切り光薄い本いろいろ 作:風剣
※機械姦・処女喪失描写あり
※ユウキちゃんサレンちゃんバニラちゃんめちゃくちゃ泣かせてます
「ウソ、でしょ……?」
冗談のように歯が立たなかった。
敗けて、小さな社長と一緒に転がされて、カードが床に散らばるのに。ようやく、敗北の実感が追いついてくる。
ずきずきと全身が痛んで、ユウキの視界が涙で滲むなか。こちらに近づいてくるロボットの、足が見えた。
ちっとも、やりたい動きができなかった。
相手を攻撃することで軽量クリーチャーを
まるで、相手が次のターンに何ができるかを把握していたかのような動き。何もできずに歯止めをかけられている間にじわじわと削り取られていって、気付けば目の前にいた骸骨の海賊が刃を振りかぶっていて――。
何もできないで、ユウキは敗けた。
『――アンティを履行します。Zzzgaザがっ、スピリッツの抽出を致します。メガバベルの運営にご協力くだサい』
「ッ……」
冗談じゃなかった。
痛む身体を引きずって、近づくロボットから逃げようとして。――身体が、まったく動かない。
「ぇ?」
手足は動く。間違いなく。だけど、逃げようとするとちっとも身体が動かなくなって。
どうして――。
(いま。アンティ、って)
アンティ指定――〈敗者ハ行動ノ自由ヲ喪ウ〉。
2度目のファイトが始まるときに告げられたアンティ。今更のようにそれを思い出す。
「まさ、か。うそでしょ!? あんな、あんなことで――」
顔色を変えて身をよじらせようするが、動けない。逃げられない。ロボットから離れることが許されない。自身の身に起きた異常の原因をうっすらと悟ったユウキは、うつぶせに倒れたままその容貌を悲嘆で染めた。
ファイトの勝敗は絶対。よく聞いた言葉だ。
敗者は勝者に従う。両者の間で取り決められたアンティは、ファイターとしての誇りに懸けて守られなければならない――。
けれど、それは。
(こんなに、一方的なものだったの――っ!?)
「いや。やだっ、こないで――っ。きゃぁぁぁぁ!?」
最早ユウキに為す術はなかった。
逃げることも抗うことも叶わない。ひんやり冷たい機械の腕に掴まれてしまえば少女の華奢な手足は満足に動かすこともできなかった。
小さな社長と乱雑に担がれるなか、少女のあげた悲鳴にサレンが呻き声をあげる。
ボディスーツに身を包む彼女。2度ライフを全損させられ消耗しきった状態でのファイトロボとの闇ファイトで膝を屈した精霊狩りの少女は、ロボットに担ぎ上げられて苦し気にしながらもユウキに目線を向け絞りだすように声をあげた。
「ユウ、キ……! あなたのデッキホルダーに、そこの社長のパスカードを、忍ばせてある! そこのロボットに読み取らせてっ、言うことを聞かせて……!」
「えっ……?!」
いつの間にそんなことをしていたのかと愕然としながらも、サレンの言葉に従いユウキはカードを取り出そうとするが、彼女の意思に反して手足はちっとも動いてはくれない。
胴をロボに抱えられる少女の手足は自由だ。だというのに、普段当たり前のように自由に使うことのできた手足は、一筋の光明を前にしても懐に手を伸ばすことさえ叶わなかった。
(うそっ、ウソでしょっ。うごいてっ、動いてよっ、私の手ぇ……!)
