切り光薄い本いろいろ 作:風剣
全力で脳を壊しにいきました
除夜の鐘ごときで煩悩祓える読者なんてこの作品読んでるやつには絶対いないので更新
もうそろそろ今日のシフトも引き上げ時だった。
時計の方を意識しながら、陳列棚に並ぶ商品の補充をしていた俺は出入り口の自動ドアが開く音にそそくさとレジの方へ向かう。
欲しいカードがやたら高いものだから始めたバイト。終われば友だちと遊んだり寄り道して漫画やカードを覗いたりして帰りが遅くなったのもあって家族には心配されたりもしたが、この頃街全体で急速に治安が悪化していっているなかでもこの辺りはといえば平和そのものだった。
まあごくごく普通のドラッグストアにあくどい連中が目をつけたところで何を盗れるというのだという話だが。
「いらっしゃいませー」
要領さえ覚えればそれなりに楽なバイトだ。近所のスーパーに客が集まるからそこまで忙しくなることもない、退屈しながら単純な仕事をこなしていれば給金を稼げる。
ちらりと、生理用品のあたりのコーナーに向かっていった人影を目線で追う。店に入ってきた瞬間は見てなかったが、視界の端に映ったその少女の髪色は特徴的だった。
腰まで伸びた綺麗な銀髪。隣のクラスの、男子人気随一の美少女によく似た色合い――。
(ドロシーさん茂札のやつと付き合ったんだよなあ、なんて羨ましい……。あのおっぱい毎日好き放題してんだろうなぁアイツ……)
校内のあらゆる男から羨望やら妬み嫉みやら畏怖やらを向けられているといっても過言ではないクラスメイトのことを思い出しながら、レジの方までやってきた少女の顔を確認し──限界まで目をかっ開く。
「──」
「あ、あの……これを、お願いします……」
(ドロシーさん……⁉︎⁉︎)
頬を朱色に染めて俯く少女の雰囲気は明らかに普段と違っていたが、その端麗に整った容貌は見違える筈もない。白銀の髪、宝石みたいな碧眼、ゆったりとした上着のうえからでも見て取れる大ボリュームおっぱいは間違いなく天儀ドロシーだった。
これといった交友のあるわけでもない別クラスの異性の顔などわからないのだろう、突然ぎょっとして固まった俺にも気付かずに彼女はそのまま籠のなかに入った商品をレジに乗せる。
そういやドロシーさんの家この辺だったかもなと思いながら、半ば反射的な動きで商品を手に取った俺はソレを見て石のように固まってしまった。
「……」
「……」
「ぁ、あー」
「……?」
「……れ。……0.01ミリぃ……。
「!?!? ……………………は、はぃ」
まさか確認されるとは思わなかったのか、顔を真っ赤にしながら蚊の鳴くような声で返答するドロシーさん。その様子をじっくり観察したいのは山々だったが、俺はといえば動揺を押し殺してなんとか震える手で会計を進めるので精いっぱい。
「袋を、おつけいたしますね」
「あ、ありがとうございます……」
なんのために? ――そりゃセックスだろ。
誰と? ――そういや最近付き合いだした男がいたな?
現金を受け取りながら、頭のなかはその用途を想像し白熱する。
そういえば、あの2人の交際に関してはいろいろと噂があったような。
Life部にドロシーさんが入って間もない頃、茂札のやつが先輩面してあれそれ教えてる内に誑かしてたんだーとか。
王女様が自分で追い出した相手と付き合うわけない、きっとあの男に騙されているんだーとか。
アプローチをしかけていたのはいつもドロシーさんからだったという目撃情報や関係者の証言と併せて、Life部に呼び出しての連続ファイトで茂札をボッコボコに〆た王女様が欲しい男をモノにした――。なんて話が今のところ一番有力だったか。
それらの情報と、今しがた浮足立った感じでドロシーさんのお買い上げしていった箱詰めの避妊具を踏まえると――。
「……搾られるのか、茂札のやつ……」
ドロシーさんは物凄いお淑やかな印象だったが、人は見かけに寄らないということか。校内の男の憧れを一身に集める美少女が結構がっつくタイプだったのに衝撃を受けていた俺は、そこらのラブホでミイラになって発見されるクラスメイトの姿をなんとなく想像してその健闘を祈る。
がんばれ。安らかに眠れ茂札。
いや待てあのおっぱいと尻を味わえて死ねるならまあまあ本望じゃないか? クソが爆発しろ!!
