親が旅行で、子どもだけで留守番を頼まれた日野森家
日野森雫は、歳下の妹の志歩に抱きつく。
「しいちゃん、今日は一緒にお風呂に入らないかしら?」
「絶対嫌。」
志歩はめんどくさそうにすると、雫は少し悲しい顔をする。
「…じゃあ唯斗くんを」
「余計イヤ。」
志歩は即答する。しかし、志歩は唯斗を狙っていた。
唯斗は雫と志歩の義理の兄弟である、志歩は同い年で、雫は姉だ。志歩は唯斗に密かに好意を寄せていた。
志歩は、唯斗の事を思い浮かべる。
可愛い笑顔、優しい声、そしてしなやかな体つき……。
(男のくせにあんなに細いって本当に羨ましいな)
そんな事を考えてしまい顔を赤くする志歩。そんな事を考えていると……、
「仕方ないわね…唯斗くんと先に入ってくるわ…。」
志歩はその言葉に反応し、我に返る。すると、唯斗がリビングに入ってきた。
「どうしたの?雫さん」
と唯斗が言う。
「しいちゃんがわたしたちとお風呂に入りたくないって…」
「いいよ、今回だけね」
「ほんと!?ありがとう!」
雫は嬉しそうに言う。
---
三人は服を脱ぎ始めた。最初に雫が入浴した後、浴室から水音だけが聞こえてくる。志歩は唯斗の裸体をじっくり見つめていた。白い肌に薄く付いた筋肉。細身なのに意外と引き締まった腹部。そして——気づいてしまった。
「……ちょっと」
志歩の声がかすれた。彼女の目線の先には、唯斗の股間があった。それは明らかに硬くなっていた。唯斗自身も自分の変化に気づいたのか、慌てて両手で覆う。
「あっ……ごめん、なんか……志歩の見てたらつい」
「バカ……」
志歩は思わず息を詰まらせた。密かに想い続けてきた相手のそんな姿を見せられて、胸が高鳴る。理性は抑えようと囁くが、本能が勝ってしまった。
「これ……困るよね。」
「あ、あんまり見ないで…」
すると、志歩が頬を赤らめながら…。
「私が抜いてあげよっか」
「え?」
唯斗の驚いた表情に構わず、志歩は膝をつき、そっと手を伸ばした。初めて触れる男性の象徴は温かく脈打っていた。ゆっくりと指を絡ませていく。優しく握りしめると、唯斗から小さな呻き声が漏れる。
「痛かった?」
「ううん……でも志歩がこんな事してくれるなんて思わなくて……」
志歩は黙って頭を振る。口の中で唾液を集めながら、そっと唇を寄せる。最初は控えめに舌を這わせるだけだった。しかし唯斗の反応に刺激されて、次第に大胆になっていく。
「んっ……んむぅ……」
根元から亀頭へ。口全体を使って吸い上げるように動かす。時折歯が当たるような微妙な感覚も加えて。その度に唯斗の腰が微かに跳ねた。
「志歩……そんなにしたら出ちゃうよ……」
「ダメ。出すなら風呂上がりにして」
「だって……志歩上手すぎて……」
志歩はさらに深く咥え込む。喉奥まで届きそうなほど押し込むと、反射的に涙目になった。それでも止められない。自分がしている事が信じられなかったが、同時に満たされるような充足感もある。
「気持ちいい?唯斗」
「うん……すごく……」
「嬉しい……もっと感じさせてあげたい」
手と口を使った二重攻撃。右手は竿を上下させながら、左手で睾丸を柔らかく揉み解していく。志歩自身も呼吸が荒くなってきていた。自分の行為がこんなにも唯斗に快楽を与えられるのだと思うと興奮する。
浴室の中は既に熱気に包まれていた。外では雫が待っているかもしれないのに、このまま続けてしまったら——そんな思いもよぎる。しかし止まる気配はお互いになかった。
「もうダメ……本当に出るかも……」
「まだだめ」
「無理だって……志歩……お願いだから……」
その懇願に志歩は一瞬躊躇ったものの、「いいよ」と小さく呟いた。最後の一押しとして激しいストロークを始める。口の中いっぱいに唯斗を感じながら、限界が近づいている事を悟った。