桜色の瞳を揺らして狼狽えるユウキ。どれほど訴えかけても機能してくれない身体に焦燥を滲ませる彼女が涙すら浮かべるなか、無情に少女たちを運んでいくロボはそのままユウキが最初囚われていたのと同じような白い実験室へと到着する。
「っ、やめ、はなっせ――、うぁぁぁっ!」
「サレンさん!」
『すぴ、ガガっ。スピリットの抽出を、開始致しマス。ご協力ください、ご協力くださイ――』
壁に立てかけられた十字架型の台座がある。
そこに繋がれたコンピューターと拘束具がなければ、ユウキはそれを飾りか何かとしか思えなかっただろう。その拘束台から伸びた機械のアームがファイトロボに抱えられたサレンを捕らえ宙吊りにする。人工メイルと少女社長に呼ばれていた細い身体に張り付くようなボディスーツ、そのジッパーにアームの一本が触れたのを悟った彼女は顔色を変え――ジィィィッと音を立てて、その肌身が剥き出しにされた。
「こ、の……! やめろぉ……!」
「な、何をしてるの、やめて! ――きゃぁぁぁぁぁぁ!?」
叫び声をあげたユウキにもまたアームが伸びる。乱雑にシャツが千切られ柔肌が露出するのに羞恥と怯えを露わに悲鳴をあげるなか、少女が懸命に手を伸ばそうとしていた腰のホルダーも剥ぎ取られ――。
『――ピガガGAガ。社内IDヲ確認。照会ヲ開始シます』
「へ?」
アームの動きが止まる。宙吊りにされたサレンを台に固定しようとしていた機器もまた。
『……』
「――止まっ、た?」
「だと、良いんだけど……」
震え声をあげるユウキに、曖昧に応じる。アームによって半ばまでボディスーツを剥ぎ取られ、スレンダーな肢体を半ばまで晒すサレンはその怜悧な横顔に汗を浮かせながら動きを止めた機械を、今も待機状態のファイトロボに抱えられている黒髪の少女を見つめる。
――いくつか、懸念はあった。
最上階にいた秘書の行動の不審な点。意識を取り戻した社長でなければ認証をできない可能性。ユウキと一緒にいた社長が当たり前のようにファイターロボの展開する闇の領域に巻き込まれたこと。
ずっと肌をざわつかせている、自分たちが致命的な袋小路に迷い込んでしまったのではないかと思えるような本能で鳴らす警鐘があった。
それは、きっと。あのときの最上階でのファイトで、社長の発言した言葉の意味を考えていたときから。
――ハグルマのひとつ、でしか――。
「……」
「――ねえ、いつまでこうしてるのっ」
沈黙に耐えかねたようにユウキが叫ぶ。
無理もないことだった。既に彼女も命懸けのファイトを潜り抜けすっかり疲弊している。闇のアンティによって身動きを封じられ衣服を剥ぎ取られ半裸となって羽交い絞めにされた状況も含め、最悪と言っても過言ではない状況に心身ともに彼女は追い詰められつつあった。
眼前に現れた一縷の希望。動きを止めた機械たちを急かすように声を張り上げたユウキは、力なく手足をばたつかせロボットたちを睨む。
「もういいでしょ! 離してよっ、私たちはまだ――」
『――
「ぇ」
赤いランプを点けて響く警告音。アームが動く。ぽかんとしていたユウキを捕らえた機械はそのまま無情に彼女を吊り上げた。
「きゃぁぁあああああ!? うそっ、なんでぇ……!」
「ッ、最悪……!」
拘束具に繋がれる彼女の悲鳴が響くなか歯噛みするサレン。その目線の先には、ぐったりと倒れて意識を喪うなか
――はい。私はそのための機材です。
嫌な予感。実像を伴っていなかったその中身が、急速に肉付けされていく。
社長と呼ばれていた人物。人造レガシーという未曽有の力の持ち主。メガバベル日本支部のトップ。自分たちが倒さなければならなかった誘拐事件の黒幕。
だが、その実態は――『その上』にとっては、敗ければ容易く使い捨てる程度の、駒でしかなかったというのか。
『スピリットの抽出を行います。ご協力ください。メガバベル運営にご協力ください』
「ッ……! 来るなぁっ、やめろ……!」
「いやぁああああああああ!?」
制止の声も構わずに機械が一斉に動き出す。
――拘束された少女たちの悲鳴が、実験室に響き渡った。
***
「やだ、離して……! 離してよぉ……! きゃぁぁぁぁぁ!?」
衣服の裂ける音。年相応の華奢な肢体が曝け出される。目に涙を浮かべるユウキの叫びを聞きながら、サレンもまたボディスーツを剥ぎ取られ汗ばんだ裸身を晒して苦渋に顔を歪めた。
