※この作品はR-18です。

飛信の褥(しんのしとね)   作:坂本太郎

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信(しん):飛信隊将軍。戦場での鬼神の如き戦いぶりとは裏腹に、愛する者たちへの深い情愛を秘めている。
楊端和(ようたんわ):秦国「山陽守」。その名は「山の王」と畏怖される程の豪傑だが、実は驚くほどの美貌と高潔さを持つ女性将軍。金髪碧眼の持ち主である。
羌瘣(きょうかい):信の恋人であり、共に危険を乗り越えてきた戦友。この場では主に傍観者の立場を取る。


⚔️ 第二十話:百獣の女王の誓い、楊端和(ようたんわ)の熱(第二幕)

1.   暮れゆく野営地での再会

 飛信隊の野営地では日没を迎えようとしていた。信は軍議を終え、焚き火の前に座って兵糧粥を啜っていた。羌瘣が剣の手入れをしている傍らにいた。

 

 楊端和「よう、信! 元気にしてたか?」

 

金髪の長い髪を風になびかせながら馬に跨った女傑が現れた。楊端和——その名は山間部を支配する蛮族からの畏敬と恐怖を集めている将である。

 

 信「楊端和殿! こりゃ珍しいな。単独で来られたんですか?」

 

 楊端和「まぁな。ちょっと面白い話があってな」

 

楊端和は馬から軽やかに飛び降りると信の隣に腰掛けた。その距離は驚くほど近かった。

 

 楊端和「羌瘣。少し席外してくれねぇか? 将軍と作戦の話があるんでな」

 

羌瘣は一瞬躊躇したがすぐに頷いた。「分かった。信、あとで迎えに行く」

 

羌瘣が離れたところで楊端和は信の肩を組んだ。彼女の金髪が鼻先をくすぐる。

 

 楊端和「あの娘(こ)、随分気に入ってるみたいじゃないか」

 

信は苦笑いしながら答えた。「そりゃあ……大事な仲間ですから」

 

 楊端和「ただの仲間じゃ済まないくらいの関係なんじゃないか?」

 

信が返事に窮していると楊端和は突然笑い出した。

 

 楊端和「冗談だよ。でもなぁ……お前みたいな奴に惚れる女は幸せだよなぁ」

 

その眼差しは妙に真剣だった。

 

2.   天幕内の密談夜になり信が寝床に戻ろうとした時、楊端和が一人で彼の天幕に入ってきた。

 

 信「ちょ……楊端和!? こんな時間に何ですか?」

 

 楊端和「誰もいないさ。兵どもの前では話せないこともあるだろ」

 

彼女は椅子に腰掛けると軍服の襟を開いた。汗ばんだ日に焼けていない白い肌が垣間見える。

 

 楊端和「実は……最近隣国の諜報活動が活発化してるらしい。お前の意見が聞きたい」

 

信は真面目に話を聞いた。しかしその間も楊端和の香水の香りが鼻腔を刺激し集中できない。

 

 楊端和「なぁ信。羌瘣のこと好きなんだろ?」

 

唐突な質問に思わず茶を吹き出しそうになった。

 

 信「な……なんで急に」

 

 楊端和「見てれば分かるさ。私も昔……そういう気持ちになったことがある」

 

楊端和は珍しく弱気な表情を見せた。

 

 楊端和「でも今は違う。お前の強さや優しさを見てたら……私も惹かれてるんだよ」

 

彼女は立ち上がり信に近づいた。金色の髪が灯りに照らされてキラキラ光る。

 

3.   灯火のもとでの告白楊端和は酒瓶を取り出すと信に勧めた。

 

 楊端和「一杯付き合ってくれよ。今日は特別だ」

 

信も酒を受け取り乾杯した。喉を通る液体は甘く心地よかった。

 

 楊端和「お前となら上手くやっていけそうなんだけどなぁ……」

 

楊端和はグラス越しに信を見つめる。その瞳には確かな熱があった。

 

 楊端和「私が女らしくなくて悪かったよ。でも本気なんだ」

 

信は言葉を失った。これまで戦場での彼女の勇姿ばかり見てきたため想像もつかなかったのだ。

 

 楊端和「羌瘣がいるからって遠慮する必要はないぜ。あいつだって理解してくれるさ」

 

 信「楊端和……」

 

 楊端和「名前で呼んでくれ。その方が親しみやすいだろ?」

 

信は少し迷ったが素直に従った。

 

 信「端和(たんわ)。俺も嬉しいけどまだ整理できてないんだ」

 

4.   金髪の誘惑楊端和——いや端和は小さく笑うと信の膝に跨った。

 

 楊端和「焦る必要はないさ。ゆっくり慣れてくれりゃそれで十分」

 

彼女の重みが下半身を圧迫する。軍服越しでも伝わる柔らかさに戸惑った。

 

 信「おいおい……これはまずいんじゃないか?」

 

 楊端和「誰もいないって言ったろ? それとも嫌なのか?」

 