「うう、緊張した……」
『言ったでしょー、貴女くらいの年頃ならヤンチャな子は結構買うから気にしないでいいって。まあでもさっきの子の反応は多分――、あっ忘れてた! アナコンダも補充しないと』
「蛇?」
『そういう栄養剤。あっちこっち渡り歩いてる間に持ち主のひとたちに協力してもらっていろいろ試してたけど市販のだとアレが一番効きイイんだよねー。あの筋肉も結構なモノ持ってたけど……もぉーっとすごいノになっちゃうんじゃなぁい?』
「……は、挿いるかな。そんなの……」
『あ、想像してる。ふふっ、随分まじまじ見てたのね? カタチまでしーっかり覚えちゃってえ、いやらしぃんだから……♡』
「えっ、ちっ、違っ。――ミリガンっ!!」
『きゃー♪』
※※※
その日は、なんとなく落ち着かなかった。
『日曜日まで、家にいるのは私だけなんです』
『その、最近物騒ですし。ひとりでいるのは、何かと不安で……。普夫さんさえ良かったら、その。私の家に泊まりに来てくれませんか……?』
いや……。原因ははっきりしていたか。
頬を赤くしながらそう申し出て自分を誘ってくれた銀髪の少女の顔を思い出す。
『あっあっ、あっ──♡ んうっ、んんっ。普夫、さ──』
むらっと湧きあがる煩悩を振り払う。
……えっちなの、よくない。いや個人的には大好きだが。かなり直球で誘われている節はあるとはいえ、こちらの期待を押し付けすぎるのは断じて健全な交際とはいえないだろう。脳裏に焼きついている恋人の艶姿をなんとか消し去りながら、普段より早めにバイトをあがった普夫は待ち合わせ場所の公園に向かう。
はあと息を吐きだせば漏れ出る白い呼気。冬も近づきじわじわと強まりだしてきた寒気を身で噛みしめながら歩く普夫は日も沈み急速に暗くなっていく空模様を眺める。
思い返すのは、あのハロウィン以降恋人が管理することとなったカード……それに憑いた精霊の顔。
『日曜までひとり? ……ご両親は旅行に?』
『はい。新聞の懸賞で温泉旅行のペアチケットが当たって。お父さんのお仕事もひと段落したからって、旅行に行って骨を休めようって……。ドアも、誘われましたけれど、その……混ざるのも、悪いですし……』
『……そっか』
旅行。それはいい。めでたいことだ。
夫婦水入らずで慰安旅行というのなら、ドロシーが遠慮する気持ちもわかる。その間一緒に居て欲しいと請われたのは懸念こそあれど無碍にするつもりはなかった。
だが──。今この街は、本当に物騒なのだ。
その大半はレガシーの保有者たちを襲っては返り討ちに遭い始末されているとはいえ、それでもまだ街には邪精霊とその傀儡の少女によってばらまかれた闇カードが少なくない数流通している。ご丁寧に精神汚染まで備え付けだ、メガバベルの倒壊事件以降頻出した闇ファイターたちによって街の治安は一気に悪化しているのが現状だった。
そんな状況で。娘をひとり置いて、普通旅行に行ったりなんかするか──?
「……」
犯人の心当たりはある。寧ろそいつしかいなかった。
とはいえ、確証もない内から糾弾をするつもりも彼にはない。確証のない内は、だが。
だが。もしミリガンがドロシーの手を離れ彼女の家族にまで自身の享楽のために干渉をしたのだとしたら──普夫にも考えがあった。
やり方はサレンに教わった。
問題は、自分の所業を正直に打ち明ける気などさらさらないだろう精霊からどう言質を引きずり出すかだが。どうしたものかと頭を悩ませながら青年が待ち合わせ場所に向かう間もどんどん辺りは暗くなっていく。
Meekingにまで押しかけたりバイトから校舎までとんぼ返りさせるのを疎んだドロシーの希望で待ち合わせを選んだが、こうも早く日が暮れるとなればやはり屋内で合流した方がよかったかもしれない。だんだんと人の気配の少なくなってくる街路を歩き――、いや。これは……?