(――状況は、最悪)
デッキは闇ファイトに敗れ連行された時点で取り上げられた。ファイトに敗れ消耗した精霊の助けも見込めない。アンティにより2人は手足を動かすこともままならない。
……そしてきっと、助けは来ない。もしメガバベルに来た何者か――黒スーツを着ていた、カードショップの店員であるという青年が囚われた民間人を救出したのではという話が本当であるのならば、既に囚われたひとたちのいなくなった地下にわざわざもう一度来る理由はないのだから。
誰も。メガバベルの機材に囚われた2人を――いや、
「……んっ……」
未だ意識を取り戻さない黒髪の少女。メガバベルに君臨する絶対者として在った筈の社長も、そのぶかぶかのスーツを剥ぎ取られ生まれたままの姿でその白い柔肌を露わとしている。拘束具にユウキたちと並び繋がれる彼女は苦し気に吐息を漏らしながら、けれど起きることはない。起きたところで、デッキを持っていない彼女が抵抗することはできないだろう。
そもそも、その意思があるかどうか――。
こと此処に至って、少女たちの立場は同じだ。
あらゆる尊厳を蹂躙されるだけの、敗北者として。ありとあらゆる責め苦を耐え忍びながら、この窮地を脱する活路を見出さなければならない。
「ひゃぁぁぁっ、ちょっと、何するの……⁉」
ユウキが悲鳴をあげる。下着も破かれ裸体を晒す彼女。その胸元でほんのりと膨らんだささやかな乳房に冷たいものが押し付けられる。
聴診器の先端についているような、吸盤じみた形状のシリコン。それを乳突起に押しあてられる彼女が困惑と羞恥を露わにして声をあげるなか、同様のものをサレンや社長にも着けていくマシンは少女たちに構わず告げる。
『――施設維持率19%、18%……。早急な対応が必要です。スピリットの抽出を開始いたします。ご協力ください、ご協力クダさっイ』
「ッ……」
下腹部、臍の下。小ぶりな膨らみ、その頂点でつんと自己主張する2つの突起。それぞれ3カ所に吸盤を貼りつけられるサレンも恥辱に耐えかねたようにその柳眉を歪める。
はっきりいって、活路はない。だがないなら意地で耐えてでも切り拓くしかない。3人を緊縛する装置、2機のファイターロボ。闇のファイトに敗れ消耗したヴァイスファングの快復を待ち、チャンスを待って精霊の1撃で全てを破壊する。デッキさえ手元にない今では現実的ではないが、最早そうするしか、手が――。
『電力充填。Program:Sabbatを起動します』
「ふぇ? ――ひゃぁっ」
「ッ」
「……ん」
ぴりっと、電流が奔った。
跳ねあがる悲鳴、漏れ出る吐息。乳房に、下腹部に、敏感な箇所でもなければほとんど気付かなかったかもしれないような、冬の静電気よりも弱い程度の痺れ。くすぐったささえ感じるような刺激に、少女たちがその華奢な肩を震わせ反応する。
「なにこれっ。もうっ! やめてよ――、ひゃぁんっ、ちょっと!」
「今、サバトって言った……? 嘘でしょう、まさか……。ッう……」
断続的に少女たちを襲う電流。最初のそれより僅かに威力の強まったような電流が、断続的に、不規則に、絶え間なく奔る。そのたびにびくっ、びくっと身を揺らす少女たちは制止の声をあげたが、3人を捕らえる台座から伸びる機械がそれを聞き入れることは一切なかった。
いやそもそも、捕らえられた検体の訴えを〈聞く〉だなんて都合のいい機能がこの装置にあるかどうか……。
「いゃぁぁぁぁ……っ!」
下腹部に押し付けられる吸盤、そこに仕込まれた電極から伝わる電流がじわじわと年端もいかぬ少女の「性」を暴きたてるように女体を刺激していく。
悲鳴をあげたのはユウキだ、一際強く下腹部を炙った電流に身を跳ね上げた少女は拘束具に戒められた手足を半ば無我夢中でばたつかせ、「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!」内股気味になって落ち着かなく腰を揺らし、その頬をかあっと紅潮させ悶絶する。
その内腿を、一筋の雫が伝った。
「……やだっ、やだっ、なんでぇっ。おなかっ、あつく……ッ」
「女性ファイターは、子宮からスピリットを産み出す。……こいつは、ソコを刺激して、私たちからエネルギーを……くぅぅっ!」
「エネルギーって、そんな……ひやぁあっ、もうそこっ、いやあ!」
これを造ったやつは、本当に趣味が悪い……!
