のチョーカー——首輪を隠したもの——に触れた。

 

「先生の匂いがするから」

 

 彼女は俺に寄り添い、腕に絡みついてきた。Tシャツとショートパンツという部屋着姿。すっぴんで、髪は適当に結んでいる。インスタに載せていた完璧な姿とは違う、ありのままの彼女。

 

「ねぇ、先生……」

「ん?」

 

 Misakiが舌を出した。言葉ではなく、舌で——「したい」の合図。

 俺は笑った。

 

「分かった」

 

 俺たちはキスをした。舌が絡み合い、唾液が混ざる。

 

「んっ……♡」

 

 かつて8.5万人に言葉を発信していた女が、今は一人の男に舌で愛を伝えている。完璧なインスタ写真より、俺の狭い部屋でのキスを選んだ。

 

「先生……」

 

 キスの合間に、Misakiが囁いた。

 

「私、先生のペットで……先生専用で……ずっと、一緒にいる」

 

 俺は彼女を抱きしめた。

 

「……ああ」

 

 窓の外では、夕日が沈んでいく。狭い部屋に、オレンジ色の光が差し込んでいる。

 俺の腕の中で、Misakiは幸せそうに笑っていた。

 

 ◆◆◆

 

 その夜、俺が眠りにつこうとした時、タヌキの声が聞こえた。

 

『……任務完了です』

 

 俺は心の中で問いかけた。行くのか? 

 

『はい。タヌキの役目は終わりました』

 

 タヌキは少し寂しそうに言った。

 

『タヌキって、化かす動物だと思われてますけど……本当は逆なんです。人間の嘘を暴いて、真実を見せる。それがタヌキの仕事』

 

 俺は黙って聞いていた。

 

『彼女も、ずっと嘘をついてました。インスタの完璧な笑顔。でも、本当の彼女は……もっと動物みたいに、素直で、貪欲で、淫らだった』

 

 タヌキは続けた。

 

『あなたは、その真実を受け入れた。彼女をペットにして、言葉を奪って、獣にした。でも、それが……彼女の本当の幸せだったんです』

 

 俺は隣で眠るMisakiを見た。首元のチョーカー——首輪——が、月明かりを反射して光っている。

 

『ソーシャルなんか捨てて、動物になりきる。そうすれば、本当の幸せが見つかる。……タヌキは、そう信じてます』

 

 タヌキの声が、少し遠くなった。

 

『二人とも幸せそうなので……タヌキも満足です。では……さようなら』

 

 俺は心の中で言った。ありがとう。

 

『いえいえ。タヌキは、恩返しをしただけです。……お幸せに』

 

 そして、タヌキの気配は消えた。

 俺はMisakiを抱き寄せた。彼女は眠ったまま、俺の胸に顔を埋めてくる。温かい。柔らかい。

 窓の外には、星が瞬いていた。

 

 

 

 

【エピローグ】半年後

 俺とMisakiは、まだ六畳一間のアパートで暮らしていた。狭いけど、彼女は文句を言わない。

 彼女はもう、インフルエンサーではない。SNSアカウントは全て削除し、フォロワーはゼロになった。でも、彼女は何も後悔していなかった。

 

「先生がいれば、それでいい」

 

 Misakiは毎日そう言う。首元には、チョーカーに見せかけた首輪。外では誰も気づかない。でも、俺だけは知っている。

 彼女は専門学校を卒業し、普通の会社に就職した。インフルエンサーの経験を活かして、SNSマーケティングの仕事をしている。もう、自分は発信しない。裏方に回った。

 俺の仕事は相変わらず非常勤講師だ。月給15万円、将来の保証はない。でも、最近、正規採用の話が来ている。Misakiが「先生、頑張って」と応援してくれる。

 夜になると、俺たちは舌を絡め合う。言葉より、舌で伝え合う。

 

「先生……」

 

 Misakiが舌を出す。俺はそれを吸う。

 

「んっ……♡」

 