不自然に人通りのなくなっている通りに抱く違和感。目を細めた青年は即座に駆け出し公園へと駆け込む。
ドーム状の漆黒が、公園の一角を囲っていた。
中に誰がいるか。考えるまでもない。
「――」
闇のカード、それによって展開された領域の前に辿り着いた普夫の顔からあらゆる感情が抜け落ちる。代わりに装填されるのは怒りと殺意――。『壊す』という一心で拳を握り固めた青年は、すぐさま闇を破壊しようとして。
声が聞こえた。
「瞬間魔法《沈黙》をプレイ。通りますか?」
「くそっ、くそっ、くそがぁっ。なんなんだよさっきからっ! 共鳴を奪ったのに、くそ、なんでデッキが動いて――」
「何もないようでしたら、貴方はこのターン中カードを手札からプレイ出来ません。《律たるもの天界龍・エンジェルハウンド》で攻撃。通りますか? ――通るようでしたら、これで止めです」
「この、アマぁ……っ!! や、やめっ、うわぁあああああああああああああああ!!」
漆黒の領域がびきびきと音を立てて罅割れていくのに無言で距離を取る。その直後だった。
割れて、溢れて、破られる。
神々しい輝ける光。闇を引き裂いた閃光が、莫大な熱量を伴って内側から障壁を貫いた。
「――ぁ」
闇の領域が霧散して消えていくなか、現われたのは銀髪の少女。仰向けに転がって失神している闇ファイターに止めを刺した天輪を浮かべる白龍……。天界龍を従え領域を破った少女は、直前まで自分の頭のあったところを通り過ぎていったエンジェルハウンドビームを見送っていた普夫に気付くとぱあっとその顔を明るくする。
すぐさま自身のレガシーを引っ込めて駆け寄ったドロシーはぎゅうと青年に抱きついた。
「普夫さんっ。ごめんなさい、闇のファイターに突然襲われて、ちょっと詰めるのに時間をかけてしまって……。行きましょうっ。案内しま──」
「まずはコイツ警察に突き出して来ようか。な?」
顔を赤らめて一気に浮き足だった様子になる少女を宥めながら、普夫は徹底的に封殺されて敗れたのだろう悪漢を一瞥する。
──ひとりだと物騒とは言ったけど本当に襲ってくるやつがあるかよ……。
闇ファイターはどこからでも湧いてくるもの。そんなわけあってたまるかと言いたいところだったが、1話につきひとり出ますと言わんばかりのペースで現れるカスどもの存在は如何ともし難かった。頭が痛そうに眉間に皺を寄せる普夫は心なし
結局、ドロシーの家に2人がついたのは深夜になってからだった。
「……ごめんなさい。夕飯までご馳走になっちゃって……。あの、代金の方は」
「いや、あのくらいなら全然出すさ。臨時収入もそうだけど、Meekingでのアルバイトでそれなりの贅沢ができるくらいには余裕もあるし。それをいうならこっちなんて闇のファイターを倒した手柄までもらっちゃって申し訳ないくらいなんだよね、本当によかったの?」
「はい。ごめんなさい、ドアも警察のひとから言われるまであのひとが懸賞金をかけられていたなんて知らなくって……。いきなり70万円も振り込まれちゃったらお父さんもお母さんもびっくりすると思うので。こちらこそ、引き受けていただいてありがとうございます……」
(……まあ、確かに大金だとは思うけど……、賞金首っていったら大抵そんなもんだよな。『教授』何やったんだ……?)
申し訳なさそうにさえするドロシーにひらひらと片手を振ってそんなやりとりをする青年に浮かんだのは、いつぞや叩き潰した1億の首の顔。エニグマの初見殺しで磨り潰して終わったから最初はそこまで印象に残るほどでもなかったんだけど世界最強水準の店長も倒してたくらいだし相当大暴れしてたんだろうかと想像していた普夫は、立ち止まった銀髪の少女の告げた「ここです」の一言に現実逃避を中断させられる。
ドロシーの誘導によってごりごりの高級住宅街に来たときから感じていた嫌な予感。まさかなと感じながらも確かめることのできなかったそれが無情な現実によって氷解するのを感じながら、冷や汗を流す青年は眼前の屋敷を見上げる。
「お嬢様だ……」
「や、やめてください……。そんな、立派なものでも……」
恥ずかし気に赤くなってはふるふると首を振る少女によって開かれた鍵。真っ白な玄関に足跡がついたりしないか戦々恐々としたり、ところどころに設置されている調度品から溢れる高級感に慄きながら階段をあがった普夫は恋人の案内のもと少女の自室に連れられる。
異性の私室に連れられるシチュエーションに対する高揚よりも自分が立ち入っていいのかという不安感の方が強かった。恐る恐ると部屋のなかに足を踏み入れた青年は、その内装を見ると思わず思考も忘れ呟きを漏らした。
「お、お嬢様だ……」
「そんなにですか……?」
「いや、だって……。よっぽどなホテルでも見ないだろ、こんなベッド……」
クイーンサイズというのはこういうのを言うのだろうか。ボリュームたっぷりの広々とした寝台と豪奢な装飾の特徴的なベッドはあまりにも華やかだった。
自身の常識から遠く離れた異空間に圧倒され天を仰がんばかりになって動揺を露わとしている彼に思わずくすくすと笑った少女。普夫と荷物を置いて、大丈夫ですよと宥めながらベッドのうえに腰を降ろした少女は淡く微笑み──その表情が、僅かに強張る。
「あれ……?」
「ドア?」
立てない。
身体から力が抜ける。なんとかベッドに寝そべるのは避け、上体だけは起こして、それで限界だった。
なんで、どうして? 混乱に陥りながら、原因を探ろうとして──ついさっきまで話題に出していた、闇のカード使いとのファイトを思い出す。
攻撃は全て防いだ。相手には満足にクリーチャーを繰り出すことすら許さなかった。共鳴の低下など関係なしに、彼女の積み重ねた研鑽によって構築されたデッキはよく廻って相手を封殺した。
だが……その間もドロシーの
闇のファイト、それによって押し付けられる理不尽の一端。ライフはファイターの生命と連動する。
目に見える負傷のひとつさえもなかった、けれど如実に積み重なったファイトの消耗が家に帰って緊張が解けたことで一気に襲いかかったのか……。糸の切れたようになってへたりこむドロシーに、彼女の身を案じてその顔に憂いを滲ませる青年が手を握る。
少女の脈拍を測り、じいとその瞳と見つめ合って。ひとまず差し迫った容態には至っていないことを確認した普夫は、ほんのりと耳元を熱くさせているドロシーに向かって囁きかける。
「怪我は……ないよな。闇ファイトの時からだな? 痛いとか苦しいっていうところはないか?」
「あ、はいっ。本当に大丈夫です。ただ……ちょっと疲れちゃって……」
「俺も闇ファイトを2戦3戦とこなすのはちょっとしんどいからな。あれ、ライフを引くのだって相当持ってかれるだろ。……ごめんな、疲れてるのにこんな夜分まで」
取り敢えず安静にしてよう。飲み物も取ってくるよ。冷蔵庫開けていい?