バチっと音が響くのにユウキと揃って雫を散らしてのけぞったサレンは、急激な身体の火照りを自覚し歯噛みする。貼り付けられた電極、そこから流し込まれる電流に――本来なら痛みしか感じない筈のそれがじりじりと女体を昂らせてくるのに苛立ちと煩悶を露わにして己を捕らえる装置を睨もうとした彼女は、拘束される自分たちの鼠径部に向かってまたアームが伸びてくるのを目の当たりにした。
「……う、ぁ?」
「――――!? 待って、今更なに、を――っ」
「ええぇ!? ちょっと。そ、そこはぁ……!」
くにっと冷たい感覚が媚肉に伝わり、それに危機感を抱いた少女が鳥肌を立たせるなかで些細な異物感のみを残してすぐに離れていく。
いったい何をされたのか。ほとんど泣きそうな顔になりながらユウキが見下ろせば、未知の責めを前にして電流を浴びるたび痙攣する湿った秘裂と――そのうえで、半透明の輪っかに戒められた、性感帯であるという認識にすら及んでいなかったような小さな肉芽が震えていて。
まさか、なんて脳裏を
少女たちのクリトリスを捕らえて離さない小さなリングがヴヴン……! と音をたてて震えだしその振動をもって少女たちの弱点突起を同時に責めだしたからだ。
「ひゃにゃっ、ひやぁぁぁ!? ななっ、なにっ、なにこれっ、ちょっと! ねえっ、ねえってばっ、やめっやめてぇ!?」
「うぐっぅぅぅぅぅぅぅ……!! やめろっ、やめろぉっ、そんなところぉ……ッッッ!!」
「ふぁっ、あっ、ぁ……⁉」
少女ファイターたちが華奢な肢体を反り返らすようにして身悶える。胸を、子宮を苛む微細電流はそのままに、陰核を捕らえた玩具のようなリングは絶えずぶるぶると震え、揺らし、こねまわすような動きさえして否応なしに女体を昂らせた。
「「っ、~~~~~~~~~~~!!??」」
紫紺の髪が、桜色の髪が、勢いよく振り乱される。声にならない悲鳴をあげがくがくとのけぞってたまらずに絶頂に達したユウキとサレンは、息を荒げて懸命に呼吸を整えようとして――再度、電流。
「はぁっ、あっあっ、はっ、あ――ッ! やあっ、まだっ!? お願いっ、もうやめ――い゛っっ!?」
「……んっ、ふ……ぅぅぅうっ。こんなっ、こんなのでぇ……!!」
囚われた少女たちに休む暇など与えられるはずもなかった。ただでさえじわじわと火照りつつあった身体、そこに追い打ちをかけるようにクリトリスにつけられたリングによる玩弄は容赦なく身も心も追い詰めていく。
「ふうぐっ、う゛ぅ ……ちくしょう、このぉ……!」
また、アクメさせられる。
のけぞり、愛液をぽたぽたと滴らせるサレンの目に涙が滲んだ。
共鳴を辿る。頑丈そうなケースのなかにデッキごと封じられているヴァイスファングにありったけのスピリットを供給し、これ以上の狼藉を働かれるよりも早く装置を、ファイターロボを粉砕する。
そうしなければならなかった。
なのに、どうしてもうまくいかない。集中を削ぎ続ける、彼女の身体を間断なく襲う電流とクリ責めだけではない。闇の領域のなかで強要された行動不能のアンティが、唯一の反撃の活路さえも精霊狩りから奪う。
悔しくて、情けなくて、みっともなくて、仕方がなかった。自分が解決しなければならなかったのに、自分ならユウキを護れた筈なのに。あんなたいしたことのないAIごときに膝を屈してしまった無力が、あまりにも。
「――うぁっ、ぁっ……。ここ、は? なに、が……」
だから。
気を喪っている間に三点突起を電極とリングに嬲られいた黒髪の少女が目を覚まして困惑の声をあげたとき。サレンは思わず眦を吊り上げて皮肉気味に口にしてしまった。