「あっ……あぁ……っ!!」
温かい液体が志歩の口腔内に広がった。量は多くないが確かに感じる濃厚な味。射精後の唯斗の体が小刻みに震えている。志歩は静かに舌で残滓を集めた。
「……んっ」
丁寧に舐め取り終わったあと、口を開けて舌の上でそれを確認させる。銀糸のような精液が志歩の舌の上で輝いていた。恥ずかしさで唯斗は真っ赤になる。
「ちょっ……志歩……そんなの見せるなよ」
「あなたが私で気持ち良くなった証拠だもの」
そう言って志歩はゆっくりと喉を上下させた。苦味と甘みが混ざった独特の味。飲み込んでからもしばらくは口の中に残る匂いを感じる。不思議な満足感が広がった。
その瞬間—
「唯斗くーん?しいちゃーん?早くいらっしゃ〜い♪」
浴室から雫の明るい声が響いた。二人はハッとする。完全に雫の存在を忘れていた。
「行こう……雫さんが待ってる」
「うん……」
唯斗の声はまだ上ずっていた。志歩も立ち上がるが、脚が少しふらつく。互いにタオルで体を軽く拭いながら、最後の名残惜しげな眼差しを交わした。
「また今度ね……」
「……約束だよ?」
小さな囁きを残して風呂場に入った。
二人は身体を洗うと、湯船に浸かる。高校生3人で入るのは若干狭いが、それ以上に居心地の悪さの方が大きい。特に唯斗は雫と志歩の間に挟まれて落ち着かない様子だった。
「ふぅ~気持ちいいわねぇ♪」
「うん……そうだね……」
雫が無邪気に身体を揺らしたとき、唯斗の背中に彼女の豊かな膨らみが当たった。
「ひゃっ!?」
突然の感触に唯斗が身を縮こませると、雫は大きな瞳をきょろきょろさせた。
「あれ?もしかして唯斗くん……わたしのおっぱいが気になる?」
「ち、違っ——」
「そうなのね!お年頃の男の子だもの♡」
雫は嬉しそうに唯斗の腕を掴んで自分の乳房へ誘導する。
「触ってもいいんだよ?兄妹だし♡」
「ちょっとお姉ちゃん何やってんの!」
志歩が咄嗟に唯斗の首根っこを引っ張る。
「いくらなんでも調子乗りすぎ!」
だが雫は屈託なく微笑んでいる。
「しいちゃんだって唯斗くんのこと好きなんでしょ?なら遠慮しないで仲良くしましょ!」
「そういう問題じゃ——」
言いかけた矢先、唯斗のアソコが反応していた。
「まぁ♡やっぱり男の子だものね♪」
「バカ……!」
志歩が顔を赤らめて睨むと、雫は得意げに笑った。
「じゃあ特別サービス♡」
そう言うなり雫は泡立ったボディタオルを手に取る。
「唯斗くんのここを洗ってあげる♪」
「えっ!?だめだよそんなところ——」
「大丈夫大丈夫♡お姉さんに任せて♡」
「ちょっ……!?」
泡まみれのタオル越しに雫の細指が滑り始めると、唯斗は堪らず前屈みになる。
「やめ……て…っ」
志歩は悔しさ半分羞恥心半分で拳を握った。
「……私だってできる」
「え?」
「そこ代わって」
雫を押し退けると志歩は泡のついた手で唯斗のモノを直に掴んだ。
「志歩ちゃん大胆ね♪」
「黙ってて」
志歩の体温の低い指先が敏感な部分をなぞるたび、唯斗の肩が震える。
「すごい……固い……」
その独り言さえ刺激となって、更なる硬度を与えた。
「志歩……ほんとに……」
「動かないで。集中できないでしょ」
二人の美少女に挟まれて悶える少年——三者三様の欲望が浴室内で渦巻く。
雫は傍観に飽きたのか突然志歩に密着した。
「ねぇしいちゃんも一緒に洗いましょ♡」
「は!?バカじゃないの離れて—」
「みんなで幸せになりましょ♡♡」
強引に志歩のブラシも奪うと両手を重ねるように唯斗の腿の付け根を撫で回し始める。
「お姉ちゃんとしいちゃんのおっぱいでサンドイッチとかどう?」
「アホなこと言うなって……あぅっ!」
「唯斗くん気持ち良さそう〜♡」
二人の柔らかな胸板が左右から圧迫すると同時に手技も加速した。左右からの波状攻撃に耐えきれず唯斗は背中を反らす。