甲斐甲斐しく世話を焼こうとする青年に慌てたのはドロシーだ。休息自体は事情聴取を受けていたときや夕食に誘ってもらえたときにもできていた、少し気が抜けてしまっただけで精魂尽き果てているわけでもない──。重たい腰に力をいれ、立ち上がって呼び止めようとした彼女はふらついてしまって体勢を崩す。
「あっ──」
「ドアっ」
咄嗟に手を伸ばした普夫が倒れ込みかけた少女を抱える。
「…………」
「大丈夫か? ……ドア?」
逞しい腕にぎゅうとしがみつく格好で支えられた彼女は、ぱちぱちと瞬きしてはがっちりとした感触を確かめるようににぎにぎと無言で彼の掌に、腕に触れた。
普夫が困惑して眉尻を下げていると、彼を支えにして立ち上がったドロシーはそのまま身を預けるようにしてひっつく。恋人の腕のなか、その温もりと、ごつごつとした感触と、自身に触れる掌の優しい手つきを味わい……普夫を見上げたドロシーは、どこか熱っぽい目で彼を見上げて唇を震わせた。
「――普夫さん」
「一緒に、下に来てくれませんか?」
「……重かったり、してないですか?」
「いいや、全然? 寧ろ凄く運びやすいんだよな。ドアの姿勢がすっごい綺麗だからだと思うんだけどさ」
「ふふっ、良かったです。……これで重いって言われたらちょっと立ち直れなくなっちゃうかもって、自分で聞いておいて思っちゃってました」
「軽いよ、ほんとに。……だけど、どうしてまた?」
言葉通りの軽い足取りで階段を降りながら、普夫はお姫様抱っこの恰好で抱え上げる銀髪の少女に問いかける。
少し会話していたら自分で立ち上がれるくらいにはなっていたものの、まだだるそうにしている彼女を放っておく選択肢はなかった。一緒に来て欲しいというドロシーの要請に彼は二つ返事で引き受けたが、肩を貸す程度を想像していた青年に対して彼女は要求したのはお姫様抱っこだった。
自分でお願いしておいていざされたら真っ赤になったドロシーが口を開きさえしなくなるというアクシデントこそあったものの、一度抱えさえしたなら彼女を運ぶ普夫の動きには一切の澱みもなかった。腕のなかの少女をほとんど揺らさないようにしながら階段を降りる普夫の疑問に、彼の横顔を間近から見上げる銀髪の少女はその胸を高鳴らせながらほんのりと笑って応じた。
「お嬢様、お嬢様だなんて言われてたから、そういう風に甘えてみたくなったんです。……ちょっとだけ、憧れてましたから。迷惑でしたか?」
「まさか。感想は?」
「――また、して欲しいです」
「…………それは、ぜんぜん。言ってくれればいつでも、喜んで」
心底嬉しそうにそう言われてしまうと、なんだか照れ臭くなってしまって目を逸らしてしまった。はにかんで笑いながら身を寄せてくる少女の柔らかな感触を意識しないようにしながら、リビングまでやってきた普夫は両腕に抱えていたドロシーを降ろす。
名残惜し気に自身から離れたドロシーが取りに来たのは、冷蔵庫にあったらしいが。水分補給かなと青年が視線を向けると、彼女はかなり特徴的なラベリングのされた小瓶を開けて中身をごくごくと嚥下していた。
というかいかがわしい広告でよく見る品名だった。
「……ど、ドロシーそれは……?」
「んっ……。栄養剤、です。本当は普夫さんに飲んでもらおうと買い込んでたんですけど……。女の子でも結構効果あるから、これを飲んで元気をつけちゃえってミリガンが呼び掛けてきて……。こういうの初めて飲んだんですけれど、意外と美味しいですね……?」
「へえ……」
栄養剤。栄養剤かあ。ものは言いようだなと、「何度でもたち上がる」と動画サイトや個人ブログを見漁ってる間もでかでかと掲載されてカードの情報を漁る妨害をしてきたブランドを思い浮かべながら普夫は汗を流す。
――そういえばさっき彼女の部屋に来たときも、YESとびっしり書かれたピンク色の枕が目に入ったような。
――あの精霊、何を勝手にあれそれ吹き込んでやがるのだろうか。ただでさえドロシーは純粋な娘なんだぞ!! でたらめな知識を教えられて信じたらどうすんだお前!