「ッ……。ここは地下。貴方たちの実験場だよ、わかるでしょう?」
「……?」
「あれだけ苦労して貴方を倒しておいて、この様。笑いたければ笑えばいい。寝てる間に勝手に連れてきて巻き込んだのはごめん。ああでも、もしかして――。……この状況でも本望とか、言えたりする?」
「……」
敗北と同時にあらゆる権限を放棄させられ使い捨てられた少女への皮肉。八つ当たり気味に口にしてすぐに後悔するサレンは、次の電流のくる僅かな猶予のなかで呼吸を整えて耐えようとして。
「………………
「……。――――は?」
何を言っているのかわからなくなって、思わず横を見る。
きょとんと。意識を落としている間の責めで火照った身体に汗を滲ませ、頬をほんのりと朱に染めた黒髪の少女と目が合う。
その瞳を見て。一切の虚飾の見受けられない眼を見て。――ばちっと、乳突起を嬲るように炸裂した電流に身をのけぞらせる。
「ひぁぁぁぁぁっ、いまのなにっ、なにっ? さっきから、へんなのが――」
「っ、~~~~~~~! うそでしょ、メガバベル……!!
嘘ではない。本当だ。本気だ。本気で横にいる社長は、この施設の、いや日本に在るメガバベル支社のトップとして君臨する存在だったはずの少女は――社長としての権限のみならず、
乳首に、子宮に、クリに。次々に自身の身体を襲う攻撃に目に涙を浮かべ、小動物のように震える彼女の姿はほんの数十分前まで敵として対峙していたサレンにすら、最上階にいたときの冷徹さと恐ろしさを伺わせることはできなかった。
社長が起きたことに気付いてこちらに目線を向けていたユウキも少女の発言の内容を咀嚼するにつれて愕然とした表情になるなか。彼女たちを捕らえ嬲り続けていた機械が、無機質な電子音を鳴らしては告げる。
『 が gAGA ――スピリット 励起を確認。これより抽出フェイズに 入りマス』
「ふぇ?」
音を立ててアームが伸びる。四肢を拘束され電流とクリリングに責められていた3人の鼠径部に向かって。
そのアームの先端にはピンク色の棒ができていた。
作られていた。じっじっと音をたてて、先端からせりだしていくようにしてアームから生成されていく。やがてできあがったそれは、ごくごくありふれた歯ブラシと同程度の細さと、でこぼことした突起のついた形状で――馴染みのない外観のそれを見て一瞬きょとんとしてなんのために、と考えて、状況と照らし合わせて。用途がうっすらと想像できてしまったユウキは、すぐに顔色を変えた。
「待っ、待って、やめて! おねがいっ、そんなの――ひゃぁぁぁぁぁ!?」
バチン! この数十分で嫌というほど聞かされた音が響けば、吸盤の下で痛いくらいにしこりたった薄桃色の乳突起が無遠慮に嬲られるのに悲鳴をあげてのけぞる。横ではサレンや名前も知らない小さな社長が身悶えるなか、抵抗はおろか口答えさえままならなくなった少女たちの秘肉を細い突起がぬるりと割り開いた――。
「――っ!? 待っ」
目に涙を浮かべるサレンが手足をばたつかせ身をよじる。必死に凌虐から逃れようと身をくねらせるのに伸びた複数のアームが細い腰を掴んで動きを止める。
「やだっ、やだっ。嫌ぁ――ッッッ、あ!?!?」
必死の抵抗も構わず、ワレメに添えられたディルドが押し入っていく。最奥まで。無遠慮に。
冷たい機械にあっけなく純潔を奪われた屈辱、喪失感、悲哀。
それらの感情に少女たちが表情を歪めることはできなかった。