「もうダメ……出ちゃう……!」
「出していいよ?二人のお手々で♡」
「私たちでイッて?唯斗……」
次の瞬間——浴室内に短い嬌声が響く。飛沫が雫の鎖骨辺りに飛び散った。
白濁した液体が雫の胸元に落ちた瞬間——その表情が変わった。いつものおっとりした瞳が妖しく輝き始める。
「あら……こんなに沢山……♡」
雫は自分の鎖骨にかかった粘液を指ですくうと鼻先に持っていき、スンッと嗅いだ。
「お薬みたい……なんだか頭がクラクラしちゃう♡」
突然雫の動きが豹変した。泡だらけの唯斗の腰に跨がるように迫る。
「まって!まだ早いよ!」
「唯斗くん逃げるの?悪い子ね♡」
浴槽の縁を押さえつけるように体重をかけてくる。髪から滴るシャワーの水滴が彼女の曲線を艶めかしく照らす。
「志歩ちゃんの前でも平気よ♡ 私たちの家族なんだもの……」
雫の唇が首筋へと降りてきたとき、鋭い制止が飛ぶ。
「やめて……私の方が先!」
志歩が乱暴に割り込んできた。濡れたタオルを投げ捨てて唯斗の前にしゃがみ込む。
「私だって……ずっと唯斗を見てたんだから!」
「あら?珍しく強気ねぇ♡」
姉妹の視線が火花を散らす中、唯斗は完全に挟み撃ちされていた。
「どっちも止まってくれ……おかしくなる……!」
「おかしくなっちゃえばいいのよ♡」
雫が片手で唯斗の頬を挟み、強引に唇を重ねてくる。温かい吐息と共に舌が侵入し歯列をなぞる。
同時進行で志歩が唯斗の下半身を扱き上げていた。幼さの残る細指が繊細かつ性急に蠢く。
「こんなので終わらせるつもりはないよね?」
「もちろんよ♡ 教えてあげないと」
雫は自らの乳房を唯斗の頬へ擦りつけた。弾力のある感触と共に石鹸とは違う香りが鼻腔をくすぐる。
「お姉ちゃんとしいちゃん……どっちを選ぶの?」
返事もないまま唯斗の手が空を彷徨った結果——自然と目の前の二つの丘陵へ導かれてしまう。触れただけで分かる双極。雫の柔らかさと志歩の若々しい張りが掌を通じて脳天に突き抜けた。
「あんっ……♡ やる気出てきたんじゃない?」
「当然でしょ。私が一番よ」
「じゃあ確かめてみましょうか♡」
雫が突然体位を変えた。仰向けになる唯斗の上に逆さまに乗っかり股間へ顔を埋める。
「大きくて臭くて♡♡素敵ね♡」
「うん♡好き…♡唯斗のおちんぽ♡♡」
双方向から与えられる刺激に唯斗の意識が飛びそうになる。雫の巧みな舌使いと志歩の荒々しい愛撫が絶妙にシンクロしていた。
「やば……本当に壊れちゃう……!」
「壊れてもいいわよ?私達が治してあげるから」
「その通り。ずっと守ってあげる♡」
姉妹による容赦ない連携プレーの末——唯斗の全身が痙攣した。再び放出された白濁を受け止めるのは今度は二人の顔面だった。
「うわぁ♡ 熱くて美味しそう♡」
「……ほんとに不思議……こんなに」
雫は恍惚とした表情で頬についたものを舐め取る。対する志歩は憎らしげに眉根を寄せて言った。
「お姉ちゃん、私が先に入れたい」
「あら?しいちゃんが?」
志歩は赤くしながら理由を告げる。
「だって……」志歩は珍しくもじもじしながら言った。「唯斗の初めて……欲しいんだもん」
その素直すぎる告白に唯斗は息を飲んだ。普段はツンケンした態度ばかりの志歩がこんなにも赤裸々な本音を見せるなんて。
「へぇ~?♡」雫はわざとらしくニヤリと笑った。「しいちゃんがそんなこと言うなんて珍しいわね?」
志歩は俯きながらも唯斗の手を強く握る。
「お姉ちゃんにはいつも譲ってもらったけど……これだけは……」
しばらくの沈黙の後、雫が大きく伸びをした。
「しょうがないわねぇ~♡」意外な答えに二人とも目を丸くする。
志歩が唯斗の前に座ると、唯斗が志歩を抱きしめる。
「え…な、なに?急に!?」
「…嬉しくて……」
「バカ……」