「……その、な。ドア」
「気合い、です。…………すっごく楽しみにしていたのに、こんなので1日目を台無しにされたくないので。だから――」
「……それは僕も同意だけれど、ドロシー。ドア。流石に、彼氏としては安静にさせてあげたいというか……。うおっ脱」
「普夫さん」
いつぞやのやりとりと、重なった。
顔は真っ赤で。露出した肩も緊張と羞恥に強張って。
けれどその目は、真っすぐに彼を見つめていて。
空の色の蒼い瞳は、濡れていた。
「ドアは、好きなひとにだけ触れて欲しいです。貴方にだけ、見られていたいです。……好きなひとにだけ、抱かれたいです」
「――」
署で聞かされた、闇ファイトのアンティで白状させた、ドロシーを襲った、懸賞金までかけられていた闇ファイターの前科の数々を思い出す。
ああいう類が目をつけた少女たちにどういう目線を、言葉を、欲望をぶつけるか。普夫は、何度も見た。
ソレが、ドロシーに対して何を言ったか。普夫は掘り起こそうとはしなかった、が――。彼女はずっと、ファイトをしている間も、そして無事に返り討ちにした後ですらも覚えていたし、怯えていたのだろう。
闇ファイトを経て疲労困憊になっていたはずなのに、帰るまで音を上げることのなかった彼女は。休息の機会ができても帰りが遅くなるかもしれないという状況になっても、半ば意地のように、ずっとずっと普夫について離れなかったのだから。
「ドアは、普夫さんの
「ドア」
呼びかけて。唇を塞いで。下着だけの姿になった彼女を引き寄せ、腕に抱き――。
ほんの少し、躊躇した。
恋人の願いに応える。そうしたいのは山々だ。だが――。
既に彼は、ドロシーに魅入られている。夢中になっているといってもいい。そんな状態で、ここまでお膳立ての整った環境で、誘われるがままに彼女を貪りだしたら――仮にその果てに彼女が泣いて拒絶したとしても、己の情欲を止められるかは自信がなかった。
「……普夫さん?」
それでも。
彼女の願いを顧みる。彼女の言葉を噛みしめる。――その想いを受け止めて、どう返すべきかを模索して。
「――ドア」
ひとつだけ、告げることにした。
「2泊3日。君がいてほしいと僕に言った期間だ。……その時間、フルで使う」
「ぇ?」
「
「――」
「……良い、です。普夫さん、なら」
「お願いします。ドアのこと……。めちゃくちゃに、してください……」
11月14日金曜日 午後10時40分
いきりたつ剛直を受け入れたぬめる蜜壺が、シャワーにも負けない淫らな音を鳴らした。
「んっ、うあぁぁっ、ぁぁぁぁあ……っ♡」
浴室で響き渡る甲高い嬌声。全身にシャワーを浴びながら、普夫に貫かれた少女は全身を震わせて己に突き入れられた怒張の存在感に戦慄く。
その痴態を隠すものなど何もなかった。
吸われ、食まれ、弄ばれてつんととがった先端の乳突起を屹立させるバストが抽挿のたびに細い身体とともに揺れて躍動するのも。雄の逸物を咥え込むワレメが、接合部からはしたなく愛蜜を垂れ流しにしてひくひくと痙攣しているのも。交合の悦びに今にも溺れそうになる少女の晒している蕩け切った顔も。
全てが、鏡に写し出されていた。
「あっ、あのっ、あの、普夫っ、さ」
「怪我はないんだな。安心したよ。……ここはどうかな?」
「さっき、さんざん調べてたじゃないですかぁっ。普夫さんの、えっちぃ……ッ」
少女の艶めかしく身を捩る仕草、その程度ですら弾み、揺れる乳房を持ち上げ、撫であげて、揉みしだく。甘い声音をあげて上目遣いで睨む少女にどうしようもなく嗜虐心を刺激されて普夫は口元を弛めた。
背面座位での交わり。肉杭によって腰を固定され、青年の下腹部に押し付けることとなったむっちりと肉付きのいい尻をくねらせる少女を後ろから抱く普夫は鏡から彼女が身を隠そうとするのを許さない。鏡に写る白い女体、鼻先でくねくねと身悶えている華奢な背中……。恋人の姿をくまなく視界に収め、愛撫とともに観察する青年はどうすれば目の前の相手が悦ぶか、どのようにして抱けば彼女のなかに己という男を刻み込むことができるかを思案する。
――まあ、じっくり行こうか。幸いにも備えはあるし。
――そういやなんでゴム箱買いしてんだよドロシー、ちょっとえっちすぎやしないか?