それより早く、彼女らを捕らえる装置が動いたからだ。
『
「「「――――!?!?」」」
機械の発した言葉の意味を、今までの責めは前座でしかなかったことを理解するよりも早く。
ぬるりと、それぞれの少女膣の形状に合わせて造られた細い張り子が潤滑油となるローションを膣内に塗りたくりながら最奥まで突き入れられる。
異物を追い出そうとするかのようにきゅうと窄まる膣肉をかきわけて侵略していったディルドは、そのまま子宮口にまで辿り着く。やめてと、ユウキが懇願したときにはもう遅かった――。
少女ファイターのスピリットを産みだす根源。そこに押し当てられたディルド越しに、3人からの『徴収』が始まる。
「ふぁぁぁあぁあああ~~~~~!?!?」
「くぅぅぅ……!!!! やめ、やめっ、やめてぇっ……! すっ、しゅっ、すぅなぁっっ!」
「なっあっ。なにこれっ、なにこれぇっ、しらな、しらないっこれっ、うぁぁ?!」
細い身体をのたうたせる少女たち。華奢な肢体をがくつかせて喘ぐ少女は、胎の奥に挿しこまれた
執拗な電流。じわじわと甚振るような責めが何を促していたのかを、胎の奥から猛烈に湧き上がる〈熱〉を通して理解する。
「やっ、やらっ、なにか吸い出され――っっっ!?!?」
「イ゛ッ ッ ――っっ」
その瞬間、ユウキの腰が抜けた。小さな社長も。
猛烈な脱力感。そして絶頂。自身と繋がるアームが脈打つように見えるのは、それが自身に宿っていたエネルギーを吸い上げているからなのか。胎の奥、少女たちが無意識に産みだしていた力の源が、挿入された異物を辿り接収される。
捕らえられた少女からのスピリットの徴収は、暴力的なまでの絶頂を伴ってユウキたちを粉砕した。
「「~~~~~~~~っっっ!!??」」
「ユウ、キ……! はっ、はっああっ、あ……ッ。やめ、ろ。お前らっ、あっ、あの子からなにも、奪うなぁ……!」
声にならない悲鳴をあげて潮吹き絶頂に達するユウキと社長、2人の幼気な少女がなすすべなくスピリットを奪われ身悶える様子を目の当たりにするサレンは血反吐を吐くようにして叫ぶ。奥歯の砕けそうな勢いで歯を噛みしめながら懸命に抗い、スピリットの徴収に抗って力の綱引きを行っていた彼女だったが――。長くは、保たない。
「――っ、く、ふぅぅー。うっ……いい加減にぃ、シっ、てぇ……ッ」
断続的に乳突起や子宮を炙る電流による刺激、これまでの責めが積み重なりすっかり勃起状態の陰核を嬲るリングの動きは健在。必死になって力の漏出を抑えていた彼女も、半ば強制的な絶頂へと押し上げられるたびに集中は崩れ、スピリットの綱引きも均衡が傾いていく――。
びりっと、音が響けば。当然のように、ささやかな抵抗も決壊した。
「っっ、くそ、ぉぉぉおおおおお……! やめ、やめろっ、やめてぇぇ……!」
「サレン、さん……!」
勢いよく雫を散らし、痩身の少女がその身をのけぞらせる。
ごっそりと力が奪われていくのを知覚しながら、少女は一瞬だけ意識を喪い――「ひっっ!?」電流。気を喪うことすら許されぬまま、少女たちは無慈悲に稼働する機械によって嬲られ続けた。
『――施設維持率25%……26%……27%。スキャンを実行します。破損個所を発見、修復に移行……。ががっ、ERROR。ERROR』
「――ごめん、なさい」
すすり泣きながらユウキが絞り出す。今もスピリットの徴収が続くなかで絶頂を繰り返しながら、疲労困憊のなかでなんとか目線だけ向ければ、あどけない容貌を涙でぐちゃぐちゃにした少女の痛ましい姿が映る。