志歩が唯斗の顎を持ち上げる。
「口閉じて……」
「うん」
最初は啄むようなキス。舌が恐る恐る触れ合い始めると途端に湿度を帯びる。歯列の裏を辿られ唯斗の背筋が粟立つ。
「すごいドキドキしてる……」
「私も……」
浴室なのでお互い汚れることを気にせず求め合う。
志歩は唯斗の鎖骨に口づけを落とす。乳首を吸われると予期せず高い声が出た。
「可愛く喘ぐなんてズルい……」
「志歩こそ……エロすぎだよ……」
反撃のように唯斗が志歩の腰紐を解く。露わになった裸体は想像以上に女っぽいラインを描いていた。指先で背骨をなぞると志歩の肢体が弓形に反る。
「焦らすなって……早く来て……」
潤んだ瞳が催促する。唯斗は己の猛りを秘裂へ宛がうと—
「ひゃあんっ!♡」
「志歩……きっつ……!」
肉壁が異物を拒むように収縮する。痛みと快楽が入り混じった表情で志歩が浅い呼吸を繰り返す。
「大丈夫か?」
「ううん……もっと奥まで入れて……私で全部覚えて……♡」
促されるまま徐々に進む。結合部から鮮血が滲む様は神聖であり淫靡でもあった。
「すごい……私のなかで……唯斗が感じてる……」
「志歩のも……絡みついてきてヤバイ……」
「動いていいよ?あなたのペースで……」
慎重に抽送が始まると志歩が唯斗の項に爪を立てた。
「やばぃ……気持ち良いとこに当たる……♡♡」
「俺も……搾り取られそう……」
動きが加速するにつれて水音がいやらしく響く。壁一枚隔てた向こうでは姉の雫が微笑みつつ耳を澄ましているだろう。
「ねえ志歩……俺もう……」
「出して……♡私の膣内(なか)に出してぇ……♡♡」
その瞬間唯斗の背筋を電流が走り抜ける。堰を切ったように熱い奔流が噴き出した。
「あはぁっ……熱いぃ……♡♡唯斗のが……いっぱい……♡」
大量の白濁が注ぎ込まれる感触に志歩の目尻から生理的な涙が零れる。繋がったまま何度も体を震わせ互いの鼓動を感じ合った。普段ドライな志歩が、乙女のような幸せな顔をしている。
「さてさて〜♪」
雫がタオルで水滴を払いながら二人に近づいた。唯斗の胸の上で放心状態の志歩をそっと持ち上げる。
「しいちゃんは一旦休憩ね♡」
「……んぅ……」
半分眠っているような妹を優しく床に横たえると、雫はすぐに標的を変えた。
「次はわたしの番ね♡」
唯斗が抵抗しようとした瞬間、雫の唇が彼の言葉を封じ込めた。湿った舌先が口腔を探索し、唾液が糸を引く。
「もう一度勃たせる必要があるかしら?」
指が緩慢な動作で唯斗の萎えたものを探る。数秒の接触で彼のものは再び熱を帯び始めた。
「若いって素晴らしいわね♡」
雫が腰を高く掲げると、濡れた陰毛が照明を受けて煌めいた。
「待って雫さん!こんな状況で――」
「待てないわよ♡」
宣言と同時に雫が腰を落とした。一気に最深部まで貫通する衝撃に唯斗が息を詰まらせる。
「あぁんっ♡いいわっ♡♡おっ…おおお♡♡」
身長168のモデル体型の姉の腰振りは規則正しくて美しい。前後に揺らしたり円を描いたり。豊満な乳房が踊るように上下する光景に唯斗は言葉を失う。
「どう?お姉ちゃんの膣内(なか)は……♡」
「すごすぎ……です……♡」
返事を聞くより早く雫の速度が増した。結合部からは卑猥な泡立った液体が溢れ出す。浴室内に充満するメスとオスの匂い。
「さっきの初体験より深いでしょう?♡」
「はい……ヤバイです……!」
「もっと楽しんで♡ 唯斗くんの好きなタイミングで出して♡♡」
挑発されればされるほど昂ぶってしまう唯斗。しかし主導権は完全に雫にある。
「おっ♡ おっ♡ これいいっ♡ はぁ♡♡」
雫の嬌声が一段階高くなったところで突然唯斗が腰を跳ね上げた。不意打ちの突き上げに雫が悶絶する。
「やぁんっ!? 急に生意気ね♡」
「俺だって……攻められます……!」