11月15日土曜日 0時00分
「ふぁッ、あぁぁぁあぁ……! あっ、ンぁっ、あっあっ……、ふつお、さん――♡」
「……!! ドア……っ」
情けない話、一晩目の時点で既に限界だった。
頭の奥が熱い。歯止めが利かなくなる。眼前の少女の肢体も、心も、すべてを我が物にしたいという欲求が溢れて止まらない。一度スイッチが入ってしまったら、もうダメだった。
「ゃっ、んぅぅぅ……ッ、あっ、ふぁ~~~~~~~~~~~ッッ♡」
広い寝台のうえ、白銀の髪が振り乱されて少女が身悶える。
すらりと伸びる脚を腕に抱え割り開きながら。無防備に曝け出される格好となった陰唇に肉槍が容赦なく押し入り、貫いていく。たまらずにあがる嬌声。蠕動する膣肉の最奥まで突き上げてきた滾りを受け入れ、絡みついてくる動きに唸り声をあげた普夫は腰を打ちつけ吐精する。
同時に達した少女が声にならない悲鳴を漏らし身悶え、乳肉が揺れるのを鷲掴みにし指を食い込ませる。腰を浮かせ逃げようとするのをがっちりと空いた手で抑えつけ、そのままぐりぐりとポルチオを抉り鳴かせた。
ぱくぱくと口を開くドロシーを見下ろしながら、ぐっとミネラルウォーターを呷る。そのまま唇を塞ぎ、舌を絡め合い、口移しで水を流し込んだ。
「んぅっ……。く、む……ちゅ……ん、ん――っ。は、あっ。はっ――んむっ」
こくこくと、細い喉を鳴らして嚥下して。目を潤ませる少女は、注がれた水を飲み干すとそのまま普夫と口を重ね再度舌を絡め合う。
「んぅっ。むっ、んぅ……♡ 普夫さん、もっと、キス欲しい、です……っ」
そう言われては応える他なかった。腰で繋がりあったままのしかかって唇を重ね合わせれば、体重のかかった少女が熱っぽい声音をあげて手足を絡めた。
互いの吐息と、粘ついた水音と、肉を打ち合う音だけが部屋に響く。
それは、2人が眠りにつくまで続いた。
11月15日土曜日 8時20分
「……」
「……」
ゴウンゴウンと動く洗濯機の前で、何を言うでもなく沈黙する。
照れくささ。申し訳なさ。恥じらい。結局ドロシーが意識を落とすときまで続いた交わり。互いに冷静になって昨晩の行為を思い出すと何も言えなくなってしまい、惨たる有様に成り果てたシーツや衣類の洗濯をしている間も2人の間は沈黙が支配していた。
顔を真っ赤にして黙り込んでいるドロシーの横で、普夫は思う。
今更ではある。あるが。
――刻み込むって本当にこれでいいんだよな?
思うがままに肉欲をぶつけて、ひたすらに睦み合って。ようやく少し冷静になった途端湧き出した疑念に、少しだけ不安になる。
いや、文脈としては間違っていない。間違っては――健全な交際という観点でみるならごりごりに不純異性交遊決めてる大間違いであるという現実からは目を背けることにする。いや責任は取る気だが。ドロシーを堕とした責任を取れる自分になれるように全力を尽くす所存ではあるが。
そもそも、あの部屋に閉じ込められたとき彼女を抱いた時点で──、
「……なんというか、その」
そんな風に普夫がテンパり気味な思考を巡らせる横で、銀髪の少女がぽつりと呟く。
朝も寝ている普夫に跨りミリガンの指導のもとパイズリに手コキに口奉仕にと実践で奉仕をしてから騎乗位で交わって、その後も起きた青年にバスルームに連れ込まれては一緒にシャワーを浴びながら何度も何度も鳴かされ泣かされイかされと朝から美味しくいただかれていたドロシーは、どこかふわふわとした心地でぼうっとしながら下腹部を撫で、感想を口にする。
「…………………………すごかった……」
「……本当にごめんドア、がっつきすぎた……」
「そ、そんな。ドア、すごい幸せで……。あ、でも、こちらこそごめんなさい。その。普夫さんに怪我、させちゃって……」
「え? ……あー。いや、そこは僕もお返しに
普夫が何気なくそう口にすると、途端に銀髪の少女は紅くなってたわわに果実の実った胸元を庇った。
「……えっち。おっぱい、そんなに好きですか?」
「そりゃあ好きだよ。はっきり言って嫌いな男はそういないさ」
「…………こんなに大きくても、あまり良いことはありませんでしたけれど。普夫さんが喜んでくれるなら──。おっきくて、よかったです」
11月15日土曜日 16時40分
理性なんてなかった。
シーツを洗って干して、一緒にキッチンで食事を作って、食べて、談笑して、軽くファイトして――気付いたらまた、ドロシーの部屋でセックス漬けになっていた。
朝にごくわずかに取り戻した平静もちょっとドロシーと触れ合っていたらいつの間にか明後日の方に消えていった。あとには自重もへったくれもない、情欲に溺れた獣のみ。
底なしの獣欲を秘めた狼と、据え膳同然の兎が1匹。
「ふぅーーーー…………」