 かつて8.5万人に言葉を届けていた女が、今は一人の男に舌で愛を伝える。

 それが、彼女の選んだ幸せだった。

 俺専用のインフルエンサー——いや、元インフルエンサー。今は、ただ俺だけのペット。

 そして俺は、彼女だけの先生。

【完】




ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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書きためは以上です。しばらく投稿はお休みしますが、ネタはまだまだあります!
また投稿したら読んでくれると嬉しいです。m(__)m

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社内一の美女・沙織さん(27)。Hカップの爆乳に完璧なくびれ、イケメン先輩も課長も全員振る。そんな彼女が、なぜか平凡な新人の俺だけを選んだ。▼【挿絵表示】▼「田中君のおちんちん、欲しい」▼残業後の会議室で、俺は毎晩彼女を犯す。最初は下手だった俺が、次第に彼女を狂わせていく。▼「もうダメ、田中君じゃないとイケない」▼舌を出し、よだれを垂らし、雌犬のように吠える…


総合評価:613/評価:8.75/完結:7話/更新日時:2025年11月21日(金) 21:15 小説情報

【R18】僕の周りにはいつも綺麗な女の人がいる(作者:チャンドラ=グプタ)(オリジナル現代/恋愛)

 僕の名前は佐藤健太(さとうけんた)。中学一年生です。▼ 僕には高校生のお姉さんがいて、よく友達を連れて家にやって来ます。▼ お姉さんの友達は綺麗な人ばっかりで、よく僕にエッチな悪戯をしてきます。▼ 今日は一体、どんな悪戯をされるのか......不安半分、期待半分です。


総合評価:189/評価:-.--/完結:25話/更新日時:2025年12月24日(水) 23:58 小説情報

【R18】レズ彼女の差し出しハーレム~実は女もイケたうちのちびっ子彼女が、可愛い後輩を俺の絶倫チ〇ポ専用オ×ホに迎え入れろってさ~(作者:かくろう)(オリジナル現代/ノンジャンル)

付き合って2年の彼女・秦野梨花は、童顔で140cmの低身長ちっぱい美少女。▼俺・関本幸太(身長190cm、性欲強めの絶倫男)は、そんな梨花を溺愛中。▼でも梨花の体じゃ俺の最低5回射精欲を満たせない……そんな悩みを抱えていたある日、梨花が衝撃の告白。▼「ウチね、レズだったんだよね。……正確にはバイ」▼さらに続くのは、小学校からの後輩・千歳柚葉(155cm、清楚…


総合評価:291/評価:-.--/完結:22話/更新日時:2026年01月25日(日) 19:38 小説情報

【R18】常識と認識操作のスキルで完璧な(性)犯罪者になった俺~このスキルで女達にやりたい放題する~(作者:nene2012)(オリジナル現代/ノンジャンル)

朝、出勤すると会社が倒産した貼り紙を目にして気落ちして夜にはヤケ酒をあおって酔いつぶれてしまう主人公、井沢一輝。酔いを醒ます為に立ち寄った公園のベンチに座っていると怪し気な老人が近付いてきて主人公に力が欲しいかと問う。▼アルコールにより理性が低下していた事と酒の勢いで欲しいと老人に返答する。老人が主人公の手を握ると全身に何かが駆け巡る感覚になっていく。▼再び…


総合評価:627/評価:7.2/完結:65話/更新日時:2026年02月05日(木) 20:28 小説情報

【R18】 オナニー動画上げたら、学園のビッチ達にデカチンポがバレてしまった!(作者:音有五角)(オリジナル現代/コメディ)

 R18作品などの創作活動により、一躍クリエイターとなった少年、佐川 蓮。彼は創作で得た収入を元に、現役の高校生ながらも、一人暮らしを始めた。▼ 抱く野望は、童貞の卒業。▼ つまり、女の子を部屋に呼び、ヤリまくることだ。▼ 幸い彼のチンポはデカく、立派なモノであった。▼ そんなある日。好奇心半分、下心半分でエロサイトにアップした自分のオナニー動画が、クラスメ…


総合評価:1085/評価:8.25/完結:26話/更新日時:2026年04月08日(水) 10:47 小説情報


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