信が答えられずにいると端和はさらに体重を乗せてきた。胸元が緩んだ軍服から谷間が見える。

 

 楊端和「羌瘣とはどうしてる? やっぱり夜な夜な?」

 

信は慌てて否定しようとするがうまく言葉が出ない。

 

 楊端和「別に責めてるわけじゃない。私も同じことを望んでるだけさ」

 

楊端和は信の頬を撫でた後耳元で囁いた。

 

 楊端和「試してみないか? 私とお前の相性をさ」

 

5.   交錯する想い信は頭を振って自制心を保とうとした。

 

 信「楊端和殿……いや端和。今は仕事中です。こういうことは後にしましょう」

 

 楊端和「真面目だねぇ。羌瘣に対してはもっと大胆なんじゃないのか?」

 

端和は挑発的に微笑むと信の手を取り自分の胸へ導いた。

 

 楊端和「私の鼓動聞いてみな。結構早くなってるだろ?」

 

確かに彼女の心臓は激しく脈打っている。信も同じように緊張していた。

 

 信「羌瘣は大切ですよ。でもそれは恋愛感情とは違います」

 

 楊端和「ふーん。じゃあ私とはどういう関係になりたい?」

 

信は考え込んだ末正直に答えた。

 

 信「……俺はあなたと友人以上の関係になりたいと思ってる」

 

信は真剣な目で楊端和を見つめた。

 

 信「ただし……今は羌瘣がいる。それに……」

 

 楊端和「わかってるさ」

 

楊端和は信の唇に人差し指を押し当てた。

 

 楊端和「だから今夜は『借り』を返しておく。戦場で命が助かった恩とか色々あって……そのお礼ってことでさ」

 

彼女は立ち上がり天幕の入り口にかかる布をしっかりと閉じた。外気が遮断され独特の甘酸っぱい香水の香りが充満する。

 

 楊端和「さあ……始めるか?」

 

信は戸惑いながらも頷いた。楊端和は軍服の前ボタンを一つ一つ外していく。真っ白な肌が徐々に現れると共に深い谷間が露わになる。

 

 楊端和「羌瘣とはどんな風に愛し合うんだ?」

 

端和は寝台に腰掛けながら尋ねた。

 

 楊端和「教えてくれよ。参考にするからさ」

 

 信「参考って……」

 

 楊端和「女の扱い方も覚えないとな。将軍としても信頼できる男になるためには……ね」

 

楊端和は突然立ち上がると信の胸ぐらを掴んだ。金髪が舞い散るような勢いで顔を近づける。

 

 楊端和「私を満足させてみろよ。その才能があればきっと羌瘣も喜ぶはずだ」

 

 信「端和……あなた本当に……」

 

 楊端和「何度も言わせるな。本気なんだ」

 

信が黙っていると端和は彼の股間をまさぐり始めた。ズボン越しにも明らかな隆起を感じ取りニヤリと笑う。

 

 楊端和「ほう……なかなか良いじゃないか。期待できそうだ」

 

 信「待ってくれ!これ以上は……」

 

 楊端和「待てないよ」

 

楊端和は自ら腰巻を解き下半身を露わにした。引き締まった下腹部から覗くのは意外なほど柔らかな茂みだった。

 

 楊端和「お前のここ……大きいな」

 

彼女は信の下着の上からゆっくりと撫で回す。その指使いは明らかに慣れたものだった。

 

信が抵抗しようとした瞬間天幕の外から羌瘣の声が聞こえた気がした。二人は凍りついたように動きを止める。

 

 楊端和「……気のせいだろ」

 

楊端和は小声で言うと再び行為に戻った。

 

今度は信が主導権を握る番だった。彼は楊端和の細い腰を抱え込むように持ち上げると寝床へ押し倒す。

 

 信「端和さん……本気で構いませんよね?」

 

 楊端和「ああ……存分にこい」

 

信は慎重に彼女の上半身を裸に剥いた。日に焼けていないの乳房が重力に従って柔らかく揺れる。

 

 信「綺麗ですね」

 

 楊端和「恥ずかしいこと言うなよ……」

 

楊端和の顔が朱に染まる。「早く続きを……」

 

信は言われるまま唇を重ねた。最初は軽く啄むだけだったがすぐに舌を絡め合う激しいものへと変わる。

 

 楊端和「んっ……信…もっと強く……」

 

 信「こうか?」

 

信の右手は彼女の胸へ伸び左腕はしっかり背中を支えた。豊かな膨らみを揉みしだきながら乳首を軽く摘むと楊端和の背が弓なりに反った。

 

 楊端和「あぁんっ!!そこイイ!!」

 

初めて聞く女の高い声に信自身も昂奮が増していく。腰巻の中では既に限界寸前だった。

 

 信「端和……俺もう……」

 

 楊端和「わかってるよ」

 

彼女は自ら脚を広げると信を導いた。「ここに入れてくれ」

 

信が腰巻を下ろすと猛り狂ったモノが勢いよく跳ね上がる。楊端和は一瞬目を見開いた後妖艶に微笑んだ。

 