「ぁ……♡ た、食べられちゃう……♡」
臨戦態勢の滾り、その先端が肉裂に埋まればひくんっ、と濡れぼそったワレメは震えて。着替えてくると申告して1階に戻って、帰ってきたと思えば『その、これ。……変だったり、しないですか……?』なんて不安そうに口にしていたドスケベバニーのドロシーは、わからせてやると言わんばかりの据わった目で自身を押し倒した青年を蕩けた眼差しで見上げた。
「それ、いつの間に買ったの?」
「んっ……♡ 先週、ミリガンに教わった場所に行って……サイズもちょっと合ってなかったんですけど、あの子はこれで良いって……」
「ああ……」
納得の声をあげて、ベッドのうえに横たわらせた少女の胸元へと手を這わす普夫。
ただでさえ肌面積の大きいデザインのバニースーツは、胸元部分でドロシーの巨峰を受け止め切れずに質量に屈し、辛うじて乳首だけはなんとか張り付いて隠してる程度の有り様と成り果てている。
掌で触れればぷるんと生乳が震える。黒い光沢のある布地から溢れ出した白い柔肉には、激しい交わりのなかでドロシーが普夫の肩に背につけていた引っかき傷の代わりに青年が甘噛んでつけた歯型がほんのりと残っていた。
際どいバニーは、その華奢な背やくびれた腰、むっちりとした肉付きの腿の付け根まで惜しみなく露出させる。鼠径部を覆うあまりにも頼りない布地は普夫によってずらされ、瑞々しいピンク色の秘裂が剥き出しに。今や男根を雁首まで咥え込んでは
なんというかもう、目に毒だった。なんなら身にも心にも毒だ。しかも中毒性があまりにも強い──。休息こそ挟んだとはいえあれだけ交わったというのにここまで唆らせてくるのは尋常じゃないと心から思いながら、栄養剤の小瓶をひとつ飲み干した普夫は淫靡に過ぎる少女のうえに覆い被さる。
「ぁっ」
ベッドが
「ドア。悪いけど──、少し、激し目にいくぞ」
「ぁ。あっ♡ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ♡♡♡」
11月15日土曜日 19時55分
『ゆ、ゆるひ──♡』
『またイくっ、イっちゃうっっ……、ひぁぁぁぁぁぁんっっ⁉︎』
『はひっ、はっ、はっ、あうぅっ、あぁッ──♡ だめ、これ、すごぃぃ……ッ⁉︎』
何度ゴムを使ったか途中から考えるのをやめていた。
青年にとっても、少女にとっても、目の前のことが全てだった。
肉を打つ音。響く嬌声。引っ張り出したばかりのシーツをべちゃべちゃにして少女がのけぞる。ほんの半月前セックスを経験したばかりの初心な心身には耐えかねる快悦から逃れようと、猛々しい肉杭が膣壁を擦る感覚に身を震わせながら腰を浮かせて。
ベッドが撓む。尻肉に両の五指を食い込ませ臀部を捕えた普夫がそのままぐいっと力強く引き寄せ、ドロシーの1番奥まで滾りを打ち込んでいた。
「っ、ひぁっ、あっ、あぅ〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡」
少女のなかで性感がぐっと膨れ、そして弾ける。湿ったシーツをぎゅうと掴んで身悶え、絶頂から下りることもできないまま何度も、何度ものけぞった。
「あ……は、ぁ……♡♡ ぁあ……ッ」
気付けば剛直は引き抜かれていた。ぐったりと脱力し、息も絶え絶えになるドロシーの横に乗せられる使用済みのコンドーム。震える手でそれに触れれば、薄いゴム越しにずっしりとその中身に注がれた子種の熱と量を窺うことができた。
「すっごい……♡」
私で、こんなに興奮してくれたんだ……。
じいと、自身の吐き出した精液を凝視しながら嬉しそうにそう呟いたドロシーの姿はどこまでも淫靡で。
普夫はごくりと息を呑むと、そのまま覆いかぶさった。
11月16日日曜日 1時20分
もう帰らないといけないのかと、既に0時をまわっている時計をみながら呟くと。普夫にぎゅうとしがみつきその胸板に頰を寄せていた少女は「えっ……?」とか細い声をあげた。
罪悪感。取り残された子どものような心細げな顔になって見上げてくるドロシーに思わず呻いた青年は、困ったような笑みを浮かべその頭を撫でる。
「……残念だけど、ずっとこうしているわけにもいかないからな。あんまり調子に乗っちゃうと、俺もどうなることか……」
「……どうなっちゃうんですか?」
「責任も取れない分際で取り返しのつかないことしちゃうかもしれない」
きょとんとした顔になったドロシー。彼女は普夫が一瞬だけ目線を向けた方向を振り返って──そこに寄せられたゴムの数々を見て、かあっと頰を紅潮させる。
「あんなの、1回分でもナカに来たら、妊娠しちゃいます……。男のひとって、みんなああなんですか……?」
「いや……。時と場合によるんじゃ、ないかな……。普通はないと思う、普通は」