サレンと違い、裏の世界でのファイトの敗けたらあらゆる尊厳を奪われ尽くされるリスクも知らなかったろうに、覚悟もできていなかっただろうに。それでも、彼女は懸命に力尽きたサレンや、意識を喪っていた社長を護ろうと戦っていた。
そんな彼女が、心底の懺悔と悔恨を露わとして詫びるのに首を振る。
ユウキのせいなんかじゃないと、掠れた声でなんとか呟いた。
「あっ。わ、わたしが、負けたせいで。こんなことにっ。本当に、本当に、ごめんなさい……ッ」
「……それはッ、……こちらの、台詞」
消耗していたのは、彼女だって同じだった。社長とのファイトで実際にライフを削り取られたサレンに敗けず劣らず、全力全開のファイトを戦い抜いてきたユウキも、疲れ切った状態でのファイトを強いられていた。そんな状態で闇の領域など扱うファイターロボと戦うなんて、あってはならなかったのだ。
「ごめん、ユウキ。……ッ。――わたし、がぁ。まもらなきゃ、いけなかったのにぃ……ッ」
手足が動かないのが、どうしようもなく憎かった。
震えていた。小さな少女が。まだほんの数ヶ月前まで小学生だったような女の子が。
敵対していたはずの小さな社長が泣きじゃくるのを、横で自らも辱められるなかで懸命に励まし続けていたような優しい女の子が限界を迎えつつある中で……なにもできない自分が、どこまでも憎かった。
みっともなく溢れた涙が頬を伝うのを自覚しながら、すんすんと鼻を鳴らす。
ファイターの気配はない。それでも、なんとか助けは呼ばないといけなかった。
共鳴の余力なんてもう残ってない。正確には、生成できたそばから機械が動き出し、ごっそりと持っていく――。ヴァイスファングを実体化させることも今はままならない。
もう誰でもいい。今この場に来て、ユウキたちを助けてくれるなら誰だって。
自分にできることならなんだってする。なんだって。だから、だから――。
「――見つけた」
『がが、GA』
轟音。
ひしゃげた扉が、ファイターロボに突き刺さった。
「…………………………………………ぁ」
朦朧とした視界。そこに映った男性の身に纏うものがメガバベルの職員と同じ黒ずくめのスーツであると理解したサレンは内心絶望的な心境になりながら、それでも助けを乞うために喉を震わせる。
それよりも早く。
扉を蹴破り現れた青年は、機械に囚われた少女たちの姿を一瞥。
その眼に一瞬、燃えるような怒気を漲らせ――すぐに身構えた青年は、2機目のファイターロボが闖入者に向けて領域を展開するなかで告げた。
「遅れてごめん。……待っててくれ。すぐに助ける」
――その部屋のあらゆる機材が破壊し尽くされ少女たちが救出されるまで、10分とかからなかった。
モブくん:最上階で黒服に発見、保護された秘書がデータの破棄と《資材》の確保しようとしたところを捕らえユウキたちの敗北を察知。セキュリテイを粉砕し急行した。エニグマでファイターロボを撃破後ユウキちゃんたちを抱え不気味に揺れる倒壊寸前のメガバベルを脱出する。
メガバベル:この後倒壊する。
ユウキちゃん、バニラちゃん:病院に運ばれ数日寝たきりも復帰。後日Meekingに入り浸るようになる。
サレン:事情聴取を避け翌日には病院を抜け出し普夫の家に転がり込む。Meekingでバイトするようになってからは店員さんと謎のコンボデッキを構築、回している様子が目撃されている模様。
後日談的なエピソードはまた書くかもです
5話予定:モブセト絶対妊娠えっち
6話予定:モブサレイチャエロ