 楊端和「おっきぃなぁ……期待以上だ」

 

 信「無理はしないでくださいね」

 

 楊端和「バカ言うな。私を誰だと思ってる? 山の王だぞ」

 

信は彼女の入口に亀頭を押し当てた。湿り気を帯びた温もりが伝わってくる。

 

 信「入れますよ……」

 

 楊端和「ああ……早く……!!」

 

ゆっくりと侵入が始まった。狭く締め付ける内壁が信を拒むように抵抗するが少しずつ確実に進んでいく。

 

 楊端和「ぐぅっ!! 痛ッ……!!」

 

 信「大丈夫ですか?」

 

 楊端和「平気だよ!! 頼むから止めるな!!」

 

信は一旦動きを止め楊端和の呼吸が整うのを待った。彼女の額には玉のような汗が浮かんでいる。

 

 信「続けてもいいですか?」

 

 楊端和「うん……一気にこいよ……」

 

 信「わかった」

 

再び腰を進めると抵抗感が消え代わりに凄まじい熱と柔らかさに包まれた。根元まで完全に埋没すると二人は同時に深く息を吐いた。

 

 楊端和「入ったな……全部」

 

 信「おぉ……すごく締め付けてくる……」

 

楊端和は信の首に腕を回しキスを求めた。貪るように応じながらも腰の律動は始まる。

 

 信「動きますよ」

 

 楊端和「あっ!! んんっ!!」

 

最初は緩慢だった抽挿が次第に速さを増していく。肉同士のぶつかる鈍い音と楊端和の喘ぎ声が天幕内に響いた。

 

 楊端和「信……気持ちいい……こんなの初めてだ……」

 

 信「俺もです……あなたの中……最高だ」

 

楊端和の内部は絶妙なリズムで収縮し信を天国へ導こうとする。信は彼女の尻を両手で固定すると更に奥深くを探った。

 

 楊端和「あぁぁん!! そこダメェ!!」

 

 信「ココが弱いんですね?」

 

 楊端和「うぅ……知らねぇよ……お前が見つけたんだろ!?」

 

信は弱点を攻め続けるうちに楊端和の反応が変わっていった。普段の雄々しい声色は完全に消失し代わりに切なく甘い啼き声だけが残る。

 

 楊端和「イっちゃう……イっちゃうよぉ!!」

 

 信「一緒に行きましょう……」

 

最後のスパートをかけるように激しい抽挿を繰り返す信。その間楊端和は何度も絶頂に達したようで内壁が痙攣しっぱなしだった。

 

 信「出すぞ端和!! 受け止めてくれ!!」

ドピュルルルルルル!ドピュルッ!ドピュルッ!ドバアアアッ!ビクンビククビクンッっ!

 

 楊端和「きてぇ!! 私の中にいっぱい!!」

 

信の熱い迸りが楊端和の最奥へ放出された瞬間彼女も最大の絶頂を迎えた。全身が震え背中が反り返る。

 

 楊端和「あぁぁああ~~っ!!!」

 

数秒間の静寂の後二人はぐったりと横たわった。結合部分からは白濁液が流れ出しシーツを汚す。

 

 楊端和「……終わったか?」

 

 信「はい……全部出しました」

 

 楊端和「ふぅ……羌瘣に見つからないといいな」

 

楊端和は笑いながら信の頬に口付けた。先程までの激しい情交が嘘のような穏やかさだった。

 

 楊端和「また……こういう機会を作ってくれるか?」

 

 信「考えておきますよ」

 

 楊端和「ふふ……楽しみだ」

 

二人は衣服を整えると静かに天幕を抜け出した。外では朝焼けが始まろうとしている。信は去り際に呟いた。

 

信「端和さん……ありがとうございました」

 

楊端和「こちらこそだよ。今後とも宜しく頼むぜ? 我らが英雄殿」

 

楊端和は颯爽と馬に乗ると闇の中に消えていった。残された信は複雑な思いを抱えながら羌瘣の元へ戻るのだった───




将軍の情熱と、その覇道の終着点

長きにわたり、『飛信の褥(しんのしとね)』にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

この物語は、飛信隊将軍・信という一人の英雄が、武と権力、そして神秘を司る強大な女性たちとの魂の交わりを通じて、天下を取るための「熱」を完成させる覇道の記録であります。

信は女性たちの力を奪うのではなく、自らの熱によって彼女たちの全てを解放し、「愛」という新たな法則のもとに統合したのです。

楊端和、羌瘣、そして彼を愛する全ての女性たちとの熱の交わりは、信の将軍としての器を完成させ、中華の統一という大いなる夢を支える「愛の軍勢」を築き上げました。

戦場の勝利だけが覇道ではない。最も強き者たちの魂を悦びで征服し、全ての情熱を己に集中させることこそが、信の歩んだ「飛信の褥(しんのしとね)」というもう一つの王道だったのです。

改めまして、信の熱に満ちた旅路を見届けていただき、心より感謝申し上げます。
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