「いいわよ♡ 腹上死させる勢いで来なさい♡」
騎乗位と正常位を交互に繰り返す狂宴。汗と精液と愛液が混ざり合う混沌の中、唯斗の限界が訪れた。
「出ます……雫さんの中で……!」
「ちょうらいっ♡♡ 唯斗くんの子種っ♡♡」
宣言通り灼熱の迸りが放たれた瞬間—雫の背筋が弓形に反り返り全身が痙攣する。
「イクゥゥウ♡♡♡」
絶頂の叫びと共に白濁液が彼女の子宮を満たしていく。長い長い射精は数十秒続き、最後の一滴まで搾り尽くされた。
脱力した雫が崩れ落ちると同時に唯斗も力尽きる。浴室のタイルに重なり合って倒れ込んだ三人だった。
陽射しが窓辺を黄金色に染める昼下がり。リビングテーブルに置かれた三人のマグカップからは温かい湯気が立ち昇っていた。
「あのさ……」
志歩がコーヒーカップを置き、膨らんだ腹部を無造作に叩く。
「唯斗はどっちか決めなよ、私とお姉ちゃん…両方とも妊娠してんだから」
雫はクッションに凭れかかりながら優雅に紅茶を啜る。
「しいちゃんったらまたそんな怖い顔……♡ 私は別に順番なんて気にしないわよ?唯斗くんの子供なら皆同じ愛しい家族だもの」
唯斗が困惑した顔で両手を振る。
「いやその……まず状況についていけなくて……」
「無責任だね。自分の遺伝子撒き散らしておいて」
志歩の辛辣な皮肉に雫が笑いを噛み殺す。
「そう言えばあの夜、唯斗くんってば凄かったわよね?私達を交互に……」
「お姉ちゃん!余計なことは言わないで」
頬を染めた志歩が遮ると雫は肩をすくめる。
「ふふっ♪ 反応が面白いわ~♡」
唯斗は額の汗を拭いながら現実逃避したくなる気持ちを抑える。眼前には安定期を超えた二つの命が宿る胎。自分の選択の結末。
「俺としては……どちらも大切だけど……法律的には無理があるっていうか……」
「知ってる」志歩が冷たく切り捨てる。「要は覚悟の問題でしょ」
妊婦らしからぬ鋭い眼光。けれど唯斗は確かに見逃さなかった。言葉の隙間に潜む微かな甘えと期待。
一方雫は我が子のように膨らんだお腹を愛おしげに撫でている。
「…俺はどっちの子も産んでほしいって思ってるけど」
志歩を見ると言った。
「結婚するなら、志歩がいい」
「そ」
淡泊な返事にも関わらず、志歩の耳がみるみるうちに真っ赤になる。
「わあ♡ 番組みたいな展開ね!♡」雫が手を合わせて喜ぶ。「私は応援するわよ?しいちゃんを泣かせたら承知しないけど♪」
志歩は椅子から立ち上がると唯斗の隣に移動して肩を小突く。
「覚悟決めなよバカ」
「うん」
「あと……ありがとう」
消え入りそうな声。唯斗は思わず志歩の手を握った。彼女の強がりの仮面の下にあるのは紛れもなく恋人への信頼だった。
「わたしのお腹の子はどうするの?」
「もちろん育てるよ。雫さんのことも俺にとって大切な女性だから」
雫が花弁のような笑みを咲かせる。
「素敵な言葉♡ この子もきっと喜んでるはず」
三人の指が絡まり合い一つになる。
「唯斗くん♡愛してるわ。」
「大好きだよ♡唯斗♡」
「ありがとう」
唯斗の目に決意の光が灯る。
彼らの選択がどのような未来を招くか誰にも分からない。それでも今日の夕焼けはいつもと同じように赤く燃えている。新しい家族の誕生まであと僅か―。
孕ませもの好きかもしれない、
誰に拘束プレイされたい?
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奏
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まふゆ
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絵名
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瑞希