そんな風にぼやきながら、両手の指では到底数えきれない数使ったゴムの中身をぶちまけないように結んで隅に除ける青年。彼の横顔を眺めながら、ドロシーはどこか勿体なさそうに自分のナカには出されずに吐き出された子種を見つめてはぽつりと呟いた。
「普夫さんとの赤ちゃんなら。ドアは、何人でも……」
「………………よしてくれよ、そういうこと言われちゃったら男なんて無限に調子に乗っちゃうんだぞ」
「でも、その。
「そういう制度ありきってのも、まあ健全とは言えないからなあ……」
普夫からすれば、ホビアニの世界観にもかかわらず――最近はいろんな意味合いでレーティングがZだったり18だったりしないか疑ってはいるが――そのような政策を進めている手合いはちょっと全幅の信は置けないというのが本音だし、その大本があれそれきな臭いメガコーポなのが罠にみえて仕方がないというのが本音だった。
――まあ。健全な関係を築きたいというのならば、まずこっちはご両親が安心して旅行に行っている間に可愛いひとり娘のところにあがりこんで2泊3日ヤりたい放題かましていたことについて土下座するところからなのだが……。
「大丈夫です、普夫さんならきっとお父さんもお母さんも納得してくれます。……たくさん、たくさん、普夫さんの話はしてますから」
「それはそれで怖いな」
いつかはすることになるのだろう恋人の両親への挨拶を想像して少し引き攣った笑みを浮かべる青年に、くすくすと微笑んだドロシーはぎゅうとしがみついて唇を重ねる。
「また――。来てくださいね。……あ、でも。迷惑でなかったら、今度は普夫さんのお家にも伺ってみたいです」
「……………………*1。いいよ。また、今度な」
身を寄せ合う。肌と肌を重ね、接吻を繰り返しながら。2人は徐々に徐々に、眠りへと誘われていく。
――連日の交わりの疲弊感、虚脱感。だらだらと流した汗の肌寒さ。はっきり言って、快適な状況とは言い難かったが――。
それでも、互いの温もりを零距離で噛みしめながら眠るのは。どこまでも、心地よかった。
***
「――なんかドロシー、えらい機嫌いいなあ。なんかいいことあったん?」
「リナ先輩」
ファイト部の先輩に呼び止められたドロシー。噂の彼氏と進展かぁー? なんてどこか揶揄うような口ぶりで問いかける赤髪の少女に、聞かれたドロシーはといえば笑みを浮かべるばかりだった。
「進展といえば、はい。そうですね……。ドア、すっごくあのひとに幸せにしてもらって……」
「……ほほーん?」
「お泊まりも、ずっとしたかったけれど。やっぱり初めてだからちょっと不安で……でも、すっごくよくしてくれて……」
「………………おーん?」
「あのひとがあんな風に本気で求めてくれるなんて、初めてだったから……。ふふふっ。いま、とっても、幸せで――」
「――ちょっっっと茂札のところ行ってくるわ。おい茂札ーーーーーーーーーー!! あのバカはどこやーーーーーーーー!!!!」
「?」
きょとんと、思い出すだけで疼く下腹部を撫でながら夢見心地になっていたドロシーは叫び声をあげて出て行ったリナの後ろ姿を見ながら首を傾げる。
普夫さんなら、もうバイトに行ってると思いますけれど……。呟いた声は届かず。やがてジグも連れて戻ってきたリナにそれはもうたっぷりと詰められて赤裸々に普夫との2泊3日を白状し自身に憧れる生徒たちの死屍累々を築き上げることになるのも露知らず、少女は次の
没シーン
「……こういうとき、男性のファイターに抱いてもらったら元気が出るって。ミリガンが言ってました」
「おい何吹き込んでんだ」
『何それ私知らない。言ってない。言ってないよ!? ドロシーちゃん!? ぎゃー筋肉が殺す目をしてるー! 消されるー!』
原作の雨唐衣さんに前話を確認いただいたところ普通ならミリガンちゃんはモブドロが部屋から出た時点でモブに討伐されちゃうのでかなり死ぬるらしい。普夫くん強すぎるだろ。
モブくん的には自分の都合で他人を軟禁、性交の強要、洗脳等してくるような手合い(しかも場合によってぜんぜん同じことあっちこっちでやる)は闇ファイターと同水準の抹殺対象なので実はモブドロ上下編はだいぶミリガンちゃん生存IFになります。
愉しめて…よかったね…! だけど諸々の悪事が発覚するほど仕留められるまでのカウントダウンが縮むぜ…!
ちなみにドロシーちゃんの両親も無断で洗脳行為を働いて旅行いかせちゃったりしてるので発覚の場合ドロシーちゃんからも真っ当に見放されてグーパンかお祓いファイトになります。お前が死んでも……カードはドロシーちゃんと一緒だからよ…!
3話目予定:モブドロマリ看病3P
4話目予定:ユウキ×サレン 闇ロボ敗北機械姦